④Over The Edge[1988] / HURRICANE >収録曲"Shout"が某FMラジオのオープニング曲だった事もあって知ったんだと思います その後、収録曲"We Are Strong"や"I'm On To You"も流されたんじゃなかったっけな ハリのあるケリー・ハンセンの歌唱と硬派な正統派ハードなんだけれどもメロディアスで... もっともっと評価されて然るべき名盤だと思うんだけど...なぁ(とワシは思う)
⑤Intense Defense[1988] / JOSHUA >国内盤の対訳をされていた女史(今はイ○ラム教に改宗されHM/HR界からは去られてしまいましたナ)がDJをされていたFMラジオから収録曲"Only Yesterday"と"Tearing At My Heart"が流れてきたモノを当時テープで録音した音源をよく聴いた事を思い出す その後、運良くすぐに国内盤(帯付)を購入出来て(今と違い結構安かったと思う)...未だ愛聴盤の一枚で、ロブが唄っている作品の中で今でも一番好きな一作
⑦The Human Factor[1991] / METAL CHURCH >'91年とその他作品からすると少しばかり後の作品ではあるのが... 最初聴いたのは前作でその前作も気に入ったのだが、本作を最初聴いた時はその更なる完成度に衝撃を受けたな 確かに正統派HMでヘヴィなんだけれども全然古くさくないしキャッチーさもあってカッコ良かった 前作はやや音造りに難もあったが、本作はクリアだけどヘヴィで分離も良くハリのある音作りも良かった また、川崎チッタで行ったライヴに最前列やや左側で参加した事を今でも良く憶えている(ハウ(Vo.)はもちろんだがデューク(B.)も凄くカッコ良かった)
⑧Steel And Starlight[1987] / SHOK PARIS >本作は中古アナログ盤が最初だったな 頭3曲のカッコ良さにシビれた事を懐かしく思い出されるな 大柄なV.ヒックスのやや暑苦しい歌唱に批判的意見もあろうが要はツインギターなのである とにかくそのメロディアスなツインギターのカッコ良さがハンパない
⑨To Hell With The Devil[1986] / STRYPER >コレも最初は対訳女史の某FMラジオだっただろう まだ、全米トップ40とかも見てたし、また好きではあったがどちらかというとボン・ジョヴィやデフレパなどはその中の一つという認識が強かったと思う そんな中、ラジオから流れてきた分厚いコーラスの利いたポップでキャッチーな"Calling On You"は衝撃だった そして最初聴いた時は女性が唄っているとばかり思っていたよ(笑)
⑩Marching Out[1985] / YNGWIE J. MALMSTEEN's Riging Force >ソレなりにHM/HRにも慣れ近所のレンタルCDのHM/HR系を片っ端から借りまくった中の一枚がコレだったのだろうと記憶する その時、イングヴェイへの認識があったのかは記憶外だが、DIOなどと共に気に入ったんじゃなかったかな...と その時は水着ジャケの国内盤だったのだが"なんだコレ!?、音が悪りぃな"...と感じたが、この初期のダークなヨーロピアンサウンドがとても気に入ったんだと... そのせいもあってかワシは次作より本作の方が好きなのである
⑥Rock Until You Drop[1981] / RAVEN >ワシ...コッド伊藤がNWOBHMの事を熱く語れば語るほど心は離れていったように思う そんな中、テイチクから発売された金帯の初CD化盤を購入したのが初RAVENだから"完全後追い!?"のワシが強気な事など言えはしないが未だ一番好きな作品である よりメタリックになった"Life's A ~"や"Nothing Exceeds~"も大好きだし、評判宜しくない"Architect Of Fear"も好きだが(但し"Glow"は好きではない)、本作は別だ トレードマークである元気印丸出しのそのハッチャケ具合とキャッチーさは本作が一番ではないだろうか
⑦After The Fall From Grace[1986] / SAVAGE GRACE >いつだったか思い出せないが最初は中古アナログ盤で、'88年~'90年頃の色々とHM/HR系を漁っていた時だったと思う 所謂"疾走メロディアスHM"は少なくともかのハロウィンと同等の評価はされて然るべきだろうと思う(...が、そのハロウィンとは反対に本作を境に下降線へと向かってしまった事が大きかった) また、タイトル曲のようなミッドテンポ曲でも聴かせるコンポーズ力の高さもポイントが高い 確かにクリス・ログーの歌唱がやり玉に挙げられるし、ガッツィーな前任マイク・スミスに唄ってほしかったとワシも思うが悲しいかなソコはB級...一つぐらいの傷はあるものである
⑧The Great Radio Controversy[1989] / TESLA >テレビ番組『Pure Rock』内の米国Knackラジオのオンエア数か何かをランキングにしたトップ10に毎週ランクインしてて...PVを見たのが最初 例えば...前述⑤"Operation~"同様に本作も全然色あせていないし、聴く度に捨て曲無しの楽曲群の素晴らしさが増してきます またハードさと綺麗すぎないロックらしいある種のラフさも残しつつ迫力のある音作りも素晴らしい
③A Tribute to Deep Purple From Japan - Who Do They Think We Are? 90年代と言えば一代トリビュートアルバムブーム アメリカのCDショップからメタルアルバムが消えた もう商品棚に並ばないんだよね そんな事も知らんバーン大好き軍団は雑誌片手にCD選び 聖飢魔Ⅱが歌ったCD選びもカタログだからという歌詞が耳に刺さるが あの岩盤層には馬の耳にBURNだろう 日本人による拘りの演奏 ある意味完コピ大会だがそれでいい 唯一の不満は二井原実先輩が無理にドスを聴かせた歌ったこと あれだけはマイナス 他は流石
③Uriah Heep - Abominog このアルバムをリリースしていなければ ユーライアヒープは終わっていたろう 路線変更も成功 時代に合わせたハードサウンドにはロマンがあった 今聴いてもモダンさを感じ取れる ピーター・ゴールビーが喉を痛めて引退したのだが 彼の力強い歌声とキャッチーなハードサウンドに相性は抜群だった 後期RAINBOWを思わせる作風も時代にフィットした That's the Way That It Isがアメリカでそこそこ売れて良かったよ
①IRON MAIDEN - IRON MAIDEN 古典中の古典 ヘヴィメタルの幕開けを記念するような一枚 チープな音質は如何ともしがたいのだが そんな事はお構いなしのパワーが漲っている 性急なビートはハードコアパンクスから そしてハリスが敬愛するプログレバンドからの影響も取り込み ドラマティックな展開で魅了する 初めて聴いた時の衝撃は忘れられない 一発で気に入った 1stの面白さはデニス・ストラットンが持ち込んだハーモニーを多用した Phantom of the Operaがあることだろう
④SAMSON - Before The Storm 巨漢のシンガーニッキー・ムーアによる一発目のアルバム ブルースはメイデンに強奪されたが 新シンガーのブルージーな味わいはバンドサウンドにフィット 英国謹製の湿り気のあるサウンドとホワイトブルースはよく似合う 堅実な歌声は地味さに拍車を掛けているが サムソンはNWOBHMムーブメントの中では地味音楽性のバンドだったよ 覆面ドラマーという突拍子もないキャラがいたけどね Test Of Timeのメロディックメタルも悪くない
①MINDLESS SINNER - TURN ON THE POWER NWOBHM仕込みの叙情派メタル 北欧はスウェーデンでいう事で涼やかな風を吹かせています 攻撃性と叙情味溢れるメロディと適度な疾走感 そして力強さ 80年代というメタル隆盛を極める時代だからこそ 現れたバンドでしょう 珍品ジャケットじゃなければもう少し売れたぞ
③Stan Bush – Change The World いまやメロディックスタイルの総本山はフロンティアレーベルだからね スタン・ブッシュのように自主レーベルでは弱いよ アーティスティックなジャケットも印象的なんですが その美しいジャケの印象を裏切らないメロディアスサウンドと 衰えを感じさせない美声 もっと知って貰いたいアーティストですよね
⑥Riot - Born In America THUNDER STEELの成功後は諸刃の剣だった スラッシュメタルの台頭に合わせスピードに特化したスタイルがウケた 日本でも支持され彼らはビックインジャパンの恩恵を受けるが 本来はスピードメタルをやるバンドでもパワーメタルバンドでもなかった 個人的にはバラエティに富んでいるが一本筋の通った今作が一番好き 哀愁のメロディとハードさとキャッチーさが上手く絡み合っている だから捨て曲がない しかし権利の関係で再発が難しい一枚 配信もされていない傑作が世に一番出ていないという不遇を味わうバンド 味わい深いギターワークとノリのいいグルーブ なにより歌が良いじゃない 線の細いハイトーン一辺倒じゃねぇ味気ないよ
⑦Battlezone - Children of Madness 急逝したポール・ディアノ 伝説のシンガーは波瀾万丈の人生を送る正にロックな男だった 日本だったら間違いなく仕事なんてさせて貰えないだろう 詐欺まがいの犯罪までやるんだからさ この声は唯一無二の個性だった そしてポールにはストレートでド派手なメタルがよく似合う このバンド完全に忘れ去られているが NWOBHM仕込みのメタルサウンドは日本でも需要があるだろう 速さだけじゃなくキャッチーさもあるので聴きやすいです
⑧The Big Deal - FIRST BITE 女性二人のツインボーカル 個人的には大好きなバンドなんだが全体的にYouTubeの再生回数が少ない 往年の空気を纏ったメロディックメタルはコンパクトにまとめ上げられ聴きやすい 売れ線サウンドだが芯がしっかりしているから軟弱にならない そういうセンスも素晴らしい リズムがシンプルなのは歌を聴かせたいからだろう ツボを押えたアレンジは頼もしいんだけどなぁ
⑨Axel Rudi Pell - Between The Walls 所謂様式美メタルが古いのである絶滅危惧種なのだ 廃れゆく音楽なんだろうが なくしてはいけないジャンルだと思っている 究極のマンネリズムだが 初期の頃はキレキレだった ジェフ・スコット・ソートが見事に期待に応えた今作 コンパクトさも手伝い聴きやすい一枚に仕上がっている 若者にウケるとは思わないがメタルの基本となる型なんで知って欲しい
⑩Balance - In for the count ボブ・キューリック等が中心となり結成されたバンドの2枚目 AORのメロディックスタイルだがソフトケイスされて万人受けするのは1st そしてハードさが強まったのが2名目の今作 上手い唄と斬新なアレンジ しかし聴き手を置いていかない分かりやすさとインテリジェンス 時代を切り開く開拓精神に溢れた一枚だった
⑤DEEP PURPLE - Who Do They Think We Are? グランジ/オルタナムーブメントの台頭 その影響はすさまじくアメリカのCDショップの棚からメタルバンドは消えた そんな時代を乗りきったのは企画モノ その中でも一際インパクトを放ったのは 日本人アーティストによるDEEP PURPLEのカヴァーアルバム 参加メンバーの豪華さ以上に 適材適所に渋い人選で魅了した