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701. 失恋船長 (2019-02-17 22:27:42)

『麗しのハーフシンガー、ステファニー・ボジャースは世に出るのが早すぎだ』10選 

①SHOW-YA - 『天使の炎』
シンガーが変わりガラリと印象を変えた
歌謡曲臭さを一掃
本格派のロックバンドへと変身
シングルの為に日本語で歌っているが
雰囲気はバッチリのホンマもんの音である
若干日本語がなまっているのが面白い



②SHOW-YA - 『Echo Thru The Night』
メロディアスなミドルナンバー
等身大の魅力が詰まったステファニー時代の代表曲
でも世間は限界ラバーズタイプのスピード歌謡なんだろう
コチラの方が何倍もロックバンドとしての魅力がある
地に足の着いた上手いシンガーだったなぁ
ライブでも遜色ない歌い手だったもんなぁ
寺田はライブサッパリたもん

③SHOW-YA - 『Don't Say Goodbye』
キラキラキーボードも懐かしいです
英詩による和洋折衷ロッカバラード
可能性を感じさせる路線だった


④Steffanie - 『Miles Away』
リー・ハート作の叙情派英国ハードナンバー
彼女の歌声もクールでカッコいい
今もって彼女を超えるメタル系のシンガーは
日本から現れないよなぁ
日本でウケるハーフ顔だったんだよなぁ


⑤Steffanie - 『Get Out Of My Heart』
しっとりとした叙情派路線のアーバンな一曲
絶妙な洗練度とパンチの効いた歌声の相性は抜群
歌謡曲のような甘さを一切持ち込ませない
彼女のパフォーマンスに魅了


⑥Steffanie - 『Survival In The Streets』
彼女のソロ時代の代表曲といえばこれだろう
派手に疾走する歯応えのある煌びやかなハードナンバー
最後まで飽きさせない展開も良かった
大衆性もある絶妙なさじ加減だ大好物です
返す返すも彼女を受け止めるシーンが日本になかった


⑦Steffanie - 『Hot Night In The City』
哀愁のメロディに弱いんだよなぁ
彼女のパフォーマンスも素晴らしい
イメージ通りの一曲です


⑧Steffanie - 『He Won't Rock』
リー・ハート作の英国寄りのハードナンバー
こういう曲を無理なく歌えるのが嬉しい
改めて稀有な存在だったなぁ


⑨Steffanie - 『No Hold On You』
しっとりと歌い上げる叙情派ロックナンバー
AOR色の強い歌モノ系がイケる方なら
大いに楽しめるでしょう

⑩Steffanie - 『Change Of Heart』
哀愁のあるポップロックを歌手の線が細くならない
そんな確かな歌唱力が彼女の魅力だった
こういう曲を聴けば実力の高さを分かってもらえるでしょう




702. 失恋船長 (2019-02-19 11:03:52)

『SHOUT DRUNKER坂本英三』10選 

①Dr.HEAVY METAL - 『SHOUT DRUNKER』
アニメタルの成功で復活を遂げた坂本英三
ここで聴けるパワフルな歌声こそ坂本英三
粗で野だが卑ではない歌声こそ坂本英三


②METAL DAZE - 『メタル一直線』
マノウォーのカヴァー
坂本英三のシャウト一発に痺れます
悲壮感漂う熱唱スタイル
大和魂なんだよなぁ



③茜色 - 『メタルハンサムマン』
昭和歌謡チックな曲調が印象的
歌詞も含め懐かしさで一杯だ
そんな曲調を歌い上げる坂本英三
練馬マッチョマンにも通ずる魅力がポイント

④罪人ならば - 『SHOUT DRUNKER』
スパニッシュなギターも絡めた一曲
こういう冷やかな熱情を秘めた歌も坂本英三の魅力

⑤IRON WILL - 『SHOUT DRUNKER』
ヴォジランテのメンバーと共演した一曲
シリアスな坂本英三も悪くない
ギリギリの熱唱も坂本英三の味だ



⑥亡霊狩-OLY VICE - 『SHOUT DRUNKER』
タイトル曲調に歌詞とメタルな魅力が満載
ドメタルを唄う坂本英三こそ彼らしいとも思える
アニメタルにも通ずる魅力も英三ファンにはありがたいだろう



⑦Fighting マッチョ - 『GOLDEN HITS』
一曲の中に沢山のアイデアを詰め込んだ
本気の悪ふざけメタルソング
その真剣な遊びに付き合えるかがポイント
コミカルな歌詞と相反する熱の帯びた歌声が印象的



⑧砂の城 - 『GOLDEN HITS』
昭和歌謡テイスト満載のメロウな一曲
遊び心満載だからシリアスさが浮き彫りとなる
こういう曲を歌う坂本英三は魅力的だ


⑨最後の恋 - 『Heavenly Days』
昭和歌謡ロック
ウイスキーグラスを片手に唄いたい


⑩Cloudy Harf Moon - 『Make It Shine Video Vol.1 』
高濱祐輔と坂本英三によるロックユニット
ギターは大田カツである
時代は1995年ヘヴィメタルは極寒の時代であった




703. 失恋船長 (2019-02-21 11:09:21)

『キラキラ甘口じゃないメロディアスハード』10選 

①EARTHSHAKER - 『放熱』
ベテランの一撃に感嘆
聴かせ方の上手いバンドだよ
テクノロジーに負けない有機的な響き
これぞメロディアスハードでしょう
甘口になりませんよ


②Anthem - 『Frozen Fate』
イントロギターから悶絶ですよ
泣かせのアンセム節にグッときます


③Don Dokken - 『Crash N Burn』
これぞメロディアスハードな一曲
ソフトなドンの歌声と噛み応えのあるハードなバッキング
絶妙なバランス感覚が最大の聴きどころ
起承転結のある展開も美しい


④Scorpions - 『Pictured Life』
泣きまくりのメロディアスハードナンバー
この時代のスコーピオンズだから味わえる名曲



⑤Asia - 『Go』
幾重にも折り重なるフックに富んだ哀愁のメロディ
ソフトな感触を残しているが芯のあるサウンドはゴージャスなだけではない
一流ミュージシャンによるハンパない演奏とアレンジセンスに脱帽


⑥Nozomu Wakai's Destinia - 『Breaking The Fire』
メロディアスかつパワフルな叙情派ナンバー
新世界を取り込んだメロセンスの勝ち
流石は若井望さんですよ
この曲はロブ・ロックヴァージョンで楽しみたい


⑦U.D.O. - 『Heart Of Gold』
ウドの柔の部分をフィーチャーしたアルバムのオープニング
何度聞いてもギターソロの美しさにハッとさせられる
メロディアスな歌メロも耳を惹きます


⑧VOLCANO - 『Fight To The World』
圧倒的なヘヴィネスサウンドなのに
グッとくる泣きのメロディ
甘口ではない叙情性が魅力
流石は屍忌蛇であろう

⑨W.A.S.P. - 『Scream』
ワンパターンと言えばそれでお終い
デジャブ感満載のリズムパターン
ブラッキー節炸裂の哀愁のハードサウンド
適度な疾走感とアッパーな攻撃性
そして叙情味を放り込んだ
お約束ソングです



⑩220 Volt - 『Dog Eat Dog』
無駄を徹底的に省きシンプルな装飾に仕上げたアルバムから
ストレートかつハードに迫る疾走ナンバー
もう少し音に厚みがあれば良いのだが
性質上そうもいかないのだろう
ソフトだが甘口に仕上げなかったハードさが絶妙だ




704. 失恋船長 (2019-02-23 09:15:06)

『80年代でいこう』10選 

①Cinderella - 『Gypsy Road』
シンプルなビートが刻まれるスタンダードナンバー
この声にはピッタリだ
日本ではこれが売れて
ナザレスに火がつかなかったのは何故なんだろう

②D.A.D. - 『Sleeping My Day Away』
どこか一発屋感の漂うバンドだが
この曲以外にもそれなりに成功している
日本人の琴線を刺激した哀愁
どこかいなたいハードさが
またいい味をだしている


③Fastway - 『Say What You Will』
オーソドックスなロックサウンドのカッコいいこと
何度聞いても飽きないのはスタンダードだから
ノリの良さも丁度いいです

④Helix - 『Heavy Metal Love』
ラジオ向けのポップロック
大陸的なグルーブはカナダだしアメリカ向けだ
色んな意味で計算された一曲


⑤Bang Tango - 『Someone Like You』
退廃的なムードも隠し味に
王道スタイルのグラム系ハードサウンド
能天気にさせない男臭さも絶妙だ


⑥Britny Fox - 『Girlschool』
アルバムタイトル通り女子学生も拝めるPVが印象的
個性のないサウンドだが
見栄えも含め完全に出来上がっている



⑦Pretty Maids - 『Future World』
ちょっと力み過ぎなんだが
80年代らしい煌びやかさも加味されている
その絶妙な味付けがポイント
若さに任せた勢いがイイねぇ



⑧Stryper - 『To Hell With The Devil』
ヴィジュアル系というのは本来こういうバンドを指すのだろう
麗しいヴィジュアルに頼らなくてもよい本格派のサウンド
特にマイケル・スウィートの張りのある歌声は絶品
こういうミドルでも艶やかでパワフルな歌声を披露
どんなタイプのハードサウンドにも負けない大衆性の高い歌い手だった



⑨Shark Island - 『Paris Calling』
苦節云年でメジャーデビューにようやく漕ぎつけるも売れなかった
実力もあり曲作りも上手かったのにタイミングであろう
運も実力のうちとは良く言ったものだ
80年代アメリカの良心のような真面目なハードサウンドだった


⑩TNT - 『10000 Lovers』
脳内がミントの香りで充満しますよ
涼やかな北欧の風と極上のポップセンス
大衆性の高いシングル向けの一曲
3分切っているからねぇ




705. 失恋船長 (2019-02-26 16:23:57)

『永遠のロックアンセム』10選 

①Judas Priest - 『You've got another thing comin'』
シンプルなビートが身体を突き動かす
歌メロも耳馴染み良く何度も繰り返し聴きたくなる
テクニック至上主義的なニュアンスの強いメタルだが
JPを知ればそんな事はどうでもよくなる
聴かせ方が一番重要だ


②AC/DC - 『Dirty Deeds Done Dirt Cheap』
存在そのものがロックアンセムだ
代表曲も多すぎるのだが
今日の気分でこれを選出
サビで巻き起こる大合唱
一度体験すればやみつきですよ


③Accept - 『Russian Roulette』
ジャーマンメタルの勇者もロックアンセムは多いが
今回はこれを聴きたい
鋼鉄の美学が貫かれた名曲だ

④Manowar - 『Battle Hymn』
ヘヴィメタル番長のドラマ性とこってり感に咽びます
もっとベタなアンセムナンバーはあるが
ここは変化を求めてこの曲で拳を天に突き上げたい


⑤Saxon - 『Solid Ball Of Rock』
イントロからゾクゾクとさせられます
シンプルなビートが身体を熱くさせます
男の哀愁をまとったビフの歌声もカッコいい



⑥Geordie - 『Can You Do It』
湿っぽさもあるザラついたギター
どこかやるせない哀愁
この曲の中に流れるムードが大好きだ



⑦Krokus - 『Rock The Nation』
硬軟バランスの取れた一曲
7曲目なので哀愁とノリの良さが欲しくなった


⑧Quiet Riot - 『Metal Health (Bang Your Head)』
豪快なノリと木目の細やかさが絶妙です
こういう曲をロックアンセムと呼ぶのだろう

⑨Blacksabbath - 『Heven and Hell』
メタル界において
アンセムといえばこの曲できまりでしょう
何度聞いても厳粛な気分にさせてくれます
アンセムのライブでもSEとして開始の合図です


⑩UFO - 『Doctor Doctor』
やはりロックアンセムといえばこの曲も重要
メイデンのライブでもSEとして使われます
そしてカヴァーもしてますね




706. 失恋船長 (2019-02-27 16:59:42)

『GARLS ROCK日本編』10選 

①Rajas - 『Straight Fighter』
個人的にラジャスと言えば
この曲を真っ先に思い出します
日本人的なエッセンスが絶妙に抽出されている
キメのフレーズも耳に残るなぁ


②Terra Rosa - 『火の中に影』
メインリフがめちゃくちゃカッコいい
歌メロの秀逸
甘美なメロディなのにソリッドなメタル感が残っている
素晴らしいバンドだった



③杉本誘里 - 『MEDUSA』
アイドル上がりという偏見を払拭する実力の持ち主だった彼女
歌謡テイストも残っていがハードなサウンドと
がっぷり四つで対峙できる実力派だった
真魔神伝 バトルロイヤルハイスクールの主題歌
ギターは今を時めく松本孝弘で作曲も担当です
この時の彼は野心に溢れる凄腕でしたよ


④斉藤さおり - 『目がすべて』
こちらもアイドル上がりのシンガー
しっとりとした歌声が魅力
凛とした女性らしい力強さもある
首都高トライアル2主題歌
歌謡ロック好きならたまらんでしょうねぇ

⑤SHOW-YA - 『GAMBLING』
売れても歌謡曲をやらなかったのは立派だった
女の幸せを選びバンドを去った寺田
色んな意味でギャンブリングなバンドだった
リフにソロとギターは見せ場も多い
シングル向けのハードでストレートな一曲だ


⑥Flying Vision - 『Fly』
元祖ガールズメタルバンドと呼べる実力派集団
世が世なら偏見もなく活動の場もあったろう
PCに取り込んだAll Night Metal Partyの映像は
今でもたまに見ますからね
正規の音源聞きたいなぁ


⑦Magenda - 『Star』
1987年リリースのEPから
音楽性の相違でメンバーチェンジを行い
音楽性がライトな方向に進んでしまったが
ここでは丁寧なメロディアスロックで真っ向勝負していた


⑧Jet Maybe - 『Tempest』
蓮っ葉な不良感がチョイとハズい
なんか昭和のヤクザ映画的な時代錯誤感を感じる
でもそこが魅力でチョイチョイ聴きたくなるんですよね
売れたとか売れるとか関係ない
ワシはそんな音楽が大好物なんだ


⑨Paradise Jade - 『Get High』
シンガーは田中志摩子の後任でFlying Visionでも唄っていた実力派
日本人らしい叙情味のあるライトなハードロック
母体は東京のTNT

⑩ステファニー - 『Burnin' Up The Night』
80年代を代表する日米混血女性シンガー
表現力豊かな歌唱力と絵になるヴィジュアルを
兼ね備えた稀有な存在感のある実力派
やはり世が世ならもっと認知されたであろう
80年代の日本に彼女の受け皿などなかった
お茶の間にはうけないよなぁ
8時だよ全員集合に出ている画が想像できない




707. 失恋船長 (2019-03-02 10:57:51)

『胸キュンロック』10選 

①Dokken - 『Walk Away』
曲自体はそうでもないのだが
ジョージの振り切ったギターソロに泣かされる
珠玉のロッカバラードに仕上がった


②Stryper - 『First Love』
泣かせのバラードを沢山生み出したストライパー
青春時代の甘酸っぱい思い出が蘇る
この曲をあえて選びたい
マイケルの優しい語り口に泣かされるぜ

③White Lion - 『Broken Heart』
ベタだけど好きですねぇ
このドラマ性は80年代だよなぁ
ヘタウマヴォーカルも味がある


④Starship - 『It's Not Enough』
売れる曲だよ
コーラスの重ね方も美しい
そしてソフトな旋律を歌うパワフルなロックヴォイスに圧倒される
アメリカは名実が揃わないと売れない


⑤Rainbow - 『Can't Let You Go』
しょーもないPVのイメージが強いのですが
ジョー時代ならではのメロウな一曲
ギターソロの盛り上がり方もイントロのキーボードも
魅力的な歌メロも全てが素晴らしい
多くのバンドの手本になりましたなぁ
PVも演奏シーンはカッコいいのよ
魔術師リッチーの力で闇の世界から蘇った
白塗りのジョーってなんだ(笑)

⑥Bon Jovi - 『The Hardest Part Is The Night』
沸々と燃え盛るようなロックフィーリングと
叙情味が巧みに融合した一曲
AC/DC風だったのはプロデューサーの影響なのかな?


⑦China - 『Middle Of The Night』
少々狙いすぎだが素直に楽しみたい
バンドを代表するメロディアスなメジャーロック


⑧Dare - 『Abandon』
カッコええわ
クールに燃えるぜ
これぞメロディアスロックですねぇ
嫌みのない洗練度がたまらん


⑨Tyketto - 『Forever Young』
これも叙情派マニアなら聴いて欲しい名曲ですね
このバンドにはこの路線を突き詰めたアルバムを作って欲しかったなぁ


⑩Dakota - 『Into The Night』
甘酸っぱいなぁ
大人の女性に恋をして振られた気分です
サラリと流れそうな軽めのサウンドプロダクションは
ダイハードなメタルマニアの耳にはソフトすぎるでしょうが
歌モノマニアならキュンとくるでしょうねぇ




708. 失恋船長 (2019-03-05 21:00:58)

『SHOUT DRUNKER坂本英三ANTHEM編』10選 

①IN THE DEAD OF NIGHT - 『HERALDIC DEVICE』
妖艶なメロディラインを弾く清水のギターとメタルなリフワークも印象的
そして我らが英三が柔軟かつパワフルに歌い上げた


②GET AWAY - 『BURNING OATH』
坂本英三の不器用だが魂を焦がす熱唱も耳を惹く
清水のメロセンス溢れるソロも圧巻
高浜のキーボードもエエ仕事をしている
このアルバムで坂本英三はやりきっただろう



③Ignite - 『Immortal』
この荒さも坂本節だ
崖っぷちのレコーディング
坂本英三のギリギリの歌入れが想像出来る


④The Innocent Man - 『Seven Hills』
この世界観が大好きです
こういう曲と向き合うまで成長した英三も頑張った
粗めの歌唱スタイルも英三節
森川はもっと完成度高いからね
その粗挽きさが英三の良さでもある


⑤LIVING PROOF - 『HERALDIC DEVICE』
このグルーブが心地よい
へヴィなバックに負けない坂本英三の熱唱
かれの歯ぎしりまで聴こえてきそうだ
アンセムお得意のナンバーだからこそ歌は重要ですよ
清水はセンスのあるギタリストだ


⑥HEAT OF THE NIGHT - 『BLACK EMPIRE』
アンセムにおける坂本英三の新たなる代表曲だろう
アッパーだが親しみやすいメロディを導入した名曲
だから英三節も映える
この危うさMAXの燃え滾るギリギリの歌がイイのだ




⑦WALK THROUGH THE NIGHT - 『BLACK EMPIRE』
甘いトーンを操る坂本英三の歌もバッチリとハマっています
こういうタイプの曲をブっ込んでくるのが再結成アンセムの強み


⑧CONTAGIOUS - 『HERALDIC DEVICE』
再結成後はこのパターンの曲が増えた
その中で硬軟交えた英三節が完成度を高めた
両者にとってこれ以上のマジックは生まれないと感じたのも事実
誰も悪くない
これが現実なのだ
その中で鮮度の低い楽曲を英三が押し上げた
HERALDIC DEVICEのパフォーマンスは坂本英三のキャリアハイとも言えるだろう



⑨LADY JADE - 『THE VOICES』
荒れ気味の英三だが
日本的なメタルソングを歌わせたらピカ一だ
森川ヴァージョンも聴きたいねぇ



⑩Blast - 『Blast』
映画変態仮面でお馴染みの曲です
今となっては千眼美子事件の方がイメージがデカイ
事務所に鼻とか直してもらったのにね
あらゆる困難を乗り越えたアンセム
この曲はそういう意味でも節目になる時期に出た




709. 失恋船長 (2019-03-06 22:21:01)

『有名どころで楽しもうスラッシュ』10選 

①Slayer - 『Angel of Death』
スレイヤーの名を一般的に認知させた曲だろう
ライブでも重要なレパートリー



②Sodom - 『Agent Orange』
ソドムの代表曲に推す人も多いだろう
ブラッケンドな暴虐性
スピーディな突貫スラッシュ
しかしスリリングな展開は超クール
イイ意味で洗練されすぎてないところがカッコいい


③D.R.I. - 『Abduction』
ルーツをスラッシュにして作り上げたスラッシュ
起伏を設けスピードだけに押し切らないのも耳に残る



④Annihilator - 『Burns Like a Buzzsaw Blade』
トリッキーなフレージングが耳を惹く
アルバムの中では埋もれがちだが
こうして曲単位で聴くと他のバンドとは
明らかに趣向が違うバンドサウンドを聴かせていた
ジェフ・ウォーターズの非凡な才を感じられる一曲


⑤Coroner - 『Semtex Revolution』
91年にリリースのアルバムの為にチョイとモデルチェンジしている
それでもこのバンドだからこそ味わえる
ミステリアスなムードの中に捻じ込まれる知性的恐怖
大胆に走らなくともスラッシュサウンドを楽しめる事を教えてくれた

⑥Dark Angel - 『Merciless death』
ハイテンションかつスピーディー
イントロでチョイとした小技もあるが
一気呵成に突っ走る突貫スラッシュを披露
身も蓋もありゃしません


⑦Anthrax - 『Skeletons in the closet』
このリズムが癖になりますねぇ
キャッチーな歌メロも耳を惹きます
アルバムの中盤ってのも絶妙な配置でした
次は名曲「Indians」なんでね



⑧Metallica - 『Motorbreath』
初期ならではのクールなサウンドが楽しめる
こういうパンク的なスタンスに
正統性の強いメタルテイストを絡めるセンスが素敵


⑨Whiplash - 『Power thrashing death』
トゥルルルル~ってギターリフも気になるわぁ
荒削りな突貫スタイルも懐かしい
色んな意味で破天荒なサウンドは頼もしい限りだった


⑩Destruction - 『Bestial Invasion』
まだまだ荒削りだった初期のアルバムから
この時代でしか出せない勢いとノリが楽しめる
整合性など糞喰らえ
メタル第三国と目されていたジャーマンシーンから
強烈なスラッシュバンドが登場したことを知らしめた




710. 失恋船長 (2019-03-08 18:54:02)

『AORなロッカバラードを楽しみたい』10選 

①Hugo - 『So Many Tears』
ヒューゴの声質を生かしたジャーニー風の産業ロック
泣かせ具合も上々の胸キュンナンバー


②Joe Lynn Turner - 『Cant Face Another Nigh』
ジョーらしいフィーリングのある歌が素晴らしい
ジョーが歌うバラードの中ではこれがベスト


③Heartland - 『Paper Heart』
エモーショナルな歌声が熱い
洗練された手触りは裏でなるキーボードによることろも大きい
良く出来た曲だ


④Drive, She Said - 『Think Of Love』
ええねぇ
味わい深いねぇ
大人の一曲です
若い頃なら絶対に聴かなかったタイプの曲を今は喜んで聴くなんてね
ホントに分別の付く前に調子に乗って
分け分からん事は言わん方がよいなぁとつくづく思う


⑤Gary Hughes - 『It Must Be Love』
洗練された歌モノロック
この手の曲を調理するのが上手いです


⑥Nazareth - 『Love Leads to Madness』
ハードブギー一直線の男達による洗練された歌モノナンバー
大地に夕日が沈みこむような刹那と大自然の雄大さを感じます
こういうスケールの大きさとベタさが武器になるのは
年季の入ったバンドだからでしょう


⑦Mark Free - 『Hard Heart To Break』
艶やかで張りのあるクリアーな歌声が魅力のマーク・フリー
こういう曲だからこそ歌の強さが楽曲を引っ張っています


⑧Le Mans - 『Love Lies』
哀愁ですなぁ
いい意味で路線変更に成功しています


⑨Benny Mardones - 『Into the Night』
洗練されていますねぇ
大人のロックです
ちょっと狙い過ぎですけどね
そのお手盛り感がチョイとね

⑩Strangeways - 『Goodnight L.A.』
歌が上手い
これだけ歌えたら気持ちがいいだろうねぇ
日本からは生まれないタイプのシンガーだよ




711. 失恋船長 (2019-03-09 13:26:14)

『有名どころで楽しもうスピードメタル』10選 

①HELLOWEEN - 『Walls Of Jericho + Ride the Sky 』
初期ならではのパワフルかつ荒々しいサウンドが楽しめる
この路線を突き詰めて欲しかった
ソロはパッと視界が開け飛翔するのもこのバンドらしい


②IRON MAIDEN - 『Purgatory』
これも初期ならではの荒々しさがカッコいい
クールでソリッドなメイデンサウンドは
メタル界への王者に登りつめるに相応しいバンドだった


③RACER X - 『Street Lethal』
パワフルかつスピーディー
音質はイマイチだがスピーカーを突き破るような
アグレッションとスピーディーなサウンドはインパクト大
シーンにポール・ギルバートの名を轟かせた


④Crossfire - 『Second Attack』
欧州的なメロディとスピード命の音楽性
洗練されたバンドではないが
この底を見せないパワーとスピードに特化した音楽性は実に魅力的だった



⑤Motorhead - 『Burner』
この重さが超カッコいい
ヘヴィなリズムが重心低く駆け抜ける
これぞモーターヘッドな魅力に富んでいる


⑥Grave Digger - 『Headbanging Man』
徹底的にやりきっている為に
バカバカしさも感じられるが
このバンドは真摯な姿勢で向き合っている
これがこのバンドの持ち味なのです


⑦Anthem - 『Victim in Your Eyes』
我が国を代表するパワーメタルソング
日本語詞でも海外のマニアをノックアウトした
この曲はバンドの名をマニア筋に知らしめた代表曲である



⑧Dr Mastermind - 『Domination』
ド派手に突っ込んでくる疾走ナンバー
ギターソロもとにかく派手派手だ
スピードメタル好きには知ってもらいたいバンドだね

⑨Agent Steel - 『Bleed for the Godz』
スラッシュ半歩手前といったところか
過激サウンドだが歌はメロディを追いかけしっかりと歌い上げる


⑩SAVAGE GRACE - 『Into The Fire』
スピードメタルマニアにとっては重要なアイコン
クリスチャン・ローグのスリリングなギターは今でも新鮮である
スピーディーかつパワフルなサウンド
アメリカのバンドらしいドライさと
欧州的なメロディセンスが巧みに融合されていた




712. 失恋船長 (2019-03-13 21:08:59)

『胸キュンロック』10選 

①Dakota - 『Runaway』
ダコタのランナウェイも哀メロ派は必聴ですよ
甘酸っぱい泣かせの叙情派サウンドにキュンキュンです
乙女心が芽生えそうです


②Chris Thompson - 『Secrets In The Dark』
Glasgowに提供した曲を自身でリメイク
コチラの方がシックリきますね
Glasgowが売れる為に採用した曲なんだろう
あのバンドのイメージにないもん
爽快感たっぷりの哀メロに癒されます

③Return - 『Room In Your Life』
ベタに敵う者なし
広がりのある展開も含めお約束です
こういうタイプの曲は北欧ならではですね

④W.A.S.P. - 『Wild Child』
哀愁のブラッキー節に泣かされる
このパターンを何度もこするとは思わなかったけどね
何度聞いてもキュンとさせられる



⑤Vixen - 『Love Is A Killer』
女らしさが全開なんだよなぁ
男には出せない色艶が魅力
ベタだがそれでいいと思える展開も魅力

⑥Nozomu Wakai’s DESTINIA - 『Love To Love』
Fukiちゃんの切ない歌声がバッチリハマっています
色んなバンドで歌っていますが
このアルバムの彼女がベストでしょう
彼女なくして成立しない哀愁の胸キュンメタル
日本人で良かったと思える一曲です



⑦Dokken - 『Prisoner』
ドンの魅力的な歌メロが素晴らしい
ハードでメロウなドッケンサウンド
こういうタイプの曲は純度100%のアメリカでは生まれない
だからドッケンは魅力的なバンドだった


⑧Saxon - 『Hold On』
サクソンの胸キュンポップロック
嫌味も消え見事に消化させた名曲だ
世間的には共感されないだろうが
個人的には何度きいてもホロリとくる
あっさりのフェイドアウトがチョイとね

⑨Femme Fatale - 『Falling In & Out Of Love』
キュートに弾けるハードポップサウンド
妙に女を売り出された彼女
そのイメージが色もの感を誘発させたのなら残念
ヒットの可能性を秘めた良い曲だ


⑩Stage Dolls - 『Love Cries』
甘ーいやつです
ポップで軽やかな甘口ソングです
それがこのバンドの売りでした
優等生すぎるんですがね




713. 名無し (2019-03-14 19:22:16)

↑②はマジですか?
あのG lasgowですよね。「041」アルバムを1枚発表しただけのヘナチョコバンド(笑)。
あれって、メンバーが作った曲じゃなかったんだ。
確かに爽やか系に分類されるべきサウンドですね。
彼等の演奏がショボ過ぎて、そういう印象は希薄ですが。
ビックリです。
めたる慶昭スマホから


714. 名無し (2019-03-14 19:23:56)

失礼、胸キュン系とも言えます。


715. 失恋船長 (2019-03-17 17:23:26)

『胸キュンロック』10選 

①Drive She Said - 『Think of Love』
産業ロックと揶揄されようが
わしゃ素直にこういう曲でキュンとなります
普遍的な魅力の一曲
時代を超越してこその名曲ですよ



②Survivor - 『When Seconds Count』
唄い出しがすっきゃでぇ
反則技のお約束ソング
でもキュンとなりますよ


③Krokus - 『Winning Man』
熱く心を濡らすぜ
マークのシワガレヴォイスに胸キュンです
Hardwareヴァージョンでお願いします


④Triumph - 『Somewhere Tonight』
麗しの美旋律が胸に響きます
何故か日本で売れなかった
日本人好みの技巧派バンドだったのにねぇ

⑤Driver - 『l Believe in love』
無理をしないハイトーンも魅力
ロブ・ロックの美声とリリカルなメロディ
ロイZとロブの共演が花開いたバラード


⑥Shy - 『When The Love Is Over』
美しいなぁ
これは美しいメロウな曲ですよ
何度聴いても心に小雨を降らせます
泣かせキュンですよねぇ


⑦Cheap Trick - 『Wherever Would I Be』
大衆性も加味された洗練度
そしてスタンダードなロックの響き
そりゃアメリカで成功するわなぁ


⑧House Of Lords - 『What's Forever For』
歌が上手いよ
ポップロックにハンパないエモーションを加味させている
深みが増して聴こえるのはジェイムスの歌声あってこそ

⑨Firehouse - 『All She Wrote』
本格派のエエバンドだったなぁ
売れる要素もあるのにチャラついてなかったヒ火がつきそうな熱くエモーショナルな歌声なのにクールさもある
だからこその曲調となるんだろう
何度聞いてもグッとくるんだよねぇ


⑩Damn Yankees - 『High Enough』
ジャンル不問
殿堂入りのロッカバラード
不滅の名曲だろう




716. 名無し (2019-03-18 19:04:53)

③ は後にリレコーディングしましたよね。(「Heartattack」だったかな)
そちらの バージョンも捨て難いですぞ。
めたる慶昭スマホから


717. 失恋船長 (2019-03-23 12:59:43)

『胸キュンロック』10選 

①Vixen - 『How Much Love』
必殺のキラーチューンだよなぁ
彼女たちのイメージにピッタリな
胸キュンハードポップナンバー
歯応えもあるからねぇ


②Gotthard - 『Feel What I Feel』
やったなぁ
やりやがったなぁ
売れ線志向だろうがベタだろうが
こういう曲をやれるのが魅力のバンドでしょうよ

③聖飢魔II - 『Teen Age Dream』
甘酸っぱい恋模様を唄った哀メロポップナンバー
閣下の歌声も胸に迫ってきます
ドラムアレンジが好きですねぇ
うるさく感じさせないが存在感がある
一般層に聴いてもらう努力の賜物でしょう

④User of a common name - 『To Feel』
病気を理由に短命に終わったグループ
オルタナティブでメロディアス女性ロックだった

⑤Foreigner - 『That Was Yesterday』
これもジャンル不問の名曲だろうなぁ
質の高いメロディアスロックです


⑥Stan Bush - 『Two Hearts』
AORロックマスターのスタン・ブッシュ
なんで日本でうけなかったんだろう
泣かせの名手ですよ


⑦Le Mans - 『Love lies』
80年代ならではの美点が詰まった叙情派ロック
嫌みのない洗練度の高さが美しい



⑧EUROPE - 『Love Chaser』
今ではやらないタイプの一曲
ポジティブな空気に包まれたメロディアスハード
これもヨーロッパの魅力だ

⑨Scorpions - 『Passion Rules The Game』
硬派なロックスタイルと大衆性
そしてヨーロピアン調の叙情性
こういう空気感は80年代後期ならではの魅力


⑩38 Special - 『Somebody Like You』
爽快感と土着的なアメリカンさが絶妙なサウンド
ほど良く洗練された38スペシャルならではの味わいだ
若い頃は受け付けない曲だが
今では箸休めに丁度よいです




718. 失恋船長 (2019-03-24 21:02:56)

『29日まで待てないANTHEM』10選 

①Immortal Bind - 『Nucleus』
海外のマニアをノックをアウトするであろう
この名曲を引っ提げドイツのフェス頑張ってください


②Black Empire - 『Nucleus』
雰囲気バッチリ
単なる焼きわましではないのが素敵だ
坂本ヴァージョンも素晴らしいが
空気を変えた森川は凄い


③Bad Habits Die Hard - 『Gypsy Ways』
全編英詩によるヘヴィかつメロディックなミドルナンバー
アンセムらしい叙情性とヘヴィなサウンドは
新たなる可能性を示唆した



④Eternal Warrior - 『from LIVE CIRCUS 2016』
シングルのカップリング
このライブヴァージョンを聴き
リメイクがどのように変貌するか興味を尽きない
ここで聴ける森川の歌唱は素晴らしい



⑤Awake - 『from LIVE CIRCUS 2016』
タイトなリズムがカッコいい歯応えのあるミドルナンバー
色気のある森川節もハマっています
清水のギターは言うに及ばず上手い


⑥ARE YOU READY? - 『BEST』
指紋の跡がベタベタに付きまくる
ゴールドジャケのベストに収録されたパンキッシュなナンバー
確かHUNTING TIMEのボツ曲だったはずだ


⑦Gold And Diamonds - 『ANTHEM WAYS』
耳を惹くリフワーク
柴田直人主導ではあるが
メンバー間の強さを感じさせる
このメンツには確実にマジックはあった
妖艶な今作を聴くとつくづく思う


⑧Shadow Walk - 『ANTHEM WAYS』
アンセムの森川といえば真っ先にこの曲を思い出す
ギターソロも含め是非ともリメイクして欲しい
ここでは島紀史ヴァージョンを聴きたい
中間が抜けていなければこうなったという思いも含め
素晴らしいヴァージョンだ
そして森川のメロディアスだが獣性を帯びた歌唱スタイルも極まった感を強く抱かせる


⑨In the Chaos - 『Absolute World』
うねりを上げるタイトでヘヴィなリズムの波状攻撃
森川の歌も更なる迫力を加速させる
ヘヴィなのにメロディアス
流石の一曲である


⑩Love of Hell - 『Absolute World』
個人的には大好物な一曲
抑え気味の歌唱もムーディー
ライブで聴いた時も酔いしれたねぇ
今後もアルバム毎に収録して欲しいタイプの
叙情派メロディアスHM/HRの名曲中の名曲
バンドの一体感もエグイ




719. 失恋船長 (2019-03-28 20:02:11)

『北欧オーロラハードポップ』10選 

①Alien - 『In The Dead Of Night』
キラキラ輝いていますなぁ
キーボードもポップに踊っています
哀愁度とハードテイスト
軽めの音質も狙い通りか


②Broke(N)Blue - 『Heaven In My Hands』
甘いねぇ
そして涼やかです
それが北欧なんですよぇ
懐かしい空気をふんだんに含んだ2001年の作品です


③Crystal Pride - 『Knocked Out』
軽やかなキーボードとハードさが絶妙です
色んな意味でバンドのあり方を雄弁に語っている
この曲だけの一発屋感が香ばしい
アルバムの方向性を定められなかったのが痛かった


④Erika - 『Made Of Stone』
ちょっぴり切ない北欧ハードポップ
オシャレな仕上がりは評価を分けそうですが
歌モノマニアならグッとくるでしょうね


⑤Silver Mountain - 『Paris』
まさにパリスな曲調ですね
バラの宮殿をイメージしています


⑥Thomas Vikstrom - 『Two Worlds Apart』
心のスッと入り込んでくる素直なメロディ
トーマスの高い表現力が涙を誘います
珠玉のバラードですよ


⑦Tindrum - 『Hello,The World Is Callin'』
コーラスの重ね方もゴージャス
胸キュン哀メロですねぇ
大映ドラマです


⑧Treat - 『Take me on your wings』
叙情的なフレーズとポップフィーリングが
嫌味なく溶けなっています
この手の曲を上手に料理するバンドですね


⑨Tone Norum - 『Point Of No Return』
歌い手として成長したトーン・ノーラム
彼女の酸味の効いたスイーツのような歌声を楽しみましょう


⑩T.N.T - 『Northern Lights』
満点の星空
そして天かける流れ星
美しいロッカバラードです




720. 失恋船長 (2019-04-02 12:54:19)

『80年代でいこう』10選 

①Armored Saint - 『March of the saint』
鎧のコスチュームに身を包むバンド
そのイメージを増幅させるドラマティックなイントロ
どこか一発屋の空気を漂わせているが
この曲は80年代のメタルシーンに足跡を残した名曲であろう


②Warlock - 『I Rule The Ruins』
キレのあるカッティングも懐かしい空気を演出
ドロの妖艶さも活かされた歌声がたまらん
硬軟交えたバンドを代表する一曲
剛球路線からの脱却を試みたアルバムならではの出来栄え
だから80年代感がプンプン漂っている

③W.A.S.P. - 『Wild Child』
この曲のアイデアは後年に渡り
何度もこすり倒されている
ブラッキー節が堪能できる叙情派ナンバー
ライトな質感はアメリカン印満載だ

④Motley Crue - 『Kickstart my Heart』
ノリの良いアッパーなロックナンバー
かつては下手クソの代名詞のようなバンドだったが
ここで聴ける一体感にその面影はない
名実ともにアメリカで成功を収めたバンド
このノリはその勢いを見事にパッケージしている



⑤M.S.G - 『Desert Song』
グラハムのメロセンスがマイケル節と融合している
両者の可能性の大きさを感じさせるが
例のポロリ事件で瓦解した
このプロジェクトもう一度真剣にやってほしい
エモーショナルなマイケルギターに胸キュンだ

⑥Killer Dwarfs - 『Dirty Weapons』
チョイとした不良ぽさもある真面目なハードサウンド
ロック然としたワイルドさに絶妙な大衆性を加味させている
いかにも80年代的硬派なメジャーロックの音だ

⑦Loudness - 『Gotta Fight』
名曲Crazy Night風のノリのよい一曲
Bメロからサビの流れが好きですね


⑧Billy Idol - 『Rebel Yell』
反逆のアイドル
ビリー・アイドルのヒット曲
ジャンルを超越したスタンダードな一曲でしょう
ギターのワイルドでシャレが効いています


⑨Judas Priest - 『Rock Hard Ride Free』
80年代ですねぇ
ヘヴィメタルの夜明けが見えます
硬軟のバランスを巧みにとっています
無駄のない楽曲が詰まったアルバムだったなぁ


⑩Saxon - 『I Can't Wait Anymore』
ライトなファンからボロクソ言われてた時期のサクソン
彼らがあえてやらなくてもよい曲なのだが
良いものは良い
アメリカンナイズドと散々叩かれたのに
この曲を含めアルバムの評価は悪くない
これほどアメリカンなのに何故なのだろう?
と訝しい気分になるのだが
理由はいたってシンプルでBURRNで評価が高いからだ
アメリカンナイズドって何?
と心の底から思ったのは言うまでもない
世の中は信用に足らない嘘くさい奴が多すぎるよ




721. 失恋船長 (2019-04-10 16:28:45)

『疾走ナンバーで駆け抜けろ』10選 



①Running Wild 『Fight The Opression』
剛毅に打ち鳴らされる疾走ナンバー
この剛直さがロックンロルフ率いるバンドの魅力だ


②Aria   『Patriot』
勇壮なメロディが駆け抜けるロシアンメタル
このガッツ溢れる疾走感がロシアの皇帝たる所以


③聖飢魔II   『地獄の皇太子は二度死ぬ』
これぞヘヴィメタルな一曲
伝統的格式を踏襲する美意識溢れる疾走ナンバー


④Weapon   『Set the stage alight』
刺激的なリフワークが耳を惹きます
勢いだけじゃない情緒のあるメロディが好きですね
NWOBHMの中でも隠れた名曲として知られていますよ


⑤Wild Dogs   『Man Against Machine』
ド派手に突っ込んできます
USパワーメタルバンドならではのドタバタ感もたまらん

  
⑥Exciter    『Violence & Force』
初期衝動を突き上げるスピーディーな展開
青臭さも逆に魅力に変える清さがカッコいい


⑦Loudness    『Esper』 
最近は全く聴かなくなったが
メタル初心者の時代はスピーカーに齧り付いていましたね
初期ラウドネスを代表するスピードメタル

⑧U.D.O.    『Restricted Area』
ギャングコーラスも耳を惹きます
適度な疾走感とキャッチネスさも上手くハマっています
ワイルドな雰囲気もバッチリだ


⑨Twisted Sister    『Stay Hungry』
裏街道を走り抜けるクールな疾走ナンバー
このバンドの本質はこっちでしょう
ビックをヒットが本分を見失わせましたね


⑩Tarot   『Angels of Pain』
妖しくなまめかしい黒光りサウンド
癖の強い唄もハマっている
こういうキラーナンバーを沢山持っている優秀なバンドだった




722. 失恋船長 (2019-04-12 16:47:04)

『疾走ナンバーで駆け抜けろ』10選 


①Halloween 『Busted』
音質は最低だが燃え滾るメタルスピリットに火傷しそうです
売れ損ねたUS産の正統派HM/HRバンド
シアトリカルなステージも含め一度は見てみたいバンドだった


②Stormwarrior   『Heavy Metal Fire』
メタル愛溢れるコテコテのメタルソング
初心に帰りますなぁ

③Steffanie   『Survival In The Streets』
鋭く切れ込んでくる疾走ナンバー
硬軟交えた展開にも隙がない


④Sniper   『Fire』
もっとも復活して欲しい名古屋のバンド
曲名通り熱く燃え上がります


⑤Thin Lizzy   『Thunder And Lightning』
男臭い屈強なリフワークも耳を惹きます
シンプルだが後続のメタルバンドに与えた影響は大きい

  
⑥Riot    『Thunder Steel』
ライオットと言えばこれと推すマニアも多いでしょう
劇的ともいえるスピード感を煽る展開が美しい


⑦Savage Grace    『Bound To Be Free』 
弾け出されるベースに導かれ疾走する一曲
スリリングな展開も耳を惹きます
もっと認知されるべきバンドだ


⑧Saber Tiger    『No Fault / No Wrong』
キレまくるツインリード
叙情的な歌メロが耳を惹きます
久保田陽子は優れたメロディメイカーだ
この時代のサーベルは最強だった


⑨Hard Gear    『Freezing Face』
引っ掛かりのあるリフも耳を惹きます
メカニカルなサウンドも魅力
渡辺徹も癖の強い歌声で応酬
メロディアスだが歯応えのある力強さが魅力


⑩Anthem   『Steeler』
初期を代表する疾走ナンバー
坂本英三の声も可愛い
起承転結のある展開が好きですねぇ




723. 失恋船長 (2019-04-15 13:33:34)

『意外性の山倉です』

①Motley Crue 『Red Hot』
モトリークルーもこういうタイプのスピードナンバーもやってました
らしくないのですが好きですねぇ
ギターソロもミックらしくないのが斬新
意識してたんだなぁ

②Great White   『Out of the Night』
ZEP仕込みのブルージーなサウンドで成功したバンド
でもデビュー作は正攻法で迫るガチンコの硬派なL.Aメタルだった
シャープに切れ込んでくる今作を聴けば印象も変わるでしょうね


③Ratt   『Sweet Cheater』
ストレートに駆け抜けるラットンロール
どうしてもBack For MoreやRound And Ronud等の
アメリカ人このみのグルーヴィーなロックナンバーで
成功を収めた為に
こういうタイプの曲を披露する機会を失っていた
これが本来のラットとも言える曲でしょう

④Journey   『Edge of the Blade』
バラードタイプの曲が売れた為に
どうしてもラジオ向けのバンドと侮られるが
高い演奏力に支えられたサウンドは評価に見合うだけの称賛を得られていないと思う
売れる曲を世に送り出し期待に答えるのは至難の業だ
しかも自分たちが開拓者でもある
こういうメロディアスかつハードでアーバンな曲をやっても様になるのがジャーニーの魅力だ


⑤Accept   『Break the Ice』
ウドを首にしてまで手に入れようとしたアメリカでの成功
その決断は苦渋の末だったことはEAT THE HEATリリースの後の空中分解で理解できだが
この曲はそんなバンドの可能性を広く知らしめる一曲
ソフトケイスされようともシャープに切れ込んでくる
様に彼らのメタルスピリットと気概を感じる
  
⑥Savatage    『Power of the Night』
メジャーシーンへ勝負をかけるべく音楽性を変更
それまでのダークテイストを捨ててシャープなアメリカンロック路線を打ち出した
趣向は変われどパワフルかつメロディアスな今作は
キャッチーで明快なサウンドになりますよと
高らかに宣言している

⑦McAuley Schenker Group    『Save Yourself』
時代に擦り寄ったのに前作で大コケしたマイケル
相棒のロビンのせいにするファンもいたが
根本的原因はマネージメントだろう
今作収録のアルバムも中途半端な路線ではあったが
オープニングを飾る今作は気合の入り方が違う
マイケルの鬼気迫るスリリングなギタープレイは
今まで以上にテクニカルかつ攻撃的だった
らしくはないが新しい可能性を示唆した
そして次のアルバムでもっとコケた(涙) 

⑧Impellitteri    『Power Of Love』
世間的に大失敗したと烙印を押される2nd
個人的には似たような作風を連発したアルバムの方が支持できないが
2nd失敗最大の要因は意識して速弾きを抑えた事だろう
メロディアスかつキャッチーな今作を聴き
ソロは全開でイッテ欲しいとは思わずにはいられない
ロブ・ロックの歌メロも魅力的で大好物な一曲
アルバム全体も精鋭を欠いた面はあるが悪くないんだよなぁ


⑨Loudness    『Clockwork Toy』
渡米してリリースされた1発目のアルバムから
撃剣霊化からの路線変更に少なからず落胆したファンはいたが
アメリカン路線も十分支持できる内容ではあった
そんなヨーロピアン調のサウンドを欲するファンにとっては
この曲はいいとこ取りの隠れた名曲だ
スリリングなソロなど何度聞いてもゾクゾクさせられる
そして欧州風味であることが何よりも嬉しかった
LIKE HELLもそういう期待に答えている


⑩Pretty Maids   『Attention』
ソフトケイスされたと評判が悪い『Jump The Gun』
個人的には剛球一直線ではない柔軟さとメロディセンスの良さを際立たせるアレンジの妙に唸らされた
前作でも間口を広げていただけに驚いてもいない
世間的な評価の悪さから敬遠されがちだが
この曲のドラマ性と疾走感は今作ならではの名曲だろう
パワフルかつメロディアスなバランス感覚の秀逸さに
プロデューサー選びも間違いではないと確信した




724. 失恋船長 (2019-04-17 17:13:53)

『疾走ナンバーで駆け抜けろ』10選 


①Aion 『H.A.R. (Human Affective Revelation)』
音質は良くないが過激に疾走するスラッシーな一曲
Deaththrash Boundヴァージョンです
スピーディかつメロディアスなソロも刺激的です

②Acid   『Demon』
ベルギー産の古参スピードメタル
短命に終わった為に今となっては知る人は少ないが
爆音R&Rメタルに甘めの女子ヴォーカルが絡むのは斬新だった

③Black Sabbath   『Digital Bitch』
今聞いてもイアン・ギランとサバスの融合はエキセントリックだ
だからこその相乗効果がこの曲に現れている
Trashedと込みのPVは珍品集として必見である

④Blacklace   『Speed of sound』
曲名通りスピーディーな一曲
お約束感満載が逆に心地よい
紅一点の女性シンガーもアクセントになっている


⑤Damzell   『Head Bangers』
男臭い屈強な鋼鉄サウンドを轟かせます
福岡産の剛直メタルバンドは貴重な存在だった

  
⑥Fast Draw    『パンチパーマ』
人を喰ったような歌詞とタイトルが微妙な空気を生み出します
音を聴けばそんな疑念は吹き飛ばされますが
でもロリータコンプレックスや農協ツアー
ドラ息子などキツイよ
曲はカッコいいのにね損してますがなぁ

⑦Kruiz    『Knight Of The Road』 
長めのイントロがもったいつけますねぇ
爆裂する癖も強めのロシアンパワーメタル
気がつけば覚えやすいリフレインのサビを歌い上げていますよ


⑧Mephistopheles    『You Keep On Driving』
癖の強い梅原ROBの歌声がエグいっす
次のシーンを似合うバンドとして期待されたが
80年代に成功を収められなかった
ここではHEAVY METAL FORCEヴァージョンを聴きたい


⑨H-Bomb    『Le Loup』
欧州的なメロディセンスが感触を柔らかくしています
ゴリゴリの暴走R&Rメタルナンバー
このヤサグレ感と哀愁美が魅力です


⑩Anvil   『Mothra』
この曲大好きですねぇ
アンヴィルらしい下品さも音に滲み出ている
攻撃的なメタルソング
ゴジラじゃなくてモスラなのが最高ですよ




725. 失恋船長 (2019-04-21 16:09:12)

『坂本英三ANTHEM』

①BOUND TO BREAK 『BOUND TO BREAK』
自分の人生を決定づけられた思い出深い名曲
それまでも何度か雷に打たれたような衝撃を受けてはいたが
思春期のワタクシにとってこの曲は一番悶絶させられた
坂本英三の唄も非難されるレベルとは思えなかった
当時多くのメタル仲間からアンセムは止めておけ
唄が酷いと言われていたのを覚えている
皆に内緒で聴き死ぬほどのカッコいいと思った
歴史的アルバムのオープニング
魂を焦がす坂本英三の唄
起承転結のあるソロ
どれも一級品だ


②HEAT OF THE NIGHT   『BLACK EMPIRE』
坂本英三のベストテイクの一つだろう
間口を広げたアンセムサウンド
生々しい英三節も逆に魅力を押し上げている


③LIFE GOES ON   『ETERNAL WARRIOR』
悲壮感溢れるギリギリの絶唱と
甘いトーンを使い分ける英三節
こういう世界観を出せるのも坂本英三の魅力だ
清水のギターも泣かせます

④BLIND ALLEY   『HERALDIC DEVICE』
坂本英三の甘さが上手く溶けあっている
帰りの燃料積んでない大和魂も魅力だ



⑤IN THE DEAD OF NIGHT   『HERALDIC DEVICE』
妖しげに曲調に乗る英三節
自分はこれしかできませんという不器用さも好きです
森川の方がハマるだろうけどね

  
⑥Black Eyed Tough    『The Show Carries On!』
精魂込めて歌い上げる英三節
大内の走り気味のドラムもライブならでは
この臨場感を楽しもう
上手い下手では計り知れないパワーがある
柴田師匠は満足しないだろうけどさ


⑦Turn Back To The Night    『Anthem』 
シンリジィからの影響も強い一曲
可愛い英三の声に笑みもこぼれます
これから成長を遂げる坂本英三
彼の弛まぬ鍛錬を非難出来るものなどいないだろう


⑧Grieve Of Heart    『Seven Hills』
再結成第一弾アルバムから
グレイの曲をアンセムがアレンジしたような多様性のあるメタルナンバー
このバランス感覚が秀逸なのだ
成長を遂げ帰還した坂本英三の魅力を堪能して欲しい
硬軟交え哀愁を湛えた歌声も悪くないぞ



⑨SHED    『READY TO RIDE』
1stアルバムから別人のような印象を与える唄が聴ける
まだまだ青臭いが厳しいツアーの合間を縫って
完成させた渾身の歌入れだったんだろう


⑩Steeler   『Live' Melt Down』
実際のライブではさっぱりの英三だが
シャウト一発に掛けたメタル人生
こういうストレートなメタルソングを唄う
坂本英三の不器用さが大好物です
聴き飽きた曲なのに結局
最後は拳を振り上げてるもんなぁ
ワタクシは坂本英三が大好きです




726. 失恋船長 (2019-04-23 18:16:04)

『乾いた大地に潤いをポップでキャッチーなメロディアスロック』10選

①Rick Medlocke And Blackfoot 『Reckless Boy』
シンガーであるリックの唄を前面に押し出す形でリ・スタートを切った
これもメタルバブルに浮かれるシーンへの適応だったんだろう
その成果はジャンル不問と言える音楽性に変更することで結審が付いた



②Virginia Wolf   『Livin' On A Knife Edge』
洗練されたメロディアスHM/HRサウンド
この哀愁美とシリアスさ加減に英国を感じます


③Fiona   『Hang Ypur Heart On Me』
甘く切ないメロディと感傷的な気分にさせる唄声
彼女の魅力を端的に伝える哀メロナンバー


④Zebra   『Tell Me What You Want』
癖も強めのランディ・ジャクソンの歌声も上手くハマっています
メロディアスかつハードなサウンドは
拘りのアレンジと高い演奏力に支えられており
派手さよりも堅実なスタイルでじっくりと聴かせてくれます


⑤Great White   『Save Your Love』
泣かせの名バラード
出だしから泣かせまくりだ
抑え気味の歌も爆発する中盤も
そしてエンディングへと向かう展開も素晴らしい
泣かせの大円団である

  
⑥White Lion    『Wait』
冷やかで感傷的なメロディなのに
べったりと絡みつかないのが魅力
良い意味で大衆性を持ったバンドだった
ギターも巧者だけにヒットを予感させる


⑦Winger    『Headed For A Heartbreak』 
単なるラジオ向けのバラードで終わらない
拘りのアレンジとセンスが光る
名手が揃ったバンドは聴かせ方が上手い



⑧Talk Of The Town    『You've Got Your Dreams』
瑞々しいねぇ
北欧産ならではのハードポップサウンド
極上の癒しが訪れますね



⑨Pretty Boy Floyd    『I Wanna Be With You』
青春時代を想起させる曲調
この青臭さと甘酸っぱい雰囲気が好きだ

⑩Eric Martin Band   『Just Another Pretty Boy』
MR.BIGで成功する前のソロから
カラッとしたアメリカンロックではなるが
どこかキュンとさせるメロディがある
1983年の作品ではあるが
唄の上手さは既に確立されていた




727. 失恋船長 (2019-05-21 17:06:53)

『ジャック・ポンティ』10選

①Bon Jovi 『Shot Through the Heart』
1stアルバム収録の哀愁のハードナンバー
のちにジャック自身がセルフカバーしますね
ボンちゃんの成功で旨味を味わったんだろうなぁ


②Keel   『Somebody's Waiting』
フックのある哀愁のメロディとビックコーラス
3分チョイのランニングタイム
ちなみにジャックとラッセル・アルカラの共作というのがマニアにとってはたまらん

③Alice Cooper   『Love's A Loaded Gun』
Hey Stoopidからシングルカットされた一曲
豪華ゲスト参加のアルバムでも遜色のない
ジャックのソングライティング力
売れそうな臭いのする曲ですよ


④Bonfire   『Sweet Obsession』
こちらもシングルカットされた一曲
メンバーに手を貸したのがジャックとジョー・リン・ターナーです
時代は1987年ですからね
ジョーもくすぶっていたよなぁ


⑤Babylon A.D   『The Kid Goes Wild』
こうしてジャックの曲を抜粋すると
やはりBON JOVI風でお願いしますと
オーダーを受けているのだろか?
それともニュージャージーの血なのかな?
ビックヒットの予感をさせるアメリカンロック
堅実で派手な本格派のサウンドはアメリカならではでしょう

  
⑥Baton Rouge    『The Price of Love』
この哀愁がたまらんねぇ
サビではパッと視界が開ける展開もらしい
ビックコーラスも映えますなぁ
ジャックと売れ線志向は良く似合う


⑦Nelson    『We always want what we can't get』 
浮遊感漂うメロウなメロディ
リリシズム溢れる力強いサビメロ
上手いこと仕上げていますなぁ


⑧Doro   『Bad Blood』 
力強いリフレインとドロの歌声が良く似合う
どこか聞いたことのあるフレーズも耳を惹く
アメリカ仕様のドロ姐さんロック
ジャックの手腕も光ります

⑨Randy Jackson's China Rain  『I Loved You Lied』
プロデュースも務めているジャック
王道を行くロッカバラード
甘酸っぱいひと夏の思い出のような
刹那なサウンドにキュンとなります


⑩Surgin'    『Desiree』
ラストはジャックが率いるバンドの1st収録のラストナンバー
哀愁のあるアメリカンロック
こういう曲を作るのが上手いですよ




728. 失恋船長 (2019-08-20 17:45:38)

『POPメタルでGO!LOUDNESS編』10選

①Dreamer and Screamer 『Jealousy』
ポップでキャッチーなノリノリのロックナンバー
時代性を感じさせるキラキラ感も懐かしい
アニメOV湘南爆走族にも起用されました

②ODIN   『オーディーン 光子帆船スターライト』
SFアニメのサントラとして起用された我らがラウドネス
当時の彼らがいかに人気があったのかが伺い知れますね
プロデュースを担当した笹路正徳も大活躍です
お前軟弱なの聴いているなぁと
メタル仲間に馬鹿にされた当時を思い出しますね
こんなんも大好きです
二井原実先輩の唄もエエ


③Gotta Fight   『オーディーン 光子帆船スターライト』
このギターリフにニヤニヤさせられます
オーダーを受けての曲ですが
ラウドネスらしい魅力に富んでいますねぇ
ブリッジのパートが大好物ですね
そしてサビですよ
コーラスもエエねぇ
Fight! Fight! Your more fight!
男の子って好戦的な言葉が好きな時期あるやん


④Geraldine   『Geraldine』
日本だけでヒットしたBoots Walkerのカヴァー
毛色の違いは聴けば直ぐにわかります
日本語詩もハズい奴ですよ
でも高崎のギターがグッと音量が上がれば
そこはラウドネスですよ
二井原実先輩もエエですよねぇ
GSでお馴染みのテンプターズも取り上げましたね
こういう畑違いの曲も取り込み
名前を売ったのでしょう
シングルオンリーのリリースですからね

⑤Never Forget You    『Spiritual Canoe ~輪廻転生~』
オリジナル編成による復活アルバムより
昔のマテリアルをこすってきたアルバムではあったが
ここまで開き直ってポップなロックを収録したのは初といっても過言ではない
直ぐに口ずさめる歌メロの親しみやすさに驚いた
少々やり過ぎだろうよ
そこがまたよいのです
  
⑥Love Toys    『On the Prowl』
マイク・ヴェセーラで作ったリメイクベストの新曲
当時は新しい風を吹かせたなぁと思っていたら
これも古いマテリアルだった事に驚かされる
ポップでキャッチーだが日本人らしいメロディアスさが好きです
マイクはこういうタイプの曲を上手く歌うよ
高崎のギターサウンドの変貌に当時は驚かされた

⑦Risky Woman    『Risky Woman』 
ファーストインパクトはすこぶる悪かった
ラウドネスがディスコミュージックってね
でも二井原実先輩の唄がエエ
フィーリングもバッチリだ
何より高崎の抜けのいいギターもクール
エンディングで聴けるフラッシーなソロもカッコいい
なんだかんだで帳尻を合わせたよなぁ


⑧Let It Go   『8186Live』 
思い入れの強いポップナンバー
ラウドネスもこういう曲をやるのかぁと思いましたが
可能性のあるシングル向けの一曲も悪くない
アルバムヴァージョンよりもライブの方を良く聴いたなぁ
ポップなメタルソングと言えば真っ先にこの曲を思い出しますよ

⑨Dream Fantasy  『撃剣霊化』
これは日本語ヴァージョンの方がシックリきますね
何度聞いたか分かりません
Woo oh 夢・Fantasyって歌詞がダサい(笑)
それでも何度も唄いましたよ
うねりを上げる山下のベースも煽る樋口のドラムもカッコいい
ポップなのに興奮させるんですよねぇ
高崎のソロタイムで昇天です

⑩Long Distance    『On the Prowl』
マイクによるリメイク
オリジナルの暑苦しいさを無くしたのは正解だった
でも個性が薄まったのは残念
そういう意味でもリメイクベストは成功したとは言えないだろう
それでもワールドワイドな雰囲気に近づいた
当時聴いても古臭い匂いがしてたけどね




729. 失恋船長 (2019-08-31 19:11:21)

『今日のNWOBHM』10選 

①WEAPON - 『Set The Stage Alight』
鋭利に刻まれる硬質なリフワーク
直線的に突っ込んでくる性急なビート
NWOBHMと言えば真っ先に思い出されるサウンドですね


②BLACK AXE - 『Red Lights』
後にWOLFと改名して生まれ変わるバンド
この曲はオリジナルの方が勢いが合って好きだ


③SLEDGEHAMMER - 『Sledgehammer』
クリス・タンガーリディスのプロデュースでアルバムを作るも次の一手がなく解散した幻のバンド
アルバムもオフィシャルでは未CD化のままだ
荒々しいハードブギー寄りのスタイルは英国特有の魅力に溢れていた


④TRESPASS - 『One Of These Days』
叙情派NWOBHMの代表格
アルバムリリースに漕ぎつけれずに82年に解散
その為にマニアにしか知られていないが
やるせない哀愁美を纏ったビショビショのメロディは
まさに英国ならではの味わいだった



⑤DIAMOND HEAD - 『Helpless』
ラフでダーティーな疾走感がクールに鳴り響く
裏街道をひた走るヤサグレメタルサウンドはインパクト大

⑥HOLLOW GROUND - 『Fight With The Devil 』
ラーズ・ウルリッヒ監修のコンピ作でようやく日の目を浴びた
NWOBHMはある意味究極の一発屋ムーブメントだった
しかしその精神を継承するバンドは今も少なくない
この荒々しいロックスピリット溢れる疾走感は大好物なマニアも多いだろう

⑦SATAN - 『Alone In The Dock』
荒涼としたメロディが禍々しい瘴気を纏っている
バンド名のイメージに相応しい一曲だ
このバンドもNWOBHMの礎を支えたバンドであろう


⑧TOKYO BLADE - 『Unleash The Beast』
パワフルかつキャッチーな一曲
英国らしい憂いと陰りも加味されているが面白い


⑨CLOVEN HOOF - 『Cloven Hoof』
静と動のコントラストも映える
禍々しくも美しい悪魔の讃美歌とも言える
サタニカルかつヘヴィな一曲



⑩TYSONDNGS - 『Dead Meat』
性急なビートと鋭利なリフワーク
攻撃的だがメロディが耳を惹く疾走ナンバー
これぞ正しくNWOBHMなりな一曲




730. 失恋船長 (2019-09-06 19:00:31)

『メタルバラードで男泣きしたい』10選 

①Iron Maiden - 『Wasting Love』
メイデンらしい威厳を誇示しつつも
メロウさを最大限に演出している
美しくも力強い珠玉のメタルバラードへと仕上がっている
シンプルだが泣かせのフレーズもイイ

②Flotsam And Jetsam - 『Better Off Dead』
ミステリアスでダークなバラード
メランコリックさを演出するアコギも効いている
絶望の先に光はあるのか?
陰鬱な気持ちにさせますが
これもメタルなバラードならではの味わいでしょう
私は死んだ方が良いという歌詞が突き刺さるね
エリックA.K.の絶唱が悲しみを増幅しています

③Accept - 『Can't Stand The Night』
メランコリックなメロディに涙が出てきます
ウドの感情を込めた唄い回しもグッとくる
この曲を聴くと行くあてもなく酒場で飲んだくれる
男の姿を思い浮かべてしまいますね
失恋ソングですなぁ
アクセプトのこういうアプローチも大好きです


④Death Angel - 『A Room With A View』
名盤Act IIIより
ゲフィンに所属していたとはいえ
彼らがMTV向けのアコースティカルなバラードをやるとは
最初は拒絶反応もありましたが
最終的には愛して止まない一曲になりました
売れ線志向とシリアスさが絶妙に共存
メタルバラードとしては優れた逸品ですよ


⑤Def Leppard - 『Bringin' On The Heartbreak』
素直に泣かせの名バラードだと思いますよ
一般人が聴けばウルサイだけでしょうけど
普遍的な魅力が詰まった一曲
この時代の彼らが一番好きな身としては外せません


⑥Savatage - 『Summer's Rain』
名盤Gutter Ballet収録
魂を掻き毟る絶唱
泣かせのリードプレイ
ドラマ性を際立たせたアルバムだからこそ辿りついた境地でしょう
アルバムともども後世に伝えたいですねぇ


⑦W.A.S.P. - 『Sleeping (In the Fire)』
股間にノコギリつけて
アニマルファックみたいなこと言ってたじゃん
ルシファーがどうのうこうのみたいな歌詞はあるけどさぁ
エエ雰囲気のバラードじゃないの~
騙されるわ
ハードでメロウ
これぞメタルバンドならではのバラードですよ


⑧Twisted Sister - 『I Believe in You』
売れる事を命題にされたバンド
人気に陰りも見えつつある時代に
ド真面目なバラードを披露していました
いつの時代も真剣にロックしていたかれら
なまじ能天気なロックが売れた為に苦労しましたかね
こういうシリアスさの中に陽の部分を残せる
クレバーさと器用さに膝を打つんですけどね


⑨Nuclear Assault - 『The Plague』
世界の破滅を唄うミステリアスかつダークな一曲
どこがバラードやねんと言われそうですが
メタルな耳にはこれもれっきとしたバラードですよ
ビンビンに泣かせにきてるじゃんである


⑩Loudness - 『Light In The Distance』
山田雅樹にとっても初のバラードでしょう
気がどうのこうのと完全に自己啓発セミナーしていた
時代の高崎晃
ここではそういうフィーリングが上手く活かされている
ラストまで聴き逃せない雅樹の熱唱に耳がいきますね




731. 失恋船長 (2019-09-08 19:34:17)

『今日もどこかでジャパメタル』10選 

①Casbah - 『Discharge』
ブーストする爆走ロック
ドスを効かせた羽鳥の咆哮
今聞いてもかっこいいね


②Crowley - 『In Despair』
名古屋のサタニカルメタルバンドの代表曲
ドラマ性のある妖艶な疾走ナンバー
ツインリードによるハモリながらのソロに悶絶



③Hellen - 『The Fortune』
関東様式美メタルの勇者
甘口なメロディも耳を惹きますねぇ
その流れを損なわないロマン派なソロも決まっています
全編を包みあげるスウィートさとロマンティックなムードにクラクラします


④早川めぐみ - 『横須賀 17 Elegy』
元祖メタルクィーン
これくらいの歌謡曲を唄う方がめぐみちゃんには丁度良い
ボリュームを絞られているがギターも歪みが効いている
歌謡曲としては十分にハードだ
ベースもブンブン鳴っているしね
デジタルで良いので再発してほしいなぁ


⑤X-Ray - 『Lier In Your Eyes』
藤本朗が魅力的なメロを唄い上げます
後期らしいメロディアス加減も耳を惹きますよ
サビの持って生き方もドラマですねぇ
再結成して欲しいバンドですよ
エンディングで弾きまくっているソロもカッコいい


⑥Veil - 『Dying Soldier』
All Night Metal Party '84 to '85関連の音源しか残せなかったのが悔やまれる
色んな意味で日本なバンドだったが
勢いのある演奏は好きだった
浜田省吾メタルヴァージョンみたいなイメージがある



⑦United - 『Combat!』
突破力の高いスラッシュナンバー
何度聴いてクビを振りまくった事か
サージェントサンダーってとこ大好きですよ
有名なフレーズも持ち込むソロもね


⑧Saber Tiger - 『Recollection』
渡辺徹時代の名バラード
阿鼻叫喚
ヘヴィでダークなサウンドは悲哀に満ちた世界観を巧みに演出している
木下は国内を代表するコンポーザーだった


⑨Nighthawks - 『Fight Your Soul』
弱者目線とも言える歌詞も印象的ですたね
魂を鼓舞しますよ
スタジオよりも
ハードさが際立つライブヴァージョンの方が好きですね


⑩高崎晃 - 『Steal Away』
唄うは二井原実先輩
オルゴールの音色に導かれ始まるプログレナンバー
ハードなパートに転じる瞬間のカッコよさにゾクゾクさせられます
二井原実先輩もこれくらい肩の力が抜けた方が魅力的だった
当時は随分と驚いたものである




732. 失恋船長 (2019-09-10 22:02:46)

『今日のNWOBHM』10選 

①JAGUAR - 『AXE CRAZY』
プレスラッシュと呼ぶべきスピードメタルナンバー
このバンドの勢いは続かなかったが
後世に与えた影響は少なくないはず
3分を切る世界に全ての魅力が詰まっていますね

②WITCHFINDER GENERA - 『Free Country』
NWOBHMのダークメタル番長の一つ
単なるサバスフォロワーで終わらない魅力があった
この曲も影響大だが
自分たちのカラーを持ち込んでいる


③WHITE SPIRIT - 『Midnight Chaser』
適度な隙間のある音も懐かしいです
そして適度な疾走感も懐かしい
この時代ならではの音だし魅力が詰まっている
リッチーフリークなギターも懐かしい
ハモンドの絡みも懐かしい
これもNWOBHMだ


④PERSIAN RISK - 『Ridin' High』
唄うは名手カール・センタンス
彼の伸びやかな歌声が広がりのあるサビメロに良く似合う
回転するリフワークはまさにNWOBHM
英国的な陰気さもNWOBHM
ニートは多くのバンドを輩出したが
育て上げる術を持っていなかった
こういうA級の魅力を生かせない無責任さが
NWOBHMを大きなムーブメントに出来なかったのだろう


⑤TRAITORS GATE - 『Devil Takes The High Road』
1985年に世に出た後期NWOBHMバンドの代表曲
NWOBHMってのは1979から81.2年に起こったムーブメントなのでそれ以降のバンドに当てはまらないと言われた経験がある
歴史の教科書の話のなのかね?
こちらは音楽性の話をしているです
トホホだよ


⑥BADGER - 『The Traveller』
NEATのコンピ作に収録されている
正式な音源を残していないのが悔やまれる
やるせない哀愁美を纏った叙情派NWOBHMサウンド
こういうのを多くの人に知って欲しい
プレイングマンティスだけじゃないのでね


⑦SWEET SAVEGE - 『Killing Time』
NWOBHMを象徴するような攻撃的な一曲
単純に走るだけではない構成力も魅力
バンドの代表曲でもあるだろう


⑧ANGEL WITCH - 『Angel Witch』
線の細い歌声も何故かハマる
サタン万歳な空気も漂うが
どこかクールでいなたい雰囲気も魅力だ
NWOBHMを代表する曲だしバンドの代表曲でもある



⑨IRON MAIDEN - 『Wrathchild』
名曲の多いバンド
この曲のもつ荒々しい空気感が大好きだ
そしてこれはポール・ディアノの曲ですよ
メイデンらしい構成も光るが
腰に来るグルーブも癖になる


⑩TANK - 『Kill』
良い意味での洗練度も加味された哀愁度の高い一曲
勢いだけじゃないTANKならではの泣きが満載
ソロなんで泣かせまくりですよ
TANKの隠れた名曲でしょう
個人的にはベストソングです




733. 失恋船長 (2019-09-17 15:51:46)

『今日のNWOBHM』10選 

①StormQueen - 『Battle Of Britain』
けたたましく鳴り響くサイレンの音に導かれ始まる
憂いのある沸騰型サウンド
ネクストブレイクバンドと目されるも上手くいかなかった



②Seventh Son - 『Dangerous Kiss』
硬軟バランスの取れたバンドサウンドだった
後期NWOBHMならではの柔軟さだろう
この曲は顕著にメジャー志向を取っていた



③Savage - 『We Got the Edge』
垢ぬけてきたサヴェッジ
こういう攻撃性と叙情味に英国の香りを感じる
ツインリードも派手に決まっていてカッコいい


④Maineeaxe - 『Run to the Angels』
キャッチーかつメロディアスな叙情派ナンバー
後期ならではの柔軟さと垢ぬけ感が懐かしい

⑤Le Griffe - 『Fast Bikes』
アタッキーなミドルナンバー
こちらも憂いのある沸騰型サウンド


⑥Rock Goddess - 『My Angel』
パワフルなサウンドで勝負を掛けたガールズトリオ
気合いが漲っていますよ
クールで硬派だが聴きやすさもあるバランスが取れた曲でしたね


⑦Gogmagog - 『I Will Be There』
こんなに豊かなメロディを
ポール・ディアノに唄わせたんだね


⑧Trojan - 『Chasing the Storm』
スピードに特化したサウンドが魅力
NWOBHMの進化系ともいえるプレスラッシュな味わいがある
1985年にリリースで日本盤も出ていますよ


⑨Thunderstick - 『Feel Like Rock 'n' Roll?』
覆面ドラマーで有名なサンダースティック率いるバンド
直線的なリズムが懐かしいですね
これで抜けた女性シンガーもハマっています
明るく元気なマイナーサウンドってのが面白い

⑩Buffalo - 『Buffalo』
日本語で書かれたヘタな文字も話題に(笑)
ハードブギーな疾走感もNWOBHMですね




734. 失恋船長 (2019-09-20 13:33:57)

『メタルバラードで男泣きしたい』10選 

①Judas Priest - 『Prisoner of your Eyes』
名盤Screaming for Vengeanceのボートラ
ハルフォードがソロで取り上げるまで歴史に埋もれていた
JPらしいドラマ性のある名バラード
メタルバンドはこうやるんだというお手本のようの名曲ですよ


②Quiet Riot - 『Thunderbird』
何度聞いても感傷的な気分に浸れますよね
悲しみの向こうにある光
ポジティブな気持ちにもなれます
さよならランディ・ローズです
また会えるよねランディである


③Yngwie Malmsteen - 『Forever One』
アメリカンテイストが漂い鼻に付くのだが
それでもインギー印を豪快に捻じ込んでくる
良くも悪くもインギーなバラード
アコギの使い方が上手い
マイクも良く声が出ているよ

④Aerosmith - 『Kings And Queens』
泣かせのヘヴィブルース
バラードと呼べないかもしれないが
泣かせ方がハンパない
薬とアルコールでボロボロのバンド
精鋭を欠いたアルバムの中では珠玉の出来栄えだ
アルマゲドンより素直に泣けるぞ


⑤Axel Rudi Pell - 『The Eyes Of The Lost』
バラードの名手でもある勇者アクセル
ジェフ・スコット・ソートの厚みのある歌声もハマっています
両者の特性が見事に生かされたスローバラード
素直に心に入ってくるメロディに何度聞いても泣かされます


⑥Fifth Angel - 『So Long』
ある意味ベタなバラードですが
良いものは良い
イマイチな扱いを受ける二枚目ですが
抜きんでた曲は少なくとも粒の揃ったアルバムでしたよ



⑦Red Dawn - 『Promises』
洗練されていますねぇ
大人の味わいです
後期RAINBOW風味の楽曲を
ジョー似のシンガーが唄う
これで外す分けがない



⑧Misha Calvin - 『Put A Little Faith On Me』
もはや忘れ去られた存在ですよね
Zero Corporationの初期のカタログを支えたミシャ・カルビン
路線変更が痛かったよなぁ
ここで唄うはトニー・マーティン
様式美系との相性が悪いわけがないでしょうよ


⑨Megadeth - 『Blood Of Heroes』
個人的にはメガデス流のバラードです
泣かせのメロディと抑揚を効かせ抑えたサビが逆にグッとくる
こういう曲をやれるのもバンドの強みだ


⑩Annihilator - 『Phoenix Rising』
泣かせたるわぁ
楽曲の幅を広げてきたアルバムだったが
この曲はあざとさを軽く超えてきました
ジェフ・ウォーターズの鬼才ぶりが発揮されております




735. 失恋船長 (2019-09-30 21:31:01)

『今日もどこかでジャパメタル』10選 

①Metalucifer - 『Heavy Metal Drill』
泣きながら疾走するツインリードに悶絶
NWOBHMの精神を継承する世界に名を轟かす
国産アングラメタルの勇者
バンドメンバーよりも有名なニール田中氏に敬礼


②Make-Up - 『Love Fighter』
聖闘士星矢せいやから
車田先生の世界観が苦手で熱心に読まなかったが
メイクアップのおかげでそれなりに知っている
制約のある中でバンドは精いっぱいのロックをやってくれた



③Ark Storm - 『Just Like The Water Without A Shape』
インギーよりもインギーしている男
大田カツ率いるバンドの1stから
まんまインギーだがここまでやり切れば文句も出ない
素晴らしいプレイヤーですよ


④Rajas - 『Liar』
耳に残る特徴的なリフ
優美なサビメロも日本的
方向性を決めかねたように感じる中途半端さが
バンドのクビをしめたように感じる
優れた曲も多かっただけに悔やまれるバンドだ


⑤Ground Zero - 『幽体離脱』
デビューEPより
この時代は正統性の強さもあった国産スラッシャー
おどろおどろしさよりもキレのあるフレーズが光る


⑥Fast Draw - 『質実剛健』
社会風刺の効いた歌詞
スラッシーなリフなど特徴的なスタイルのサウンドは
唯一無二の個性を放っていた
恵まれた環境でリリースされた作品がないのが残念


⑦Ebony Eyes - 『Magical Kiss』
藤本朗を迎えリリースされた2枚目
キャッチーでメロディアスな疾走ナンバー
このメンツによる可能性を広げた一曲


⑧Sabrina - 『Slave In Star』
アイドル歌謡丸出しの一曲
色んな意味で辛酸なめ尽くす国産シーン
こうでもしないと売れないのかね


⑨Bronx - 『The Way You Dance』
唄が始まった途端にガクッときますよね
横関敦は常にこの問題に悩まされたように感じる
野心溢れるギターワークが耳を惹きますよ

⑩Loudness - 『Speed』
ライブでは大円団を迎える事が多かったスピードナンバー
稚拙な英詩だが当時は一緒になって唄いまくった
速いだけじゃない口ずさめる綺麗なメロディのソロも圧巻
高崎は稀代のメロディメイカーだった




736. 失恋船長 (2019-11-02 02:39:38)

『ハロウィーンなんでホラー系10選』

①映画『来る』
カッコ良くなった岡村隆史にしか見えない岡田准一、演技力でもカバーしきりれない不細工さが話題の実力派女優黒木華らがキャスティングされたホラー映画。正直、演者に興味は惹かれないが、この衝撃的だった原作を、名匠中島哲也がメガホンを取るというのが見たいと思った理由。
内容はぶっ飛んだ原作に恥じないエキセントリックな演出でグイグイと引っ張っていく、その吸引力のあるスピード感と演出の鋭さに、最後まで引き込まれたが、一度でもわき見をしたらついて行けないような構成に、ワタクシのような初老を迎えた、おっさんには少々キツイかもしれないが、視聴後に訪れるいい意味での疲労感も、この映画のエキサイトメントを証明したと言えよう。個人的に霊能者が出てくるだけでテンションが上がるというのもバイアスとなっているのかな?


②小説『ぼぎわんが、来る』
第22回日本ホラー小説大賞の大賞を受賞した名作。映像化されるのもお約束だが、有名なキャストを揃えたというのが、原作に対する評価の表れだろう。イヤミス的な要素も孕みつつ、現代的な人間関係の描写、SNS中毒の馬鹿オヤジなどね典型的なヤツですよ。そういう人間達のリアルな語り口が素晴らしいので、迫りくる恐怖に慄ける、久しぶりにページをめくる指先に緊張が走った。ホラー好きなら手を出している人も多いのでしょうが、メガネの主人公が魔法学校ですったんもんだみたいな、しょーもない話は大嫌いだと思っている人は、本物のエンターテイメントを堪能出来る、今作は十分に楽しめると思いますよ。荒唐無稽とか言わないで向き合って欲しいね。ホラーってのは最強のエンタメですよ。ちなみに今作で大活躍する霊能者姉妹はシリーズ化となりました。

③『悪魔が来りて笛を吹く』
横溝ミステリーの名作をNHKが真正面から映像化。金田一役を、あの純君でお馴染みの吉岡秀隆が演じています。NHKのBSで放送された今作は、前作の『獄門島』のエンディングで、天銀堂事件の話があり、まさかと思ったら一年後に続編が放送されたというオシャレな展開がマニアとしては嬉しい演出でしたね。
原作の世界観を残しつつも、新しい要素を盛り込むが、豊田真由子ばりに「違うだろー」と叫びたくなるような、矛盾点や改悪はなく最後まで一気に見る事が出来る。子豚ちゃん界のスーパー美女、倉科カナが愛人役で出ていたのだが、田舎の女中役で、愛人顔No.1の橋本マナミがキャスティングされていた、演技力云々はいざ知らず、どう見ても逆だろうと思ったのは、ワタクシだけではないはずである。原作の世界観を壊さず、単になぞるだけではない制作サイドの本気度が、NHKの金田一シリーズにはある。そこが最大の見どころだ。先日放送された『八墓村』もギリギリ攻めてたぞ。ただ2時間の枠に収めたのは厳しいだろう。でも原作もスローテンポなので、尺を長くすれば良いわけではないので難しい問題だった。

④『オーディション』
鬼才三池崇史監督によるホラー映画。映画の製作会社の社長が、友人である業界関係者のススメで架空の映画のオーディションを行い、そこで再婚相手を見つけると言う話が、なんだかとても生々しい。原作は村上龍。初めて見た時は、本当に不気味で怖かった。謎の女性のリアル感、けして遠い存在ではないが、なかなか手が出しづらい空気のある女性というのがキャスティングの妙味だった。それとセリフの秀逸。キリキリキリキリってセリフがメチャクチャ怖いのよ。ゾッとするよ。目を背けたくなりますね。ただ、曖昧な表現により、こちらの想像力にお任せしますという映画が嫌いな人には向いていない。それと同時に眼鏡かけた男の子が箒にまたがり魔法戦争なんて、小学生の見るもんだろうと思う方なら十分に楽しめるでしょう。単なるお化け屋敷映画ではないので好奇心や知性を擽る。、少なくとも同時期に日本で話題になった原作の世界観を無視したTVからはいずり出てくるホラーの100万倍怖いのは間違いない。

⑤『湯殿山麓呪い村』
永島敏行主演の角川映画。大げさなタイトルに角川制作、なんとなくダメそうな空気が流れるミステリー映画。即身成仏にまつわる因果、その関係者が子孫累々と繋がり村の実権を握る、そこで行われる悪行の数々。面白そうな要素はあるのだが、なんだか生かし切れていない。やはりコンプライアンスの関係などで、陰惨でドロドロとしたエログロミステリーは描けなかったという事なのだろうか?
子供の頃に一度TVで見たきり、アマゾンプライムで見た時は、こんなんだったんだと、違う意味で楽しんだ。ロリコンマニアには仙道敦子は眩しいだろう。タイトルの仰々しさにつられ見たいと思う人もいるでしょう。でも、まさか犯人はあの人じゃないよねぇ…な映画であった。とくに事件解決に向かう30分は厳しいぞ。トリックも驚くぞ。それでも何度も見るのは、こういう陰惨なテーマがグッと刺さる。因果応報、入り組んだ人間関係を綿密に描ければ傑作になったであろう。


⑥DVD『水曜日のダウンタウンDVD記念すべき第10弾!』
他に類を見ない企画力で勝負するお笑い番組の決定版。とにかく攻めているので面白い。このTVでしかみれない名物キャラが多いのだが、今作はクロちゃんをフィーチャーした一枚。彼のリアルモンスターぶりに釘づけである。人がいるシリーズも大好きだ。ある意味、クロちゃんお行いはリアルホラーである。


⑦『ムカデ人間2』
前作も強烈なインパクトを残しました。低予算という事ですが、奇抜な発想とアイデアにより、ありそうでなかったテーマに真っ向からブチ当たり見事に映画として成立させました。本当に気持ち悪く、エログロナンセンスな破壊力満点の映画でした。知的な好奇心を煽りまくり、映画館でみた、その夜は興奮して眠れなかった。そんな傑作映画を凌ぐ続編が凄い。大概続編はパワーダウンするものだが、今作は、その難行を見事にクリアした。主役の太った小男に釘付け、彼をキャスティングした制作サイドの勝ちだ。


⑧『REC』
スペイン産のモキュメンタリーホラー映画。序盤のダラダラとした展開から一転、物語が始まれば一気に突っ走ります。アイデア勝負の目まぐるしい展開と映像。その迫力にグイグイと引き寄せられます。主人公の女性レポーターも絶妙なヒロインぶりを発揮、それが最後まで見れた要因だろう。

⑨『The Wicker Man』
ニコラス・ケイジがリメイク作に主演したこともありましたが、ここは1973年のオリジナルヴァージョンを見てもらいたい。とはいえディレクターズカット版など、複数あるのが困りものですが、これを見ようと思ったきっかけはアイアン・メイデンも唄っていたなぁであるが、それ以上に内容が実に後味の悪いものだった。
宗教絡みのダークな展開、ミュージカル風なのが逆に恐怖感を煽った印象を受けた。


⑩『八仙飯店之人肉饅頭』
香港発のカルトホラー。犯人役のアンソニー・ウォンの怪演ぶりに釘付け。それにしても殺した人間の肉を饅頭の具にするとはね、恐ろしやー。でも一番恐ろしいのは、自白を得る為に警察側が行うリンチの方が遥かに怖い。




737. 失恋船長 (2019-12-10 22:15:44)

『わすれがちなRIOT』10選 


①VIOLENT CRIMES - 『Restless Breed』
暴れながら疾走するパワフルサウンド
レットの哀愁を帯びた歌声も似合っている
このラインナップだから出せる味わいが好きです

②GYPSY QUEEN - 『Rock City』
ポップでキャッチーな一曲
ほんのりと漂う哀愁のメロディが耳を惹きますね
こういう曲も初期ならではの味わいですよ
今のRIOTでは考えられないでしょうが
これもRIOTなんですよね
無駄のないシンプルな構成もエエ


③HOT FOR LOVE - 『Narita』
へヴィなブルースロックを下地にギターを弾きまくっています
暴れ倒すリズムプレイも耳を惹きますね
このフィーリングに燃えますねぇ
哀愁美が隠し味なのよ


④ALTAR OF THE KING - 『Fire Down Under』
スローな出だしから一転シャッフルに転調する渋さ漂う一曲
こういう哀愁美を出せる稀有なバンドだった
ガイ・スペランザの唄い回しも悪くない
RIOTの本分はこっちにあると思うなぁ
似たような疾走ナンバーをこするバンドじゃないんだよなぁ


⑤YOU BURN IN ME - 『Born In America』
哀愁美漂うキャッチーなメロディ
分かりやすさは大切ですよね
無駄を省いたシンプルな構成も悪くないが
もう少し詰め込んで欲しいと思う
エエ曲やで

⑥GHOST DANCE - 『The Brethren of the Long House』
叙情派サウンドと親しみやすさを併せ持つが攻撃性を緩めないRIOT節を堪能出来る
中盤のパートもスリリング
ドラマ性を詰め込んだ隠れた名曲だ


⑦COVER ME - 『SONS OF SOCIETY』
マイク・ディメオのソウルフルな歌声に酔いしれます
ムードのあるメロウな一曲
ハイトーン一発のシンガーではこうはいきませんよ
こういうフィーリングを大切にしていたバンドだった


⑧THE MYSTIC - 『Army of One』
パワフルな疾走ナンバー
とにかくRIOTの疾走系パターンと踏襲しまくっている
昨今の三番煎じで良いのならこれも名曲ですよ
マーク・リール存命なので工夫はある


⑨MAGIC MAKER - 『Nightbraker』
シンプルなコード進行とリフ
あの曲に似てますが大好きです
このパターンは王道でしょうよ
サビメロも耳馴染みが良いので一発で覚えますね
この哀愁にRIOTを感じます


⑩BURN THE SUN - 『Through the Storm』
コッテコテのRIOT節炸裂の疾走ナンバー
良くも悪くも昔の名前で出ています感が好きな人にはたまらんですよ




738. 失恋船長 (2020-01-24 17:28:13)

『渋くて滋味深いWHITESNAKE』10選 


①Fool For Your Loving - 『Ready an' Willing』
このバンドの代表曲
ライブ盤など入れると歴代ギタリストの名演を楽しめるのだが
やはりオリジナル盤が一番でしょうね
イアンのドラムもジョンのオルガンもエエ
ニールのベースも躍動感があるし歌っている
だからこそギターチームが輝くのだ
アンサンブルの旨味を堪能しましょうよ
ギターソロも歌っているねぇ
泣かせるわ

②Don't Break My Heart Again - 『Come an' Get It』
シングルカットもされたアルバムの代表曲だしバンドの顔でもある
タイトに刻まれるリズムのオーガニックな響き
バックでなるオルガンの音色の心地よさ
哀切をシンプルな技巧で最大限に表現するギターワーク
このバンドの美点が詰まったハードロックナンバー
何度聴いても酔える名曲中の名曲


③Blindman - 『Ready an' Willing』
大泣きのスローバラード
このフィーリングに泣かされる
カヴァーディルの真骨頂はこれでしょうよ
今の筋肉ムキムキ体操路線とは別モンの
オーガニックで滋味深いサウンドに酔えますよ


④Standing in the Shadow - 『Slide It In』
英国的な哀愁美が耳を惹きますね
でも米国市場を開拓しようとするダイナミックさが前に出ている
かつてのバンドならもう少し渋くやるだろう
テンポも抑え気味みにね
このメロディとハードテイストが絶妙
とにかくグッとくる


⑤Give Me All Your Love - 『1987』
軽快なノリが心地よい
ヘヴィなビックサウンドはアメリカの市場を大胆に踏み荒らしそうだ
ギターのヘヴィメタリックさに息をのむ
これがヘヴィロック仕様のWHITESNAKEなんだと理解するのに時間が必要だった

⑥Take Me With You - 『Trouble』
パープル時代を想起させるようなナンバー
ジョンのオルガンがご機嫌だ
ニールの踊るようベースラインも耳を惹きます
こういう曲がこのバンドにはお似合いですね
野性味あふれるパートもカッコいい


⑦Walking In The Shadow Of The Blues - 『Lovehunter』
ジョンのオルガンに導かれ幕開け
カヴァーディルの歌も説得力がマシマシ
色気のある歌声で魅了しています



⑧Ain't No Love in the Heart of the City - 『Snakebite』
もはや持ち歌の域に達しているシングルカットもされた名曲
カヴァーディルの哀切極まる歌声に泣きましょうよ
暗がりのバーが似合う時代の名演の数々が蘇ります
光る汗がよく似合う激渋ブルースロック
このバンドの真骨頂ですよ


⑨Young Blood - 『Saints & Sinners』
軽快なリフとリズムが耳を惹きます
肩ひじ張らずに楽しめるロックソング
カヴァーディルの歌声も生き生きとしている


⑩Gambler - 『Slide It In』
メル・ギャレー主催のフェノミナプロジェクトの
レコーディングに遊びにきていたカヴァーディルが
元となる曲を気に入りレコーディングを敢行
ハードなオルガンの音色も癖になります
そしてグレン・ヒューズとの聞き比べを可能にしたのが面白い




739. ANBICION 11 (2020-02-07 00:58:34)

DREAM THEATER
1.THE KILLING HAND
2.AFTERLIFE
3.LIGHT FUSE AND GET AWAY

RUSH
4.MISSION
5.HIGH WATER

MAGELLAN
6.UNION JACK
7.BREAKING THESE CIRCLES

AWFUL TRUTH
8.CIRCLE
9.HIGHER

VANDEN PLAS
10.FALL FROM THE SKIES




740. ANBICION 11 (2020-02-19 00:22:27)

ANNIHILATOR
①THE FUN PALACE
②IMPERILED EYES

ARTILLERY
③7:00 FROM TASHKENT
④KHOMANIAC
⑤FINAL SHOW

FLOTSAM AND JETSAM
⑥NO PLACE FOR DISGRACE
⑦ESCAPE FROM WITHIN
⑧E.M.T.E.K.

CORONER
⑨NOSFERATU
⑩SIRENS




741. 失恋船長 (2020-06-22 22:02:53)

『ありがとう足立YOU祐二』10選 


①DEAD END - 『Psychomania』
官能的なトーンを操る足立のプレイに引き込まれます
暗く怪しげな雰囲気もこのバンドらしい
ソロもマイケルが乗り移ったかのような鬼気迫るものだ

②DEAD END - 『Luna Madness』
ヴィジュアル系アーティストに多大なる影響を及ぼしたバンド
それだけに多様性のあるスタイルが魅力だった
こういうムードの曲もこのバンドらしい
足立のムーディーなプレイが無ければ聴くことのない曲
それだけ彼の存在は大きかったと言えよう
一人メタル系ギターで貢献していた




③DEAD END - 『Skeleton Circus』
足立の本格的な参加後にリリースされたアルバムから
艶のあるトーンを自在に操る足立のギタープレイに魅了
スリルのあるソロも圧巻
トーン一発で酔わせるだけではない
技巧的な面も持ち合わせたギタリストだった
独特のタイム感も魅力だったなぁ
ヴィジュアル系じゃないギターが素晴らしい



④DEAD END - 『I'm In A Coma』
新生DEAD ENDを打ち出したアルバムの中で足立の官能的なギターが爆発した一曲
自由な発想を楽しんでいる
テクニカルな面をサポートしなくともトーンで酔わせる曲であろう
このバンドのギターとして見る足立も悪くない


⑤JESUS - 『THE SHINE OF FOREVER』
名曲『The Endless Basis』の原曲となるナンバー
デモ音源の為に荒々しい面もあるのだが
リフ一つとっても非凡なものを感じさせる
マイケル・シェンカータイプのギタリストとしては最高峰に位置する男だろう

⑥TERRA ROSA - 『TO CODA』
アルバム『TERRA ROSA LIVE FROM CODA』に収録された新曲
フーガロック万歳な展開に魅了されます
ライブだが魅惑的なギタープレイを味わえる一曲
リズム隊も強烈
それにしても足立の歌心満載のギターは永遠に聴ける
ため息が出るわ
惜しい人材だったなぁ
ソロも凄いぞ



⑦TERRA ROSA - 『A Hell Ray』
イントロ一発で釘付けです
歌心と攻撃性を併せ持ったメタリックなギターも超カッコいい
メリハリの効かせた展開を盛り上げる足立の奥ゆかしさ
岡垣との火花散る存在感バトルも面白い




⑧TERRA ROSA - 『Holy One's Holy Voice』
これも名曲『火の中に影』に転用される未発表曲
このリフは名演だろう
優雅に流れるようなギターも素晴らしい
起承転結のある足立のギターは常に美しい




⑨DEAD END - 『Friday's Free Fair』
様式美系と足立のギターの相性は抜群
バンドの代表曲の一つを置き土産げにバンドを去った
足立だが彼のプレイは色あせる事はありません
岡垣とのバトルも見せ場



⑩Jill's Project - 『Last Contract』
元々はパンチコ関連の仕事がバンドとして動き出すきっかけとなる
岡垣正志と足立祐二が再び揃うとは感慨深いものがある
それだけでも聴く価値があるだろう
久しぶりに足立のメタルギターが聴けた




742. 失恋船長 (2021-01-11 17:06:04)

『売れそうやでアメリカンロック』10選 


①Y&T - 『Mean Streak』
アメリカのバンドでありながらも情緒があるんだよね
ドライブ感も上々に小気味よく駆け抜ける
このバンドを代表するガッツ溢れる一曲
コーラスワークも耳なじみが良い
売れて欲しいねぇ


②Hardline - 『Rhythm From a Red Car』
躍動感溢れるリズムとハードなギター
それでいながらも大衆性は完備
舐められない男のロックだが売れる気満々なのがイイ
聴かせどころを心得たハードテイスト
押し引きのある展開に唸る
売れて欲しいねぇ



③Helix - 『Heavy metal love』
狙い過ぎなタイトルも好きです
ポップでライトなロックアンセム
このバンドらしい豪快さの中にある緻密さ
そういうものをソフトケイスされながらも高らかに叫んでいる
ここまでやって売れなきゃ悲劇だろうよ


④Kingdom Come - 『Get It On』
PVも作られたバンドの魅力を物語る一曲
レッドクローンと叩かれたが
この曲は色んな意味でやり過ぎだ
ここまでやったんだから売れなきゃダメでしょう
細かいことは気にせず
このムードに酔いたい


⑤Lynch Mob - 『Wicked Sensation』
腰に来るグルーブが心地よい
ジョージのギターはセクシーで切れ味も抜群
ここまで時代に寄せて開き直ったのだから
売れて欲しかったなぁ
今でもチョイチョイ聴きたくなるのはジョージのリズムの良さ
歯切れの良いギターは癖になります
歌もエモーショナルやでぇ


⑥Vinnie Vincent Invasion - 『That Time Of Year』
叙情派アメリカンメタルバンドのバラード
泣かせ具合と洗練度
それでいながらロック色が薄まっていないのが凄い
こういうバランス感覚に秀でた曲はありそうであまりない
売れて欲しいねぇ


⑦Vince Neil - 『You're Invited, But Your Can't Come』
光線銃の音も面白いです
そして効果的に機能していました
このおもちゃ箱のようなファニーさがヴィンスのソロにはあった
キャッチーでワイルド
そしてセクシーなヴィンスンロール
これは売れるでしょうよ



⑧Hurricane - 『I'm On To You』
PVはようみたなぁ
男臭さのある硬派なバンドサウンド
ルックスも揃っており売れそうな気配がプンプン漂っていた
ロックバンドらしい攻撃性
それでありながらもナーナナナナナーのリフレインは耳を捉えますね
豪快に鳴り響きメジャーロックの旨味
売れなきゃ嘘でしょうよ



⑨Vixen - 『How Much Love』
色気だけが売りじゃない本格派のガールズメタルバンド
この大衆性とロックテイスト
しなやかで華麗なサウンドに唸ります
ヒット性抜群のポテンシャルを秘めたサウンドに唸ります
これは売れたでしょうね


⑩Crazy Lixx - 『Blame It On Love』
往年のバブルメタルの匂いがプンプン只います
売れそうだな
これは売れなきゃだめだな
フック満載の哀愁路線
カンバックviva80年代である




743. 失恋船長 (2021-04-05 18:54:01)

『忘れがたき名曲』10選 


①DIO - 『One More For The Road』
ロニー・ジェイムス・ディオがバンド名義でしたラストアルバムのオープニングナンバー
どうってことのない懐かしい雰囲気の疾走ナンバーなのだが
衰え知らずのロニーの唄いっぷりに痺れます
こういう曲は埋もれさせたくないですねぇ




②KAMELOT - 『Forever』
若い娘にキャメロット知らんと言われてしまいショックを受けました
叙情派HM/HRを代表するバンドの名曲ですよ
2000年代に救世主のような存在でした
甘美でありながらもメタリックな光沢のあるメロディ
しなやかなヘヴィメタルソングの登場
イントロからAメロの入り方に胸キュンさせられ
Bメロで昇天しかかり
サビで天国に召されそうになります
起承転結のあるドラマ
これぞ叙情派メタルの決定版でしょう



③W.A.S.P. - 『Wild Child』
ブラッキー節炸裂の彼の代名詞のようなリズムパターンとメロを持っている名曲中の名曲
今まで何度聴いたかわかりません
とにかくフックのある歌メロが大好きです
この打ち込みチックなリズムパターンもギリギリロックしていて好きです
色々仕掛けている
その塩梅が絶妙なのです
若い人にこそ聴いて欲しい80年代型メタルの名曲
売れそうな雰囲気もあるしロックしている
なによりバカっぽくないがイイ



④DEATH ANGEL - 『Get It On』
デスエンジェルの1stのオープニング
粗削りだが勢いに満ちておりスラッシュメタルな魅力に富んでいる
そしてメタリカのクローンではない
ルーツを明確に感じさせてくれるのが嬉しかった
10代の若者が叩きつけてきたピュアなサウンドはいつ聴いても新鮮である



⑤DOKKEN - 『So Many Tears』
ベストアルバムなどにも収録されないだろうが
ドッケンらしい哀愁とポップセンスが耳を惹く哀メロナンバーです
コンパクトながらジョージのギターソロもドンに寄り添っているようでいい
Don't Lie to Meなども同タイプの名曲
裏ベスト的な立ち位置でしょう



⑥EZO - 『Love Junkie』
すっかりアメリカ仕様になったが
路地裏にたむろする不良感のあるスパイシーなハードテイストを感じさせる
このミドルナンバーはよう聴いた
もはや再結成ないであろう幻の国産メタルバンド
海外で華々しくデビューもしているだけに忘れて欲しくない
正樹の熱唱も胸を打つ
ギターソロも個性的で魅力がある




⑦WHITESNAKE - 『Don't Break My Heart Again』
サーペンスアルバスの成功ですっかり別人になってしまったカヴァーディル
ホワイトスネイクに似合うのはこういうタイプの曲だと思っています
今のドーピングサウンドよりも味わい深い英国ブルースロックをやっていたことを
若い人には知って欲しいねぇ
この曲は十分垢抜けていますよ
シングル向けのコマーシャル性もある
なにより男臭くてセクシー
そこに哀愁があるのがカヴァーディルなんですよ


⑧KISS - 『Reason To Live』
今となっては素顔を時代は失敗だっと言われたりする
この曲は売れっ子のデス・モンドチャイルドが絡んでいる
だから一頃時代を築いたヒットソングの方程式に沿っていると感じる
KISSの持つ大衆性と哀愁美が共存している
こういうベタな曲をやっても様になるのがKISSの個性であり人気の秘訣だろう
無かったことにしないで欲しいなぁ
ダイアン。ウォーレンとやったTurn On The Nightも忘れて欲しくないなぁ



⑨DIAMOND HEAD - 『In The Heat Of The Night』
いきなり路線変更してんじゃんとなる2枚目のアルバムのオープニング
どっちが本来の姿かは分かりませんが
メタリカにカヴァーされた曲だけがダイアモンドヘッドじゃない
味わい深い渋めの英国ロックも彼等の成分表に記載されているのですよ
この上ずり気味の唄と哀愁のメロディ
じゃない方と言わないで聴いて欲しいねぇ



⑩DORO - 『All For Metal』
ドイツはおろか世界を代表するロックディーバ
そして全メタラーを奮い立たせる
ロックアンセムを轟かせています
これを聴いて大地を踏み鳴らし拳を振り上げましょう




744. 失恋船長 (2021-04-06 21:18:03)

『忘れがたき名曲』10選 

①梶山章&下山武徳 - 『詩人』
夢のプロジェクトによる名曲中の名曲
英詩よりも内容も伝わる日本語詞の方が感動できます
特に下山の唄も滑らか
このプロジェクトは日本語詞でやっても良かったはずである
ダイナミック躍動するハードサウンド
ギターは最高に熱いがクールな旋律をキメてくる
下山も魂を乗せて吠える
だからロッカバラードの母へが泣かせまくるのだ




②SAVATAGE - 『Hall of the Mountain King』
妖しげな世界観とマッチョなメタルサウンドの融合
後のよりドラマ性を深めるのだが
パワーメタル路線からの過渡期を味わえる時代のアルバムのタイトルソング
これぞサヴァタージと言える濃厚な世界を体感出来ます




③LOUDNESS - 『ROAD RACER』
なんかのモーターレースのタイアップソング
最初からシングル向けの一曲です
なのでラウドネスとしては仕掛けも少なくシンプル
そして妙に明るい一曲ですね
アメリカに渡る前ですので十分英国しています
らしさをしっかり残しているのが好き
中盤のソロパートなどスリルがありますよ
個人的には英詩ヴァージョンの方が好きですね



④STORMWARRIOR - 『Heavy Metal Fire』
THEメタルでありドメタルでもあるコテコテのベッタベタな直球ど真ん中メタルソング
こういうのを聴いてグッとくるか来ないかで決まるでしょうよ
初期型ハロウィーンにも通ずるジャーマンメタルとも言える



⑤BUDGIE - 『Breadfan』
ギターリフが切れていますねぇ
ガンガン迫ってきます
リズム隊も豪快ですなぁ
NWOBHM勢にも多大なる影響を与えたバンドの代表曲の一つ
癖のあるハイトーン系の唄もマッチ
なによりリフのリズムの波状攻撃にグイグイと惹き寄せられます
途中スローパートも盛り込む展開も◎
そこから滞空時間の長い雪崩式ブレンバスター
たまらんぜぇ


⑥Lucifer's Friend - 『Ride The Sky』
太古の眠りを呼び覚ます野性的なロックナンバー
暴れ倒すリズムセクション
皆が一体となり生み出されるヘヴィな音像とグルーブに唸ります
既に髪型がおかしいジョン・ロートン
それでもカッコいいと思わせる力が漲っている
スゴイなぁ


⑦SWEET - 『Love Is Like Oxygen』
ヒット曲が沢山あるのに何故か日本での知名度はイマイチ
権利の関係など複雑な問題がありCD化が遅れたり
いまだになっていないものもあるせいなのだろうか?
サブスクでも歯抜けなんだよなぁ
この曲はドリーミーなポップロックでメロメロになります


⑧RAINBOW - 『Ariel』
90年代に突如再結成されたリッチーブラックモア率いるレインボー
ほぼ無名のメンバーを従えリッチーの世界観を見事に体現させてくれました
この曲は恋人であったキャンディス・ナイトがコーラスで参加
エンディングの方では見事なコーラスワークを披露して華を添えてくれます
満を持して再始動したレインボーですが
時代が悪くアメリカでは全然話題にもならずセールスも惨敗
それを受け&彼女の要望もあり
リッチーはルネッサンスの世界へ旅立ちます
この曲はその予感を思わせるキャンディス・ナイトのお披露目会でした



⑨ANNIHILATOR - 『Epic Of War』
キャッチーでメロディアスだが技巧的な演奏が際立つ名曲
この緊張感とスリルを要しながら耳なじみが良いというのも流石である
こういう事は簡単に出来る事ではない
センスの塊のようなジェフ・ウォーターズ
彼はもっと高い評価を受けるべきアーティストではないだろうか
ジョー・コミュー初参戦の日本におけるライブも凄く良かった
その時は新作を聴いてなかったが無問題
正直ダブルヘットライナーのラウドネスよりも出来は良かった
でも会場は完全アウェーだったんだよなぁ



⑩METALLICA - 『The Call of Ktulu』
不穏な空気が漂うインストナンバー
初期ならではの味わいがある
けして技巧的なバンドではないのだが
緊迫感のある演奏は先を読ませないスリルがあり
メタリカの代名詞ともいえる魅力を感じる
後年雑誌のインタビューで
最近はオアシスがお気に入りだと
メンバーが答えたのを見たときは失神するかと思いした
スラッシュは過激さだけではない
音楽に対する崇高な理念が存在するピュアなものだと思っていました
それだけに衝撃でしたね
個人的には2枚目のアルバムがメタリカ初体験だったので
この曲に対する思い入れは深い
そしてこの思慮深き世界観もメタリカの魅力なんだと断言したい




745. 失恋船長 (2021-04-12 17:35:08)

『忘れがたき名曲』10選 

①SNIPER - 『Turning Point』
スナイパーの叙情派サイドを代表する名曲
熱き鼓動を感じる叙情的でエモーショナルな一曲
バーニーのギターも歌心満載で熱い
クールでホットなスナイパーサウンドは今聴いてもカッコいい
彼等の音源も復刻の見込みがない
誰か手を上げてくれないかねぇ
マリノのメンバーと合流した時代も聴いてみたいなぁ




②REACTION - 『Lonesome knight』
リアクションと言えばな一曲
このストレートに突っ込んでくる初期の彼等は自分たちに実直だった
インディーズ盤がバカ売れして話題に
ドラムの梅沢は素晴らしいアーティストだった



③TANK - 『Laughing In The Face Of Death』
メンバーが分裂して二つのタンクが存在する
そのせいで両者とも尻すぼみ感が否めない
このヤサグレ暴走メタルが大好きだった
ヒリつくハードボイルド風味
男の哀愁を背負ったアルジー時代の復活を願うマニアも多いでしょう
名曲も多いバンドですが
今回はこれをチョイスします



④VENOM - 『Need To Kill』
これがあのヴェノムなのかと驚かせたアルバムThe Waste Lands
初期と比較すれば別名義でやれよとファンなら複雑な気持ちになるでしょうね
それでもプリミティブな攻撃性は
計算された構築美の上で成り立っており
その背反すると言えるアイデアを叙情性を用いりハイブリットさせた
この時代もヴェノムの進化と言いたい
ヴェノム的な価値では駄作なのかもしれないが
メタルとしては時代性を飲み込んだ名盤と呼べる出来栄えだった



⑤COCOBAT - 『Can't Wake Up』
引っ掛かりのあるリズムが癖になりますね
ベースがバッキバキでノリノリなんです
作品毎に音楽性が拡散しましたが
割とストレートなアイデアを反映させていた1stが一番好きかも知れない
この曲は有名なオープニングの次に登場します
中盤に設けられたインストパートが超絶クール





⑥DOUBLE DEALER - 『Shedded Blood』
ヘヴィで妖艶な雰囲気のあるミドルナンバー
下山が早口で唄うところが好きですね
ネオクラ様式美だけが島紀史ではない
そして下山は何でも器用に歌いこなせる
ごのグループはどうして瓦解したのだろう
理由が知りたいねぇ


⑦GEORDIE - 『Can You Do It』
ブライアン・ジョンソンが在籍していた事でも有名な老舗バンド
豪快なノリのロックに叙情性をプラス
シングル用の曲だが
このバンドの懐の深さを披露する形になった
現在は1stのボートラとして聴けます



⑧BLACK SABBATH - 『When Death Calls』
オズボーン一家の日常を取り上げたドキュメンタリー番組の成功のおかげで
今やオジーよりも有名になった嫁さんのシャロン
とにかく番組の成功はオジーのキャリアアップに繋がった
その煽りを受けるトニー・マーティンサバス
この曲は様式美サバスが持つドラマ
そしてマーティンのマイルドな歌声が持ち込んだ感性
上手く機能している
忘れ去られた感のあるマーティン期ですが
神々しいまでに輝く暗黒サウンドを展開していますよ



⑨DEEP PURPLE - 『Pictures Of Home』
リッチー時代は演奏される機会の少なかった活きのいい一曲
第2期らしい魅力が溢れている
インギーもカヴァーしたから知っている人も多いだろうが
DPのベストなどにも選出されない曲なのですが
オルガンの絡みやロジャーのベースなど
美味しいプレイも散見できるので裏ベスト的な楽しみで触れて欲しい


⑩MEAT LOAF - 『Two Out Of Three Ain't Bad』
巨体を震わせ歌い上げるロマンティックなバラード
アメリカではルックスに関わらず質が良ければ売れる
こういう発想は実に健全である
日本は令和の今でもヴィジュアル重視だよ




746. 失恋船長 (2021-04-20 12:15:45)

『忘れがたき名曲』10選

①X-RAY - 『Lier In Your Eyes』
紆余曲折を経て辿り着いた音楽性
ライトな方向性に傾いたりと迷いもあったが
最後にようやく自分たちのスタイルを築いたようだ
名曲の多いラストアルバムの中で
あえてメロウな曲を押したい
硬軟交えたX-RAYサウンドに新たなる手応えを感じさせてくれた



②KIX - 『Don't Close Your Eyes』
80年代のシーンを代表するメタルバラード
癖のある歌声も逆に耳に残ります
素直に響くメロディ
珠玉の名バラードですね



③SOUND BARRIER - 『Do Or Die』
今でも珍しい全員黒人によるヘヴィメタルバンドのEPのラストに収録
このEP自体が魅力的なのだが
ベースもドラムもギターも唄も皆が力一杯演奏している
そのヘヴィメタルの様式に沿うようなアレンジに肌の色など一切関係ないことを知りました
ファンキーなノリなんて一ミリも介在しないメタルに対する真摯な姿勢
そこに惹き寄せられます



④HEAVY LOAD - 『Run With The Devil』
ヨーロッパがアメリカンナイズドしたアルバムで大成功した為に
北欧メタルと言えばなフォーマットが出来てしまった
メディアもヨーロッパの登場でシーンが垢抜けた的なニュアンスで伝えていたが
個人的には一ミリも共感できません
NWOBHMの影響をタップリと受けた80年代の北欧メタルシーン
甘美なメロ共鳴しあうガッツあふれる疾走ナンバーを聴けば
元祖北欧メタル=ヨーロッパの図式は成立しません
嘘とまで断罪出来ないが正解ではない
ああいうミスリードは見逃せませんね
このバンドはイイバンドでしたよ



⑤MAD MAX - 『Stranger』
劇的な印象を与えるイントロ
そこから扇情的なメロディを導入
メタルな構築美と正統なるマナー
バンドが一体となり生み出される自分たちのカラー
哀愁系正統派HM/HRの美点が詰まっていますね




⑥ELIZA - 『Scorpion』
北海道を代表するバンドだったイライザ
この曲はアメリカンなスタイルに向かう以前の叙情派サウンド
後期のタイプも良いが
個人的にはクサめの歌メロもツインギターの絡みも大好きですね
ギターも繊細なタッチで独自の色彩美を描いている
ドラムもいいです


⑦LIONHEART - 『LIONHEART』
ビージーズなんか聴くなよとバカにされたりと
デニス・ストラットンのメイデン時代は短いものだった
でも彼がギターハーモニーやコーラスワークにもアイデアを出していたのは間違いないだろう
今作はライオンハートの音楽性を端的に表すものである
叙情味のあるメロディと爽快なコーラスワーク
そしてNWOBHM仕込みのキレ
メジャーデビュー時のアメリカン志向には腰を抜かしましたが
この曲を知ればそれだけのバンドではないと思っていただけるでしょう
現在は英国流儀に則った叙情派スタイルで完全復活を果たしています



⑧MAZERAN - 『Take Me Away』
白田一秀のプロデュースもチョイとした話題に
アメリカ人の参加により音楽性も変わったが
オムニバスにも提供した今作はイメージチェンジに成功していると言えよう
歌メロも覚えやすかったなぁ
繊細な日本人的エッセンスとアメリカンなノリが上手くミックスされている



⑨RAINBOW - 『The Shed』
リッチーのブルージーなギターに導かれるパワフルな一曲
とにかく豪快なリズムプレイに唸る
レインボーと言えばな分かりやすさは無いのかも知れないが
シンプルゆえに誤魔化しの効かぬダイナミックや躍動感
ストレートにグイグイとねじ込んできます
ベストアルバムなどに選ばれることはないだろうが
ギターソロも実にリッチーらしく
ラス・バラードの曲なんかよりもよっぽどレインボーらしいと思う




⑩KISS - 『Under The Rose』
今は亡きエリック・カー初参加のフルアルバムから
コンセプト作のエルダー魔界大決戦は全く受けなかった
キッスらしくないとの事でケチョンケチョンだったのですがね
今作は少々気持ち悪く聴こえる男性コーラス全開のサビが印象的
もう少しソフトなコーラスだと良いのですが
個人的には山男の唄みたいに聴こえてします
それでもアイデアは悪くない
むしろ今までと違うぞと言う決意を強く感じた
今となっては本人たちが触れられたくない黒歴史となっている為に
アルバム自体がタブーになっているが隠れた名曲はけして少なくない




747. 失恋船長 (2021-05-04 12:34:32)

『忘れがたき名曲』10選 


①NAZARETH - 『This Flight Tonight』
オリジナルはジョニ・ミッチェルの曲
ナザレスのイメージも強いだろう
日本では今後も跳ねないバンドだろうが
ロックの醍醐味を味わえるバンドなので
シンプルなロックが好きな人は是非ともトライして欲しい
アクセル・ローズも影響をたっぷり受けている事でも有名である



②FORTBRAGG - 『Stain In The Sky』
天才シンガー小野正利の片鱗は既にここにあります
少々力の入り過ぎに笑みもこぼれますが
後の成功は当然の結果なのでしょう
紆余曲折を経てメタルシーンに戻ってきたのは驚きと共に
嬉しい誤算でしたよ



③Yngwie J. Malmsteen's Rising Force - 『Russian Roulette』
ドゥギー・ホワイトと作った2作目のアルバムから
いい意味での荒々しいインギーサウンドとネオクラ風味が程よくマッチ
マンネリ化が進む中でクオリティとしては最低限の課題をクリアーしたアルバムだったが
それ以降の考えると忘れてはいけないアルバムでもある
この曲はキャッチーさもあり
彼の曲作りの上手さを端的に語っている



④JUDAS PRIEST- 『Desert Plains』
全米制覇を狙ったアルバムから一曲
なんたってアルバムのコケっぷりはハンパない
どう考えてもかばい切れないが
アメリカンテイストと哀愁のあるメロディを上手く纏めた
この曲はアルバムの中で成功例と言える
箸休め感は拭えないがハードなモノの合間に聴くと見えてくる景色も変わってくる



⑤Jerusalem Slim - 『Gotta Get A Hold』
マイケル・モンローとスティーブン・スティーブンスの二人がタッグを組んだ話題作
メランコリックなメロディにはハノイロックスな魅力を大いに感じます
派手目のギターもイイ感じでハマっているのだが
スティーブンが不義理を果たして?バンドは空中分解
今となっては無かったことになってしまっている
惜しいプロジェクトだった


⑥UNITED - 『Bad Habit』
後年酷い目にあったと語られるアルバム『N.O.I.Q』の2曲目をチョイス
個人的には古井の歌声が聴けるラストアルバムの印象が強い
良くも悪くも古井との限界を感じさせたアルバムだった
勢い重視のハイテンションサウンドが満載のアルバムだが
裏事情を知ってから聴くと複雑な気持ちにはなる
当時からパット・リーガンがミキシングってのは不思議だった
プロデューサー問題もね
なんか怖いなぁ
パンキッシュながらキャッチーさも手伝い聴き易い



⑦NO MORE PAIN - 『New Breed』
札幌のベテランスラッシャーの代表曲の一つ
ブラックサバスの名曲のフレーズも入れ込むセンスも面白い
単に暴れるだけではない構成力も美しい
古臭い音をなぞるだけではない
現代的なマッシブさも加味させたサウンドはタイトでソリッド
そして何より無国籍なクールさがある
日本人云々で無視されるようなバンドではない
札幌にはレベルの高いバンドが多いなぁ


⑧RIOT - 『Where Soldiers Rule』
レット・フォレスターとの活動はセールスに結びつかなかったのか?
インディーズに都落ちしたアルバム『Born In America』から哀愁のナンバーをチョイス
回転するリフワークと情緒のあるメロディ
地味目な曲なのかも知れないが従来のライオットサウンドと
レットの魅力が融合した名曲だと思っている
決め手に欠けていると言われても大好きである
少なくともサンダースティールの8番煎じよりは新鮮であろう




⑨April Wine - 『Sign Of The Gypsy Queen』
個人的にはエイプリルワインと言えばこの曲を思い出します
世界的には有名なのですが何故か日本では知名度は低い
この曲のようなワビサビのある日本人好みのヒット曲もあるのですがね
機会があれば是非とも耳にして欲しい哀愁のハードサウンドです
泣かされますよ




⑩早川めぐみ - 『Shocking You』
元祖メタルアイドルと個人的に読んでいる早川めぐみ嬢の1stからオープニングナンバーをチョイス
この曲は東京X-RAYの曲なのですが
松川敏也のソロでも聴けるメタル界の共作ナンバー
向こうのタイトルはオリジナルの『BALL&CHAIN』です
松川のソロで唄うのはクレイジータイガーと名乗らされていた?(自分からこんなダサい名前つけないだろう)
稲葉浩志さんが唄っていますので是非とも聴き比べて欲しい
しかもめぐみ嬢のソロでは松本孝弘も参加となんか興奮しませんか?
キャッチーで勢いのある疾走ナンバー
アルディアスとかにカヴァーして欲しい一曲
というか彼女たちが企画で昔の女性シンガーが唄うメタルをカヴァーする企画をやれば良いと思っている
どうせしばらくはコロナで音楽活動も制限されますからね




748. 失恋船長 (2021-05-05 13:41:31)

『忘れがたき名曲』10選 


①Megadeth - 『A Tout le Monde』
感傷的な歌詞が鋭く突き刺さります
メカニカルなサウンドにエモーションを込めた新生メガデススタイル
この曲はそんな彼等を象徴する様だ
ムステインのシンガーとしての成長も白眉
ギターも難しいことはやっていないのよ
でもええのよぉ



②Great White - 『House of Broken Love』
実力派あるのに成功を掴めなかったバンド
結局は彼等もサンセットストリップの魔力に魅入られたが
進んだのはブルースロック路線だった
こういうバラードをやらせたらピカ一のバンドではるが
この燃えるギターを完全に生かすのはハードな曲であろう



③W.A.S.P - 『Golgotha』
ブラッキー節全開のメロウなミドルナンバー
7分超えの大作ですが飽きさせません
でも熱心なファンならお馴染みですがね
名曲も多いが似たような曲も多い
それがブラッキー
でも愛着を覚えるアーティストでもあります



④Axel Rudi Pell - 『Broken Heart』
正統派HM/HRの牙城を守る勇者アクセルの1stから
歌うはチャーリー・ハーン
後にジョニー・ジョエリが唄いなおすヴァージョンもありますが
思い入れはコチラです
センチメンタルなアクセルバラードを堪能できますよ
少々感に障るんだけどねぇ



⑤Saxon - 『Dogs Of War』
歯切れの良いリフとパワフルなリズム
モダンヘヴィネスを迎え撃つべくサクソンもパワー漲らせている
それでありながらも英国的な哀愁を纏っているのが肝
バイカーズサクソンも魅力だが
こういう大人なミドルナンバーも似合う
ステージ上で光る汗が映える名曲だろう


⑥Scorpions - 『As Soon As the Good Times Roll』
アルバムの中で完全に埋もれている80年代らしいテイストのナンバー
欧州風味の哀愁と湿り気のあるメロディ
そこに大衆性もまぶし上手くやっている
優等生なサウンドは個性がないので目立たないが良い曲です



⑦Dio - 『Naked In The Rain』
80年代のカタログの中では地味な曲だが
ディオの力強い歌声と妖しげな雰囲気
そしてマジカルな世界も感じさせる曲調
小粒感は否めないが悪い曲ではない




⑧Blue Oyster Cult - 『Harvest Moon』
メロウなパートとスリリングなインストパートの対比もカッコいい
アルバム『Heaven Forbid』は影が薄いアルバムになっているが
2020年にFrontiers Recordsから再発もされました
パワフルなナンバーからポップな曲まで力を入れて作っています再考して欲しいねぇ
チャック・バーギーのドラムも的確




⑨Dokken - 『Shadows of Life』
再結成ドッケンは見事にコケた
不釣り合いなモダンヘヴィネス化に至った戦犯探しも懐かしい思い出
今の感性で聴けば違う評価もあるだろう
コーラスワークや歌メロなどドンのセンスも光っている
時代と折り合いをつけ上手くやっていると思います




⑩Europe - 『Sign of the Times』
狙いに狙って大失敗したOut Of This World
セールス的な話は知らないがアメリカンナイズド&コマーシャル過ぎる
幾度聴くことはないが
嫌味なくらいな大衆性とこのバンドらしい美メロ
上手い事やっているがアメリカ人にウケるかは分からないが狙い過ぎだ
キレイなピアノもインパクト大
ギターソロもコンパクトだが上手い
全てが余所行きの作風でもヨーロッパにしか出せない輝きがある




749. 失恋船長 (2021-05-26 19:26:49)

『ちょいエロPV』10選 


①Scorpions - 『Rhythm Of Love』
カッコイイ演奏シーンに対して効果的に挟まれるセクシーな映像
どこか男性優位な印象を与え今なら許してもらえないコンプラアウト感が懐かしい
意味の分からない女王キャラもいるし
半裸の女がケツをブリーンとさせているし
レザースーツ女の挑発的な姿もちょいエロなんだよなぁ
こころなしかルドルフがにやけているように見えるのはワタクシだけでしょうか



②Britny Fox - 『Girlschool』
映像的には露出もないのだが
厳格な全寮制の女子学生がロックに衝撃を受けて
踊りだすみたいな内容である
最終的には先生までもノリノリってお約束の奴である
タイトルだけでエロそうに感じるはワタクシがまじりっけ無しの中年だからです
純粋に見ればエロくないのですが
女の子が集団で踊る姿とボタンを二つくらい空けた制服姿
なんか完全にちょいエロな空気が漂っています



③Whitesnake - 『Is This Love 』
おいおいおいカヴァーディルがさぁ
ちょいちょい女と絡んでいるがなぁ
白キャミソール姿のバックショットはちょいエロ過ぎるど
なにをにやけとんねんである
曲が入ってこない




④Lita Ford - 『Shot of Poison』
大人の色気を振りまくリタ姐さん
売るために一肌脱いだんでしょうね
本人がすすんでやったとは思えませんが
健康的なエロを売っています
まさにちょいエロでしょう



⑤Femme Fatale - 『Waiting For The Big One』
基本演奏シーンも曲もカッコいい理想的なPV
しかし女性シンガーも妙にエロく魅せる演出は必要だったのか
無邪気に絡んでいると言えばそうだが
いらんいらんと思う場面も多々ある
そういうエロはいらんぞ
ちょいちょいとチョイエロを出してくるぞ




750. 聖なる守護神 (2021-05-30 16:50:58)

少ししょぼいゾ...だけどオレは好きだゾ...B級メタル10選(※順不同)

①Tear Down The Walls / HEIR APPARENT
>かの『BURRN!』誌上で"51点"で切り捨てられた1stに収録されている1曲
国内から発売された次作は"マイケル・ジャクソン!!?"なんていう名のヤツを加入させて、一部で笑いのネタにもされてしまいましたが、個人的にはこの1stの方が好き

②The Eyes Of A Lion / LIONS PRIDE
>ベルギー出身で同郷の『MAUSOLEUM』からの唯一作から...
ジャケアートとバンドロゴが中々のカッチョ良さがあったのだが、オヤジ声で唄われる正統派メタルはココ日本では受け入れられにくい音楽性かも知れません
しかしこの男臭くB級感丸出しなメタルってのが本来のメタルの姿ではないのかな?...なんてたいそうな事は言わんでおくが名曲だよ

③Shadows In The Black / MANILLA ROAD
>ココ日本でのシカト振りは最早"イジ〇!?"だろう
エコーを効かせた呪文の如きVo.と時代性を無視したメタルはヴァン・ヘイレンやキッスやエアロとは対局に位置するモノだったのだが、我輩はこっちに魅力を見出してしまったのが不運だったん...かな(笑)

④Forever / FAR CRY
>ロニー・ムンローがその後かのMETAL CHURCHに加入するが、'91年に録音しながらオクラ入りした作品からの曲で、J.テイト風歌唱で歌われるメタルはメロにも気を遣いオクラ入りした事が信じられないレベルにあると思うよ(いくらでもコレよりもレベルの低い作品が国内発売されてたりする)
因みに『RETROSPECT』から発売されてる

⑤Hypnosis / SLEEPY HOLLOW
>ATTACKERの初代Vo.が脱退後に結成したバンドが'89年にカセットからのデモから...('02年に1stフル再発時"1989-1992:Rest In Pieces"に収録されている)
1stフルでは少しドゥーミーなサウンドでしたが、このデモではもっとATTACKER寄りな音楽性で我輩的にはこちらの方が良かったかな

⑥Danger / CROSSHEAD
>ベルギー産の正式なデビューが叶わなかったらしいバンドの作品から
我輩は'89年発表のコンピ"The Best Heavy Metal From Europe"に収録されたこの曲が好きだった
明らかにB級でイモなのだが...
ZERO NINEやMAY LINNと一緒に収録されている...って事で分かる人にはなんとなく分かると思うんですが...

⑦World War Ⅲ / EXXPLORER
>このアコギからの涙を誘う展開がなんとも云えないです
①同様に『BURRN!』からはコケにされたわけですが、アレは何も分かっちゃいないゼ
正しく、B級メタルが放った名曲だっつう事を...ナ

⑧Jealousy / HAMMERON
>'86年唯一作"Nothin' To Do But Rock"収録の抒情的メロが印象的な1曲
途中の展開がDOKKENの"Into The Fire"を思わせるが①⑦そしてWARLORD辺りを感じさせるメタルは素晴らしい

⑨Chasing Tomorrow / DREAMLORE
>US産でディヴィッド・L・クリスティという男がVo.を含む全てのパートをこなしているという"一人プログレメタル"の唯一作"Confined To destiny"から
ドリムシというよりはLEVIATHAN辺りの方が近いと思うが、アコギやKey.そしてナンといってもメロディにも拘った音楽性は決して独りよがりになっていないのがイイぞ

⑩Angel En El Infierno / BABEL
>サックス/フルート奏者も在籍しているスペイン産6人組'84年1stEPからで、全曲スペイン語で演っとる
ユーロプログレ風色合いも感じさせるが、エッジの効いたG.リフが印象的なナンバー
ルックス的にはやっぱりイモだが、演ってる音楽はドラマティックでカッコ良い




751. 失恋船長 (2021-06-06 04:27:39)

『忘れがたき名曲』10選 


①Q5 - 『PULL THE TRIGGER』
豪快ですね
ですが大味にならないキメの細やかさがあります
腕のあるアーティストは何をやっても様になる
そういう典型例でしょう



②KING KOBRA - 『HUNGER』
これもノリ一発な雰囲気もありますが
計算された面の十分に感じさせます
スケールの大きなアメリカンロックのダイナミズム
ギターも巧者でリズム隊もド迫力
なにより唄が上手い
このワイルドな歌声を聴いて誰が性転換すると思います?



③KINGDOM COME - 『STARGAZER』
どこかで聴いたことあるのはご愛敬
哀愁のメロディが耳を捉えますね




④PRAYING MANTIS - 『TURN THE TIDE』
泣かせるねぇ
哀愁のマンティス節炸裂です
ベタですがベタに敵う者はありません
強烈なフックのあるメロディが胸を締め付けます



⑤DAVID LEE ROTH - 『KNUCKLEBONES』
割と歌メロがハッキリとしています
当時としてはモダンな匂いもするし
ダイアモンドデイブは時代の先を行こうとしていましたね
ギターも耳を惹くフレーズが多くシンプルだが単純ではない
試行錯誤を感じさせる曲調だが魅力的です



⑥DOKKEN - 『BREAKING THE CHAINS』
もうドッケンを知らない人も多くなりました
過行く時を感じます
メロウなドッケンサウンドの代名詞のような名曲でしょう



⑦Y & T - 『I BELIEVE IN YOU』
アコースティカルなパートと熱の籠ったパートの対比も素晴らしい
繊細だがエネルギッシュなY&Tサウンドの凄みを体感
メニケッティのはみだし刑事情熱系ぶりがたまらん




⑧TYGERS OF PAN TANG - 『KEEPING ME ALIVE』
歯応えのあるリフと哀愁のあるメロディ
沸々と燃え盛る青白い炎
NWOBHM出身のベテランバンドが放ついぶし銀の哀メロナンバー
この堅実な作り込みに目を細めてしまいますね
これもTOPですよ



⑨VOWWOW - 『BLACK OUT』
3分にも満たないストレートな疾走ナンバー
しかしそこはVOWWOW
彼等の魅力がしっかりと反映されていますよ
ストレートな展開の中に込められたドラマ
キーボードソロもしっかりとあります
山本と厚美のバトルに興奮




⑩VOWWOW - 『TELL ME』
CMソングです
コマーシャル性は確かにありますが
このバンドらしい魅力も満載
ストレートに打ち出す曲はけして後ろ向きではないが
IQの高いバンドには素直にやれなかったのだろう
この曲が世に出るのが遅すぎた
ほどなくして解散したもんなぁ
唄が上手い
ギターソロもいい
リズムもシンプルだけど気持ちがイイ




752. 失恋船長 (2021-06-10 15:14:42)

『忘れがたき名曲』10選 


①Running Wild - 『Conquistadores』
ロックンロルフ節も炸裂する勇猛で好戦的なサウンドです
この気骨に溢れたサウンドは
血沸き肉躍る突破力がありますね
聴いているだけで胸板があつくなります



②Savatage - 『Edge Of Thorns』
濃厚ですね
暑苦しいさもバンドの専売特許
そしてイケそうでイケないのも彼等の魅力



③Virtue - 『We Stand to Fight』
NWOBHM史に残る名曲の一つ
愁いのあるメロディがメタリックに駆け抜けます
起承転結のある展開こそヘヴィメタルでしょう
正式なアルバムを出して欲しかったなぁ
NWOBHMマニアだけのものにするのは勿体ない
惜しい存在である





④Dark Star - 『Lady of Mars』
哀愁のツインリードがギラリと光ります
叙情派NWOBHMを代表するナンバー
愁いのある歌メロも耳を惹きますね



⑤Randy - 『Beast In The Night』
NWOBHMからの洗礼も受けまくっていますね
叙情的なメロディがクールに走っています
パープルよろしくな展開も様式美
懐かしい空気に包まれていますよ


⑥Exodus - 『Funeral Hymn』
ひたすらヘヴィでソリッドなダークメタルを展開
2007年という時代を反映している
そのシリアスな緊張感に押しつぶされそうです



⑦Testament - 『Electric Crown』
彼等にしては非常に親しみやすいキャッチーな一曲
それでありながらも異色なムードが無いのが肝
小手先だけの変わり種ではない
熟成された脱スラッシュスタイルを予感させる曲でもあった



⑧Fight - 『Into the Pit』
JP時代に匂いもするモダンヘヴィネスナンバー
もはやこの時代は無かったことになりそうな
ハルフォードですが
今だからこそ逆にこんなんもあるぞと言いたい
雑誌読んでいないので分からないのだが
もうとっくにモダンヘヴィネスリバイバルって起こっているんですよね?



⑨Twisted Sister - 『Hot Love』
数多くのロックアンセムを残したバンド
この曲のPVでは馬鹿げたメイクを止めたのも話題になった
ちょいエロじゃないどエロPVも同じく話題に
そして演奏シーンもカッコいいよ




⑩Ebony Eyes - 『黒い瞳のマリア』
コテコテの様式美メタルナンバー
その濃度にむせ返りますが大好きです
ツインリードもクサイでぇ
やはりこのバンドが売れなかったのは
メンバー全員イケてなかった
ツインギターの顔のデカさに驚く
ヴォーカルもオカマの女子レスラーみたいだった
それでもワシはライブを見たことを忘れんぞ‼




753. 失恋船長 (2021-07-15 18:09:18)

『真夏に聴きたいクールダウンナンバー』10選 


①Journey - 『Who’s Crying Now』
クールダウンさせるエモーショナルでソウルフルな奴です
オシャレな味付けですが歌声がメチャクチャ心に響く
あのビブラードの掛け方は天下一品である
そしてラストで炸裂するニールのギター
クールダウンした体にポッと火をつけますよ



②Blue Oyster Cult - 『(Don't Fear) The Reaper (Audio)』
淡々と流れる冷ややかなメロディ
インテリジェンスを感じさせる落ち着いた雰囲気
そして中盤に訪れるホラータッチな展開
これがヒットするアメリカの音楽シーンは信用に値するね





③Triumph - 『Lay It On The Line』
アーバンだねぇ
それでいて熱いエモーショナルが迸っている
スポットライトに輝く光る汗
いつ聴いてもグッときます
クールなギターは魂を込めて一音一音丁寧に鳴らされる
ハイトーンもクール
熱いパッショネイトが洗練された空気の中で弾け飛び昇華していきます
終わらないでくれと思うラストもクール
熱くて涼やかな名曲です





④Kix - 『Don't Close Your Eyes』
事あるごとに押したくなる③と④
これがいつも連続で聴きたくなります
オシャレな売れ線志向とアーティステックな感性が静かに反目しあい燃えています
大好きな一曲です
静かに泣きたい時にピッタリの名曲です



⑤Def Leppard - 『Bringin' On The Heartbreak』
洒落とるやないかい
垢抜けていますが抜け切れていない青さが絶妙です
ひと夏をおわりを想起させるような曲調がすき
歌詞は英語で意味が分からないから曲調だけの判断なんですけどね


⑥Queensryche - 『I Don't Believe In Love』
甘めのが続くと入れたくなるのがシリアスなやつ
押さえ気味だがハイトーンが切れています
洗練された大人の魅力あふれる一曲
ベースがブンブンなっていますよね
洗練された曲調の奥で息を潜める野性味
クールな感性が情熱を上手く包んでいます



⑦Damn Yankees - 『Where You Goin' Now』
凄腕のプロ集団が揃っているのでヒット曲が多い
これ以上タフになると暑苦しくなる
ハードなカラーをコントロールする術に
売れる黄金比を知っているなぁ関心しますね
絶妙な甘さとビターなハードテイスト
素晴らしいです
曲作りの上手さに唸りますね
冷静と情熱の間にあるのは普通ではなく普遍という事ですね



⑧Nelson - 『(Can't Live Without Your) Love And Affection』
After The Rainと悩みましたが今日はコチラをチョイス
甘く切ないロックサウンドにキュンキュンします
アコギの使い方がクール
情熱的はロック色をキーボード共に薄めています
普遍的なロックサウンドを武器に羨ましい位の若さを振りまいていますね



⑨Perfect Plan - 『In And Out Of Love』
甘く切ないメロディを歌い上げる歌声が素晴らしい
ベタ中のベタなメロディアスロックだがたまらん
サビでパッと視界が開けるのもよい
火照った体を涼やかに癒すハードサウンド
でも十分ホットでエモーショナルです
冷え過ぎるとお腹壊しますのでね
これくらいが丁度良い




⑩Iron Maiden - 『Wasted Years』
音楽性の裾野を広げてきましたね
アイアンメイデンスタイルを変えずに魅せてきた新機軸
静かに熱く燃えるメタルスピリット
これもアイアンメイデンだと強く断言できます




754. 失恋船長 (2021-07-23 17:27:25)

『忘れがたき名曲-野外で聴きたい-』10選 


①Warlock - 『All We Are』
ワタクシにとっては永遠のメタルアンセム
大音量で聴きながら拳を振り上げシンガロングしたくなります



②TESTAMENT - 『Over The Wall』
焼け付く炎天下のなかベイエリアスラッシュに殺されたい
ギターソロでは泣きのフレーズも持ちこみ
違うパターンで殺してくる
彼等の真骨頂を味わえる名曲



③Triumph - 『Magic Power』
サビに向けて徐々に盛り上がってきます
パワフルな歌声もバッチリとハマりますねぇ
爽快感のある曲調に絡む泣かせのギター
青空の下で涼やかな風を吹かせるアリーナ風サウンドに心を掴まれます





④Joan Jett - 『Dirty Deeds Done Dirt Cheap』
ロック姉さんがAC/DCをカヴァー
彼女が歌う事でソフトになりました
大衆性が強めに変換されたが
青空が似合うようになった



⑤Quiet Riot - 『The Wild And The Young』
底抜けに明るいのが彼等ではない
爽快感たっぷりの洗練された曲調と哀愁
サビではスコーンと突き抜けますね
玄人を唸らせる曲作りの上手さがキャリアの長さを感じさせます
ええわぁ



⑥Pat Benatar - 『All Fired Up』
爽やかですねぇ
そこに一筋の哀愁がこぼれます
ちょい甘酸っぱいのよ
彼女のパワフルな歌声も嫌味のない曲に良く似合う
大音量でいきたいねぇ



⑦Survivor - 『Didn't Know It Was Love』
いかにも売れそうな曲ですねぇ
メロディもいいし洗練されています
チョイハードでロックしているのは情熱的で男臭い唄があるから
ポップロックバンドと侮るなかれ
バーンの低評価の煽りを喰ったバンドだったなぁ



⑧Mr. Big - 『Daddy, Brother, Lover, Little Boy』
腕利きのメンバーがスタンダードなサウンドをバックにベタなことをやっています
そこに自分たちの技をサラリとねじ込むのが上手いバンドでした
個人的にはハマりませんでしたが上手いですよねぇ
マキタの電動ドリルを世界中にセールスしたポール
ワタクシが会社の偉い人なら小松政夫ばりに表彰状を片手にアンタは偉いとシャウトしますよ
こういうベタな曲はデカい音で聴きたいなぇ
野外ステージ映えする奴でしょう



⑨Steelheart - 『Everybody Loves Eileen』
バラード以外もイケますよ
こういう嫌味のない曲を料理するのも上手いバンドでした
いかにもメインストリームなサウンドです
アリーナロックが似合うバンドでした
でも質の高さとスケールの大きさはアメリカンロック最大の魅力




⑩Twisted Sister - 『We're Not Gonna Take it』
底抜けに明るい究極のロックアンセム
アメリカでは世代を超え愛されているようです
バカバカしいPV込みで懐かしいのですが
曲が終わりに向かうときにはチョイ切なくなります
なぜだかわかりませんがキュンとなりますよ




755. 失恋船長 (2021-08-14 18:32:17)

『忘れがたき名曲』10選 


①E・Z・O - 『Big Changes』
この曲を聴き完全にアメリカン仕様になったなぁと感じた
アルバムの曲順的なものもあるのだが
完全に腹を括ったものである
そう思って聴くとこのムーディーな展開が沁みてくる
次のHere It Comesへの流れは完ぺきだった
埋もれがちな一曲だが出来は悪くない
タイトルを連呼するコーラスも耳に残りますね



②EARTSHAKER - 『Night Face』
マーシーと甲斐さんのツインボーカルが楽しめます
アルバム自体がソフトケイスされたものだから仕方ないのだが
哀愁のシェイカー節は聴ける
この路線を支持はしないが隠れた名曲はある
あの時代の作品を今の感覚でリメイクして欲しい



③SHOW-YA - 『兵士の肖像』
彼女たちのファンにとっては微妙に映るだろうが
本格派のハードナンバーのゾクゾクとさせられました
DEEP PURPLE+KING CRIMSON÷SHOW-YAな一曲
本気を出してきましたね
歌謡ロックもいいけど個人的にはこういうのを沢山聴きたい





④SHOW-YA - 『Echo Thru The Night』
懐かしのステファニー・ボジャースを担ぎ出した意欲作のオープニングナンバー
メロウでキャッチーなアルバムのキラーチェーン
短命に終わったステファニー時代
EPの中でこの曲の対比になり光らせるようなハードナンバーが欲しかった
ライブでも往年のヒット曲を英詩で唄うなど貴重なテイクもあるだけに
あの時代も復刻して欲しいねぇ



⑤VOWWOW - 『Speed』
なんだか中途半端な作風になったラストアルバム
アメリカンテイストと無国籍サウンドが
互いに気まずそうに顔を合わせているようだった
洗練されたアーバンな魅力
キャッチーでメロディアスかつハード
そしてオシャレである
頭か良すぎたんだよなぁ



⑥ANTHEM - 『Night Stalker』
世間的には評価がメチャクチャ低いのだが
個人的にはアンセム屈指の名曲
このヘヴィでダークな質感を出せる国産バンドをしらない
ダークでメロディアスなサビメロを力強く歌い上げる森川之雄に脱帽
ギターも頑張ってムーディーは空気を作っている
アンセムが英国流儀なのが存分に伝わる名曲である
わしゃこういう腹にズシンと響くミドルナンバーが好きです



⑦LOUDNESS - 『SLAP IN THE FACE』
リメイクアルバムの後だったかな?
新曲として紹介されたイキのいいナンバー
マイクの歌声もピッタリとハマる一曲
なんたって高崎のギターがナチュラルである
色んな意味で驚かされるが
相変わらずの重音爆撃リズムセクションである
ハイセンスな新生ラウドネス
このラインナップでもう一枚オリジナルアルバムを聴きたかった



⑧SABER TIGER - 『Thrillseeker』
ガッチガチのキリッキリに締め上げたリズムプレイ
ロン・キールをゲストに迎え木下昭仁はやりたい事を具現化させたと思う
これがあるから下山時代が到来する
そして下山がいたからバンドは数段上のステージへと上り詰めた
タイトでアグレッシブなスピードナンバー
何度聴いてもアドレナリン放出
ゾクゾクさせられますねぇ




⑨Night Hawks - 『Outsider』
アーバンな魅力が溢れる大人のバラード
青木のソウルフルな歌声が映えます
確か『極道の妻たち』の誰かのエピソードで使用された記憶がある
上手く言えないけどなんか泣ける
今でも空で口ずさめる曲でもある







⑩ACTION - 『Knife&Night』
ヨシロウの可愛い歌声を隠すように色んな仕掛けをしています
ハードに迫るには限界がありますよね
ハードポップな面がフィーチャーされがちだが
硬派さも同じくらい大切にするバンドだった
このバンドに必要なのはハードさに負けない歌い手だった
日本は人材がいないよなぁ




756. 失恋船長 (2021-08-18 13:11:45)

『忘れがたき名曲』10選 


①Running Wild - 『Blazon Stone』
我らがロックンロール海賊
ロックンロルフ率いるジャーマンメタルバンドは疾走ナンバーが得意でした
ある意味ワンパターンとも言うべきお約束を量産しましたが
年に1回くらいはロルフ節とも言えるベタベタのやるが無性に聴きたくなります
勿体つけるイントロから何が始まるのかと思ったら以外とすんなり展開
軽い肩透かしを喰らうも気が付けばメタルの大海原へ航海
ヨーソロー!と声をかけんばかりにサビへ向かいます
なんがかんだ言うとりますが好きな曲です
何にも起こらないんだけどね



②Tygers Of Pan Tang - 『White Lines』
再結成後も単発に終わらずアルバムをリリースするベテラン戦士
NWOBHMファイターから円熟味を増した普遍的サウンドにシフトしたが問題はない
今作はそんな現在の姿を映し出す楽曲の一つ
いい意味でメジャー感を纏い可能性を広げたメタルサウンドであろう
常にジョン・サイクス時代ばかりフィーチャーされがちだが
短命だったサイクス時代だけがこのバンドの歴史とは思わない
むしろそれ以外も素晴らしいキャリアを形成している


③Aldious - 『愛しい男』
愛しい男で”なかしいおとこ”と読ませます
だせぇなぁ
個人的には予想通りR!Nちゃん辞めたなぁ
残念で仕方がない
ジャパニーズハードポップロックに歌謡テイストは良く似合う
このギリギリの恥ずかしさが絶妙
ヒットポテンシャルが満載だ
そして身につまされる歌詞でもある



④Lionheart - 『Lionheart』
オープニングから強烈なヴォーカルハーモニーを楽しめます
哀愁のメロディと親しみやすいライトな感覚
そこに強めのビートを放り込みNWOBHMなエッセンスも補完
ハードさと陽性スタイルが上手く融合している
この路線に進んで欲しかったが
メジャーデビューした「Hot Tonight」には面影はなかった
アメリカンナイズドされたデビュー作も悪くない
しかしこの作風も楽しんで見たかった



⑤Marino - 『You Better Find Out』
実力派集団が揃った本格派のハードサウンドが楽しめるマリノ
大阪臭もある洗練されきっていないメロウさがたまらん
大人になるとグッと沁みてくる哀愁
そしてハードなサウンドはカッコよさが倍増である
ギターソロも引き込むねぇ
エンディングまで気が抜けないよ



⑥King Diamond - 『A Mansion In Darkness』
魔王キングダイアモンド主催の魔界舞踏が幕開け
彼等流のダークでメタリックな様式美メタルに悶絶
日本ではイマイチ認知されていないが
欧州のメタルシーンにおいては絶大な支持を集める
音楽的な影響も大きい
ダーク系メタルのアイコンでもある


⑦Def Leppard - 『Wasted』
シンプルに刻まれるリフとメロディ
英国的な哀愁が滲み出る叙情派NWOBHMナンバー
分かりやすいポップロックで成功したが
メタルな耳でいけばこの時代の方が何百倍もカッコいい
1st自体が見直されて欲しいねぇ




⑧Anthrax - 『Medusa』
今の彼等では考えられないストレートなメタルナンバー
初期ならではの硬質で実直なスタイルが何とも懐かしい
スラッシュメタルは激しく走るだけではない
こういう曲も料理できる
そして彼等のルーツとは何なのかを知ることが出来ます



⑨Kuni - 『Restless Heart』
左利きの覆面ギタリストKUNIの1stから
歌うはカル・スワン
彼の憂いのある沸騰型ヴォイスと叙情的なメロディは良く似合う
西洋人には出せない繊細さとワビサビを感じさせる曲調
非凡の才を感じさせるコンポーザーとして素晴らしい人物だった


⑩Mastermind - 『To Eternity』
マスターマインドらしい哀愁の疾走ナンバー
ツインリードもキマリまくりです
キャッチーなメロも熱いねぇ




757. 失恋船長 (2021-09-08 12:05:46)

『闘病からの復活』10選 


①Halford - 『Resurrection』
慢性的に苦しむ腰痛との終わりなき戦い
もはや完治あどあり得ないらしい
体幹を鍛え上げ不摂生とおさらばしないといけないようだ
ベットの上で横たわり頭の中を駆け巡るゴットのシャウト
本家を尻目によもやハルフォードが先に
メタルシーンに戻ってくるとは夢にも思わないんだ




②筋肉少女帯 - 『バトル野郎~100万人の兄貴~』
自他共に認める音痴の大槻ケンヂ
彼の破壊的な歌声とバンドが持つなんでもありの世界観が
何とも言えない魅力を発散
いい意味でのバカバカしいデフォルメ強めが勢いとつけている
一度聴けば覚えてしまう歌メロの分かりやすさも
特徴的な歌詞も耳を惹きますね
苦しみに悶え搬送されるときに我を励ますために
流れるはこの曲でした
普段聴かないのに面白い経験だったねぇ
よぉ兄貴♪



③Blue Oyster Cult - 『See You in Black』
今のご時世の事情もあり毎回担当の看護師が変わる
それはいいのだが毎回初見の顔で同じことを聴いてくる
俺を試しているのか単にスキルが低いだけなのかは分からないが
とにかく日々変わる病状は改善点が正解に伝わっている感じたことがない
9日目に言われた『吐き気は収まりましたか?』に心が折れた
入院中一度もワシは口にしたことのない症状である
心の底からこう思った『お前の喪服姿が見たい』である




④Concerto Moon - 『Dream Chaser』
痛みがゼロになることはないらしい
しかし生活や肉体を改善すれば復活もあるようだ
ワシは奇跡を信じ夢を求める事にしました
この曲はオリジナルの尾崎ヴァージョンしか考えられない
リリース当時はよう聴きました
そして何度もライブに行きましたがなぁ
上手い下手関係なく当時のラインナップにはマジックがあったような気がする
そしてワシの肉体にもマジックがかかることを信じとりマッスル




⑤3 Inches of Blood - 『Dominion of Deceit』
コロナと言う事もあり病室の空きの関係で大部屋に映るのだが
そこで恐るべきいびきの黒帯にである
もはや耳栓など何の役にもたたない
ハイピッチなスクリーミングシャウト
そして訪れるレム催眠とノンレム催眠で繰り返されるいびきの波状攻撃
どういうわけかこの曲が頭に流れるのである
起承転結のあるメロディアスでテンションの高いファストナンバー
他にも名曲はあるのだが何故これが浮かんだのだろう?




⑥Brazen Abbot - 『The Road To Hell』
入院して二日立っても小便が出ない
何故だ変わらんがしたいのだが出ない
そこで渡されるは尿瓶である
毒素が回るのでお願いと言われても出ない
焦れば焦るほどである
刻一刻と迫る看護師の交代時間
彼女は自分の受け持ち時間に終わらせたいらしい
無言のプレッシャー
ワシにはジョー・リン・ターナーの激しいシャウトが聴こえます
本当は立ち上がれないのに痛みにこらえ
歩行器にもたれかかりトイレに向かったあの振動からくる痛み
中盤で流れるバイオリンソロと焦りながら向かうワシの小便タイムがリンクしました
何故と言われてもそういうものなのです



⑦Jimi Jamison - 『Never Too Late』
誰の力も借りず一人でトイレに行きシャワーを浴びれた時は嬉しかったなぁ
季節感の移り変わりにすら気が回らない闘病生活
そこから一縷の望みが差し込んだ時に見た朝日の美しさ
歌詞の内容などどうでも良い
とにかくポジティブな空気で一杯な時に
フッと思い立ったのはジミの歌声である



⑧Flatbacker - 『ミミズ』
入院から数日快方に向かうも途中で悪化
安静な生活に戻った時の絶望感
今の俺のにとっちゃミミズでさえ手ごわいの歌詞がズンと突き刺さりました
あんときゃまいったねぇ




⑨McAuley Schenker Group - 『Destiny』
なんだかんだ噛み合わない日々の中で明るい兆しも見える
近づくは退院へのカウントダウン
歩行訓練も乗り越え階段を使い上り切った時の喜び
そこそこの日常生活を遅れれば帰りたいと直訴していたので
すんなり方向性は決まったのだが
リハビリの前半はサバイバーのEYE OF THE TIGERだが
復活の呪文はコチラでした
叙情的な哀愁のメロディとロビンの押しの強さ
マイケルらしさを幾度感じないが良くできた曲である



⑩Europe - 『Prisoners in Paradise』
ベストな状態とは程遠いのだが担ぎ込まれた時と比べたら屁みたいなもんである
とは言えいつになったら元に戻るもか?
前向きな気分になれるわけではないのだが
頭の中で鳴り響くはジョーイの力強い歌声と詩的な歌詞
楽園に捕らわれた囚人ねぇ
今回の判断
いつか自分にも問うのだろうか?正しいか間違っていたのかを




758. 失恋船長 (2021-10-10 05:27:47)

『やっぱりラウドネスが好き』10選 


①CRAZY NIGHTS - 『THUNDER IN THE EAST』
アメリカン仕様ラウドネスを代表する一曲
ワイルドなロックサウンドに日本人らしいキメの細やかさを持ち込んだ名曲
一頃は聴き飽きて手を出さない時期もあったが
2周回って今は良く聴いてます





②CLOCKWORK TOY - 『THUNDER IN THE EAST』
よう聴いたなぁ
今聴いても体に火が付きますねぇ
メロディアスかつスリリングな高崎のフラッシーなギターに悶絶
ヨーロピアンテイストも漂うのもカッコいい
若々しい二井原実先輩の歌声も初々しい





③LIKE HELL - 『THUNDER IN THE EAST』
リアルタイムでラウドネスを初体験したのは
この曲がラジオで流れてきた時です
とにかく両手タッピングソロにぶっ飛んだ
リフもイイが圧巻のソロに脱帽
世界に名だたるギタリストに負けない高崎晃の存在感
本当に誇りに思いましたね
メロディアスで情熱的な疾走ナンバー
今となってはいかにもラウドネスらしい曲でもある





④LET IT GO - 『SHADOWS OF WAR』
渡米前のラウドネスでは考えられないシンプルな曲
アメリカで売れるために作られたシングル向けの一曲
広がりのあるギターソロがイイ
二井原実先輩も唄い方を変え中音域を強化
新しい歌唱スタイルも板についている
シンプルなおかずでも樋口はカッコイイ






⑤THIS LONELY NIGHT - 『ハリケーンアイズ』
この曲のPVは良く見たなぁ
演奏シーンがムチャムチャカッコいいのよ
キャッチーでメロディアスな80年代アメリカン仕様ラウドネスが楽しめます
マー君のベースも何気にカッコイイ
結局みんなカッコいいのよ





⑥25days FROM HOME - 『SOLDIER OF FORTUNE』
無理せずにアジアの風を吹かせるロッカバラード
繊細でワビサビの効いたギタープレイに魅了
世間的な評価は低いかも知れないが個人的には大好きである
ギターアプローチの変更を予感させる曲でもある
マイク・ヴェセーラがメタリックにシャウトするだけじゃない
柔軟さがあるというのも知ることが出来た





⑦RUNNING FOR COVER - 『SOLDIER OF FORTUNE』
このシンコペーションがカッコいいのよ
マイクの歌い回しもカッコいい
アメリカン仕様ラウドネスも違和感なし
ここにきて洗練度を一段も二段も上げてきた
しかし二井原実先輩の声を失うと個性がなくなった
因果な結果だと思うがこういう曲はマイクの方が似合う



⑧LOST WITHOUT YOUR LOVE - 『SOLDIER OF FORTUNE』
泣かせの名バラード
国際基準の名曲だが同時にアジアの風も吹かせている
いずれにしろ強力なロッカバラードである
マイクの歌声もバッチリハマっている
高崎のエモーショナルかつテクニカルなソロも名演
スローナンバーを叩きこなす樋口も超クール



⑨LONG AFTER MIDNIGHT - 『SOLDIER OF FORTUNE』
このグルーブ感は二井原実先輩では出せませんよね
マイクの歌い回しもバッチリハマっています
渡米後の集大成のようなアルバムに収録されるのに相応しいキャッチーな曲
歌メロが実に魅力的ですねぇ





⑩DEMON DESEASE - 『SOLDIER OF FORTUNE』
懐かしのドラムソロをイントロに持ってきたアイデアも悪くない
何と言ってもヨーロピアン調の疾走ナンバーだと言うのが最高にカッコいい
そして高崎晃ベストテイクとも言えるギターソロに悶絶
火を吹くほど熱く情熱的だがクール
テクニカルかつ口ずさめる親しみやすさ
天才すぎる名演中の名演
あんなにギターが弾けたら幸せだろう
難しいでぇあのニュアンスを出すのは力強いのに滑らかに聴かせる完璧なプレイにぶっ飛びまくりです
二井原実先輩が唄うとバタ臭くなりそうな曲をマイクが唄うから国際基準になる
でもやっぱり個性はない
難しい問題に直面したのは間違いない




759. 失恋船長 (2021-10-18 20:28:21)

『長刀ヴォイスが強烈でした渡辺徹SABER TIGER編』10選 


①摩天楼- 『Paragraph 2』
Paragraph 2でCD化された渡辺徹をシンガーに迎えていた時代のデモ音源のオープニング。当時サーベルがダークでヘヴィなサウンドを展開したことに非難も集まったと信じがたい風評被害を受けましたが、ここで聴けるダークでメロディアスなサウンドは渡辺の抜き差しならぬストロングヴォイスのおかげで唯一無二の個性を発揮、木下節とも言える起承転結のある世界観にグッと引き込まれます。
後に下山ヴァージョンも世に出ますが、本人も言っていた通り、渡辺の声は個性的でありカヴァーするのは相当難儀だったでしょう。両者甲乙つけがたい逸材ですからね。その渡辺さんは今何をやっているのだろうか?



②Dead Lock - 『Paragraph 2』
サーベルお得意のリズムとメロディ、何度聴いても心地よく駆け抜けていきます。これぞサーベル節とも言えるメロディアスな疾走ナンバー、渡辺のストロングヴォイスはスパッと空間を切り裂きます。唯一無二の個性的な声質の彼、大好きな歌い手でした。ハードギアのライブには何度も行ったでぇ



③Die with Cryin' - 『Paragraph 2』
ファンの間では根強い人気のある初期のナンバー。何度聴いても期待を裏切ってきた静のパートにはゾクゾクとさせられます。張り上げるだけではない渡辺のしっとりとした歌い回しもクールでカッコいいです。
そこからのエモーショナルな泣かせのギターも最高潮を迎えるのでね。メロディアスなガチンコメタルが好きな人ならなマストな一曲です。複雑に絡みあるメロディと構築美溢れる楽曲構成の妙味。流石はサーベルタイガーである。



④Recollection - 『Paragraph 2』
一度サーベルタイガーが無くなり、スーパータイガーみたいな名前を名乗って活動していた時期にライブで聴いた時の感動は忘れられません。歌い手は鈴木勝人さんでしたが、感動しましたよ。鈴木さん、下山さん、そして渡辺ヴァージョンと聴きましたが、これは渡辺ヴァージョンが一番でしょう。個人的な思い入れと溺愛指数のありますが、この歌メロには何度聴いても泣かされる。サビで迎えるクライマックス。何があったんだと言うスペクタクルな世界観に阿鼻叫喚です。号泣必死の超絶ヘヴィバラード。御大木下のギターに昇天。何度、天に召されそうになったかわかりません。



⑤Machine Gun - 『Paragraph 2』
渡辺が新たに歌入れをした曲ですね。彼の強烈なスクリームハイトーンをもってしても、この小学生低学年レベルの英詩の破壊力を超えられませんでした。なんでこんな英詩を採用したのでしょうねぇ。
ただ、曲はストレートに突っ走るパンキッシュなナンバーなのでカッコイイのがタチ悪い。




760. 失恋船長 (2021-10-27 15:56:08)

『燃えろジャパニーズメタル』10選 


①SNIPER - 『OPEN THE ATTACK』
よく動くベースとタイトに刻まれるドラミング
巻き舌全開のケニーの熱の籠もったテンションの高い歌声
そしてバーニーの攻撃的なギターはあくまでもエモーショナル
その情感たっぷりにスリリングなプレイにノックアウト
何度聞いても身体に火がつきます
こういう曲を聴いてなんとも思えない輩と音楽の話は出来ません



②ANTHEM - 『RENEGEDE』
森川之雄がエグすぎる
サビでキーを下げるのもド迫力のドセクシー
噛みつくほどワイルドな森川節に唸りますね
バックの演奏もド迫力
ギターも代わり新しいステージへと上りましたね




③HARD GEAR - 『INFINITY』
名曲の多い北のテクニカル集団による割とストレートな失踪ナンバー
刻みがエグいし腱鞘炎にならないのか心配になります
田中マシーンさんのテクニカルなギターはあくまでもメロディアス
でもテクニカルという離れ業を難なくこなしています
渡辺さんの個性的な歌声もパンチが効いていますよ
タイトル通り無限の世界が広がっているよな曲調も素晴らしい
リズム隊も個性豊かな二人に負けじとキメまくっていますよねぇ
インディーズ止まりなので一般的な認知度が引くのが残念極まりない
サーベルタイガー組による国産メタルの最高峰に位置するバンドでした





④SABER TIGER - 『FATE』
久保田陽子さんが力強く唄ってくれます
歌メロも印象的ですよね
彼女の才能に惚れ惚れするのですが
サーベルらしい一筋縄ではいかない展開も耳に残りますね
一曲の中にいろんな表情を見せてくれるよなぁ





⑤TERRA ROSA - 『VISION OF THE LAKE BOTTOM』
思わせぶりなSE風のイントロから一気に駆け抜けていきます
赤尾のパワフルな歌声は頼もしい限り
レインボーよりレインボーしていたバンドと呼ばれる様式美メタルの権化による
攻撃的な一曲は様式美メタルが核爆発を起こしています
何度聴いても目が覚めますよ



⑥UNITED - 『VIOLENCE JACK』
全てをなぎ倒す強烈なリズムプレイ
そしてギリギリと軋みながら突っ込んでくる二本のギター
肉弾戦上等なヴァイオレントメタルサウンドの凄みにただただ震えますね
言葉を失うほどアグレッシブだがクールなアイデアを持ち込み聞き手を魅了
何度聴いても興奮させてくれる名曲です
間髪入れずにMACHINERY DAYSに流れる展開にも毎回ゾクゾクさせられます
初期の彼らが大好きでした



⑦ELIZA - 『SCORPION』
初期の名曲です
アメリカン指向よりヨーロピアンスタイルの哀愁系が好物ですので
この曲は大好きでしたね
メロウな歌メロを歌うギリギリの線の細さも魅力的に映ります
刹那な一時を感じさせるメロディとハードテイストが絶妙
ドラムも上手いし良いバンドでした
最近再結成したのは嬉しい限りでしたよ



⑧FLATBACKER - 『massacre -宣戦布告-』
身体に火をつけるナンバーを沢山持っているバンドですが
今日はこちらをチョイスです
重戦車が突進してくるような破壊力満点のリズムプレイに轢死です
雅樹の歌声も凄いのよ
あのスクリームは凄いのよ
歌詞も凄いのよ
あっぱれあっぱれなのよ



⑨WOLF - 『THE SHADOW OF A SHADE』
頭の方で黒木のギターソロが炸裂します
そこでテンションもあがるのですが
再度楽曲の方に戻ってからがえげつない
松本の伸びやかでマイルドな歌声はパワフルな演奏に負けないほど存在感を発揮
日本屈指のロックシンガーでした
WOLFも名曲が多いのですがバンドの全てをつぎ込んだような
この曲は間違いなく彼らの代表作でしょう
緊張感漲る演者のプレイは一触即発と言えるほどスリルに満ちあふれている
絶妙なバランス感覚と間をとり繰り広げられるメタル一大叙情詩
何度聴いても興奮を忘れられません
様式美メタルにどっぷりと浸かっていた時代を思い出しますねぇ





⑩X.Y.Z.→A - 『MIRACLE』
今でも忘れることの出来ない彼らのライブ初体験
ロッキンFに小さく告知されていたのですが会場はガラガラ
本当に数えるほどしかいなかった
なんだかこちらが恥ずかしい気分になったのですが一体感は過去一だった記憶もあるwww
この曲はそんなメタルに対してピュアな気持ちにさせてくれる記憶に刻まれた一曲
そして二井原実先輩が本格的にメタルシーンにカムバックしてきた印象をもった曲でもある
なにより橘高文彦がメタルの世界でギターを弾きまくっていたのも嬉しかった
ワタクシにとっての彼はれっきとしたメタルギタリストでしたのでね
ツーバスをバックに二人の個性がぶつかり合う姿は気持ちよかったねぇ




761. 失恋船長 (2021-11-01 18:27:14)

『燃えろジャパニーズメタル』10選 


①EARTHSHAKER - 『DARK ANGEL』
ブリティッシュロックしていますよね
マーシーのねっとりとした歌い回しも最高です
彼らのカタログとしては異質ですが
こういう曲ばかりのアルバムも聴いてみたい
メロディを大切にしているバンドは強いな




②ANTHEM - 『Xanadu』
唄うは坂本英三
ゲームミュージックだが侮るなかれ
いかにもアンセムらしい情緒のあるパワーメタルに仕上がっています
この曲は正式にリメイクする価値がある一曲だ




③陰陽座 - 『火車の轍』
男女ツインボーカルと言うのが新鮮でした
黒猫ちゃんの上手さばかりに注目が集まるのだが
個人的には瞬火さんのパートが大好きである
メタリックかつメロディアスな疾走ナンバーは
ストレートに走り抜け
しなやかでハードな初期型陰陽座スタイルを牽引した一曲だろう
二人のシンガーの絡みはいつ聴いてもクール






④聖飢魔II - 『テロリスト』
ヘヴィでダークなアルバムのラストを飾るメロディアスなミドルナンバー
あまりも本格派のサウンドに転換したと言うことでラストまで辿り着かない信者もいたとか
ヘヴィなスタイルに傾倒するあまりに情緒がなくなりドライな音像になったのだが
異質なアルバムのラストに相応しい世界観の曲だと思う
静かに沸々と炎を燃やしたい






⑤OUTRAGE - 『OUTRAGE』
満を持してバンド名をタイトルにした曲を作りました
火傷するほどに熱いパッショネイトが炸裂
しかし下品に鳴り響く鋼鉄サウンドは他者を寄せ付けない冷徹な空気を放ち
パーソナルスペースに迂闊に踏み込んだら最後
一触即発の緊張感をビンビンに放っている
人間味溢れるパフォーマンスも魅力的だ




⑥RUN - 『Named 1986 - Without You』
松川敏也のソロアルバムのオープニングナンバー
松川の繊細なトーンを操るギターはスリルたっぷり
テクニックに埋没しないセンスのあるギタリストでした
そんなイケメン松川の相棒もイケメンでしたよ
これだけ話題性があるのに再発がないのは何故だろう?
理由を聴いてみたよねぇ
ミスタークレイジータイガーのシャウトもキいるぞ





⑦MAVERICK - 『HAMMER BLOOD』
パワフルですねぇ
豪快に突っ込んできます
でもギターソロはもう少し見せ場が欲しかったなぁ
マーベリックのライブはよう見たよ




⑧凶音 - 『凶津風』
ブラストビートに八つ裂きにされます
呪詛の言葉にとらわれ死亡確定
末代まで祟られる地獄ソング
国産ブラックメタルですがアヴァンギャルドな空気もあり
一筋縄ではいかないのだが以外と聴きやすい
終盤ピアノまで飛び出し理性も狂喜乱舞
知性を刺激してくるのが凄いっすね




⑨CASBAH - 『Unsung Heroes(Song for the Heroes) 』
緊迫感溢れる肉弾戦メタル
テンションの高い演奏はスリリング極まりない
不用意に近づけば怪我するほど切れ味が鋭い
そして男達の挽歌なサビメロからギターソロの泣かせ具合がたまらん
この曲を聴くたびに傷つき倒れても立ち上がる男達の姿が浮かびます
でも力強さは武勇に長けた関羽雲長なんだよなぁ
無敵感が凄いのよ






⑩SIGH - 『Hunters Not Horned』
この曲が収録されているアルバムのジャケットが怖いのよ
一見レトロな絵なのですが
よく見れば枯れた植物に水をやっているという奇妙奇天烈な絵に見入られました
怖いねぇ怖いのよ
そういうイーブルな感触を残し
アジアンテイストを盛り込んだメロディアスなサウンドは常に挑戦的であり
一筋縄ではいかないアレンジが知的好奇心を刺激し続ける
多彩な楽器と歌唱スタイルを持ち込み独自性を高めた音楽性は
けして難解で実験的なだけではない魅惑のメタルホラー劇場が開演されており
案外親しみやすい音とも言える
この曲などはそういう魅力をわかりやすく伝えている部類だろう
でもアルバム全体が強烈なんですけどね
日本よりも海外の支持が高い彼らだが我が国でも十分受け入れられるスタイルである




762. 失恋船長 (2021-12-01 02:35:56)

『光り輝け高速の貴公子Yngwie Malmsteen』10選 


①Rising Force - 『ODYSSEY』
ケガの影響もあり危ぶまれた高速プレイの復活
ここでは新しい技にも挑戦とインギーは装いも新たに再登場を見事に果たした
なによりジョー・リン・ターナーの貢献度が高い
彼の歌メロなくしてこの曲は成立しないだろう




②Bedroom Eyes - 『ECLIPSE』
もろにジミヘンからの影響を出した曲
マッツ・レヴィンとのツアーだったかな?
ライジングフォースの次にこの曲をやったときはゾクゾクとした
インギーのタイム感が心地よい




③Crying - 『TRILOGY』
繊細なタッチが胸にグッと迫ります
ケガをする前のインギーのギタープレイは実に繊細でエモーショナルなものだった
このような曲を今は作れていないが
絶品のプレイとメロディセンスに酔いしれます
この速さと強さがありながらも
あのニュアンスを出せる奴なんて世界に何人いるのだろう
真似できても泣けないのである
ハラミちゃんの即興完コピは芸ではあるが芸術と感じません
そういうセンスが問われるような一曲








④Motherless Child - 『ECLIPSE』
ネオクラメタルの権化のような一曲
ヨランのハイトーンも絡みますがもう少し余裕のあるところで歌わせて欲しかった
ここで聴けるインギー印満載のクラシカルメロディにぶっ飛びます
ただ速いだけではないメロセンスとスリル溢れるプレイの数々
ジョー・リン・ターナーがいなくともやれるんだと言うことを高らかに宣言しています
彼のコンポーズ力に脱帽しました
アルカトラスでレインボーなDEMON DRIVERも同じく素晴らしい






⑤Judas - 『ECLIPSE』
サビはちょっと苦しそうだが歌メロがいいのよね
ヨランの繊細さとインギーのコンポーズ力
北欧フレーバーたっぷりの唄モノロックも悪くないです
前作で培ったジョーとのコラボレーションが結実している
なんだかんだいって否定できない作風だ




⑥Trilogy Suite Op. 5 - 『TRILOGY』
THEインギーインストならFar Beyond the Sunよりこちらを選びたい
あえてこちらにしたのは
マイルドな音質にしたアルバムでも全開の北欧風味を吹かせたからである
とくに彼のテクニックとアイデアを惜しげもなく詰め込んだ今作は
天賦の才を遺憾なく発揮
その繊細なタッチは驚くほど表情豊
飽きさせる事の無いスリリングな場面展開と鬼気迫るド迫力に震えますよ







⑦You Don't Remember, I'll Never Forget - 『TRILOGY』
マーク・ボールズの唄が素晴らしい
インギーのギターに負けない力強さを兼ね備えた繊細な唄い回しに気絶しそうになります
とにかくカッコイイ歌声のおかげでポップな曲調なのにビシッと背筋が伸びます
キーボードもキャッチーさを増幅
インギーがバンドスタイルに拘ったと知らしめる一曲だろう




⑧Only The Strong - 『Facing the Animal』
マッツ・レヴィンの歌声もバッチリとハマっています
再びコンポーズ力にアイデアを注いだと思われる渾身のアルバム
その中でもメロディアスでパワフルな北欧サウンドは
新たなる可能性を示唆
ドラムで参加したコージー・パウエルや
プロデューサーのクリス・タンガリーディスのアドバイスもあるだろうが
やれば出来るところを見せつけた
構築美のある楽曲展開とソロ前後は素晴らしい出来映えである





⑨As Above, So Below - 『Rising Force』
イントロからしてやり過ぎじゃないのかと言いたくなるくらい味付けが濃い
ドラムも切れていないしミックスに問題もある
ジェフ・スコット・ソートの実力もこんなもんじゃない
止めどなくあふれ出るアイデアと才能
それらが未消化だが天才の片鱗は隠しようもない
ダダ漏れの北欧クラシカルメロディとサウンド
ある意味これがヴァイキングメタルなんだろう






⑩Fire in the Sky - 『Magnum Opus』
メタリックでシャープなマイク・ヴェセーラが加わりアメリカンテイストが増量
NEVER DIEなどは顕著なコラボだったろう
このくらいからインギーの雑さが目立ってくるが
この曲で聴けるクラシカルメロディこそ彼の魅力
クリスタルの如き煌めきが散りばめられたクラシカルサウンドは
アルカトラス時代を彷彿とさせる丁寧さがあり
これが聴きたいんだよインギーである
今となっては聴かれないタイプの曲なのだが
この時代のマインドを取り戻し選任シンガーを入れて欲しいねぇ




763. 失恋船長 (2022-01-13 02:55:29)

『年明けのヘヴィローテーション』10選 


①CROWLEY - 『悪魔がにくい』
平田隆夫とセルスターズのカヴァーということで昭和歌謡を取り上げています
オリジナルは全く知りませんが今ではソラで歌えますよ
妙な古さとジャパニーズ歌謡
そこにクロウリーの持つ柔軟さとサタニカルナ味わいが浸食
良い感じに仕上がっています
ある意味定番となる予感が漂う




②BLAZE - 『The Night Speaks』
ジャパニーズNWOBHMを体感させてくれる大阪の老舗バンド。海外でも認知されるマニアックなスタイルは日本人らしいワビサビのある展開とメロディを軸に展開。どの曲にも刹那な哀愁が漂います。もっと売れて欲しいなぁ。




③Guardian's Nail - 『Passion Red』
曲名通り情熱的なナンバーです
哀愁をまとったメロディアスなフレーズ
少々線は細いがハイトーンヴォイスも健闘
熱量の高いバックの演奏も素晴らしい
やはりエスパーニャ・カーニをぶち込んだアイデアの価値だろう
あのフラメンコというのか闘牛場できこえてきそうなフレーズがよく似合います




④Show-Ya - 『Echo Thru The Night』
ステファニー・ヴォジャース時代の名曲
このバンドらしい弾けっぷりやコマーシャル性とは違う魅力を出してきた
落ち着いた雰囲気の中で展開される本格派のハードサウンド
新境地を開拓しましたが予想通り短命に終わりました
ちなみにステファニー時代は昔の曲を英語で歌っていたので
あの時代のライブを正式にリリースして欲しいねぇ





⑤SABER TIGER - 『輪廻』
サーベルらしい密度の高い演奏の対峙する親しみやすいメロディ
相反する要素を高次元で融合
そして爆発させた新たなるバンドの代表曲
久しぶりに日本語詞で歌ったのも良かった
やはり兄貴には感情移入しやすかったのだろう




⑥VALKYRIE - 『Westwind』
大阪発のガールズスラッシュメタルバンドが2017年あたりに突如復活
翌年にはアルバムまでリリースしましたね
この曲はアルバムのオープニングナンバー
単なる思い出作りでは無い気合いの入ったベテラン女戦士による
現役感たっぷりの魅力に溢れたスラッシュソング
このキレのある小気味よさに身体が勝手に動き出しますよ



⑦Hear N' Aid - 『Stars』
年がら年中聴いていますね
出来れば映像付きで豪華セッションをお楽しみください
そして参加メンバーを追いかけましょう
それだけでも100バンドくらいと繋がりますからね




⑧Saxon - 『Hold On』
キャッチーですねぇ
この哀愁のあるメロディがたまらんです
紆余曲折を経て辿り着いた男達だからこそ様になります
これもチョイチョイ聴きますねぇ
なんとも言えない魅力があります




⑨Annihilator - 『Deadlock』
キレッキレですよね
目が覚めるような鮮烈なプレイに耳が持って行かれます
名曲の多いバンドですが
新しめの曲にもチャレンジしないとね



⑩SUICIDAL ANGELS - 『Bloody Ground』
もったいつけるイントロも良いですよね
何かを予感させ期待値を上げますよ
その後に爆発するかと思ったらそのまま始まるのですが
それも大ありですよ
本当はもっと暴れて欲しいですけどね
これも新しい方向性でしょう




764. 失恋船長 (2022-02-25 06:15:24)

『ヘヴィメタルが聴きたい』10選 


①Nazareth - Strange Days
フロンティアが一枚かんでいるだけに現役感のある音になっています
唄うはカール・センタンス
これが新生ナザレスなのでしょう




②COBRA SPELL - Addicted To The Night
オールドスクール臭を撒き散らす硬派なガチンコメタル
今の時代にドンピシャとは思いませんが
メタルコア風味を排除した古典ロックに胸が熱くなります
ワタクシはこういうのをメタルだと思って聴いています
どんなに音がでかくヘヴィでも洒落たのはスカン




③Suicidal Tendencies - You Can't Bring Me Down
単なるスラッシュメタルではないグルーブ感が絶妙です
歌い方もこれから訪れる90年代的メタルにも通用するスタイル
新時代を迎え撃つ体制は整っているバンドでしたね





④SABER TIGER - 屈辱
2000年代でも通用するようなスタイルを模索したベテランバンド
その後バンドは瓦解しましたが現在は再度同じ方向を向き精力的に活動しています
今でも覚えているのがMCで下山の兄貴が名曲MABOROSHIを唄う前に『もうやることはない』と発言したことですかね
ステージで木下御大はびっくりしていましたよ
そういう新時代を象徴する新旧の魅力が上手く融合した名曲です






⑤SAXON - The Pilgrimage
最新作から先行公開された一曲です
厳かなサクソンサウンドを思いっきり味わえますよ
アメリカンナイズドなどとサクソンだけ吊し上げられた不可解な時代を想起させる一曲
問答無用でしょう
あの時叩いたバカどもを今度はこちらが吊し上げてやりますよ




⑥Black Sabbath - Die Young
何度聴いたか分かりませんね
名曲の多いバンドですがロニー・ジェイムス・ディオ時代にも暗黒魔術はありました
今なお色あせないメタルのクラシックソング
知らない人は是非とも聴いて欲しいねぇ
ダイヤングダイヤングダイヤングで3発かますところ大好きなのよ



⑦Scorpions - He's A Woman, She's A Man
ダークでヘヴィでチョイメランコリックなナンバー
初期のスコーピオンズらしい攻撃的なサウンドが超カッコイイ
ストラトの神様はリッチーだけじゃないよね





⑧Tytan - Cold Bitch
ノリ一発みたいな荒さと絶妙なキャッチーさ
カル・スワンの唄う哀愁のメロディと湿った声質が味付けを変えます
他のバンドがやれば並だがタイタンがやるからグッとくる曲に変わる
これぞバンドの妙味でしょう




⑨Riot - Run For Your Life
性急なビートに追い立てられます
正にRun For Your Lifeな曲でしょうね
初期ならではの一曲


⑩Slayer - War Ensemble
お帰りスレイヤーと言わせた問答無用のスラッシュソング
スレイヤーには何時までも大人げないスタイルを突き詰めて欲しい
カッコいいねぇ




765. 失恋船長 (2022-03-07 19:30:01)

『ノリノリでいきたい』10選 


①FLATBACKER - Hard Blow
青春時代は狂ったように聴きまくりましたね
雅樹の歌声に痺れました
いい加減にしなさいよ~今に痛い目にあうわよが大好きです
勢いよくツッコんでくるパンクメタルサウンド
日本にもこんなに刺激的なサウンドがあった事を誇りに思う




②44Magnum - Street Rock'n Roller
雷鳴のSEからキレの良いリフが鳴り響くストレートなロックナンバー
ジミーのサイクス風味満点のギターも好きですねぇ
なんてことない曲かも知れませんがワタクシのメタル成分となり体中に染み渡っています




③REACTION - Joe Ride
荒削りですが逆にそこが魅力
唄も雰囲気重視
ギターワークもトリッキーさで勝負
しかしリズム隊は迫力満点でした
若々しいエネルギーが充満した一曲
上手い下手で語ることの出来ないパワーが漲っている



④浜田麻里 - Don't Change Your Mind
ダサい歌詞に赤面しますが勢いは凄いのよ
麻里ちゃんはヘビメタルなキャッチコピーも懐かしのですが
既に確立されている歌声に魅了
ハードでパワフルな演奏に負けない彼女の存在感に震えます
日本が世界に誇れるロックシンガーですよ






⑤VOWWOW - Hurricane
彼らのカタログとしてはイマイチ陰が薄い2名目のオープニングナンバー
ダイナミックな演奏と緻密なアレンジ
このバンドの魅力がたっぷり詰まっています
ワイルドでダイナミックなロックサウンドを余裕綽々でやってのけいていますね






⑥TERRA ROSA - Vison Of The Lake Bottom
初めて聴いたときは仰け反りましたね
日本人でここまでパープル・レインボータイプの曲をやり切れるバンドに脱帽しました
本当にカッコイイと思いましたね
このバンドがいなければワタクシは様式美系にハマる時期も違ったように思う
スラッシュ小僧が開眼した様式美メタルの権化
今なお色あせる事はありません
素晴らしいバンドの歴史に残る名曲です
この曲を聴いて燃えない奴とメタルの話はできんぞ




⑦Sly - Kingdom Come
スーパーロックグループだったSLYの代表曲
ヘヴィでソリッドなラウドロックは時代性を射貫いたが
どこかやらされている感は拭えなかった
石原慎一郎もヘヴィに迫るがこれが持ち味とは思えない
二井原実先輩も無理に力み良さが出ていない
樋口宗孝はソングライターではなかったという事だろう
この曲にはバンドの可能性と限界が同時に味わえる微妙な曲でもある
しかし年に数回は聴きたくなる
勇者の殉職に戯れ言は無用
もう一度復活してやり残した事を回収して欲しいと思う





⑧Concerto Moon - Like a Beast
唄うは井上
アルバムには収録されずEPのみでしか聴けない
アルバムからこぼれたというよりはEPに厚みを持たせたという事でしょう
パワフルでメロディアスな当時のコンチェルトムーンを象徴するような一曲です
昔の曲故にファンからも忘れられた感はあるらしいのだが
起承転結のしっかりとした良い曲ですよ
パワフルな歌声と歌メロがマッチしてました





⑨ANTHEM - HOLY FIGHTER
ゲームのサントラをメタルアレンジした一曲
アンセムは何をやってもアンセムになる希有なバンドです
カッコいいわ
こういう世界観の歌詞も哀愁たっぷりのメタルサウンドに似合います
うーむ森永ココアにはヒゲが良く似合うようにね


⑩人間椅子 - 幻色の孤島
最後は一癖も二癖もあるプログレッシブな曲でしめます
いかにも人間椅子らしい魑魅魍魎とした怪しげな世界が踊りますね
特濃ですねぇ
これぞ人間椅子でしょうよ




766. 失恋船長 (2022-03-27 17:51:06)

『ヘヴィメタルが聴きたい』10選 


①Sabbrabells - Metal Saber
今でも愛してやまないバンドであり彼らの代表曲
暴れるリズムとツインリードの調べ
そしてストーリーテラー高橋喜一のハイトーン
哀愁のメロディが過激に疾走するスピードナンバー
ジャパニーズNWOBHMですよね




②REACTION - Lost my Heart
All Night Metal Party '84 to '85より
個人的にはシンガーは岸本友彦時代の方が好きです
日本人らしいワビサビのあるメロディとダイナミックなハードサウンドの融合
まさにジャパニーズメタルでしょうよ



③ANTHEM - RUNNING BLOOD
ライブでも定番になる新生アンセムの代表曲
刺激的な歌詞も耳を惹き盛り上がりますよね
叙情的なメロディと親しみやすいキャッチーさ
それでありながらも血が沸き立つロックな魅力がある
柴田直人さんは偉大なミュージシャンでありソングライターである


④MSG - Emergency
先行公開されたMSGの新曲
唄う葉ロニー・ロメロ
少々暑苦しいロメロ節を押さえ込み
情緒のあるハードサウンドと融合させています
デジャブ感を見方につけ古くて新しい古典サウンドを展開しています


⑤Van Halen - Good Enough
洒落た音ですねぇ
バブリーなサウンドメイクにサミー・ヘイガーの歌声はよく似合う
抜けのいいギターサウンドがゴージャスです
今となっては再結成不可能なバンドだけに
もう一度エドワードとサミーは一緒にやるべきだった






⑥ARIA - Колизей
ロシアの皇帝アリーア
情熱的な響きと哀愁のメロディ
そしてパワフルなメタルサウンドは何度聴いても胸が焦がれます
アーリアというバンドが持つパワー
その魅力を端的に知れるドラマティックなミドルナンバー
妖しげな雰囲気もたまらん
コロシアムで戦う男の命運を歌い上げていますねぇ





⑦UNITED - Cross over the line
SNIPERやCOMBATなどに変わるようなライブ映えする定番曲
彼ららしい攻撃性と躍動するリズム
多彩なテクニックとプレイを柔軟な感性で包み込み
攻撃性豊かなサウンドへと仕上げている
衰え知らずのバンドですよ





⑧U.D.O - One Heart One Soul
らしさ前回の勇壮なミドルナンバー
ヘヴィでありながらも泣かせのメロディを随所に導入した定番曲
これぞUDOサウンドだしACCEPTでしょうね
何かしらのカタルシスを解放する叙情的なパワーメタルソング
こういう時代だからこそ大切にしないといけない唄でしょうね



⑨Manowar - Sons of Odin
エピカルですねぇ
これぞMANOWARな世界観に胸焼けします
女人禁制と思わせる濃密な世界
自分の音を持っているバンドは強い




⑩CROWLEY - 悪魔がにくい
昭和歌謡をカヴァー
それがこのバンドのキャラに似合います
日本人らしいワビサビのあるメロディに耳が持って行かれます
どこかBS歌謡祭みたいな空気もあるのだが
それも込みで楽しめる一曲
平成生まれの若者にも届くのだろうか?




767. ANBICION 11 (2022-04-06 05:45:11)

RAINBOW
①Tarot Woman
②Stargazer
③Gates of Babylon
④Kill the King
⑤All Night Long
⑥Eyes of the World
⑦Lost in Hollywood
⑧Spotlight Kid
⑨Difficult to Cure (Beethoven's Ninth)
⑩Weiss Heim




768. 失恋船長 (2022-04-06 15:15:08)

『ヘヴィメタルが聴きたい』10選 


①Slaughter - The Curse
時代は1987年
こんな破天荒なサウンドが出ようとは
初見の時はただただ放心状態でした
四の五の言わずに野蛮な無軌道サウンドに打ちのめされてください
淡々と打ち鳴らされるドラムが怖い



②Annihilator - Denied
殺傷力満点メカニカルなリフは冷徹に刻む
リズムは強靱なるグルーブを持ち入り全てを打ち砕く
シンガーは破壊神の如き堂々とした振る舞いで咆哮
新時代の幕開けに相応しい新生アナイアレイターサウンドを披露
専任シンガーを迎えたのは大正解だ
エモーショナルを極めたジェフ・ウォーターズのソロに胸が掴まれる



③Sigh - A Victory of Dakini
世界中のカルトマニアから崇められる伝説の国産ブラックメタルバンド
彼らの事をワタクシ如きが語るのは憚れますが
この冷徹なる東洋サウンドの崇高なる響き
多くのマニアを虜にした独自性と純粋な音楽の持つ魔力
ヒットチャートとは無縁の深遠なる世界観に酔いしれます


④Dead Claw - The Lone Horseman
NWOBHMからの薫陶も受けた国産スラッシャーの大作ナンバー
彼らのサウンドはスラッシュから影響を受けたスラッシュではなく
初期型スラッシャーと同様なルーツを持っている点を評価したい
この一筋縄ではいかない大作だが妙なプレグレ志向などではなく
濃密な世界観を積み上げている点を評価したい
こういうバンドは大切にしたい


⑤WOLF - RAY-NA
西川健のペンによる哀愁のメロディアスナンバー
松本の歌メロを歌声が抜群の相乗効果を発揮
世が世ならもう少し認知されたろうね




769. 失恋船長 (2022-04-09 18:03:32)

『プロレスラー入場曲』10選 


①アブドーラ・ザ・ブッチャー - 吹けよ風、呼べよ嵐
Pink Floyd/One Of These Daysを使用しています
子供の頃に聴き、この不穏な空気が不気味で悪役レスラー登場を予見させましたね
個人的にはザ・シークと反則ばかりの試合が多いなぁと記憶がありますが
しっかりと試合の中で狂気を隠しながら戦う姿はいかにもヒールで上手くいっている場面も多かった
でもテリー・ファンクの引退試合は良くなかったぞ
そして一番のヒールは引退したテリー・ファンクがセコい悪役になってカムバックしたことだ!



②ダイナマイト・キッド - Magic
私にとってのダイナマイトキッドは新日時代である
タイガーマスクのライバルとして強烈な印象を残した
スピーディーなブレンバスターの迫力に度肝抜かれた
また筋骨隆々な肉体にも憧れたもんです
カミソリファイターの異名に相応しい入場曲はこっちだろう


③小林邦昭 - The Room
オリジナルはリック・ウェイクマンのソロから
ロープに振ってからの強烈なローリングソバットは今も目に焼き付いていますねぇ
フィッシャーマンズ・スープレックスもカッコ良かったなぁ
見た目の七三毛量多めヘヤーからは想像もつかなかったぞ


④天龍源一郎 - サンダーストーム
高中正義さんのインストナンバーを採用
力士上がりの天龍にはもっと厳つい曲が似合いそうだが
もはやこの曲は天龍のモノであろう
イメージがつよいもんなぁ
ハンセンと天龍のタッグコンビは今以て最強の組み合わせだろう



⑤デビル雅美 - サイレント・グッバイ ~たとえ悲劇でも~
リングでは泣く子も黙る悪役レスラーを演じていた彼女だが
女子プロバブルの影響もあり歌も歌っていた
意外な歌唱力の良さと昭和アイドル歌謡との組み合わせも良く
ドラマの主題歌にも採用
渡辺典子が主役のドラマとデビル雅美との接点は何処にあったのだろう?
究極のタイアップソングの裏事情が気になる




770. 失恋船長 (2022-04-11 14:35:20)

『逆襲のSAXON』10選 

①Calm Before The Storm - 『Destiny』
大胆にキーボードを導入した軽快なポップナンバー
彼ららしいドライブ感にメジャーなポップフレーバーを大増量
驚くほどキャッチネスで聴き心地がよい
時代にアジャストしつつもらしさを損なわない好ナンバー
アメリカンナズイドなんて批判は屁みたいもんである

②Red Alert - 『Destiny』
勢いのあるメロディアスな疾走ナンバー
そのまま流れずにドラマを設けたのも正解
短命に終わったリズム隊だが良い仕事をしている
いい意味で武骨なバイカーズロックを洗練されたものに昇華している
こういうのを聴きたかった
ともすれば淡泊になる初期のバイカーズロックに味わい深さを付与している
やはりアメリカンナズイドなんて批判は屁みたいもんである


③We Came Here To Rock - 『Rock The Nations』
アメリカン志向をぶち上げた時代を象徴するようなロックアンセム
サビでは拳を振り上げ大合唱
今となってはライブでも取り上げられないだろう
しかし最新作との組み合わせなら悪くない
こういう時代もあったと言いたい
多くのバンドがアメリカでの成功を夢見た時代
サクソンだけが何故か目の敵にされた摩訶不思議アドベンチャーな時代である

④Broken Heroes - 『Innocence Is No Excuse』
サクソンらしい威厳に満ちあふれたメロウナンバー
初期の頃からこういう雰囲気の曲を得意としていました
勿論メジャーな感性も味方につけ上手く立ち回っています
サクソンって淡泊なんですよね
昔からそうなんです

⑤Call Of The Wild - 『Innocence Is No Excuse』
洗練された哀愁のメロディ
バリバリのメジャー感を滲ませる叙情派ロックナンバー
新生サクソンを見せつけています
工夫しているリフワークも聴き所




771. 失恋船長 (2022-04-13 17:49:17)

『逆襲のSAXON』10選 

①Crusader - 『Crusader』
廃れゆく英国シーンを尻目にアメリカンマーケットに挑戦
ともすれば淡泊になるサクソンバイカーズロックとの決別を見事に果たす
アメリカンなブライトさと英国情緒溢れるメロディ
新生サクソンを色濃く印象づけました


②Power and the Glory - 『POWER & THE GLORY』
アルバムタイトルが示すようなパワーと威厳に満ちあふれたロックソング
軽快さも見方につけスケールの大きなロックサウンドを轟かす
斜陽を迎えたNWOBHMムーブメントからの脱却
ゾクゾクさせられますね



③Nightmare - 『POWER & THE GLORY』
完全にアメリカにシフトしてきています
デフレパードの成功に続けとばかりに狙っていますねぇ
サウンドメイクも英米折衷ですよね




④Solid Ball of Rock - 『Solid Ball of Rock』
元々器用なバンドではなかったサクソン
アメリカンマーケットの開拓に失敗したが手に入れたモノをある
今作のようなロックアンセムも魅力
アルバムもメリハリを効かせた構成となっていますが
竜頭蛇尾感は拭えなかった


⑤Altar Of The Gods - 『Solid Ball of Rock』
キレのあるリフワークと聞き心地のよいメロディ
アッパーで攻めているが硬軟のバランスをとっている
このアルバムらしい仕上がりである




772. 失恋船長 (2022-04-18 14:29:41)

『角川映画でグッときたい』10選 

①Rosemary Butler - 『Riding High』
迷作いや世紀の珍作の名を欲しいままにしている角川映画を代表する一本
とにかく草刈正雄の初登場シーンは生涯忘れないだろう
俳優や製作費の無駄遣いを子供でも理解させてくれた映画
また主題歌であるRiding Highも使いすぎ
劇中何回流すのか?半分プロモーションビデオだぞ
しかしこの曲は映画を救うほどカッコイイ
ワタクシは今でもチョイチョイ聴きます


②ジョー山中 - 『LULLABY OF YOU』
戦国自衛隊のラストで効果的に使用される
タイムスリップした時代で己の野生に目覚めた伊庭三尉
最後に訪れる別れにグッときますよねぇ
長尾景虎を演じた夏八木勲が良かった
倉石功や三浦洋一も良かったなぁ
薬師丸ひろ子扮する若武者にヤラレル竜雷太
チョイ役だが存在感を発揮するアクションスター真田広之
岡田奈々のアンニュイな美しさ
小野みゆきに撃たれる中康次
セコい悪役が似合う小池朝雄
そして田中浩の信玄ぶり
思い出すなぁ


③カムイの剣 - 『カムイの剣』
渡辺典子が唄うアニメ映画の主題歌
幕末活劇風アニメ映画
内容はサッパリ覚えていないのだが面白くなかった記憶がある
大人になってみたら評価も変わるのだろうか?
しかしこの曲は覚えている
なんとも言えない民話風味を取り込んだ歌謡ロック
そして微妙な歌唱力との絡み
もっと他の人に歌い直して欲しい
アイヌ文化も取り込んだ土着的な日本語ロックであろう





④前野曜子 - 『蘇る金狼のテーマ』
激烈な昭和歌謡臭
そして前野曜子のヤサグレハスキーヴォイスが歌詞の世界観を絶妙なタッチで歌い上げる
最終的にハードボイルドな映像が蘇り
この世界観にどっぷりと浸れる
今では聴けない昭和歌謡であろう
個人的に前野曜子と言えばコブラの主題歌ですけどね
あの歌もルパン三世同様に大人びいた唄でしたよね

⑤The Beatles - 『Let It Be』
映画悪霊島のラストで流れる
印象的なサビの対訳がなすがままにという意味を知って子供ながらに驚いた
そして映画自体はおもろなかった
鵺の鳴く夜は恐ろしいのCMが一番怖くピークだった
それでも大人になってからはチョイチョイ見る
佐分利信の不協和音ヴォイスが忘れられない
ギスギスギッチョンな石橋蓮司も忘れられない
あと金田一の身近にいる村娘役を根岸季衣がやっていたがあれは失敗だ
原作と映画は別物だが
角川製作はやり過ぎだ
岩下志麻のラストシーンは忘れません




773. 失恋船長 (2022-05-01 20:36:08)

『ヘヴィメタルが聴きたい』10選 


⑥Aldious - 愛しい男
歌謡テイスト満載な曲調とバンドのコンセプトである嬢ファッション
そのコンセプトに即したような歌詞の世界観
見事にマッチしていますねぇ
全然らしくないのかも知れないが
こういう曲をやれる守備範囲の広さを評価したい
個人的には断然リメイクヴァージョンを支持します




⑦Anthem - Voice of Thunderstorm
アンセムらしいパワフルさとメジャーな感覚を巧みに融合させている
情熱的なサウンドとキャッチーなメロデ融合
力が漲りますね
福田のソロも熱い
マッドのドラムも推進力となっていますねぇ
獣性を帯びた森川の歌声もクール




⑧Horizon - Master Of The Game
オランダのバンドらしい叙情的なメロディと硬派なハードテイスト
この燃え上がる情熱的な音楽性をメジャーな感覚で昇華させたスタイルは他では味わえない魅力がある
アルバム一枚で消えた為に無名で終わっているが
実に優れたバンドだった
硬軟交えたメロディアスなミドルナンバー
光る汗が似合いますね


⑨Sacrilege B.C. - Crucified
ユナイテッドのコンバットを思い出しました
どっちが先にやったんだ?
早口で捲し立てるハイテンションヴォーカルと威勢のいいギャングコーラス
ズンドコ突っ走る突貫スラッシュサウンド
細かい事は気にするなワカチコワカチコである


⑩Silver Mountain - Shakin' Brains
麗しの北欧メタル
湖畔の辺にそびえ立つ霧が立ちこめる古城が見えますよ
この世界観を出せる唯一無二のバンドでした




774. 失恋船長 (2022-05-20 23:32:13)

『ヘヴィメタルが聴きたい』10選 

①BLACKLACE - DEVIL IN DISGUISE
メタリックですねぇ
それでありながらもキャッチー
ド派手に打ち鳴らされるリズムとギター
裏街道を走る正統派サウンドにうねります




②STRYPER - GOD
カヴァーアルバムに収録された新曲
往年のイメージを残しつつも新生サウンドを見事に作り上げている
この頃はまだまだ若々しい空気もあった
そんなフレッシュ感にうねります


③BOW WOW - LAST WARRIORS
オリジナルのメンバーが集まり再始動
ベースの佐野が引退しているので完全体とはいかないが
全体の雰囲気はバッチリだ
この哀愁のあるメロディは絶妙な荒涼感を醸し出している
そんなクールさにうねります



④TAROT - ANGELS OF PAIN
北欧が生んだ暗黒様式美メタルバンドの代表曲
妖しい光を放ちながら屈強なリズムが華麗に舞い踊る正統派サウンドの旨味
灰汁の強いマルコの歌声もバッチリとハマります
もう少し認知されても良いバンドだが時代が悪かった
しかし90年代において彼らの存在は正統派メタルファンに取っては
飲み込まれるトレンドサウンドに対して盾となり守ってくれた姿にうねります


⑤CROSSFIRE - ATOMIC WAR
あっつあつの激アツスピードメタル
スポーツカーが駆け抜けるのではない
デコトラの大暴走である
その豪快さと武骨なスピード感にうねります




775. 失恋船長 (2022-05-24 12:03:42)

『ヘヴィメタルが聴きたい』10選 


⑥PANZER - No hay Quién nos Pare
スペイン産のHM/HRバンド
間口を広げてきたアルバムのオープニングに相応しい口当たりの良さ
胸襟を開いてきましたねぇ
もっと厳ついイメージだったんですが
上手く化けました




⑦RAVEN - Relentless
たがの外れた暴走スピードメタルから一転
重厚な構成でシーンに殴り込みを掛けた今作
セールス的に振るわなかったし成功したとは言わないが
ああいう作風は長いキャリアの中にあっていい
ここで聴ける複雑さをコミットしたレイブンサウンドを悪くないぞ


⑧FLATBACKER - BAD LOSER
ストレートに打ち鳴らされるパンキッシュな味付けが耳に残ります
こういう曲が様になるのは山田雅樹の歌声によるところも大きい
本間のドラムをクールだし太郎のベースもよい
飯田のギターはいつでも奇妙な風合いで個性がある


⑨PANTERA - Mouth For War
グルーヴィンなヘヴィグルーブ
多くのフォロワーを生んだシンガーと音楽性
当時は刺激的なサウンドだったが今となっては彼らも古典だろう
ギターサウンドが好きになれなくてハマらなかったが
彼らの功績は今なお色あせる事は無いだろう



⑩DIAMOND HEAD - Am I Evil ?
NWOBHMムーブメントのみならずメタルの歴史においても重要なマスターピースとなるバンド
なんと言ってもNWOBHM四天王なるインチキのせいで随分と煽りを食ったバンドの一つ
世界では崇拝される古典ロックの一つである事を知って貰いたい




776. 失恋船長 (2022-05-27 18:16:15)

『ヘヴィメタルが聴きたい』10選 

①ELIZA - SCORPIONS
ド派手なヴィジュアルもインパクト大だった札幌のバンド
時代によって音楽性も変わるが
個人的には初期の英国式様式美スタイルに国産昭和ロック風味を加味させた
初期の時代に対する思い入れが強い
この曲などELIZAと言えば一番に思い浮かべる叙情派ロックナンバー






②Fast Draw - おまんじゅうをください
自主制作によるラストフルアルバムから
スラッシーな攻撃性も加味させたお得意のナンバー
児玉の歌声は相変わらず強い
とは言え歌詞がすんなり入ってこないのも気になる
だが一筋縄ではいかない
ひねくれた感性がビカビカに個性を発揮
個人的には寂しいが初期のドロドロとした情念を薄めることで聴きやすくなっている
初心者にはこちらの方がとっつきやすいだろう





③LOUDNESS - THE NIGHT BEAST
ラウドネスらしい勢いのある一曲
日本向けのシングル盤収録だけに
いつになくドメスティックな匂いがする
一歩間違えるとめちゃくちゃかっこ悪くないタイプの曲を上手く料理した
流石はラウドネス
高崎のギターはキレてる
樋口宗孝のビックドラムもこのバンドらしい



④Blue Oyster Cult - Take Me Away
ニヒルなんですよねぇ
この雰囲気が大好きです
この手の曲をやって様になるバンドというのは希有です
そこがBOCの魅力なんでしょう



⑤PANTERA - Power Metal
曲名が示すように勢いのあるパワーメタルソング
この歌声がフィル・アンセルモですか?と驚くファンも多いでしょう
手数の多いドラムは正確なリズムを叩き出しバンドサウンドを牽引
タイムバック・ダレルのギターもヒーロー然とした見事に弾きっぷり
素晴らしいバンドだったことを証明してくれますよ




777. 失恋船長 (2022-05-31 12:45:38)

『ヘヴィメタルが聴きたい』10選 

⑥AKIRA KAJIYAMA & TAKENORI SHIMOYAMA - 詩人
夢のコラボ
最強の国産メタルプロジェクトでしたが売れなかったのか短命に終わりました
こちらはアルバムの代表曲と言えるナンバーの日本語ヴァージョン
胸に深く突き刺さる日本語歌詞
下山のパフォーマンスはいつになく鮮烈な輝きを放つ
日本語を唄う下山はやっぱり魅力的だ
梶山のギターを輝かせる歌い手
ジョーよりも下山だろう



⑦AKIRA KAJIYAMA & TAKENORI SHIMOYAMA - 母へ
ストレートに胸を打つ感動的な歌詞
インスタ映えする着飾った生活感のないママの話ではない
ワタクシはやはりこの世界観に涙します
下山のパフォーマンスに涙を誘われる
彼らはスタジオ以上にライブで酔わせるシンガーだ
両雄並び立った貴重なプロジェクト
もう一度味わいたい




⑧VOWWOW - Mountain Top
活動の場をイギリスからアメリカへ
プロデューサーにボブ・エズリンを迎え制作するもアメリカでの契約は成立せず
そのまま武道館を最後に解散してしまった
今作はそんなラストアルバムのオープニングナンバーである
幽玄なイントロからサビでは大爆発
今聴いても感動的なのですがアルバム事態は中途半端な作風だった
それだけにこの曲のインパクトは今でも凄いものがある




⑨ALCATRAZZ - JET TO JET
グラハムらしい輪郭のくっきりとした歌声と歌メロ
そしてクラシカルフレーバーたっぷりのスリリングなギター
両者の特性が見事の合致した珠玉のネオクラ様式美ナンバー
イングヴェイ・マルムスティーンにとってもベストなテイクだろう
これくらいバランスを取った方がいい



⑩ANTHEM - BOTTLE BOTTOM
福田洋也のペンによるパンキッシュなナンバー
獣性を帯びつつもメロディックな歌声で魅了する森川
英国風味漂う荒々しくもクールなこの曲によく似合います
今となっては貴重なタイプの一曲
近年はマンネリ気味のアンセム
こういう曲を書ける新しい血を求めるべきだろう




778. 失恋船長 (2022-06-07 13:59:28)

『ヘヴィメタルが聴きたい』10選 

①Judas Priest - Prophecy
アルバムの幕開けに相応しいミステリアスな一曲
楽曲構成にも工夫が見られ
以前にも増してメリハリが生まれている





②Maverick - Make My Stand
キャッチーなメロディが耳を惹きます
このバンドらしいスケールの大きさを感じさせるメロウな一曲
個人的にはデモ音源ヴァージョンの方が耳に馴染んでいますが
テンポアップしたメジャー盤も魅力的ですね
日本人らしいワビサビのあるメロディが聴けるのもっと認知されるべきバンドだ





③ANTHEM - Death To Death
パワフルかつタイトに刻まれるリズム
逞しく生まれ変わった坂本英三の歌声
十分ブリティッシュしている福田の切れ味鋭いギター
福田作というのもポイント
ガッツ溢れるミドルナンバーは大好物ですよ
展開のあるギターソロも好きなんだよなぁ
福田のカッティングって色気あるのよねぇ



④ELIXIR - Treachery (Ride Like the Wind)
遅れてきたNWOBHMバンドの代表曲と言われる一曲
リリースが1986年というのが痛かったが英国情緒溢れる
英国式様式美スタイルが放つ神々輝き
マニアならずともグッと心を奪われるでしょう



⑤Aldious - We Are
海外のマニアからも支持されるパワフルかつメロディアスな一曲
The NAMM Show 2020における新ヴォーカルのパフォーマンスには驚かされました
短命に終わりましたが彼女が唄うデビュー10周年のパフォーマンスも見事でしたね




779. 失恋船長 (2022-06-10 14:07:29)

『ヘヴィメタルが聴きたい』10選 

⑥D.R.I - Hooked
ツッコんできますねぇ
勢いがあります
この圧力に飲み込まれますよ




⑦Sacred Rite - Wings Of Pegasus
アメリカが生んだ正統派HM/HRバンドの代表曲
メイデンよろしくなツインリードとバキバキのベース
音質は良くないがメタルのマナーをルールに則った情熱的でクールな構成に唸ります
大好きな曲ですねぇ



⑧Damien - Wolf Dreams
JP風味満点のパワフルかつメロディアスなサウンドが売りのバンド
この曲などアメリカン仕様のJPテイストがめちゃくちゃ投影されている
シンガーもハルフォードからの影響が強い
愛すべきメジャーメタル
これからスピーディーな曲に繋がるアルバムの構成も良かった




⑨LONDON - Non-Stop Rock
最近オフィシャルな形で再発された幻のL.Aメタルバンドの1stから
アルバム自体小気味の良いシャープでソリッドながらノリの良いアメリカンロックが聴けます
この曲もそういう流れを踏襲
結局バンドは売れなかったが多くの有名アーティストを輩出したバンド
リジー・グレイなくしてL.Aメタルは語れんぞと言いたいです



⑩Savatage - If I Go Away
感動的な曲ですねぇ
静と動のコントラスを見事に描いています
大衆性もありますがメタルな感性は損なわれていません
可能性のあるバンドだがメンバーの死が暗い影を落としましたね




780. 失恋船長 (2022-06-12 17:43:00)

『胸キュン/胸熱ロック』10選 



①DAKOTA - Runaway
軽やかなシンセ
そして哀愁を振りまくギターはパッションネイト
その絶妙なさじ加減がたまらん
熱いエモーションを讃えた歌声もクールです
何度聴いてもエエねぇ



②HOUSTON - On The Radio
北欧のAORバンド
何度聴いても泣かされる哀メロナンバーである
売れ線過ぎるのだがキュンキュンが止まらん




③FM - Let Love Be The Leader
渋い
華やかなAOR調のナンバーだが
ブルージーな英国テイストがにじみ出ています
その芯のあるサウンドがたまらん




④Journey - When You Love a Woman
いい曲ですねぇ
スティーブ・ペリーの唄い回しがエエ
本当にビブラードの掛け方が素晴らしい
ギターソロからラストに向けての盛り上がりも最高潮
このラインナップは長続きしなかったが確実にマジックがあった



⑤Aphasia - Crush & Burn
ヴォーカルが変わったが叙情派路線に代わりは無い
アンドレ・アンダーセンも参加している
そういうの抜きにアルバムのオープニングに相応しい一曲
リズムセクションも強化され過去一のアルバムになっている
そういう充実ぶりが顕著に現れている
それだけにサウンドプロダクションには二言三言と注文をつけたい


⑥Russ Ballard - The Last Time
ジャーニーの曲にたイントロで始まるジャーニーみたいな曲
ムードのある曲調に寄り添うラスのホットな歌声
アーバンな魅力に富んでいますがロックな熱さがあります
なぜラスは売れなかったのだろう?


⑦Phil Cristian - Pain For The Pleasure
スティーブ・サラスのクレジットもあるハードポップナンバー
チョイハスキーな歌声と哀愁のハードポップサウンドの相性は抜群ですね
オシャレなだけじゃない堅実さがいいですねぇ


⑧Magnum - Days of no trust
コンパクトながらドラマがあります
アメリカン市場向けとは言え
マグナムらしさは損なわれています
器用なバンドでしたね
麗しいわぁ



⑨Biloxi - Listen To Your Heart
売れそうな曲ですねぇ
狙いすぎですがベタに敵う物なし
外連味のないど真ん中をいくメロディアスロックの旨味にヨダレがこぼれます


⑩ANTHEM - Blood Line
DVD付きの2枚組にしか収録されなかった曲
アンセムらしい哀愁のメロディと攻撃性が耳を惹きます
英三の魂を焦がす歌声もピッタリです
清水のギターソロも素晴らしい
グッときますねぇ




781. 失恋船長 (2022-06-13 17:29:24)

『胸キュン/胸熱ロック②』10選 



①Robert Tepper - No Easy Way Out
熱量の高いロックな歌声
その胸毛ボーボーなセクシーヴォイスに耳が持って行かれます
映画ロッキーでもスタローンが深夜カッコイイスポーツカーを乗り回すシーンで使われます
何度聴いてもかっこええわ



②Loverboy - When It's Over
売れそうな曲ですねぇ
派手に跳ね回るだけではない堅実さが秀逸
こういう落ち着いた曲調でもヒットポテンシャルが高い
洗練された大人のハードサウンド




③Def Leppard - Bringin' On The Heartbreak
デビュー時からアメリカン市場向けのバンドだった彼ら
時期が時期だけにNWOBHM四天王などと日本で持ち上げられ随分と見当違いな枠組みに放り込まれたが
今作を聴いてNWOBHMと思う奴がどれだけいるだろうか?
英国的な匂いを全開に出しつつもアメリカ市場に切り込むだけの魅力がある一曲
ポップになりすぎる前の彼らの魅力を味わえる




④Damn Yankees - High Enough
歴史に残る名曲中の名曲
エアロスミスのアルマゲドンの奴と双璧をなすジャンルを超越したナンバー
何度聴いてもサビで感動します
涙は心の汗だというベタな台詞が似合う一曲



⑤Slaughter - Fly To The Angels
ベタだがベタには敵いません
こういう曲をサラリとやってのけるのが憎い
ハイトーン過ぎないのも良かった


⑥Hanover - Metal Of The Night
少々力みすぎな歌声に苦笑いも出ますが
アーバンなセンスが光る渋めのメロディアスロック
バンド自体は売れなかったがメロディ派のマニアならば抑えて欲しいバンド


⑦Asia - Go
オシャレですよ
でもハードでクールなサウンドに軟弱な要素を抱かせません
この洗練された味わいは実力者だからこそ様になります
素晴らしいの一言に尽きる



⑧Tiffany Nicole - Just A Girl
詳細はよく分かりませんが10代の女の子が唄うポップロック
その微妙な歌唱力も気になるが
そういう面を気にさせない曲の良さが耳を惹く
どうってことない曲だと言われるとそれまでだかが
個人的にはなんか気になる曲である



⑨Frank Stallone - Far From Over
フランク・スタローンと言えばこの曲をいうメロディ派のマニアも多いでしょう
ダンサンブルなリズムとキレのある歌声
そのキビキビとしたパフォーマンスが肝
踊りたくなりますよね


⑩Iron Maiden - Flight of Icarus
初めて聴いたときは驚きましたね
メイデンもこういう曲をやるのかと
メロディアスかつハードでキャッチー
ブルースもいつもよりメロディを追いかけて唄います
彼が歌唱力がハンパないので勘違いされますが典型的なロックンロールシャウターです
イアン・ギランみたいなもんです
だからハーモニーをつけてフンフンAメロBメロと唄いません
そこを勘違いして音痴とのたうちまわ輩に出会った時は衝撃を受けました




782. 失恋船長 (2022-06-14 20:17:07)

『胸キュン/胸熱ロック③』10選 



①Dalton - You´re Not My Lover (But You Were Last night)
ダルトンと言えばこの曲みたいな認知もありますね
デスモンド・チャイルドにジョンとリッチーのBON JOVI組も参加
そういうタイプの曲を北欧風に仕上げています



②Cyntia - Endless World
解散?したのかな?
ルックスの整ったガールズメタル系バンド
まるであの曲だねぇというツッコミもありますが
このバンドのファン層を考えると最大公約数な曲だったと思う
ポップでキャッチーでメロディアス
ライブ映えする一曲




③Takara - Spotlight
専任シンガーがいないという事でプロデュース兼リードシンガーを務めたのがジェフ・スコット・ソート
ジェフの歌声が映えるメロウでキャッチーな叙情派ハードナンバー
アメリカのバンドなので泣いていません




④Rosemary Butler - Riding High
映画はイマイチだが主題歌は最高にクールだった
何度聴いたかわからん
大好物なAOR調のロックソング



⑤Houston - Cold As Ice
甘く切ない叙情派ハードポップナンバー
こういうどこかで聴いたことがあるような曲を上手に料理します
こういう姿勢も日本人にウケますよね


⑥April Wine - Sign Of The Gypsy Queen
日本ではイマイチ跳ねないカナダ産のロックバンド
このバンドも典型例だろう
この哀愁のハードロックナンバーは何度聴いても胸が熱くなる
クールでホットな男のロックですね
そしてカバーソングだという事実に驚かされた



⑦Joan Jett - Love Hurts
ナザレスのカバーです
ジェット姐さんヴァージョンは少々スッキリしすぎですが
良い曲ですよ




⑧HELLOWEEN - Best Time
このバンド妙な明るさあるのですが
ここでは良い感じでアリーナロックをやっています
メロディアスな歌メロは耳馴染みが良いですねぇ
間口を広げています
この器用さが今日まで継続した活動に繋がるのでしょう




⑨Dio - We Rock
何度聴いたか分かりませんね
ワタクシの基本形をなした楽曲です
何度聴いても胸が熱くなる
ロールするメタリックなドラム
キレのあるギター
そしてロニーの歌声に痺れます



⑩Michael Bolton - Can't Turn It Off
イントロで奏でられるキーボードの音色が印象的です
軽やかなハードポップサウンドだが芯がありますね
そこがありきたりな雰囲気でお茶を濁していません
なんと言っても力強い歌声が耳を惹きますよ
ポップな曲なのに押しが強い
シンフォニックという表現も当てはまりそうな一曲




783. 失恋船長 (2022-06-19 18:54:28)

『胸キュン/胸熱ロック④』10選 



①FEEL SO BAD - Ready or not
新進気鋭のギタリスト倉田冬木と実力派シンガー川島だりあによるロックバンド
西田昌史のプロデュースによる今作はメロディアスでヘヴィな90年代的ロックを上手く作り込んでいる
ある意味マーシー節とも言えるメロも耳を惹きますね
メジャー流通の作品なのでサウンドメイクはショボいのだが本格的な作りではある
ギターもテクニカル



②Firehouse - Reach for the Sky
イントロから歌い出しの格好良さ
バンドインしてからのダイナミズム
セクシーかつハードなアメリカンロック
大衆性も完備しているが硬派な印象もある
実に計算されたハードサウンドである
個人的にはファイアーハウスと言えばこの曲




③Kim Kyung Ho - Too Hard Too Furious
かつては韓国でゴリゴリのロックシンガーだったキム・ギョンホ
しかし一生ローカルスターでは終わりたくないとバラード系のシンガーに専念する
日本で言えば小野正利さんみたいなもんだろう
その後は徳永英明みたいな感じになるのだが
久しぶりにメタルなサウンドで復活
ミニアルバムだったがキムの歌声は些かも衰えていなかった
サーベルタイガー組と韓国の至宝が共演
もっと話題になるべき作品だったと思う




④Whitesnake - Is This Love
DJの影響に感化しまくる狂信的なファン
中身のないへっぽこ人間によりブライアン・アダムスみたいと言われた一曲
MTV向けではあるがそんなにヌルイ曲じゃない
色々なギタリストがプレイしているが
ジョン・サイクスヴァージョンには敵わない
それほど彼のギターは色気がありトーン一発で酔わせた
歴史に残るギターソロが入っている
側は甘いが芯のある曲の代表格
誰かに感化されることと発言をパクるのは意味が違う



⑤炎のさだめ - TETSE
装甲騎兵ボトムズの主題歌
唄っているのは織田哲郎さんです
ミュージシャンとしては成功しなかったがプロデュース業では大成功です
そんな過渡期にアニメソングを歌うという
なんともあるあるな話だが子供の頃に聴いた曲は今でも覚えている
このいなたさと大人びいた曲調がハマったんだな


⑥鹿取容子 - 星のデジャ・ブー
子供の頃は歌謡曲過ぎで好きになれなかった
大人になった方が楽しめた
いかにも歌謡曲なサウンドミックスと洋楽からのエッセンスを見事に取り込んでいる
佐藤健さんはこういう曲を作るのが上手いですね
たしかTBS系列のアニメだったと思う超時空騎団サザンクロス
見た記憶も無いのだが主題歌だけは覚えている



⑦Rainbow - Can't Let You Go
日本では広瀬さんのおかげで後年見直されたジョー時代のレインボー
リアルタイムでは軟弱になった戦犯扱いをウケ初期のファンからはすこぶる評判が悪かった
個人的にはライブビデオを一番最初に見たのでジョーに対する偏見はイチミリもなく
むしろグラハム・ボネットよりもフィットしていると思い低評価にクビを傾げたモノである
食べログの批評同様全体的な数字ではなく誰の批評を受け入れるかという目を持つべきであろう
でも後年のジョー賛歌も気持ち悪かった
だってDJと一緒にジョーの文句言っている奴が唸るほどいたからね
哀愁のハードロックサウンドに文句などございません
後続に与えた影響も大きい
ワタクシはミュージックライフの受け売りとバーンのパクリ発言に対してはKGB並に厳しいです





⑧UFO - Dreaming Of Summer
マイケルと再び飛ぶたったUFOだが予定通り直ぐに不時着となった
犬猿の仲であるマイケルとポール・レイモンドの関係が続くわけ無い
奇跡の共演だがUFOらしいロマンを感じさせる一曲
このバンドにマジックは存在していた




⑨Arena Sweden - Show Me the Way
BAD HABITのギタリストとして知られる‎ハル・ジョンストン‎と
オーディション番組出身のヴォーカル二人によるデュオ
ダンサンブルで軽やかなビートにロック色も薄めですが
哀愁のメロディが満載
北欧らしい冷ややかな感性に彩られています
嫌みの無い歌声もピッタリと寄り添い彩りを与えていますね



⑩ROBIN BECK - Do You Miss Me
久しぶりに哀メロナンバーで復活を果たしたロビン・ベック
彼女のチョイハスキーな歌声は聴き手の心を濡らします
熟成された歌声も説得力がマシマシでしたね




784. 失恋船長 (2022-06-20 19:08:58)

『胸キュン/胸熱ロック⑤』10選 



①Tanja - Dai ho Cekam
チェコスロバキアの歌姫ターニャ嬢が1989年にリリースしたソロから
共産圏ならではの明るくなりきれない精一杯のポップサウンド
堅さのある歌声も共産圏ぽくてニヤニヤさせられる
余り知られていない存在だがSpotifyでも視聴できます
こういうサプライズに出会えるのがストリーミングサービス最大の利用価値ですね
知識があればフォローできますので



②KARO - Sister Sister
‎ハンス・ユルゲン・シュトラウブ‎ことKAROがリーダーを務めるドイツ産のメロディアスロック
KAROのキーボードに導かれるハードポップサウンドはドイツらしい生真面目さがある
そのハードな質感と大衆性の絶妙な絡みを楽しみたい
唄うは実力派のダン・ルーカス




③The Dark Element - The Dark Element
‎アネット・オルゾン‎と‎ヤニ・リイマタイネン‎がタッグを組む
両者が活動していたバンドを合わせたような音楽性に驚きはない
フロンティアらしい北欧風メジャーロックな作りも好きな人にはたまらないでしょう






④Shok Paris - Hold Out
ちょいピリ辛の甘口ロックナンバー
シンガーの力みまくった歌い方のかみ合わせが微妙
それもこれもメタルバブル弾けるメジャーシーンに歩み寄ったから
その風合いを楽しみたい




⑤Heartland - Losing To Love
味わい深い歌声
その内に秘めたエモーションに心も濡れます
いいバンドだねぇ
なかなかブレイクしませんが
メロディ派にとっては良心です



⑥Robert Hart - Heart
キャリアに裏打ちされた安定のパフォーマンス
ベタな楽曲だが味わい深さがある
やはりロバートの歌声によるところが大きいだろう



⑦Bonfire - You Make Me Feel
いいですねぇ
甘いがパワフルな歌声もグッと迫ってきます
欧州らしい泣かせのメロディも琴線に触れますねぇ
やっぱりベタが一番だぁ




⑧W.A.S.P. - Restless Gypsy
似たような曲を作るブラッキーですが
この曲もあれですよね
それがブラッキー節なのですが
哀愁のあるメロディとブラッキーのギラついた歌声はよく似合う



⑨Cheap Trick - Mighty Wings
話題のトップガンのテーマソング
唄うはチープ・トリックだが
作曲はマーク・スピロと‎ハロルド・ファルターマイヤー‎
もうけの配分が気になる大ヒットナンバー
キングオブコントでも良く流れるよね




⑩須藤あきら - 愛が眠れない
エリック・マーティンとデュエットもしました
色々仕掛けるも売れなかったなぁ
90年代に隆盛を極めたビーイング系の系譜に連なるソロシンガー
ハード目のギターと哀メロを唄うという図式
そういう王道パターンを踏襲するスタイルです
若い頃は大の苦手でしたがオッサンになると楽しめるから不思議だ
スピードに走らなくともセンスのあるギターソロもグー




785. 失恋船長 (2022-06-24 18:55:31)


『胸キュン/胸熱ロック⑥』10選 



①葛城哲哉 - LIVIN' IN THE CITY
B'zの成功により同じようなバックボーンを持つアーティストが雨後の筍如く登場
葛城も同様なのだが開き直れなかった
売れるなら自我を捨てないといけない
このポップセンスとギターワークは美味しいと思う



②Earthshaker - One Night
哀愁のハードポップナンバー
軟弱な時代もあったが
あの時代の曲をハードにリメイクして出して欲しい





③GLORY - This is the Love
北欧メタルですねぇ
1stは煌びやかなサウンドでした
この路線と突き詰めて欲しかったが時代が許さなかった
テクニカルなギタープレイヤーがいただけに残念である





④Mark Free - Dyin' For Your Love
歌が上手い
熱いエナジーとエモーションが込められています
あらゆるタイプの曲を歌いこなせる器用さもあった
女性になった今どうなっているのだろう?




⑤FM - Someday (You'll Come Running)
マーク・フリーも唄っています
AOR調のロックナンバーとしては名曲中の名曲ですね
FMヴァージョンも素晴らしい
ニール・カーノンがプロデュースを担当




⑥Alien - Go Easy
冷ややかな哀愁のメロディ
甘美でスウィートなハードサウンドの旨味
北欧バンドらしい魅力が詰まっています
適度な疾走感とハードテイストの塩梅がエエ



⑦聖飢魔Ⅱ - EL. DORADO
ハッキリとした歌メロが耳を惹きますね
後年リメイクしたヴァージョンが好きです
起承転結のあるドラマティックなナンバー






⑧Judas Priest - You've Got Another Thing Coming
この曲は大好きですねぇ
究極のロックアンセムです
足を踏み鳴らし拳を振り上げずにはいられません
チルドレンボトムとツアーしたハルフォードの姿を思い出すなぁ
まさか出戻りするとはね




⑨Glenn Hughes - I Don't Want To Live That Way Again
歌の上手いオッサンですよねぇ
本当に歌が上手い
グラハム・ボネット同様メタルが好きじゃないグレン
ソロアルバムで凄い良かったと言えるものは一枚もなかったりするのだが
それでもヴォイスオブゴットという名を欲しいままにしたのは間違いない
ライブアルバムが一番だったなぁ
この曲ではソウルを上手く押さえエモーションを爆発させている
何をやっても上手いよ





⑩Lucifer's Friend II - Heartbreaker
ジョン・ロートンのパワーヴォイスは健在
空間を切り裂く凜としたクリアーな歌声
その圧倒的な表現力と存在感にひれ伏します




786. 失恋船長 (2022-06-30 12:11:05)

『胸キュン/胸熱ロック⑦』10選 



①EARTHSHAKER - Treachery
B'zにも負けないというか大胆なシーケンスの使い方
こういうリズムセクションも大ありなんだという事を提示した
メロウなマーシー節は炸裂しているが
この路線がシェイカーとは言えない
これでダメなら解散するのかと驚愕した
これもリメイクして欲しいねぇ
刺激的な歌詞も込みで好きですよ




②H.E.A.T - Living On The Run
ベタですよね
北欧風味満点
哀愁のアリーナロックナンバー
メンバーのルックスの良さもあるしヒットポテンシャルが満載です




③TETSU - いつもあなたが
アニメソングとしては大人びいていますよね
子供にはチョイと敷居は高い
でもこうして大人になり思い出しているのだから正解だろう
途中で流れるホーンセクションもカッコいいのよ
セクシーな唄い回しも耳に残ります




④WRABIT - Anyway, Anytime
本当に名曲ですよねぇ
ハードさもあるがメロディアス
でも大衆迎合じゃないが質は超一線級
素晴らしいバンドでしたねぇ





⑤STRYPER - Soldiers Under Command
メロディアスでパワフルな一曲
高音域でも衰えないパワーと澄んだ歌声にノックアウト
情念を爆発させるサビがたまらん




⑥Helloween - Sole Survivor
イントロのド迫力のドラムがめちゃくちゃカッコイイ
チチチという秒針の音と思われるSEからまたカッコイイ
少々コミカルでお子様感の強いハロウィーンは苦手なので詳しくないのだが
アンディ・デリス+明るいジャーマンメタルは化学反応を起こしていた
お得意の跳ね上がる明るめのBメロ
そのまま突っ走るのかと思ったらアンディは違うメロを持ってきた
このサビメロが最高にクールでカッコイイ
そのおかげで力強さも倍増
でも従来のファンから否の意見が多いと聴いて度肝抜かれた
だからワシはハマらんのだな
ウリ・カッシュがカッコ良すぎる




⑦高浜祐輔 - Fire Away
高浜祐輔さんの鍵盤プレイも耳を惹きますね
曲の良さに唸りますがスッキリとしすぎたサウンドプロダクションが物足りない
ベースも走るねぇ
WOLFにいた松本さんの伸びやかでマイルドな歌声にノックアウト
素晴らしいフィーリングと可能性があったよなぁ
ギターは藤本泰司
ジャパニーズメタルオールスターであろう






⑧Traveler - Starbreaker
駆け抜けて哀愁のツインリード
古典メタルを愛するカナダの若き野郎ども
NWOBHMテイスト満載です
泣かせのツインリードにキュンです



⑨Caught In The Act - Who Will You Run To
躍動するハードポップナンバー
爽やかな風が吹きますねぇ
チョイ甘いでメジャーなのが絶妙
その後に続くChangesがまたいい




⑩URIAH HEEP - That's The Way That It Is
BLISS BANDのカヴァー曲
オリジナルも落ち着いた曲でしたが
80年代的モダンなロックへと変貌を遂げたアルバム収録されても違和感はありません
男臭いピーター・ゴルビーの歌声もハマっている
ヒープじゃない感はハンパないのですが
ハードなオシャレロックとして楽しめます




787. 失恋船長 (2022-07-06 14:23:40)

『胸キュン/胸熱ロック⑧』10選 

①Da Vinci - Lookin' For Love
爽やかですねぇ爽快感MAXです
嫌みや濁りのない北欧クリスタルポップロック
その透明感溢れるメロディと糖度の高いスウィートメロディに胸キュンです




②John O'Banion - White Light
里見八犬伝のテーマです
こういうシャレもんも大好きです
壮大なテーマの物語なのでお金のある国でリメイクして欲しい
ネットフィリックスとかで映像化されんかね
ベタですが好きなストーリーです
その主題歌に相応しい跳ねたリズムと耳馴染みの良い歌声
そして癖のないチョイハスキーな歌声がまたいいのよ




③Savannah Nix - Nineteen
80年代の後半から90年代にかけて活動していたイギリスのバンド
所謂グラマラスはハードサウンドです
その懐かしい響きと悪っぽさが今となっては貴重でしょう
正式にデビュー出来なかった彼らですが
毒気のある往年のハードサウンドが好きな人ならイケるでしょうね
あの時代を通っているので無性に聴きたくなるのよ




④Joshua- Crying Out For Love
ロブ・ロックの温かみのあるハイトーンも映えますね
ヒット作に恵まれませんでしたが
ジョシュアは良い曲を書きました
この曲は少々置きにいっていますが
メロディ派ならイケるでしょうねぇ
サビで明るくなるのが良いですよ





⑤UFO - Can You Roll Her
哀愁のメロディが胸を締め付けますね
荒涼とした疾走感
こういうタイプの曲を上手くモノしています
ピートの歌声が英国臭を倍増
ストレートな曲のためマイケルらしさは希薄ですがね



⑥Yngwie Malmsteen - You Don't Remember, I'll Never Forget
マークの繊細ながら力強い歌声
マイルドなミックスが合う合わない論争はあるが
インギーのギタープレイは過去最高のバランス感覚で魅了
水晶の如きクリスタルサウンドに耳を奪われます
多くのファンが待ち望むネオクラ路線とはこれでしょうね
ギターソロがエグいぞ
あのスピードで力強さと繊細さを同居させた指使い…真似出来ません




⑦EARTHSHAKER - 最後のページ
イイフィーリングですねぇ
マーシー節も堪能できます
古典ロックに根ざしたハードサウンドの旨味
和洋折衷サウンドの最高峰を堪能しましょう
渋い鍵盤プレイもシャラのギターもエエですよ





⑧The Original Iron Men - Two Hearts In Love
リー・ハート関連の曲です
FASTWAYでも取り上げました
どっちが先か思い出せませんが
こちらはデニス・ストラットンがリードヴォーカルと担当
なるほどな一曲ですよ




⑨Gary Hughes - Only True Love Lasts forever
泣かせますねぇ
ベタですが泣かせます
メロディメイカーとして確固たる地位を築いた
ゲイリー・ヒューズのディープヴォイスが泣いております



⑩Von Groove - I Can't Stop Loving You
泣かせますねぇ
洗練されたアーバンなメロディ
それでありながらもハードなロックバンドとしての体裁を保っています
日本人好みのワビサビのある展開に耳が持って行かれます




788. 失恋船長 (2022-07-09 17:06:23)

『BLIZARD』10選 



①Broken Loneliness - Blizard
下村成二郎のギリギリハイトーンが肝
苦手な人はトコトンだめだろう
個人的にもギリギリだ
カイカンもどき~という歌詞もハズい
でもメロディアスでストレートなサウンドは魅力的である




②Marry a Fortune - Danger Life
男臭い水野松也にヴォーカルがチェンジ
プロデュースにラウドネスの樋口宗孝が登場
カナディアンメタルに通ずる大らかさとメロディアスサウンドの融合
ポップフィーリングも残しつつワイルドかつハードなスタイルにチェンジした
ドラムもベースもギターもイキイキしている
遅すぎた展開だったがラストに良いモノを残した




③Dance - Blizard
美しいメロディとアコギアレンジ
バラードとしては良く出来ている
やはりギリギリの歌声は全てを結審するだろう
しかし世界観は大好きだ
ソフトケイス路線の成功例であろう





④Shallow Runner - Hot Shot
ミドルレンジに力を込めて唄う下村も悪くないが限界を感じる
しかし悲壮感漂う唄が癖になる
どの曲でも松川のソロがハイライトになるのは問題だったが
可能性を感じさせたナンバーだった




⑤Again - Danger Life
ハードテイストと大衆性
色気のある歌声が見事に合致
次の展開が見えてくるようなハードロック
今作をもって解散したことが悔やまれますね
正にアゲインして欲しいバンドですよ




⑥Orion - 暗黒の聖書
英国寄りのハードサウンドでデビューしたが
ジャーニーのカヴァーが2曲あったのが混乱させた
そういう折衷バンドだったのが最後まで苦しめる事になる
ルックスを生かそうとするマネージメントと音楽を愛するミュージシャン
難しい問題だ
ストレートに走る叙情派サウンド
アルバムのオープニングナンバーばかりに目がいくが
この曲も押しておきたい
ツインギターに耳がイキがちだが
ベースも美味しいフレーズを弾いている





⑦Dead Or Alive - KAMIKAZE Killer
ヘヴィなミドルナンバー
このグルーブ感が気持ちがいいですね
元ネタを探しは厳禁です
色気のあるギターサウンドも好きですねぇ






⑧Don't Close Your Eyes - Hard Times
全然ハードタイムスしていないアルバム
今作を象徴するような歌謡曲メロディ
こういう曲で可能性を模索したのだろう
もっとリラックスして唄って欲しい



⑨Someone to Belive - Danger Life
やはり水野の男臭い歌声が耳を惹きます
歌謡ロックバラードですが今までと感触が違う
過去のリメイク作など残して欲しい




⑩Over Hert - Show Me the Way
軟弱を極めたアルバムのオープニングナンバー
勢いのあるストレートなサウンドは唯一ハードさを感じさせてくれる
ライブのオープニングやラストにもってこいの一曲だろう




789. 失恋船長 (2022-07-23 17:17:40)

『胸キュン/胸熱ロック⑨』10選 



①ANTHEM - Grive of Heart
再結成第一弾として世に放たれた一曲
アンセムがグレイをやった見たいな印象が強いのですが
泣かせの叙情派ヘヴィメタルサウンドが聴けます
まだまだ本調子とは言えない英三だが
個人的にはアンセムイップスだと思っている
だってアニメタルのライブ時はあんなにノビノビ唄っていたぞ
声も出ていた




②X.Y.Z→A - Maria
途中からラウドネスとの差別化を図るためなのか
それとも幅広いファンを満足させるために音楽性を拡散させたのか
中途半端なバンドになってしまったのだが
この時の彼らは冴えていた
こういうプログレテイストをサラッとやれるセンスに唸ります
橘高のセンスを感じますね
二井原実先輩の歌声も押しつけがましくないので良かった




③Jhon Norum - Face The Truth
グレン・ヒューズの降臨です
自堕落な生活から抜け出すために
その天賦の才とも言える歌声を披露しているが
悪癖は抜けず復活を果たせなかった
つくづく残念な出来事ではあるが両者にマジックが存在していたのは間違いない





④Jhon Norum - Love Is Meant To Last Forever
ヴォイスオブ北欧
インギー歴代ナンバーワンヴォーカルのヨラン・エドマンとジョンの共演
その甘酸っぱい泣かせのメロディと繊細なハイトーンがよく似合います
二人でガチンコのフルアルバムを作って欲しい
ブルージー過ぎない作風でお願いしたいですね




⑤Tone Norum - My Summer With You
ゲストヴォーカルとデュエットしました
主役である彼女が喰われた形になっていますが
感動的なバラードに仕上がっています
ノーラム妹は売れなかったなぁ




⑥M.S.G- Let Sleeping Dogs Lie
名曲On And Onの次に来るために分が悪いのだが
泣かせのギターとド迫力のドラムと聴き応えたっぷりの名曲
どう考えてもゲイリーの唄が酷すぎる
唄えるシンガーにリメイクして欲しいねぇ
マイケルはイイよ





⑦Bon Jvoi - Limitless
すっかりご無沙汰していたボンちゃん
サブスクなんで気軽に聴けますよね
求められている事を忠実にやった感じがしますねぇ
もはやジョンのソロバンド化した彼ら
歴史に名を残しているだけに
キレイな最後を迎えて欲しい






⑧Dear - Abandan
キーボードも効果的に機能していますね
哀愁のメロディとハスキーヴォイスが絶妙です
大衆性を完備しているのもポイントでしょう
上手いこと聴かせてくれますよねぇ



⑨Helix - Deep Cuts The Knife
哀愁のメロディたっぷりの泣かせる名バラード
売れ線志向の洗練された一曲です
どうしてこのバンドは売れなかったのだろう?
何故カナダのバンドをメディアはプッシュしなかったのだろうか?
不思議な事だらけですねぇ



⑩44 MAGNUM - YOU LOVE ME, DON'T YOU
ポールにはこういう唄が似合いますね
関西ブルース直系のハードブルースナンバー
このブリティッシュな感性が初期の頃にはありましたね
いいフィーリングを持ち合わせていたバンドでした




791. 失恋船長 (2022-07-30 16:22:21)

『胸キュン/胸熱ロック 聖飢魔Ⅱ編』10選 



①地獄の皇太子は二度死ぬ - メフィストフェレスの肖像
色々とありましたがここに来て本文とも言えるメロディアスロックが復権
いかにもな匂いがするタイトル通りの曲調
ダミアン浜田殿下の曲が収録されたアルバムのオープニングにピッタリである




②凍てついた街 - メフィストフェレスの肖像
聖飢魔Ⅱの中でも一二を争う名曲
メロウな叙情派ハードサウンドがよく似合います
ダミアン浜田殿下の手による名曲でもある
聖飢魔Ⅱは全編ダミアンサウンドのアルバムを作るべきであろう




③GREAT DEVOTION - メフィストフェレスの肖像
現在のメインソングライターはルークなんだと言わしめる
甘いメロディが駆け抜けるハードな疾走ナンバー
新旧の魅力が搭載された素晴らしいアルバムを象徴するような親しみやすい一曲






④TEENAGE DREAM - PONK
悪魔ヘヴィメタルというようなキャラからのイメージチェンジをはかったアルバム
セールス的にはどうだったのかは分からないが中途半端な印象を持った
この曲など典型的なシングル向けの曲であり紅白歌合戦に出場したバンドとしての魅力を一般層にアピールしている
印象的なPVも込みで懐かしい
そして無国籍でありジャンルを超越して訴える魅力もあるだろう
メタルやロック云々ではなくメロウでキャッチーな名曲だ
閣下の唄の上手さに酔いしれる
でも聖飢魔Ⅱのコンセプトからは完全に外れているのが難しい




⑥THE END OF THE CENTURY- THE END OF THE CENTURY
ライブでも定番の一曲
そしてダミアン浜田殿下節炸裂の分かりやすい疾走ナンバー
やり過ぎ感も込みで信者は従わなければならない



⑦悪夢の叫び - 地獄より愛を込めて
初期ながらの芝居がかったダミアン浜田殿下のペンによる一曲
いい雰囲気ですねぇ
悪魔的なニュアンスを出しつつもメロウな繊細さが耳を惹きます




⑧FIRE AFTER FIRE - 1999 BLACK LIST
閣下の口上をカットしたリメイクベスト盤の方が好きです
ジェイルらしいアメリカンテイストも感じさせる初期の代表曲
閣下の芝居がかった唄い回しも激ハマりである
ライブでも大盛り上がりの一曲ですね
ギターソロも熱い



⑨黒服のあいつ - メフィストフェレスの肖像
甘いメロディですねぇ
ダイナミズムに欠けたミックスは本当に残念ですが
最大公約数のファンを満足させる為の手段ですからね仕方がありません
ファンの間ではそこまで人気の高いわけではない一曲
ワタクシにとっては甘いトーンを駆使する閣下の唄い回し
そして甘美でキャッチーなメロディに耳がもっていかれます



⑩CENTURY OF THE RAISING ARMS - LIVING LEGEND
エース長官のペンによる甘いメロディが駆け抜ける疾走ナンバー
聖飢魔Ⅱを支えたのはエース清水であったのは間違いない
閣下の余裕のある唄いっぷりも見事
悪魔らしからぬ甘口なロマンティシズムハードサウンド
こういう曲をサラリとやれる実力のあるバンドだった

偏見に満ちた一批評家の感情論で0点を献上されたバンド
その為に彼らは芸能人として成功するしかなかった
そして商業誌がアメリカの市場を見定められずに右往左往する様を尻目に
彼らはCD選びもカタログだからと歌い上げる始末
解散アルバムなれど誰が勝者かは明白であった




793. 失恋船長 (2022-08-12 18:51:31)

『胸キュン/胸熱ロック⑩』10選 



①SLY - KINGDOM COME
スーパーロックグループとして華々しいデビューを飾りましたがソングライティングに難ありでしたね
無理にヘヴィなスタイルに取り込み見失った感の強いバンドでした
3枚目で露骨な路線変更をして大失速
再発もないので完全に忘れ去られたバンドですが
この曲には大いなる可能性を感じます
刺激的な歌詞と上手い変奏
樋口宗孝はいないが二井原実先輩は健在なのでセルフカバーとかして欲しいねぇ
流石にラウドネスではやれんわね





②下山武徳 - 恋した時から…
インディーズ時代から大切にしている下山の代名詞とも言える一曲
魂を削り心を震わす絶唱
素晴らしい歌声に言葉を失いますね
自分の世界観を持つシンガーは強い




③Captive Heart - Shattered Dreams
清々しいメロディが感動を運んできます
チョイ甘酸っぱいのも良い
アコースティカルな曲でも唄は力強い
コーラスワークも良いね





④Hansen & Friends - Save Us
ヴァッケンで行われたライブ映像から
背の高いフランス人女性シンガーが新たなる魅力を付与
ライブならではのテンションの高さを熱量に圧倒されます
素晴らしいステージだ
日本では絶対に行われない企画






⑤Earthshaker - More
我が国ハードシーンを代表する名曲中の名曲
英国寄りの情緒のあるサウンドは今なお色あせません
刺激的な歌詞や長めイントロも全てに必然性がある
ワシの若い頃は全ギタリストがトライする一曲だったぞ
歌心のあるシャラのギターワーク
マーシーの嬢感たっぷりの歌声
パワフルはリズムプレイと今でも十分に通用する普遍的名曲
最近の若い子に知らんと言われショックでした
ん~チェリーボーン




⑥X-RAY- Man in Black
伸びやかなハイトーンを駆使する藤本朗はとても唄の上手い実力派である
スクラップアンドビルドが上手いバンド
ギターソロも美味しいフレーズを構築している
湯浅晋は天才であった事に間違いは無い
早すぎた登場だったのかもしれない
オズマさんのベースもいいんだよなぁ





⑦Tesla - Comin' Atcha Live
バラードやブルージーなシングル向けの曲が有名になりすぎているが
こういうストレートに弾けるロックソングもカッコ良かった
ライブでも映える一曲
ギターソロバトルは必聴ですよ






⑧SUBWAY - LOVE LIES
ドイツ産メロディアスロックバンド
それだけに硬軟交えた芯のあるメロディアスロックを展開
掛け値無しにカッコイイと思えるバンドでした
グランジ全盛の時代に正統派マニアの助けとなる貴重な存在でしたよ
国内盤も出ただけに知って欲しいバンドである



⑨LOUDNESS - The Law Of Devil's Land
ギターリフが好きですねぇ
火を噴くようなド派手なギターソロも素晴らしい高崎晃ここにありです
悪魔三部作と呼ばれる初期の世界観を濃密に抽出
ワタクシは渡米前の音楽性が好みですね



⑩Judas Priest - One Shot at Glory
極限までスラッシュ化したアルバム
こういう哀愁たっぷりのメロディを持ってきたセンスと曲調に唸ります
アルバムの構成的にも見事
これがあるとないとでは試聴感がガラリと変わる
そういう意味でもクロージングにはピッタリ
そして気分もリセットして聴き始める




794. 失恋船長 (2022-08-15 15:12:19)

『胸キュン/胸熱ロック⑪』10選 



①ANTHEM - HOLY FIGHTER
ファルコムスペシャルBOX'90に収録されている
アンセムが演奏するゲームミュージック
メタルアレンジという事で原曲はあるのかも知れないが
森川のパワフルな歌声を勢いのある演奏
歌詞の世界観以外はアンセム以外の何物でも無いテンションで仕上げている
ザナドゥとこの曲は是非とも現メンバーでリメイクして欲しい
ちなみにアンセムスペシャルという非売品のシングルでは取り上げていた






②JDK BAND - STRANGER IN THE NIGHT
ファルコムスペシャルBOX'90から
ムルバスやリアクションで活躍した岸本友彦がメインで活動するバンド
というかゲームミュージックに関連したプロジェクトという形式だろう
ここで唄うのは岸本
ギターはプレゼンスやグランドスラムの白田一秀
ベースはJUDY AND MARYで大金持ちになった恩田快人
岸本のストレートな歌声を生かしたハードなロックナンバー
日下部バーニーとか思い出したぞ





③ARIA - Колизей
2003年リリースの名盤『Крещение огнём』から
現在はセルフリメイクも出しているのですが
ロシアの皇帝アーリアの存在感を不動のものにしたアルバムであり名曲だ
ロシア語だし何を唄っているのか分からないが
この曲はコロシアムを題材にしている
この勇猛なミドルナンバーの中に流れる哀愁タップのメロディは悲壮感が漂っている
明日の運命を分からぬ剣に命を預けた男達
そういうものが伝わりますね感動です





④Kane Roberts - TOO MUCH(For Anyone To Touch)
哀愁のハードポップナンバー
筋肉ムキムキのランボーギタリストからは想像も出来ない
売れに売れてやるぞという匂いがプンプンと漂う一曲
苦手な人はトコトンダメでしょうが
ワタクシは大好物です






⑤LOUDNESS - FIND A WAY
マイク・ヴェセーラの唄によって生まれ変わった名曲
オリジナルにあった古くささがいっそうされた印象がある
しかし今も当時も古めかしい曲調であることに変わりは無い
初期ラウドネスらしいプログレッシブな展開と英国情緒と大阪ブルース
アプローチの変ったナチュラルなトーンを操る高崎のギターも違和感がない
マイク・ヴェセーラも歌が上手い





⑥TALISMAN- JUST BETWEEN US
哀愁たっぷりの北欧メロディ
その清々しいミンティアサウンドとジェフのザラついたエモーショナルヴォイス
絶妙な絡みがワンランクもツーランクも上に上げている
普遍的なハードポップソング



⑦FLATBACKER - GUERRILLA GANG
メタルパンクという言葉がシックリくる名曲
刺激的で癖の強い歌詞が耳に突き刺さりますね
そのインパクトに負けない唄と刺激的な演奏
今なお色あせないバンドでした
下山さんが唄うソリッドバッカーも凄い
復活して欲しいねぇ



⑧DIO - STARS
1987年の来日公演で演奏されましたね
ギターはグレイグ・ゴールディです
豪華ゲストはいませんがDIOの持ち歌としても十分機能
DIO名義では正式な音源として残っていないのが残念です



⑨KUNI - Lookin' For Action
キャッチーでメロディアスな正統派ナンバー
唄うはジェフ・スコット・ソート
悪いわけがない組み合わせですよね
速いだけじゃないKUNIのギターもコンパクトな楽曲の中にアイデアを詰め込んでいます
もっと売れても良かったはずである



⑩HARD GEAR - FINAL CRISIS
キメるところはキメまくり
流せるところは流すことで聴きやすくなっています
サーベルタイガーの親戚みたいなバンドだけに類似性は高い
実際サーベルでもリメイクしたが
個人的にはオリジナル版の愛着はハンパない
ハードでアグレッシブなメロディックメタル
そしてテクニカルという離れ業をやれるバンド素晴らしい楽曲
渡辺徹のパワフルな歌声も素晴らしい




795. 失恋船長 (2022-08-21 17:54:40)

『胸キュン/胸熱ロック⑫』10選 



①CROWLEY - 悪魔がにくい
オリジナルは昭和歌謡曲
それを自分のモノにしていますね
あとノリのシンプルなドラムも妙なレトロ感をアップ
なんとも味わい深いバンドサウンドとアレンジが癖になります
鼻歌交じりでシャワーを浴びますね






②Yngwie Malmsteen - Russian Roulette
ややドゥギー・ホワイトの歌声が淡泊に聞こえますかね
ワイルドさとネオクラスタイルが上手く共存
分離の悪い音質のせいで大損しているが
曲自体はインギーの名に恥じないクオリティを保持している
天才はワガママの天才でもあった
んー難しい問題だ




③Uriah Heep - It Ain't Easy
アルバムのラストに収録されたロマンティシズム溢れるバラード
もったいつけたイントロのあとにしっとりと歌い出すジョン・スローマン
彼のエモーショナルな歌声もバッチリとハマっています
どういう分けかアルバムのクレジットがトレバー・ボルダーと記載
多くのファンが困惑することになる
何故ならばどう聴いてもジョン・スローマンであり
もしトレバー・ボルダーならば原口まさあきの明石家さんまレベルのモノマネ歌声になるからです
リリース当時から話題の誤表記問題なんであんな事が起きたのだろう
でもそんな事にも気がつかない世界一のにわかヒープ・ファンがいました笑









④FENCE OF DEFENSE - NIGHTLESS GIRL
デジタルビートとハードロックの融合
TMネットワークの成功に触発されたとのが一番だろう
松本孝弘同様セッションワークで腕を磨いたギラリスト北島健二
昔は一重だったぞという悪口を言う人もレアになりましたが
彼らなりに売れようと努力した結果がこういう曲だった
懐かしいバブル期を想起させるポップス
聴いたことないのだが近藤真彦がカバーしてSMAPバージョンもあるとか







⑤杉本誘里 - MEDUSA
早すぎたロックディーバ
実力のある歌い手だったが時代は80年代
彼女のような存在を受け止めるシーンなんてつい最近だもん
この曲を提供したのは松本孝弘
彼がバリバリのロックギタリストだったこと知らない人も増えていますんで
こっそりと教えたいです





⑥Jewel - Cry of My Heart
東京のメタルシーンを支えたジュエル
フルアルバムをリリースすることなく解散
のちに本間清司さんは大活躍するのですが
実力のあるバンドだっただけに残念ですね
レーベル元のMandrake Root無くなっただけにリイシュー盤は絶望的ですが聴きたいなぁ
この曲なんて哀愁のあるメロディが耳を惹くロックナンバーで好きでした
ハイトーンにしすぎないのも良かった
ギターソロはいつだってカッコ良かった




⑦DAMZELL - Endless War
高速回転するリフワーク
鋼鉄魂炸裂するゴリゴリのメタルナンバーですよね
もっとミックスとレコーディングにお金を掛けてくれたならば良かったのにね
好きなバンドでした
でも好きになったときは解散しとったぞ
最初聴いた時は軽く馬鹿にしていた
子供の頃は偏見に満ちていたもんなぁ
洋楽が一番ってね
今ならば洋楽という言葉を使う事が恥ずかしいです



⑧ACTION! - 待ちくたびれた今
初期アクションらしいプログレテイストもあるハードナンバー
テクニカルな要素もしっかりと盛り込んでいるが
親しみやすさを一番にバンドの持ち味を発揮している
こういう本格的な曲をもっと量産して欲しかった
この生活感溢れる昭和フォーク歌謡みたいな歌詞も込みで楽しんで欲しい



⑨Ron Thal - Chopin Fantaisie
今の彼の評価はどうなのか知りませんが
かつては天才ギタリストとして名の通ったテクニシャンです
タイトル通りショパンの楽曲をモチーフに弾きまくっています
彼の名を轟かせたタッピングプレイ
凄いです
このあとガンズのギターになるなんてジョークかと思いましたよね




⑩The Big Deal - Bad Times Good Times
哀愁のハードロックナンバー
甘く切ない硬派な味わいはこのバンドらしいですね
女性二人のツインボーカルだが
無駄に女を売らないのは好感が持てます
売れて欲しいねぇ




796. 失恋船長 (2022-08-23 13:14:11)

『胸キュン/胸熱ロック⑬』10選 



①SABER TIGER - MABOROSHI
情念タップリなメタルソング
これぞジャパニーズメタルなワビサビがたまらん
ギターソロも大好きだ




②TERRA ROSA - BATTLE FEVER
様式美メタルの権化のようなバンドが作り上げた
様式美メタルの権化のような一曲
引っ張るだけ引っ張ったあとのインストバトル
たまりません





③ELIZA - HEART BREAK
ブリティッシュからアメリカンへ
音楽性をよりライトでキャッチーなスタイルへ移行するバンド
今作はその過渡期の中で生まれた折衷サウンドが全開
ノリも良くキャッチーだが攻撃性も併せ持つらしい一曲
コンピレーションアルバムに提供されたがアルバムには収録されなかった
ライブでも定番の曲を聞いている


④Find Me - Survive
爽快感MAXな哀愁の叙情派ハードナンバー
力強い歌い出しにグッときますよね
ワタクシが女性ならジュンってなりますよ
嫌みの無い大衆性を完備したメロディとハードテイスト
絶妙なさじ加減に唸る




⑤1st Avenue - When The Night Is Gone
ベタですけどいいですよねぇ
北欧らしいメロディとドラマ性を完備した哀メロナンバー
ビックにはなれませんでしたが良いバンドでしたよ
磨けば光る個性もあったはずである




⑥Zero Zero - Heart And Soul
甘いねぇ甘い甘いよ
哀愁の叙情派ハードサウンド
イイねぇイイよイイですよ
レコーディングするもリリースが見送られ
マイナーな存在になったが質は高い



⑦SAXON - Top Of The World
80年代中期を思い出させるキャッチーでメロディアスなハードナンバー
どう聴いてもライオンハート型ではありません
Jericho Sirenとか思い出しますよね
やはりサクソンにはこの手の曲が似合います


⑧Blue Cheer - Summertime Blues
沢山のアーティストがカヴァーしている
そんな中でも1968年かな?ブルーチアーが世に出したのは?
この暴れっぷりがたまりません
ビーストですよ
凶暴ですよね
ちなみにTHE WHOが1975年くらしにシャレでシングルカットしたのですが
この曲のオリジナルはTHE WHOだと大嘘をつく奴がいましたね
こんな曲をWHOが作るわけ無いだろう
考えなくとも分かりそうなんですがね





⑨DOKKEN - Kiss of Death
ジョージのギターが最高にカッコイイ
あんなにキレのあるハーモニクスの刻みはないぞ
ギターソロもえげつない
完全にノックアウトです
ドンも負けじと歌い上げていますが主役はジョージ・リンチ
こういう我を張れるギタリストがいるバンドの難しさ
しかしマジックはあったと言える名曲中の名曲
一触即発な火花散るプライドバトル
火薬の匂いが漂いまくっています







⑩Biloxi - Listen To Your Heart
洒落ていますね
都会的な洗練度とロックの持つ熱量
その絶妙な駆け引きがバンドサウンドにスリルを点火
売れ線サウンドの中にハードテイストも上手く盛り込んでいます




797. 失恋船長 (2022-08-26 04:11:35)

『胸キュン/胸熱ロック⑭』10選 



①MANILLA ROAD - CRYSTAL LOGIC
世界中のカルトマニアから愛されるUS産エピックメタルバンド
良くCIRITH UNGOLと同類で語られるがシケシケ感がないので別物です
またNWOBHMからの影響と言うよりもスペースロックやプログレだろう
1st収録の今作は比較的軽快に走っています



②EXCITER - Heavy Metal Maniac
彼らの名前を世に知らしめた一曲
息を止めダッシュを繰り返すような無謀なスピード勝負
けたたましく鳴り響くメタルサウンドは初期衝動を激しく刺激するでしょう
燃えるねぇ





③SATAN - NO TURNING BACK
NWOBHMを代表するというか具現化したバンド
バカ雑誌がカテゴライズしたNWOBHM四天王なんてちゃんちゃらおかしいですよね
でもそれを世界が認めたと嘘をついた奴が一番ヤバかったッス
ヘタウマバンドの代表格と言われるサタン
この曲など顕著でしょう
カッコイイ部分とダサい部分が共存するらしさ全開です




④TAROT - WINGS OF DARKNESS
完全に忘れ去られたバンドになっている暗黒様式美メタルバンド
マーティンサバス路線を引き継ぎ北欧のメタルマスターの一つ
特にグランジ一色の時代に彼らはキラ星の如く正統派マニアの頭上に輝いていました
こういうキャッチーな曲も器用にやり切れるバンド
マルコの癖が強い唄い回しも大好物です



⑤Y&T - FOREVER
何度聴いてもゾクゾクとさせられます
エモーショナルなイントロからたまりません
情熱のあるクールなハードサウンドはベリーホットです
売り上げも知れている
ファッショナブルなバンドでもない
インスタ映えなど皆無だろう
それがどうした糞食らえである
リズムカルなドラムとメニケッティのギター
たまりません




⑥BITCHES SIN - Ain't Life a Bitch
ラフなパワーを内包した哀愁の疾走ナンバー
荒くれ具合は正にNWOBHM
ストレートに打ち出される哀愁満点のハードさが大好きです




⑦VANDENBERG - HEADING FOR A STORM
独創的なギタープレイで魅了したエイドリアン
彼のメロセンスに酔える哀愁のハードナンバー
WHITESNAKE参加後の影響もありブルースおじさんに成り下がったのは残念でしたが
ロニー・ロメロでソロを復活させたのは単純に嬉しかった
次はあそこまで濃い味ではない歌い手でお願いしたい



⑧Leather Nunn - Leather Nunn
知る人ぞ知る正統派US産HM/HRバンド
バンド名を冠したこの曲などバンドの姿勢を色濃く表している
アメリカ産とは思えない情念と光沢のある艶めかしいサウンド
しんなりとした濡れ煎餅みたいな味わいがなんとも言えないカルト臭を発散
エエ味わいです







⑨OSTROGOTH - FULL MOON'S EYES
スピード・パワー・メロディの三種の神器を掲げ
勇猛果敢に走り出すバンドとして知られる
ベルギーのメタルシーンを支えたOSTROGOTH
スローな出だしから一転
武骨ながら哀愁を撒き散らし疾走する様に悶絶です




⑩BOWWOW - STILL
情念たっぷり恭司のギター
そして優しく語りかける歌い出し
こういうフィーリングを出せるバンドは日本においては希有です




798. 失恋船長 (2022-09-01 19:37:04)

『胸キュン/胸熱ロック⑮』10選 



①高梨雅樹 - コスモス・ドリーム
松本零士原作のTVアニメ『新竹取物語 1000年女王』の主題歌
アニメは宇宙戦艦ヤマトや999みたなキャラばかりなので興味を持てなかったが
この主題歌だけは覚えている
子供にとっては大人びいた曲だからね
昨今主題歌とは全然テイストが違うのですが
コスモスドリームな唄ですよ
オジサンになるとグッと染みてきます



②渡辺典子 - 少年ケニア
今ならアウトな物語なんでしょうね
少年ケニアというタイトルもアウトでしょう
物語の内容はイチミリも覚えていませんが
この唄だけに印象に残っています
サビの歌詞がロマンティック
口移しにメルヘンくださいって歌詞と歌メロが好きです
ちゃんとした人が唄えば凄い曲になる





③Ankie Bagger - Where Were You Last Night
この曲は売れました北欧の歌姫です
ERIKA同様現在はアンチエイジングがエグく面影もないのだが
北欧らしい冷ややかなメロディと歌メロが耳を惹きますね
日本でもWINKがカヴァー
相田翔子の後ろに隠れてひょっこりはんする鈴木さんの振り付けに爆笑です
ダンサンブルはポップソングをWINKはもうチョイロックな感じにアレンジしていたなぁ
メタル系としてはNightwishのカヴァーが有名でしょう





④BIRDS - 二代目はクリスチャンのテーマ
原田知世、渡辺典子、原田貴和子、野村宏伸という角川イチオシの若手俳優を揃えて唄わせた一曲
名前の知らない男女のデュオによる唄違いもあるのだが
思い入れとしてはこの4人によるバージョン
野村宏伸の頼りなさにヤキモキですよ
面白くないコメディシーンにはついていけないが映画自体も好きだった
だから曲も思い入れがある
YouTubeで動画を探して四人の勇姿を見つけて欲しい



⑤デラ・セダカ - 星空のエンジェル・クィーン
ニール・セダカの娘が唄う『1000年女王』劇場版の主題歌
この手の主題歌としては唄が上手いので安心して聴いていられます
スケールの大きな曲調と優しい歌声が無限の宇宙をイメージさせてくれます
正にエンジェル・クィーンな歌声にウットリとさせられます
ラストのコーラス隊も見事ですよね
ギターも味わい深い





⑥Vinnie Vincent Invasion - Back On The Streets
エース・フレーリーにジョン・ノーラムも取り上げたメロウな一曲
スピーディーなギタープレイも随所にねじ込み自慢の腕前を披露
メタリックなギターはKISS時代のフラストレーションを発散しているようだ
最近顔を見ないが今は何をしているのだろう?



⑦Ray Kennedy - You Oughta Know By Now
八神康子事件もありましたね
レイの哀愁のあるチョイハスキーヴォイスがセクシー
大人の魅力を発散していますねぇ
八神康子事件よりもジョン・ロートンが唄うスモウグリップの方がヤバいけどね


⑧RAINBOW - SPOTLIGHT KID
何度聴いてもテンションが上がりますね
キレのあるリフとクラシカルなソロとロックとクラシックを合体させた
独創的なアイデアが炸裂しています
こういう進行にリッチーのミュージシャンとしての野心がギラつきます
ジョーがクールに対応しているのも大きい
このラインナップには確実にマジックが存在していた


⑨Deep Purple - King Of Dreams
もはや無かった事になっているジョー時代のDP
このオープニングナンバーは再結成DPらしい雰囲気のある一曲
セカンドハンドヒーローと老いたリッチーを皮肉る歌詞も最高にクール
リッチーもニヤニヤと最高のジョークと喜んだでしょうね
強気さ性格が災いしたジョーだが
良い仕事をしている
何度聴いても背筋がピンと伸びる
そしてDPがRAINBOW化したと叩かれまくったアルバムでもある
実に馬鹿げた議論だが本気で叩かれた
だから頼みの綱の日本でもセールスはイマイチと言われている


⑩Saxon - Broken Heroes
メロウなサクソンサウンド
淡泊になりがちな彼らのカタログの中ではコクのある一曲として最後まで聴かせてくれます
渡米後の苦心する戦略を岐路に立たされたバンド
成功は収められなかったかも知れないが確実に爪跡は残した
こういう曲をやれるバンドになった収穫は大きい




799. 失恋船長 (2022-09-21 03:05:47)

『ハードポップACTION』10選 



①夢見る頃過ぎて
後期アクションを代表するようなハードポップナンバー
甘いメロディとヨシロウの甘い歌声
ジャストフィットしているのだが甘口のロックサウンドである
初期のファンにとっては軟弱に移るだろうが
声質的にはこうなる





②Honey Dripper
アン・ルイスに提供した楽曲のセルフカバー
軽快なメロディがノリノリで駆け抜けていきます
ヨシロウの可愛い声では物足りないのですが
弾けていますよね






③BATHROOM
妙に生活感の溢れた歌詞が昭和チックです
男女の機微を描いているようですが
ん?となる歌詞が多いが雰囲気で押し切っている
弾ける哀愁のハードポップナンバー
後期アクションを押しています
広川はもっとギターを弾きたかったろうなぁ





④Dancin' In The Darkness
後期アクションとしてはハードな部類に入る一曲
コーラスワークも無理なく押し込み
硬軟のバランスをシリアスに捉えている
可愛い声のヨシロウとハードサウンドのかみ合わせが上手くいった例の一つだろう




⑤神々の反乱
デジタルチックなメタルサウンド
ハードで歯応えのある仕様を上手く組み合わせている
これ以上ヘヴィだとバンドの許容範囲を超えるのでギリギリだろう
ある意味アクションの限界点とも言える
サビメロの親しみやすさは流石である





⑥Tears of Love
アクションらしい四畳半フォークソング風ハードポップナンバー
生活感のにじみ出た歌詞の昭和感が逆に新鮮に聞こえるかも
甘酸っぱい歌詞と哀愁のメロディが似合います



⑦夜想
甘いですねぇ
ロマンチックですね
雰囲気重視です
ロック色は薄めですが上手く料理しています
ハードに進むのか歌謡テイストを強めるのか
そのスタンスに迷いを感じさせていた彼ら
こういう路線に面舵いっぱいしても良かったのでは?



⑧Making Love
哀愁のあるメロディとロックテイスト
その親しみやすさと道を踏み外さない不良感
絶妙なバランス感覚でアクションらしいロックをやっている
日本にKISSだと個人的には思う
ワタクシは島国ニッポン出身です
カラッとドライなロックよりも哀愁のメロディが欲しい
情緒も大切なのです
この曲は絶妙ですよね




⑨時を超えて
後期アクションの集大成のような一曲だと思っている
どういう路線に進むのか迷走感もあったと思うのだが
こういう甘いメロディと哀愁
歌謡曲に通ずる親しみやすさとチョイハードを絡ませた
スタイルはアクションの専売特許だと思う
もっとメロウさに比重を置いたハードサウンドを聴いてみたいモノだ





⑩Who Are You?
大人のロックですね
日本人による日本の歌謡ロックです
欧米では生まれないタッチ
西洋かぶれの日本語ロックの嘘くささとカッコ良さ
こういう音楽を海外のメディアに売り込むのはどうなのかな?




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