彼らも歴史の長いバンドだけにどのアルバムから入るか戸惑うと思うけど、僕ならこれをまず聴いて欲しい。ルドルフのカッテングが素晴らしい「Black out」、その後の彼らの代表的な作風となる「Can't live without You」、「You give me all I need」等非常にとっつき易い。 個人的にはベスト盤で聴きかじって早分かりするような行為は嫌いなので、作品毎にトータルでそのバンドの作品を理解して欲しいと思います。
初期と中期(LOVE AT FIRST STING以降)の中間的な作風のアルバム。BlackoutやNow!、Dynamyteなどのハードナンバー、Can't Live Without Youなどの良質なポップ曲、欧州的な湿り気を残しているNo One Like You、哀愁バラードWhen The Smoke Is Going Downなど幅広い楽曲がバランス良く配置されている。捨て曲無し。
Scorpionsの幅広い魅力のうち、"硬"の魅力が凝縮された名盤です。 Scorpionsで一番好きなアルバムなので、順番に紹介しますね。 コードカッティングだけなのにおっそろしくカッコいいリフのオープニング「Blackout」がまず名曲。 "Blackout, I really had a blackout"のリフレインに酔いしれるべし!! その曲のラスト、ガラス割れとともに響くKlausの「ぎゃぁぁぁぁ~っ!!」に続く 「Can't Live Without You」が、これまたノリノリです。 さらに「No One Like You」、「You Give Me All I Need」と、 80's Scorpionsのお得意の曲調である、ストレートな哀愁8ビートが続きます。 そして続きましては、アルバム中一番弾けてる、アップテンポの「Now!」です。 すごく短いので、一気に終わります(水爆) さらに疾走ナンバー「Dynamite」が続きます。まさにDynamiteって感じの曲ですよ!! リフレインのサビってことで、個人的に「裏・Blackout」と呼んでます(笑) お次は甘酸っぱくてアメリカ~ンな仕上がり、だけど意外と似合ってる「Arizona」。 Scorpions風「Kashmir」か「The Zoo」の進化形でしょうか、 どっしりとしたグルーヴ感のスローナンバー「China White」を挟んで、 ラストはScorpionsお約束のバラードの名曲「When The Smoke Is Going Down」。 さすが「Still Loving You」(次作収録)作った人たちだけあって、しっかり浸れるいい曲です。 (そういえば、ラストにバラードって構成もScorpionsが元祖かも・・・) ・・・と、駆け足で追ってみましたが、まぁ何が言いたいかって言うと、 とりあえず聴いてください、絶対気に入りますから、ってことですね(水爆)
もし、、Uli時代を全く知らへんで、そやけどScorpionsには興味はあるって人。 このアルバムを最初に聴いてみるといいかも知れへんよなぁ。。。。。 これ全篇通して聴いて全く惹かれるところがなかったらScorpionsはスルーでOKやん。 もし「No One Like You」「You Give Me All I Need」「When The Smoke Is Going Down」 なんかに少しでも感じるところがあるんやったら初期Scorpionsも是非聴いてくださ~い♪ 苦労せず数百のカスを掴む事なしに極上の哀愁音空間を得ることができるよん。 シェンカー、ウリ時代のScorpionsは今もって孤高で独特の哀的感性があるって思うし♪♪ まぁ、感性の問題やよネ。そやけど。。この作品はいいと思うよ個人的にやけどネ。。
マティアス時代の大名作。曲、演奏、曲順、曲数、ジャケ、全て良し。 まだウリ時代の面影が残っているのが何より嬉しい。 曲単位で現在「BLACKOUT」が1位のようですが、この曲はやはり「CAN'T LIVE WITHOUT YOU」との繋ぎあってこそ輝く名曲。 いやしかし隙の無い素晴らしい作品です。聴く度に感心してます。
針を落とした後の沈黙を切り裂くように始まる強烈なカッティング!! 硬直したまま“Blackout"を聴き終えると間髪入れずに始まる“Can't Live Without You"の実に気持ちのいいテンポのリフ、 そしてクラウスの“ワァーン、ツゥー、ウ~ワァンツゥスリーフォーッ"で溜めに溜めたエネルギーが炸裂!!! 口ずさみやすいサビで心地よい脱力感をこの2曲を聴き終えた時点で実感することができます。20年経った今でも...
そらあ「ヴァージンキラー」よりはマシだけどさ、このジャケットだよ? (当時は巨大なLP版!)親の目を盗んで購入して自室に隠す中房の気持ちを ご同輩の皆様方は、きっとよく理解して下さることでしょう。 それでも買わずにいられなかったのは「BLACK OUT」のリフに完全にヤラレたから。 ルドルフ・シェンカーは天才だ。マイケル以上の天才だ。 んで間髪入れずに「Can't Live Without You」へ突入。 その後突き刺さる「No One Like You」のツインリード。 「You Give Me All I Need」で更に泣かしといて「Now!」だと? A面だけで十分昇天です…。 にもかかわらず、次は最強キラーチューン「Dynamite」ってもうムリ! メタリカなんて居なかった時代の話よ? 中学生でこんなの聴いたら「発狂」して当然でしょ? だって「なななななななんなーう!!!」だよ? やや知的になった「Love at First sting」もいいけど、 俺は断然おバカなこの「BLACK OUT」の破壊力のほうが好き。
ScorpionsでVirgin Killerにならんで最高傑作と名高い。このアルバムでついに全米制覇をなしえた。 Black Outの強烈なリフで「おーっ! か、かっこえー!!」 No One Like Youはまさに官能的なギターから始まる日本人好みの歌メロ。 Now!は自然と頭を振ってしまう。 そしてラストのWhen The Smoke Is Going Downは濃密なバラード。 たまりません。ラストのバラードでクールダウンするどころか、鳥肌で余計に気持ちが高ぶります
1982年にリリースされたBlackOutは、喉の手術という困難を乗り越えた名ヴォーカル、クラウスマイネの美しくパワフルなヴォーカルを、ルドルフシェンカーとマティアスヤプスの名ギターコンビネーションがサポートしたHR/HMの名盤。タイトル曲のBlackoutは最高だが、あともドラマチックな名バラード No One Like You 、二人のコンビネーションが見事に融合した名リフを聴く事が出来るNow! や Dynamiteなど名曲揃いだ。この時代のHMアルバムとしては是非押さえておきたい一枚。