'79年2月の2度目の来日公演の模様を収録した同年発表のライヴ・アルバム。 本作よりプロデュースをトム・アロムが手がけている。 当初、「PRIEST IN THE EAST」のタイトルで日本のみでリリースされる予定であったが、その出来の良さからワールド・ワイドでのリリースとなり、DEEP PURPLEの「LIVE IN JAPAN」やSCORPIONSの「TOKYO TAPES」等と並ぶ来日ライヴ・アルバムの代表作となった。 実際にはロブがホテルの空調で喉を傷めて本調子ではなかったため、後にヴォーカル・パートを差し替えているのだが、ライブの臨場感は全く損なわれていない。 各曲ともスタジオ版をはるかに凌駕する破壊力と疾走感を伴ったパフォーマンスで、これを聴いたら二度とスタジオ版を聴く気がしなくなってしまうほど(聴くけどね)。 あまりにもアグレッシヴでハイ・テンションな「EXCITER」を是非とも多くの人に堪能してもらいたい。 初期の彼らのベスト・アルバムとしての意味合いも持っているので初心者にもうってつけ。 ファンならずともマスト・バイな必聴盤である。
これはHM/HR史上でも屈指の名ライブ盤でしょう。 プリーストのライブらしからぬ女性ファンと思われる黄色い声援が微笑ましいが、 ライブ自体はほとんどの楽曲がスタジオ版を凌ぐ迫力で緊張感も凄まじい。 オープニングの猛烈に疾走するExciter、凄絶なVictim Of Changesが特に素晴らしい。 あとBeyond the Realms of Deathが収録されていれば完全無欠だったかもしれないけど、無くても十分満足。