③Running Wild - The First Years Of Piracy 初期のナンバーを当時のラインナップでリメイクしたベストアルバム 音質もプレイも良くなかったので入門編としてはピッタリでした しかし規則正しいリズムの刻み これがジャーマンスタイルですかね 大海原へ出向する我らがロルフ船長 ジャーマン訛りの英語ですが洋楽を何十年聴いても英語の訛りはわかりまへん 旦那さまワテはあと何十年奉公しないとあきまへんのやろか?
⑤Vicious Rumors- Soldiers Of The Night ハワイのヴォーカルだったゲイリーSTピエールとヴィニー・ムーアがいた時代の1st バンドの形態としては次からがジェフ・ソープによって本領を発揮するのだが これはこれでありだろう Shrapnel Records主導なんだろうがヴィニーはレコーディングのみの参加だもんね 欧州風味のあるパワフルなサウンドは今でも鮮度がある
④Le Mans - On The Streets デビュー作は大味な面はあるがパワフルなアメリカンメタルをやっていた デレク・フリーゴとジョシュ・ラモスの二人がギターを担当 上手いヤツは最初から出来るんだというのを確認出来る 若さに溢れたパンチの効いたサウンド たまにポップ路線も顔を出すのがアメリカンだろう
④聖飢魔II - THE END OF THE CENTURY BURRN誌は専門誌というよりは広く浅く音楽を布教する雑誌だった ヘヴィメタルに衝撃を受けたのはその破壊力とスピードだったのだが 同時にテクニックに圧倒された でもBURRN読んだら人気ギタリストがメイデンの二人やJPの二人が上位にランクイン 特別な技術を持たないギタリストの人気ぶりに度肝抜かれた 本当の意味での人気投票なんだ 上手い下手は関係ないのだと新たなる思考を授かった そのおかげで後年唄モノロックの良さを教えて貰えるのだが 日本でも最強の部類に入るツインギターコンビがジェイル大橋代官とエース清水長官だったろう メイデンよりもJPよりもギターテクは確実に上である
⑤Magnum - Here Comes The Rain 希代のメロディメイカーだったトニー・クラーキンの死 また一つ巨星が落ちた 残念な出来事だったが最後に素晴らしいアルバムを残してくれた 最後まで衰えなかった作曲センス 新作の発売を見ることが出来なかったのは悔しかろうが 彼が産み落とした財産は後生にしっかりと受け継がれるだろう コクのある英国ロック 伝統的なスタイルを堅守する姿勢には頭が下がる アメリカンドリームを掴む為に吹っ飛んだバンドだが 帰還後は常に期待に応えるものだった 熟成された大人のハードサウンド 刺激だけではない癒やしを与える叙情派ロックの新作が聴けなくなるのは 本当に残念である 追悼特集とかやる雑誌が出ることを期待したい テクノロジーの恩恵を受けボブの声に潤いが戻ったことも作品の良化に繋がっている ダークだった前作の揺り戻しが胸に優しく響きます
①Mogg/Way - Edge Of The World 権利の関係でUFOと名乗れなかったのが残念 フィル・モグの歌声に英国を感じますね 英国情緒溢れるメロディックメタルとネオクラギターの融合 新たなる形を提示した 新型UFOは地球を侵略するほどの魅力的な装備に変っていた マイケルにも負けいないジョージ・ベラスのギタープレイ ネオクラ風味が英国サウンドにここまでフィットするとは新しい発見ですよ アダムスキー型なんて古いよと言ってますね
②Randy Hansen - Live ジミヘン大好きランディ・ハンセン そのなりきりぶりに笑みもこぼれます 初期のシェラプネルはネオクラ一辺倒では無かった
③Apocrypha - Area 54 トニー・フレディアネリのテクニカルなプレイを生かした 複雑な構成と展開にそこにねじ込まれるスラッシーさ 先を読ませないスリルはあるのだが 分かりやすくはない 突き放すような野心的サウンドは キャッチーさとは無縁である
④Griffin - Flight of the Griffin アクロバティックなツインギターもフィーチャーした アメリカンパワーメタルバンド メイデン風味もそこそこにド派手に展開してくる スピーディーなプレイと曲調は十分スリルに満ちている バランス的に濃いめだが 好きモノにはたまらん魅力が満載 新日でも全日でもない国際プロレスである 阿修羅原である ラッシャー木村率いるはぐれ国際軍団である
③Metal Church - Hanging in the Balance 90年代にリリースされたと言うことでグランジ/オルタナムーブメントの影響は受けている その反面新たなる魅力を詰め込んだ意欲作であり 方向性の幅を広げただけで従来の持ち味を失ったわけでは無い ミドルナンバーがチョイと味気ないかも知れないが 歌の上手さで全てをカバー 乾いた哀愁のメロディが耳を惹きますよ
①Nick Marino - Freedom Has No Price インギーの元でキーボード兼ヴォーカルを担当するマルチプレイヤー 今作はあのRising Force Recordsなんでネオクラ印満載です というかインギーそのものです でもそれだけでは終わらないのが今作の聴き所 でも何故彼がインギーに抜擢されたかは理解できますよね
②Raider - Darker Than Night NWOBHM時期に結成されたBLACK DOGが母体のバンド 英国的な湿り気タップリのサウンド 煮え切らないメロディとヌメッとしたサウンドミックスが懐かしい 攻撃的なサウンドとそれなりのメジャー感には華やかさがある NWOBHM中期から後期へと向かう過渡期のサウンドだろう ちなみにNWOBHMとは80年代前半のムーブメントで音楽性を指す物ではない だから中期とか後期なんておかしいと思う輩には理解できない話であろう なんたってワタクシは自信満々でNWOBHM四天王の話を聞かされた脱糞しそうになった過去がある 恐るべしメディア信者 黙ってネモフィリアでも聴いていろと言いたい2000年に突入してまで そんな事を言っているのかよである ちなみにこのバンドのドラマーはスティーブ・グリメットの弟 このバンド解散後にCrywolfを結成してシンガーに変更したが兄ほどの実力はなかった
①Vinnie Vincent Invasion - All Systems Go 今のシーンにとってはヴィニー・ヴィンセントって誰であろう 華やかなL.Aメタル風味と硬派な質感を上手くミックスしたサウンド バラードのヒットもあったが このバンドはもっと違う面にスポットを当てるべきだろう 当時のアメリカは下手くそはメジャーデビュー出来なかった その後の青田買い現象が問題を起こしたんだよな
②Danton - Way Of Destiny ウドの実弟ピーターがヴォーカルと務めるジャーマンメタルバンドのデビュー作 いくら兄弟とは言え声が似過ぎである ACCEPT、U.D.Oの精神性を引き継ぎジャーマンメタルは最高にカッコいいのだが やはりピーターがウド過ぎるのが問題なんだろう 個人的には兄弟バンドとして楽しんでいるのだが やはり乗り越えられなかったようだ 偏見を抜きに多くの人に聴いて欲しいバンドである
③Fisc - Too Hot For Love フランスの正統派メタルバンドの2枚目 のちにユーロビジョンに出場して名を広めたジミー・マーティンがリードシンガーを担当 彼の歌声をメインに置きつつも ハードさとダイナミックさを失わないメロディックなスタイルは一聴の価値あり 華やかな80年代を想起させるサウンドは温故知新として大いに楽しめる いい意味でのメジャー感を大切にした音楽性はヒットポテンシャルを秘めていた 日本人にはTOKYO NIGHTという曲に興味も沸くだろう コーラスではトキオナイトだが ジミー・マーティンは最後にトーキョーナイトとシャウトを咬ましている これは非常に希な発音であろう 英語の訛りは何十年たっても分からないが日本語はしっかり飛び込んでくるのでね
④ALL FOR METAL - Legends 15日にはValkyries in the Skyという新曲を配信する 勢いのある活動を止めてはいないが レーベル移籍にともないどのようなスタイルになるかは興味は尽きない 親しみやすいメタルサウンドを引っ提げ 再びシーンに殴り込欲しいねぇ
①杉本誘里 - LOVE YOU 80年代中期にリリースされた女性シンガーをメインにメタルをやっています フェンスオブディフェンスのメンバー&松本孝弘 そしてプロデューサーに織田哲郎 キーボードを上手く使った本格派のメタルサウンドは 何物にも代えがたい魅力がつまっており 今の世ならばもっと高い評価を受け止められただろう 女性軽視というのがメタルの世界でも当然あった そういう偏見を持たないマニアには強くススメたい 誰よりも速くテクニカルに弾きたいという野心に溢れた 松本孝弘のギターは最高にクール 超大金持ちになり この先死ぬまで金に困らないの人生なのだから この時代のマインドのアルバムを作りべき TMGもいいが超本気のドメタルを作りべき
②RIOT - BORN IN AMERICA レット・フォリスターと作った2枚目のアルバム 色んな権利問題があり再発も絶望的な状況のアルバム 実際に過去のカタログから配信盤も外されている こんなに優れたアルバムなのに残念だ 哀愁のメロディと誇りっぽいハードサウンドの融合 子供だましではない本格派のサウンドだった
③ACCEPT - Staying A Life フランスの正統派メタルバンドの2枚目 のちにユーロビジョンに出場して名を広めたジミー・マーティンがリードシンガーを担当 彼の歌声をメインに置きつつも ハードさとダイナミックさを失わないメロディックなスタイルは一聴の価値あり アクセプト初体験はこれ ちなみに今作のレーザーディスクも持っていました ひしゃげたウドの声に衝撃を受けましたね その悪声に似合わないウルフの叙情的なギター でも慣れてくるとこの対比が素晴らしい アクセプトはウドあってであり ウルフあってであるという事に気づかされる 収録曲的にもベストアルバムと言える内容 とにかく熱気に包まれた名盤だ 日本でのライブというのも誇らしい 個人的にこの作品はメタルライフにおいてターニングポイントになった
①Warlord - And the Cannons of Destruction Have Begun... 英国的様式美スタイルをひっさげデビュー 国産マイナーメタルバンドにも通ずるサウンド 世界的にもカルトメタル将軍と愛されている 最近新作を出した Destroyerことウィリアム・J・ツァミスは無くなったが その意思は引き継がれたぞ
①Up From The Ashes / DON DOKKEN >個人的に"スルメアルバム"と聞いて思い浮かぶのが本作かなぁって!? 本家DOKKENが大方の予想通りの空中分解後に、新たなメンバーを集った訳ですが、自らの名前の"DOKKEN"が名乗れないっては何とも皮肉ですが、今思えば"本家とは別モノ"って捉えられる訳で、寧ろ本作にとっては良かったのではと感じています 正に"コレをスルメと呼ばずして何をスルメと呼ぶのか!?"とも言うべき愛聴盤の一枚ですナ
②Dorosle Dzieci / TURBO >老舗ポーランド産のまだスラッシュになる前の1stで... 小生、スラッシュ変化後で4作目の英語版である"Last Warrior"が初体験だったのですが、本作聴いた時はマジ驚きましたよ まぁ現地語な訳で何言ってるんかなんて訳分からんのですが"何コレ!?正統派メタルで無茶苦茶カッコえぇやん"んて... アコギからなんちゅー抒情味たっぷり漂わせる辺りは失禁モンでしたから...ね
④Break Out / FISC >その後はソロ活動へといくジミー・マーティンがVo.を務めたフレンチメタルの2作目で、次作と悩んだが先に聴いた本作を選出します 本作の一般的評価は知らんのだが、このメロディックな展開は実に味わい深い 音楽的には少し違うのかも知れんが、ワシは蘭産の老舗HELLOISE辺りに近いモノを感じますナ 個人的意見じゃが、"スルメ!?"はメロディックじゃなきゃアカンのですよ
⑤Screams In The Night / HELLION >最初に触れた時には正直アン・ボレインの歌唱に拒否反応があったのだが、聴き返す毎に拒否反応が不思議と無くなっていったんですナ ソレもコレも表舞台に出る事の無かった悲運のギタリスト...チェット・トンプソンのお陰だったんだろうと思います(特にタイトル曲のG.ソロは名演だっただろうと思います) またキャッチーでメロディアスなナンバー③"Better Off Dead"を"お好みテープ!?"に録音して聴いて通った学生生活が懐かしく思い出されますなぁ
①Rage Of Creation[2000] / ROB ROCK >まずはコレ(苦笑) 正にそんな作品といえるのではないでしょうか? 凄い名盤とかじゃないですけど、中々の作品と思います でもコレ聴くとインペリテリの歌メロって実はロブによるものなんだろうな...って思いますね とにかくラスト⑫の"Forever"で涙して下さい
②Karma's A Bitch[2014] / HELLION >5曲入りのEP.だから...ソレほど大声で言えるわけじゃないですけど 知らん間にドラムがサイモン・ライトになってたり、"アレ?、ボレインの顔ってこんなんだったっけ?(整○か!?)"とかあるんですが、モヒカンでプロレスラーの如き極太の腕の新ギターさんが結構良いのよ...コレが(笑) 特に③④辺りをオススメしたいです
③In Another Time[2019] / TANITH >SATANのラス・ティピンズが米国で結成したという4人組で、G.のティピンズ本人がVo.も兼ねているのだが、女性Vo.(B.兼)もおりツインVo.体制となっています('23年最新作ではG.一人が抜けトリオへ変化) 国内未発売のようなのでどれ程の方が本作の事をご存じなのか分からんですが70年代懐古路線ながらこの怪しく響くメロディはかなりの威力で捨て曲なしの名盤です (70年代懐古路線だしで)本人達が望んだ事ではないかも知れんが...わたくし的には何処かミステリアスな空気感も含めWARLORDを筆頭にHEAVY LOADやMEDIEVAL STEEL辺りが堪らなく好きだという方に是非聴いていただきたい作品です
④Dance With The Witches[2002] / STORMWITCH >前作と前々作と『テイチク』から国内発売されたが極一部のマニアにしか響かなかったし作品そのものの出来も今二だった そしてバンドは冬眠期間へと突入 そして冬眠から目覚めてみれば専任Key.を増員し6人体制へと変化 何故、トップをSTYXのカバーからとしたのかは知らんが、重厚さを増した本作はイイ 唯一のオリジナルメンバーとなったVo.のフチャチン振りに変化など期待出来ないが、少なくとも楽曲的な持続力は明らかに増している...
⑥Chapter X[2018] / TAD MOROSE >そのヘムリン加入後の前々作はリキみ過ぎたし、前作は悪くは無かったが的作品でしたが、加入3作目となった本作は2代目Urban Bleed期の作品に追いついたと思う出来に到達したのでは(厳密に言えば"まだ"ではあるが、納得出来る域だと思います) 因みに本作ではB.が交代しており、新たに加入したのも元STEEL ATTACKという人になっております
⑦Damned If You Do[2018] / METAL CHURCH >③~⑥とあまりにマニアな選出になってしまったので... (4thがあまりに素晴らしかったので)正直、5thは好きになれなかったから、発売から少し間が空いてしまったけど本作を聴いた時は少し嬉しかった 本来、名作4thの後に来るべき作品に思える(厳密に言えば4thには追いついてはいないのだがね) PV.にもなった③を最初に聴いたときはヤケに歌メロがANTHRAXの"Be All, End All"に似てるな...なんて思ったけど続く④がカッコ良かったから許したよ(苦笑) で、3作目や4作目が好きなオールドファンに聴いて貰いたいと思いますね
⑧The Puppet Master[2003] / KING DIAMOND >名作の"続編"を演った前作は正直企画倒れだったと思うね ですが同メンバーで挑んだ本作11thはその鬱憤を晴らすが如き快作に仕上がったと思いますよ 看板のツインギターも素晴らしいのだが、とにかく楽曲の出来が良いのが大きいかなと ラ・ロックも3曲を手掛けているがドレもイイし、肝心のキングも良い仕事をしたと思う
⑨Walk Through Fire[2009] / RAVEN >近作に比べると注目度が低かったように感じますが、若い方から"オススメは!?"と聞かれれば本作をオススメしたいっすね(最新作と前作もソレはそれで良かったですが) 分かり易くて...何と言ってもスピード曲からミッドテンポ曲とコレまでの集大成的作品になっていると思いますからね
④Crazy In The Night[1989] / MALICE >純粋なEP.というよりはアルバムから洩れた曲だったりコンピ提供曲だったりする寄せ集め的4曲入りで、記載はないがVo.が本来のジェイムス・ニールだけではなく、②にポール・サブーを③にはイングヴェイのところで拾われほこねた男"マーク・ウェイツ"だりするので、その辺りを考えてもなんとなく想像出来ますナ っつうような作品なのだが、そのタイトル曲③とやたらにタイトルを連呼する④"Death Or Glory"が好きだったりしたのです
⑧MAD[1986] / RAVEN >NWOBHMの中で一番好きなバンド 最初は中古LPを購入した 前作"The Pack Is Back"は確かに冴えなかったが、その鬱憤を晴らすが如く発表された本作は"これぞ!!?"といえる出来で、次作"Life's A Bitch"と次々作"Nothing Exceeds~"とが快作へとなり得た布石になったであろうと好作 スピード①もイイが続く②が実によく効いている...(と思うよワシは)
⑨S.t.[1985] / RUFFIANS >故カール・アルバードがVICIOUS RUMORS前に在籍してたバンドというと同時期のVILLAINもありデビュー作が共にEP.だったという事で悩んだのだが、最初に聴いたって事で本作を選出した(完成度という事ではVILLAIN作品の方かも知れんが...) 正直、楽曲的にはツメは甘いのだが、そこはかとなく感じるメロディが実に味わい深い そしてラストを飾るバラード⑥"You're All I Need"の存在がとにかく大きく、この曲で締めるという美意識なども何処か日本的なモノを感じさせるのがイイ
⑩Into The Future[1986] / SATAN >このバンド作品の中でキャッチー度という事で言えば本作が一番高いのではないだろうか 1stフルにあったマイナーメタルのアングラ臭は少し薄まったものの、BLIND FURYからの何処かカラっとした質感を受け継ぎつつ、新Vo.の声質によりアグレッシヴ味を加味させたかのような正統派HMは紛れもなく新生SATANの出発の相応しい快作だったのではないか ただ残念だったのは次作で(一曲を除いて!?)そのキャッチーさがスッカリと抜け落ちスラッシーさが支配的になってしまったという事だったし、落胆もしたのも思い出す(再び改名するPARIAHの1stもそんな流れだったのも...ガッカリした)
②A Night At The Opera[2002] / BLIND GUARDIAN >前作も嫌いじゃなかったから...楽しみに最初聴いた時の拒否感は相当なモノで、このバンドに対する興味が一気に失せた事を思い出す あの胸にアツいモノが込み上げてくるようなメロディ/展開がこのバンドの最大の魅力だと思うが、①からなんなのよ...と 特段、魅力的でもないメロがダラダラと流れて、(確かにあのクワイアもあるけど)サビになっても全然高揚感がなく、続く②以降も同様で全くダメだったし少なくともオレはそう感じたネ
④Slave To The Thrill[1991] / HURRICANE >前作はもの凄く好きで今でも愛聴盤だしアメリカンハードの名盤だと思ってる ダクが参加したって聞いて正直嫌な予感がした...インタビューを読んでも何処か心ここにあらずって感じたし、"例の一件!?"とかもあったし... 前作にあった張り詰めた緊張感がなく、ただユルい曲が続いて...まぁまぁって感じたのも⑥ぐらいじゃなかったっけ? ソレでコレって評価されてるの?...あぁ、そう(苦笑)
⑤勝利の鋼鉄[1992] / MANOWAR >当時、某東北まで出張してたわけ...で、国内発売日まで待てずにその出張先で輸入盤を購入してネ...宿で聴いたわけサ ナンだヨ...①から28分半って...しかも特段心に響く展開もないし面白味もないドラムソロまで演る始末...歌メロ度外視で押し殺すように唄うアダムスの歌唱もいただけなかったよナ 本作でディマイオの作曲能力の劣化を強く感じたナ 分かり易い例で言うと...6曲目"The Power Of Thy Sword"だろう...所謂AメロからBメロに掛けては歌メロなんて存在してねぇーし...コレ(サビだけはソレらしいけど) 気に入ったのってシングルになった"Metal Warriors"だけだったモンな...オレ(次作もつまらねぇーし) マジ期待してたから...その分、落胆も大きかった作品
⑤LOUDNESS - THE BIRTHDAY EVE 個人的に最も聴いたアルバムの一つだろう 何百回聴いたかわからなん 歴史に残る金字塔アルバム 日本のメタル史の幕開けを飾った ダークな英国テイストがたまらん OPEN YOUR EYESみたいな曲を20歳そこそこの若もんが作るとはね 勢いだけじゃないセンスと構成力を見せつけた 皆が天才的な才能と個性を持っていた 奇跡の産物である
②TOUCH - The Complete Works I & II Disc 1\TOUCH - The Complete Works I & II 幻のセカンドアルバムもパッケージした名盤の復活作 何度聴いてもファーストのオープニングナンバー Don't You Know What Love Isが最高にカッコいい タイプの異なるツインヴォール 胸を締め付ける哀愁のメロディと切り込むギターソロ コンパクトだが見せ場は十分 そしてキーボードのフレーズが飛び込んできて昇天 この一曲だけでもキラーなのだが アルバム単位で楽しめる名盤だ 哀メロ派ならばグッとくること間違いなし
①ROBIN BECK - Do You Miss Me 紆余曲折を経て辿り着いたメロディック路線 全作がアコースティカルなスタイルに軸足を置いてたので 今作の方向性に往年のファンは歓喜したでしょうね 哀愁のハードサウンドと円熟味を増した歌声 デスモンド・チャイルドが作曲人にいるのも興味をそそるポイントでしょう
③Lyin Rampant - Up And Cumin ビフ・バイフォード似のシンガーが唄う英国式叙情派ハードサウンド ハードポップという括りは違うのかも知れないが NWOBHM残党組が80年代中期から後期に掛けて変遷した ポップ化サウンドの中では上位に食い込む成功例だ 日本では絶望的に無名だが イタリアでブレイクした実績がある だからイタリアのレーベルから再発もされたのだろう 内容は高レベル 哀愁のメロディと適度なハードさ 湿り気のある英国的様式美スタイルはマニアならずとも惹きつけるものがある このあたりで少々つっこまいとねつっこまいとね まぁ典型的なお色気ジャケが損している
④Torben Schmidt - A Bit on the Side キー・マルセロのギターもいいですよね 甘いだけじゃない90年代初頭の70年代的なスタイルの曲もクール 流石は北欧メタルマイスターのソロアルバムです メロディ派のマニアから愛される彼ですが 世間一般の認知度は低い やはり雑誌が取り上げないとダメなんだろう 癖のないエモーショナルな歌声は万人受けするでしょうね そしてメロセンスに唸りますよ
①TYGERS OF PAN TANG - BURNING IN THE SHADE もはやジョン・デヴァリルのソロとなったアルバム NWOBHMファイターとしての面影はありませんが これが80年代中期からの流れなんですよね ここまで路線変更したら逆に清々しいです 上手い唄を堪能出来る一枚 納涼です そしてここまで変わらされたのはホラー映画並の恐怖である
②Jeff Paris - Wired Up のちにVIXENに提供したONE NIGHT ALONEとCRYINの オリジナルヴァージョンが収録されている事でも有名 ドラムはマット・ソーラム ギターにマイケル・トンプソン ベースはゲイリー・ムーンという豪華さ プロデューサーにトニー・プラッタ ミキシングはボブ・ロックときています これでハズレなわけがないでしょう 唄モノロックを愛するマニアならば迷わず手を出してください 上手い唄とフックのある哀愁たっぷりの情熱的なメロディ Van ZantのHeart to the flameをカバーしているセンスに共感したならば是非
①Mark Edwards - Code of Honor LIONなどで活躍したマーク・エドワーズのソロアルバム ギターはビリー・リースギャングという玄人好みの実力者 それだけにテンションの高いインスト作品になっています コージーも取り上げたDNACE WITH THE DEVILも取り上げ 賑やかにやってくれます
②Quartz- Stand Up And Fight NWOBHMですねぇ それ以外のなにものでもありません NWOBHMは1980年から81年に起きた事象だから 音楽性とは関係ないと永遠の眠りについた寝言をいう輩に出会った 時の衝撃は忘れませんが でもNWOBHM四天王を2000年以降に信じているヤツに出会った時は記憶喪失になりかけました 恐ろしいヤツが多すぎるよ この圧倒するアングラなパワー 今聴いても色あせませんね
⑤ROSE ROSE – Mosh Of Ass 日本を代表するクロスオーバーサウンドの代表格 海外でも認知されておりメディアでは軽視されているのが口惜しい 今作を引き金に欧州ツアーに出られたのも実力があるから SNSの力を借りないでだから意義が大きい 今聴いても古くささを感じさせないのは揺るぎない信念と時代に左右されない 音楽性に尽きるのだが認知度が低いんだよなぁ こういうのフォローして欲しいよねメディアにはさ 爺さん相手に若い子の押し売りは見てられん
①HELLEN - Talon Of King 今なお伝説のグループとしてマニアから愛されている国産様式美バンド レーベルが倒産したのでもはや再発は不可能だろう 本当に残念でならない 配信もないだろうしね 元々マスターテープがダメで再発された時はアナログ盤の板起こしだった それでもマニアを歓喜させた強烈な一枚 愛すべき叙情派ハードサウンド ジャンルを超越したドラマとクサメロがある
②Alcatrazz - No Parole From Rock'n'roll 彗星の如く現れたニュースター イングヴェイ・マルムスティーンだが その不遜な態度が一部のインタビュアーから嫌われ テクニックのひけらかし無感情ととんでもない批評をされることになる あのギターサウンドとテクニックを前になにを言っているんだと 全否定の全却下ですが一部の信者は乗っかりましたよね このアルバムリリースの思い出ですが引き下がれない大人を見て笑いました グラハムのパワーヴォイスとジミー・ウォルドーのキーボードはエレガントで 聴きやすさを演出してくれた あのキーボードなくして初期アルカトラスサウンドは成し得なかったろう イングヴェイも我が出過ぎでないので良かったのよ
④Over The Edge[1988] / HURRICANE >収録曲"Shout"が某FMラジオのオープニング曲だった事もあって知ったんだと思います その後、収録曲"We Are Strong"や"I'm On To You"も流されたんじゃなかったっけな ハリのあるケリー・ハンセンの歌唱と硬派な正統派ハードなんだけれどもメロディアスで... もっともっと評価されて然るべき名盤だと思うんだけど...なぁ(とワシは思う)
⑤Intense Defense[1988] / JOSHUA >国内盤の対訳をされていた女史(今はイ○ラム教に改宗されHM/HR界からは去られてしまいましたナ)がDJをされていたFMラジオから収録曲"Only Yesterday"と"Tearing At My Heart"が流れてきたモノを当時テープで録音した音源をよく聴いた事を思い出す その後、運良くすぐに国内盤(帯付)を購入出来て(今と違い結構安かったと思う)...未だ愛聴盤の一枚で、ロブが唄っている作品の中で今でも一番好きな一作
⑦The Human Factor[1991] / METAL CHURCH >'91年とその他作品からすると少しばかり後の作品ではあるのが... 最初聴いたのは前作でその前作も気に入ったのだが、本作を最初聴いた時はその更なる完成度に衝撃を受けたな 確かに正統派HMでヘヴィなんだけれども全然古くさくないしキャッチーさもあってカッコ良かった 前作はやや音造りに難もあったが、本作はクリアだけどヘヴィで分離も良くハリのある音作りも良かった また、川崎チッタで行ったライヴに最前列やや左側で参加した事を今でも良く憶えている(ハウ(Vo.)はもちろんだがデューク(B.)も凄くカッコ良かった)
⑧Steel And Starlight[1987] / SHOK PARIS >本作は中古アナログ盤が最初だったな 頭3曲のカッコ良さにシビれた事を懐かしく思い出されるな 大柄なV.ヒックスのやや暑苦しい歌唱に批判的意見もあろうが要はツインギターなのである とにかくそのメロディアスなツインギターのカッコ良さがハンパない
⑨To Hell With The Devil[1986] / STRYPER >コレも最初は対訳女史の某FMラジオだっただろう まだ、全米トップ40とかも見てたし、また好きではあったがどちらかというとボン・ジョヴィやデフレパなどはその中の一つという認識が強かったと思う そんな中、ラジオから流れてきた分厚いコーラスの利いたポップでキャッチーな"Calling On You"は衝撃だった そして最初聴いた時は女性が唄っているとばかり思っていたよ(笑)
⑩Marching Out[1985] / YNGWIE J. MALMSTEEN's Riging Force >ソレなりにHM/HRにも慣れ近所のレンタルCDのHM/HR系を片っ端から借りまくった中の一枚がコレだったのだろうと記憶する その時、イングヴェイへの認識があったのかは記憶外だが、DIOなどと共に気に入ったんじゃなかったかな...と その時は水着ジャケの国内盤だったのだが"なんだコレ!?、音が悪りぃな"...と感じたが、この初期のダークなヨーロピアンサウンドがとても気に入ったんだと... そのせいもあってかワシは次作より本作の方が好きなのである
⑥Rock Until You Drop[1981] / RAVEN >ワシ...コッド伊藤がNWOBHMの事を熱く語れば語るほど心は離れていったように思う そんな中、テイチクから発売された金帯の初CD化盤を購入したのが初RAVENだから"完全後追い!?"のワシが強気な事など言えはしないが未だ一番好きな作品である よりメタリックになった"Life's A ~"や"Nothing Exceeds~"も大好きだし、評判宜しくない"Architect Of Fear"も好きだが(但し"Glow"は好きではない)、本作は別だ トレードマークである元気印丸出しのそのハッチャケ具合とキャッチーさは本作が一番ではないだろうか
⑦After The Fall From Grace[1986] / SAVAGE GRACE >いつだったか思い出せないが最初は中古アナログ盤で、'88年~'90年頃の色々とHM/HR系を漁っていた時だったと思う 所謂"疾走メロディアスHM"は少なくともかのハロウィンと同等の評価はされて然るべきだろうと思う(...が、そのハロウィンとは反対に本作を境に下降線へと向かってしまった事が大きかった) また、タイトル曲のようなミッドテンポ曲でも聴かせるコンポーズ力の高さもポイントが高い 確かにクリス・ログーの歌唱がやり玉に挙げられるし、ガッツィーな前任マイク・スミスに唄ってほしかったとワシも思うが悲しいかなソコはB級...一つぐらいの傷はあるものである
⑧The Great Radio Controversy[1989] / TESLA >テレビ番組『Pure Rock』内の米国Knackラジオのオンエア数か何かをランキングにしたトップ10に毎週ランクインしてて...PVを見たのが最初 例えば...前述⑤"Operation~"同様に本作も全然色あせていないし、聴く度に捨て曲無しの楽曲群の素晴らしさが増してきます またハードさと綺麗すぎないロックらしいある種のラフさも残しつつ迫力のある音作りも素晴らしい
③A Tribute to Deep Purple From Japan - Who Do They Think We Are? 90年代と言えば一代トリビュートアルバムブーム アメリカのCDショップからメタルアルバムが消えた もう商品棚に並ばないんだよね そんな事も知らんバーン大好き軍団は雑誌片手にCD選び 聖飢魔Ⅱが歌ったCD選びもカタログだからという歌詞が耳に刺さるが あの岩盤層には馬の耳にBURNだろう 日本人による拘りの演奏 ある意味完コピ大会だがそれでいい 唯一の不満は二井原実先輩が無理にドスを聴かせた歌ったこと あれだけはマイナス 他は流石
③Uriah Heep - Abominog このアルバムをリリースしていなければ ユーライアヒープは終わっていたろう 路線変更も成功 時代に合わせたハードサウンドにはロマンがあった 今聴いてもモダンさを感じ取れる ピーター・ゴールビーが喉を痛めて引退したのだが 彼の力強い歌声とキャッチーなハードサウンドに相性は抜群だった 後期RAINBOWを思わせる作風も時代にフィットした That's the Way That It Isがアメリカでそこそこ売れて良かったよ
①IRON MAIDEN - IRON MAIDEN 古典中の古典 ヘヴィメタルの幕開けを記念するような一枚 チープな音質は如何ともしがたいのだが そんな事はお構いなしのパワーが漲っている 性急なビートはハードコアパンクスから そしてハリスが敬愛するプログレバンドからの影響も取り込み ドラマティックな展開で魅了する 初めて聴いた時の衝撃は忘れられない 一発で気に入った 1stの面白さはデニス・ストラットンが持ち込んだハーモニーを多用した Phantom of the Operaがあることだろう
④SAMSON - Before The Storm 巨漢のシンガーニッキー・ムーアによる一発目のアルバム ブルースはメイデンに強奪されたが 新シンガーのブルージーな味わいはバンドサウンドにフィット 英国謹製の湿り気のあるサウンドとホワイトブルースはよく似合う 堅実な歌声は地味さに拍車を掛けているが サムソンはNWOBHMムーブメントの中では地味音楽性のバンドだったよ 覆面ドラマーという突拍子もないキャラがいたけどね Test Of Timeのメロディックメタルも悪くない