あけましておめでとうございます。そしてお久しぶりです。昨年私がここで書き込んだ内容に関して、色々不快に感じられた方も多かったこと、改めてここでお詫び申し上げます。僕自身、書いた内容について後悔はないのですが、ロブ復帰とリッパー脱退という出来事は、いまだ心の整理がつかないことなのです。嬉しさと怒りを同時に感じるのはいまだに変わりません。 自分自身の整理をつけるために僕はこのページも、PRIESTの音楽そのものも離れていましたが、しかし新作を待ちわびる思いは不変です。ここでも話題になっている新曲Revolution、僕も今日聴いて、ここに感想を書く気になりました。 新曲ですが、正直方向性は予想通りでした。リッパー在籍時のPRIESTから極端に変わったわけでも、露骨に原点回帰したわけでもありません。DEMOLITIONに入っていても全く違和感のない音です。かといってロブが戻った効果も確実にあります。 曲調はミッドテンポでグルーヴィ、リッパー時代でいえばSUBTERFUGE、ロブ時代でいえばBURNIN'UPあたりを想起させるPRIEST流へヴィ・ロックンロールでファンキーでダンサンブルな曲。リフは指摘あるように若干借り物くさいというかわりと良くある感じなのがマイナスといえばマイナス。歌メロはロブが歌ってもリッパーが歌ってもはまる感じだが、ロブならではの色気はさすが。後半、低音コーラスが「HERE COME THE REVOLUTION TIME FOR RETRIBUTION~」って繰り返す中に、それに絡むようにロブが高音で合いの手を入れて盛り上げるのは、ロブ時代にはほとんど見られなかった手法で、近年、BURN IN HELL、CATHEDRAL SPIRES、SUBTERFUGE、METAL MESSIAHなどで見られたものの延長線。特にここでの歌唱は妙にソウルフルでファンキーなのがロブならでは(リッパーならもっとアグレッシヴだろう)。またギターソロは、過去のこういうグルーヴィな曲がそうだったように、フィーリング重視のフリーキーなもの。確かに多くの人が「これぞPRIEST」と考える音ではないし、日本人後のみでは全くない音だと思う。ただ、アレンジこそモダンだが過去(ロブ在籍時)になかった音ではなく、むしろアルバムには必ず数曲あったタイプの曲ではある。例えば、BURNIN'UP、KILLING MACHINE、UNITED、DON'T GO、DEVILS CHILD、そういった曲と同じような位置づけになるのではないでしょうか。 僕自身は、方向性は予想通りにして期待通り(以前ここで僕が予想した「新作はロックンロールがポイント」というやつ)だし、こういう最初は若干地味だが聴けば聴くほど味の出るスルメ系の曲は好きです。ただ、すでに指摘あるように、これがシングルにしてリーダートラックとすると、僕ですら「?」となるのは事実。日本で受ける曲ではないが、かといってアメリカで大ヒットするかというと微妙に外している気がします。やはり以前僕が主張した「ロック・アンセム系の曲がほしい」という希望に対しては、この曲では弱い、もっと勢いとかリフの個性とかテンションとか荘厳さ雄大さとかがほしいとも思います。 ただ新作に関して、全てがこの路線かというとそうではないでしょう。新作は疾走系あり、ドラマティックあり、ロックンロールありバラードありの多彩なものになるとインタヴューではあり、その中にREVOLUTIONのような曲もあるということ。「復讐」アルバムでは「THE HELLION~ELECTRIC EYE」、「SCREAMING FOR VENGENCE」をさしおき「ANOTHER THING COMIN」がシングルになったようなイメージでしょうか。しがしながらREVOLUTIONに施されたモダンなアレンジからすると、アルバム全体の雰囲気も、「DEMOLITUONからそう遠くはない延長線にあり、その中でロブの歌によってリッパーにはない色気、メロディアスさ、キャッチーさを加え、全体的にロックンロールに回帰したようなスタイル」という風に予想追加します。
グレンが「80'sにDeep Purple、Black Sabbath、Judas Priestがメタル革命を起こしたように“Revolution"で再び革命が起こることを期待していると」とコメントを出してます。 私もPriestが駄作を出すとは思いません。もしインパクトが弱く満足が出来なかったとしても先鋭的過ぎて自分の思考が追いついてないだけだと勝手に解釈すると思います。 …どんな方向性でもインパクトが弱いということは無いと思いますけど。 新譜発表に伴う来日もあるでしょうから最近は好きな曲をMD(↓)にして聞いてます。 01)The Hellion 02)Electric Eye 03)Riding on the Wind 04)Metal Gods 05)Heading Out to the Highway 06)Desert Plains 07)Breaking the Law 08)Jawbreaker 09)Painkiller 10)The Sentinel 11)Beyond the Realms of Death 12)Tyrant 13)Sinner 14)Screaming for Vengeance 15)Diamonds and Rust 16)Delivering the Goods 17)Reckless 18)Johnny B. Goode 19)Hell Bent for Leather 名曲が多すぎるんでもう1枚ぐらい作ろうかな。 ライブではどんなセットを披露してくれるんでしょうね。
新譜のトラックリストとDVDの内容が明らかにされました。 トラックリスト 01: Judas Rising 02: Deal With The Devil 03: Revolution 04: Worth Fighting For 05: Demonizer 06: Wheels of Fire 07: Angel 08: Hellrider 09: Eulogy 10: Loch Ness DVDの内容 1)“2004年6月のバルセロナでのLIVE" 01: Breaking The Law 02: Diamonds And Rust 03: Helion/Electric Eye 04: Touch Of Evil 05: Metal Gods 06: Hell Bent For Leather 07: Living After Midnight 2)40分程のドキュメンタリー映像
2005.2.23 - Valbyhallen, Copenhagen (Denmark) Setlist: 01. The Hellion / (from Screaming for Vengeance, 1982) 02. Electric Eye / (from Screaming for Vengeance, 1982) 03. Metal Gods / (from British Steel, 1980) 04. Riding On The Wind / (from Screaming for Vengeance, 1982) 05. The Ripper / (from Sad Wings Destiny, 1976) 06. A Touch of Evil / (from Painkiller, 1990) 07. Judas Rising (from Angel Of Retribution, 2005) 08. Revolution (from Angel Of Retribution, 2005) 09. Hot Rockin' / (from Point Of Entry, 1981) 10. Breaking the Law / (from British Steel, 1980) 11. I'm a Rocker / (from Ram It Down, 1988) 12. Diamonds & Rust (acoustic) / (from Sin After Sin, 1977) 13. Deal With The Devil (from Angel Of Retribution, 2005) 14. Hellrider (from Angel Of Retribution, 2005) 15. Beyond the Realms of Death / (from Stained Class, 1978) 16. Exciter / (from Stained Class, 1978) 17. Victim of Changes / (from Sad Wings Destiny, 1976) 18. Green Manalishi / (from Hell Bent For Leather, 1979) 19. Painkiller / (from Painkiller, 1990) (Encore:) 20. Hell Bent for Leather / (from Hell Bent For Leather, 1979) 21. Living after Midnight / (from British Steel, 1980) 22. You've Got Another Thing Comin' / (from Screaming for Vengeance, 1982)
新作結構好きですよ!5月の名古屋公演に参戦します!EXCITERがライブで聴けることが何よりも嬉しいです!I'm a rockerはいらん気がするけど選曲もだいたい問題なしでかなり興奮ですわ!ただひとつ気になるのは、某雑誌でARC ENEMYのマイケルアモットが曲のテンポがオリジナルよりも遅いらしくてテンポの遅いbreaking the lawは聴きたくないなと正直思います。まあ皆さん50代ですからしょうがないか。ロブが戻って最高の気分です。声は確かにかなり衰えて地声とハイトーンの部分がかなりわかりやすくなったけどあの存在感は唯一無二です!皆、今回のライブ楽しもうぜ!!!