ある夏の日、友人Fが自転車で我が家に来るなり 「おい、殺人機械買ったんだ、一緒に聴こう!」 と僕の許可なく勝手に部屋に入るわレコードはかけるわ、絶好調にマイペースに振る舞った。しかも勝手にテープにダビングして一言 「おい、喜べ、お前の分も残すことを俺が許す!(こらこらここは僕の部屋だし、そのテープは僕のじゃないかよ)」 で、翌日学校に行くと昨日のうちに同様の被害者が3人いた。そしてみんなFにこう言った。 「おめーがKILLING MACHINEそのものじゃねーかよ(笑)」 その後出会ったJUDASのファンは何故かこのFタイプの奴が多い(笑) あ、サウンド?その当時はわからなかったけど、今では結構気に入って聴いてますよ。 月並みだけど“Hell Bent For Leather"、“Before The Dawn"が好きですね。 次回、友人Tの“Defenders Of The Faith"編、近日公開!
前作までの「決して晴れることのない英国の空」的な翳りが薄れ、けっこう明るくロックするようになった'78年発表の5thアルバムです。↑の方々やバンド自身が言っている通り、多様性に富んでいて、バンドが前進しようとしている強い意志が感じられます。アルバムの解説を読むと、この時点ではずいぶん進歩的な作品でもあったみたいですね。今聴いてそう実感するのは難しいですが。 ある一定の音楽性に留まったJUDAS PRIESTを求める人には方向性の定まらない散漫な内容に感じられるかもしれません(私も最初はあんまり好きになれない曲が多かったです)。でもよく聴くと実はバランスが良くて、それまでにないような曲もしっかり消化して演ってる印象があります。最初は「HELL BENT FOR LEATHER」と「RUNNING WILD」ぐらいしか好きじゃなくて、ミドルテンポ主体、ロブの歌も中音域主体でハイトーンもあまりなしというこのアルバムはつまらないと思っていましたが、このごろになって全曲良いじゃんと思うようになりました。 ところでバラードの「BEFORE THE DONE」って、初めて聴いた時からイントロがゴダイゴの「ガンダーラ」みたいだなって思ってたんですが、他にそんな人はいらっしゃいますか?(汗) このアルバムも伊藤○則氏の解説の熱いことと言ったらもう…。「墓場に持っていくアルバム」みたいな表現がメタラーに多いのって、このライナーの影響でしょうか? リマスター盤ボーナス「FIGHT FOR YOUR LIFE」は、一部が『DEFENDERS OF THE FAITH』収録の名曲「ROCK HARD, RIDE FREE」の元になった曲で、彼らが何をどう変えて曲を完成させたのかが窺えて興味深いです。(もちろん後に完成した曲の方が数段良い出来) 「RIDING ON THE WIND」(LIVE)は、これもロブの声が苦しそうだけど、リマスター・シリーズに入ってるボーナス・ライヴの中ではましな方です。
↑でYOSIさんが私の書きたいことを全て書いてくれています(笑)。 ロブが低い声も多用し始め、PRIESTがヘヴィ・メタル・バンドであることを決定づけたアルバム。 レザー&スタッドの衣装を着始めたのもこのころ。 代表曲となってもおかしくないはずの名曲「DELIVERING THE GOODS」、ノリのいい軽快なHRナンバー「ROCK FOREVER」、ポップながら哀愁のあるメロディの好曲「EVENING STAR」、ライヴでも人気の疾走ナンバー「HELL BENT FOR LEATHER」、PRIEST版WE WILL ROCK YOU?といった趣の「TAKE ON THE WORLD」、リフが奇妙な「BURNIN'UP」、フリートウッド・マックのカヴァーながら、ライヴでもコーラスが大合唱となる代表曲「THE GREEN MANALISHI」、ヘヴィな「KILLING MACHINE」、メイデンがTHE WICKER MANでリフをパクった?疾走曲「RUNNING WILD」、余りにも物悲しく美しい名バラード「BEFORE THE DAWN」、ヘヴィでありながらも明るい「EVIL FANTASIES」と楽曲に色々な方向性や実験性が見え隠れする。 もちろん名盤!!
HELL BENT FOR LEATHERは名曲。RUNNING WILDもロックンロールっぽくてかっこいい。ドイツのあのバンドは、やっぱこの曲名からバンド名つけたんでしょうか。FLEETWOOD MACのTHE GREEN MANALISHIがまたかっこいい。この曲はライブではさらに磨きがかかってかっこよくなる。BEFORE THE DAWNはJUDASのあんまりないバラードの中では最高の曲。STAINED CLASSやBRITISH STEELより好きです。確か原題がHELL BENT FOR LEATHERだったのに、それじゃわかりにくいだろうってことで、日本盤はKILLING MACHINEにしたってゆうようなことをロブだか誰だかが言ってたような。邦題は「殺人機械」そのまんまだ。
前作「STAINED CLASS」と同年の'78年に発表された5th(邦題は「殺人機械」)。 欧米でのオリジナル・タイトルは「HELL BENT FOR LEATHER」。 プロデュースも前作に引き続きジェイムス・ガスリーが担当。 華麗な様式美サウンドは更に薄れ、ロブの歌唱も低・中低音域に重きを置いたものになるなど、非常に漢臭さ・力強さを感じさせる作品になっている。 バンドが後にヘヴィ・メタル・ファッションの代名詞となるレザー&スタッドの衣装に身を包んだのもこのころだ。 スピード・チューン、ヘヴィ・チューン、ロックン・ロール調、美しいバラード等、楽曲がバラエティに富んでいるのも本作の特徴であり、繰り出されるギター・リフがあまりにも個性的で秀逸な「DELIVERING THE GOODS」、ライヴでも定番となっている正統的疾走チューン「HELL BENT FOR LEATHER」、終盤のシンガロングがライヴで大合唱となるFLEETWOOD MACのカヴァー「THE GREEN MANALISHI(WITH THE TWO-PRONGED CROWN)」、単調ながらも疾走感のあるギター・リフがかっこいい「RUNNING WILD」、美しさと儚さを兼ね備えた名バラード「BEFORE THE DAWN」といった名曲を始め、軽快なロックン・ロール・タイプの「ROCK FOREVER」、キャッチーでメロディアスな「EVENING STAR」、PRIEST版「WE WILL ROCK YOU」といった趣きの「TAKE ON THE WORLD」、ヘヴィかつグルーヴィな「BURNIN'UP」、ヘヴィなギター・リフを持つタイトル曲「KILLING MACHINE」、破壊的なリズムの「EVIL FANTASIES」といった好ナンバーを収録。 ミステリアスなアルバム・ジャケットもかっこいい。 リマスター盤にはボーナス・トラックとして「ROCK HARD RIDE FREE」の原型である「FIGHT FOR YOUR LIFE」とライヴ版「RIDING ON THE WIND」が追加されている。
ジューダスのアルバムの中では一番好きです。コーラスの美しい「TAKE ON THE WORLD」、なんかスイスあたりの高原という感じのする「BEFORE THE DAWN」が名曲です。「EVENING STAR」も好きですね。「HELL BENT FOR LEATHER」はまさにジューダスという感じの曲。
リアルタイムで聴いたJPの初アルバム。もう30年も前になるのか...。 まだ「ヘヴィ・メタル」なる言葉も定着していない時代に、このサウンドは あまりに衝撃的でカッコ良かった。 当時は「THE GREEN MANALISHI」は収録されておらず10曲だった。個人的には 人気の高い「HELL BENT FOR LEATHER」よりも冒頭の「DELIVERING THE GOODS」 がフェイヴァリット・ソングだった。特徴のあるギターリフに重量感抜群のドラム。 ライヴではやらないが初期の名曲であることは間違いない。 本作が80年代HMに与えた影響はサウンドのみならず、「レザー&スタッド」の ファッションにも及び多大なものがある。HM史に残る超名盤。
JUDAS PRIESTの5thアルバム 前作の「Stained Class」と並んで78年にリリースされ、ハードロックからの移行段階でへヴィメタル黎明期を感じることができるアルバム 個人的にはHell Bent For LeatherやDelivering The Goodsなどはもう完全にへヴィメタルだと思う でも当時のライナーノーツにはまだ「へヴィメタル」という単語は使われていないのが面白い へヴィメタルな曲がある一方で、びっくりするほどポップなEvening StarやTake On The WorldやロックンロールなRock Forever、美しいバラードBefore The Dawn、なんて言えば分らないBurning Upみたいに色んなタイプの曲があります 統一感が無いですが、だからといって散漫な作りになっているわけではないです なぜなら一曲一曲がシンプルに纏まっていて余計な部分が無いからだと思います グレン・K.K両氏のツインギターは息がピッタリで聴いてて心地よいです ロブはハイトーンこそ少ないですが、Delivering The Goodsで顕著な腹の底から唸りあげるような歌い方も本作の聴きどころの一つ JUDAS PRIESTのキャリアの中でも重要な作品 名盤ですね 確かこの時期からレザーファッションを取り入れ始めたとか
2. C3 ★★ (2002-03-16 14:13:00)
6. m.c.A.K. ★★ (2002-11-13 14:18:00)
あらゆるタイプの曲がコンパクトかつタイトにまとめ上げられていて、飽きさせない。
収録時間も短く、最後まで一気に聴ける。この爽快感が初期のファンの不評をかってしまったのだろうか?
サウンド、ルックス共に“男臭さ・タフさ"を強調しており、後に「メタルゴッド」と呼ばれる彼らの原点的要素が色濃くなった、ターニングポイント的作品。