1965年にドイツ連邦共和国ニーダーザクセン州ハノーファーで結成されたロックバンド。
ロシアで親善大使として迎え入れられていることで有名である。
70年代のハードロック・80年代のヘヴィメタルのムーヴメントを生き抜いたバンドであり、本国のドイツはもとより世界的な人気を誇る。
ドイツのロックバンドとしては最初期に商業的な成功を獲得したバンドであり、HR/HMのカテゴリーを超えたジャーマン・ロックの重鎮的存在である。
2010年には解散を表明するも、撤回。2015年には結成50周年を迎えた。
ScorpionsはそのLPジャケットにスキャンダラスな内容の(特に、性的に挑発的な)写真やイラストをよく用い、度々物議を醸して来たことでも有名である。幾つかのアルバムが、発売前もしくは発売直後に、多くの国でジャケットの差し替え措置が取られた。
メンバーは結成者にしてメインソングライター、唯一のオリジナルメンバーであるRudolf Schenker以外、幾度もの交代を経て現在のラインナップに至っている。ちなみに、Rudolf SchenkerはMichael Schenkerの実兄としても知られ、デビュー時と70年代の終わりにはMichaelもScorpionsに一時的に在籍していた。
バンドの世界総売上はこれまでに少なくとも7,500万枚以上、一説によれば1億枚に達するとも言われている。
Current members (リーダーはRudolf Schenker)
Rudolf Schenker — rhythm & lead guitars, backing vocals (1965–present)
Klaus Meine — lead vocals, guitars, tambourine (1969–present)
Matthias Jabs — lead & rhythm guitars, backing vocals (1978–present)
James Kottak — drums, backing vocals (1996–present)
Paweł Mąciwoda — bass, backing vocals (2004–present)
2. かわち ★★ (2002-10-29 23:41:00)
ウリの脱退がそうなる道筋だったとは考えられないけど、その後巨大になり過ぎた感はある。
蠍軍団が巨大になったその頃、OZZYがある雑誌のインタビューで「あるバンドはここ何年かライブで同じ曲ばかり演奏していていっこうに変化がない。変わったと言えばVoが帽子を被ったことぐらい」と皮肉たっぷりに言っていた。
それを読んで思わず笑ってしまったが、それでも1万人収容のアリーナを連日ソールドアウトで世界を駆け回っていた事実は否定できない。
いつも変わらぬ蠍軍団をファンは期待しているのだ。
ウリ在籍時の演歌的HMが好きな人、その後のメジャー路線的HMが好きな人、はたまた両方好きな人と色々だと思うが、いつの時代も主役はクラウスとルディーであることに違いない。
3. ENK ★★ (2003-07-04 15:14:00)
昔、ルドルフ・シェンカーが“バンドとして成功するためには"というテーマのインタビューで、「五本の木があったら、一本だけに光が当たるのはナンセンスだ。全て同じ高さになれば、ベストかな」みたいな事を言っていたようです。
私も「ああ、なるほど」とガラにもなく考えさせられました。
こういう頼もしい発言は、自分達の演奏能力に絶対の自信がなければまず言えないことだろうなぁとも思う。
そうなると、クラウスには申し訳ないが一度でいいから、ヴォーカルを抜きにしたヴァージョンの代表曲というのも是非聴いてみたいものですな。
改めてその実力を再確認できそうです。
7. うにぶ ★★ (2003-11-26 23:37:00)
私もマティアス在籍時のファンです(ウリ時代も好きですが)。今も彼らは素晴らしい曲をつくり続けているし、もはやHR/HMとも言い難い『EYE II EYE』ですらも最上級の哀愁ハード・ポップで、感動的です。
「甘く切ない」という言葉はクラウスの歌声を言い表わすのにぴったりですね。あの声で歌われるだけで、大半の曲は3~8割増しに魅力的に聴こえます(当社比)。もちろんメロディ自体も良いのですが。
それにしても、あれだけのキャリアで、未だに曲づくりの才能が衰えないだけでなく、新しいサウンドにも挑戦していく姿勢には脱帽です。これからもSCORPIONSからは目が離せません。
8. 陽 ★★ (2003-12-04 05:53:00)
そんなことからもわかるように、なぜか彼らは知名度があまり高くないですね。
どのアルバムも捨て曲なしの名盤ばっかりなのに・・。