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80年代 | 90年代 | V | アメリカ | アメリカンロック | ドラマティック | 叙情/哀愁 | 正統派VIRGIN STEELE
The House of Atreus: Act II (2001年)
解説
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1. Wings of Vengeance, 2. Hymn to the Gods of Night, 3. Fire of Ecstasy, 4. The Oracle of Apollo, 5. The Voice as Weapon, 6. Moira, 7. Nemesis, 7. The Wine of Violence, 7. A Token of My Hatred, 7. Summoning the Powers, 8. Flames of Thy Power (From Blood They Rise), 9. Arms of Mercury, 10. The By the Gods Suite: By the Gods, 10. The By the Gods Suite: Areopagos, ....
コメント・評価
Recent 20 Comments
1. ゴリャートキン ★★ (2009-02-11 11:27:00)
2000年12月発表の10th。
前作に続く、アトレウス邸の悲劇の後編。2枚組、全23曲、90分の大作。
元々このアトレウス・シリーズはドイツの演劇監督に頼まれて書いたもので、楽曲自体は前作と同時期に書かれている。
本作の発売前から実際のオペラでは演奏されている。
だが、楽曲の方向性は前作とは若干異なる。
細かい刻みのアグレッシヴでダークなリフ主体だった前作に比べると、本作のリフはメロディを歌うものが多く、
よりメロパワ的・シンフォメタル的になったように思う。
ただ、2枚組になり、またつなぎの小曲の使い方も上手くなったこともあり、
聴き手は集中力を殺がれずに音楽を楽しむことが出来るようになったのではないだろうか。
裏ジャケに各曲のサイズ(時間)を表記してあるのも、小曲がどれか判断しやすくて有難い。
初心者の入門編としても悪くない
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2. ゴリャートキン ★★ (2009-02-11 11:29:00)
前作のテーマは「戦争は栄光ではない」ということだった。
トロイの街々は破壊しつくされ、王女は奴隷に身を落とした。
そして戦争の英雄アガメムノンは王妃の不義に遭い、帰還してまもなくバスタブの中で殺された。
本作ではさらに物語の真相に迫る。
母によって父を殺された子供たちは誰に復讐すればいいのか。
夫殺しと母殺し、どちらの罪が重いか。
父か母か。男か女か。
ギリシアの古き神々は女を支持し、新しき神々は男を支持する。
「血には血を」「剣の掟」の是非。
裁判では1票差で母殺しのオレステスが許される。
これは全て現代の話である。
ギリシア悲劇の中ではオレステスは生き延びるが、本作ではデヴィッドは彼に自殺をさせる。
これで、呪われたアトレウス一族の血による惨劇もいったんは終了し、平和が訪れる。
しかし最後には「輪廻
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3. ゴリャートキン ★★ (2009-02-11 11:35:00)
(物語概説)
1 Wings of Vengeance /// 故郷を離れ、亡命生活をしているオレステス。そんなある日、夢を見る。そこではギリシアの新しき神々「オリンポス」の12神アポロと土着の古き神エリュネスが言い争っている。アポロはオレステスに父親の復讐として、母クリュタイムネストラの殺害を命じる。
2 Hymn to the Gods of Night /// 一方クリュタイムネストラも妙な夢を見る。夢の中では赤ん坊に乳を与えるのだが、その赤ん坊は蛇で、牙を突きたてられ流血するのである。王妃はこれをアガメムノンの霊と彼を支持する神々の怒りが見させた夢と思い、慰霊のために墓所に娘エレクトラと婢女を遣わす。しかしそこでエレクトラ達が神々へ祈った内容は、王妃への復讐の成就だった。すると、決意を秘めて故郷に帰ってきたオレステスと出くわす。エレクトラは父の死に様を教
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