1984年7月7日、タイシタレーベルよりリリースされた7thアルバム。
前作『綺麗』から続くAOR色が強いアルバム。しかし本作では本格的に取り入れている。ちなみに歌詞カードは桑田佳祐直筆のものであるため、よく読み取れないところや、シングルや、他のアルバム等で載っている歌詞とは一部異なるところがある。
本作リリースと、夏の野外ライブツアー「熱帯絶命!ツアー夏『出席とります』」の終了後、サザンのメンバーは1ヶ月間ロサンゼルスに渡り、シングル「Tarako」のレコーディングと共に本アルバム収録曲のイメージビデオの撮影に入った。これらはビデオ『サ吉のみやげ話』にまとめられ、同年12月にリリースされた。
ジャケットはEric Claptonのアルバム「E.C. WAS HERE」を意識しているものである。
1998年の再発盤の初回限定盤は、オリジナルLP復刻ジャケット(いわゆる紙ジャケット)仕様で、爆笑問題の太田光によるライナーノーツが封入されており、漫才調で書かれていた。
また、日本版『ローリング・ストーン』誌が2007年に選定した「日本のロック名盤100」では、32位にランクインしている。
なお、本作以降に発売されたサザンオールスターズのアルバムは、企画盤などを含み全てオリコンアルバムチャートで初登場1位になっている(再発盤は除く)。
Producer:サザンオールスターズ、高垣健