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今週のアルバム10選
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今週のアルバム10選
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803. 失恋船長 (2024-02-12 13:45:02)

『俺達SHRAPNEL』①

①Keel - Thunder and Lightning
こんな典型的なL.A風ハードサウンドがシュラプネルと思う人も多いでしょうが
紛れもなくシュラプネルからリリースされた1st
ロン・キールと言えばインギーとやったSTEELERだもんね
歯切れのいいギターは壮快だ




②Racer X - Street Lethal
シュラプネルと言ったら真っ先に思い出すバンドです
スピーディーなリフ・ソロと当時としては最高峰のプレイを披露
とんでもないバカテクギタリストが登場したと話題に
BURRNではイマイチの評価だがギター小僧はこぞって大評価
今聴いても興奮させられるスピードプレイが多い
ポールがラウドネス好きというのも日本人に好かれた理由





③Tony Macalpine - Edge of Insanity
ネオクラ系のインストフルアルバム
ネオクラ=イングヴェイ
テクニックひけらかしの感情のないギターなど見当違いも甚だしい意見も散見された時代
決定打になるような素晴らしいプレイで魅了したトニー
名手ビリー・シーンにスティーブ・スミスを相手に一歩も引けを取りません
それどころか主役は自分であると雄弁に物語る
緻密な構築美溢れるフレージングの数々
センスとテクニックそして教養によって裏打ちされたプレイに隙は見当たらない
ピアノの腕も超一流の天才マルチプレイヤーの登場だった
個人的にシュラプネルと言えば今作である





④Le Mans - On The Streets
デビュー作は大味な面はあるがパワフルなアメリカンメタルをやっていた
デレク・フリーゴとジョシュ・ラモスの二人がギターを担当
上手いヤツは最初から出来るんだというのを確認出来る
若さに溢れたパンチの効いたサウンド
たまにポップ路線も顔を出すのがアメリカンだろう



⑤Wild Dogs - Wild Dogs
マスターマインド博士としても知られる
マット・マーコット率いるUS産スピードメタルの1st
ジェフ・マークのギターは派手
ド派手にならすアーミングも懐かしい
フルスピードで突っ走るアメリカンロックは実に懐かしい匂いがする




804. 失恋船長 (2024-02-19 23:07:20)

『ヘヴィメタルが聴きたい㉒』前編

①KILLER - Young Blood
ヴォーカルがチェンジすると音楽性もここまで変るのか
それまでのAC/DCスタイルから
よりソリッドで堅実なスタイルのヘヴィメタルへと変貌
ACCEPTのパクリジャケ同様の路線とも言える
これはこれで素晴らしい






②Grave Digger - Witch Hunter
初期ならではのブラッケンドな禍々しさがある
オープニングナンバーがアルバムタイトルで魔女狩りという意味もあるのだろう
唐突に切り込まれるギターソロも懐かしいなぁ
その勢いはアルバム全体に漲る
実にエネルギッシュな作風だ
このバンドは売れる要素は少ないが昔の方が好きですね





③DIO - Holy Diver
今の若い人は雑誌を読まないからディオを知らない
というかSNSと相性が悪いメタルを聴かない
本を買わない=メタルに触れる機会もない
だから少子高齢社会に突入しているのだが
それは昔から想像できた話
メディアの嘘と怠慢が招いた悲劇だろう
B'zを表紙にするのだからBABYMETALが売れたときに
一緒に踊るべきだった
あれがラストチャンスだったと思う
ネモフィリア武道館では若い人は振り向かないよ
この素晴らしい声を知って欲しいねぇ
現代正統派メタルの古典ですよ





④聖飢魔II - THE END OF THE CENTURY
BURRN誌は専門誌というよりは広く浅く音楽を布教する雑誌だった
ヘヴィメタルに衝撃を受けたのはその破壊力とスピードだったのだが
同時にテクニックに圧倒された
でもBURRN読んだら人気ギタリストがメイデンの二人やJPの二人が上位にランクイン
特別な技術を持たないギタリストの人気ぶりに度肝抜かれた
本当の意味での人気投票なんだ
上手い下手は関係ないのだと新たなる思考を授かった
そのおかげで後年唄モノロックの良さを教えて貰えるのだが
日本でも最強の部類に入るツインギターコンビがジェイル大橋代官とエース清水長官だったろう
メイデンよりもJPよりもギターテクは確実に上である



⑤Magnum - Here Comes The Rain
希代のメロディメイカーだったトニー・クラーキンの死
また一つ巨星が落ちた
残念な出来事だったが最後に素晴らしいアルバムを残してくれた
最後まで衰えなかった作曲センス
新作の発売を見ることが出来なかったのは悔しかろうが
彼が産み落とした財産は後生にしっかりと受け継がれるだろう
コクのある英国ロック
伝統的なスタイルを堅守する姿勢には頭が下がる
アメリカンドリームを掴む為に吹っ飛んだバンドだが
帰還後は常に期待に応えるものだった
熟成された大人のハードサウンド
刺激だけではない癒やしを与える叙情派ロックの新作が聴けなくなるのは
本当に残念である
追悼特集とかやる雑誌が出ることを期待したい
テクノロジーの恩恵を受けボブの声に潤いが戻ったことも作品の良化に繋がっている
ダークだった前作の揺り戻しが胸に優しく響きます




805. 失恋船長 (2024-04-12 15:30:29)

『ヘヴィメタルが聴きたい㉒』後編

①Marta Gabriel - Metal Queens
選曲の妙味に尽きるねぇ
女性のメタルシンガーは見た目とギャップが売りのグロウルか
パヤパヤソプラノ系ばかりが取り出されるので辟易していますが
マルタは本気のロックシンガーです
彼女の歌声を生かした情熱的なメタルソングの数々に興奮必至
好奇心をくすぐるマニアックさがたまらん







②X.Y.Z→A - Seventh Heaven
二井原実先輩がラウドネスに復帰
バンドの活動は停滞してしまったのは残念だが
細々と活動は続けているが
やはりラウドネスとでは待遇は雲泥の差だろう
個人的にはこのバンドで歌う二井原実先輩の方がらしさが出ていると思う
様式美野郎橘高文彦も美しい佇まいが目に浮かぶ
紆余曲折を経て集大成のような作風になったアルバムだった
初心者には1stとⅣそして今作をすすめますね






③ANTHEM - Eternal Warrior
アンセム流PAINKILLERで幕が開ける意欲作
坂本英三のタフな歌声と清水の煌めくギタープレイ
再結成後の躍進ぶりを裏付ける傑作でしたね





④SAXON - BATTERING RAM
このバンドも終焉の足音が聞こえてくる
メンバーも高齢だし何が起きてもおかしくない
グランジ以降のメタルと対峙する姿勢は大いに評価する
昔の匂いを発散させながら古さに埋没しないスタイルに目を見張りますね
新作も良いがこのバランスも評価出来る
スピードだけではないアグレッシブさとヘヴィネスさが絶妙だ



⑤CRIMSON GLORY - CRIMSON GLORY
商業誌から異常なほど高い評価を受けた
本当にあいつあてにならんなぁ
持ち上げすぎだが内容は素晴らしい
光沢のある艶めかしいメタルサウンドと
癖強めのパワフルなハイトーンは相性抜群
歴史に埋もれさせるのは勿体ないよ




806. 失恋船長 (2024-04-14 09:01:29)

『俺達SHRAPNEL』①後編

①Mogg/Way - Edge Of The World
権利の関係でUFOと名乗れなかったのが残念
フィル・モグの歌声に英国を感じますね
英国情緒溢れるメロディックメタルとネオクラギターの融合
新たなる形を提示した
新型UFOは地球を侵略するほどの魅力的な装備に変っていた
マイケルにも負けいないジョージ・ベラスのギタープレイ
ネオクラ風味が英国サウンドにここまでフィットするとは新しい発見ですよ
アダムスキー型なんて古いよと言ってますね



②Randy Hansen - Live
ジミヘン大好きランディ・ハンセン
そのなりきりぶりに笑みもこぼれます
初期のシェラプネルはネオクラ一辺倒では無かった




③Apocrypha - Area 54
トニー・フレディアネリのテクニカルなプレイを生かした
複雑な構成と展開にそこにねじ込まれるスラッシーさ
先を読ませないスリルはあるのだが
分かりやすくはない
突き放すような野心的サウンドは
キャッチーさとは無縁である






④Griffin - Flight of the Griffin
アクロバティックなツインギターもフィーチャーした
アメリカンパワーメタルバンド
メイデン風味もそこそこにド派手に展開してくる
スピーディーなプレイと曲調は十分スリルに満ちている
バランス的に濃いめだが
好きモノにはたまらん魅力が満載
新日でも全日でもない国際プロレスである
阿修羅原である
ラッシャー木村率いるはぐれ国際軍団である




⑤Dr. Mastermind – Dr. Mastermind
これぞスピードメタルと言うべきハイテンションなサウンド
シュラプネル系のマニアならばカート・ジェイムスのスピーディーなプレイに耳を奪われるでしょう
ドラムも強烈ですディーン・カストロノヴォって歌も上手いけど
やっぱドラマーだよなぁ
主役を喰う二人の凄腕ミュージシャン
特にカート・ジェイムスは幻のギタリストなので必聴ですよ




807. 失恋船長 (2024-04-22 09:00:49)

『勇者アクセル・ルディ・ペル』

①Wild Obsession
STEELER脱退後にリリースされたアクセル名義のアルバム第一弾
メンバーは固定されていないが方向性は見えていた
名手ヨルグ・マイケルのツーバスドラムも懐かしい響きを轟かせている
ヴォーカルはチャーリー・ハーン
彼のワイルドでヒステリックな歌声はキャッチーなナンバーに個性を添えている
最近はマンネリ気味なのでみたいな抜擢が欲しいねぇ







②Nasty Reputation
シンガーにロブ・ロックを迎え本格的にソロバンドを始動した勇者アクセル
メンバーも固定してリッチー・フリークぶりを大発揮
当時でも時代遅れの様式美メタルにガッチリを向き合う姿に感動を覚えます
DPの隠れた名曲であり名バラードをロブが見事に歌い上げていますね
スピーディーな曲でもロブの加入によりキレが倍増
もう一枚ロブで付くって欲しいねぇ






③Streets of Fire
ヴォーカルがジェフ・スコット・ソートに変更してリリースした勝負の3枚目
オープニングナンバーからキレまくりでアクセルはこの難題に見事打ち勝った
サウンドプロダクションも含め全てが前作を上回る内容
アクセルサウンドの確立と将来性が見えたアクセル節全開の一枚





④Between the Walls
ジェフ・スコット・ソート参加2枚目のアルバム
前作よりも練り上げられた楽曲とパフォーマンス力の向上
アクセルとジェフが共鳴し合う名盤へと仕上がっている
FREEのカバーもハマっていますねぇ




⑤Axel Rudi Pell - Magic
バラエティ豊かだった前作から一転
RAINBOWスタイルへと再び転換した一枚
この頃からマンネリ感は出ているのだが
ある意味清々しいくらいアクセルサウンドをやり切っている
ジェフ・スコット・ソートの歌声も素晴らしい
ロブと一枚そしてジェフとも一枚作って欲しいねぇ



⑥Axel Rudi Pell - Oceans Of Time
お約束のアクセル節から始まる定番アルバム
シンガーがジョニー・ジョエリに変わり不安はあったが
予想以上にマッチしていたが
あんなに長く歌い続けるとは思わなかった
歌詞の面も含めアクセルには良きパートナーを得たのだろう
そしてジョニーにとってはミュージシャンとしてのキャリアを
再び起動に載せるメドがつきだした意味では大きい




⑦The Masquerade Ball
ジョニーの加入は鮮度を上げたのだが楽曲の方は金太郎サウンド
なにか新しい事に挑戦して欲しいと思うのだが
ヨルグ・マイケルからマイク・テラーナにドラムがチェンジ
やや走り気味に聞こえるのはミキシングの関係だろうか?
定番と究極のマンネリズム
今作がギリギリだろう




⑧The Ballads
新曲にデモそして未発表さらにはヴァージョン違いなども放り込んだ企画モノ
やはりジェフ・スコット・ソートの歌声は素晴らしい
エモーショナルかつパワフルな歌声はどんなタイプの曲を歌いこなす
ロブがハイトーンをかますバラード
そしてデモでは元STEELERが参戦
アクセル生誕の足がかりを知る一曲でしょうね
単なる企画モノにあらず
RAINBOWのカバーも良かったよ




⑨Ghost in the Black
割とテンポの良い曲が増えた
そのおかげでメリハリが生まれ聴きやすいアルバムに仕上がる
類似点を上げたらキリが無いのだが
このマンネリズムがアクセル・ルディ・ペルなのである
久しぶりにアイデアを煮詰めてきた印象がある




⑩Diamonds Unlocked II
アクセルお得意のカバー
ならばアルバムを作ろうということで第二弾が制作されるのだから
彼を支える強固な岩盤層の多さに驚かされる
局地的な人気だろうが凄いもんだよなぁ
予想外の選曲に
これくらい思い切ってくれたら楽しいですよね
原曲知らないものもあるのでね
でもシンガーは数人呼んで欲しかったなぁ
ドラマーはボビー・ロンディネリです




808. 失恋船長 (2024-04-29 15:18:56)

『ヘヴィメタルが聴きたい㉓』



①XYZ - X Y Z
ドン・ドッケンプロデュースで話題にもなった
本格派のサウンドはどにだしても恥ずかしくない
燃えたぎるロックナンバーの④など大好物だ
より個性を強めた2枚目も素晴らしい
併せて聴いて欲しいバンドだ
やはり巧者揃いというのが大きい







②Black Sabbath - TYR
様式美サバスを極めた歴史に名を残す一枚
しかしサバス的にはそこまでのインパクトは残していない
コージー・パウエルのドラムも重厚感を出すことに貢献
スタジオでは完璧な仕事をするマーティン
ジェフ・ニコルズは益々バンドを支え荘厳なる世界観の演出に貢献した
この音を聴いて軽いといったアホウに出会った時は言葉を失った
もう一度スポットライトを当てて欲しい名盤ですね






③Metal Church - Hanging in the Balance
90年代にリリースされたと言うことでグランジ/オルタナムーブメントの影響は受けている
その反面新たなる魅力を詰め込んだ意欲作であり
方向性の幅を広げただけで従来の持ち味を失ったわけでは無い
ミドルナンバーがチョイと味気ないかも知れないが
歌の上手さで全てをカバー
乾いた哀愁のメロディが耳を惹きますよ





④人間椅子 - 羅生門
ドラマーが後藤マスヒロに変更してリリースされたアルバム
このバンドらしいマニアックさとメジャー感が絶妙にブレンド
弱かったドラムが強化され妙なサブカル感が一掃された印象を受ける
今では影が薄い初期作だが忘れて欲しくない一枚だ
実現しなかったがトニー・アイオミのプロデュース事件でも有名なアルバム



⑤Slayer - Show No Mercy
彼らの記念すべきデビューアルバム
ヘヴィメタルの流儀に則り過激で野心に満ちたサウンドを披露
メイデンやJPなどの影響も強いがVENOM的な禍々しさも加味されている
スラッシュメタル四天王という言葉が嫌いだ
当時の彼らはメタリカやメガデスよりも異端扱いされていた
もっとマニアが聞く者として敬遠されていた時期がある
キワモノ扱いを受けていたが
この音を聴いてそんな非礼は許されないだろう
凶暴性という点では頭一つ抜けていた




809. 失恋船長 (2024-05-02 01:52:14)

『連休中に楽しみたい映画』



①ウィンド・リバー
ジェレミー・レナーの乾いた演技が染みる
ストーリーもビターなお話
ネイティブ・アメリカン社会の闇
派手さは無いが何度見てもグッとくる








②7番房の奇跡
お伽噺だがそれでいい
映画は全てファンタジー
だからこういう大嘘を甘受したい
泣ける猛烈に泣ける







③28週後...
イギリスのゾンビ映画
数あるゾンビ映画の中でも最高傑作の部類に入る
この映画はウイルスに冒された怪物をどう捉えるかが全て
映画では怪物だが戦場では一般人との見分けがつかない
深いテーマが裏にある
人種問題をそのまま置き換えると違う景色が見える






④翳りゆく夏
WOWOWで放送されたドラマ
WOWOWの邦画ドラマはだいたい最終回がイマイチなのだが
これは良かった
WOWOWドラマは2回見ることを進める


⑤ジェーン・ドウの解剖
クラシックな怪談のような話
でもそのベタさがいい
アメリカ産なので展開は多い




810. 失恋船長 (2024-05-08 00:02:46)

『ヘヴィメタルが聴きたい㉓』



①Nick Marino - Freedom Has No Price
インギーの元でキーボード兼ヴォーカルを担当するマルチプレイヤー
今作はあのRising Force Recordsなんでネオクラ印満載です
というかインギーそのものです
でもそれだけでは終わらないのが今作の聴き所
でも何故彼がインギーに抜擢されたかは理解できますよね








②Raider - Darker Than Night
NWOBHM時期に結成されたBLACK DOGが母体のバンド
英国的な湿り気タップリのサウンド
煮え切らないメロディとヌメッとしたサウンドミックスが懐かしい
攻撃的なサウンドとそれなりのメジャー感には華やかさがある
NWOBHM中期から後期へと向かう過渡期のサウンドだろう
ちなみにNWOBHMとは80年代前半のムーブメントで音楽性を指す物ではない
だから中期とか後期なんておかしいと思う輩には理解できない話であろう
なんたってワタクシは自信満々でNWOBHM四天王の話を聞かされた脱糞しそうになった過去がある
恐るべしメディア信者
黙ってネモフィリアでも聴いていろと言いたい2000年に突入してまで
そんな事を言っているのかよである
ちなみにこのバンドのドラマーはスティーブ・グリメットの弟
このバンド解散後にCrywolfを結成してシンガーに変更したが兄ほどの実力はなかった






③Black Master Mountain - Chronus
WOLFの松本が復帰を果たした記念碑的作品
重厚なメロディックメタルとマイルドで伸びやかな歌声
素晴らしいフィーリングが存在しています
19年にフルアルバムをリリースするも続編が出ません
多くのファンが待ち望んでいるのでお願いしますよ
でも本業ありそうだから難しいのかな?
こんなに素晴らしいバンドが音楽一本で飯が喰えないのは悲劇だよ






④Blindman - ...In The Dark
ブラインドマン最強のアルバムはこれでしょうね
今でも愛聴するEP
曲数が少ないから渇望感が刺激され余計に羨望の眼差しが強まるのかも
今のシンガーはライブがイマイチ
高谷はライブでもしっかり唄えていた
メロディ愛好家ならば絶対に聴くべき一枚



⑤Suicidal Angels - Bloodbath
ヘヴィ過ぎない絶妙な音がクラシカルなスラッシュサウンドを愛する物にはたまらん
応酬由来のメロセンスと殺傷力抜群のリフワークとリズム
スピード一辺倒ではないのも芸が細かい
もっと評価されるべきアルバム




811. 失恋船長 (2024-05-09 01:22:42)

『連休中にみた映画』



①ゴジラ-1
メディアが煽るのでAmazonプライム解禁日に視聴
正直ガッカリした
オープニングからおもてたんと違うと違和感がバリバリ
そのまま最後まで完走
スケールの小さいドラマになっている
シンゴジラが面白すぎた
これは駄作
あんな三文ヒューマニズムのお涙頂戴でだれが感動するんだ







②ラブ・レター
中井貴一主演の映画
原作は浅田次郎
原作は読んだ事ないので分かりませんが
偽装結婚そして人身売買
悲しいお話でした
映画のクライマックスとなる
手紙を読むシーンに涙無しには見られません
ベタだけどオジサンはベタに弱い






③鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎
これもAmazonプライム解禁日に視聴
正直ゴジラ-1よりも何倍も良かった
もっと子供に寄せた映像なのかと思ったら
思いのほかダークな展開だった
水木先生には影響を受けているので
鬼太郎誕生秘話を多くの人に知って欲しいですね




④ラフェエルとアストリッド シーズン3
NHKでも放送された女性二人が活躍するバディもの
行動力のある女性刑事ラファエルと自閉症であるが故に天才的な洞察力と記憶力を持つアストリッド
アストリッドに対する皆の理解と愛があるからこそ成立する関係
多様性を大切にしようとする姿勢は日本人には最も欠けている点でしょう
日本では制作不可能なオリジナルティに溢れたお話です





⑤アンセム 20th アニヴァーサリー・ツアー 2005
犬猿の仲と言われる柴田直人と福田洋也が同じステージたった奇跡のライブ
ちなみにこの座組は25周年でも達成されましたが
それ以降は洋也が再びアンセムに迎えられる事はなかった
なんだかめんどくさい話になっていますが
両者が和解して再び交流する日が来ることを望みますね
洋也さんが書いた曲を現行のメンバーでプレイするのも悪くない
新曲はイマイチだった
マンネリズムの極地
いまアンセムに必要なのは柴田直人に真正面から苦言を呈する人間である
インギーみたいに裸の王様になったらお終いよ




812. 失恋船長 (2024-05-14 04:05:30)

『ヘヴィメタルが聴きたい㉔』



①Vinnie Vincent Invasion - All Systems Go
今のシーンにとってはヴィニー・ヴィンセントって誰であろう
華やかなL.Aメタル風味と硬派な質感を上手くミックスしたサウンド
バラードのヒットもあったが
このバンドはもっと違う面にスポットを当てるべきだろう
当時のアメリカは下手くそはメジャーデビュー出来なかった
その後の青田買い現象が問題を起こしたんだよな






②Danton - Way Of Destiny
ウドの実弟ピーターがヴォーカルと務めるジャーマンメタルバンドのデビュー作
いくら兄弟とは言え声が似過ぎである
ACCEPT、U.D.Oの精神性を引き継ぎジャーマンメタルは最高にカッコいいのだが
やはりピーターがウド過ぎるのが問題なんだろう
個人的には兄弟バンドとして楽しんでいるのだが
やはり乗り越えられなかったようだ
偏見を抜きに多くの人に聴いて欲しいバンドである







③Fisc - Too Hot For Love
フランスの正統派メタルバンドの2枚目
のちにユーロビジョンに出場して名を広めたジミー・マーティンがリードシンガーを担当
彼の歌声をメインに置きつつも
ハードさとダイナミックさを失わないメロディックなスタイルは一聴の価値あり
華やかな80年代を想起させるサウンドは温故知新として大いに楽しめる
いい意味でのメジャー感を大切にした音楽性はヒットポテンシャルを秘めていた
日本人にはTOKYO NIGHTという曲に興味も沸くだろう
コーラスではトキオナイトだが
ジミー・マーティンは最後にトーキョーナイトとシャウトを咬ましている
これは非常に希な発音であろう
英語の訛りは何十年たっても分からないが日本語はしっかり飛び込んでくるのでね





④ALL FOR METAL - Legends
15日にはValkyries in the Skyという新曲を配信する
勢いのある活動を止めてはいないが
レーベル移籍にともないどのようなスタイルになるかは興味は尽きない
親しみやすいメタルサウンドを引っ提げ
再びシーンに殴り込欲しいねぇ





⑤Outrage - Black Clouds
世界中のマニアをノックアウトした国産スラッシャーの草分け的存在
メタリカ最高メガデス最高は聞き飽きました
日本に最高のバンドがいます
世界も認めたバンドのデビュー作
完成された世界観
NWOBHMから派生した攻撃性と叙情的なメロディを研ぎ澄まし殺傷力を高めたサウンドは
今聴いても十分に通用するクオリティを有している
過小評価されすぎた




813. 失恋船長 (2024-05-22 02:49:32)

『ヘヴィメタルが聴きたい㉔』後半



①杉本誘里 - LOVE YOU
80年代中期にリリースされた女性シンガーをメインにメタルをやっています
フェンスオブディフェンスのメンバー&松本孝弘
そしてプロデューサーに織田哲郎
キーボードを上手く使った本格派のメタルサウンドは
何物にも代えがたい魅力がつまっており
今の世ならばもっと高い評価を受け止められただろう
女性軽視というのがメタルの世界でも当然あった
そういう偏見を持たないマニアには強くススメたい
誰よりも速くテクニカルに弾きたいという野心に溢れた
松本孝弘のギターは最高にクール
超大金持ちになり
この先死ぬまで金に困らないの人生なのだから
この時代のマインドのアルバムを作りべき
TMGもいいが超本気のドメタルを作りべき






②RIOT - BORN IN AMERICA
レット・フォリスターと作った2枚目のアルバム
色んな権利問題があり再発も絶望的な状況のアルバム
実際に過去のカタログから配信盤も外されている
こんなに優れたアルバムなのに残念だ
哀愁のメロディと誇りっぽいハードサウンドの融合
子供だましではない本格派のサウンドだった










③ACCEPT - Staying A Life
フランスの正統派メタルバンドの2枚目
のちにユーロビジョンに出場して名を広めたジミー・マーティンがリードシンガーを担当
彼の歌声をメインに置きつつも
ハードさとダイナミックさを失わないメロディックなスタイルは一聴の価値あり
アクセプト初体験はこれ
ちなみに今作のレーザーディスクも持っていました
ひしゃげたウドの声に衝撃を受けましたね
その悪声に似合わないウルフの叙情的なギター
でも慣れてくるとこの対比が素晴らしい
アクセプトはウドあってであり
ウルフあってであるという事に気づかされる
収録曲的にもベストアルバムと言える内容
とにかく熱気に包まれた名盤だ
日本でのライブというのも誇らしい
個人的にこの作品はメタルライフにおいてターニングポイントになった





④JUNXION - PROUD
テクニカルなギターとタイトでパワフルなドラムがバンドサウンドを牽引
歌も魅力的なメロディラインを歌い上げ
時折WOLFの松本を思い起こす
ファーストアルバムとしては御の字だが
出来不出来の差はあった
今でも十分にカッコイイバンドだと思う






⑤TANK - HONOUR&BLOOD
もはや忘れ去られたバンドだ
実際若い子に聴いても知らんと言われてショックである
男の哀愁を背負った蛮カラメタルの最高峰にて傑作
アルジーのクセ強ヴォーカルも最高
二本のギターもキレキレ
ドラムも余計な事をしないのがカッコいいねぇ




814. 失恋船長 (2024-05-28 09:59:12)

『ヘヴィメタルが聴きたい㉕』



①梦灵 - 公元壹贰柒玖
中国のフォークメタルバンド
パクリがあろうが何があろうがお構いなしの中国なので
細かい点は追求しない
民族楽器を使い中華圏なイメージでありアジアを想起させる
世界で売れても驚かないだろう
こういう音楽を気軽に聴けるストリーミングサービスは凄い
バンド名もアルバムタイトルも読めん





②小雨楽隊 - 宋陨星辰
オリエンタルなメロディ
そしてパヤパヤのソプラノヴォイスとグロウル
民族楽器が悠久の時を刻むフォークメタルです
お約束のフォーマットです
ドラマの挿入歌に使われても違和感なし











③Barque Of Dante - Columbus
中国産のパワーメタルバンド
欧州のパワーメタルを手本としたサウンド
本格的サウンドと伸びやかな歌声と高揚感のあるメロディ
パワーメタルが大好きな人にはたまらんでしょう
ネオクラ系のギタープレイもお約束
お約束が満載です
そこにチョイ足しチャイニーズですからね







④Sabbrabells - Dog fight EP
サブラベルズと言えばメタルサーベル
その曲が収録されたEPが一番好きですね
WATER NIGHTも大好きです
もっと売れないかぁ
オリジナルアルバム作ってくんないかなぁ
そんな夢を抱きますね
メタルサーベルが大好物なのです






⑤GAS - Reincarnation
広島のハードコアパンクス
まぁこういう風になったんですかね
情報通が言うにはレコーディング途中でバンドは解散
そんな馬鹿な話があるのかだが
初期のマインドを失った歌詞と音楽性が問題だったんだろう
でも女性シンガーのナルミさんはインパクトあったけどねぇ
魔女裁判とか強烈だったんぁ
スウィートエモーションは好かん
1982-1986も買うべきだった
バンドの本質が見えない作品




815. 失恋船長 (2024-06-05 23:02:00)

『ヘヴィメタルが聴きたい㉕』



①キム・ギュンホ - THE ROCKER
最近は大衆向けのバラードばかり歌っていた印象が強いが
久しぶりにロックを歌う姿を拝めました
熟成されているが熱い喉を披露してくれた
韓国オールスターで歓迎ですね





②SODOM - M-16
スピードに特化しただけではない芸の細やかさが目を見張る
しかし視聴後の殺伐とした空気
そして極道映画を見終わったような感覚
ヒリリと焼け付く焦燥感に見舞われる
円熟だが老成していないのが凄い











③TWO FIRES - Ignition
ケヴィン・チャルファントとジョシュ・ラモスによるメロディックロックプロジェクト
その第二弾
安定のサウンドに心も癒やされますね
ベタですがベタには敵いません








④Bassaium - Be Addicted to Suffering Pain
ザ・デスメタルですね
余計な事はなし
切り刻まれるリフと地底からの叫びと呼びたくなる吐き捨てヴォイス
これでいいのです
昨今は色んな要素を取り込みすぎの装飾過多なサウンドが多いから
こういうのを所望するデス系マニアも多いでしょう






⑤Judas Priest - Invincible Shield
FIREPOWERという大駄作をリリースした罪は重いが
晩節を汚すことのないケガが少ないアルバムを出してくれたのは良かった
個人的にはこれ以上新しいアルバムを作るのは止めるべきな気がする
何故ならば今のメタルシーンは多様化がエグい
EDMのリズムを取り入れるのもラップも当たり前
JPのスタイル自体が化石である
そういう意味では高齢者向けのサウンドを高齢者が作るというジレンマを抱える
グレン・ティプトンも病に倒れたし
この辺で終止符をと思う
せっかく何度か繰り返し聴きたいと思うアルバムを作ったのだから




816. 失恋船長 (2024-06-10 16:23:36)

『ヘヴィメタルが聴きたい㉕』後編



①Warlord - And the Cannons of Destruction Have Begun...
英国的様式美スタイルをひっさげデビュー
国産マイナーメタルバンドにも通ずるサウンド
世界的にもカルトメタル将軍と愛されている
最近新作を出した
Destroyerことウィリアム・J・ツァミスは無くなったが
その意思は引き継がれたぞ





②OUTRAGE - OUTRAGE
新旧の魅力を織り交ぜた決定盤と言えるアルバム
ファイナルデイあたりが好きな人はのっけから殺れたろう
国内外を問わずクラシックなスラッシュメタルを愛するマニアをノックアウトするだろう
キラーナンバーが多すぎる











③Saber Tiger - Invasion
ツインギター編成で遂にフルアルバムをリリース
久保田陽子という類い希なセンスを持ち合わせるシンガーの存在は
それまでの弱点を完全補強
優れた歌メロとテクニカルな技の応酬
テンションの高いバンドサウンドに唸る
時代は1992年
多くの正統派メタルファンを救った
廃盤になった初回限定の2枚組に収録された
バラード2曲の出来は白眉である








④Ossian - A Rock Katonái
バンドサウンドにメジャー感が加わり一段上のステージに登った印象が強まった
パワフルサウンドに流れる東欧的なもの悲しい旋律
それらをマイナー臭さで押し込めない
一皮むけた印象を与える好盤である






⑤TESTAMENT - Brotherhood of the Snake
新旧の魅力を織り交ぜた意欲作
屈強なサウンドは聴き手を強引にでも跪かせる威厳がある
聴きやすいが苛烈なる攻撃性を失わないサウンド
これは現代の古典であろう




817. 失恋船長 (2024-06-18 01:17:19)

『ヘヴィメタルが聴きたい㉖』



①Mystery - Mystery
メロディックで壮快感すらあるサウンドだが
ピーター・デ・ウィントの熱の籠もった歌声がただでは済ましてくれない
90年代にひっそりとリリースされた隠れた名盤
メロディ派のマニアを救った一枚である




②CLOVEN HOOF - Heathen Cross
ヴォーカルがタイラントに変更になった
現代に蘇ったNWOBHM
リー・ペインがいる限りバンドは歩みを止めません
残された時間を存分に生かして欲しい







③SHOW-YA - SHOWDOWN
熟練の技が光る意欲作
英詩に果敢に挑んだバンドは本格的に進むべき方向性を示した
紆余曲折を経て辿り着いた境地
揺るぎなきバンドサウンドを確立した意地と気概を大きく感じる







④Hebi Katana - Hebi Katana
日本よりも世界で人気を博した国産ドゥームロックバンド
オーセンティックなクラシックロックを下地に独自のスタイルを展開
一昔前ではあり得ない状況を作り出した
メディアに取り上げられなくとも自力で掴んだ人気と成功
日本のバンドが海外に後れを取るなどありえないのですが
同じ日本人としては誇らしいですね
大味な洋楽ではない細部に拘った日本人らしい木目の細やかさに目を細めます






⑤KERRIGAN - Bloodmoon
ドイツの古典メタルバンド
いわゆるNWOTHMなんだが
もっと古い時代に軸足をおいている
High Roller Recordsだからね
まぁ安定感あるレーベルですわ




818. シン・聖なる守護神 (2024-06-18 17:45:44)

『個人的偏向によるスルメHM/HRアルバム』10曲選  ※まぁその"スルメアルバム!?"ってのにコレっつう定義なんてのは無いのですが、繰り返し聴く事によって味わいが増す作品っていうんですかね...結局は個人的な主観なんですがね

①Up From The Ashes / DON DOKKEN
>個人的に"スルメアルバム"と聞いて思い浮かぶのが本作かなぁって!?
本家DOKKENが大方の予想通りの空中分解後に、新たなメンバーを集った訳ですが、自らの名前の"DOKKEN"が名乗れないっては何とも皮肉ですが、今思えば"本家とは別モノ"って捉えられる訳で、寧ろ本作にとっては良かったのではと感じています
正に"コレをスルメと呼ばずして何をスルメと呼ぶのか!?"とも言うべき愛聴盤の一枚ですナ

②Dorosle Dzieci / TURBO
>老舗ポーランド産のまだスラッシュになる前の1stで...
小生、スラッシュ変化後で4作目の英語版である"Last Warrior"が初体験だったのですが、本作聴いた時はマジ驚きましたよ
まぁ現地語な訳で何言ってるんかなんて訳分からんのですが"何コレ!?正統派メタルで無茶苦茶カッコえぇやん"んて...
アコギからなんちゅー抒情味たっぷり漂わせる辺りは失禁モンでしたから...ね

③Riddles Questions Poetry & Outrage / LEVIATHAN
>3代目Vo.を新たに迎えたUSプログレメタルの2作目フルです
確かに場面転換が多めなのですが、一貫してメロディアスでその適度な哀愁感も魅力の1作です
前作が某専門誌レビューで中々の高得点を頂戴してたから聴いてみたんですが、その時は正直大した印象も無かったね
その後大した期待も無く本作を聴いた時は"オッ前作よりワシ好み"って感じましてね
その後も聴く毎に好きになっていくっつう...正しく本作もスルメでしたな

④Break Out / FISC
>その後はソロ活動へといくジミー・マーティンがVo.を務めたフレンチメタルの2作目で、次作と悩んだが先に聴いた本作を選出します
本作の一般的評価は知らんのだが、このメロディックな展開は実に味わい深い
音楽的には少し違うのかも知れんが、ワシは蘭産の老舗HELLOISE辺りに近いモノを感じますナ
個人的意見じゃが、"スルメ!?"はメロディックじゃなきゃアカンのですよ

⑤Screams In The Night / HELLION
>最初に触れた時には正直アン・ボレインの歌唱に拒否反応があったのだが、聴き返す毎に拒否反応が不思議と無くなっていったんですナ
ソレもコレも表舞台に出る事の無かった悲運のギタリスト...チェット・トンプソンのお陰だったんだろうと思います(特にタイトル曲のG.ソロは名演だっただろうと思います)
またキャッチーでメロディアスなナンバー③"Better Off Dead"を"お好みテープ!?"に録音して聴いて通った学生生活が懐かしく思い出されますなぁ

⑥Energy / SATROX
>最初に聴いた時のインパクトもあったんですが、やはりこのスイス産2作目である本作も聴き込むにつれより"味!?"を感じられた作品の一枚かな
何処か煽情感あるメロディが本作の最大の魅力で聴いた事の無い方には是非ともオススメしたいですよ...マジで

⑦Hard Impact / CRYSTAL BALL
>日本所属レーベルの閉鎖とかVo.交代だとか色々とあったんですがしぶとく作品をリリースし続けるこちらもスイス産ですが、本作も実に味わい深い作品でその初代Vo.の評価が低いのだが(個人的には低いとは思わないが)、そのメロディはトップ曲から冴え渡りまっせ
基本、大きなハズレ作品の無いバンドですが、その中にあって本2作目は特にシビレる出来だと思うけど...なので是非御一聴をオススメしたいねぇ

⑧Etruscan Prophecy / DARK QUARTERER
>"伊のウォーロード!?"とも言われるバンドの2作目で、前作もイイが最初に聴いた本作を選出致しヤす
正直、ルックスは悪い...特にVo.でG.でもあるギアンニ氏はデップリ体型に度のキツい眼鏡という出で立ちでしかもハゲである...見ない方が良いレベルだ
しかしそのダークでメロディアスな曲々はハマると底なし沼の如きハマりようとなる魅力のある一作
聴く度にハマっていくのが自分で分かる隠れた名盤

⑨Hungry Hearts / VICTORY
>次作が初体験で、その次に聴いたのが本作だったんかな(との記憶)
その次作はソレほどのめり込まなかったけど本作はハマったなぁ(最初はまぁまぁかなぁ何て感じだと思ったけど...)
(流石に今はソレほどは聴かなくなったが)購入当時はホントよく聴いてたけど...(①は大した曲ではなかったけど)全然飽きなかったネ
今聴いてもカッコ良いナと思うモン

⑩New World Messiah / NOCTURNAL RITES
>当時、メロ派と目されていた某専門誌編集員だったF木氏から90点越えを頂戴した前作だったのだがワシは大してハマらなかった
...だったから正直、購入したときも大きな期待はしていなかったんだよね...コレも
①はある程度の想定内って感じもしたけど...続く②はね
その振り絞るようなリンドクヴィスト氏の歌唱と煽情感と哀愁感とが合さったかのようなミッドテンポ曲でね
その激メロを最初、聴いた時は天を仰ぎ正に涙したと同時に下の方でも涙しちゃったよ(まぁ失禁っちゅー事だな)
その後でいえば...例えば④⑥⑨⑩辺りのナンバーなんて実にスルメ的味わいじゃないのかなぁって思うよ

※因みに思いついた順に併記させていただいたので順番(番号)に特段の意味はございません。



819. シン・聖なる守護神 (2024-06-23 11:48:32)

『個人的偏向による"案外とイイッスよ的"HM/HRアルバム』10作選 ※何て言うですが...見落とされがちな作品というんですかね的な...(笑)

①Rage Of Creation[2000] / ROB ROCK
>まずはコレ(苦笑)
正にそんな作品といえるのではないでしょうか?
凄い名盤とかじゃないですけど、中々の作品と思います
でもコレ聴くとインペリテリの歌メロって実はロブによるものなんだろうな...って思いますね
とにかくラスト⑫の"Forever"で涙して下さい

②Karma's A Bitch[2014] / HELLION
>5曲入りのEP.だから...ソレほど大声で言えるわけじゃないですけど
知らん間にドラムがサイモン・ライトになってたり、"アレ?、ボレインの顔ってこんなんだったっけ?(整○か!?)"とかあるんですが、モヒカンでプロレスラーの如き極太の腕の新ギターさんが結構良いのよ...コレが(笑)
特に③④辺りをオススメしたいです

③In Another Time[2019] / TANITH
>SATANのラス・ティピンズが米国で結成したという4人組で、G.のティピンズ本人がVo.も兼ねているのだが、女性Vo.(B.兼)もおりツインVo.体制となっています('23年最新作ではG.一人が抜けトリオへ変化)
国内未発売のようなのでどれ程の方が本作の事をご存じなのか分からんですが70年代懐古路線ながらこの怪しく響くメロディはかなりの威力で捨て曲なしの名盤です
(70年代懐古路線だしで)本人達が望んだ事ではないかも知れんが...わたくし的には何処かミステリアスな空気感も含めWARLORDを筆頭にHEAVY LOADやMEDIEVAL STEEL辺りが堪らなく好きだという方に是非聴いていただきたい作品です

④Dance With The Witches[2002] / STORMWITCH
>前作と前々作と『テイチク』から国内発売されたが極一部のマニアにしか響かなかったし作品そのものの出来も今二だった
そしてバンドは冬眠期間へと突入
そして冬眠から目覚めてみれば専任Key.を増員し6人体制へと変化
何故、トップをSTYXのカバーからとしたのかは知らんが、重厚さを増した本作はイイ
唯一のオリジナルメンバーとなったVo.のフチャチン振りに変化など期待出来ないが、少なくとも楽曲的な持続力は明らかに増している...

⑤Diabolic Symphony[2006] / STEEL ATTACK
>メンバーの出入りが激しく、再加入したりするのもいたりするスウェーデン産の5作目
前作から加入したロニー・ヘムリンの歌唱と共に骨太メタル路線に軌道修正し、加入2作目となった本作でバンドの目指すメタルの頂に到達した快作
同郷2代目Vo.期TAD MOROSEと非常に近い音楽性は素晴らしく、次作も中々だったのだが...結局、ヘムリン氏はそのTAD MOROSE加入へと動きバンドは活動停止となってしまう...

⑥Chapter X[2018] / TAD MOROSE
>そのヘムリン加入後の前々作はリキみ過ぎたし、前作は悪くは無かったが的作品でしたが、加入3作目となった本作は2代目Urban Bleed期の作品に追いついたと思う出来に到達したのでは(厳密に言えば"まだ"ではあるが、納得出来る域だと思います)
因みに本作ではB.が交代しており、新たに加入したのが元STEEL ATTACKという人になっております

⑦Damned If You Do[2018] / METAL CHURCH
>③~⑥とあまりにマニアな選出になってしまったので...
(4thがあまりに素晴らしかったので)正直、5thは好きになれなかったから、発売から少し間が空いてしまったけど本作を聴いた時は少し嬉しかった
本来、名作4thの後に来るべき作品に思える(厳密に言えば4thには追いついてはいないのだがね)
PV.にもなった③を最初に聴いたときはヤケに歌メロがANTHRAXの"Be All, End All"に似てるな...なんて思ったけど続く④がカッコ良かったから許したよ(苦笑)
で、3作目や4作目が好きなオールドファンに聴いて貰いたいと思いますね

⑧The Puppet Master[2003] / KING DIAMOND
>名作の"続編"を演った前作は正直企画倒れだったと思うね
ですが同メンバーで挑んだ本作11thはその鬱憤を晴らすが如き快作に仕上がったと思いますよ
看板のツインギターも素晴らしいのだが、とにかく楽曲の出来が良いのが大きいかなと
ラ・ロックも3曲を手掛けているがドレもイイし、肝心のキングも良い仕事をしたと思う

⑨Walk Through Fire[2009] / RAVEN
>近作に比べると注目度が低かったように感じますが、若い方から"オススメは!?"と聞かれれば本作をオススメしたいっすね(最新作と前作もソレはそれで良かったですが)
分かり易くて...何と言ってもスピード曲からミッドテンポ曲とコレまでの集大成的作品になっていると思いますからね

⑩The Quest[2018] / LEAH
>カナダ出身の赤毛で童顔の女性シンガー"リア・マッケンリー嬢"のソロプロジェクト的色合いの強い3作目
出来的にも中々だった前作は製作資金を募るクラウドファンディングが極一部で話題にもなったが一般的にはスルーされたのだろうか
その前作から更なる高みへと登りつめた作品で完成度的な事だけならEPICAの諸作品やWITHIN TEMPTATION辺りとも引けをとっていないのではと思わせます
またテスタメントのエリック・ペターセン(G.)とも親交がありそのペターセン主導のブラックメタルプロジェクトのDRAGONLORD作品にも参加していたり...

※順不同



820. 失恋船長 (2024-06-24 05:47:16)

『ヘヴィメタルが聴きたい㉖』後半



①Infernäl Mäjesty - None Shall Defy
伝説のカナディアンスラッシャーの1st
日本ではゴット伊藤の低評価をウケて評判は良くなかったが
生粋のスラッシャーからは絶賛の嵐
あの男はアメリカのラジオステーションでメタリカの評判が急上昇してから
矛先を変えメタリカを絶賛した前科があるので信用ならん
ワタクシのメディア嫌いは名物元編集長の偏見とその取り巻き
そして知ったかぶりの権化ゴットに尽きるのだが超狭い業界&日本人が英語がサッパリ
だから今でも通用する
恐ろしく悲しい話だがだからメタルの高齢化社会は避けられない
いずれ死にゆく文化だろう
これからは花冷えみたいなバンドが残るのだろう
オジサンにはコレで十分
緊迫感のあるイーブルなサウンド
このスリルと厳つさがたまらん




②Assassin - The Upcoming Terror
身も蓋もないスピード命なサウンド
良識のある人からは
こんな野蛮な音楽なと認められるかと
なじられるよう極悪なサウンドです
最高ですよね
ブラスト一歩手前の高速ビートも懐かしい
温故知新ですよ







③Alcatrazz – Guardian Angel
グラハムが歌う予定のメロをなぞっている印象はあるが
急場をドゥギー・ホワイトは完全にしのいでくれた
グラハムのいないアルカトラスは認められないと言われるが
前作はアルカトラス名義に拘るのならば酷い内容だった
つまらない曲の寄せ集めが誘発するグラハムの衰え
アルカトラスファンにとっては方向性を定めた今作は救いとなったろう
なぜ前作があんなにつまらなかったのかは
豪華ゲストにより企画倒れ
そんな失敗を払拭した今作は名盤と読んで差し支えないだろう
オールドスクールを愛するものとしては老害になりたくないねぇ
オープニングのGuardian Angelって求められるタイプの曲じゃないの?







④Anthem - Burning Oath
レーベルも移籍して心機一転となったが
個人的には坂本英三の限界を見たアルバムでもあった
次で森川之雄が戻ってきても驚かなかったが
このアルバムを越えるような作風になっていない
皮肉なものだ
柴田直人のソングライティング力が落ちてからの復帰
個人的には小出しではなく本気でアルバム一枚リメイクして欲しい
最新作はそれほどつまらなかった
あんなもんで終わるバンドじゃないぞ
坂本英三が悪いのではない英三とのコラボに限界が来たのだ
メタルって狭義だから同じ歌い手で方向性を絞るのには限界がある






⑤Earthshaker - Yesterday & Tomorrow
永川敏郎が正式に加入する前の曲をセルフリメイク
当然キーボードがいない時代の曲など大胆なアレンジが施されている
何度も擦っているMOREだが今作のアレンジは大好きだ
Whiskey and WomanもGamblerも好き
ドラムソロを追加したFugitiveも
1993年という正統派メタル冬の時代にシェイカーは素晴らしいアルバムを作った
WEAには感謝しているが何よりメディアからのサポートを受けられなかったのは残念だ




822. 失恋船長 (2024-07-02 03:09:52)

『ヘヴィメタルが聴きたい㉗』



①Rose Rose - Emotional Disturbance
国産ダイハードなハードサウンドが売りのバンド
パンクだしハードコアだしスラッシーだし
とにかく個性むき出し刺激的なサウンドだ
捲し立てる歌も妙に人間臭くて微笑ましい
正気の沙汰とは思えない音
このスピード感を前にケツに火がつくぜ


②Warhead - Speedway
ベルギーの荒くれ暴走ロッカー
愛すべきポンコツレーベルMausoleum Recordsの中ではトップクラスのクオリティ
スピード狂にはたまらん
爆裂暴走サウンドのオンパレード
煽りまくる強靱なリズムと稲妻の如きリードプレイ
野暮ったい歌声が逆にハマるというか個性を感じさせる
NWOBHM仕込みの正統派メタルはスラッシュ一歩手前のスピードメタルです
そこが最大の魅力
もっと認知されるべき強烈な一枚








③CROSSFIRE - Sharpshooter
アルバムからこぼれた曲+ライブ音源
6曲入のコンピ作
フルアルバム2枚で消えた幻のスピードメタル番長
やはりベルギーから日本は遠いのか?
辺境地メタルなんて言われたりしたが
このボーダレスの時代にそんな感覚は通用しないだろう
スピードメタルマニアならば避けては通れないバンドだ







④Samurai - Sacred Blade
悪名高きEbony Recordsからリリースしたファースト
同じバンドが複数いるのだが彼らは英国のバンド
スタイルは完全にNWOBHM
湿り気のある英国サウンドは
マニアにとってはたまらん魅力を内包している
正式なCD化がいまだにないので認知度は絶望的だが
このメタルの様式に則ったパワフルなサウンドは確実に需要がある






⑤Heavy Load - Run With the Devil
勝負となる3枚目のアルバムで彼らは見事に打ち勝った
音楽性もビルドアップ
北欧らしいハーモニーも生かしメロディック度もUP
パワフルをキープしているのがポイント
北欧メタルの起源はEUROPEだと
寝言は寝て言え



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