ティム"リッパー"オーウェンズはライヴでDiamond and Rustのスローバージョンを演っていたが、どうせならこの曲を演って欲しかった。ライヴで常に最高のパフォーマンスを見せる彼なら、きっと素晴らしい出来になっただろうと思う。彼等が来日する度ひそかに期待していたのだが・・・ いまのロブでは多分この曲は唱えないでしょう。
この曲は、詞もそうだけど、なんか、始めのアルペジオだけで、恐ろしくなる…。なんかひび割れた窓があって、そこから夕方の西日がさしてて、枯れた気があって…みたいな、なんかそういう感じの、不気味な雰囲気を感じる。 ロブのヴォーカルも理性と狂気の狭間を行き来していて、もう、なんともいえない。 RENAISSANCEの"Ashes Are Burning"とか、SCORPIONSの"Fly To The Rainbow"とかみたいな感じの大作なんだけれども、("Deceiver"と併せてね。)コレが一番コワイ。でも聴いちゃう。 '80年代以降の彼らには見られない、なんかやっぱり混沌としたサイケ的なものも感じる。 コワイ…。