楽しい話題だなあ。 ABOMINATIONS OF DESOLATIONとかALTERS OF MADNESSのような初期作は、巷のデスメタルがもつ勢いとかアグレッションがひたすら感じられるが、BLESSED ARE THE SICKあたりから、音圧やスピードをウリにするというよりは、邪悪な精神世界を投影したような、まさにGEORGEさんの言う芸術性を打ち出してきたと思う。 チョイ極端で前時代的な例えかも知れんが、なにもかも壊してしまうダダ的音楽がパンクだとして、それを再構築したのがテクノポップやインダストリアルといわれる音だとすると、その対比は、デスメタル全般とMORBID ANGELの音楽に非常に似ていると思う。 デスメタルのパッセージを独自に再構築して非常にシュールな一面を打ち出すも、テクニック面で更に熟練したバンドはなかなかいない。そういうコトでこのバンドはやはり一歩上をいってますな。 どっかよその書き込みで、表番長がこのバンドで、ウラ番長がINCANTATIONやというのがあったが、妙に納得してしまった。後者がデスメタルに聴かれる過激さやドゥーミーさを追及していることに対して、コチラは他のデスメタルバンドにはない禁忌的な要素を盛り込んでプログレッシヴなスタイルを醸し出しているような感じがする。 HERETICは未聴だが、いつか聴きたいと思う。しかし、個人的にBLESSED ARE THE SICK以降の作に新たな魅力をあまり感じなかったのも事実だ。いろいろな書き込みを見ると、最新作は問題作らしいですな。とすれば、新たな何かを発見できるかも・・と期待してしまう。
>HELL-BITESさん どれか一枚選ぶのはかなり迷いますなぁ。 ピートのドラムが最も弾けまくっているのは、スタジオ・テイクでは、FORMULAS FATAL OF THE FRESH あたりかと思う。 ①のHEAVING EARTH、⑤のCHAMBER OF DIS、⑥HELLSPAWN:THE REBIRTH、⑨COVENANT OF DEATHが特に良い。 次にお薦めなのは、やはり 驚愕のLIVEアルバム ENTANGLED IN CHAOS であろう。 DAVID VINCENT在籍時の名曲の数々が聴けるのでお徳だし、ピートだけでなく、メンバー全員がその鬼のようなバカテクを披露している。
earache recordsのHPに行けば、曲やビデオ・クリップが見れます。 ビデオは、3rdから、GOT OF EMPTINESS、RAPTURE、4thからWHERE THE SLIME LIVE、そして最新作8thから、ENSHRINED BY GRACEが見れるが、いずれもミドル・テンポが主体。(ビデオ・クリップはプロモーション用に、「一般向け」(?!)の曲で作られるものだから仕方ない) 曲だけ聞くのであれば、速い曲も含めて、7曲聞けますよ。
3. ローランDEATH ★★ (2002-09-10 01:26:00)
5. KILLERQUEEN ★★ (2002-11-21 13:05:00)
6. JENESIS ★★ (2003-01-18 23:55:00)
しかし、私は彼らの速い曲は好きなのだが、遅くてグログロな曲も多く、退屈させられることもある。どちらかといえば徹底的に速いなら速い、遅いなら遅いでやって欲しい(KILLERQWEENさんの意見に反するようで申し訳ないです)ので、彼らのサウンドは若干私の趣味と相容れないものがあるのは残念なことだ。