②A Night At The Opera[2002] / BLIND GUARDIAN >前作も嫌いじゃなかったから...楽しみに最初聴いた時の拒否感は相当なモノで、このバンドに対する興味が一気に失せた事を思い出す あの胸にアツいモノが込み上げてくるようなメロディ/展開がこのバンドの最大の魅力だと思うが、①からなんなのよ...と 特段、魅力的でもないメロがダラダラと流れて、(確かにあのクワイアもあるけど)サビになっても全然高揚感がなく、続く②以降も同様で全くダメだったし少なくともオレはそう感じたネ
④Slave To The Thrill[1991] / HURRICANE >前作はもの凄く好きで今でも愛聴盤だしアメリカンハードの名盤だと思ってる ダクが参加したって聞いて正直嫌な予感がした...インタビューを読んでも何処か心ここにあらずって感じたし、"例の一件!?"とかもあったし... 前作にあった張り詰めた緊張感がなく、ただユルい曲が続いて...まぁまぁって感じたのも⑥ぐらいじゃなかったっけ? ソレでコレって評価されてるの?...あぁ、そう(苦笑)
⑤勝利の鋼鉄[1992] / MANOWAR >当時、某東北まで出張してたわけ...で、国内発売日まで待てずにその出張先で輸入盤を購入してネ...宿で聴いたわけサ ナンだヨ...①から28分半って...しかも特段心に響く展開もないし面白味もないドラムソロまで演る始末...歌メロ度外視で押し殺すように唄うアダムスの歌唱もいただけなかったよナ 本作でディマイオの作曲能力の劣化を強く感じたナ 分かり易い例で言うと...6曲目"The Power Of Thy Sword"だろう...所謂AメロからBメロに掛けては歌メロなんて存在してねぇーし...コレ(サビだけはソレらしいけど) 気に入ったのってシングルになった"Metal Warriors"だけだったモンな...オレ(次作もつまらねぇーし) マジ期待してたから...その分、落胆も大きかった作品
⑤LOUDNESS - THE BIRTHDAY EVE 個人的に最も聴いたアルバムの一つだろう 何百回聴いたかわからなん 歴史に残る金字塔アルバム 日本のメタル史の幕開けを飾った ダークな英国テイストがたまらん OPEN YOUR EYESみたいな曲を20歳そこそこの若もんが作るとはね 勢いだけじゃないセンスと構成力を見せつけた 皆が天才的な才能と個性を持っていた 奇跡の産物である
②TOUCH - The Complete Works I & II Disc 1\TOUCH - The Complete Works I & II 幻のセカンドアルバムもパッケージした名盤の復活作 何度聴いてもファーストのオープニングナンバー Don't You Know What Love Isが最高にカッコいい タイプの異なるツインヴォール 胸を締め付ける哀愁のメロディと切り込むギターソロ コンパクトだが見せ場は十分 そしてキーボードのフレーズが飛び込んできて昇天 この一曲だけでもキラーなのだが アルバム単位で楽しめる名盤だ 哀メロ派ならばグッとくること間違いなし
①ROBIN BECK - Do You Miss Me 紆余曲折を経て辿り着いたメロディック路線 全作がアコースティカルなスタイルに軸足を置いてたので 今作の方向性に往年のファンは歓喜したでしょうね 哀愁のハードサウンドと円熟味を増した歌声 デスモンド・チャイルドが作曲人にいるのも興味をそそるポイントでしょう
③Lyin Rampant - Up And Cumin ビフ・バイフォード似のシンガーが唄う英国式叙情派ハードサウンド ハードポップという括りは違うのかも知れないが NWOBHM残党組が80年代中期から後期に掛けて変遷した ポップ化サウンドの中では上位に食い込む成功例だ 日本では絶望的に無名だが イタリアでブレイクした実績がある だからイタリアのレーベルから再発もされたのだろう 内容は高レベル 哀愁のメロディと適度なハードさ 湿り気のある英国的様式美スタイルはマニアならずとも惹きつけるものがある このあたりで少々つっこまいとねつっこまいとね まぁ典型的なお色気ジャケが損している
④Torben Schmidt - A Bit on the Side キー・マルセロのギターもいいですよね 甘いだけじゃない90年代初頭の70年代的なスタイルの曲もクール 流石は北欧メタルマイスターのソロアルバムです メロディ派のマニアから愛される彼ですが 世間一般の認知度は低い やはり雑誌が取り上げないとダメなんだろう 癖のないエモーショナルな歌声は万人受けするでしょうね そしてメロセンスに唸りますよ
①TYGERS OF PAN TANG - BURNING IN THE SHADE もはやジョン・デヴァリルのソロとなったアルバム NWOBHMファイターとしての面影はありませんが これが80年代中期からの流れなんですよね ここまで路線変更したら逆に清々しいです 上手い唄を堪能出来る一枚 納涼です そしてここまで変わらされたのはホラー映画並の恐怖である
②Jeff Paris - Wired Up のちにVIXENに提供したONE NIGHT ALONEとCRYINの オリジナルヴァージョンが収録されている事でも有名 ドラムはマット・ソーラム ギターにマイケル・トンプソン ベースはゲイリー・ムーンという豪華さ プロデューサーにトニー・プラッタ ミキシングはボブ・ロックときています これでハズレなわけがないでしょう 唄モノロックを愛するマニアならば迷わず手を出してください 上手い唄とフックのある哀愁たっぷりの情熱的なメロディ Van ZantのHeart to the flameをカバーしているセンスに共感したならば是非
①Mark Edwards - Code of Honor LIONなどで活躍したマーク・エドワーズのソロアルバム ギターはビリー・リースギャングという玄人好みの実力者 それだけにテンションの高いインスト作品になっています コージーも取り上げたDNACE WITH THE DEVILも取り上げ 賑やかにやってくれます
②Quartz- Stand Up And Fight NWOBHMですねぇ それ以外のなにものでもありません NWOBHMは1980年から81年に起きた事象だから 音楽性とは関係ないと永遠の眠りについた寝言をいう輩に出会った 時の衝撃は忘れませんが でもNWOBHM四天王を2000年以降に信じているヤツに出会った時は記憶喪失になりかけました 恐ろしいヤツが多すぎるよ この圧倒するアングラなパワー 今聴いても色あせませんね
⑤ROSE ROSE – Mosh Of Ass 日本を代表するクロスオーバーサウンドの代表格 海外でも認知されておりメディアでは軽視されているのが口惜しい 今作を引き金に欧州ツアーに出られたのも実力があるから SNSの力を借りないでだから意義が大きい 今聴いても古くささを感じさせないのは揺るぎない信念と時代に左右されない 音楽性に尽きるのだが認知度が低いんだよなぁ こういうのフォローして欲しいよねメディアにはさ 爺さん相手に若い子の押し売りは見てられん
①HELLEN - Talon Of King 今なお伝説のグループとしてマニアから愛されている国産様式美バンド レーベルが倒産したのでもはや再発は不可能だろう 本当に残念でならない 配信もないだろうしね 元々マスターテープがダメで再発された時はアナログ盤の板起こしだった それでもマニアを歓喜させた強烈な一枚 愛すべき叙情派ハードサウンド ジャンルを超越したドラマとクサメロがある
②Alcatrazz - No Parole From Rock'n'roll 彗星の如く現れたニュースター イングヴェイ・マルムスティーンだが その不遜な態度が一部のインタビュアーから嫌われ テクニックのひけらかし無感情ととんでもない批評をされることになる あのギターサウンドとテクニックを前になにを言っているんだと 全否定の全却下ですが一部の信者は乗っかりましたよね このアルバムリリースの思い出ですが引き下がれない大人を見て笑いました グラハムのパワーヴォイスとジミー・ウォルドーのキーボードはエレガントで 聴きやすさを演出してくれた あのキーボードなくして初期アルカトラスサウンドは成し得なかったろう イングヴェイも我が出過ぎでないので良かったのよ
④Over The Edge[1988] / HURRICANE >収録曲"Shout"が某FMラジオのオープニング曲だった事もあって知ったんだと思います その後、収録曲"We Are Strong"や"I'm On To You"も流されたんじゃなかったっけな ハリのあるケリー・ハンセンの歌唱と硬派な正統派ハードなんだけれどもメロディアスで... もっともっと評価されて然るべき名盤だと思うんだけど...なぁ(とワシは思う)
⑤Intense Defense[1988] / JOSHUA >国内盤の対訳をされていた女史(今はイ○ラム教に改宗されHM/HR界からは去られてしまいましたナ)がDJをされていたFMラジオから収録曲"Only Yesterday"と"Tearing At My Heart"が流れてきたモノを当時テープで録音した音源をよく聴いた事を思い出す その後、運良くすぐに国内盤(帯付)を購入出来て(今と違い結構安かったと思う)...未だ愛聴盤の一枚で、ロブが唄っている作品の中で今でも一番好きな一作
⑦The Human Factor[1991] / METAL CHURCH >'91年とその他作品からすると少しばかり後の作品ではあるのが... 最初聴いたのは前作でその前作も気に入ったのだが、本作を最初聴いた時はその更なる完成度に衝撃を受けたな 確かに正統派HMでヘヴィなんだけれども全然古くさくないしキャッチーさもあってカッコ良かった 前作はやや音造りに難もあったが、本作はクリアだけどヘヴィで分離も良くハリのある音作りも良かった また、川崎チッタで行ったライヴに最前列やや左側で参加した事を今でも良く憶えている(ハウ(Vo.)はもちろんだがデューク(B.)も凄くカッコ良かった)
⑧Steel And Starlight[1987] / SHOK PARIS >本作は中古アナログ盤が最初だったな 頭3曲のカッコ良さにシビれた事を懐かしく思い出されるな 大柄なV.ヒックスのやや暑苦しい歌唱に批判的意見もあろうが要はツインギターなのである とにかくそのメロディアスなツインギターのカッコ良さがハンパない
⑨To Hell With The Devil[1986] / STRYPER >コレも最初は対訳女史の某FMラジオだっただろう まだ、全米トップ40とかも見てたし、また好きではあったがどちらかというとボン・ジョヴィやデフレパなどはその中の一つという認識が強かったと思う そんな中、ラジオから流れてきた分厚いコーラスの利いたポップでキャッチーな"Calling On You"は衝撃だった そして最初聴いた時は女性が唄っているとばかり思っていたよ(笑)
⑩Marching Out[1985] / YNGWIE J. MALMSTEEN's Riging Force >ソレなりにHM/HRにも慣れ近所のレンタルCDのHM/HR系を片っ端から借りまくった中の一枚がコレだったのだろうと記憶する その時、イングヴェイへの認識があったのかは記憶外だが、DIOなどと共に気に入ったんじゃなかったかな...と その時は水着ジャケの国内盤だったのだが"なんだコレ!?、音が悪りぃな"...と感じたが、この初期のダークなヨーロピアンサウンドがとても気に入ったんだと... そのせいもあってかワシは次作より本作の方が好きなのである
⑥Rock Until You Drop[1981] / RAVEN >ワシ...コッド伊藤がNWOBHMの事を熱く語れば語るほど心は離れていったように思う そんな中、テイチクから発売された金帯の初CD化盤を購入したのが初RAVENだから"完全後追い!?"のワシが強気な事など言えはしないが未だ一番好きな作品である よりメタリックになった"Life's A ~"や"Nothing Exceeds~"も大好きだし、評判宜しくない"Architect Of Fear"も好きだが(但し"Glow"は好きではない)、本作は別だ トレードマークである元気印丸出しのそのハッチャケ具合とキャッチーさは本作が一番ではないだろうか
⑦After The Fall From Grace[1986] / SAVAGE GRACE >いつだったか思い出せないが最初は中古アナログ盤で、'88年~'90年頃の色々とHM/HR系を漁っていた時だったと思う 所謂"疾走メロディアスHM"は少なくともかのハロウィンと同等の評価はされて然るべきだろうと思う(...が、そのハロウィンとは反対に本作を境に下降線へと向かってしまった事が大きかった) また、タイトル曲のようなミッドテンポ曲でも聴かせるコンポーズ力の高さもポイントが高い 確かにクリス・ログーの歌唱がやり玉に挙げられるし、ガッツィーな前任マイク・スミスに唄ってほしかったとワシも思うが悲しいかなソコはB級...一つぐらいの傷はあるものである
⑧The Great Radio Controversy[1989] / TESLA >テレビ番組『Pure Rock』内の米国Knackラジオのオンエア数か何かをランキングにしたトップ10に毎週ランクインしてて...PVを見たのが最初 例えば...前述⑤"Operation~"同様に本作も全然色あせていないし、聴く度に捨て曲無しの楽曲群の素晴らしさが増してきます またハードさと綺麗すぎないロックらしいある種のラフさも残しつつ迫力のある音作りも素晴らしい
③A Tribute to Deep Purple From Japan - Who Do They Think We Are? 90年代と言えば一代トリビュートアルバムブーム アメリカのCDショップからメタルアルバムが消えた もう商品棚に並ばないんだよね そんな事も知らんバーン大好き軍団は雑誌片手にCD選び 聖飢魔Ⅱが歌ったCD選びもカタログだからという歌詞が耳に刺さるが あの岩盤層には馬の耳にBURNだろう 日本人による拘りの演奏 ある意味完コピ大会だがそれでいい 唯一の不満は二井原実先輩が無理にドスを聴かせた歌ったこと あれだけはマイナス 他は流石
③Uriah Heep - Abominog このアルバムをリリースしていなければ ユーライアヒープは終わっていたろう 路線変更も成功 時代に合わせたハードサウンドにはロマンがあった 今聴いてもモダンさを感じ取れる ピーター・ゴールビーが喉を痛めて引退したのだが 彼の力強い歌声とキャッチーなハードサウンドに相性は抜群だった 後期RAINBOWを思わせる作風も時代にフィットした That's the Way That It Isがアメリカでそこそこ売れて良かったよ
①IRON MAIDEN - IRON MAIDEN 古典中の古典 ヘヴィメタルの幕開けを記念するような一枚 チープな音質は如何ともしがたいのだが そんな事はお構いなしのパワーが漲っている 性急なビートはハードコアパンクスから そしてハリスが敬愛するプログレバンドからの影響も取り込み ドラマティックな展開で魅了する 初めて聴いた時の衝撃は忘れられない 一発で気に入った 1stの面白さはデニス・ストラットンが持ち込んだハーモニーを多用した Phantom of the Operaがあることだろう
④SAMSON - Before The Storm 巨漢のシンガーニッキー・ムーアによる一発目のアルバム ブルースはメイデンに強奪されたが 新シンガーのブルージーな味わいはバンドサウンドにフィット 英国謹製の湿り気のあるサウンドとホワイトブルースはよく似合う 堅実な歌声は地味さに拍車を掛けているが サムソンはNWOBHMムーブメントの中では地味音楽性のバンドだったよ 覆面ドラマーという突拍子もないキャラがいたけどね Test Of Timeのメロディックメタルも悪くない