『SABER TIGERから下山、礒田、竹内の三人がバンドを脱退した』
・・・・という知らせを耳にしたとき、とにかく残念な気持ちでいっぱいだった。
よりヘヴィに深みを増していくSABERサウンドの担い手である三人が一気に離れていってしまったからだ。
・・・そして今、その脱退した三人が結成したバンドであるSIXRIDEのデビューアルバムを聴きながら
三人が脱退した理由が なんとなくではあるが分かるような気がしてきた。
デビューアルバムの各曲はリーダーでありVoの下山が指導をしつつ、メンバーに書かせていったそうで
そのせいあってか、SABERの時よりも自由に歌の表現をしているように感じた。
勿論表現力の方も全く衰えてはおらず むしろ日本語主体で歌っているせいもあってか、以前よりも更に歌に魅力が増したようにも思える。
(下山の声がキライって人にもひょっとしたら薦められるかもしれない)
加えて、その下山の指揮を受けて曲を書いている若手のギターリスト青柳慎太郎の作曲能力も光るモノがあると思う。
収録されているハードナンバーからバラードまでを全て彼が書いたもので 若手としてはすばらしいセンスを持っていると思っている。
リズム隊の二人は相変わらず良いリズムを打ち出しているし、もう一人の若手ギタリストもどう頭角を現してくるか楽しみだ。
バンド内の雰囲気も和やかでとてもイイ感じだし、
SIXRIDEは本当にこれからの更なる飛躍が 楽しみなバンドの一つです。