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901. 失恋船長 (2024-05-12 18:41:07)

『胸キュン/胸熱ロック 57』10選


①MIKAZUKI IN ROCK - CRESCENT MOON
作曲はシャ乱Qのはたけ
歌うはドン・ドッケン
ギターでポール・ギルバードが客演と豪華
だがドンの歌声はキレ不足
鉄甲機ミカヅキという特撮戦隊モノのメインテーマ





②BLINDMAN - Living a Lie
初期の名曲だ
勢いのあるキャッチーなサウンド
ブラインドマンらしいエモーションと親しみやすさがポイント
ライブ映えする一曲だ
アレンジも見事






③Anthem - Warning Action
初期ならではのストレートなパワーメタルソング
森川之雄が歌うスタジオライブヴァージョンでいきます
清水明男の上手さ
ベースもバキバキでいいですねぇ







④SEBASTIAN BACH - About To Break
豪快かイントロから繊細なパートへと以降
歌を聴かせたいというアレンジですね
ソロなんだから当然なんですが
紆余曲折を経てこういう曲を歌う姿にバンド時代を思い出す




⑤Steeler - Love For Sale
まだまだ未消火な部分はあるのだが
この甘いメロディとスパイスの利いたハードさが絶妙だ
アクセルは昔から良い曲を書いていたよ




⑥筋肉少女帯 - バトル野郎~100万人の兄貴~
ストリートファイターのCMソングとして有名
ゲームやりながらこの歌詞を噛みしめた人も多いでしょう 
極めろ道 悟れよ我
橘高さんはここでも様式美男だ
内田のコーラスも好き






⑦Midnight Blue - Until Tomorrow
RAINBOW加入前のドゥギー・ホワイトの歌声が堪能出来る
エモーショナルなドゥギーの歌声が光るバラード
この時点でまさか彼がRAINBOWに抜擢されるとは夢にもおもわなんだ






⑧PRAYING MANTIS - Best Years
歌うはトニー・オホーラ
哀愁のマンティス節炸裂
ドラムの音が好きになれないのですが
このバンドはどうもツキがないな
ある意味究極のBIG IN JAPANでしたね
でもグランジ/オルタナムーブメントに落胆する
日本人に寄り添ってくれました






⑨BRAIN - Watch Out!
大阪のクロスオーバー系スラッシュメタル
デモ音源だけで消えたと記憶している
どこぞのレーベルから正式な音源が出ないかね
こういうバンドが埋もれるのは本当にもったいない
日本のメタルシーンを支えたよね






⑩MIKAZUKI IN ROCK - LOST MEMORIES
鉄甲機ミカヅキのサントラから
バージョン違いが何曲か収録されているが
こちらは原史奈さんが歌うバージョン
何度か聴いているうちに馴染んだ
イイ曲だ
彼女じゃなくてもいい
そして今月6人のリスナーだった
ワシは来月も再来月も聴くぞ
ちなみにギターはリッチー・コッツェンが客演




902. 失恋船長 (2024-05-22 11:58:44)

『胸キュン/胸熱ロック 58』10選


①Alcatrazz - Battlelines
結局グラハムとはつまらないアルバムを作って終わり
ドゥギー・ホワイトが歌う事で音楽性は統一化に成功
しかし雑誌の評価もあり日本では低空飛行
残念な話だが権威に弱い日本人を象徴するような話
猛々しスピーディなギタープレイで魅了するジョー・スタンプ
キーボードもベースもストレスフリーで演奏している
これぞアルカトラスな音楽に仕上がった






②BLINDMAN - Living a LieShow-Ya - Tokyo I Scream
EDMなビートも取り入れた意欲作
TOKYOという言葉が似合う曲調だ
世界に打って出たアルバムだけの事はある
もっと認知されていい一曲






③Tindrum - Horoscope
北欧らしい透明感のあるメロディと甘さ
そして突き抜けるハイトーンが曲調と合致
上手い歌い手だった彼女は今
何をしているのだろうか?
配信されているのでありがたいが
CDに拘る人には入手困難なレアバンドになってしまった








④Accept - Winterdreams
哀愁のロッカバラード
ウドの子供を諭すような歌い方が印象的だ
素直なメロディも馴染みがいい



⑤Savage Grace - Bound To Be Free
燃えますねぇ
理屈抜きにカッコいいです
アメリカンパワースピードメタルバンド
スラッシュ一歩手前なのがいいです
バンダナ巻いた日系人ベースは今何をやっている




⑥OUTRAGE - Under Control Of Law
先を読ませない展開
これぞスラッシュメタルな魅力に溢れている
鞭打つ鋼鉄のリズムと橋本のパワフルな歌声
そして叙情的なフレーズで魅了する阿倍のギター
日本最強のバンドである






⑦ALL FOR METAL - Valkyries In The Sky
このバンドのイメージにピッタリな鋼鉄ナンバー
親しみやすいメロディを聴かせる事に専念している
リズムプレイが今までよりはタフになった印象を受ける
ゲストヴォーカルにローラ・グルデモンドを
そしてギターソロではティム・ハンセンが客演
PVにも参加と事務所総出でやっていますと言いたくなりますよね
PVも良かった曲の意味も分かるエンディングでしたね







⑧Alice Cooper - Poison
ショックロックの帝王の復活作
らしさと煌びやかな時代が嫌味なく融合
大胆な作風でシーンにカムバック
豪華ゲストと旬なアレンジで新たなる代表作となった
今でもたまに聴きたくなる一曲だ





⑨Survivor - Eye Of The Tiger
シンプルイズベストな事を教えてくれた
ある意味ハードサウンド初体験はロッキーのおかげなんだろう
でもフェノメナとかもあるからなぁ
サビがいいんだよなぁ






⑩MIKAZUKI IN ROCK - LOST MEMORIES
リッチー・コッツェンの味わい深いがいいですよねぇ
メインは原史奈さんの歌でもあるのですが
主役を喰った感のあるリッチー・コッツェン
でも曲を書いたのは岩川浩二
色んな方面のメンバーが集結している
最近のお気に入り




903. 失恋船長 (2024-05-28 09:21:28)

『胸キュン/胸熱ロック 59』10選


①Rosemary Butler - Riding High
今でも良く聴く一曲
とにかく歌が上手いパンチも聴いているが
彼女はもっと器用にいろんな歌を歌えるのだろうと簡単に察しがつく
映画はエキセントリックすぎて何度も見る気になれないが
この曲が何度も劇中流れる
正式にメタルバンドがカヴァーするべき





②ジョー山中 - 明日への叫び
大人になるとグッと染みてるジョー山中が歌う
映画版あしたのジョー2の主題歌
上手い唄とファンキーな演奏に日本の情念がのります
不思議な味わいだが
今では絶対にタイアップされない曲調だ
泪橋を渡るんだジョー
品出しバイトと清掃バイトに明け暮れる人生は嫌だ






③森口博子 - BEYOND THE TIME~メビウスの宇宙を越えて~
デビュー時はアニソンを歌わされたとアイドルとしては屈辱を味わう森口さん
黒歴史のような扱いの時代もあったがアニソンが世界的に認知されると
逆転現象が起こりガンダムビジネスで財産を築く
まさに逆襲のシャアであろう
この曲は今話題のTMネットワークのヤツらしい
全面参加のTM&リアレンジ
そして円熟味を増した歌
ジャンル不問で音楽を楽しめる方には是非とも








④北斗の拳2 - KILL THE FIGHT
歌うは子門真人
彼の歌は泳げ鯛焼き君だけじゃないぞ
印象的な戦闘シーンで流れ北斗の拳マニアを滾らせた
アレンジ一つでカッコイイ
ハードサウンドに生まれ変わる土壌のある一曲




⑤SABRINA - ハート・ジャック・ナイト
歌謡ポップスを意識した歌が賛否を分ける
彼女はもっと歌えるのに
でもこの昭和歌謡風味と哀愁がオジサンにはたまらん
中島優貴の才能を受け止められるシーンが日本になかった
無念




⑥PINK SAPPHIRE - HELLO GOODBYE
P.S I LOVE YOUでスマッシュヒット
個人的には最後に歌うピーエスアイアブユーがハズいので
友人が言うにはメジャーデビュー前はもっと硬派だったと教えて貰った
確かにこういう曲を聴くとロックしている片鱗は感じるが
やはり二番煎じな印象は否めない
ザ芸能界だがバブリーで懐かしい空気感は否定したくない







⑦LIV MOON  - SEIZE THE DAYS
ジェンダーレスな容姿に変貌したアカネ・リブに驚きました
熱心に追っかけたバンドではないのですが
売れそうな匂いもしますね
ハードでダイナミックで演奏も上手い
あとは誰にハマるかだ
ドレスと宝塚を捨てたのは正解だと思う
あのコンセプトのバンドは海外に腐るほどいたからね






⑧BABYMETAL x @ElectricCallboy - RATATATA
何でもありですよね
金の匂いがプンプンしますがSNS映えするな
世界中で音に合わせて踊る映像が配信されまくるだろう
元が何でもありのコンセプトだから驚かない
ワタクシもYouTubeがなければ一生聴くことのないジャンルだ
しばらく見ないうちにメンバーが大人になりましたね
どうせ魂を売って雑誌を販売したいのならば
ネモフィリアではなく
こっちで心中したら?ブルース・ディッキンソン表紙にしても若い子は買わんよ
じゃなきゃ夢グループの広告やコンドロイチン
ブルーベリーにニューモににんにく卵黄を載せるような年齢層相手の商業誌じゃん
誰に買って貰い誰に読んで欲しいのよ






⑨伝説巨神イデオン - 復活のイデオン
子供の頃は良く理解できなかった世界観
大人になり無理矢理見直したときは
結構深いところで戦争の話をしてたんだんぁ
みんな死んで終わりって…ねぇ
今ではコンプラNGでしょう
この歌はついつい口ずさんじゃう







⑩MIKAZUKI IN ROCK - LOST MEMORIES
Spotifyで何度も聴いているぞ
そろそろ歌詞も頭に入っているぞ
歌は上手いとは言わないが
曲は好きだ
90年代のJ-POPが好きな人は是非
リッチー・コッツェンファンにも




904. 失恋船長 (2024-05-31 21:07:39)

『胸キュン/胸熱ロック 60』10選


①Wishbone Ash - Cell of Fame
80年代に入り変革を迫られたバンド
メンバーも替わり苦悩の時期を迎える
歌うはマーヴィン・スペンス
不遇の時代だけに知名度は低いが素晴らしい歌い手だ
もっと評価されるべきミュージシャン
彼のエモーショナルな歌い回しをフィーチャーしたバンドは
新しい可能性を示唆した





②Blue Öyster Cult - That Was Me
新しい事をやっているのにらしさしかない
強烈なアルバムのオープニングナンバー
ハードさがフレッシュ感を底上げ
アルバートの姿も懐かしい
コロナを吹っ飛ばす勢いを感じた






③Eliza - Never Say Die
ド派手なメイクに負けないド派手でハードな一曲
アメリカンさと欧州風味が調和
パンチの効いた疾走ナンバーだが
彼ららしい軽快なキャッチーさが耳を惹く








④aphasia - Sandplay is over
哀愁の叙情派ハードナンバー
新シンガーもバンドサウンドにフィット
こういう曲を持ち望んだファンも多かったろう
ベースはウルフの西川健





⑤LOUDNESS - REVELATION
ラウドネスらしいアタック感の強さと
展開の多いリズムプレイが耳を惹きます
二井原実先輩も今ままで以上にタフな印象を与えた
この曲調を支える高崎のリフワークとリードプレイ
改めて激剣霊化は名盤だね




905. 失恋船長 (2024-06-02 02:00:28)

『胸キュン/胸熱ロック 60』10選 後編


①Kaizoku - Danger On The Street
リー・ハートの曲です
ヴォーカルはジョン・スローマン
エア・パビリオンのアルバムなんですが
タイアップを強調されゲストも増量なのかな?
よく分からん作風になったアルバムだが
この曲はあちこちでリーがこすっているだけに
クオリティは高い




②Outside Edge - Heaven Tonight
甘いねぇ
チョイ大人なアレンジと開放感のあるサビメロ
キーボードの使い方も懐かしい
売れそうな空気が凄いです






③Biloxi - Love Prevails
やり過ぎですね
今ではすっかり聴けなくなったパターンの
王道ビックバラード
ベタだけとたまにはいいでしょう
嘘くさいけど









④BABYMETAL x @ElectricCallboy - RATATATA
もう30回くらいPVを見たが好きにならんが
なんとなく見ちゃうルックスの女の子がいるから30回も視聴したのだろう
ワシもオッサンだが掛け持ちバイトにはなりたくない
何はともあれ彼女達が一般層にも広く認知されメタルに対する偏見がなくなるといい
首を動かすダンスも今を象徴している
ブンブンブンって歌いながらのダンスも狙っているのだろう
再生回数も伸びている
やはり商業誌は商魂に走るなら彼女達と心中するべき
どうせYouTubeやらストリーミングサービスで情報を先に得る
雑誌読んでレビュー見てからCD買うのは後期高齢者だけだよ




⑤MIKAZUKI IN ROCK - LOST MEMORIES
リッチー・コッツェンのギターがいい
見せ場は少ないがフェードアウトまで耳が追いかけている
歌はオマケ程度だがもう免疫が付いた
そらでも歌えるぞ
浮かんで消える月のようLOST MEMORIES




906. 失恋船長 (2024-06-05 23:40:39)

『胸キュン/胸熱ロック 61』10選


①Black Sabbath - Call Of The Wild
妖しげなサバスサウンドと大衆性を意識した意欲作
トニー・マーティンの歌声はスタジオではピカイチですね
それにしてもタットロンにはワロタ
腹がちぎれるかと思うほどワロタ
タットロンって何?ワロタ
死ぬかもしれんくらいワロタ




②F.HERO x BODYSLAM x BABYMETAL - LEAVE IT ALL BEHIND
YouTubeの影響は絶大である
もはや英語圏だけがマーケットではない
この曲で聴ける複数の言語
驚くべき実験でありアイデンティティの誇示
本当に意味での多様性であろう
こういうリズムは苦手だが
何はともあれ彼女達が世界で旋風を巻き起こし
日本の古き慣習をぶっ壊して欲しい
日本のハードシーンを塗り替えて欲しい
私には縁のない世界だが
若い人が振り向かなければ終わりだ
ブルース・ディッキンソンが表紙じゃねぇ






③泰葉 - フライディ・チャイナタウン
テレ東の番組で外国人が日本のシティポップのアナログを探す番組を見てしった
空前のシティポップブーム
軽トラが爆売れした事も知っているが
80年代当初にシティポップが海外で爆売れすることを想像した日本人は皆無だろう
ある意味逆輸入であるが
この歌は演歌的な歌い回しが印象的
究極の一発屋泰葉空前のヒット曲である








④Creation - ロンリー・ハート
松田優作主演探偵物語のエンディングテーマ
子供ながらサビメロはすぐに覚え口ずさんだものだ
成田三樹夫の癖が凄い
そして衝撃的なラストが待っているドラマだった
ノスタルジーな一曲なんですよね




⑤TM NETWORK - Get Wild
最近はトリビュートアルバムでB'zが取り上げて再生回数を稼いでいる
オリジナルも凄い再生回数だ
個人的にやはりユーロビート系のリズムは苦手
だからメタルを好んでいる
木根尚登さんはギター弾いていないしね
不思議なバンドだったなぁ
鈴木亮平は冴羽獠には見えないよ




⑥Loudness - Pray For The Dead
腸にズシリと響くヘヴィグルーブ
明らかに印象が変った高崎のギター
雅樹が加わり全てがリセットされた
しかし日本人らしい木目の細やかさ
そこにアジアの血を感じます
今でも新鮮に聴ける






⑦OUTRAGE - EDGE OF DEATH
起伏に富んだ世界観
アルバムの中に張り巡らされたドラマティックな仕掛け
流石である
国産スラッシャーの草分け的な存在の彼らだが
それだけに留まらないスケールの大きさを誇示している







⑧Anthem - Wild Anthem (Studio Live Version)
ライブでは定番一曲でもうやらなくていいと思っている
でもやると盛り上がるから不思議だ
ここでは森川之雄が歌うスタジオライヴヴァージョンを
森川って上手いよねぇ
洋也のギターも聴きたいなぁ








⑨Alcatrazz - Jet to Jet
哀愁のメロディを歌うグラハム
彼があのメロ考えたのかね?パワフルな歌声も素晴らしい
この声あってのJET TO JET
インギーもこれくらいのバランス感覚で弾いてくれたらね
ロック界全般にその名を認知させられたろう
ネオクラ様式美万歳なギターソロに感動を覚える
キーボードの使いかも抜群
全てのバランスがいい







⑩MIKAZUKI IN ROCK - LOST MEMORIES
味わい深いリッチー・コッツェンのギター
いいねぇ
もう原史奈さんの歌声に耐性が尽きました
ありきたりなJ-POPなんですが好きなんです




907. 失恋船長 (2024-06-07 01:21:54)

『胸キュン/胸熱ロック 62』10選


①King Kobra - Mean Street Machine
勢いのあるキャッチーな疾走ナンバー
そこにチョイ足しの哀愁がある
メンバーは変わったがマインドは変わらない
初期の作品ばかり取り上げられるので
今作は推しておきたい
中盤のブレイクパートが大好きだ
カッコいいのはドラムだけじゃないぞ
そして次の曲もいいんだよなぁ




②Twisted Sister - Under the Blade
初期の頃は男臭い英国寄りの音楽性だった
後の大ヒットでバンドは瓦解するのだが
まさに大金と名声を得ておかしくなった末路を辿る事になる
このマインドに戻ってまたバンドやってほしいねぇ






③Judas Priest - You've Got Another Thing Comin'
永遠のロックアンセム生涯聴き続けるであろう
でも初見の印象はそこまで良くなかった
こんなシンプルなリフと分かりやすいメロディ
チョット恥ずかしい思いだった
まぁテクニック的には並のバンドだが
そこを重視しないと凄くシンプルだから良く見える
価値観を大きく変えてくれた一曲
そしてシンプルだからこそ飽きないのである
凄く良く聴く一曲だ








④Europe - Wasted Time
アメリカンナイズドされまくった3枚目のアルバムで天下をとったバンド
そのおかげで迷走することになる
あの時代のアメリカでは多様性では無くアメリカ色に染まる事が重要だった
個人的には2枚目が最高傑作
こういう曲をサラリとやれるのが凄い
哀愁の北欧メロディとダイナミズム
ハードさを損なわない大衆揃っている揃っている




⑤220 Volt - Dog Eat Dog
洗練されまくったアルバム
この曲もバッキングはスカスカだ
悲しい気持ちになるが
その中でもメタルバンドとして矜恃が牙を剥いている
北欧らしい冷やかなメロディ
ギリギリで踏みとどまった
次の曲へ繋がる流れも大好きである





⑥FLATBACKER - MIMIZU
ウネウネドロドロとリズムが這いずり回る
雅樹のド迫力の歌声が不気味さを倍増
地を這うミミズでさえ今の俺にとっちゃ手強い
の歌詞は生涯忘れないであろう
鋭角的なリフワークと特徴的なリズムプレイにも魅了される







⑦KILLER - In the Name of the Law
スピードメタル番長として愛されるベルギーのバンド
マイナーな存在ながらもマニアからは愛され続けている
この曲などRAINBOWのあの曲からインスパイアされているが
ベルギーの暴走野郎の手に掛かれば
こんな凶暴で誇りっぽい哀愁がまぶされる
たまらんぜ



⑧Lionheart - lionheart
デニス・ストラットンらしいハーモニーを多用したコーラスワーク
そしてNWOBHMらしい疾走感ながらも
キャッチーでポップな面が強調されている
不思議なバランス感覚が魅力
後にアメリカンナイズドの極地のような作風でメジャーデビュー
複雑な気持ちを味わうも
メロディ派のマニアからは大絶賛
でもリリース当時の批評は辛かったが
後年メロディックメタルの名盤として再評価
そのおかげで批評に左右される大嘘つき発見機として活躍する








⑨ALL FOR METAL - Valkyries In The Sky (feat. Laura Guldemond & Tim Hansen)
ゲストが大活躍して主役を完全に喰ってしまった
PVも顕著である
それにしてもローラ・グルドモンドは無駄に女を消費しない
我が国では女の部分は最大の武器で無駄に消費される
女子アナという存在はその最たる例だろう
こういうホンモノをロッカーはいるがヴィジュアルを要求される
もし可愛ければそれそうほうの歌い手に変換される
無念だ






⑩outrage - Bring Him Back
ザクザクと刻まれるリフとけたたましいリズム
どこか不穏な空気が流れる曲を橋本が受け止めている
日本人云々では無いスケールの大きさ
凄いバンドですね




908. 失恋船長 (2024-06-07 13:24:02)

『胸キュン/胸熱ロック 63』10選


①Bon Jovi - Living in Paradise
色々あったけど元の音楽性に戻りましたね
的なイメージの一曲
あとはリッチー・サンボラ復帰ですかね
アルバムも出たから聴かねばねぇ
でももうそんなに興味ないのよ
オジサンなんでね





②川島だりあ - Don't Look Back
マーシー節炸裂な一曲
西田昌史がいつ歌い出してもおかしくないです
彼女確かマーシーの奥さんになったような気がする
ハードなギターと女性ヴォーカルという
一時期流行った組み合わせです
B'zの成功により確率されたスタイル
当時としてこっちはバンドらしさを出している






③KIX-S - Loven' you
B'zの女性版と言える座組と音楽性
フックのあるメロディと日本人好みの哀愁
打ち込み系に抵抗がない方なら違和感はないでしょう
ギターも腕は確かでした
今ならバリバリのメタルバンドで腕を鳴らしたろう
逆に今だからこそ再評価される気がする








④Cloven Hoof - Cloven Hoof
音質はけして良くない
しかしこの湿り気のある音像こそ英国
英国的様式美スタイルをオカルティックに仕立てた
バンド名に恥じない名曲だ
エコエコアザラク♪





⑤Angel Witch - Evil Games
NWOBHMという言葉を本当の意味で認知させたのはこういうバンドだろう
日本ではNWOBHM四天王なるインチキがまかり通るのだが
あんなもんは絶対に認めません
こういう曲にこのバンドの魅力を感じる
マイナー臭を撒き散らす地下室サウンド
どこかキャッチーさもあるが視聴後に残る闇に触れた余韻
その悪魔的なサウンドに魅入られる





⑥Rommel - Burning Brains
正式な音源を残さずに消えた幻の国産スラッシャー
JP風味満点のイントロから
ダークな世界観へと足を踏み入れる
攻撃性と日本人的メロセンス
欧州勢からの影響も大なサウンドは
短命に終わったことを改めて惜しませてくれる
多分アンオフィシャルな音源が世に出たが手は出さない







⑦Ultra Violent - Crime For Revenge
U.Kハードコアパンクス
このスカッとする暴走感
ランニングタイムの短さも手伝い
清々しい気持ちに慣れます
スピード狂のマニアには是非とも




⑧ダミアン浜田 - 失楽園はふたたび
デーモン閣下がゲストヴォーカルを担当する一曲
やはり役者が違いますね
後にリメイクもされますが
オリジナルが一番好きです
ダミアンワールドと閣下の相性に間違いはない








⑨Eliza - Driving Roller
勢いがありますねぇ
欧州メタル&ジャパニーズメタルのいいとこ取り
そこにアメリカンな完成もチョイ足して
初期の彼ららしい魅力に溢れている
Scorpionと聖・戦士に挟まれても遜色無しなのも素晴らしい







⑩Pretty Maids - Savage Heart
イマイチ評価の低いアルバムJUNP THE GUN
個人的には彼らがメジャーフィールドに進むには必要な変革だったと思っている
この哀愁タップリのメロディとハスキーヴォイスの絡みは絶品
大衆性を取り込む魅力があるが
アメリカンでカラッとした陽性な雰囲気は無い
日本人に愛される情緒がある




909. 失恋船長 (2024-06-16 17:22:02)

『胸キュン/胸熱ロック 64』10選


①RUDE SEDUCER - LIVE&LET DIE
デモ音源のみで消えた国産メタルバンド
ヘヴィメタルフォース3に参加したので
X-JAPAN効果もあり耳にした人も多いだろう
今作はコンピ盤にしか収録されていない貴重な一曲
腕利きのメンバーが揃ったいいバンドだった
歌が弱いのは国産バンドあるある
噛みつくような熱いシャウトも悪くないよ





②JEWEL - WANT YOU
関東メタルシーンを支えたバンドの代表曲
キャッチーで親しみやすいサビが印象的
少々無理目のハイトーンも懐かしい
良くも悪くも国産メタルらしいサウンドだ






③Jackal - Madman
安定感のあるバンドサウンドと
女性シンガーの確かなパフォーマンス
荒削りだが可能性を感じさせた
詳細が不明なバンドだが
日本のバンドとしては愛される要素が強かった









④Offender - GET IT OUT
哀愁の叙情派はハードサウンドが売り
アースシェイカーとか思い出しますよね
こういう音楽性のバンドって昔はけっこういたんだよな
堅実な演奏と歌心を大切にしたサウンドはベタだが
期待を裏切らない展開に今の時代逆に安堵する





⑤WINTER ROSE - I'LL NEVER FALL IN LOVE AGAIN
ドリームシアターに加入することで一躍有名になったジェイムス・ラブリエ
メロディ派のマニアからこのバンドも愛されています
良く伸びる清らかなハイトーン
素直に耳に届くメロディと親しみやすい一曲です






⑥Niagara - Take My Hand
ベタですねぇ
ですがメロディ派のマニアのハートに潤いを与えてくれます
愛すべきパワーバラード
アルバムの曲順的に絶妙な位置にあるんだよな








⑦Hericane Alice - Too Late
タイトルからもバラード系を想起させますよね
時代的にもバブルメタルを総括するような内容
あらゆるバンドの要素を集結させたようなパワーバラードですね
恐るべし




⑧Cloven Hoof - Astral Rider
遅れてきたNWOBHM
日本ではガールにワイルドホーシズをNWOBHMと寝ぼけた括りで
四天王扱いまでした国ですから
NWOBHMのイメージは人によっては見解が違うでしょうが
デフレパートすらもNWOBHMと思わないワタクシにとっては
彼らのようなバンドこそNWOBHMだと思います
先の読めない展開に興奮します
これぞNWOBHMですよ








⑨Witchfinder General - Requiem for Youth
サバスからの影響もタップリと受けたサウンド
そこにライトな歌声のシンガーが別の印象をもたらしてくれます
どこか胡散臭い雰囲気が漂うのが
このバンドの魅力
やはりNWOBHMはこうでなくてはね







⑩EARTHSHAKER - 裏切りのロックンロール
アースシェイカーのカタログの中で最もハードな部類に入る疾走ナンバー
英詩にも挑戦
この裏切りのロックンロールというタイトルが最高にクール
古めかしい時代のストレートなメタルをシェイカー節で調理
シャラも弾きまくりだが
工藤の強烈なツーバスにノックアウト寸前
コージー・パウエルを彷彿とさせますね




910. 失恋船長 (2024-06-19 03:04:49)

『胸キュン/胸熱ロック 65』10選


①Eliza - Scorpion
個人的にイライザと言えばこの曲ですね
哀愁の叙情派メロディアスメタル
ヨーロピアン調の湿り気と昭和歌謡の融合
大好物である
細部に拘ったアレンジも効いている
インディーズで終わったがもっと認知されるべきバンドだ
サブスクとかバンドキャンプみたいなところで音源をリリースしたら良いのにね






②十二単 - Loving Woman
結局バンドではなく藤原のソロとしてリリースされた
やはりハードさが強いバンドヴァージョンの方が好みである
このバンドもメジャーの壁に泣かされた
中途に軟派なサウンドメイクのせいで良さがスポイルされたのは残念でならない
この曲は音質が厳しかろうが純粋なパッションが迸る
こちらが好き





③Realm - Endless War
スピード狂にはたまらない一曲だ
メロディをおいしっかりとシャウトするヴォーカル
そして絨毯爆撃を繰り返す攻撃力満点のリズムとギター
スリリングに展開する狂気のサウンド
先を読ませない場面展開の多さに興奮の坩堝と化す








④Holy Moses - Current Of Death
見た目からは想像できない噛みつきシャウトを披露するサビーナ・クラッセン
日本ではスラッシュメタルに対する理解は低く
当時の批評家&メディアからはケチョンケチョンの扱いを受けた
こういうバンドを支持しないからワタクシはメディアが嫌いである
迫力満点の歌声に恐れ戦きますよ
そしてツーバスの乱打
もう破壊力満点のです
このアルバム時代が凄い名作中の名作
ダイハードなメタルを好むマニアで聴いた事の無い若者たちにすすめたい






⑤BLOOD FEAST - Menacing Thunder
この一曲で心掴まれましたよね
今聴いても興奮させられます
呼び戻される初期衝動
メタリカ最高いつものメガデスですは聞き飽きた
スラッシュメタル系に底の浅いヤツの話など聞いてられん
テンションが高いだけじゃない芸が細かい
そして絶叫する歌声に悶絶だ





⑥Fast Draw - パンチパーマ
タイトルが損しているよな
でも一筋縄ではいかないバンドサウンドと
スピード感にキャッチーさをまぶした初期の名曲
次の曲農協バスツアーと対で楽しんで欲しい
両曲ともタイトルがネタだと思われたのが残念
スラッシーな農協バスツアーも魅力的
でもここで聴けるツインギターのバトルも興奮させる
強力なドラムとベースによるリズムプレイも破壊力抜群







⑦DEE SNIDER - For The Love Of Metal
ディー・スナイダーは死んでいなかった
現代的なサウンドと古典の融合
時代を紡ぐクラシックメタルサウンド
歌詞に込められた思い
素直に耳を傾けたい




⑧原史奈 - Lost Memories Vocal
今月は8人のリスナーが聴いています
何故か耳に残るメロディ
稚拙な歌声でももうすっかり慣れた
今なら何を聴いても感動するのではないだろうか?
哀愁のJ-POPバラード
リッチー・コッツェンの味わい深いギターが耳を惹く
あれリッチー・コッツェンでいいんだよなぁ?







⑨The Arrows - NEVER BE ANOTHER ONE
広がる青空なんですが
どこかセンチメンタルです
サックスの導入もカッコイイ
スターシップとかいけるなら全然OKでしょう
日本の批評家はとにかくカナダがすきじゃないらしい








⑩Tygers Of Pan Tang - Only The Brave
ホワイトスネイクでジョン・サイクスが成功した途端に
このバンドの株があった
俺は昔から好きだと大嘘と付く輩も大量発生
ならばその昔に大ヒットしただろうよ
このバンドを支えたのはギターのロブ
枯れなくしてこのバンドはない
昔気質のギターサウンド
オールドスクールなサウンドを愛するマニアには避けられないバンドだ
新旧の魅力を携えたアルバムのオープニングナンバー




911. 失恋船長 (2024-06-23 02:31:20)

『胸キュン/胸熱ロック 66』10選


①Metallica – Motorbreath
AC/DCは金満バンドになっても音楽性に差違は生じなかった
シンプルなビートが主体だから比較にはならないが
このNWOBHMから薫陶を受けたサウンド
回転するリフワークと忙しないリズム
初期のメタリカには今では考えられない純粋さが存在する
もうこのマインドにはなれないだろうが
この曲は大好きな一曲だ
ファンはいつでもファンタジックなメタリカの世界へ飛べる





②Rods – Born To Rock
カッコいいなぁ
男臭いんだよね
でもダーティーな匂いではない健康的な魅力を感じた
でも男臭いのよ




③Exciter - Saxons of the Fire
賑やかなですよねぇ
このバンドらしい味わいがあります
直情的なパワー
先を読ませない展開の妙味
テクニック云々では語れない魅力がある








④SAXON - Hold On
キャッチーでメロディアスなポジティブな空気に包まれた一曲
アメリカンナイズド時代と揶揄されるスタイルも糧にして
辿り着いた境地だろう
最近のサクソンはまさに80年代型のスタイルに落ち着いている
アメリカンナイズド信者がどんな顔で言い訳をして
褒めようとしているのか想像しただけで笑えてくる
雑誌に便乗する人生に何を見いだす
アメリカンナイズド警察としては見逃しませんよ
現行犯逮捕です






⑤ICON - Naked Eyes
音楽性の変貌には驚いたが
質の高さは認めざるを得ない
新しい顔で勝負をするも成功とはいかず
まさに試合に負けて勝負に勝つなサウンドだった





⑥HALLOWEEN - Busted
ドイツのバンドじゃないです
スペルが違いますよ
こちらはアメリカのショックメタルバンド
ガラスが粉砕されるSEから
勢いよく弾き出されるビート
芝居がかった歌と勢いのある演奏
聴きやすいが媚びは売らない絶妙な親しみやすさ
もっと認知されるべきバンドだ







⑦Stryper - To Hell With The Devil
歌が上手い
メロディックだがメタリックなパッションが内包されている
絶妙なアレンジとサウンドだ
力強い側面をフィーチャーした一曲ですよね
歌が凄いよ





⑧EARTHSHAKER - TRAP OF LOVE
大人びいた歌詞が印象的です
マーシーの力強い歌声とハードなギターワーク
キーボードも効果的に機能させ幅を持たせている
良いメロディだ
しかし売れ線ではない
日本人による日本語ロックのカッコ良さを最大限に活用している
大人のロックだよ
カッコいいわ







⑨グレン・ヒューズ - KISS OF FIRE
ご存じフェノメナプロジェクトオープニングナンバー
自身のライブでも取り上げています
日本でリリースされたEPに収録されたライブヴァージョン
衰え知らずの歌声に身震いさせられます
スタジオ盤にはないグレンらしいフィーリングが乗ったテイク
でももっと若いうちに聴きたかったなぁ
この曲大好きですね








⑩Saber Tiger - A Shot in the Dark
サーベルらしい複雑な展開とストレートさが上手くミックスされている
メロディックな歌メロを力強く歌い上げる久保田陽子の凄さ
ライブでも完璧だったが
90年代当時彼女に対する風当たりは強く
サーベルに相応しくないといういう輩もいた
ワタクシのような凡人には理解しがたい感性だ
下山登場まで過去最強の歌い手は久保田陽子さんだし
今でも一枚くらいサーベルタイガー名義でアルバム出して欲しいと思う
なにより90年代という冬の時代をサーベルには支えて貰った
今作における雑誌の評価は辛かった
無念である
応援しないのならば足は引っ張るなと断罪したい気分です




912. 失恋船長 (2024-06-24 06:30:18)

『俺のアースシェイカー』10選


①Time Is Going - EARTHSHAKER
初期ならではのハードな疾走ナンバー
若々しいハツラツとしたプレイが印象的
今聴いても十分興奮させてくれる





②22:00 – FUGITIVE
何度聴いても泣ける歌い出し
情感たっぷりのマーシー節
濡れいるよねぇ
スケールの大きいシェイカーサウンドの極みです
2枚目のアルバムにて成長しましたね




③Children's Dream - EARTHSHAKER
ドラマティックなんだよなぁ
こういう曲をかっこよく聴かせてくれるセンス
デビュー作なのに只者じゃないよね
何度聴いてもグッとくるのよ
感動を運んでくるのよ








④夢の果てを - EARTHSHAKER
情緒のある歌メロ
哀愁のシェイカーサウンドを堪能出来ます
これぞシェイカー節ですかね
初期のアルバムは音楽に対する純粋さが何より輝いている





⑤失われた 7224 - Midnight Flight
哀愁のメロディが大好きだ
耳馴染みの良いメロディ
踊りたくなるリズム
売れることを無視しないが
なびきすぎない哀愁のシェイカー節が炸裂です





⑥Don't need to surrender - Overrun
突き抜けたな
初期の英国寄りの国産ハードサウンドからの脱却
しかし哀愁のシェイカー節が残っている
まぁその後の嫌な予感
不穏な空気を漂わせた曲であるが単体では好きだ







⑦Dark Angel (Animals) - EARTHSHAKER
エイドリアン・スミス作曲のストレートなメタルナンバー
英国寄りのサウンドにシェイカー節はよく似合う
問答無用の名曲だ
もっと認知されるべき一曲
そしてマーシーが歌うメイデンも聴いてみたい






⑧MORE - FUGITIVE
何度もリメイクされているシェイカーの代名詞となる一曲
その都度アレンジの加わった演奏が聴けるので
どのヴァージョンにも思い入れがあるが
今回は初登場でお楽しみです
日本語ロックのカッコ良さを伝えてくれたバンド
無理無駄のない歌詞
陳腐なラブソングではないインパクトのある歌詞
素晴らしい一曲だ
それだけに音楽性や世界観が変わったときはショックだった








⑨FUGITIVE - FUGITIVE
名曲MOREと双璧を成す代表曲
この歌メロの素晴らしさに驚嘆
哀愁のメロディと力強さ
マーシーの情感たっぷりの節回しに感動を覚えます
バックの演奏も泣かせを倍増
メリハリが効いているのよ
ワタクシには夜
雨の中たたずむ絶望に打ちひしがれる男の姿が目に浮かびます
その男の目は死んでいない
復讐に燃えさかる男
そんなイメージが頭をかすめますね
歌詞とは関係ないんですけどね








⑩何処へ - AFTERSHOCK
感動のバラード
少々狙いすぎだがアルバムの中では初期の雰囲気を感じさせる
大人の歌詞ですよね
いいバンドだ
隠れた名曲が多い
このまま散ってしまうのは余りにも惜しい




913. 失恋船長 (2024-06-25 14:24:07)

『胸キュン/胸熱ロック 67』10選


①Alcatrazz - Sword of Deliverance
グラハムからドゥギー・ホワイトにヴォーカルがチェンジ
えらい文句の言われようで
こんなもんはアルカトラスではないと罵詈雑言の荒らしです
怖いですねぇ
DPにジョー・リン・ターナーが加入した時ぐらいですかね
曲調としては淡泊さもありますが
このバンドらしい味わいも増量とこうであってほしい方向性です




②SABER TIGER – Night Stalker
サーベルらしい凝ったリズムプレイとバッキング
ドラマティックに展開するサウンド
木下さんはいいリフを考える
歌が弱いのだがメロディは素晴らしい
初期のサーベルには相当世話になりました



③Impellitteri - We Own the Night
キャッチーでパワフルな一曲
2枚目のアルバムに収録されていそうなヤツです
スピード一辺倒ではない曲に魅力を感じますね
ロブの歌うメロディラインも魅力的
ギターは言わずもがな
シンプルだがリズム隊も強烈








④Black Sabbath - TV Crimes
期待を裏切った形になったロニー・ジェイムズ・ディオ復帰作
オジーと再結成して作った昔の絞りかすみたいなアルバムの方が問題だと思うが
いずれにしろサバスがやらんくてもなスタイルだが
ギターソロになると俄然色めき立つアイオミ
ベースだって悪くないぞ
ドラムだってメタリックでシャープ
狙った音像だった
やはりグランジ/オルタナムーブメントとメタルの食い合わせが良くない
それに尽きる






⑤Garrison - Hold Back The Night
正式な音源は残せなかったのは残念だが
湿度のあるメロディと厚みを持たせたコーワスワーク
キーボードも適度に活用して幅を持たせている
何を聴かせたいかを明確にしているから様になる
良いバンドでしたね
壮快感のあるハードポップナンバー
ロックはビター感もしっかり味付けしています





⑥BROTHERS OF METAL - Heavy Metal Viking
ALL FOR METAL登場後迷走していましたね
同じレーベルからモロかぶりのバンドサポートしたらダメでしょう
今回はTHE80年代メタルをやっています
まるでALL FOR METALじゃないか
でも女性シンガーが成長していますね
類型的な欧州シンフォニックパワーメタルです
それ以上でも以下でもない
その特色のなさをダルダルの贅肉タップリの身体で笑いを取ってきたバンド
身の振り方が難しいよ






⑦Paul Di’Anno’s Warhorse - Here Comes The Night
頑張れポール・ディアノです
一度でいいから本気でバンド活動に本腰をいれ
同じメンバーで長期活動を視野にいれろ
その日暮らしから脱却しろよ
死ぬまで掛け持ちバイト以下だぞ





⑧Iron Maiden - Wrathchild '99
ポールのイメージが強い曲をディッキンソンが見事に迎え撃つ
素晴らしいシンガーだ
何より初期の曲を嫌がらずに歌う姿が素晴らしい







⑨Anthem - Far Away
哀愁のアンセムサウンド
無理無駄のないアレンジと大胆で緻密な構成に唸る
隙のない曲なのだが
個人的には強烈な個性がないのだろう
上手いバンドだが初期の頃のような強引さも時には必要である
また大人げないのやってくれよ






⑩Eliza - Slow Down
アメリカンな要素も加わってきましたね
いい意味でヨーロピアン調のサウンドと溶け込んでいます
音質は良くないしレコーディング環境も厳しそうだが
リズムプレイもタイトでカッコイイ
適度な疾走感とハードさ
こういう路線を突き詰めて欲しかったなぁ
再結成したけどなんか揉めたみたいだもんなぁ




914. 失恋船長 (2024-06-28 03:09:43)

『胸キュン/胸熱ロック 68』10選


①HELLEN - The Fortune
関東様式美メタルの王者
幻のバンドと化したヘレン
清水保光のギタープレイだけじゃない
バンドサウンドが素晴らしかった
今最も復活して欲しいバンドの一つ
1985年リリースのEPだけじゃん
フルアルバム出して欲しいのよ
サブラベルズも復活
クロウリーも継続して活動している
頼みますよ




②バーニープロジェクト – No Remorse
日下部バーニー正則も正式な音源が弱いんだよなぁ
やはりスナイパーをオフィシャルな形で出せていないのが痛い
特にマリノのメンバーと合体したヤツは正式に出すべきだ
勿論スナイパーのフルアルバム2枚もね
今作はインストだがバーニーの丁寧な仕事に目を細める
いいギタリストだ




③早瀬ルミナ - You・惑・Tonight
樋口宗孝のドラムも印象的
中島優貴もいい仕事していますが
そんな事は彼女の超絶ヴォーカルが木っ端みじんに吹き飛ばします
ワタクシなんだかロマンス詐欺にあった気分になります
高額でアナログ盤を落とした諸先輩方も多いと聞きましたが
たしかに珍品ではある
バンドキャンプとかで聞けないかね
次の曲なんて哀愁のメロディが映えるエエ曲なんだよ









④JUNKO - Hurry Over
イケイケノリノリのハードサウンド
ワルっぽさを感じさせる曲調に合わせ
不良感を増量した歌い回しは少々やり過ぎだが
こちらは耐性が付いているので余裕で楽しめる
いやむしろ大好きになりつつある
今だからこそJUNKOである
アルバム単体で復刻してよ~





⑤SABER TIGER - Natural Sound
タイトル通り水の流れの如き大自然サウンド
そこから歯応えのあるハードサウンドへと展開
サーベルらしい凝った展開も見事
歌メロも大好きですね
ジャパニーズメタルですよ




⑥John Bongiovi - Hollywood Dreams
正式なデビュー前でしたが既に歌は確立されています
個性的な声ですが耳馴染みが良い
あそこまで成功してもアルバムをリリースした実績は素晴らしい
究極の一発技で飯を喰っているガンズやヨシキよりもミュージシャンとして素晴らしい
この曲は後の片鱗を感じさせる哀愁のメロディが映える一曲だ








⑦早川めぐみ - C'Mon and Love Me
イントロから随所にカッコイイギターフレーズを盛り込むのは
タック松本こと松本孝弘
KISSの曲ですが哀愁度が増して日本人好みに変貌
ギターソロは松川敏也という豪華さ
無理して声を潰してめぐみちゃんがシャウトしています





⑧EARTHSHAKER - HARD RAIN
哀愁のハードポップナンバー
マーシーの熟練された泣かせの歌唱とメロディ
そして大衆に訴求する親しみやすさ
しかしハードさを損なわないアレンジはお見事
クサイ歌詞も逆にハマっている







⑨Cloven Hoof - Highlander
アイリッシュなメロディも聞こえる
パワフルかつ叙情的な英国的様式美スタイル
煮え切らない湿り気タップリのメロディが大好きです
このエコーの掛かり方も胡散臭い
愛すべきNWOBHMですよ







⑩ACCEPT - Flash To Bang Time
暴れていますよね
王者の風格を漂わせるサウンドです
もはやメタルゴットは彼らでしょう
若い人にも聴いて欲しいバンドだ




915. 失恋船長 (2024-07-04 01:50:07)

『胸キュン/胸熱ロック 69』10選


①Europe - Farewell
サクソンアメリカンナイズドなど遙か彼方に吹き飛ばす
アメリカンナイズドアルバムで全米制覇をした彼ら
その人気は日本でも素晴らしく
ファンタジックな戦争映画の影響も加味され爆発的だった
あの時代EUROPEアメリカンナイズドなんていうヤツに出会ったことがない
本当にSAXONは気の毒だ風評被害も甚だしい
ワタクシは3枚目のアルバムは大好物ではない
垢抜けずイモ臭いこの曲の方が何倍も好きである
ちなみに北欧メタルの傑作は2枚目ね





②Biloxi - Love Prevails
ちょっと狙いすぎのやり過ぎなパワーバラード
まぁ懐かしい時代を思い出させてくれます
ベタですがベタでいいのです
こういう暑い時期は欲しくなりますよ
清々しいバラード系がね




③Unruly Child - Very First Time
Frontiersな音ですよね
万人に受け入れられる素直なメロディと
ロックが苦手な人でもいけるハードさ
この絶妙なさじ加減と心地よいリズム
なによりキンキンに張り上げない歌が丁度いい
マーシー・フリーはこれくらい肩の力を抜いた方が好きですね







④Nelson - Rockstar
渋いねぇ
音なのメインストリームロック
聴いていて恥ずかしくないがサビでは爽快に弾けます
このバンドらしいですよ





⑤HSAS - MISSING YOU
アルバム一枚で消えたスーパーロックグループ
こういう曲を聴けばポテンシャルの高さに下を巻きます
もっと続けられなかったのかね
メロディアスかつハード
イントロから名曲の予感を漂わせていますよね
各自の見せ場もある
サミーの歌声もハマっています
哀愁のメロディだよなぁ





⑥DAKOTA - Into The Night
もったいつけるよイントロがさ
哀愁の胸キュンハードポップソングですよ
いいねぇ
やはり夏になると欲する哀メロサウンドです
いいバンドだよなぁ
テクニック的にはどうってことないがギターソロも盛り上げる








⑦VanZant - She's Out With a Gun
このバンドのコメントが吹っ飛んでいましたね
もうレビューするガッツが出ないよ
そういえば昔このバンドの歴史を雑誌から転載して
イキリ倒したヤツに出会ったことがあったなぁ
アレには本当に参りましたね
何故既存のメディアに出た情報を堂々と我が事のように講釈垂れるのか理解できん
キーボードを効果的に使った哀愁のメロディアスロック
力強い歌声は実に頼もしい
コマーシャル性を極めた一曲だが売れることを念頭にしているので違和感は全くない






⑧原史奈 - Lost Memories Vocal
今月もヘビロテで楽しみます
視聴者を二桁にしたいね
哀愁のJ-POP
原史奈の事が大好きになってきました
今度作品見ようかな
YouTubeにあったんだよなぁ
彼女はどんな役で出ているのだろう
派手に顔面整形していないことを祈る
相棒とか二時間ドラマでみた顔しかしらんので








⑨Stryper - End of Days
パワフルかつメロディックなハードサウンド
どこかで聴いた事があるデジャブ感が逆に懐かしい
上手い唄とダイナミックなパフォーマンス
このバンドが攻めの姿勢を貫いてきた







⑩Armored Saint - One Chain (Don't Make No Prison)
本来はこういう音を出すバンドだったんでしょうね
ハードでダイナミック
そしてメロディックなスタイルは日本人好み
随所に印象的なフレーズを盛り込む
リズムも小気味がいい
ラフなパワーを内包する歌も楔となる
俺達はメタルなんだと
どんなタイプの曲でも叫んでいます




916. 失恋船長 (2024-07-09 03:06:00)

『俺のBOWWOW』10選

かつてプードルパワーでレディングフェスティバルに伝説を刻んだバンド
今も現役で活動
スウェーデンのフェスに招聘され大暴れしてくれたろう


①Get On Our Train
個人的にはBOWWOWと言えばこのバンドを思い出します
勢いのあるロックナンバー
日本人らしい木目の細かさとダイナミズムの融合
これぞハードロックと呼びたくなりますね





②Signal Fire
ノリの良いインストナンバー
勢いだけじゃない芸の細やかさ
各自の見せ場を設けスリルを演出
今でもチョイチョイ聴きたくなるインストナンバー
歌うようなメロディがいいんですよね




③STILL
大人ですよねぇ
当人達はまだまだ若造だったのに
渋い音を出しますよね
スケールの大きいロックバンドだった
守備範囲広すぎるよ
こういう曲をやれるセンスと技量に唸る



④Don't Cry Baby
光浩さんのワイルドな歌声が大好きです
メランコリックなギターソロに悶絶
あのフレーズを持ち込んだ恭司さんのセンスに脱帽
J-ROCK強めのナンバーなんだがガラリと印象が変わる
何度聴いても導入部にグッとくる
サビメロも好きですけどね



⑤Hearts On Fire
ファーストアルバムのオープニングナンバー
まだまだ青臭いけど勢いのあるロックは
日本のロックシーンに一石を投じたろう
トラックを改造してステージにしたアイデア
ワイルド7でも同じような描写があったが
元ネタBOWWOWだったんだなぁ
この曲を聴くと若い頃に戻ります
デロリアンな一曲なんですよね


⑥Silver Lightning
メタリカのラーズ・ウルリッヒがお気に入りと言うことでも有名な一曲
ヘヴィな出だしからテンポアップ
そしてまた妖しげなリフが炸裂するヘヴィなパートへと戻ってくる
2枚目のアルバムから選出が多いのだが
個人的にBOWWOWの2枚目は日本のハードシーンにおいて
エポックメイキングな出来事だと思う
もっと評価され認知されるべきバンドだ
そしてメタリカよ
お願いだからカヴァーしてくれ!!
アンタ達の影響力は凄いから


⑦Gonna Be Alright
再びハードシーンに帰還したBOWWOW
まぁねぇ芸能界だからねぇ
日本に本格的なハードサウンドを受け止めるシーンがどこにもなかった
その悲劇に振り回されるミュージシャン人生
紆余曲折を経て辿り着いた境地なのだが
あのまま突き進んでいたら今日の評価も違うモノになるのだろう


⑧Devil Woman
クールでキャッチーそしてワイルドなロックナンバー
アジアンヴォルケイノも名盤だ
IN MY IMAGEも名曲だが今日の気分では敢えて外しました
今夜はこういうワイルとで親しみやすい曲が聴きたい気分です



⑨Rollin' Free
こういうシンプルなロックには光浩さんのワイルドな声がピッタリです
歌詞も今の時代では古くさい時代背景を描写しています
その嘘くささが逆にカッコいいというのか日本語ロックなんですよね
BOWWOWと言えばこういう曲もやっていたなぁと思い出しますね
海外でやったらどんな反応が起こるのだろうか?
バッキングとか日本人らしい整合感があるんだよねぇ


⑩WARNING FROM STARDUST
哀愁のハードソング
リメイクでは感動的なバラードに変貌しましたが
あれも凄く良かった
素晴らしいリメイクだが
今回はオリジナルでいきたい
まさに世紀末を歌う
世界の滅亡を見つめる眼差しがメロディとなって
乾いた風となりヒリつかせます
凄く良い曲だ
ここからVへと流れるのだがBも凄いバンドだったぞ




917. シン・聖なる守護神 (2024-07-13 13:36:06)

『個人的偏向によるHM/HR様式美』10曲選 ※起承転結編(◇発言『No.810』の続き)

①Holy Child("Make It Shine"収録ver.)[1996] / CONCERTO MOON
>当時、人気絶頂にあったイングヴェイのVo.であったヴェセーラのヴィブラート唱法を大袈裟に真似た尾崎氏の歌唱がハマった"尾崎期"の名曲で、"I'm A Viking"路線を狙った様式美といえるでしょう

②Run For Tomorrow[1985] / EXXPLORER
>音はショボいし歌唱も線が細く頼りないのだが、アコギで始まりアコギで終わるという"様式美の基本!?"に倣ったその抒情派カルトメタルのマニアな支持者は海外に案外多かったりするらしい!?

③Daybreak Ecstasy[1982] / HEAVY LOAD
>ルックスなんてクソ食らえと"ゴッド伊藤!?"に言ってはいないだろうが、命をかけて戦いに挑む男達の(ような!?)哀愁全開の姿が何とも美しい...そう、様式美とは見た目ではない

④A Question Of Heaven[1996] / ICED EARTH
>中心シェイファー(G.)は"例の一件!!?"でとんでもない罪を犯したが、シレっと復活してたりするから米国ってのはホントよく分からんのだが、音楽そのものに罪は無い...充実のバーロウ期を象徴する名曲と云えよう

⑤炎の勇者[1984] / QUEENSRYCHE
>その圧倒的高音域を誇るテイト氏の歌唱は衝撃的なモノであったのだが、その抒情的HMがその名声を得るとは反比例し失われていくのは寂しかったファンも多かったのではないだろうか...初期のドラマ性を演じた名曲中の名曲である

⑥Avalanche Of A Million Hearts[1987] / SATAN
>ジャクソン期の評価が低いのは2nd(実質的3rd)やその後のPARIAH時代(特に1st)によるモノが大きいように思うが、この曲(2nd収録)については別で個人的には全作品中でも一番好きな1曲で、その抒情的展開がなんとも美しくそのカレた歌唱が一層ソコに拍車を掛けてみせるのだ

⑦旭日の闘士[1984] / TOKYO BLADE
>その邦題(原題"Warrior Of The Rising Sun")の如き、日本の美を感じさせる起承転結が様式美そのものであってこの曲に余計な説明は必要ないだろう

⑧Noble Savage[1985] / VIRGIN STEELE
>前回(発言『No.810』)でMANOWARを挙げているのにこちらを挙げない訳にはイカン...っつう事でエピカルで様式美というとこの曲だろうか...シンセ使用がMANOWARとの違いを見せるディフェイス(Vo./Key.)の作曲能力を示す名曲

⑨私という名の虚像[1992] / W.A.S.P.
>初期は確かにキワモノとしてスゴんでみせたし周りもソレに乗ったのだが、前作から辿り着いた本作はもう一つのブラッキー自身の内面へと迫った名作で、その最後を見事に締めてみせたこの曲が様式美そのもののであったというのは...なんとも美しく、そして儚い...

⑩Longing For The Wood Pt.1:The Wild Children[2003] / WUTHRING HEIGHTS
>前作でも"The Nevershinning Stones"という佳曲も存在したものの全体としてヌケる程ではなかったが、今回では楽曲製作に真正面から向き合う事により、アレンジ力と整合感に加え元々あったドラマ性も増し説得力のある"ヌケる"作品に仕上がり、結果として出来上がったのが欧州の土着的な匂いのする様式美に帰着したというのは何とも面白い

※番外編
⑪Guide Me To The Quietness[1972] / フライド・エッグ
>故成毛 滋氏(G./Key)を中心に(当時は角田ヒロ)つのだ☆ひろ氏(Vo./Ds.)と高中 正義氏(B.)のよるトリオで、つのだ氏が芸能界で名前に"☆マーク"を最初に付けたとも言われているらしい!?っつうかココではソンな事どうでもイイのだろうが、(ヒープを手本とした!?)オルガンサウンドが鳴り響く中、圧倒的ドラマ性を展開するさまはもう完全に様式美であって、是非とも若いメタルファンに聴いていただきたい"日の丸ロック"黎明期の名曲のひとつだ

※アルファベット順(番外編除く)



920. 失恋船長 (2024-07-15 11:50:32)

『胸キュン/胸熱ロック 70』10選



①LION - STRANGER IN THE CITY
哀愁のメロディとキャッチネスさが絶妙な一曲
ライオンらしいドラマ性もあり
日本人好みの情緒のあるメロディと相性が良い
アメリカしすぎないのはカルの歌声とメロセンスによる
ダグのギターもヒーロー然としたカッコ良さがある





②LIONHEART - LIVING IN A FASTASY
スティーブ・グリメットの凄さを体感出来る一曲
個人的にはこのバンドには渋目のブリティッシュロックよりも
ダイナミックなパフォーマンスを軸とした
メロディックメタル路線を突き詰めて欲しかった




③DESTRUCTION - Fast As A Shark
SEの部分が拘りのコピー
オリジナルを尊重したアレンジは好感が持てる
ハイテンションの楽曲との相性も抜群
クールですね



④Black Sabbath - Zero The Hero
サバスらしいダークでミステリアスな極悪ソング
イアン・ギランが歌う事で異質な空気が漂う
この究極のミスマッチがもたらしたエキセントリックなサウンド
唯一無二の個性を発揮している



⑤Yngwie Malmsteen - Beauty And A Beast
ストレートに打ち出されるネオクラパワーメタル
NEVER DIEみたいにアメリカ仕様すぎないのが良い
完全に歌わされているドゥギー・ホワイトだが
何をやってもインギーはインギーだ
この力強いフィンガリングから流麗なメロディが溢れ出る
これは誰にも真似の出来がい芸当だ


⑥HARD GEAR - Final Crisis
テンションの高いメロディックメタル
そのドラマ性を有するテクニカルなプレイと勢いに満ちあふれたアレンジ
このバンドの魅力を端的に物語っている
マシーンさんのギターソロも最高にクール



⑦聖飢魔Ⅱ - CENTURY OF THE RAISING ARMS
甘いメロとピリリとスパイスが利いたハードサウンド
その絶妙な配合が甘美な叙情派サウンドをより上のステージへ高めている
この曲が収録されているアルバムは本当に隙がない




⑧Guardian's Nail - Passion Red
有名なフレーズを活用することで高揚感を増している
気分はまさにマタドール
情熱的なサウンドを歌うのには少々歌が弱いのだが
関東メタルシーンを支えたバンドである事は間違いない
配信盤出せば良いのにね



⑨ソムン・タク - Marionette
SHOW-YAタイプの疾走ナンバー
豪華ラインナップが彼女を完全にバックアップ
それだけに不安はないのだが
彼女の日本語が韓国人ぽいイントネーションなのが面白い
個人的には大好きな曲だ
炸裂するハイテンションメロディックメタル
余裕綽々な演奏が大人げないハードサウンドを堪能させてくれる




⑩TOSHI - Always
ナイトホークスとコラボした時代の名曲
無理にハードに迫らずメロディアスはロックをやり切っている
また無理目のハイトーンをかまさないので聴きやすい
満点の夜空に輝く星が見えるロマンティックなロック
メロも哀愁あり耳を惹く
結局成功とは行かずに自己啓発セミナーにハマり
自らを化け物アゴ男と呼ぶことになるとは夢にも思わなかったろう
この曲の切ないメロディを聴くと
走馬灯のようにスキャンダラスな彼の人生が頭をよぎる
ナイトホークスは上手いことやっているよ




921. 失恋船長 (2024-07-16 10:52:01)

『俺の聖飢魔Ⅱ』10選



①1999 SECRET OBJECT - 極悪集大成盤
オリジナル盤よりも断然リメイクのこっち
演奏も歌も年季が入りアレンジもキマっています
上手いツインギターコンビですよ
世界に出しても恥ずかしくないプレイです






②凍てついた街 - メフィストフェレスの肖像
哀メロに胸キュン
閣下も得意なメロディラインではないのだが上手くコントロール
見事に哀切を表現している
刹那な世界観を投影する歌詞とメロディ
アレンジも秀逸





③黒服のあいつ - メフィストフェレスの肖像
キャッチーなメロディが耳を惹きます
こういう曲をサラリとやれるセンスに脱帽
流石は聖飢魔Ⅱ
多様性を飲み込み一つの方向に放つパワー
ジャンル不問のロックです



④悪魔組曲作品666番 - 極悪集大成盤
こちらもリメイク盤の方がレベルアップされています
若い頃よりもライブで叩き上げた年季が違いますからね
比較して論じる物ではありません
このバンドの魅力を凝縮する組曲形式
素晴らしいの一言しかありません



⑤嵐の予感 - 極悪集大成盤
聖飢魔Ⅱのメロウサイドを代表する一曲
メリハリを効かせたアレンジが泣かせを倍増
メタルバンドの奥深さを堪能させてくれる
ピアノがいいのよね



⑥THE END OF CENTURY - THE END OF CENTURY
バンドの幕開けを告げる疾走ナンバー
絶対に0点を付けられるバンドではない
人の人生をなんだと思っているのかと思わずにはいられませんが
一番怖いのは追随する盲目な岩盤層です
そんなオッちゃんたちがネモフィリアだもんねぇ




⑦聖飢魔Ⅱ - CENTURY OF THE RAISING ARMS
甘いメロとピリリとスパイスが利いたハードサウンド
その絶妙な配合が甘美な叙情派サウンドをより上のステージへ高めている
この曲が収録されているアルバムは本当に隙がない




⑧BIG TIME CHANGES - 悪魔NATIVITY
オリジナル盤が染みついているので違和感があったが
ワールドワイド使用のサウンドメイクもアレンジも
古くささを払拭
装いも新たに登場です




⑨ONI - 悪魔NATIVITY
和風なアレンジが印象を変えていますが
この曲が持つ深遠なる異形の物に対する恐怖心
畏怖する感覚が上手くハードサウンドと溶け合っている
こういうダークな曲もあるんだとライト層にも知って欲しい




⑩EL DORADO - 悪魔NATIVITY
最初から出来上がっている曲ですから
余計なアレンジは不要
ライブで叩き上げただけに味わいの深さが違う
英詩も違和感なし
むしろコッチの方がカッコイイ
昔閣下が海外のTV番組に出演
英語で受け答えしていたのだが
顔が完全に違っていました
いつもの白塗りよりも地顔の方が青かったと思います
人間て緊張して上がりまくると
ああなるんだと思いましたね
懐かしい思い出です
この曲を聴くといつもあのシーンが走馬灯のように思い浮かぶ




922. シン・聖なる守護神 (2024-07-18 11:14:36)

『個人的偏向によるHM/HR好きにおすすめしたい海外ポップス/AOR』10曲選 ※今時じゃない編

①Take Me Back[1988] / JOHN WARREN
>再評価されてイイと思うんだけど...当時、『アサヒ スーパードライ』のCMソングとしてお茶の間に繰り返し流され、そのビールの方も爆発的に売れビールと言えばスーパードライって言うほど一時代を築きましたナ
後年、ジョーやエリックの曲も採用されておりましたが(ワシはエリック推し)、この曲の方が何倍もカッコ良かった(とワシは思う)
因みに現在"CMでヘリコプター"と言えば高須医院長ぐらいしか頭に浮かばないが、当時は"作家/国際ジャーナリスト(っつう肩書の)落合 信彦氏"の颯爽とした姿の方だったのだ

②Waiting For A Star To Fall[1988] / BOY MEETS GIRL
>流石はホイットニーに全米1位のヒット曲を楽曲提供しただけの事はある男女デュオで、表題曲もメロディが秀逸な一曲で全米5位まで上昇も納得です

③Heaven Is Place On Earth[1987] / BELINDA CAELISLE
>取敢えずベリンダと言えばこの曲...というより80年代を象徴する1曲とも云えるネ
まぁ誰しも一度ぐらいは耳にした事のある曲でしょう(全米1位)

④Hazy Shade Of Winter[1989] / BANGLES
>サイモン&ガーファンクルのカバーで邦題は"冬の散歩道"
映画「Less Than Zero」サントラに収録されシングルは全米最高位は2位を記録
また当時のHM/HRブームという時代背景もあってかHM/HR風アレンジなのが面白い

⑤The Living Daylights[1988] / A-HA
>このバンドと言えば"テイク・オン・ミー"だと思うが、ワシはリアル体験したこちらの方に思い入れがある
タイトルが示す通り映画『007リビング・デイライツ(ティモシー・ダルトン主演)』のサントラに収録された曲で、この曲を聴くと...当時、FMラジオで良く流されていた事を思い出すのだ

⑥Listen To Your Heart[1988] / THE ROXETTE
>スウェーデンから登場した男女デュオで、表題曲は全米1位を記録
表題曲を含む2ndアルバム"Look Sharp !"は"The Look"や"Dangerous"も大ヒットし、次作からも"Joyride"などがヒットを記録
しかしこの曲は何処かあのHEARTの某曲を思わせますナァ(苦笑)

⑦Tempt Me(If You Want To)[1990] / LISA HARTMAN
>MR.BIGのアルバム未収録として知られる"Strike Like Lighting"を収録したサントラ『Navy Seals』(映画は非常にツマランです)に収録されてた曲
女優さんもされているのも納得のお姿は中年男性には堪らんモノがあり下腹部にアツいモノを感じてしまいます(笑)
しかし...そのキュートな歌声と相まった曲の方もグッとキマす

⑧Out Of The Blue[1987] / DEBBIE GIBSON
>アルバムは全米7位に留まるもののシングルを5作連続でTop5入りさせた事にも驚くのだが、そのアルバムの全10曲全てを自身で手掛けていたという事実に更なる驚きを覚えます
次作もヒットするものの以降は下降線を辿るが'11年の日本企画盤"Ms. Vocalist(エリック・マーティンとのデュエット有)"での変わらぬ歌声を披露していたのは嬉しかった

⑨そよ風の誘惑[1975] / OLIVIA NEWTON-JOHN
>先頃、惜しくもこの世を去った歌姫の永遠の名曲は可憐でキュートな歌声、そしてその容姿も相まってこの邦題が良く似合う
80年代は女優業やアダルトな路線へと向かうが、ココ日本ではこの時代の方に思い入れの強い方が多いのではないだろうか

⑩It's A Long Road(Theme From First Blood)[1982] / DAN HILL
>映画『ランボー 』一作目(原題:First Blood)の劇中ラストで、ブライアン・ドネヒー演じる傲慢な保安官の待つ事務所で、その保安官を銃撃し尚抵抗を見せようとする主人公ランボーに投降を促す上官トラウトマン、そのトラウトマンに悲惨なベトナム作戦での悲劇を涙語りに訴えるランボー...しかしその後その説得に応じ上官トラウトマンと共に事務所から投降し、ここで映像は止まりエンドロール、そしてこの表題曲が始まる...そのランボーの哀しみを唄ったかの如きダン・ヒルの歌声が更なる感動を誘います
因みに昔某TVロードショーなどは(放映時間の関係もあってか)このラストシーンが殆どカットされた事もあったりして悲しくなった事を思い出す

※順不同ではありますが、ラスト⑩はコレにしたかったですナ



923. 失恋船長 (2024-07-19 00:37:27)

『胸キュン/胸熱ロック 71』10選



①SAXON - The Great White Buffalo
屈強なリフと哀愁のメロディ
ビフは円熟味を増した歌声で魅了
キャッチーさと渋さが光るミドルナンバー
裏切ったファンもいたが彼らは何も変わっていない





②Stunleer - Eye To Eye
素晴らしいバンドだったが何故か跳ねなかった
時代がいけなかったのだろうか?
メロディ派には激押ししたい名盤である
どの曲も素晴らしいのだが
哀愁のメロディと普遍的な大衆性を完備
それでありながらもロックな芯の太さもある
良く出来な一曲だ



③Hericane Alice - Wild Young And Crazy
ちょっと狙いすぎですよね
曲名と曲調が見事に合致
好きな人にはたまらんでしょうね
狙いすぎだよ



④Beau Nasty - Shake It
これもやり過ぎだよなぁ
もうネタは上がってんだよと
刑事に証明を顔面に当てられ自白を迫られています
投資詐欺にはあいたくないが
あれだけサイトに迷惑を掛けたんだから天罰でしょう
ざまぁ見やがれ馬鹿者が
こういう曲を聴くと色んな意味でメタルバブル時代の功罪を感じる



⑤KEEL - BECAUSE THE NIGHT
上手くプロデュースしていますね
ロンの押しの強さを抑え表現力を増量させている
コーラスワークも絶妙
いまやメタルカウボーイになったロン
これで売れなかったら宗旨替えするわな



⑥Blue Oyster Cult - Take Me Away
クールですよね
洗練されているが商業主義には走らない
拘りのバンドサウンド
どこか不穏な空気を醸し出すサウンドが魅力
シンプルな曲なんだけどね
歌メロにまとわりつく歌い方もいいんだよねぇ
中盤の神秘的な世界観が癖になるよねぇ




⑦Joe Lynn Turner - Thief in the Night
セルフリメイクですよね
この手の曲を歌わせると天下一品です
チョイファンキーなのが癖になる
哀愁のメロディを歌うジョー
RAINBOWが最大のキャリアではない事を物語っている




⑧Def Leppard - Bringin' On The Heartbreak
この時代の彼らが好きですねぇ
ヒステリア以降は興味がない
英国的なサウンドである
1stのような厳つさはないが
元々がこういうサウンドを志向していた
NWOBHM四天王なんて肩書きを付けるからおかしくなる



⑨Scorpions - No One Like You
哀愁のメロディが耳を惹きます
押し引きを心得ているクラウス・マイネの歌声も素晴らしい
この刹那な情景を思い浮かべる哀愁のハードサウンド
大衆性も完備した質の高さに舌を巻く
愛しさと切なさと心強さとな一曲なんだよなぁ
ギターサウンドがロックなんですよね




⑩Helloween - Sole Survivor
直訳するならば最後の生存者となる曲
この緊迫感は曲名にピッタリだ
派手でパワフルなドラムから緊張感を上げるブレイクパート
メロディもシリアス
コミカルタッチを捨てたのは大正解
何より歌メロが素晴らしい
少々アンディにはメタリック過ぎるが力強さを知らしめたかったのだろ
メロディを追いかけハーモニーを付けて歌うだけではない
サビメロの素晴らしさ
新生ハロウィンの魅力を存分に誇示した形となったが
アンディはライブはボロボロ
自分で考えたメロなら歌えよとである
しかしスタジオ盤は完璧だ
ちなみにアンディはこの曲をライブで一度もまともに歌っている
姿を見たことがない
ワタクシはハロウィーンが好きになれない理由は
カイ・ハンセン時代は古くさい音色とコミカルタッチ
次の時代はアンディは歌えないリードヴォーカルだから




924. シン・聖なる守護神 (2024-07-21 12:37:15)

『個人的偏向による"俺の魔の王!?"』10曲選 ※とても10曲じゃ無理だった編

①Battle Hymn[1982] - 1st
>"ぶぉん、ぶぉぉ~ん"っつうエンジン音と曲名からしてこちらもソレなりに身構えてみれば...どうって事のない1曲目からスカされる前半は今もって好きにはなれないし、単なるベースソロ(独奏)をカマす⑦も全くもっていただけない事この上ないが、ココ日本でも当時アイドルだったフィービー・ケイツとの英会話教材で知られる(!?)オーソン・ウェルズの語りをキメてみせた"Dark Avenger"そして正しくこのバンドを体現してみせた邦題"地獄の鎮魂歌"の如き表題曲("s"が付いていないが)があまりに凄かった
そしてこの名曲が以降バンドの羅針盤となり、数多の名曲を生み出す事になる最重要曲となったのだった

②Revalation(Death's Angel)[1983] - 2nd
>アルバムの幕開けから"ことに及ぶアエギ声"から始めるのはどうしても支持出来ないのだが...
前述①"Battle Hymn"の世界観を更に進めた事により2作目は"重さ!?"を重視した楽曲が並ぶ中にあって表題曲はそのドラマ性を標榜しつつもより攻撃的な姿勢を見せつけた一曲で例えば"Hail And Kill"や"Blood Of The Kings"などの流れへと導く事になったであろう名曲のひとつ
もっと評価されて然るべきで名曲でしょう

③March For Revenge(By The Soldiers Of Death)[1983] - 2nd
>8分半を要する2ndを締めくくる名曲で抒情詩の如き展開はひとつの映像でも見ているかのようでその感動的な展開はディマイオ氏の作曲/アレンジ能力の比類無きモノを感じさせた
またその抒情詩を見事に演じてみせたアダムス氏の歌唱も賞賛されるべきでしょう
この2作目には例のベースソロを収録しなかったのも良かった

④Defender(oliginal Ver.)[1983] - Single
>1作目収録の"dark Avenger"的世界観で、更にウェルズ氏の語りを前面押し出したこの展開はこのオリジナルVer.で聴くべきでしょう
他のバンドが演ったら単なるお笑いネタで終わったと思うが...彼らは実に真剣に演ってみせたのだ

⑤Blood Of My Enemies[1984] - 3rd
>コンパクトでよりキャッチーさを打ち出しつつもバンドの世界観を維持させたのは見事で、アルバム全体に漂う空気感は"ある種のアメリカンコミック的"色合いも感じさせるものの、ディマイオ氏のコンポーズ力もより広がりを見せた作品に仕上がった

⑥Bridge Of Death[1984] - 3rd
>やはりツマラン"Black Arrows"は蛇足意外の何物でも無いのだが...
ややコンパクトな楽曲が並ぶ中、前作ラストの③と双方を成す圧巻の抒情詩ラストの表題曲は余りに凄すぎる名曲中の名曲
自らのレーベルを立ち上げ金儲けに勤しむ一方で、(映像作品を含む)ライヴ作の乱発や実に味気ないスピード曲を作ったりと後年はスッカリ枯れ果てたディマイオ氏にこのような抒情詩を作る力が残っていなかったはナンとも皮肉だ

⑦Guyana(Cult Of The Damned)[1984] - 4th
>前作のトップ⑤と同路線を狙ったもののそうでもなかった4作目ですが、タイトル曲を始めメタリック曲を中心に配した構成は前作からの反動なのでしょう
前作そして前々作ラスト曲には半歩及ばないものの、A面とB面ラストに配した"Mountains"とそしてこの"Guyana~"は見事な曲(最早、捨て曲以上の糞曲"Thunderpick"を収録したのはディマイオ氏のエゴだろう)
特に表題曲のカルト宗教団の集団自○を唄った曲は、その悲しみと絶望の思いを見事な展開をもって唄って見せたアルバムを締めくくるに相応しい名曲

⑧Hail And Kill[1988] - 6th
>メジャーからとなった前作はリキんで"バンドなりの売れ線!?"に走って見せたものの空振り気味に終わったのだが、そのコマーシャル性を取り込みつつもアルバムタイトル名の如き"アメリカンコミック的"な空気感とバンドの世界観とを上手く融合して見せた6作目"Kings Of Metal"
そんな中、ジャケアートの如き世界観を体現させて見せた表題曲は誰しもが拳を振り上げたくなる名曲
アコギからという展開にクワイアバックに見事にキメてみせるG.ソロ、そして劇的な展開が更なる興奮に拍車を掛ける一曲でしょう

⑨Blood Of The Kings[1988] - 6th
>"お爺ちゃん~"から始まる"ラジオ昔話!?"に続くアルバムラストを飾る表題曲
過去の作品名を歌詞中に配した事からも分かるが、ロス(G.)在籍の最後を締め括るに相応しい劇的展開がアルバムラストになるべきであって、その後の'14年再録作"~MMXIV"の曲順が正しいとは到底思えぬワシだったのであった

⑩The Dawn Of Battle[2002] - Single
>正直いえば表題曲よりも候補はあったのだが、全てがロス期では...と思いこちらを選出
ローガン期では圧倒的な出来で、その能力は既に枯れていたディマイオ氏であったと思うが、シングルという形ながら往年を感じさせる出来に仕上がったのは見事
でもまぁ愛想なくドカドカとツーバスを踏み続けるドラムは感心しないが、途中の展開とサビを中心とした歌メロは良く出来ている

※(反則であるが)次点としてあと2曲を...

⑪Secred Of Steel[1983] - 2nd
>ダークな空気の中、リリカルに響くメロディがとても印象的で素敵な一曲
シャウトではなく朗々と歌ってみせたアダムスの歌唱との相性も良かった
案外、このあとのMANOWARでは演らなかったタイプの曲だったかもしれない

⑫Holy War[1987] - 5th
>組曲形式をとったアルバム後半は次作への布石なのだろう
してやや強引な展開の表題曲ではあるが、支持者の多いラスト曲"Black Wind,~"より個人的にはこちらの方が好みだった

※発表順



925. 失恋船長 (2024-07-23 13:02:20)

『胸キュン/胸熱ロック 72』10選



①Paul Di' Anno & Dennis Stratton - Lucky To Lose
リー・ハート関連のヤツです
いったいいつがオリジナルなんだと検索しないとダメなヤツね
ポールがメロディアスでキャッチーなサウンドに合うかね
曲は悪くないのよ
オリジナルアイアンマンとか名乗っちゃダメなよ
でも曲は悪くないのよ
今日も外は暑い
ディアノの暑苦しさで熱さを征します





②Gregg Rolie - I Will Get to You
洒落ていますねぇ
ソフトケイスされたサウンドですが
味わい深い音なの魅力が詰まっています
哀愁のメロディが胸キュンさせるのよね
シングル向けの一曲ですよ
こういうの聴いて涼みたいねぇ



③Susie Hatton - Blue Monday
国内盤もリリースされたブレット・マイケルズの彼女のソロ
アルバムのオープニングナンバーでPVも作られていますが
なんか中途半端な映像で面白くない
何を売り出したいのか伝わらないのだが
公私混同全開の一曲をお楽しみください
弾けるアメリカンハードポップです
なんか大らかな時代だったよなぁ




④KANE ROBERTS - ONE STEP TO HEAVEN
筋肉ムキムキ男の帰還です
渋みを増した歌声は昔のような艶やかさは失ったが
その分キャッチーでアダルトはハードサウンドに深みがました
ギターソロもコンパクトだが見せ場を設けている
まぁいらないという説もあるのだが



⑤CHINA - WILD JEALOUSY
最近はめっきり聴けなくなったタイプの曲です
北欧らしい涼やかなメロディと
メジャーロックなハードテイスト
これといった売りがないのがポイント
大らかなリズムはアメリカで成功する秘訣
そこを狙ったんだろうが
日本人には響かないかも知れませんね




⑥PETEK AZRA - TWILIGHT REVERIE
どこのどちらか全く分からない女性アーティスト
バンドなのかソロなのかも分かりませんが
Spotifyからのオススメです
女性アーティストをチェックしたらオススメされたんですよね
少々加工されたヴォーカルディレクションは好みではありませんが
ダークなゴシカル調のサウンドは需要もあるでしょう
冷ややかな感触に涼を取っています






⑦YEAH BOP STATION - EASY LIVING
グルーブ感を押し出していますが
それだけに留まらない味わいがありますよね
コーラスワークも耳を惹きますが
ギターも巧者
BLUE MOONが日本では人気ですが
こういうタイプが本文でしょうかね




⑧GIUFFRIA - LONELY IN LOVE
狙っているぞ
キーボードの音色なんて狙っているぞ
でも大人のバンドなんですよね
キャリアに裏打ちされた技術が
聴かせてくれます
このメジャー級の売れ線感覚と
力強さに熱風を跳ね返して貰います



⑨HEART - SHELL SHOCK
歌声が切ないんですよね
ハードでダイナミックな曲に哀切を持ち込む
この声がハートの武器だ
胸キュンさせる歌声
吹き出る汗を抑えて貰います




⑩GENOCIDE NIPPON - LIVING LEGEND
インディーズながら海外のディールを獲得した
福井の暗黒メタル
ごっついヘヴィなサウンドに肝を冷やしますね
心底震えさせてくれる
圧巻のハイパフォーマンスとアレンジ
ダークなメタルが好きな人はもってかれますよ
日本にも優れたバンドは唸るほどいます




926. 失恋船長 (2024-07-27 02:54:37)

『胸キュン/胸熱ロック 73』10選



①MARCY - 授かりし命と共に
若いメンバーを従えモダンさも加味させたヘヴィロックを披露
しかしマーシー節が絶妙な絡みを魅せ
聴きやすさを最高潮まで引き上げている
こういう曲を若い人に知って欲しい
プレイは超一流である
聴くべき点が多い




②DIABLO GRANDE - Unbroken Heart
とても勢いがあって聴きやすい
ハードでキャッチーそして男臭いロックをやっています
ブラインドマンを辞めてまで高谷アニー学がやったバンドなのですがね
今はどうなっているのでしょうか?



③Yngwie Malmsteen - Locked & Loaded
○○風味が強いインギー節全開の疾走ナンバー
似たようなパターンで類似性が高いのですが
完全に振り切っているので過去作にあった中途半端さを払拭している
ギターソロはもう少し慎重に弾いて欲しいのだが
それでもNEVER DIEよりはマシだ
インギーファンなら
この強烈なピッキングから繰り出される流麗なプレイの数々に打ちのめされるだろう
パッと聴きのリスナーオンリーだとドゥギー時代の良さは届かないよね




④原史奈 - Lost Memories Vocal
忘れた頃に聴きたくなる一曲
哀メロ平成J-POPバラード
ストリングスアレンジも決まっていますが
リッチー・コッツェンのギターが味がある
完全に彼女の声に慣れた耐性が付いた
完全無欠の大好きな曲になりました





⑤松川敏也 - Ball And Chain
東京X-RAYの曲をセルフカバー
歌うは日本を代表するシンガーの稲葉浩志
彼にとっては黒歴史中の黒歴史として語られている
やはり謎の覆面シンガーMrクレイジータイガーが良くなかったのだろう
胡散臭い芸名を付けたビーイングが悪い
でも松川敏也のソロは今聴いてもカッコイイ
ギターがシンセみたいに線が細いのも懐かしい
逆にクールに聞こえますよね
国産メタルの金字塔アルバムから
ノリの良いこの曲を選出
寝苦しい暑さを吹き飛ばすキャッチーな疾走ナンバー




⑥Iron Savior  - Raise The Flag
男臭さがムンムンと漂います
古典ロックですが
ベタには敵いません
小細工無用の王道サウンド
たまにはこういうのを聴きメタル魂を震わせたい
アンセミックな曲ですよね





⑦SAXON - Age of Steam
シンプルにカッコいいです
現代のフィルターを通したTHE80年代メタルサウンド
サクソンアメリカンナイズドなどと
のたうち回るメディア丸呑み大嘘つき共を皆殺しにする一曲
たいして技巧的に優れたバンドではないのだが
ズッと自らの音楽をやり切っているので説得力がある
彼らは何も変わっていない
変わったのは雑誌パクり論者だけである




⑧Vanadium - Run Too Fast
80年代のイタリアメタルシーンを支えた伝説のバンド
この疾走感溢れるメタルソングは
古典中の古典としてマニアに愛されるでしょう
雑誌の表紙を飾る有名バンドにしか興味がない人には響かないでしょうが
このオルガンとギターの絡み
DPやRAINBOW直系とハードサウンドが好きな人にはたまらんでしょうね
メタリックな質感はNWOBHMからJPというところだろう
ワシはグランジ/オルタナムーブメント時代に
このバンドには世話になったわ




⑨Pokolgép - Pokolgép
グランジ/オルタナムーブメントに萎えた時代に出会ったのは
東欧圏のマイナーメタル群であった
この音質の酷さとへなちょこな演奏
悪口は幾らでも言えるが
劣悪な環境を物ともしない熱きメタルスピリット
そこにビンビンと共感するものがあります
日本のメディアは取り上げんよなぁ
アメリカ&イギリスかぶれが多すぎる
英語も喋れんくせにねぇ




⑩ALL FOR METAL - Born In Valhalla
勇壮なメタルソング
キャッチーな歌メロを配してバランスと取っている
この聴きやすさとドメタル具合が聴き所
PVも込みでファンタジックな世界に浸って欲しい




927. 失恋船長 (2024-07-28 05:30:31)

『胸キュン/胸熱ロック 74』10選



①山本譲二 - 言論の自由
山本譲二メタル計画みたいな感じでチョットだけ話題になりましたが
遂に形になりました
お金を払って購入するほどではないのだが曲自体は普通の真っ当なメタルソングだ
あとは主役の二人
吉幾三が強めで笑った
何でもいいからメタルに興味を持つ人が増えるといいですね
やっぱりアニメタルを本気でやった坂本英三は偉大だ





②大森絹子 - 今夜はハリケーン
Bubblegum Crisisという近未来SFアニメの主題歌
昭和歌謡風味満載のハードナンバー
実に耳馴染みの良いメロディが懐かしさを倍増
中途半端な流行もんを聴くよりも何十倍もカッコ良く聞こえる
作曲鈴木キサブローって子供の頃によく見かけた名前ですよ
大金持ちだろうなぁ



③CROWLEY - TEARS OF THE WITCH
KEEP IT TRUE2024のステージにも上がった名古屋のサタニックメタルバンド
このバンドらしいミステリアスなムード満載
そしてセミバラードと呼べる切ない旋律が胸を締め付ける
毎回PVも良く出来た物で予算のワリに見応えがある
アイデアと編集技術の賜物だろう
せっかくドイツに行き欧州のメタルキッズに知って貰ったのだから
サブスク解禁してくださいよ
世界中に人に聴いて貰おうよである
そして日本語で歌っていたじゃん
尚更サブスクリプション解禁でしょうよ



④Black Sabbath - Heaven and Hell
YouTubeなどで著名なアーティストも含め多くのカバーを聴いたのだが
ロニー・ジェイムズ・ディオを越える物は現れなかった
あのローラ・グルデモンドでも声がチョイ裏返る
それだけロニーの歌うメロディラインが難しいのだろう
思ったよりキーは高めだからね
そしてバンドの演奏もこのメンツだからのマジックが存在する
オリジナル版をこうも越えられないのかと改めて感心した
そして今でもANTHEMはライブのSEに使っているのだろうか?






⑤おぼたけし - 美しき狼たち
競馬で大負けしたとき頭の中で必ず流れる一曲
明日のジョーは本当に大好きな漫画だ
もう地上は放送は永遠にかなわないだろう
ワイド買っておけば良かったなぁ
帰り道の記憶が途中ないのよ




⑥VANADIUM  - Italian Girl
あのガチンコメタルファイターが
軽やかなキーボードも隠し味に
イタリアンガールって歌うとはなぁ
でもこのメロディック路線も悪くないのよ
我が身の節奏のない守備範囲の広さを恨めしい気持ちで噛みしめます
でも嫌いになれない路線変更だったなぁ
バランス良くメタルな質感をねじ込んでいるのが好きなんだよね
音の分離が良くないけどね






⑦VOWWOW - NIGHTLESS CITY
問答無用のカッコ良さ
エレガントに暴れるキーボード
ド迫力の歌声はあくまでもエモーショナル
小気味よく刻まれるラウドドラム
バランス良く各自の腕前が披露されている
最強のメタルソング
何百回聴こうがカッコ良さは変わらない




⑧URGENT - Running back
歌が上手いよなぁ
コーラスワークも印象的です
シャレオツなのにパワフルさがある
日本でも受けそうなんだけどねぇ




⑨FM - Someday (You'll Come Running)
この曲はAOR調のハードナンバーとしては最強ですね
マーク・フリーも良かったがFMが悪いわけがない
エモーショナルな歌声に酔わされます




⑩Coney Hatch - Fantasy
哀愁のメロディが耳を惹きますね
ソフトケイスされたキーボードが絶妙な鼻のつき加減
ファンタージーってコーラスがアクセントなんだよね
ロックなダイナミズムも効かせた唄モノロック
軟弱にならない芯の強さが肝ですよね




928. 失恋船長 (2024-08-01 02:15:19)

『胸キュン/胸熱ロック 74』10選



①Black knight - Warlord's Wrath
甲冑を纏った暗黒ナイトの姿が見えてきますよね
女性シンガーの唄いっぷりの堂々とした物
パンチが効いていますよ
カナダ産は堅実だ





②Crucifixion - Jailbait
駆け抜けてNWOBHM
懐かしいサウンドです
この疾走感と荒っぽさ
なにより英国的な湿り気が絶妙
ロックはカッチリ纏まっていない方がクール




③Annihilator - Set The World On Fire
カッコイイバンドだよなぁ
どの時代も一定の個性とクオリティを誇示していた
この時代の好きだが
ジョー・コミューはラウドネスとのカップリングで見たから思い入れが強い
クリアーなアルペジオが耳を惹きます
余裕綽々な演奏もカッコイイ




④Mercyful Fate - Witches' Dance
ヘヴィメタルのダークサイドを司るキング・ダイアモンド
この悲哀感たっぷりの暗黒サウンドに魅入られますね
シアトリカルなキングの高低を生かした歌い回しもクール
このサウンドに必要不可欠なピースだ
日本では過小評価されすぎのバンドであろう
中盤の展開に唸るよね
魔女のダンスね
幻惑されるわ






⑤HELLOWEEN - I Can
このバンド自体はあまり好きではない
バカバカしいコミカルさと元祖アニメタル的な陽キャラ
あまりにも歌謡テイストが強いからだ
アンディ・デリスの加入は歌メロに変化をもたらした
硬質なメジャーメタルだが哀愁のメロディでアンディが酔わせる
その硬さとキャッチーさ
そこに柔和だが泣きを導入したアンディの存在は強すぎるが
ライブでは常に肩を上下に息も絶え絶えでまともなパフォーマンスを見たことがない
人気と比例しない実力だ
でもスタジオはいい仕事をしている
この曲も明るい未来が見える爽やかさがある




⑥Judas Priest - Freewheel Burning
多くのメタルバンドに影響を及ぼした王者
この曲など典型的なコスられソングである
80年代という時代を象徴するメタルソング
メジャー感があるのもポイント
だから後世に伝わっている
無駄を省いたアレンジが功を奏している
シンプルだがメタルのカタルシスがここにある





⑦OZZY OSBOURNE - Miracle Man
この時代が真の意味でオジーのピーク
後はリアリティーショーで家族もろともスターになった究極のピエロ
後年娘や息子が当時のやらせを吐露する姿もまたショーだった
そんなオジーの人生自体が作り物
このトリプルヴォーカル処理もオジーの専売特許
けして歌は上手くないがレコーディング技術の賜物だ
あのTVのおかげでお茶の間の人気者になったオジー
日本だと美川憲一や中尾彬あるいは梅沢富美男みたいな感じだろう
なにが売れるか分からん
オジーほど悲しいロックスターはいない
ザックのギターヒーロー感が素晴らしい






⑧L.A. Guns - Speed
シンプルな疾走ナンバー
DPのあの曲みたいなのはパクりではなくオマージュ
完全に狙ってやっている
それが様になるのはバンドの生き様だろう
ヘタウマヴォーカルの最高峰
ロックの持つハッタリ感や猥雑さが上手くミックス
計算されたお行儀の悪さがカッコイイ
トレイシーの復活でメタル度もアップ




⑨ALL FOR METAL - Run
親しみやすい疾走ナンバー
このバンドらしいヴォーカルの対比も功を奏している
ある意味定型文みたいなリズムが好き嫌いを分けるかな?
あとギターチームも凄いわけではない
そういう等身大の魅力というかバンドで勝負
曲を聴いてくれというのが売りなんだろう




⑩BROTHERS OF METAL - Heavy Metal Viking
このバンドらしいユルさとコミカルさがPVで描かれています
AFMレコードぽいバンドですから好き嫌いは分かれるでしょう
またバンド名からマノウォーを想像する方もいるかもですが
類似性は皆無ですのでお気楽にお楽しみください
このバンドは親しみやすさが売り




929. 失恋船長 (2024-08-03 12:31:11)

『胸キュン/胸熱ロック 75』10選



①Kiss - Rock And Roll Hell
元々はB.T.Oの曲をKISS風にアレンジ
クレジットがあれだし
大胆なアレンジが加わっているが
まぁカヴァーソングになるのだろう
でもKISS風味満載の豪快なロックになっている
大きな会場が似合うスケールの大きい普遍的な魅力がある





②Joe Lynn Turner - Blood Red Sky
ジョーにはこういうタイプの曲がよく似合う
彼のキャリアが深みを与えている
歌メロもいいですねぇ




③KIM KYUNG HO - SHOUT
パワフルな歌声が印象的ですね
ギターソロはネオクラ風味
ジャパニーズメタルにも通ずる魅力があります
4分を切るランニングタイムですが
ドラマティックですよ
王道ハードサウンドは時代を超越した魅力がある




④LOUDNESS - SO LONELY (LIVE LOUDEST AT THE BUDOKAN '91)
マイク・ヴェセーラ時代の貴重なライブテイク
二井原実先輩のイメージが強い曲だが
しっかりとマイクが歌いこなしている
まぁアレスの嘆きから情念を取り去ったヴァージョンだから
淡泊に感じるのは仕方がないけど







⑤ODIN - Shining Love
このバンドらしい退廃的ムード
妖しげなアメリカンハードサウンドは十分個性的だった
この曲などドラマを感じるだろう
クセ強ヴォーカルも慣れると味が出てくる
ギターが上手い
ソロがハイライト




⑥OMEN - Don't Fear the Night
スローパートから幕開け
そして回転するリフワークへと雪崩れ込む
メイデン仕込みだがアメリカン流儀へと昇華
この根暗なパワーメタルサウンドに飲み込まれる
渋い一曲だ





⑦DEMON - Don't Break the Circle
渋いねぇ
この歌声あってのDEMONでしょうね
ドラマ性を盛り込んだ展開
いい意味でのキャッチーさと湿り気のあるサウンドが
絶妙な哀愁と一条の風を運んでいきます
こういう曲は飽きませんねぇ






⑧Uriah Heep - Return to Fantasy
アルバムのオープニングナンバー
従来の雰囲気を漂わせる名曲なのだが
アルバム自体は統一性に欠けた物で
まさにファンタジーなヒープサウンドを期待すると裏切られる
この曲が頭にあるので余計にそう感じる
そしてドイツと日本ではコレがシングルとしてリリースされた
他の国とは違うのがマニアの間では有名な話






⑨Lucifer's Friend - Heartbreaker
圧倒的な歌唱力で聴き手を魅了するジョン・ロートン
現役時代のほとんどを仲間内&ヒープ関係の仕事で
人生を終えたために後年はすっかり忘れ去られた存在になってしまった
国内盤のリリースに繋がるようなキャリアがなかったというのが痛い
こんなに過小評価されているシンガーはいない
ロニー・ジェイムズ・ディオが凄いように
ジョン・ロートンも同様に偉人である
晩年までその声に艶は失われなかった
メロディ派のマニアには是非とのこの曲を聴いて
ジョン・ロートンの凄みを味わって欲しい




⑩ZAR - Line of Fire
最後もジョン・ロートンで
完全に忘れ去られたバンドだろう
もっと高い評価を受けるべきバンドだ
こういうタイプの曲をサラリとやってくれる
メロディアスという言葉は簡単には使えない
そう思わせてくれるメロディックなハードサウンドを
聴かせてくれる良いバンドだった
そしてジョン・ロートンは格が違う
千両役者とは彼の事だろう




930. 失恋船長 (2024-08-04 01:28:56)

『胸キュン/胸熱ロック 76』10選



①Night Hawks - Take my heart
より普遍性を高めた3枚目のアルバムからオープニングナンバーを
ギターソロもないし物足りなさはあるのだが
余計なことを省いたアレンジは狙いなんだろう
エンディングで味わい深いギターが登場
二人羽織ギターが懐かしい
今でのこのバンドの事はお気に入りですね





②D.T.R - DUEL BEAST
ヘヴィでワイルドな疾走ナンバー
竹内の変化自在のパフォーマンスが印象的
ツインギターもタイプが違い
面白い化学反応を見せているが
果たして藤本泰司は必要だったのか?
なんて思ったりするのだが
沢田泰司がここまでアメリカン志向だった事に驚いた
当時のハードシーンを反映しているが
王道は押えている




③Attacker - Zero Hour
ガチムチのパワーメタル
このマッチョな硬質感がたまりません
小細工無用の力のぶつかり合い
これぞメタルでしょう





④OZ - Gambler
力強さと流麗な歌メロは不思議なバランス感覚を有している
もっと認知されるべきバンド
隠れた名盤で終わるべきではない
この曲など
シンプルだが見せ場は少なくない







⑤KEEL - You're The Victim (I'm The Crime)
踏み込まれるツーバスのリズムと切り刻まれるギターリフ
チャンバラ活劇みたいでド派手だが
アメリカのバンドなので情緒はないが
メロディにフックがあり
日本人の耳にもビンビンに届くだろう
こういうストレートなアメリカンメタルはもうアメリカから登場しない
由々しき問題だがそれが商業大国アメリカの蝕まれた病である





⑥Liege Lord - Eye Of The Storm
パワフルですよね
凄みを感じます
音圧が塗り壁みたいに立ちはだかる
現代的なテクノロジーを駆使して再構築して欲しい
中盤からテンポアップするあたりで沸点を迎えます





⑦Proud - Star of the Masquerade
シャープに切れ込んでくる疾走ナンバーなんだが
音質がぬるいので輪郭がぼやけている
でもそれが味となり独自性を高めた
この音質とレコーディング環境
そしてお国柄から発せられるマイナー臭にノックアウト







⑧Tank - The Snake
擦るように引っかかるギターが癖になる
アルジーの歌い回しもカッコイイ
モーターヘッド直径の暴走ロックンロール
やはりTANKにはこういうのを期待する
シンプルイズベストなんですよね






⑨Anthem - Wild Anthem
清水明男がギターを弾き森川之雄が歌うスタジオライブを
ドラムの田丸もバンドサウンドに貢献
大内とは違うキレの良さを感じさせてくれる
それにしても森川之雄は凄い
役者が違うな
ラウドネスのヴォーカルにならないかなぁと期待した事がありました
ANTHEM復帰という夢を叶えてくれたので
まぁあり得ませんがタッカンの横で歌う森川も見たい
札幌でやるツーマンライブ行けば良かった





⑩Danger Danger - Feels Like Love
暑苦しいのが続いたので
最後は壮快感のあるハードポップサウンドで締めくくります
アメリカの良心ですよ
もう一つのアメリカンロックの王道です




931. 失恋船長 (2024-08-05 01:56:12)

『俺のJOE LYNN TURNER』10選



①Rising Force
やっぱりこの曲ですよね
インギーとジョーの特性が見事にマッチした名曲
たしかに事故後の後遺症に悩むギターはソロなどもの足りなさを感じるが
それを補ったのはジョーの歌と歌メロ
完璧でしたね





②Death Alley Driver
RAINBOWの軟弱化の要因はお前だと言われたジョー
もし日本に広瀬編集長のような溺愛批評家がいなければ
後期RAINBOWの評価は間違いなく変わっていた
サクソンアメリカンナイズドやNWOBHM四天王
北欧メタルはEUROPEが始祖みたいなデマが拡散されるところでしたよ
このイケイケノリノリの疾走ナンバー
ジョーの歌声も最高にクール
疾走感に拍車を掛けています





③Can't let you go
この曲はジョーの魅力を端的に表している
グラハムなら暑苦しい
そしてディオには似合わないよ
コマーシャル性を高めた
哀メロハードサウンド
いい仕事をしています
リッチーもさぞや頼もしかったでしょう





④Street of dreams
ロマンティック
ヤツです
大人が聴いても恥ずかしくないナンバーですよね
ジョーはいつでも優しく寄り添ってくれますよ
ロマンだね







⑤Losing You
RAINBOW軟弱化の戦犯扱いをした人間がレビューしたんだから
日本では人気薄でした
ジョーらしい力強い歌声が哀愁のメロディをなぞります
甘いだけじゃないハードさが
ロマンティックさを強化
その対比が絶妙なんです
後期RAINBOWをより大衆性に特化した至極のハードポップソング
何度聴いてもカッコイイ
今でもODYSSEYの紹介文に書いてあった
希代の名ヴォーカル参戦の文言を忘れんよ




⑥Fire Dance
KILL THE KINGにも負けないくらい好きですね
ジョーの歌声が素晴らしい
RAINBOWらしいヨーロピアン調のメロディ
シンプルなバッキングだが
印象的なフレーズを奏でるリッチー
そしてソロで爆発
途中で鳴る鐘の音も効果的
キーボードソロで追走するロジャーのベース
職人技のドラムとバンドとしての一体感が素晴らしい
何度聴いても興奮するわ
テンパイしますね





⑦Imagination
円熟味を増したジョーの歌声
その歌声は深みを与えている
このシンプルな哀メロソングを
ワンランク上へと押し上げたジョー
まさにイマジネーションをくすぐります
ファンタジスタです







⑧The Cut Runs Deep
ここでもいわれのない批評を受けたジョー
DPのRAINBOW化はお前のせいだ
お前にイアン・ギランの変わりは務まらん
名物編集長とゴットがそう断罪するもんだから
信者を中心に大騒ぎ
でも理解ある多くのファンはジョーをフォローし支持しましたよ
どこを切り取ってもRAINBOWには聞こえない
なぜならば再結成DPがRAINBOWぽかったからです
この曲なんてDP風味が出ているじゃない
ロジャーが知り尽くしているからでしょう
覇気の無いドラムが足を引っ張るが理由を聴いて衝撃を受けた






⑨Mystery Of The Heart
グレン・ヒューズとジョーのツインヴォーカルが堪能出る
古典メタルのHTP
この曲はジョーが単独で歌います
ジョーの為に用意された哀メロソング
泣かされます
ギターも素晴らしいフィーリングで呼応
このプロジェクト1stは完璧だったよな





⑩Love Is on Our Side
ニコロ・コッツェフはイイ曲を書きましたね
ジョーをイメージしたのでしょうか
ピッタリです
後半展開が変わるのも好きですね
ライブを意識したのでしょう




932. 失恋船長 (2024-08-07 15:47:40)

『胸キュン/胸熱ロック 77』10選



①斉藤光浩 - 共犯者のバラッド
ソロアルバムから先行リリースされた一曲
J-POPというには本格的過ぎるロックサウンド
BOWWOWの匂いがするのが嬉しい
光浩の歌声も健在
ギターも彼らしい






②Hughes Turner Project - Heaven's Missing an Angel
ヴォイスオブロック我らがグレン・ヒューズの降臨です
この魂を震わすソウルフルな歌声
これを叫んでいるだけと寝言を抜かされたら
その感性にはついていけません
ギターで参戦したジョン・サイクス
彼の色気のあるトーンで酔わせるギター
そして泣きのチョーキング
素晴らしいフィーリングが存在します
名曲ですね




③Fifth Angel- Call Out The Warning
このバンドと言えばこの曲と推す人もいるでしょうね
メロディアスかつハードな疾走ナンバー
このパターンは多くのアーティストが共有するアイデアです
何度聴いてもイイ曲は色あせない
時代を超越した魅力がある





④Grim Reaper - Dead On Arrival
グリメットのファンタスティックライトな歌声が最高にカッコいい
とにかくグリメットが強烈だ
目が覚めるね
これを聴いている限り騙されんぞ
皆さん詐欺には気をつけましょう




⑤CROWLEY - TEARS OF THE WITCH
ミステリアスですねぇ
雰囲気もバッチリ
PVも良く出来ているよ
言いバンドだなぁ
せっかくチャンスを掴んだのだから世界で勝負して欲しいねぇ
ギターソロもカッコイイのよ




⑥Fate - Around the Sun
シンプルにカッコいいね
時代に左右されることのないバンドサウンド
やはり浮ついていない
完全に地に足がついている
こういう音は文句なしにカッコイイと思える
トレンドを追いかける人の気持ちは一生理解できない






⑦Thunderhead - The Fire Is Burning
こういうコマーシャルを高めた曲でも
男臭い歌声がたまらん
漢ですね
そこが最大の聴き所
器用に立ち回るバンドサウンドも肝







⑧Pretty Maids - Attention
デンマークのローカルヒーローからワンランク上の世界へと向かい
見事に成功した傑作Jump The Gun
初期のパワーメタル風味をしっかり押えた
この曲なども収録した意欲作だったが
アホとその信者によって殺されてしまった
無念を通り越して無になりますよ
こういう疾走ナンバーをやれるのが
このバンドの魅力だった
バラードのカヴァーでヒットして道を踏み外したよな
あっちの方が大問題
この曲はアレンジが秀逸
キーボードの使い方もドラマティックなんですよねぇ





⑨Lillian Axe - Ghost Of Winter
泣きの名バラード
タイトルのイメージを具現化する曲調
地獄の具現化ではありませんよ
素晴らしい一曲です
夏場には丁度いいクールサウンド




⑩Radioactive - Sentimental
やってんなぁ
メロディアスかつハードなお約束サウンドです
ベタには敵わんよ
やってんだよ
やり過ぎなんだよ
それが最高にカッコいい
ありがとうフロンティアである




933. シン・聖なる守護神 (2024-08-10 22:51:07)

『個人的偏向による"コレ、イイですよ"的HM/HR』10曲選 ※案外、見落とされがち的な曲って言いますか...なのでそれなりに知られたバンド/アーティストにしました編

①Love Creatures[2007] / 浜田 麻里
>我輩、真性ファンではないという事をまず言っておきますヨ
'07年作"Sur Lie"に収録された曲で、コレってもっと評価されてイイ曲と思うんですが...ねぇ
どんなモンでしょうねぇ

②You Ought To Know By Now[2018] / VIXEN
>既に"終わったバンド"とのイメージがあるかもですが..."Live Fire"(国内未発)っていう12曲入りのライヴ作にボーナス収録されたスタジオ録音曲で往年の色合いを感じさせます
またオリジナルG.氏の死去に伴い迎えられた新G.ブリット・ライトニングさんってのがかなりの美人さんっだったってことにもグッと来ましたなぁ

③Open Your Heart[2004年] / SHY
>このバンドに何を求めるのかというのがその評価に直結するんでしょうな
って事で言えば我輩はその"胸を締め付けるような哀愁のメロディ!?"って事になるんかな
で、その哀愁のメロディとミルズの切ない歌声が胸に突き刺さります
凄く売れたバンドではないしビジネス的にどうなのか知る由もないのですが...新作が発表される毎に国内発売に尽力された(各時期の)国内レーベルさんには頭が下がる思いであります

④I Burn For You[2006] / TREAT
>ベスト"Weapons Of Choice 1984-2006"に新曲として収録された曲で、この曲に手応えを感じてその後の復活に繋がったってのも納得の出来
3分半と短いが、その哀愁感をたっぷりと含みつつも力強さも感じさせるってのは流石です
もしあなたがこのバンドが好きでまだこのベスト盤をゲットしていないのだとしたら中古盤屋を何件巡ってもゲットすべきと言っておこう(大袈裟か...笑)

⑤Run To You[1988] / QUIET RIOT
>その昔、某ラジオで聴いたのが最初だったのだろう
まぁ勿論、一般には前任者こそがこのバンドのフロントマンとのイメージだろうし、その事自体を否定など出来ないのだが、少なくともオレ的にはコレがクワイエット・ライオットなのです

⑥Blackwitch[1983] / EXCITER
>そのゴリ押しスピードメタルばかりが取り沙汰されますが、7分要する表題曲は誤解を恐れずに言えば...もう様式美です
スローながらリリカルなメロをなぞる展開は2nd期MANOWAR的なモノといえるでしょう
後追いであるからして強気な事は言えないが...'89年発売の1stと2ndとの2in1盤を購入した当時はよく聴いたモンだよ

⑦My Eyes[1990] / DIO
>アルバム全体としては好きではないし評判の悪いのも分かりますよ
でも我輩はラストに収録されてた表題曲がどうしようもなく好きなんです
正しく様式美ど真ん中な展開とロニーマジック全開の世界観とサイモン・ライトのプレイも実にイイ味を出してるし...名曲と呼びますよ、ワシは

⑧Women In The World[1987] / VENGEANCE
>どうもこのバンドって評価が低いですよね
確かにアルバムを通すと"そうでもない曲!?"ってのがあるんで今一って印象が強いのかなぁ?
しかし3rdでは表題曲を始め幾つかでその作曲能力を発揮しており、その3rd邦題となっていた"明日への賭け"が示す通り次作"Arabia"ではその能力が全面開花した名作となってますから、余裕があったら聴いてみて下さいな

⑨After The Storm[1995] / SCANNER
>確かに3rdに冴えなどないし、もしかしたら駄作という評価もあるだろうね
しかし何故か分からんが3曲目に収録されたこの表題曲だけは好きだったりするんです
始めに言っとくけど名曲などではない...が、そのメロウに展開するさまは何処かTNTに通じると感じるし、きっとトニー・ハーネルが唄えば多くのリスナーがTNTの曲って感じるんじゃないのかね

⑩Signals Of Intuition[1994] / SIAM
>トニー・ミルズがSHYが活動停止中に結成したバンドの1stで、当時かの「ゼロ・コーポ~」から国内発売もされたが、邦題は"鎬(Shi・No・Gi)"っつう良く分からんモノだった
またライナーを担当したゴッド伊藤の言う"QUEENSRYCHE的色合い!?"とか"DREAM THEATER云々!?"という評価は少々的外れなモノではなかっただろうか
確かにアルバム自体は大した作品ではなかったし、結果ラスト作となってしまった次作はハッキリ言って駄作というレベルだった...
しかしそのSHY時代から通じるこの表題曲(や4曲目辺り)の方向性を広げていけば結果は少し違ったのではないだろうかと思うね

※順不同



934. 失恋船長 (2024-08-11 03:26:48)

『俺のJOE LYNN TURNER』10選



①Spotlight Kid
ジョー=ライト=アメリカン=ラジオフレンドリー
だから軟弱な優男
そんな扱いを受けた時代があるのですが
何故か広瀬編集長が仇敵に仇成すようにジョーを完全擁護
そのおかげで日本では人気のヴォーカルとなる
とても不思議な気持ちになりますが
80年代のジョーRAINBOWに対する風当たりは強かった
この曲を聴いて軟弱なスタイルを思い浮かべるだろうか?
DPでは出来なかったリッチーのアイデアを具現化するメンツ
地獄を具現化ではない
クラシカルなハードサウンドを具現化である
手ぬぐいを腰からぶら下げているライブ映像をいつも思い出すが
個人的にはジョー=この曲である





②Magic
ジョーの歌う切ないメロディ
このメンツには確実にマジックが存在していた
そう高らかに歌っているようだ
確かにコージーのドラムは不要かもしれない





③Miss Mistreated
無駄をそぎ落としたアレンジ
それだけにジョーの歌が重要となるのだが
彼はその重責を見事にこなした
曲自体はたいしたものではないのだが
ジョーの器用さが光っている





④Thief In The Night
この黒っぽい曲を歌いこなせるジョー
力強さと若々しい甘いトーン
強力な声の持ち主だが癖がないので聴きやすい
その親しみやすさが最大の魅力
この曲はジョーの声じゃないとね







⑤Power of love
ハードなバッキングの上を滑らかに滑る
叙情的なメロディ
ジョーの歌う魅力的なメロディと
相まって独自の魅力を発散している




⑥Dreams
ブレイズンアボットはよいプロジェクトだった
この曲みたいに各シンガーの適性に合わせ
ニコロ・コッツェフは曲を用意
様々タイプを歌わせ魅力を引き出させていたり
この曲みたいなベタな物も用意した
流石はジョー
これぞジョー節である





⑦Twist Of Fate
甘い曲からハードな曲まで歌いこなせるジョー
この曲などその典型例だろう
ロックシンガーとしての魅力を余すことなく披露するジョー
古典ロックを歌うと俄然魅力が増しますよね







⑧The Road To Hell
ジョーのキャリアに対する最高のオマージュ
こういう曲を歌わせたい
演者の強い要望が反映されている
それに応えるジョー
唯一無二の男だ






⑨Edge of Tomorrow
円熟味を増したジョーの歌声
若い頃のようなハツラツさは失ったが
卓越した表現力と積み重ねた経験値には一日の長を感じる
こういう曲を聴かされると余計にその重みを感じる
上手いこと料理するわ





⑩Can´t Face Another Night
ジョーの哀切を讃えた歌声を堪能出来る一曲
こういうパワーバラードを歌わせたら天下一品
この歌メロこそジョー節である




935. 失恋船長 (2024-08-11 21:30:45)

『アメリカンロックで酷暑を吹っ飛ばせ』10選



①VAN HALEN - I'll Wait
シンセを大胆にフィーチャー
完全に振り切ったヴァン・ヘイレンである
元々メジャー指向だったから違和感は少ない
このフィールドの先駆者だが
ギター雑誌では神だがBURRN読者からは評価が低い
本当に面白い結果だった






②Damn Yankees - High Enough
感動の名バラード
意外と破天荒な歌詞の内容だったりPVだったりするのだが
曲は甘く切ない最高峰のロッカバラードだ
何度聴いても泣ける





③Keel - The Right To Rock
豪快の一言に尽きる
このバンドもっと小技を効かした曲もある
個人的にはそっちが好きだったりするのだが
アメリカンという点ではこういう曲がイメージ的にピッタリ
ある意味キールと言えばこの曲を思い出す
そしてアメリカンハードと言えばでもある





④TOTO - Angel Don't Cry
シャレオツな一曲ですよね
昔は大嫌いなタイプの曲でした
元々スラッシュメタルから入ったので軟弱なのは頭ごなしに却下
でもグランジ/オルタナムーブメントのおかげで
過去のサウンドを見直す機会を強制的に強いられた
そのおかげで偏見も吹っ飛び
この職人技が光るヒットソングの作り方に感心する
良いメロディだ
歌も上手い
リズムもタイトでクール
アメリカのバンドは上手くないと当たり前だが一流にはなれないと知る







⑤Survivor - Is This Love
爽やかな風を運んでくるハードポップサウンド
エアコンの涼しさじゃない自然の風を体感出来ます
チョイ切ないメロディと
力強い歌声
そして無駄をそぎ落としたアレンジ
上手いことやっているわ
メロディがいいのよ
日本人はこういう歌メロを作れないよね




⑥Chicago - I Don't Wanna Live Without Your Love
煌びやかな80年代を想起させますね
こんなの聴いているヤツはカスだと
フワちゃん以上の暴言を吐いていた子供だった自分がハズい
歌も上手いしリードギターも上手い
一流のミュージシャンが売れる音楽をやり切っている
バブリーな80年代だからこその音だろう
今でも十分通用する
スタンダードは揺るがない





⑦Kiss - Tears Are Falling
KISS=アメリカなのでどの曲でも良いのだが
ポール・スタンレーのカラフルな衣装に度肝抜かれた
PVとは言えあんな色使い80年代だよなぁ
素顔で活動していた時期も今となっては逆に新鮮で貴重だろう
ド派手はアメリカンサウンドのチョイ哀愁を加味した
豪快な一曲です






⑧Ratt - You're In Love
キビキビとしたリズム
フックという点では物足りないが
こういう曲がアメリカ人には名曲となるんだという意味では
とても参考になったというのか島国感情との違いを学んだ
王道という訳でもないが
アメリカンロックを知る上では外せないバンドである






⑨Kix - Cold Blood
豪快なアメリカンロックだが小技が効いている
個人的には大らかで大陸的なグルーブや
脳天気なロックは好きになれない
だからKISSからの影響は薄いのだが
彼らから影響を受けたアーティストの曲は聴いている
こういう哀愁のメロディを散りばめつつ
ドライなヤツは素肌にベタつかない壮快感を与えてくれる
この時期にピッタリだ





⑩Bon Jovi - I'd Die For You
恥ずかしくなるような一途な思いを載せた歌詞
お前の為に死ねる
チョイ照れるぞ
でも哀愁のあるメロディとジョンの個性的で力強い歌声
無駄を省いたアレンジと初期を想起させる曲調
大好きな一曲だ



最近になって若手ジョッキーの訃報を知った。彼には稼がせて貰った思い出がある。
競馬はムキになってツッコむタイプではない。穴党なので回収率で勝負。いつも夢を追っている
だからルメール人気には余り乗らない
彼ら将来有望な騎手だった無念である。
なので今日は派手目のヤツで生きたい。
意味深な歌詞や無しだ




936. 失恋船長 (2024-08-14 15:01:48)

『胸キュン/胸熱ロック 78』10選



①Hughes Turner Project - Ride the storm
古典ハードサウンドを引っ提げシーンに閃光を放った
ジョーとグレンのプロジェクトチーム
この曲など火花散るバトルぶりに興奮する
ギターソロも役者が違うよと弾きまくる
単なるリッチーのフォロワーではない
タイム感とテクニックに魅了される
二人の主役を喰う活躍だ






②BREEZE LEAST - BREEZE LEAST
知る人ぞ知る国産様式美メタルの傑作アルバムから
スリル溢れるオープニングナンバーを
ここで聴ける完璧なアレンジ
最後までテンションを下げることなく駆け抜けます
オフィシャルな再発を望まれる一枚であり
名曲だ




③CROWLEY - EVIL BRIDE
予算は掛っていないが見応えのあるPVだと思いますね
このオカルティックな世界観と
彼ららしいポップセンスを活かしたサウンド
それは日本的なメロセンス
DEMONが英国式ならば
こちらは和装メタルと言うことだろう
英語で歌っているのも正解
もっと多くの人に知って欲しい
国産叙情派ダークサイドメタルバンドだ
デスやメロデスではない古典スタイルです
ギターはかなりの巧者
ソロがハイライトして脚光を浴びるタイプも懐かしい





④VALKYLIE - Shouting to the Hell
好きなんだよなぁ
この突貫メタルがね
上手い下手じゃないのよ
パッションなんですよね
デジタル化して楽しんでいますよ




⑤WOLF - LOVING YOU
感動のパワーバラード
この叙情性もバンドの武器でした
松本の歌声に酔いしれますね
泣かせるわ




⑥Jewel - Sing It
このバンドにはこういう活きのいいのを期待しますね
関東ハードシーンを支えた彼ら
CD化されたコンピ作とか出ないかぁ
Mandrake Rootなくなったから無理だろうなぁ
日本人好みの叙情性と陽性になりきれないダイナミックな
サウンドは需要あると思うけどねぇ




⑦VOWWOW - TELL ME
CMソングにも採用された名曲
ポップなメロセンスを活かした
このバンドらしい洗練されたハードサウンド
哀愁のあるメロディ
エモーショナルな歌声は絶品
キレのあるドラムも効果的
キーボードもギターもやはり職人芸が披露されている
完璧なアレンジだ
今聴いても古くささを感じさせないバンドサウンド
シングル向けでも高貴な空気がある
そのエレガントで知的なハードさが今なの支持されるのだろう







⑧Jenny Darren - Heartbreaker
パット・ベネターのヒット曲として知られる名曲だが
オリジナルはこちら
ハッキリいってオリジナルヴァージョンが劣る部分は一切ない
むしろ聞き比べて欲しい
歌詞の違いにチョイと戸惑うかも知れないが
そして女性ロッカーの先駆者としての
ジェニー・ダレンの魅力を知って欲しいねぇ
いまだに雑誌片手に盗みを働く輩も壊滅したろうよ
スタジオ版ではカワイイ声で歌っていたパット・ベネター
ライブではもっとハードに迫っていた
このオリジナル版を意識したのではと思いますね
Love Potion No. 9もジェニーが歌うヤツに思い入れがある



⑨RIOT ACT - Closer to the Flame
忌々しいコロナ渦にリリースされたアルバムのオープニングナンバー
あのリック・ヴェンチュラとLA・クヴァリスが再びタッグを組んだバンド
それだけでも興奮するが
これが見事に初期RIOT路線
サンダースティールを擦り倒して骨まですけてみえる
RIOT Vよりも何倍も好感が持てますね
フレットレースベースも巧者





⑩Def Leppard - Too late For Love
このクドさがいいんですよね
初期の彼らが好きですね
こういう情念たっぷりのパワーバラードは大好物です




937. 失恋船長 (2024-08-14 15:19:54)

『胸キュン/胸熱ロック 78』10選



①Hughes Turner Project - Ride the storm
古典ハードサウンドを引っ提げシーンに閃光を放った
ジョーとグレンのプロジェクトチーム
この曲など火花散るバトルぶりに興奮する
ギターソロも役者が違うよと弾きまくる
単なるリッチーのフォロワーではない
タイム感とテクニックに魅了される
二人の主役を喰う活躍だ






②BREEZE LEAST - BREEZE LEAST
知る人ぞ知る国産様式美メタルの傑作アルバムから
スリル溢れるオープニングナンバーを
ここで聴ける完璧なアレンジ
最後までテンションを下げることなく駆け抜けます
オフィシャルな再発を望まれる一枚であり
名曲だ




③CROWLEY - EVIL BRIDE
予算は掛っていないが見応えのあるPVだと思いますね
このオカルティックな世界観と
彼ららしいポップセンスを活かしたサウンド
それは日本的なメロセンス
DEMONが英国式ならば
こちらは和装メタルと言うことだろう
英語で歌っているのも正解
もっと多くの人に知って欲しい
国産叙情派ダークサイドメタルバンドだ
デスやメロデスではない古典スタイルです
ギターはかなりの巧者
ソロがハイライトして脚光を浴びるタイプも懐かしい





④VALKYLIE - Shouting to the Hell
好きなんだよなぁ
この突貫メタルがね
上手い下手じゃないのよ
パッションなんですよね
デジタル化して楽しんでいますよ




⑤WOLF - LOVING YOU
感動のパワーバラード
この叙情性もバンドの武器でした
松本の歌声に酔いしれますね
泣かせるわ




⑥Jewel - Sing It
このバンドにはこういう活きのいいのを期待しますね
関東ハードシーンを支えた彼ら
CD化されたコンピ作とか出ないかぁ
Mandrake Rootなくなったから無理だろうなぁ
日本人好みの叙情性と陽性になりきれないダイナミックな
サウンドは需要あると思うけどねぇ




⑦VOWWOW - TELL ME
CMソングにも採用された名曲
ポップなメロセンスを活かした
このバンドらしい洗練されたハードサウンド
哀愁のあるメロディ
エモーショナルな歌声は絶品
キレのあるドラムも効果的
キーボードもギターもやはり職人芸が披露されている
完璧なアレンジだ
今聴いても古くささを感じさせないバンドサウンド
シングル向けでも高貴な空気がある
そのエレガントで知的なハードさが今なの支持されるのだろう







⑧Jenny Darren - Heartbreaker
パット・ベネターのヒット曲として知られる名曲だが
オリジナルはこちら
ハッキリいってオリジナルヴァージョンが劣る部分は一切ない
むしろ聞き比べて欲しい
歌詞の違いにチョイと戸惑うかも知れないが
そして女性ロッカーの先駆者としての
ジェニー・ダレンの魅力を知って欲しいねぇ
いまだに雑誌片手に盗みを働く輩も壊滅したろうよ
スタジオ版ではカワイイ声で歌っていたパット・ベネター
ライブではもっとハードに迫っていた
このオリジナル版を意識したのではと思いますね
Love Potion No. 9もジェニーが歌うヤツに思い入れがある



⑨RIOT ACT - Closer to the Flame
忌々しいコロナ渦にリリースされたアルバムのオープニングナンバー
あのリック・ヴェンチュラとLA・クヴァリスが再びタッグを組んだバンド
それだけでも興奮するが
これが見事に初期RIOT路線
サンダースティールを擦り倒して骨まですけてみえる
RIOT Vよりも何倍も好感が持てますね
フレットレースベースも巧者





⑩Def Leppard - Too late For Love
このクドさがいいんですよね
初期の彼らが好きですね
こういう情念たっぷりのパワーバラードは大好物です




938. シン・聖なる守護神 (2024-08-16 22:22:35)

『個人的偏向による"コレ、イイですよ"的HM/HR』10曲選 ~第2弾~ ※前回よりも少しマニアックになってしまったかも編(前回:発言No.933)

①Once In A Lifetime[1990] / VALENTINE
>正直、前半は煮え切らない展開なのだが後半は中々イイし、この出色の表題曲をトップに据えていたら評価も違っていたのではないだろうか
哀愁味を含んだメロに絶妙なKey.感からしてワクワクします
ヒューゴの高音域はやや線が細いが、メロハーにはコレくらいの方が合っている

②Black On Black[1994] / CONCEPTION
>本邦デビュー作となった2作目ブックレットに歌詞まで記載されながら収録されなかった1曲(輸入盤も同様に歌詞は記載されてはいたのだが未収録)
佳曲"Parallel Minds"には及んでいないが中々のドラマ性を感じさせる展開の1曲
その後の「NOIZE」所属4バンドのライヴを収録した2枚組コンピ盤"The Power Of Metal"(国内発売有)にボーナス曲として収録された

③GIve Me Shelter[2011] / CHRIS OUSEY
>ソロ名義1作目からで脇を固めるマイク・スラマー(G./Key.)とトミー・デナンダー(G./Key.)という名に最早興奮はしないが、ニール・マーレイ(B.)とグレッグ・ビソネット(Ds.)という名にグッとなるが、問題は曲である
ってな事だと"イイのを!?"収録出来たな...と
そんな中からサビメロが炸裂する6曲目を選出

④Queen Of The Damned[2006] / THE DOGMA
>最初に...手本はかのKAMELOTといっておこう
しかし中々アツい展開はマニア諸氏にも十分の手応えと思います
特に粒揃いのこの1stフル"Black Roses"はオススメ出来る
気になった方は是非聴いてみて下さいナ(でも以降作品はデス声入りなので注意だ...笑)

⑤Living Out Of Touch[1988] / KINGDOM COME
>ZEPコピーと揶揄されたバンド
声質そして歌唱法については確かにプラント氏を模したモノってな事で聴かず嫌いという方も多いのではないでしょうか?
でもね...この1stぐらいは聴いて下さいヨ
このトップを飾るドラマティックな表題曲はシビれるよ
後に名を馳せるかのボブ・ロックのPro.により引き締まったキレのある音作りも素晴らしかった作品

⑥Into The Fire[1993] / THOMAS VIKSTROM
>CANDLEMASSが活動停止後に発表したソロ名義1作目から
ジャケ写からも想像出来るややアコースティカルな響きの作品ですが、そんな中にあって表題曲は中々のメロハー振りをカマす1曲
我輩はこーゆーのが好きなのである

⑦Not Worth Dying For[2005] / DEMURE
>(多分、カナダもしくは米国出身の4人組で)今回の中で一番のマニア作品(笑)
(恐らくはデモなんだと思うが)'91年に録音(8トラック)されながら正式には発表されず、'05年にマニアなメロハー作品の発掘に勤しむ「RETROSPECT Records」からCD-R仕様で陽の目を見た作品("セルフタイトル"での発表なのだが、そのペラジャケにはメンバー名すら記載が無いのだ)
1曲目の表題曲からシビれるメロハー処が並ぶ正に"隠れすぎた名盤!!!?"でメロハーマニアは必聴か

⑧Hunter Of Love[1988] / V2
>かのトミー・ハートが在籍していた独産5人組の1stから
そしてこの表題曲は我輩の大変思い入れの強い1曲で、その昔某ラジオ音源をテープに録音して繰り返し聴いていた...という事を思い出すのだ
流石にトミーの高音域も青いが、その適度なリリカルさが中々ツボな1曲になってると思う

⑨Rock Steady[1998] / HEAVENS EDGE
>アウトテイクなどを集めた"Some Other Place-Some Other Time"のトップに収録された曲で、そのライナーに"1stのアウトテイクであり..."との記載があるのが嘘のような劇的展開はこの曲が何故にアウトテイクなんだ!?との疑問だけが頭を巡る
そのドラマ性と相まって極上のメロディアスハードに仕上がってる隠れた名曲でしょう

⑩Daybreak[1988] / 男闘呼組
>おいおい、最後がコレかい...とツッコミが来そうだが!?(笑)
言わずと知れた(かどうか分からんけど)近年一時的な復活も果たした4人組...で、コレは"○ャニーズの黒歴史"なのか!?
当時、素行の悪さなどもあってか、その後は表立って語られる事はなかったが"Time Zone"と並んでエッジを効かせたハードロックはもっと評価されて然るべきでしょう
イチャモンなら幾らでも言えるがメロディックさに重点を置きつつもハードロック路線で攻めた姿勢は支持するゼ...俺はナ

※順不動



939. 失恋船長 (2024-08-22 04:20:25)

『胸キュン/胸熱ロック 79』10選



①SABER TIGER - 斑の鳥
下山復帰後は現代的なサウンドと真摯に向き合い
欧州での契約も獲得した彼ら
特にバルト三国でもツアーなど他に類を見ない活動を行う姿勢
挑戦的なスタンスは賞賛に値する
全作から6年のインターバル
木下御大の病気の関係もあるので心配していたが
心配を杞憂に終わった
高齢者から若い人までウエルカムな正攻法で迫るハードサウンド
邦楽だの洋楽だのくだらない差別意識がなければバカテク集団による
容赦のないメロディックな鋼鉄ロックの凄みに圧倒されるだろう





②WOLF - Blue Flyer
遂にウルフが復活を果たした
現役引退した黒木の姿はなかったが問題なし
YouTubeで人気のSATSUMA3042さんが見事に大役を務めてくれました
待たされすぎの古豪の復活
是非ともリメイクベスト&新作のリリースをお願いしたいですね
一度きりのライブなんて寂しいからね
ウルフらしいスリリングなギターが飛翔する
叙情派ハードナンバー
このキャッチネスさも魅力
魅力的なメロディラインを歌う松本
鉄壁にリズムから繰り出されるグルーブと完璧です



③TAROT - Glimpse of the Dawn
イントロで絡むピアノの音色
ハモンドも全開と鍵盤プレイが実にオーソドックスな
サウンドの鍵を握り演出
歌が弱いのだが
この泣かせのシケシケ具合がマニアにはたまらん
現代的なテクノロジーを通過した古典サウンド
クラシックロックらしい妖しげな輝き
本気でやっているから音に宿っているよね






④SAXON - There's Something In Roswell
ミステリアスな空気を醸し出すヘヴィなミドルナンバー
ザクザクと刻まれるリフが何とも懐かしい
ブライアン・タトラーとサクソンが融合
こんな歴史的快挙に立ち会えた事に感謝する
この組み合わせはウルトラCだよね




⑤KEEL - You're The Victim (I'm The Crime)
ストレートに突っ走るメタルソング
小細工無用な清々しさが今では新鮮だ
ギターも細いキーボードみたいな音質で80年代だよなぁ
と感慨深い物を感じる
ロンの武骨な歌声がこれまたカッコイイ
もう聴かれないタイプのメタル





⑥Krokus - Eat The Rich
PVも作られた勢いい一曲
彼らにとっても一番勢いのあった時代でしょうかね
よりメタルよりになったアルバムだからこそ
こういう曲調になったのだろう






⑦Pantera - Forever Tonight
これが初期のパンテラなんです
あんな形で時代の寵児になるなんて誰が想像できました
ギターは最初から巧者
センスのあるプレイとテクニカルさ
リズムも安定しておりバラードを上手く調理している
歌だって雰囲気物だが十分だよ







⑧Dark Star - Lady of Mars
哀愁の叙情派サウンド
幻のNWOBHMと呼ばれマニアから愛されていました
再発された時は嬉しかったねぇ
そして日本の発掘リリースに勢いを感じた
今じゃセカンドラインだよ




⑨Pretty Maids - Don't Settle For Less
煌びやかなメインストリームに寄りつつも
欧州メタル的な哀愁とドラマを盛り込んだ
アレンジも手が込んでいて聴き応えがある
PVも作られた入魂の一曲だろう




⑩Treat - Get You On The Run
ギターソロもたっぷりと注入
哀愁のロッカバラード
北欧風味満点のメロディが胸を締め付ける
やりすぎなくらい泣かせてくる
大衆性を完備した珠玉の一曲だ
売れないと困るよね




940. シン・聖なる守護神 (2024-08-27 12:50:42)

『個人的偏向による"コレ、イイですよ"的HM/HR』10曲選 ~第3弾~ ※少し古めも選んでみました編 (第1弾:発言No.933 第2弾:発言No.938)

①Heartless World[1979] / TEAZE
>国内発売もされた3rd"One Night Stands"から
前年に発表された日本でのライヴを収録した"ライヴ・イン・ジャパン"(海外盤は別タイトル)も含め本作までは国内発売されていたので知っている方もいるでしょう
そして表題曲のアコギからという出だしからその後の胸焦がすドラマティックな展開は泣けてきます
若い方にも是非ともチェックしていただきたい一曲...そして名曲と言えるでしょう

②Turnpike[1978] / RAM JAM
>ヘヴィに展開する1stトップの"Black Betty"がとにかく有名だが、2nd収録の表題曲も侮れない一曲
そのピアノからという入りで既に漏らしそうです...ワシ
ヘヴィだけでないそのドラマ性は脳天気なバンドとは格の違うアメリカンハードの誇りだよ

③Don't Knock The Kids[1985] / JETT BLACK(加)
>同名バンドは存在するがこちらは表題曲を収録した唯一作"Night Flight"で散ったカナダ産
その絵に描いた様な適度にKey.を効かせたメロハー振りは表題曲以外もシビれる曲ばかり
1曲目もシビれたが我輩は4曲目の表題曲で我慢できず漏らしました

④Be Good For Me[1987] / RANKELSON
>正直、1stにしろ表題曲を含む2ndにしろ作品そのものは煮え切らないのだが、ハリス氏好きをアピールするベースラインが印象的な表題曲は好きだった英国産
かの「Ebony Records」からというだけで音の方もなんとなく想像できるが、2ndのジャケイラストがお抱えだったGary Sharpe氏によるモノという事に反応してしまうのはマニアだろう

⑤Over Her[1982] / SPYS
>メジャーなところだとMEAT LOAFの2nd、そしてマニアなところならCIRITH UNGOLのジャケアートで知られるMichael Whelan氏によるそのジャケからしてアツいUS産5人組の1stから
そしてPro.がニール・カーノンとくれば即反応もやむなし
その大きな期待に決して負けない絵に描いた様なメロハー曲となっております

⑥Mind Teazer[1982] / DARKSTAR(加)
>あの"Lady Of Mars"のNWOBHMとは違うカナダ産の唯一作"セルフタイトル"からである
AORで括られるが、十分ハードさも持ち合わせているし、曲によってはプログレハード的側面もある
"アァァ~"というコーラスから始まる表題曲はメロハー好きにもアピールする一曲
「Cult Metal Classics」からボーナス1曲を加えた'16年リマスター再発盤もあるのでチェックも可能だろう

⑦Love And Death And An American Guitar~Stark Raving Love[1981] / JIM STEINMAN
>MEAT LOAFやボニー・タイラー作品などで知られる氏のソロ名義1st"Bad For Good"から
その1stソロや前述MEAT LOAF諸作品などのオペラ風アレンジはかのQUEENと共に後続のHM/HRバンドにも大きな影響を与えただろう
また序曲となる"Love And Death~"の芝居じみた"ラジオドラマの如き展開!?"はかのMANOWARの"お爺ちゃん~!?"の元ネタではないのか?
ホンで、前述ボニー・タイラーの大ヒット曲"ヒーロー"へと流用されるコーラス/アレンジワークが印象的な"Stark Raving Love"の方はドラマティックこの上ない名曲だろう

⑧Never Too Late To Late[1993] / 1ST AVENUE
>かのロビー様が在籍してた蘭産で「ゼロ・コーポ~」から国内発売された事は多くの方が知るところ
そのロビー様の手掛けた表題曲は絶妙なKey.感とドラマ性を感じるアツい展開は正に名曲と呼べる一曲

⑨Wake Me Up[1997] / WAYNE SMART
>カナダ出身のどの曲も素晴らしい作品"Just Another Stranger"から
よくもまぁ、これだけ"良い曲"を作れたモンだなぁ...と
少しトミー・ハート辺りを思わせる伸びやかな歌唱も実に良く合っている
フェイドアウトがやや唐突に感じなくもないが、爽やかな空気を運ぶ3曲目を選出

⑩Mission[2008] / マダム・レイ
>今回も国産から1曲を選出しようと思い!?...打率争いでは毎年上位に顔を出していた名選手で無類の釣り好きでも知られる元プロ野球選手"田尾安志氏"の奥方がフロントを務めた1st"マダム・マダム"から
そのヘヴィ過ぎるバッキングのためか歌唱がやや埋もれ気味だが曲自体は中々粒揃いな作品
まぁ、そのヘヴィ路線と当時の"嬢メタル!?"を意識しすぎなのはギターで参加し音Pro.も務めた横関氏によるモノだろう(それにしてもこのリズムG.は出ばりすぎではないだろうか)
そんな中にあってご本人の歌唱が一番ハマっていると思うのが表題曲(や⑥辺り!?)
もっと歌謡メタル路線で良かったと思うがネ...俺は

※順不同



941. 失恋船長 (2024-08-30 20:22:16)

『胸キュン/胸熱ロック 80』10選



①VOLCANO - Gypsy
大和魂メタルですねぇ
泣きますよ
日本語歌詞も臭さを倍増
これでいいのです





②凱旋MARCH - 爆進行進曲
まさかの復活です
こうなると新作に期待しますよ
悪いけどあの程度のパフォーマンスで満足しませんよ
もっと濃密なヤツを聴かせてくれ
ワシは初見で心を奪われました
マサのステージングに何故か笑いが止まらなかった思い出がある
それほどコテコテの特濃女人禁制男汁マックスのステージだった
この曲などこのバンドの濃さを堪能出来るだろう
展開がクドいよ
でもそれが凱旋マーチなのだ



③Ex Danger - Imagination Break Down
コンピ盤がCD化した際にカットされた疾走ナンバー
あの完全版でないかなぁ
貴重な音源が詰まっている
山口県が産んだ叙情派メタルバンド
キーボードとツインギターの6人編成
シンガーはクラウス・マイネ風に唄います








④Virtue - We Stand to Fight
NWOBHMファンなら気絶しそうになるほどカッコいいですよね
出だしからかましてくれます
哀愁たっぷりの煮え切らないメロディ
これぞNWOBHMな攻撃性
素晴らしいねぇ




⑤Cloven Hoof - Nightstalker
有名なリフですが皆が共有するアイデアです
この嘘くさい歌声とミステリアスな雰囲気がたまりません
血みどろのB級ホラームービー
そんな空気感が大好きなんです





⑥Gaskin - Sweet Dream Maker
甘い歌声と攻撃性の高い演奏とのミスマッチ感
この霧深いモヤがかかったようなサウンド
NWOBHMならではの胡散臭さがたまらん






⑦Eliza - Driving Roller
音質は良くないが演奏はタイト
ライブ感バッチリなラフさが逆に生々しい
ドラムはテクニシャン
でもベースが聞こえないよ
この歌あってのELIZAです
ツインギターの掛け合いも凄くないけど
好きですねぇ
いまこういうのやらないもん







⑧ダンプ松本 - Dump the Heel
ゆりあん凄かったなぁ
ドラマでも話題のダンプ松本
藤波のマッチョドラゴンが凄すぎで霞んでいるが
ダンプ松本の歌唱力も極悪そのものだった
これだけの音痴は珍しい
曲は44マグナム
ポールの歌声が聞こえてくるようなストレートなナンバー
これを機に配信されないかぁ





⑨CROWLEY - EVIL BRIDE
このキャッチーさが好きなんですよね
親しみやすさとオカルトテイスト
上手いこと混ぜ込んでるわ
再結成するのは遅かったが
その時間を埋め合わせるよう精力的に活動する彼ら
あとはサブスクリプション解禁でしょうよ
悪魔の花嫁なんて橫溝正史じゃん




⑩DANCER - Violent Emotion
ジャパメタと言えば真っ先に思い出されるバンドの一つ
トニーのハイトーンは少々キンキンしすぎだが
それがダンサーの魅力だった
泰司のギターも魅力的だが
タイトなレコーディングをこなしたリズム隊に拍手を贈りたい




942. 失恋船長 (2024-09-03 21:22:45)

『胸キュン/胸熱ロック 81』10選



①SABWAY - PRICE OF LOVE
ノリがいいんですよねぇ
情熱的なハードさの間を吹き抜ける爽快な風
この絶妙なバランスが聴きやすさを誘発している
好プレー集のBGMにピッタリ





②LAZY - MY REST POSE
円熟味を増した影山の歌声
年輪ですよ
この音はキャリアを積んだ彼らだから出せる音
夢の再結成は金儲けだけではなかったよなぁ
マジックが存在していたと思いますね



③GREAT WHITE - Waiting For Love
キーボードを大胆にフィーチャー
熱いギターソロに感動と
どこか未完成な部分があるというか
相反する要素が気持ち悪く感じる部分がある
しかしハマった時のパワーは凄まじい
このバンドの演奏力は凄かった








④SKID RAW - Delivering The Goods
ロブ・ハルフォードとバスがデュエットしたライブ音源
こういう共演は興奮するねぇ
演奏は並だがライブ感はある
オマケ感も強いが余興としては大いに楽しめる




⑤André Andersen - Coming Home
緊張感のある演奏とシリアスさが聴き手を駆り立てますよね
イアン・パリーのど迫力なパフォーマンスもバンドサウンドを強化
素晴らしいコラボだった





⑥ANTHEM - Xanadu
今でもチョイチョイ聴くアンセムの曲
彼らのオリジナル作品として十分なクオリティを誇示しています
どこかでリメイクしてくれないかぁ
英三の荒めの歌声も大好きです
きっとライブの合間に強行レコーディングしたんだろうなぁ






⑦METALUCIFER - Heavy Metal Chainsaw
愚直なまでに突き進むメタル道
ヘヴィメタルを愛する物に必ずや響くであろう
鋼鉄賛歌
上手い下手ではない熱きエナジーに押し切られる







⑧JUNXION - Excite Life
伸びやかな歌声と耳馴染みの良い歌メロ
パワフルなドラムとテクニカルなギター
ソロではやり過ぎなくらい弾きまくる
WOLFのような叙情性をアメリカンな感性で包み込んでいる





⑨TERRA ROSA - AS LONG AS OUR LIVES
アルバムの中では地味な印象を与えているが
このバンドらしい濃密な世界観が反映されている
日本語歌詞もロマンティック
サビへ向かって盛り上がっていく展開も素敵だ




⑩凱旋マーチ - 炎を上げて
胸が熱くなる漢メタル
マサさんの熱の籠もった歌声に焦がれます
パワフルな特濃パワーメタル
そこに流れる熱き涙
泪は心の汗だ




943. 失恋船長 (2024-09-08 13:41:34)

『胸キュン/胸熱ロック 82』10選



①Impellitteri - Out Of My Mind
お約束です
軽快なノリが心地よい
ミックスも往年の時代を想起させる
ロブ・ロック節も全開
日本人にはおなじみのインペリテリサウンド
もの凄いピッキングから繰り出されるソロも圧巻
レーベルが信頼と実績のだから期待大
なにをやっても80満点なんですけどね




②CobraKill - Party Like Hell
キャラを活かした楽曲ですね
流石は信頼と実績のフロンティア
少々枯れた味わいの歌声だが年齢を考えると自然
オジーみたいに加工しすぎたエレクトリカルパレードよりは断然まし
こういう路線のソロになるのかなぁ



③Storace - Rock This City
キーボードを大胆にフィーチャー
熱いギターソロに感動と
どこか未完成な部分があるというか
相反する要素が気持ち悪く感じる部分がある
しかしハマった時のパワーは凄まじい
このバンドの演奏力は凄かった








④MICHAEL SCHENKER - Only You Can Rock Me feat. JOEY TEMPEST & ROGER GLOVER
ジョーイの声が新鮮な空気を運んでいますね
でもこれはフィルの曲だよね
シンプルな英国ロック
ある意味良心ですね




⑤Tony Iommi feat. Glenn Hughes - Dopamine
サバスにグレン・ヒューズは似合わない
確かにのっぺりとしたオジーの方が嘘くささは倍増しますが
そういうのがドゥームとは思わない
グレン・ヒューズの抑え気味の歌い回しも魅力
ごっついヘヴィサウンドに上手く順応している





⑥MARKO HIETALA - Frankenstein's Wife
久しぶりにマルコの歌を聴いた気がする
TAROTのアルバムを昔ほど定期的にいっていないぞ
相変わらず魅力的なメロを歌う
昔はもっと艶があったが枯れた味わいと曲調が意外とマッチ
これはこれで大ありだろう







⑦Aphasia - Wings Of Fire
期待値を上げるSE的インストから
このバンドらしい潤いのある叙情的なサウンドへと流れる
真摯に向き合うメロディックロック
妙な色気や女を売らないサウンドは気持ちが良い
少々キャラ優先の国産ガールズメタルなるカテゴライズに辟易している人には
こういうのを聴いて心を安らげてくださいといいたいですね







⑧歌心りえ - 道化師のソネット
さだまさしの代表曲
この曲は何故か泣かせる
ジャンル云々じゃない
サビメロと歌詞が合致しているんだよな
日韓歌合戦みたいなプログラムで大話題
日本には無名だが実力者がいることを知らしめた
特定の芸能事務所が牛耳る世の中は不健康だ
メタルの世界も侵食しているよなぁ
メディア偏重は本当に百害あって一利無し
このパフォーマンスは金取れる歌じゃない





⑨Warfare - Rose Petals Fall From her Face
道化師のソネットを聴いた後は
思いっきり下品なのいきたいね
VENOMと共演した暴走サウンド
プロデューサーもアルジー・ワード
たまらんわ
お下劣ロックにお漏らししそうです




⑩Brave Bomber - Gaming Animal
思わず戦闘開始と叫びたくなります
胸に熱い物が去来する
漢のメタルサウンド
この逞しい歌声が勇壮感を倍増
大好物ですね
ギターソロにロシアの戦中歌
カチューシャのフレーズを入れたセンスに唸る
日本のACCEPTだよね




944. 失恋船長 (2024-09-10 17:05:12)

『胸キュン/胸熱ロック 83』10選



①Ritchie Blackmore's Rainbow - Waiting for a Sign
ロニー・ロメロと新曲を作ったのはもう6年も前かぁ
結局思った反響は得られなかった
まぁステージに立つリッチーが思いのほかお爺ちゃんだったもんなぁ
ジョーの歌声が聞こえてきそうな歌メロ
なんだかとても懐かしい雰囲気である
リッチーらしい枯れた味わいのギターも堪能出来る
遅きに失するだよね




②ANTHEM - NIGHT STALKER
艶やかでダークなミドルナンバー
この艶めかしくも妖しげなダークネスワールドを
真っ向勝負で迎え撃つ森川之雄の歌声に惚れ惚れする
ヘヴィなだけじゃない情緒がある
そこが最大の魅力だ
洋也のギターソロも雰囲気がある



③VOWWOW - SHOT IN THE DARK
シンプルにカッコいいね
このバンドとしてはストレートに走ってくれる
勿論随所に小技は効いているが
このタイトなリズムが繰り出される小気味よさ
厚美のキーボードの華麗さとテクニック
美味しいところは恭司さんがもっていきますが
厚美さんの存在はバンドサウンドに奥行きをもたらしている
新美はイイドラムを叩くよ
歌の上手さも圧巻
日本人だから聞かないって?今すぐに死になさい








④LOUDNESS - HEAVY CHAINS
ブライトなサウンドに変換した渡米後第一発
この曲は初期のダークな英国風味が残っている
歌い方が変わりつつある二井原実先輩
今よりも若くてカワイイ声だがこの個性は魅力だ
ヘヴィなウネリを生み出す鉄壁のリズム隊
我らがギターヒーロー高崎晃
このドラマティックな展開に中でもギターソロはハイライトだ
この時代の彼らは光っているよ





⑤URGENT - Running back
洒落てるわ
オシャレすぎですね
それがいいのです
日本からはこの手のバンドは出てきませんね
何故なんだろ?



⑥Saraya - Healing Touch
まだまだ女性がロックをよることに偏見があった時代
彼女は早すぎたスターなのかも知れません
可憐だが凜とした佇まいから力強さを感じます
その姿が歌声に乗っていますよね
メロディ派のマニアにはたまらんグループだろう







⑦Badlands - High Wire
ジェイク・E・リーが新たに立ち上げたバンド
デビュー前から話題をさらいましたが
出てきた音はレイトバックした時流に合わせたブルージーなヤツです
歌うは夭折の天才シンガーレイ・ギラン
この組み合わせでもっと正統派メタルをやって欲しかったが
時代が許さなかった
それにジェイクのバックボーンってよく知らんしね
オジーの右腕だったことで十分稼いだもんぁ







⑧King Diamond - Sleepless Nights
キングの曲としては聴きやすい部類に入りますよね
そりゃPVも作るわなぁ
テンポアップした楽曲はギターオリエンテッドな作風となり
トリッキーなフレーズが耳を惹きます
一筋縄ではいかない複雑な構成もキング様
この禍々しいダーク耽美的世界観に魅了される





⑨Hurry scuary - Feeling high
個人的にはハリー・スキュアリーと言えばこの曲ですよね
コンピ作に参加した日本語ヴァージョンに思い入れがある
最後までつかみ所のないバンドだった
本当の姿はどこにあったのだろう
2枚目のアルバム聴きたかったなぁ
中間さん今何をやっているのだろう?
センスのあるプレイヤーだったんだけどなぁ






⑩JURASSIC JADE - The Warholic
今なお現役でステージに立つ幻の国産スラッシャー
小細工無用な初期の世界観も素晴らしいが
あらゆるエッセンスを取り込み成長する今の姿も素晴らしい
現在しか知らない人は
過去を辿って欲しい
真正面からドギツイ極悪サウンドを奏でていた時代があるから




945. 失恋船長 (2024-09-14 04:33:27)

『胸キュン/胸熱ロック 83』10選



①陰陽座 - 組曲「義経」~悪忌判官
キャッチーでメロディアス
彼らのキャラを活かした世界観が歌詞に乗り
ルーツたるど真ん中のヘヴィメタルをやる
瞬火さんのボーカルパートの多さも好物ポイント
彼の歌がアクセントになっている



②LOUDNESS - Gotta Fight
CRAZY NIGHTを意識して制作されたサントラ用の楽曲
爽やかなメロも印象的
いかような場面でもラウドネスはラウドネスなんだと
手抜き無しの名曲ですよ
寄せているがはねつけているよね




③OUTRAGE - My Final Day
やっぱアウトレイジはコレなんだよね
当時めちゃくちゃ聴いたという思い入れが強い
ドイツでレコーディング
モヒカン姿も眩しい橋本
彼の歌声がワールドクラスに押し上げている
強靱なグルーブを弾き出すリズム隊
扇情的なギタープレイで応戦する阿部
凄いバンドだわ





④ANTHEM - FIRE'N'THE SWORD
逞しさを増した英三の歌声
悲壮感漂うメロディの力強さと悲哀
ギターソロも魅力的
サビメロもコーラスも完璧
エンディングに向かう様もグッとくる
アルバムを締めくくる最高のクロージングソング
こういう曲をかっこよくやれるバンドはそうはいない
日本最強のバンドであり
かつては最も愛すべきバンドでした
最新作はつまらん





⑤EARTSHAKER - Fugitive (Rerecorded Version)
解散前にリリースされたリメイクベストから
エンディングにライブ同様ドラムソロを追加
甲斐のベースも唸りをあげ魅了
なによりマーシーの艶やかな歌声が全盛期を迎えている
シャラのギターも泣かせる
歌メロだよなぁ
大した事は歌っていないのだけど
なんかグッとくるのよ
永川俊郎のバッキングも効いているよ



⑥CYNTIA - Wish
ポジティブな歌詞が息苦しい世の中で苦労する
嘘をつけない素直な子供達の背中を押してくれます
時代が違えば売れたような気がする
もうCDを買うのは高齢者だけだからね
若い子を買わないのよ
そういう時代にデビューしたのは不運だ









⑦Saber Tiger - Paragraph IV - MABOROSHI
下山でも2回目となるサーベルタイガーの代表曲
今回はマシーンさんと御大のツインギター編成で
メンツも時代も変われば細やかな変更はある
その違いを楽しむのが一番
この叙情的なサウンドは古くさいと言われようが大好物だ
メタルに新しいも古いもないハズである
久保田陽子さんヴァージョンも録音して欲しいねぇ







⑧MARINO - MARINO
何度聴いてもワクワクゾクゾクさせられる
この疾走感と心地よいリズムの刻み
レオの歌も大好物なんですよね
歌メロも好きだなぁ
リードギターも最高にカッコいい
あのフレーズ弾きたいわ





⑨Blizard - Shallow Runner (Fool's game)
チョイ無理目のハイトーンが好き嫌いを分けますよね
この哀愁とライトなアメリカンテイスト
上手いことやっています
決め手に欠けたというか下村の歌が日本人過ぎた
バックが本格的なハードサウンドだっただけに負けていた
でもそれがブリザードの味わいでもある
英国テイストを匂わせる
哀愁のミドルナンバー
ダイナミックな演奏と噛み合っている
ギターソロはもっと聴きたい






⑩Aldious - I Wish for You
この曲はアルディアスらしくはない
おそらく新加入のR!Nちゃんに合わせたのだろう
しかし泣ける
歌の上手さと歌メロに泣かされる
こういうドラムを叩けるのは褒めるべき
ホロリとなるのよ
オジサンはね
歌の上手さは折り紙付きだが短命に終わる予感はあったよなぁ
NAMM Show のパフォーマンスも良かったなぁ




946. 失恋船長 (2024-09-15 02:31:42)

『胸キュン/胸熱ロック 85』10選



①ANTHEM - SHED
福田洋也の曲
今ではやらないタイプの英国式ハードサウンド
英三の荒削りな歌声もライブの合間にレコーディングしたんだろうと考えますね
過渡期の成長を色濃く見せつけた一曲
刺激的な歌詞も印象的


②早川めぐみ - Mystic Magic
POWER MIXから
路線変更により歌唱スタイルに余裕が生まれました
でもアレンジが決まっている
日本人らしい情念とライトなサウンド
良くも悪くも国産ハードシーンを象徴するような
中途半端な売れ線サウンドである




③Reaction - JOY RIDE
鳴沢浩幸の歌うそのシートから
音質は良くないが勢いは伝わってくる
梅沢のテクニカルかつパワフルなドラム
それに負けない良く歌うベース
トリッキーなフレーズが耳を惹く斉藤のギターワーク
主要メンバーが二人いなくなったので再結成は難しいだろうが
初期の彼らは好きだった




④Sabbrabells - Metal Saber
永遠のメタルアンセム
光り輝けメタルサーベル
喜一さんのステージアクションが目に浮かびます




⑤DANCER - GRAVE DIGGER
ヘヴィでダークなミドルナンバー
色気のあるサウンド
トニーもハイトーンだけじゃないという魅力を魅せてくれた
こういうタイプの曲を増やして欲しかったが
一部メディアの酷評は痛かった
ワタクシは断然支持しますよ



⑥BREEZE LEAST - INSIDE THE BROKEN DREAM
1stにも収録された曲を歌詞やタイトルを変えてリメイク
当然アレンジも加わりドラマ性は大幅にアップ
個人的には女性シンガーの歌唱スタイルのおかげで
感動も倍増
彼女はキーボードでも貢献しているので評価は大
2枚目のアルバムはコピーした音源しか持っていないので
是非ともオフィシャルな形での再発を望む
メロディ派のマニアには家宝となるだろう
1枚目も凄く好きです
夢は2枚同時に正式音源を手に入れること
ワシは我慢してリプロ盤に手を出しませんでした
Aメロ泣けるのよ






⑦黒木政彦 - CROSS LINE
現役を引退して用ですね
黒木さんのメロセンス好きでした
粒だったギターサウンドも好きでした
このアクセルを踏みこみたくなるような
スリルと洗練された楽曲にグッときます
打ち込みのインストナンバーですが
艶のある黒木さんのプレイに魅了
速いだけじゃないのよ
センスなのよ
塊だったのよ






⑧EX DANGER - SILENCE OF NIGHT
クラウス・マイネ風の歌い回しですが迫力はない
そんな姿も懐かしい山口県の6人組のメタルバンド
国産様式美を愛するマニアには懐かしい名前でしょうね
後年海外でリプロ盤もリリースされました
今作はコンピ作に提供した一曲
このメロウさも魅力でしたね





⑨EMERALD FOREST - Nowhere To Run Nowhere]To Hide
中間のソロに脱帽
正直曲自体は大好きではない
線の細いハイトーンも好みではないのだが
この緊張感のあるプログレ風味と
中間のソロに脱帽
圧巻である
イケメンで画になる長身のギタリスト
だから天狗になったのだろうが性格がまでインギーしちゃダメなのよ
無念の天才である






⑩ACTION - 悲劇へのプロローグ This is just prologue
感動のスローナンバー
こういう曲ではヨシロウの甘い声も気にならない
サビメロも印象的
昭和歌謡チックだが
そこが好きなポイント
こういう路線を突き詰めて欲しかったなぁ
そうすればダミアン浜田聖飢魔Ⅱみたいな感じになれたかもしれない




947. 失恋船長 (2024-09-27 07:44:43)

『胸キュン/胸熱ロック 85』10選



①FLATBACKER - HARD BLOW
TMGなんて小綺麗なの聴くから
下品な歌声が欲しくなりました
いい加減にしなさいよ今に痛い目に遭うわよ
ぶちのめされます
パンクメタル番長の凄みにカツアゲされました


②FLATBACKER - GUERRILLA GANG
フラットバッカーのハシゴです
女が待っている
こっこっ子供が待っている
凄いインパクトです
強烈な歌詞と個性的なサウンドに飲み込まれます
今聴いても個性的
日本が世界に誇れる喧嘩番長メタルである




③凱旋March - 大行進
力はいるわ
大行進ですよ
日本が誇る軍歌メタルの総帥
唯一無二の個性をぶち上げている
肝据わってるわ
一曲の濃厚さが二郎系ラーメンである




④Crowley - Fairy Tricks
妖艶ですねぇ
サタニカルなサウンドがグッと響きます
このバンドの唯一無二の個性を光らせていましたね





⑤Murasaki - I'm on Fire!
もっと認知されるべきバンドだよなぁ
沖縄の歴史を背負う伝説のロックグループです
音そのものがホンモノなんですよね
アジアの血が流れるホンマモンのロックなんですよね
ボーダレスとはこういう事をいうんだよね
酔わせるねぇ味わい深いねぇ



⑥樋口宗孝 - Tiger
歌うは片山圭司
ギターは山本恭司でベースはナルチョさん
凄いよね
そしてキャッチーな疾走ナンバーで分かりやすく派手
その派手さに負けない豪華な演者による一触即発のプレイ
たまに無性に聞きたくなりますねぇ








⑦本城美沙子 - After Illusion
ストリングスアレンジが効いています
オリジナルよりもドラマティックになりましたね
演歌臭さが薄まりました
こういう形で我らがLOUDNESSの曲を聴けるとは
彼女頑張りましたよ
でも一番はストリングスアレンジです






⑧LOUDNESS - Who Knows
ただロックをやるだけじゃないよ
こういう浮遊感のあるメロディが耳を惹くプログレテイストも
彼らの魅力
アメリカでブイブイ言わせていた彼らの勇姿が眼前に蘇ります
この時代に影響を受けましたねぇ






⑨Omen - Torture Me
初めて聴いたオーメンの曲
それだけにオーメンと言えばこの曲を真っ先に思い出します
彼らにしてはストレートで親しみやすい部類の曲だ
トーチャーミーって凄い意味だよね






⑩Lady Beast - We Are the Witches
回転するリフワーク
癖がないから聴きやすいのよねぇ
地下室サウンドだが彼女が中和する
そこが個性でもある




948. 失恋船長 (2024-09-30 07:44:22)

『胸キュン/胸熱ロック 86』10選



①Saber Tiger - Nasty Heart
意外にもフルアルバムが久保田陽子さん時代までリリースされていなかった
それまでコンピ作を聴きまくっていたので
当時も今もピンときていないが
それほどメンバーが固定できないで苦労したバンド
ミステリアスなメロディを妖艶に歌い上げる久保田節
ツインギターもバトルもスリルたっぷり
テクニカルなリズムを決めまくるリズム隊の頼もしさ
音質は厳しいがめちゃくちゃ聴きまくったアルバム
そしてこのレベルの楽曲が目白押し
恐れ入る



②Terra Rosa - Battle Fever
フラットバッカーのハシゴです
ファンの間では今以て神曲と崇められる
ザ様式美楽曲
これがテラローザであり国産様式美メタルの権化と
崇められる象徴的な一曲だろう
今聴いても凜としています
そして興奮しますね
エンディングまで飽きさせないスリルたっぷりの展開と
構築美にウットリです




③VIXEN - Make Me Feel Alive
アメリカのじゃなくて幻の国産ガールズメタルバンドの曲
デモ音源で消えましたので
詳細は不明ですが
こういう作品を復刻する気合いの入ったレーベルはないものかねぇ
海外は凄い活況なのよ
少々ドタバタ劇を繰り返していますが
工夫を凝らし個性を光らそうと努力している
お金を掛け努力を重ねれば上のステージに上がれた気がする




④VANADIUM - Natural Born Loner
元祖イタリアン正統派メタルバンド
国内盤は最後まで出ませんでしたが初期の彼らは熱かった
最後はキーボードの主張を強めメインストリームにより失脚
でもクオリティは高かったよ
こういう曲でもワシャ好きやで
今でもチョイチョイ聴きたくなるアルバムなのよ
イタリアンガールも好きなのよ





⑤Jeff Paris - Heart To The Flame
洗練されているがロックな熱さが損なわれていない
質の高いサウンドと楽曲に唸る
ギターソロもカッコいいよ
歌声で女を濡れさせるカッコ良さがある
オシャレだけじゃないワイルドさ
絶妙だわ
何故売れんのじゃ




⑥Climb - Girl Like You
オシャレなサウンドに野性味のあるロックテイストを隠し味にしたため
メロディ派のマニアからは愛されるバンド
一枚で消えたのは単純にバンドの創始者が
巨人の助っ人外野手でありドラマーを担当したクロマティに尽きる
売れたら野球選手やめるつもりだったんだろうなぁ
そして今作は素晴らしい出来映えだよ
昨今は大谷翔平の活躍が話題ですが
誰がなんと言おうと元祖二刀流はウォーレン・クロマティです
ちなみに全財産投資詐欺お爺ちゃんは田中マー君が日本球界に復帰したときも
大好きな毎日新聞に投書してました
どないやねん






⑦ANTHEM - FIRE'N'THE SWORD
名盤BOUND TO BRAKEのクロージングソング
インパクトではBOUND TO BREAKに一歩譲るが
愛着度ではこちらの方が上
まぁ完成度の高いアルバムのオープニングナンバーに
ノックアウトされまくりでしたけど
この曲ありきでもある
これがあるからまた頭から聴きたくなる
力強い哀愁のメロディ
焦がれるわ
英三もいいですよ
簡単に終わらないのも好きなのよ






⑧Cyntia - Run to the Future
寄せ集めグループだからなのか短命に終わってしまった
実力者が揃っていたのでね残念です
流石に沈静化した国産ガールズメタルバンドブーム
彼女達が期間限定で復活するんだとか?
メロディアスで硬派なストレートナンバー
聴かせる腕があるだけにねぇ
川崎CLUB CITTA’でライブやるから行こうか迷ったけど
冠にBURRN! PRESENTSがあったのでやめました
集金作業には協力せん
危なかったわ
こうやって宗教に勧誘するんだなぁ
投資詐欺にあった気分ですよ






⑨OUTRAGE - Blood And Scars
円熟味を増し益々貫禄が音からも漂います
超絶危険な火薬の匂いが漂う
一触即発のダイハードサウンド
男心をくすぐる哀愁のメロディ
橋本復帰がもたらした最大の貢献は
こういう音楽性に回帰できたこと
世界を見渡しても過小評価されすぎだ
何度聴いてもさすらうわ
このヒリつく哀愁にさすらうわ
宇津井健 三浦洋一 蟹江敬三 相川恵里の姿が瞼に蘇る







⑩Moggs Motel - Apple Pie
先行公開された一曲
イントロから期待値を上げましたね
アルバムの配信が楽しみでした
ブリティッシュハードの見本ですと言いたくなる一曲
英国式ハードサウンドのマナーを守っていますよね
味わい深いねぇ
染みるわ




949. 失恋船長 (2024-10-04 08:20:05)

『胸キュン/胸熱ロック 87』10選



①Impellitteri - Power Grab
激しいツーバスのリズムによって導かれるドメタル
こういう曲をやってきていないインペリテリ
常に彼はグラハム時代の幻影と闘ってきた
特にポニーキャニオン時代は同じような作風を連発して求心力を失う
あれは日本側の意向だろう
流石はフロンティア
先行された曲はどれもがトラディショナルなサウンド
そこに閃光の如きソロが彩る
それでイイ
これが聴きたかった




②加瀬竜哉 - Magic
彼が作ったソロ名義のアルバムは歴史に残る名品だった
しかしメディアからのフォローもなく
時代的に最も厳しい背景の中でメロディックメタルをやってくれた
坂本英三と村上宏之の協力を得て作り上げたアルバム
こういうアメリカンでキャッチーな楽曲を作る手腕に脱帽
ギターにベースにキーボード
作詞作曲能力がありエンジニアとして飯を喰った
才人だった
彼の名がメタルシーンに刻まれないのは無念である




③ダンプ松本 - Trouble Maker
Netflixのドラマ効果は凄いね
あの珍品が配信されるとは
44Magnumが手掛けたハードナンバー
こういう哀愁のメロディが映えるミドルの場合
ポールは乾いた声で魅力的に歌い上げてくれる
彼の歌声が聞こえてきそうだ
それにしても凄い歌声だ
ここまで聴きすすめるとマシに聞こえる






④BREEZE LEAST - SCREAM
一部のマニアから愛される国産様式美メタルバンド
ネオクラではないクラシカルなフレーズとロック然とした力強さ
そのサウンドに負けない表現力豊かな女性シンガー
才能溢れるギタリストとシンガーの融合は
1stアルバムを確実に越えている
リメイクが多いのも不満にならない
この曲だってそうだろう
フーガロックここにあり
友人の持つCD-R音源をリッピングしたやつしか持っていないので
正式なヤツが心の底から欲しい
少々高額でもワシは買うぞ





⑤ANTHEM - THE NIGHT WE STAND
ロンドンでレコーディングされたアルバムから
トニー・タヴァナーのプロデュースとロンドンの影響もあるのか
いつもよりも英国メタルに聞こえる
こういうシャッフルナンバーもクールでカッコイイ
世間的にこのアルバムの洋也はイマイチという意見が多いのだが
それは全くの嘘である
ここでも魅力的なソロを弾いている
裏で鳴るキーボードも効果的なんだよな
森川之雄もカッコイイ
今のアンセムに足りないモノが確実に存在している






⑥中間英明 - Last Battle
映画ふうせんのサントラに収録されているインストナンバー
加藤雅也が主演のヤクザ映画だったはずである
ハードでメロディアスなインストナンバー
中間の叙情的なフレージングを存分に味わえる
彼独特のタイム感が独創的な音色を奏でている
ある意味○○の影響下にあるが
それを咀嚼して自己流に昇華しているからカッコイイ






⑦SEBASTIAN BACH - Crucify Me
SKID ROW時代を意識したソロアルバムから
モダンな味付けはSKID ROWの3枚目のアルバムに似ている
浮遊感のあるメロディを彼独特の歌声でメロディックに歌い上げる
その華やかさとダークテイストが上手く合致
ヘアメタルを否定してきたのだからこういう曲が似合わない分けがない
誰が聴いても華のあるミドルナンバー
古さに埋没しない手法は絶対に評価すべき
誰が聴いても鮮度のある曲である
速いだけの曲なんてつまらん







⑧MICHAEL SCHENKER - Love To Love
アクセル・ローズが歌ったリメイクヴァージョン
オリジナルよりも空間演出を強めた一曲
テクノロジーの発達がよりドラマ性を高めた形になった
それにしてもアクセル・ローズが目立たない
彼はこの仕上がりに満足しないだろう
インストパートの緊迫感と美メロ美旋律の数々に焦がれる




⑨Cyntia - Return to Myself~しない、しない、ナツ。
売れないとイケないプレッシャーをヒシヒシと感じさせる
浜田麻里のヒット曲をカヴァー
チョイエロを挟んだPVも作ったが大ヒットとはいかず
絶対にギターの娘は不満そうだもんぁ
このバンドはドラムが上手いのよね
シャープにスパーンとキレる








⑩花冷え。-我甘党- (WE LOVE SWEETS)
日本よりも海外で火がついたメタルコアバンド
2.5次元キャラ全開のビジュアルを活かした女性だけのバンドだが
サウンドは一流
グロウルとカワイイギャルが交互に登場するパフォーマンスは海外でもウケるだろう
BABYMETALに続け
でも日本ではどれだけフォローされているのか?
こういうサウンドは好みではないオジサンでも応援はしたい
少なくとも邪魔はしたくない




950. 失恋船長 (2024-10-12 13:34:59)

『旅行中に聴きました』10選



①Scorpions - When You Came Into My Life
グランジ/オルタナムーブメントに迎合するベテラン達
不似合いなサウンドに苦戦
多くのバンドはバラード頼りだった
スコーピオンズも漏れなくバラードだけが生命線
この曲は良かったよ
でも昔の曲と比較すると並だがアルバムの中では突出した出来映えになる
だから思い入れは深い




②Billy Idol - Rebel Yell
軽快なノリが絶妙
この歌い方もカッコイイ
坂上忍がカバーした気持ちもよく分かる
でもあれは酷かったなぁ
この曲を聴くとエスパー少年清田君もロックバンド組んでいたことを思い出す
なぜだか思い出す
そしてどんなことをやっていたか全く思い出せないが
なぜか思い出す
不思議な体験だが清田君のスプーン曲げを思い出す





③ANTHEM - Holy Fighter
サウンドミックスに不満は残るが
どこから聴いてもゴリゴリのANTHEMメタルである
純粋にかっこいいと思う
こういうストレートな曲を聴くとグッとくる






④White Lion - Broken Heart
必殺のバラード
ベタだがベタには敵わない
雰囲気重視の歌が微妙なのだが
彼のメロセンスはバンドに化学反応を起こした
引退したヴィトのギタープレイは忘れられない





⑤SAXON - Hold On
哀愁のメロディとキャッチーさが映える一曲
アメリカでの苦悩時代を無駄にしない哀メロナンバー
個人的にはSAXON流BON JOVIサウンドだと思っている
なぜかこの曲を聴くとホロリとさせられる





⑥BLACK SABBATH - Heaven and Hell
軽いモノばかり聴いていると絶対に欲しくなる
荘厳なサウンド
これぞメタルなドラマ性に酔いしれる
RAINBOW+サバスな究極のサウンドであろう
これは何度聴いても襟を正したくなる







⑦Iron Maiden - Flight of Icarus
リリース当時は物議を醸した一曲
このスケールの大きさとシンプルな構成に唸る
この歌あっての一曲だろう
元々技術的に凄いバンドではない
だからこういう曲に個人的には違和感を感じない
どう考えてもギターテクニックだけならば
高崎晃や山本恭司の足下にも及ばない二人だ
だがテクニック以外の部分で凄いと思わせるのも魅力
メイデンはそういうバンドである








⑧Quartz - Just Another Man
こんなん出ました
といいたくなりますが
でも好きなんですよねぇ
ショボいサウンドミックスも懐かしいです
ワシはこの時代の音楽を一生聴き続ければいい人生である
流行もんを追いかけるのはすかん
そこに人生を賭けるヤツも好かん




⑨CROWLEY - 悪魔がにくい
昭和歌謡がここまでハマるとは
エンディングに向かいぐんぐんと視聴感があがる
何度も聴きたくなる中毒性がある
このポップセンスを生かせるのが彼らの強み
ギターヒーロー然としたプレイも好きだ
大好きなバンドの復活には本当に興奮させられた








⑩HTP - Mystery Of The Heart
大好物な一曲です
これぞジョー・リンターナー
ロマンティックですねぇ
泣かせてくれます




951. 失恋船長 (2024-10-14 23:37:30)

『俺のRAJAS』10選



①SHOCK!
ラジャスと言えばこの曲と推すファンも多いでしょう
個人的にはコンピ作に提供したヴァージョンが好きですね
シンプルにストレートに弾き出されるサウンドには純粋な気持ちが宿っている




②MY LOVE
マイケル・シェンカー風のギターも印象的です
後期はポップ化した為に人気が失速したと思っているが
全てがダメではない
このバンドの欠点は最後までラジャスとはどんな曲をやるバンドか
見えてこなかったことだ
イイ曲あるんだけどねぇ





③GYPSY ROAD
西田昌史が詩を書き作曲&プロデューサーに名を連ねた一曲
陽性な面も出ているが
初期の攻撃性も担保されている
上手く折衷しているのがポイント






④SHADOW NIGHT
ドラムの福村高志の作詞作曲による哀愁のハードナンバー
確かにアースシェイカーとの親和性を感じますね
このバンドの奏でる哀愁系の曲は好きですね
適度なキャッチーさが邪魔をしない
良い意味での昭和感が今でも耳を惹く
リズムプレイもギターも考えている




⑤LONELY DANCER
センちゃんの力強い歌声が印象的
歌詞はダサいがアックンとセンちゃんのコンビによる
多様性を感じさせる一曲だ
アレンジに深みがある
リリース当時よりも今の方が好意的に聴ける
ワシも大人になった
若い頃は勢いと速さだけだもんねぇ





⑥LOVE FIRE
キーボードの使い方が懐かしい
マーシーの歌声が聞こえそうな一曲ですね
彼女が歌う事で何故か場末のスナック感が出る
でもこれは悪口ではない
そういう雰囲気が画になるバンド
大観衆だけが客ではない
大きなステージを埋めるだけが凄いことではない
オジサンになるとこういう曲調が染みる








⑦ANGEL
いいドラマーだと思う
お気に入りのミュージシャンだった
初期の方が好み
こういう哀愁系の曲調とメロディに弱い
大したことは歌っていないが
センちゃんの中低音域を活かした歌声も頼もしかった
フェイクしないライブパフォーマンスも良かった
こういう曲を大切にしたい
若い人には昭和臭いだろうが
ラジャスは押えて欲しいなぁ







⑧LADY
これも福村高志ことババちゃんの曲
もの悲しいイントロからリズムカルなパートに突入
ベースのラインもシンプルだが耳を惹く
サビに向けてパッと視界が開ける展開もいい
硬軟のバランスが上手く機能している
多様性のあるバンドサウンドは魅力的だった





⑨LIAR
このギターリフが好きだというファンも多いだろう
哀愁系の曲がこのバンドに魅力だった
ギターも見せ場を作っている
リズムも癖になる
でもイントロで奏でられるメインリフが印象的だろう
改めてラジャスはイイバンドだったなぁ








⑩STRAUGHT FIGHTER
ストレートに弾き出されるハードナンバー
こういう曲も似合うバンドである
ベースがいいね
良く歌いますよ
攻撃的だがキャッチーで親しみやすい
最大の魅力だった




952. 失恋船長 (2024-10-15 12:52:02)

『胸キュン/胸熱ロック 88』10選



①Show-Ya - Flame Of The Angels
寺田恵子の背信行為から奇跡の復活を遂げる
前任者よりも全てが上のステファニーだったが
このバンドの大半は日本のロックが好きな人たちだった
だから本格派志向を打ち出すバンドとそりが合わない
本気で海外での活動を望む彼女達
ステファニーは適任だった
スケールの大きなバンドサウンド
従来のバンドらしさも残した作風は挨拶代わりに適している
ステファニーは凄い才能をもったシンガーだった
後にも先にも日本のバンドで歌う女性シンガーでは彼女が一番である
昨今のガールズメタルムーブメントを見ると余計にそう感じる





②HAGANE - 天下五剣
ドラムの娘がめちゃくちゃ頑張っている
頬を膨らませ叩きまくっているPVを見てチョイと笑ってしまったが
ああいう姿を見せられることが大切だ
ギターもテクニシャン
ベースはルート弾きで十分です
日本人の好きそうなメロディックスピードメタルだ
オジサンにはチョイハズい
やっぱりこの手のサウンドは紙一重だと思った





③EARTSHAKER - MORE 2015
何度もリメイクされているアースシェイカーの代表曲
これはパチンコ機器のタイアップソングらしい
とにかく大胆なアレンジが施されている
歌メロなど基本線は変わりようがないが
中盤で盛り込まれるアッパーな展開は新しい
好き嫌いは分かれるかも知れないが
迫力で圧倒させる








④KEEL - Because The Night
ジーン・シモンズの助言もあったのだろう
カヴァー曲だがアルバムの流れ的に違和感はない
優しく語りかけるような歌声
でも我慢できずに最後は金切り声のロン
これでいいのである
売れ線サウンド大歓迎
ヒット狙いとミュージシャンとしての矜恃
やっている





⑤Lee Aaron - Metal Queen
メタルシーンを代表する女性シンガー
そのド迫力の歌声に圧倒される
妙なエロさを発揮する
火あぶりシーンが印象的だったPV
昔はあんなんの多かったなぁ
意味がよく分からないが
メタルクィーンって歌はあの世界観なんだろうかぁ
メロディアスなミドルナンバーはいつ聴いてもカッコイイ






⑥Warlock - All We Are
ドロ姐さんの迫力のある歌声
上手い下手では語れない生き様が声に乗っている
今でも現役でメタルディーヴァとして活躍する彼女
この曲はバンドの代表曲だろう
車が吹っ飛びまくるPVもバカバカしいのがたまらん
ギターソロもド派手
懐かしの80年代型サウンド
親しみやす功を奏している







⑦Budgie - Breadfan
人間椅子のカヴァーは少なからず
このバンドに光を当てただろう
時代的にメディアからの評価を受けられなかったバンド
この吹けよ風
呼べよ嵐と言いたくなるようなリフに悶絶
このバンドがNWOBHMムーブメントに与えた影響は計り知れない
何がNWOBHM四天王だ
大嘘つきのレコード会社の手先共め
恥を知れと言いたいのだが
それを盲目的に信じ込む輩がメタルシーンを支えているのだから世も末だ
スローパートに流れる瞬間からまたハードパートに流れる
あのゾクゾク感に悶絶しまくりである







⑧Razor - Iron Hammer
モーターヘッドよろしくな暴走ナンバー
ダーティーで刺々しいサウンド
神経を逆撫でする傍若無人ぶりに首の疼きも止まりません
小細工無用のドーピングスピードメタルに悶絶



⑨SAXON - Crusader
ごくごく一部の批評家に乗っかる激ヤバ集団
自称サクソンファンには目眩を覚えるのだが
つまらないアルバムの中でもバンドとしての威厳を保ったミドルナンバー
そのスケールの大きさに圧倒される
このバンドはいつも淡泊
それは昔から
そしてNWOBHM的スタイルに特化したのは81年から82年の間に出した3枚のアルバムだけ
それ以降は試行錯誤を繰り返している
アルバム毎に作風は違っていた
同じ路線と感じるのは近年のアルバム2枚くらいだろう
でもアメリカンナイズドである
クタバレアメリカンナイズドである
彼らが受けた不条理なレッテルを剥がしてあげたい








⑩陰陽座 - 土蜘蛛忌譚
初期ならではの攻撃的なナンバー
展開も二転三転とこのバンドの魅力を内包している
個人的には瞬火さんが歌うパートにもの凄く魅力を感じるので
こういう曲は大歓迎だ
メジャーデビュー後は最大公約数の曲が増え灰汁が薄まった
だから類似アイデア拝借バンドの和楽器バンドに喰われる
餅は餅屋




953. 失恋船長 (2024-10-19 03:21:16)

『胸キュン/胸熱ロック 89』10選



①Show-Ya - We'll still be hangin' on
シングルカットされた曲の英詩ヴァージョン
というかこれが本来の形
哀愁のメロディが映えるハードナンバー
ギターソロもグッと泣かせ気味に迫ります
しかし必ず現れるのが寺田恵子の発音が悪いとクレームをいうたわけ
お前が英語が喋れるのか?
いい加減なホラ吹きが多いからなぁ
なんたって洋楽を何十年も聞き続けると訛が完璧に分かると大嘘を豪語する
大ホラ吹きもあらわれるからねぇ






②Anthem - Love on the Edge
PVも作られた哀愁のハードナンバー
シングル向けという空気感はあるがANTHEMであることに変わりは無い
森川の演技も面白いが
火まみれのベースを放り投げるシーンはチョットやりすぎだ
それにしても中間の演奏シーンは不真面目過ぎる
才能があるだけに損しているねぇ
だからバンドで成功しないのだろう
和製イングヴェイは性格まで真似しなくてもね





③Show-Ya - Gambler
名曲Gamblingを英詩ヴァージョンに変更してタイトルも変わった
歌うはステファニーで正式な音源は残っていない
YouTubeで動画探して聴いて欲しいねぇ
彼女のよって生まれ変わったサウンド
流石の歌声に惚れ惚れする









④人間椅子 - 無情のスキャット
日本語で歌うのに世界から賞賛を浴びた
PVの再生回数もこの手のバンドとしては褒められるべきだろう
でも人間椅子は昔の曲は大パクりというか大オマージュがエグいので
あのあたりは評価を大きく分けるだろう
日本人ならば歌詞の世界などから理解を示せるオマージュも
やはり厳しい面は否めない
そういう意味では近年のアルバムはそういう意見を払拭する勢いがある
この曲もメジャーから出ているロックとしては極悪なサウンドである
だから凄い





⑤THE冠 - 日本のヘビーメタル
日本のロブ・ハルフォードと④でもさしつかえがない冠の歌声
まさにニッポンのヘヴィメタルである
無駄なモノほど美しい
令和の最先端のミュージック
ニッポンの真っ当なヘヴィメタル
実に正しい事を歌っている






⑥SABER TIGER - Back To The Wall
下山もリメイクした哀愁のハードナンバー
サーベルらしいプログレッシブな展開
そこに放り込まれる久保田陽子節の泣かせ具合
ワビサビですよね
日本人なんで泣けますよ
歌メロがいいんだよねぇ
引っ張ってのサビメロで爆発でギターソロでしょう







⑦Journey - Stone in Love
メジャーサウンドなんですよねぇ
でも職人技なんですよ
ギターもホット
そして語尾のヴィブラートの掛け方が凄いんだよなぁ
これだけ聴いても訛はやっぱりわかりまへん








⑧Def Leppard - Too late For Love
哀愁ですねぇ
英国仕込みのメジャーサウンド
絶妙なさじ加減です
ライトリスナーからもヘビーユーザーからも支持されるサウンド
舐められない絶妙なとこなんですよ



⑨W.A.S.P. - Wild Child
大好きですねぇ
この哀愁がたまらん
スタジオ盤よりもライブの方がアップテンポですき
でもスタジオ盤も大好きですねぇ
PVはしょーもないやつなんですけどねぇ








⑩Uriah Heep - Look at Yourself
絶妙なアンサンブルである
全員が同じ方向を向いているから放出されるエネルギーがハンパない
何度聴いても圧倒される
こういう方向性を突き詰められるバンドだったが
全盛期は長く続かなかった
70年代バンドあるあるである




954. シン・聖なる守護神 (2024-10-19 23:18:47)

『個人的偏向による"コレ、イイですよ"的HM/HR』10曲選 ~第4弾~ ※コレではマニアック過ぎるでしょう編 (第1弾:発言No.933 第2弾:発言No.938 第3段:発言No.940)

①I'm Not Ready[2013] / ALLOY CZAR
>正式なデビューが叶わなかったUS産5人組の'81年と'82年に録音されたデモをリマスターを施し発売した作品(タイトル:Awaken The Metal King)
それにしても録音年を鑑みると...中々の逸品の本作はプリースト型正統派でありながら積極的にKey.を導入し抒情性も併せ持つメロディックさは結構衝撃的ではないだろうか

②In days Of Heavy Metal[1982] / BREAKER
>カナダ産5人組の4曲入り唯一作"In Days Of Heavy Metal"収録の三部構成ラスト曲
その起承転結のドラマ性は70年代プログレ風味と怪しさ漂うカルトメタル的メロディが交差する展開でややひ弱な歌唱を差し引いても名曲と呼べるでしょう
WARLORDやMANILLA ROADにMEDIEVAL STEEL辺りに反応する方向きかな...と
因みに「Cult Metal Classics」からボーナス2曲+リマスター盤で'18年に再発済み

③The Silent Roar[2015] / CRISIS
>正式デビュー出来なかった英国産4人組のデモやセッション等の未発表音源を収録した"Battlefield"(全15曲トータル約75分!!)にから
如何にもNWOBHM的な正統派は何処か男気を感じさせシッカリとしたメロも伴ってて中々魅力的な作品となっているのではないだろうか

④World Of Madness[1992] / DREAMLORE
>Vo.も含め全パートを一人でこなす"一人プログレメタル!?"とも言うべき11曲入り唯一作"Confined To Destiny"の実質ラストに収録された曲(ラストは1分半ほどのアコギインストなので...)
タイプ的にはQUEENSRYCHEやFATES WARNINGに近くアコギを積極的に導入し抒情的ドラマ性を演出
また独りよがりにならないメロも魅力的だろう

⑤Last Days[1991] / HELD UNDER
>US産5人組の唯一作"Dying Breed"収録曲で、前身はDISCOVERYっつうヤツらしい
メロディックなツインG.がよく効いた正統派メタルは時にスラッシーさを感じたりして、頭に思い浮かぶのがINTRUDERとか...かな
曲も粒揃いでして...'08年にその前身DISCOVERY時代のデモ等も収録した2枚組リマスター再発盤(「STORMSPELL Records」)もありますのでご興味の方は是非一聴を

⑥You're The One[1986] / LEATHER NUNN
>US産5人組の唯一作"Take The Night"からで、意表を突く変化球などもなくその至極真っ当な正統派メタルはある種の潔さを感じます
流石にコレで表舞台に出られるほど甘くはなかったが、地下でうごめくメタルも偶にはスゴんで見たくはなるものだろうネ
曲によっては...MALICEに通じるモノも感じるだろうか

⑦Can't Help It[1986] / LITCHEN GREY
>唯一作だった5曲入りEP.であったにも関わらずB!誌レビューで93点などというあり得ない点数を頂戴してしまったUS産4人組
線の細い歌唱とメロウで適度な哀愁感そして如何にもなLAメタルは多分にDOKKEN的だが、聴きようによってはSHYに通じるモノも感じられる
流石に93点はヤリスギ以外の何物でも無いが、特に(何故にバラードから始める!?)1曲目や2曲目そしてタイトル曲などのセンチメンタルさなど確かに素晴らしい

⑧Heart Still Beats[1992] / SAY
>少しややこしいが同年にオリジナルであるジャケ違いの自主制作盤もあるが、一般的にはボーナス3曲を加えた「LONG ISLAND」盤の方なのだろう
アルバムタイトル曲でもある本曲を始め"Higher"など"これぞメロハー!!?"と呼べる楽曲もあるのだが曲によってはAOR強めで"黒さ!?"を感じてしまう曲もあったりと微妙なのが玉にキズかも知れない

⑨Sands Of Time[1989] / SCARLET RAYNE
>ややクセ強めのテイト型ハイトーンが炸裂するUS産トリオの唯一作"Theater Humanitarian"から
アコギからというこの手の王道的展開はB級マニアが求める音でしょう
因みにボーナス2曲+リマスターを施した'07年再発盤があります(「ARKEYN STEEL Records」!!!)

⑩221B戦記[1997] / 筋肉少女帯
>今まで同様に最後は国産から
声優界の大御所二人とアニソン界のアニキこと故水木一郎氏が参加した名曲
何か胸にアツいモノが込み上げてくるかのような展開は最早様式美と言えるでしょう

※アルファベット順(⑩は除く)

番外編
○ドラマティック・エアポート~北ウイングⅡ~[1984] / 中森 明菜
>スタジオ作として6作目"Possibility"のラストに収録された曲で作曲は林 哲司さん
あのヴィブラートがまだ発揮されていない事が逆にメロディの良さとドラマティックさが良く伝わってきます
最早、コレはメロハーと言えるのではないだろうか
因みにワシ...曲単位ではもっと好きなのもあったりするのだが、アルバム単位なら本作が一番好きだろうと思う(ボーナス2曲も良いので'22年再発盤をオススメします)



955. 失恋船長 (2024-10-21 03:31:19)

『胸キュン/胸熱ロック 89』10選



①Show-Ya - 天使の炎-Flame Of The Angels
良い意味で歌謡テイストを持ち込みシングル向けとしては申し分ない
また前任者とは違う歌声で魅了するステファニーの存在を知らしめるには十分だが
世間的には速い曲の方がウケがよかったのだろう
スケールの大きいキャッチーはハードナンバー
最近はまた聞いています








②魔女卵 - Catch me
歌謡テイスト満載のハードナンバー
昭和スケ番風味満点の世界観がなんとも懐かしい
蓮っ葉な外連味たっぷりの昭和ロック
でもこのキャッチーさが大好きなんです
フンフン口ずさみますよ
映画魔女卵
あの中でメジャーデビュー前のプレゼンスが演奏するシーンが多いのだが
めっちゃ英国風味満点の関西メタルでカッコ良かった







③早瀬ルミナ - 射手座のFreaky
元ネタもスケスケの楽曲
カヴァーソングなのかといいたくなりますよ
そしてこの歌詞と下手くそな歌声に涙が溢れ出そうですが
演者のプレイはヤケクソ気味にカッコイイ
苦行メタルですが
ジャパニーズメタルを愛するワタクシは三日くらいかけてアルバムを聴きます
凄い破壊力である
80年代って凄いよな
全てがハラスメントだよ









④原史奈 Featuring Richie Kotzen - Lost Memories
哀愁のメロディが映えるバラード調の一曲
ストリングスアレンジが効いていますねぇ
今年は相当聴きましたね
そろそろ飽きてきましたが
でもまだまだ聴きますよ
J-POPが好きな人にオススメですね







⑤BLACK SABBATH - Ear In The Wall
権利の関係でディオサバスはブラックサバスと名乗れなくなる
そういう意味では貴重な新曲となる
本領発揮とはいかないかもしれないが
オジーと作った冗談のような13みたいなアルバムの
どの曲よりも強烈である
ロニーは凄い
この音圧に負けない歌声
今後は現れないであろうずば抜けた歌唱力の持ち主だった






⑥島紀史 - STILL REMEMBER
島のソロで客演したのがガルネリウス加入前の小野正利
そのままコンチェルトムーンのシンガーになってくれたらなぁと
期待しましたが夢はかなわず
でも彼がメタルフィールドに戻ると驚きです
哀愁のハードポップソング
小野のハイトーンが哀愁度をグッとアップ
ソロも泣けますね




⑦M.S.G - What We Need
アメリカで成功するために試行錯誤するマイケル
TIMEというアルバムは失敗に終わった
その反省を活かしアルバムの半分は攻めたSave Yourself
この曲など今作ならではのアメリカンナイズドナンバーである
ロビンの歌声との相性も抜群
ソロではリズミカルなプレイで新鮮さをアピール
コレはコレで悪くないが
この路線が続くとは到底思えなかった
エンディングソロも逆に浮いている








⑧MAVERICK - Endless Smile
ライブ何度か見に行ったなぁ
熱いステージを魅せてくれました
なんか懐かしいです
デモCD-Rを良く聴いたし
デモテープも聴いた
大好きなバンドだったよ
でも関係者からは評判が悪かったね
人間性も重要です
この曲は何度もライブで聴いたし
思い入れがある



⑨CAPTIVE HEART - Shattered Dreams
国内盤はAXVEのベアナックルからリリース
メロディ派のマニアから愛されたバンド
とは言え短命に終わったしレーベルもBURRN!誌から愛されてなかった
あのレーベルひょっとしたら日本のフロンティアレーベルになっていたかもしれない
無念じゃ








⑩SLY - Shut Up And Buy
勢いだけじゃない密度の濃いハードサウンド
バカテク集団でしたね
シャラにギターとしては味わいは薄いけど
ハードにガンガンイケて幸福だったでしょう
樋口宗孝は凄い
寺沢もゴリゴリです
前作の反省を活かした歌い方もコレで良いのだが
アルバムは売れなかった




956. 失恋船長 (2024-10-22 01:51:52)

『俺達シュラプネル』10選



①Steeler - No Way Out
ソロがイイですよね
元々曲もリフも出来ていたので
イングヴェイが顔を出せる場面は少ないが
アコギのパートは彼のセンスが溢れている
このメロウなパートにおける泣かせ
両者の特性が合致した瞬間だ
隠れた名曲で終わって欲しくないねぇ
この曲のあとに出てくるHot On Your Heelsが凄いのよ
でもコレありきでHot On Your Heelsが凄いのよ
イントロからかますのよ
でも前段ありきなんですよ
凄いギターです
デイブ・クレムソンがアルカトラスに加入で100倍聴きたい
耳付いてんのか
あとクレム・クレムソンね
いつの時代の話をしとんねん
雑誌パクリ過ぎで脳みそウジ虫わいとるわ






②Ron Thal - Chopin Fantaisie
これがロン・サールの実力ですよ
今の姿は想像できませんが
大胆なアレンジを加えショパンをやり切っています
ネオクラですね
この斜め四十五度から攻めてくるのが凄いのよ







③Rich Kern - Storyteller
テクニカルですよね
やはりメタル系のインストはこれくらい
ハードでスリルがないと物足りないです






④Ravage - 69/Bloodshot
D.D. ランドのスピーディーなギタープレイが魅力
日本でも人気の出そうなパワフルかつメロディックなサウンド
彼の奏でる高速ピッキングから繰り出されるプレイはスリル満点
この歌い手も素直な声でウエッティなので
硬派な裏番スタイルのアメリカンメタルに情緒を持ち込んでいる
なぜかイマイチ知られていないのは何故だろう?
インスト69と連携されていますので2曲で一曲になります
次の曲もかっよくアルバム全体が躍動している
マイケル・パレ主演のアクション映画みたいなB級感がたまらん







⑤Dr. Mastermind - Abuser
腕は間違いないのだがカート・ジェイムスは正式な音源を全然残していない
イングヴェイが去ったSTEELERにもいたし
グラハム・ボネットバンドにもいた
あれが最大のチャンスだった気がするが
やはり中途半端な形で名前を残した無念である
カートのスピードプレイは実に魅力的
速さをキープする柔軟なさばきが実を結んでいる




957. 失恋船長 (2024-10-22 22:04:51)

『さよならリアルアイアンマン ポール・ディアノ』10選



①Warhorse - Here Comes The Night
良い意味で生々しい歌声を聴かせてくれたポール・ディアノ待望のバンド活動開始
車椅子生活だがそんな事はお構いなし
衰えたが枯れ具合が絶妙
ヤサグレパワーヴォイスに魅了される
もっと出来るさという声もあるけど
ワタクシはリアルな現状を届けてくれた今作の生っぽい歌が好きだ
ドラマ性のある楽曲とシンプルな歌メロもマッチしている









②Battlezone - The Land God Gave to Caine
7分を越える大作ナンバー
メイデンとはまではいかないが
ポールの朗々とした歌声は楽曲のレベルを上げている
流石である








③Dianno - Flaming Heart
軽やかなキーボードで幕開けにひっくり返りました
哀メロハードポップソングを歌うポール
売れ線サウンドを狙いすましていますが
ポールのヤサグレパワーヴォイスが顔を随所に覗かせます
隠せないよ
あの個性はさ
今では聴けない貴重な音楽性
今回の機にポール・ディアノ関連の作品は全て再発するべきだ
これもポール・ディアノの歌である
コレも聴けである








④Gogmagog - I Will Be There
頼むぜポール
ラス・バラードの曲を歌っている場合じゃないよ
ベースはニール・マーレイ
ドラムはクライブ・バー
ギターの一人はヤニック・ガーズです
メイデンマニアにはたまらんラインナップ
ポップでキャッチーな曲でも
押しの強いポール・ディアノの歌声は健在です
彼は意外とポップスもイケるんですよね
イラン・ギランもその口だったよねぇ
皮肉だなぁ
そのギランに一番憧れているのはブルース・ディッキンソンである






⑤Killers - Impaler
やはりポールには疾走ナンバーが似合いますよね
この曲はメロディアスで以外とポールはこういう曲をやっていない
ゴリゴリのメタルサウンドに配合された聴きやすいミックスとアレンジ
なんか中途半端な形なのだが
ポールの兵隊ヤクザな歌声が全てを持っていく
ギターソロも強引に取ってつけたように入ってくるのだが
そういう見づらさがプロレスのバトルロワイヤルのように感じれられたのならば
この曲は楽しいぞ






⑥English Steel - She Goes Down
90年代に乱発されたリー・ハート関連の作品
デニス・ストラットンとポール・ディアノという組み合わせも沢山あった
ナイジェル・グロックラー
ドン・エイリー
ニール・マーレイとおなじみの顔ぶれである
こういうミドルをポールは器用に歌っている
アイアンメイデンだけがポールではない
今作も再発するべきだ
AOR調のハードサウンドプロジェクトで活躍するポールも悪くないぞ




⑦The Worlds First Iron Man - Show Some Emotion
これアラスカの名バラードですよ
オリジナルの繊細な歌声とピアノの音色
そしてギターで泣かせる名曲ですよ
それをポールが歌うんですか?
聴く前はふざけるなよ
でしたが最後はポール・ディアノの世界に持っていきました
自堕落な私生活のせいで落ちぶれたポール
その哀愁が滲み出ている
そしてポップなアルバムで再起を賭けた男の凄みを感じさせる
オリジナルは勿論素晴らしいが
ヤサグレパワーヴォイスヴァージョンも悪くないぞ
あとリー・ハートはFASTWAYで歌っていたなぁ
どっちが先なんだ
たしかジョン・スローマンヴァージョンもあるはずである
ワシはアラスカが大好きだったんだぞ









⑧Paul Di' Anno & Dennis Stratton - Lucky To Lose
これもあちこちで擦られていますね
日本のアニメ映画になるのかな?
敵は海賊という作品のサントラ
米持孝秋率いるエアパビリオンのアルバムでもあるのだが
参加メンバーがリー・ハート関連でややこやしい
そのアルバムでも披露されたが
ここではポール・ディアノが歌っている
一時期デニス・ストラットンとポール・ディアノの共演が多かった
軽快なハードナンバーに押しの強いポール・ディアノの歌声
このミスマッチ感がたまらん
素顔はカワイイ乙女だったダンプ松本みたいである



⑨Airforce - Sniper
ディリアン・アルナウドフとデュエットしているポール・ディアノ
こういう形も悪くないですよ
AIRFORCE自体がマイナーなバンドなのでポール・ディアノのゲスト参加も知られていませんが
こういうシリアルなミドルにポールの荒々しい歌声は殺伐をした荒涼感を醸し出し
ヒリつかせる






⑩Praying Mantis & Paul Di'Anno - Cheated
プレイングマンティストポール・ディアノによる夢の共演と銘打たれたライブ
今思えば大嘘だよなぁ
NWOBHMの残党組を連れて企画を成立させたメディアの力技と影響力に驚かされる
ポール・ディアノがマンティスの曲を歌うとはね
まぁミスマッチですがこの時はメイデンの曲をカヴァーするポールは新鮮だった
だから合間にこの曲が出てきて灰汁を薄めてくれた
ちなみにライオンハートのHot Tonightも歌っていますけど
あっちは似合わなさすぎ



ポール・ディアノに密着したドキュメンタリー映画が完成した。彼の半生を知る機会だと喜んでいた。今年に入り新しい仲間とアルバムもリリースした。羽賀研二級のスキャンダラスな人生。昔の栄光を擦り倒す中期から後年の彼、詐欺まがいの悪い噂、公的年金の不正受給と、全然いい話を聴かなかった。なによりバンド活動も、ままならずよく分からないアルバムを乱発。名義もごちゃごちゃしていて、最後まで元アイアンメイデンのままだった。それだけにポールの素顔を知りたいと思う。映画の公開&配信がたのしみだっただけに、今回の訃報は残念です。

色んな意味でリアルアイアンまんだった男。彼のパンチの効いたシャウトはメタル史に残るシンガーである事に変わりは無い。晩節を汚そうとも、最後のバンド、Warhorseは悪くなかった。無念。無理してでも、東海地方で行われたライブに行くべきだった。ポールの生歌聴いたことなかったもんなぁ。
ワシャけっこうポール関連の音源は抑えているほうなんだけどねぇ。口惜しや。




958. 失恋船長 (2024-10-24 03:20:27)

『永遠に光り輝け奇術師の手先を持つ高速ギタリスト ジョシュア・ペライア』10選



①Joshua – Surrender Love
個人的にはジョシュアと言えばこの曲を思い出す
思い入れではNovember Is Going Awayだが
総合力ではこちらが上
合わせ技一本である
エモーショナルな歌声のジェフ・フェンホルト
彼の甘めのハイトーンが好き
ブラックサバスに一瞬加入してデモ音源を残す
あとギーザー・バトラーバンドでも歌っていてデモがある
そのジェフの加入がバンドサウンドを底上げした
曲重視の姿勢もいい
ギターソロでは唐突に速弾きを披露するのはご愛敬
そこがジョシュアである








②Joshua - Heart Full of Soul
まぁヤードバーズのカヴァーになるのだが
叙情味がプラスされジョシュアらしさが増量
こういう曲を上手くこなすのが彼らの魅力
やはり歌がいい





③Joshua - Your Love Is Gone
あまいなぁメロディックですね
硬軟交えた叙情派ハードナンバー
1stから三曲続けて選びましたが
正直あのアルバムが一番
全部あれからでもイイ
随所に飛び出すギターと
裏で鳴るキーボード
上手くやっています







④Joshua – Hold On
ねじ込まれる強引なギター
俺がジョシュアだという顔を見せつけているが
そんなに凄いわけじゃないのがジュシュアの愛されポイント
アクセル・ルディ・ペルタイプである
キャッチーなパートと対比する攻撃的なギターサウンド
強引な組み合わせだがかっこいいと納得させる
次の曲も凄くイイ
やはり1stは名盤だ





⑤Joshua - November is Going Away
狂おしい程に感情を揺さぶる泣きの旋律
これぞじジュシュアの代表曲
これ一発で歴史に名を残したとメロディ派のマニアは自負します
そういう見づらさがプロレスのバトルロワイヤルのように感じれられたのならば
この曲は楽しいぞ
ここで歌うスティーブン・フォンテーンはオーディションでバーニー・ショウより先にユーライアヒープの
シンガーの座を勝ち取るも私生活に難がり過ぎでクビになった男
要するに不真面目だからステージではペケね
ここでもイマイチなんだよなぁ
でも彼の透明感のある声は邪魔していない
主役はジョシュアのギターだが曲がいい
ガルネリウスのカヴァーがある意味最強かもしれない
ジョシュアの音楽室に飾ってある肖像画みたいなヘアースタイルが目に浮かぶよ







⑥M-Pire - You Want It All
ジュシュアというバンド名を捨て活動していた90年代半ばにリリースされたアルバム
2001年に再びジョシュア名義でリリースされるややこしいアルバムChapter Oneから
ブルージーさを加味させたハードサウンドはそれまでとは感触が違う
ジョシュアのルーツとしては問題はない
歌い手も実力派でクリアーな声を歪ませ歌っている
ソロではリズムカルなプレイ
スライドを使ったりと今までとは違う面を強調しているが
速弾きする姿はやはりジョシュアで
お得意のフレーズも顔を出す




⑦Joshua - Reach Up
新たにロブ・ロックがシンガーの座につき
先行でシングルカットされた
アルバムのオープニングナンバー
ギターは控えめで甘口なサウンドに変換
もっと攻撃的なサウンドの方がイイのだが
時代はメタルバブル全盛の時代
当然の変遷だろう









⑧Joshua – Stand Alone
ロブの優しい歌声が印象的です
名一杯張り上げるだけじゃないリラックスした歌声が印象的だ
控えめなジョシュアだったが
曲で勝負できるところは魅せてくれたが
アルバム全体が丸みを帯びた軟弱なモノだ
しかいAOR系のハードマニアには歓迎されるだろう
哀愁のメロディを弾くジョシュアは常に魅力的である



⑨Joshua - Divine Intervention
ジョシュア名義では最後のアルバム
2012年にリリースされた
まさにResurrectionなアルバムとなった
シンガーはマーク・ボールズ
昔みたいなキレイで繊細な歌声ではなくなったが
彼の加入はバンドの格を上げた
練り上げられた展開は過去イチ
アルバムのオープニングナンバーとしては申し分ないインパクトを残した
最近名前を聞かなくなったジョシュア
残念である
最後まで1stを越えられなかった
なにより本当はどんなギタリストだったんだろう
それがジョシュア・ペライアである






⑩Joshua - Blood On The Nile
アルバムのリーダートラックと言えるシリアスなナンバー
過去のアルバムと比較しても甘口だけではない
硬派な面を膨らませているが叙情味は失われていない
マークの荒めの歌声が気になる
ライブの合間にレコーディングしたのかと不満もあるが
これがリアルなマーク・ボールズなのかもしれない
色んな意味でジョシュアは最後まで付いていなかった気がする
でも歌メロはいいぞ





ポール・ディアノに続きジョシュア・ペラヒアがなくなった。でも今ではジョシュア・ペライアの方がカタカナ表記としては正しいらしい。英語の話せない日本人あるあるである。メディアがそういうと信じるよね。でも発音なんで本当のところはワシには分からん。洋楽も邦楽も別けて音楽を聴いたことはありません。だから英語の訛が聞き分けられないのでしょう。でも投資詐欺にひっかかることもありませんのでご安心ください。

ジュシュア・ペライアの出会いは80年代の後半、イングヴェイの登場により速弾きブームは上がりきる。そんな中で友人が教えてくれたのがNovember Is Going Awayだった。イントロで奏でられる鍵盤プレイの美しい旋律。そしてジョシュアの泣きのギター、一発で心を掴まれた。正直、凄い上手いわけではないのだが、アメリカ人とは思えない泣きの感性に共鳴したのである。
今以て愛している珠玉の一曲。世間的には知名度も低く、知っていてもNovember Is Going Awayだけの一発屋扱いである。
確かIntense Defenseの評価がめちゃくちゃ低く、それを丸呑みするしか能のないメディア信者の馬鹿共の多さもが一番なんだが、そんな盲目な狂信的信者も後期高齢者となったので、偏見の少ない若い人にはジョシュアを知って欲しい。

彼の奏でる独特の旋律。それはネオクラとはまた違った風合いがある。

あぁここにきて2001年リリースのSomething to Sayから一曲選ぶの忘れていた。許しておくれよジョシュア。配信盤も出ていますのでメロディ派のマニアは追悼しましょうよ




959. 失恋船長 (2024-10-28 20:03:14)

『胸キュン/胸熱ロック 90』10選



①The Original Iron Men - LET HIM ROCK
叙情派英国ハードサウンド
絶妙なキャッチーさとポップさを際立たせている
武骨なポール・ディアノの歌声が力感をアピール
いぶし銀のギターワークも耳を惹く









②Rata Blanca - Rock es rock!
情熱の国スペイン
その熱情を込めたハードサウンドは古典の極み
久しぶりに彼らの名前を聴きました
是非ともフルアルバムをお願いします
新曲はどれもが無駄をそぎ落とした古典ですね







③Impellitteri - Wrath Child
レーベルがしっかりしていると音楽性のヴィジョンも明確ですね
切り売りされる新曲はどれもが
クリス・インペリテリの高速ギターだけじゃない
パワフルなアメリカンメタルをやり切っている
ドラムが強烈
グラハム・ボネットの共演でイングヴェイもどきの烙印を押されたが
クリスのギターは別もん
良い環境に恵まれて良かったよ









④CHANGE OF HEART - Wayward Son
力強い歌声とハードなギターを前面に押し出しロックバンド然とした力強さがある
それでありながらも壮麗なコーラスワークと口当たりの良いメロディ
それらをHM/HRという枠内で見事にしあげているのだから
恐れ入る
国内盤も出ているのだから人気があってもおかしくないのですがね








⑤Moon'Doc - Why Don't You Know
時代が時代だけにダークでヘヴィな音像だが
根幹にあるのはメロディックメタル
ハーマン・フランクの凄腕ギターソロは健在
歌い手はFreedom Callのクリス・ベイ
重苦しいサウンドメイクとメロディックは噛み合っていない
でもこれが90年代中期の正統派メタルバンドが苦心して作り上げた作風になる





⑥IRON FIRE - On the Edge
ドイツらしい堅実さ
硬軟交えたメロディックかつパワフルなサウンド
正統派メタルファンに訴求するだけの魅力が十分
この時代日本では意図的にアメリカのミュージックシーンを押す動きがありました
馬鹿げていますが
あんな不自然なことを爺さん達にやるから新陳代謝が行われないのだよ
いまだにビックインジャパンである
女子供を相手に金儲けを画策するな





⑦X.Y.Z.→A - Lonely Journey
チョイ臭い歌詞が逆に胸に染みます
年を重ね声に一段と説得力が増した我らが先輩
彼の歌声なくしてはここまでの味わいは生まれない
個性的な声質で日本を代表するロックシンガーだ
面白いので一発チャンスがあれば人気者になれたのにね
ラウドネスでは仮面をかぶりすぎだぞ
橘高さんのギターも泣かせてくれます
アルバム自体は散漫な印象を与えるモノだったが
曲自体は良かった








⑧Joe Lynn Turner & Maria Ilieva - Forever
スキンヘッド姿も披露したジョー
ここいらで一発代表曲を出して欲しいよね
この共演は素晴らしいモノである
彼女の知名度もあり
再び成功を収めて欲しい
美しいバラードである
これぞジョーである



⑨Alaska - HEART OF THE STORM
日本では全く人気の無いバンドですね
絶対レビューが低いんだろう
哀愁のメロディと商業ベースに片足をツッコんだサウンドは
いぶし銀のギターワークと堅実なリズムプレイが伝統芸能を見せつける
軽やかな味付けのキーボードなのど隠し味
いいですよ








⑩SHOW-YA - KISS in the RIOT
全曲英詩に挑戦した意欲作
あのアルバムは凄くワールドワイドな感性に彩られていた
CDの売れない時代なので苦戦したろうが
チャレンジング精神あるれるアルバムは見事でしょう
メロディアスかつハードなサウンド
シングルヒットした曲にも負けない
哀愁のメロディと力強さ
そしてキャッチーさが混ぜ込まれた名曲ですよ
テクノロジーの恩恵を受けよくぞ仕上げました
キャプテンのキーボードがいいんですよね
リズム隊は過去イチハード
ベースもバキバキ聞こえてくる
キックの音も頼もしくなりました




960. シン・聖なる守護神 (2024-11-09 16:25:40)

『個人的偏向による"コレ、イイですよ"的HM/HR』10曲選 ~第4弾~ ※メロ優先で選んでみました編 (第1弾:発言No.933 第2弾:発言No.938 第3段:発言No.940 第4段:発言No.954)

①It's Alright[1985] / DAGGER
>カナダ産4人組による唯一作"Not Afraid Of The Night"からでタイトル曲などではなく、Key.リフがハック響きメロウに展開するミッドテンポ曲を選出
やや不器用感漂う歌唱の評価は微妙だが、全体を覆うメロ感は良いと思います

②Spark And Flame[1991] / FROM THE FIRE
>国内発売されたものの現在はレア化しているUS産5人組の唯一作"Thirty Days And Dirty Nights"からで、ゲスト女性Vo.テレサ・ストレイリーとのデュエット曲
その如何にもなドラマ性はこの手のマニアが追い求めている展開と言えるのでは!?
またキラーチューン的色合いも感じられる1曲

③I Need Your Love[2002] / GOLDEN FARM
>こちらも国内発売されたのでご存じの方も多かろうと思うスペイン産5人組唯一作で、本作はどの曲も素晴らしく表題曲以外も候補は色々とありましたが、今回はこちらを...
ジャケイラストの如くお涙頂戴的展開が魅力の1曲

④Guardians[1988] / LIX
>US産5人組唯一作"S.t."からで、特に前半は煮え切らないが、後半は結構キテます(笑)
そのポール・スタンレー似の歌唱で歌われる表題曲はそのドラマ性も相まってキラーチューン的色合いも強い出来
ややプロダクションに難があるがソレを差し引いても十分な1曲

⑤Smoke Screen[1988] / LOST & FOUND
>女性がDs.を務めるというUS産6人組2ndで、'09年には発掘レーベル「RETROSPECT Records」からボーナス2曲を加えて再発もされています
全曲凄い作品ではないがトップ曲や4曲目、そして9曲目に配された表題曲などHM/HRメロ派にもアピールすると思います
特に表題曲は少しプレマン風味も感じさせる展開で中々キテます(笑)

⑥Gypsy Blood[1990] / MANILA THRILLS
>US産4人組7曲入りカセットで発売されたという"Tomorrow's Waiting"のトップに収録された1曲
その若さ溢れる勢いあるメロハーはLAメタル的で高音域も操る歌唱も含めかなりの域
時にクリスチャンメタル的色合いも感じられます
因みに'07年に発掘レーベル「RETROSPECT Records」からボーナス4曲を加えて初CD化されています

⑦Tonight You're Mine[1989] / SILENT RAGE
>当時、国内発売もされ、現在ではその"帯付盤"はかなりの高値で取引きされているというUS産4人組2nd"Don't Touch Me Threre"から
ややバラード的展開ながら適度な哀愁感などはHOUSE OF LORDSの"Spirit Of Love"辺りの雰囲気も感じられます
アルバム全体としてはやや出来過ぎ感もありますが、楽曲の出来も申し分なく
完成度はかなりのモノです

⑧Sube Kleine Jenny[1992] / TANNER
>全曲ドイツ語で唄われる独産5人組の1st"Auber Atem"からで、アコギから徐々に展開していくメロハーは素直にカッコイイ
ドイツ語という事に違和感のない方にはオススメ出来る作品でアルバム全体としても中々の出来と言えるでしょう

⑨Lonely Nights[1989] / VAMP
>独産4人組唯一作でPro.はかのトニー・プラット
あまりジャーマンは感じず、特に表題曲の適度な哀愁感は故トニー・ミルズ辺りが歌ってもハマりそう
表題曲は7曲目ですが続く8曲目も素晴らしい
きっと多くのメロハー好きが追い求めている曲だと思いますよ

⑩Romancin' Blue[1988] / プリンセス・プリンセス
>最後は国産からという訳で"プリプリ"です(笑)
2nd"Here We Are"からで、表題曲の哀愁感と適度なハードポップな展開はメロハーと言っても良い1曲で名曲と呼べるでしょう
未聴の方には是非とも聴いていただきたいと思います

※アルファベット順(⑩は除く)



961. 失恋船長 (2024-11-11 07:42:59)

『燃える哀愁のANTHEM』10選



①IMMORTAL BIND - NUCLEUS
森川が歌う英詩ヴァージョンにより生まれ変わりました
オリジナル盤が身体に染みついているのですが
キャッチーでメロディアス
そして攻撃的なANTHEMメタルの決定盤
ギターソロもクール
なによりドラムが凄いのよ
本間さんはドエライリズムを刻みましたね
田丸も大善戦です









②BLACK EMPIRE - BLACK EMPIRE
メロディの充実ぶりが凄いアルバム
それを象徴するようなオープニングナンバー
坂本英三の歌声も森川待望論を封じ込めるパフォーマンスを披露
坂本英三時代のピークを迎えた
まさにブラックエンパイアなANTHEMというバンドの
凄みとジャパニーズメタル史における強烈なインパクトを残した







③HEAT OF THE NIGHT - BLACK EMPIRE
歌メロが印象的ですねぇ
英三の甘さのある歌声がよく似合います
鋼の如きしなやかで硬質なリズム
強烈なインパクトを残しています
これが大人のヘヴィメタルかぁ
サビメロの高揚感はジャンルを超越して訴求する魅力がある









④GHOST IN THE FLAME - BURNING OATH
魂を削る熱唱を披露した坂本英三
彼のルーツにこういうブルージーさがあるのかは不明だが
いい仕事をしている
ANTHEMとしては初めてのタイプの曲だが
この泣きにグッとくる
森川のリメイクヴァージョンも素晴らしいのだが
ここは敬意を払いオリジナルを尊重する








⑤FAR AWAY - ENGRAVED
イントロからゾクゾクとさせてくれます
メロディに拘り質を高めてきたANTHEMサウンド
森川之雄の歌なくして成立しない音楽性である
アンサンブルの頂点に君臨する森川之雄
そしてメロディを聴かせるアレンジに重きを置いた
屈強なる哀愁のヘヴィメタル
新生アンセムとして二度目の頂点を迎える





⑥LOVE OF HELL - ABSOLUTE WORLD
センチメンタルですね
森川がそっと寄り添い力強く抱きしめてくれます
こういう曲でもいいドラムを叩いてくれます
難しいアプローチですよね
ベースも良い仕事をしていますよ
この振り幅の広さがANTHEMの魅力
あらゆる呪縛から解き放たれたバンドの強みである





⑦DON'T LET IT DIE - ABSOLUTE WORLD
哀愁のANTHEMサウンドと言えばコレでしょうね
森川の生々しい歌声
我が家の小さいスピーカーからでも臨場感が伝わりますよ
森川が衰えた?
んなアホな
ギターソロもたっぷり楽しめます









⑧ONSLAUGHT -Version1.1 - SHINE ON
JPのあの曲が叩き台だが
そんな事はどうでもよい
森川之雄が歌うことでよりソリッドで力強い曲へと昇華した
タイトなリズムから繰り出される攻撃性と叙情味溢れるギターサウンド
こういう音を難なく聴かせてくれるバンドが凄い
国籍で音楽を聴いているヤツは耳が付いていないと同じだなぁと常に思いますね




⑨LET YOUR HEART BEAT - HUNTING TIME
裏で鳴るキーボードもいいですよね
エンディングも好きです
甘くて力強い森川の歌声も凄い
何度聴いても胸にグッと迫る
大内もこういう曲を料理してくれました
ドラマティックだなぁ
スケールの大きいバンドサウンドだよ







⑩SHADOW WALK - ANTHEM WAYS
フレドリック・ノルドストロームのリミックスによって深みが増しました
そして泣きも増量していますかね
ザクザクと刻まれるギターリフに福田洋也の意地を感じます
この曲はリメイクヴァージョンに限る
それは島紀史がソロを弾いているから
何故ならば彼は中間英明フリーク
中間英明がいたANTHEMは湾岸戦争の影響で予定していたレコーディングが出来なくなり
そして中間とはアルバムをリリースすることなく袖を分かつ事となった
それだけにこのソロは中間英明がいたANTHEMはこうだったと言うことを想像させてくれる
ネオクラスタイルを屈強なる英国風メタルの融合
今なお中間英明がいたANTHEMのアルバムが聴きたいといいう願望はきえてなくらない




962. 失恋船長 (2024-11-13 16:33:48)

『胸キュン/胸熱ロック 91』10選



①KILLERS - Children of the Revolution
リアルアイアンマン我らがポール・ディアノ
彼の訃報を受け入れられないマニアを多いでしょう
そりゃ詐欺まがいの人生でしたよ
ミュージシャンとしても腰の座りの悪い男でした
でもその熱い歌声はいつも裏切らなかった
時代の波に飲まれながらも
こういうヘヴィでブルージーな曲をやっていたことを知って欲しい
ポール・ディアノの歌声も味わい深い










②Razor - Tortured Skull
不穏な空気が流れるイントロから空間を引き裂く絶叫シャウト
そこかれ一気に雪崩れ込みます
先を読ませないスリルと荒削りな音像から解き放たれるパワー
このバンドもっと評価されるべき
メタリカ最高は聞き飽きた
あれメタリカのファンじゃないヤツがいっているんだよなぁ







③ALL FOR METAL - Temple Of Silence
オリエンタルな和風を意識したサウンド
コーワスワークやなどお馴染みだし
相変わらずドラムもベースも音がスポイルされて迫力が伝わらない
そして面白くないプレイに終始している
ツインギターコンビもそこまでインパクトを残せない
二人の異なる歌い手が目立つ構成
曲を聴かせたい事に比重が掛っているのだが
個性は薄めなのが微妙だが
なぜだか妙に気になるバンドである
これが大人のヘヴィメタルかぁ
サビメロの高揚感はジャンルを超越して訴求する魅力がある









④THE HALO EFFECT - Detonate
不変なる正調メロディックデスメタルというところか
イエテボリサウンドを継承する彼ら
参加メンバーも見れば一目瞭然
あの名前は使えんのか?
若い人にはこれこそが古典なんだろう







⑤Lemuria - Barren Waste
日本のインディースバンド
音源は From Electric Lady Land '84から
日本人らしい木目の細やかな叙情派サウンド
英国寄りの日本人好みのサウンドです
こういうの大切にしたいねぇ





⑥SLAYER - Shoot Down Tokyo
ジャパニーズメタルですねぇ
この雰囲気がそうですよ
見せ方が少々クサイのだがそれが魅力
ツインギターのバトルもハモリもベタだが
それもインディーズ
もう少し音の厚みがあれば良いのだが
製品の性格上そうはならなかった






⑦JEWEL - Appeal to Arms
ジュエルらしい活きのいいナンバー
CD化の際にボツになったんだよね
甘めのハイトーンも懐かしいですね









⑧EX-DANGER - Imagination Break Down
音質は良くないが
このバンドが目指す方向性は伝わってくる
鍵盤プレイも効果的に機能
ギターだけじゃない華麗な鍵盤プレイに耳が持っていかれる
クラウス・マイネ風の歌声も日本では少ないタイプですよね
日本人らしい木目の細やかなメロディ
様式美メタル風味満点の叙情派メタルです




⑨STOR BRINGER - ラブ ファイヤー
RAINBOW直系の様式美メタル
そこにジャパニーズロック的アプローチが加わり
独自の世界観を作り上げたのがジャパニーズメタル
そういう初期の国産メタル臭がプンプンと漂います







⑩REACTION - Lost My Heart
初期ならではの攻撃的なナンバー
ここから発展して代表曲が生まれたのだろう
そういう意味ではこの曲は貴重なナンバーとなる
ライブならではの勢いに満ちている




963. 失恋船長 (2024-11-24 18:45:51)

『胸キュン/胸熱ロック 92』10選



①演歌メタル - Metal de Enka
福田洋也プロデュースによる企画モノ
アニメタルブームの流れで乱発された類似品ですね
シンガーは存じませんが小野正利風で悪くはないが凄くもない
JUMPから北酒場はワロタ










②WOLF - LAST WORD
コンピ作でしか聴けないミドルナンバー
リフはのちの転用されますね
そういう意味ではこちらは叩き台の一曲なのか
松本の粘りのあるマイルドな歌声がワンランク上へと押し上げる
ベースもバキバキ唸っている
インディーズなんで音質は良くないが
バンドとしての力量は十分伝わる
黒木のギターソロもスリルたっぷり







③松本孝弘 - Dead Line
若かりし頃の松本らしい
テクニカルな要素を詰め込んだインストナンバー
スピード感も大切にしたギターは良く歌うが緊張感もある
このもてる技術を詰め込んだプレイは
彼のギターヒーロー然とした野心に満ちている
今聴いても十分カッコイイね
もう十分大金持ちなんだから
TMGを初めもっとメタルなサウンドを聴かせて欲しい










④DANTE - Paradise Lost
時代性を取り込み跳ねるリズムも印象的
とにかく工夫を凝らし聴かせてくれる
アイデアで勝負するが機能している
ソングライティング力の高いバンドであり
演奏力の高かった








⑤BAD LOSER - The Right Answer
哀愁のミドルナンバー
南の温かみのある歌声と哀愁のメロディ
ハードさにダイナミズムが加味されれば良かったのだが
サウンドミックスがマイルドすぎるのが残念
このバンドのハードさがスポイルされている
しかし腕は確かだ



⑥Ron Keel - The Cowboy Road
メタルカウボーイ我らがロン・キール
ソロならではのロンの伸びやかで円熟味を増した歌声
長年のキャリアを無駄にしない
生き様が歌声となりメロディに乗っている





⑦Yngwie Malmsteen - Locked & Loaded
○○パート2みたいな曲だが
今ではこんなにストレートなメタルソングをやらない
またインギー自身の声では魅力も伝わらない
ドゥギー・ホワイトも気合いを入れて歌っている
最近全く聴かなくなったインギー
彼に必要なのは家来ではなくバンドメンバーである



⑧Show-ya - Let it go
渡米してステファニー・ボジャースとの活動を模索するも
結局は日本に帰国して再始動
新シンガーにYoshinoを迎えミニアルバムをリリースしたが鳴かず飛ばずだった
今あのミニアルバムの価値はどの程度なのだろう
高額ならば売り飛ばそうかなぁ
元気でキャッチーなショーヤサウンドを楽しめますよ



⑨CROWLEY - EVIL BRIDE
何度聴いても飽きないねぇ
このバンドらしい妖しげなメロディとキャッチーさ
古くて新しい正統派サウンドは唯一無二の個性を放っている
PVも低予算ながら良く出来ている
意味ありが成立しているからね



⑩44マグナム - Ow!
初期の頃に演奏されていた曲として知られる一曲
アルバムPRISONERにてようやく正式な音源として世に残せる
若干アレンジも加わっているようですが
初期らしい勢いと英国テイストが上手く混在している




964. 失恋船長 (2024-11-26 02:19:28)

『胸キュン/胸熱ロック 93』10選



①The Big Deal - Like A Fire
来年リリースされた2枚目のアルバムからの先行公開
日は変わりましたが出来たてホヤホヤです
哀愁のメロディと躍動感溢れるキャッチーなハードサウンド
コンパクトにまとめ上げ視聴感もアップ
良い感じですね
でももうチョイ長くてもいい気がします








②Tony Iommi & Xerjoff - Scent of Dark
香水メーカーとコラボした新曲
我らがアイオミ様はヘヴィなリフで往年の空気をバリバリ醸し出しています
適度なオーケストレーションアレンジも効果的
崇高なサウンドへと昇華しているがアイオミの無駄使いを感じる








③Manowar - Sign Of The Hammer
今だ現役でステージに立つベテランバンド
こういう勇壮な曲をやり切っている姿は感慨深い
メタルだなぁ
メタルだよ
味の濃さもメタルだよ










④Tyketto - Forever Young
哀愁のメロディが耳を惹きますねぇ
こういう曲に弱い身としては
永遠に聴き続けるタイプの曲ですね
良い意味でのメジャー感とシリアルさが格を上げている








⑤JORN - Ride Like The Wind
クリストファー・クロスのカヴァー
サクソンがやったことでも有名ですが
ヨルンヴァージョンも悪くありません
彼は何でも器用に歌いこなせる男ですね




⑥NO SHAME - A Hard Man Is Good to Find
少々芝居掛った歌い方ですが
ガールズメタルムーブメント的な流れで出てきましたが
大成功とはいかずアルバム一枚で消えました残念ですよね
今の時代の方が成功する気がする
刹那な哀切を讃えたロッカバラード
歌い方の癖が強い




⑦Dokken - Dream Warriors
映画エルム街の悪夢のサントラに提供した曲
このバンドらしい哀愁のメロディと
キレのあるギターワークが耳を惹きます
ドッケンらしさ全開の曲でしたね
デモヴァージョンではベースのジェフ・ピルソンが歌っているのだとか




⑧Smith/Kotzen - White Noise
大人のロックですよね
地味深いヘヴィなサウンド
時代を超越した古典サウンドの強み
二人とも歌えるから様になる
味わい深いねぇ



⑨Neil Young - Rockin' in the Free World
やはりこの哀愁のメロディにやられますよね
個人的には哀愁に弱い
普遍的なロックの定番サウンド
若い人にこそ知って欲しい一曲だ
シンプルだが骨太なサウンドに痺れる


⑩HARD BOY - Hard Boy
タイの正統派メタルバンド
オネエ臭も漂いますが
サウンドの方は80年代のエッセンスを取り込んだ
極上のメロディックスタイル
好きモノにはたまらんでしょう




965. 失恋船長 (2024-11-28 16:06:36)


『胸キュン/胸熱ロック 94』10選



①Tahnee Cain & The Tryanglz - Burnin' In The Third Degree
映画ターミネーターのサントラとして有名な一曲
他にも数曲このプロジェクト名義で参加しています
どの曲もメロディ派のマニアには勧められますが
ハードさが高いこの曲でいきたいですかね
哀メロなのよねぇ





②Alice Cooper - He’s Back The Man Behind The Mask
13日の金曜日のどのシリーズかは覚えていませんが
提供というかコラボした一曲でしょう
ショックロックの帝王とホラー映画の相性は抜群ですからね
シンセの効いたキャッチーなハードナンバー
アリスの歌声のおかげで不気味さも漂っている





③Terra Rosa - DEATHBLINK
アルバム屈指のハードナンバー
暴れるオルガンとダイハードなリズムプレイに仰け反る
歌い負けしない赤尾のパワフルヴォイス
新風を巻き起こす今井のリードギター
怒り狂う様式美メタルに悶絶である
彼らには是非とも復活して欲しいねぇ









④XYZ - Take What You Can
キレのあるギターサウンドとプレイ
熱の籠もった歌声
そしてタイトに締め上げる強靱なリズムプレイ
ハードでメロディック
硬派さを失わないが聴きやすさもある
歌メロが大好きである








⑤Kingdom Come - Do You Like It
しなやかですよね
流麗なメロディックメタル
適度に洗練されているが軟弱にならないハードさも補完
こういう曲で売れて欲しいよねぇ
やっぱりメタルバンドだもの





⑥Leatherwolf - Hideaway
上手く仕掛けていますよね
典型的なロッカバラードの陥らないよう工夫しています
売れ線志向ですが
そうならない職人気質があるバンドでした
成功して欲しかったなぁ





⑦Vixen - Not A Minute Too Soon
ホンノリ漂う甘酸っぱさ
哀メロナンバーにハスキーヴォイスがよく似合う
2枚目のアルバムは快作だ
どの曲もヒットする予感があっただけに
このバンドは時代に翻弄された
今の方が成功したろう
実力派のバンドだったよ






⑧Lee Aaron - Watcha Do To My Body
硬軟のバランスに気を配った一曲
彼女の健康的な魅力を打ち出しつつも
ロッカーとしての実力を知らしめたい
両得を狙ったシングル向けのナンバーだ






⑨Mark Free - Dyin' For Your Love
メロディがイイですよね
この歌声が楽曲の良さに拍車を掛けている
力強いチョイハスキーヴォイスが凄くいい
泣かせるわ
切なさを際出させるのは
この声があるからです






⑩URGENT - Running back
時代を感じさせるシンセと軽めのリズム
そして哀愁のメロディを力強く歌い上げる
適度にハードだがメロディを聴かせるアレンジに注目
イアン・ハンターとミック・ロンソンというプロデューサーチームの手腕も見逃せない




966. 失恋船長 (2024-11-29 15:59:40)

『胸キュン/胸熱ロック 95』10選



①STEELER - Give Me Guitars (Or Give Me Death)
スティーラー名義でリリースした一曲
PVを見てびっくりロン・キールがスキンヘッド
でもそこに気を取られてはいけない
ベースのリック・フォックスが別人である
思わず『もうええでしょ』と言いたくなる風貌の変化に目を奪われるが
イングヴェイの後任として活動したミッチー・ペリーが参加
とにかくインパクト大のPVに釘付けだ
ミッチー・ペリーと言えばマイケル・シェンカーがギターをへし折って作った
駄作パーフェクトタイミングのワールドツアーに参加した事でも有名ですね





②McAuley Schenker Group - Love Is Not A Game
一部の批評家から辛い評価を何故か受けるロビン・マッコリー
そのせいでこの時代のマイケルは評価が低い
でもそれはマイケルが単に自分のキャラを捨てただけだ
商業ベースに乗りソングライティング力を放棄しただけ
だからこの曲を聴いてマイケルがギターで参加していると思わない
ロビン・マッコリーのソロアルバムだ
だから評価が二分する
そしてロビン・マッコリーは辛い評価をされるような歌い手ではない
キメ曲がないのが問題だったアルバム
この曲だって哀メロナンバーだが
覇気が無い
それは制約を設けたからだろう



③Terra Rosa - A HELL RAY
イントロのギターからテンションが上がります
ギターソロもエレガントなのよねぇ
フーガロックとは良く言ったモノ
このバンドの魅力を端的に打ち出している
力強さを華麗なハードサウンド
様式美メタルの権化ですよ









④Show-Ya - Echo Thru The Night
自主制作でリリースされたアルバムのオープニングナンバー
キャッチーでメロディックな一曲
リラックスして歌うステファニーの声がロマンティック
背伸びしないプレイも好感が持てるのだが
旧来のファンには物足りないだろう
時代がメタルを求めていなかった








⑤魔女卵 - Afraid Mind
今でも良く聴く魔女卵のミニアルバム
正式な音源は映画のタイアップを絡めたヤツだけだった
MIZZYの歌声も好きだ
歳を重ねるほどこの大阪ブルースロックが染みる
若い人には渋すぎるだろうが
歌詞も含めて昭和臭が大好きだ





⑥COBRA SPELL - Love Crime
パワフルかつメロディックな正攻法で挑む正統派メタル
オフショットを見せますよなPV
狙いすましたギャップ萌えは世界共通なんだろうか?
こういう曲を聴くとヘヴィメタルという言葉は普遍的である
メディアがついた嘘には乗れないね
アメリカに続けとか女子供を売りに金を稼ぐ連中も気に食わん




⑦Bonfire - I Died Tonight
漂う哀愁とパワフルな演奏
そしてコーラスワークも活かし聴きやすくまとめる
しかしロックな力強さは失われない
このバンドらしい曲作りの上手さ
なによりベタをベタのままやり切る清さ
普遍的なナンバーだ







⑧The Big Deal - Survivor
キーボードも効果的に起用される
哀愁のメロディックメタル
何を聴かせたいか明確な為に素直に耳に入ってくる
ダイハードなモノを好む方には
もの足りなさもあるだろう
無駄を省きすぎるアレンジも好みが分かれるが
一発ヒットする予感が漂うバンドだ
コンパクトさに命を掛けている






⑨Vixen - Red
親しみやすいメロディと適度なハードさ
過小評価が続くバンドですよね
ギターのブリット・ライトニングも画になる
いいバンドですよ






⑩EZO - MILLION MILES AWAY
最も再結成して欲しいバンドだが現役引退しているメンバーばかりなので不可能だろう
大好きだった
こういうキャッチーな曲もやれるバンドになったが
灰汁の強さも忘れていない
切ない歌詞とメロディ
ミュージックステーションにて雅樹が女子アナを抱き寄せた姿は忘れられないぞ
あれアドリブだろう今なら炎上騒動である
本当に再結成して欲しいねぇ
いったいどこに隠れているのだ?




967. 失恋船長 (2024-11-30 10:51:41)

『週末はサスペンス映画で』10選



①多羅尾伴内
最後の銀幕のスター小林旭が主演する
七変化が売りの推理ドラマ
グロ目の描写もインパクト大
今では映倫に引っかかり撮影不可能な映像だろう
力技に度肝抜かれるが
昭和の映画は凄かった
これは序の口
凄いのは次の多羅尾伴内 鬼面村の惨劇だろう
あればぶっ飛んでいた
竹井みどりが新鮮だ
夏樹陽子斧でバーンである





②危険な女たち
原作はアガサ・クリスティのホロー荘の殺人をリメイク
舞台は日本だし現代劇だ
だからもう原型はないと言えるが
実力派の俳優を揃えたが無駄使いに終わっている
この映画世間一般的には駄作と言われる
たしかにそうなのだが
子供の頃にみたインパクトが強く
頭に残っている
サスペンスの王道が詰まっているのかもしれないが
やはり俳優の無駄使い
野村芳太郎のメガホンをもっても名作にならなかった
覇気が無い
それは制約を設けたからだろう



③丑三つの村
古尾谷雅人の怪演も話題
所謂津山30人殺しを題材にした映画
ワリと忠実に描いている部分が多いと言われる
それだけに18禁の危険映像だ
とくに夜這いのシーンが多めなのでエログロナンセンスの名作とも言える
いずれにしろ攻めた映画だが
後味の悪さでも有名な一本だ
うら若き田中美佐子のフルヌードも話題である











④女獄門帖 引き裂かれた尼僧
日活ロマンポルノみたいなタイトルだが
そんな軽い気落ちで見ると度肝抜かれる
エロシーンもあるのだが
それよりもぶっ飛んだ殺戮シーンにひっくり返る
力技だ
昭和のコンプラだから成立する映画だ
これを単なる成人映画で片付けて欲しくない










⑤ウィッカーマン
不気味な映画である
異文化というか文明社会から隔絶された島の歴史
その宗教観が恐ろしい事件を引き起こす
周到に計画された儀式への序章
不気味な映画だ
これがあるからミッドサマーが生まれたのだろう
ちなみにリメイクされたハリウッドヴァージョンは大駄作である




968. シン・聖なる守護神 (2024-12-03 22:56:09)

『個人的偏向によるメロ派におすすめしたい女性の歌う国産ポップス/歌謡曲』10曲選 ~第2弾~ ※昭和を中心に選んでみました編  (第1弾:発言No.913)

①最後の一葉[1976] / 太田 裕美
>6枚目シングル曲で作曲:筒美京平さん/作詞:松本隆さんのコンビが担当した名曲
ピアノからという入りで、そのタイトルの如く儚さを感じる曲調からサビへと向かうドラマ性はあまりに感動的

②席替え[2001] / 推定少女
>(当時)女子高生二人によるデュオで、その一人は後にアルディアスの二代目Vo.となるRe:NOさん(当時はRINO表記)
表題曲はデビューアルバムからで、メタラーが聴くなら次作よりもこのデビューアルバムの方をオススメかな...と
勿論、メタルとの接点などないがメロは中々良いモノがあるかなと
因みに次作のブックレット内で、煩雑な雑誌などに囲まれたフォトが掲載されていますが、その雑誌の中にTHE HAUNTEDが表紙の「TERRORIZER誌」があったりしたのはその後の未来を予想したのか?(笑)

③愛人[1984] / テレサ・テン
>"つぐない"と共に中年オヤジにはグッときてしまう名曲はその"つぐない"と同様に作曲:三木たかしさんと作詞:荒木とよひささんの黄金コンビ
少し拙い日本語が更になんとも言えない魅力で、その歌詞と秀逸なサビメロとが合さると...強烈な哀愁感に襲われます

④とまどいトワイライト[1979] / 豊島たづみ
>脚本家の大御所、倉本聰さんのドラマの挿入歌としてシングル発売された豊島さんの代表曲
少しヤサグレた歌声で何処か孤独さを切々と唄う様はネオン街の路地裏か何処かを彷徨っているかのよう...正に昭和を感じる一曲

⑤October Storm[1984] / 中森 明菜
>スタジオ6作目"Possibility"に収録された未シングル曲
ロックアレンジを施された一曲で、十分にメロハー好きにもアピールするのではないかと思います
バックのシンセも効いています

⑥Sentimental Holy Night[1989] / 南野 陽子
>"吐息でネット"や"はいからさんが通る"辺りが有名なのだろうが、アルバム"ディアー・クリスマス"に収録された表題曲は珍しくロックな雰囲気がありメロハー的な一曲でしょう
(森高千里さん辺りに近い!?)独特の鼻に掛かった歌声の評価は分かれるが、より大人っぽくなった容姿がとても魅力的だからワシには問題無い(笑)

⑦No Return[1981] / 宮崎 美子
>ユーミンや渡辺真知子さんなどの豪華な作曲陣とは裏腹に歌唱が追いついてはいないのだが、写真家/篠山紀信さんによるデビューアルバムのジャケ写がどうしようなく魅力的な一枚
して表題曲は八神純子さんが手掛けた八神さん自身と同路線の一曲で躍動感のあるメロディックな曲

⑧エピタフ~ライヴ[1972] / ザ・ピーナッツ
>昭和歌謡を語る上では外す事の出来ない姉妹デュオがナンとあのキング・クリムゾンの名曲カバーを演じたアナログ2枚組"オン・ステージ"から
カバー"対自核"も演じていますが、感動的という事なら間違いなくこちら
歌入り箇所の6分弱短縮版であるが、女性ダブルVo.とした事や当時の生バンドの圧倒的な構成は見事でしょう

⑨Stay There[1988] / プリンセス・プリンセス
>4th"Let's Get Crazy"からで、如何にもなハードポップさと歌メロの秀逸さをHM/HRリスナーが評価しないのは勿体ない(当時のB!誌の影響か!?)
特に多くの楽曲を手掛けた(当時)奥居香さんの作曲能力はもっと評価されて然るべきと思うのだが...

⑩パイプ・ライン[1973] / りりィ
>'72年デビューという女性シンガー・ソング・ライターの2nd"ダルシマ"からで、少しハスキーさとヤサグレ感を感じる歌唱はカルメン・マキ辺りに通じるのではないだろうか
バラード④"ジュン"やオーケストレーションを要した⑥"心が痛い"など秀逸なモノもあるが、歪んだギターと枯れた歌唱がイイ感じのヘヴィロックな表題曲がとにかくカッコイイ

※五十音順
※アニソンやドラマ挿入歌などは除きました



969. 失恋船長 (2024-12-04 00:27:24)

『胸キュン/胸熱ロック 96』10選



①RAINBOW - The temple of the King
もの悲しい旋律に胸が締め付けられます
派手さはありません
シットリと言うよりは厳かで空気が漂っています
今では完全に古典である
クラシックロックであるが
RAINBOWが忘れ去られる現代のハードシーンは虚しい





②David Coverdale - River Song
名物編集長であり偏見大魔王として有名だった酒井某氏
彼がカヴァーデイルのソロをAORを酷評
流石に若い編集者から突き上げを喰らいましたね
でもいつの時代も怖いのは批評家に全ベットする人生の人々
こんな渋いブルースがAORなわけないだろう



③Iron Maiden - Strange World
今の若い人はメイデンもあんまり知らないんだよね
センジュツなんて眠たくなるような新作でバンドを知るとなると困るね
ポールのメロディをなぞるように優しく歌う姿
光る汗が似合うスローナンバーですよ









④樋口宗孝 - LAW BREAKER 「M」
スリル満点イケイケゴーゴーのインストナンバー
何度聴いても興奮しますね
ブリブリのベース
華麗なる鍵盤プレイ
吼えるギター
そして樋口宗孝の堂々たるプレイ
最高のインストナンバーである









⑤Ebony Eyes - Can't You Kill Me Tonight
リミックスして再発されたときに収録された1stのボートラ
オープニングナンバーのインストの絡みもあるから
クロージングソングとして入れるべきだったでしょうね
国産様式美メタルの底力を感じますよ





⑥WIRED - King of the fire
ヨーロピアン調のメロディと名取りの良く伸びるマイルドな歌声
日本的な丁寧に積み上げられた音像と曲作りの堅実さ
時代が時代ならもっと高い評価を受けたであろう
正統派メタルマニアには救いのバンドであった
次作で方向転換したのが個人的には残念だが
今でも1stは愛聴している
この曲もベタだが好きだ
コーラスワークも印象的である
ギターも巧者でコンポーザーとしての才能も高かった
リズムプレイも的確で気持ちが良い





⑦福村高志 - 沈黙の伝言
甘いねぇ
このロマンティックですよね
ちょいキザな感じも好きです
福村高志は歌もイケるんだね
こういう曲って日本人の感性に訴えますよ
ソロアルバムだからなんでもありでしょう
ハードロックでもメタルでもありませんがね








⑧北島健二 - Stainless Smile
ジェフ・ベックが好きだからって
やり過ぎだろうと総ツッコみを喰らったインストナンバーだが
今となっては味わい深い一曲だ
こういうインストはもう聴けない
そういう時代になりました
だからこそヒッソリと身を寄せたいですね






⑨早川めぐみ - Rock City
1stアルバムは名盤だ
彼女の歌声は追いついていないが曲は魅力的なものが多い
アルバムの流れ的に埋もれがちなナンバーだが
曲単位ではインパクトを残している
個人的には1stアルバムは捨て曲無しの名盤だと思っている
参加メンバーのやる気にも目を見張る
ギターソロもいいねぇ
裏で鳴るベースも上手い






⑩TOUCH - So High
哀愁のメロディが華麗に舞い踊ります
泣かせますねぇ
静かに泣かせます
哀愁を背負う男の歌声とシンセを多用しつつも
売れ線サウンドになびかない職人芸に唸る




970. 失恋船長 (2024-12-07 15:05:58)

『胸キュン/胸熱ロック 97』10選



①Twist Of Fate - Twist Of Fate
最近すっかり名前を聴かなくなったブルガリアのギタリスト
ニコロ・コッツェフ
古典に根ざしたメロディックメタルは日本人好み
一定の成功を収めたと思うのだが
ジョー・リン・ターナーが歌う疾走ナンバー
ピタリとハマっていましたよね
ギターも一流だがコンポーズ力がハンパなかった




②Storace - Adrenaline
フロンティアレーベルには頭が下がりますよね
こうして往年のミュージシャンを引っ張り出してくるのだから
アルバムをあれだけだしてバカからはB級メタルとか言われるクロークスですが
バンドを離れた時期があれど看板シンガーの座を長らく守ってきたマーク
彼の円熟味が増した歌声を堪能してください
わしは永遠に古典を聴き続けるよ



③Earthshaker - She Makes Me Feel Good
シンプルなんですがベテランがやると音に説得力が乗るんですよね
厚みのあるハードサウンドに変貌するのがアースシェイカーの魅力か
キャッチーで耳馴染みの良いアメリカンロック
ギターも小気味良い
これでいいのよね




④Excuriver - Jail Break
少々ダーティな歌声が哀愁のメロディと合っていないのは気になるが
ツボをつくギターサウンドに耳がもっていかれます
良くも悪くも日本のバンドだよなぁと妙に納得する一曲
今でも定期的に聴きますね







⑤野獣 - 閉ざされ街
野獣と書いてノケモノと読む
なかなかのセンスなネーミングに苦笑いですが
この仕掛けの多い展開
早すぎた本格派の国産ハードロックバンドだった






⑥LOUDNESS - 日本の心
究極のダサカッコイ曲
こういう歌詞の曲を歌う日が来るとはね
驚きますが曲調はラウドネス以外の何者でもない
初期の匂いをさせてくれるのも嬉しい
渡米前の英国スタイルが好きですね





⑦Survivor - Ever Since The World Begin
甘酸っぱいバラードですよね
素直なメロディが心にスッと入り込み
潤いを与えてくれます
中盤で盛り上がる展開も感動を運んできますよね









⑧MADISON - Diamond Mistress
北欧のメタル戦士マディソン
クリアーなハイトーンも金属サウンドの中でギラリと光ります
テンションの上がるイケイケの演奏
今では聴けなくなった北欧正統派メタル
やはりこの時代の音源が一番シックリくる







⑨Youthquake - Heart Breaker
個人的にはこういう曲をカバーするセンスが好きですよね
特別な仕掛けはありませんが
このバンドらしい厳つさが加わり
良い意味で裏切らないアレンジと合わさり
ライブなどで盛り上がりそうだなぁと感じますね








⑩Guardian's Nail - Passion Red
ヘヴィメタル冬の時代
関東メタルシーンを支えたのは間違いない彼ら
この曲を聞く度にあの時代を思い出す
線の細いハイトーンだが
なぜか嫌いになれない
国産叙情派パワーメタルとしてもっと愛されて欲しい




971. 失恋船長 (2024-12-11 20:34:12)

『さよならニコ』10選

ニコ・マクブレインがツアーから引退するというニュースが飛び込んだ。残念だが病気には勝てない。ニコと言えば、ワンバスドラマーとして有名。日本なら樋口宗孝だし、ジェイソン・ボーナムなどが真っ先に頭をよぎるが、ニコ・マクブレインもメタル界においてはワンバスドラマーのアイコンでありレジェンドだろう。クライブ・バーの癖のあるプレイとは違い、もっとトリッキーでテクニカルな要素もあったが、ニコも、ニコらしいリズムがあり、それが彼の味わいであり、メイデンの屋台骨を支えることとなる。どうしてもメイデンはハリスのベースが目立つため、ニコはやや裏方に回る印象が強いのだが、やはり、彼の刻むリズムには、独特の味わいがある。
ニコ・マクブレインの思い出と言えばDance of Deathツアーの国内公演を見に行ったとき、隣の席が空いており、UFOのドクタードクターが掛り、私は足踏みをしながら曲に合わせメンバーの登場を楽しみにしていた。そしてライブの幕開け、その瞬間に、突然、若めの女性がすいませんと、ワタクシの目の前を通り隣の席へ、その瞬間から最後まで彼女は声も枯れんばかりに『ニコ、ニコ、ニコ』と最後の最後まで叫んでいた。
ある意味、耳障りだった。途中で面白くなってワロテモウタ。そして、これがホンモノのファンだと感銘をウケた。女性は気合いが入っている。彼女は雑誌片手に音楽を聴く、役立たずのメディア信者ではない。ホンマモンのニコ・マクブレインファンである。
こういうコアなファンは信用できる。ワタクシは、雑誌のトレースと金貰って書いてあるライナーノーツ情報の2本だてで、知ったかぶりをするヤツが大嫌いだからです。当然、ライブ終わりに、思い切って飯でもと誘うと考えたが、彼女、ライブが終わるや否や逃げるように帰って行った。ニコ・マクブレイン一直線。その切り替えの速さに一番驚いた。
さよならニコ。この世で一番悲しんでいるのは、あの時の彼女かもしれない。トリプルギターが明らかに余剰していたライブ。それ以降、メイデンは一度も観に行っていない。私は小さいライブハウスで見る方が好きだというのもあるのだが、でも大きい会場には、そのなりのセットや迫力のある演出があるので見る価値はあるが、ドームとかは好かん。メイデンはもう一度、見とくべきだった。あと無理してでも四日市だったかな?メタルのフェスでポール・ディアノが車椅子ならが、歌ったライブは行くべきだったと後悔している。まぁいつもそうなんですけどね。
インギーもいい時代最後のライブを見た、グラハムも、ジョー・リン・ターナーもリッチー・ブラックモアも見た。アンセムもラウドネスも周年やイベントも見た、ワイルドフラッグ再結成も見た、あとはVOWWOWだけだな。本当はヴァッケンやキープイットトゥルーも見たいのだが、海外のフェスにおけるトイレ事情は、この世の地獄と聴いているのでワシャ無理じゃ。糞尿ゲロまみれのトイレでは要は足せんよ。



①The Trooper
なんと言ってもギターリフが有名だ
このギャロップビートに好戦的な高揚感を煽られる
タイトに刻まれる重めのビート
前任者とは明らかに違うドラムを叩いたニコ
個性ではクライブだが
ニコのタイム感もまたメイデン印を作り上げた





②Aces High
ワンバスドラマーの真骨頂とも言うべき
多彩な足技を披露している
タイトに刻まれるリズム
そんなに複雑な事をしていないのだが
彼らしいプレイが堪能出来るというか
メイデン印である





③Flash Of The Blade
ドラムの入り方が好きだ
小気味よく刻まれるリズム
初期ならではのニコ・マクブレインだろう
ドラマーとして美味しいのは2 Minutes to Midnightなんだろうが
個人的にはこういうストレートな曲で
自分を出せるニコが好きである









④Stranger in a Strange Land
多彩な楽曲が収録されたアルバムから
地味目のブルージーなナンバーを選出する
もっと派手なドラムを押すべきなのだが
やはりこういう曲を叩けるセンスは讃えられるべき
でもCaught Somewhere in Timeの方がメイデン印満載のドラムが聴けるけどね









⑤Moonchild
メイデンのアルバムとしては一番思い入れがある作品のオープニングナンバー
大好物である
この直線的なリズムとドラマ性を高めるメロディ
ブルースの歌声も完璧
小気味よく刻まれるリズムの爽快
グングンと前のめりになりますよ





⑥The Clairvoyant
ドラマティックな名曲ですよね
脂が乗りきったバンドのハイパフォーマンス
テクニック云々ではない構成力に唸る
ニコのドラムも派手なリズムを難なくキメ
メロディアスなツインリードの裏でキッチリと後方支援
ハリスとニコによる鉄壁のリズムが柔軟に対応する事で
より明確な方向性を打ち出している



⑦Seventh Son of a Seventh Son
メイデンの大作ナンバーとしては一番聴いた曲
このリズムも身体に染みこんでいる
プログレテイストも全開
メイデンの凄みを10分弱の世界観にギュッと詰め込んだ
ニコらしいオカズの刻み
ブルースの朗々とした歌声に惚れ惚れする
この曲で聴ける多彩なリズム気持ちいいよねぇ







⑧Only the Good Die Young
ニコの前乗り気味のドラムが好きである
もっとニコらしいドラムもあるのだが
こういう曲が大好きだ
このアルバムが好きだ
なのでこの曲を選んだ
ニコに拘るマニアには叱られるだろうが
この曲が好きだ
哀愁のメロディ
これでニコとお別れかと思うと聞こえるドラムの音が違う
哀愁のツインリードが売りの曲だが
今日は違って聞こえる
ニコの手癖足癖が今は染みる






⑨Face in the Sand
あれ?ニコがツーバス踏んでいるの?と思うプレイが印象的
ワタクシはドラマーではないので断言できないが
これはツーバスだろう
ワンバスでツーバスに負けない足技を見せるニコが
どうしてツーバスを踏んだのか?興味が尽きないが
ニコ・マクブレインは永久に不滅です






⑩Trust - Les Templiers
フランスのバンドに在籍していたニコ
ニコがメイデンに加入してクライブがトラストに参加という
メジャーリーガーさながらのトレード劇ですかな
感じで交代したのも印象的です
まだまだニコの個性は確立されていませんが
キャッチーさと弾けるハードサウンド
ニコらしい小気味よいリズムが聴ける




972. 失恋船長 (2024-12-21 13:27:50)

『今日のJP』10選



①RAPID FIRE - British Steel
カッチカチのタイトなリズム
小気味よく刻まれるビートと疾走感
ヘヴィメタルの幕開けを見事に迎えた
でも次のアルバムは酷かったよなぁ
あれで相当損したよ
この曲を聴くとつくづくそう思う


②Turbo Lover - Turbo
リリース当時は物議を醸したアルバムのオープニングナンバー
いまでは彼らの代表曲であり
ライブでも定番だ
この哀愁とコマーシャル性を両立させている
徐々に盛り上がる展開も好き
ドラマティックですよね




③Reckless - Turbo
1986年という時代を念頭のおいて作られたアルバム
日本では大御所だがアメリカではそこまで凄い人気ではない
しかしメタルの雛形を作ったバンドであることに変わりは無い
こういう哀愁のハードナンバーを上手く仕上げた
懐かしい空気に包まれている
たいして技術はないのだが
シンプルさが魅力だった




④Exciter - Stained Class
初期の名曲でありライブでも定番だった
やはりJPと言えば個人的にはこの曲を思い出す
音質は良くないが
それでもはち切れんばかりのパワーを感じる
スピードで言えばもっと速い曲は世の中に沢山あるが
体感速度はこの曲に及ばないと言いたくなるほど
初めて聴いた時にインパクトは大きかった
たいして技術があるバンドではないのだが
哀愁のツインリードなど
この程度のテクニックでも良いのだと教えてくれたバンドである








⑤Dissident Aggressor - Sin After Sin
ウネリを上げツッコんでくるヘヴィなナンバー
重量感たっぷり
コンパクトながら聴き応えは十分である
初期ならではの根暗さが英国式なんだろう
パンチ効いてるわ







⑥Before the Dawn - Killing Machine
悲しい曲ですね
切ないです
ホロリとさせられます
美しい旋律とロブの優しく語りかけるような歌い方
全てに必然性がある
無駄がないからいい





⑦Desert Plains - Point of Entry
順調に成長を見せてきたバンド
期待値がグングン上がる中でとんでもない裏切り行為のような駄作を作った
何かイイ曲はないかと希望を見出せたのが
この曲だけ
なんとかJPの体裁を保っている
アメリカで成功しようとして大失敗したアルバムから1曲
今聴いてもつまんねぇアルバムだ










⑧Judas Priest - You've Got Another Thing Comin'
シンプルに刻まれるリズム
そして哀愁のメロディを歌うロブの魅力的な歌メロ
とにかくシンプルだ
個人的には永遠のロックアンセムであり
これを越えるロックアンセムはない
ライブでも大盛り上がりの定番名曲
技術的に優れていなくてもいい
複雑な様式など必要としないシンプルさ
これでいいのだと思い知らされた







⑨Eat Me Alive - Defenders of the Faith
展開に工夫を凝らし単純明快に走るだけではない
厳つさを纏った疾走ナンバー
タイトルを連呼するパートのカッコ良さ
ド派手にキメるギターサウンド
こういう曲がメインでないというのが
Defenders of the Faithが名盤でありメタルの教科書と呼ばれる所以だろう




⑩I'm a Rocker - Ram It Down
派手ですね時代を感じます
メタルバブルとJPは相性が悪いよ
セールス的な失敗よりも作風が似合わなかったアルバムだった
その中でもこういうタイプの曲を作れたのは成功例だろう
哀愁のあるメロディと適度な疾走感
でもサウンドミックスが好きになれないかなぁ




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