1985年1月21日、日本コロムビアよりリリースされた5thアルバム。
同日にAtlantic Recordsよりアメリカ盤がリリースされ、本格的にアメリカ進出を果たした作品となった。第27回日本レコード大賞優秀アルバム賞受賞。
アトランティック・レコードとの契約を得たLOUDNESSは、世界進出を目指して、最初から英語で歌うことを前提に本作を制作。『DISILLUSION English Version』(『DISILLUSION 〜撃剣霊化〜』を英詞で歌い直したもの)に続く、全曲英詞による作品となった。プロデューサーに、Ozzy OsbourneやY&T等との仕事で知られるMax Normanを起用。 メンバー曰くMax Normanの仕事ぶりは「鬼」だったとのことだそうで、高崎がレコーディング中に高崎が気にならない程度のリズムやチューニングの狂いに対し「ズレてるからやり直せ!」と言いながらもテープをゆっくり回してレベル・メーターで狂いを確認しようとしたり(高崎曰く「誰がそんな事までしてレコード聴くねん!」とのこと)、二井原の歌唱に関しても英語の発音に関して厳しく指導されていた事もあって1曲歌入れするのに最長で3日かかったり、コーラスのハーモニーに関しても音楽理論で攻め立てられた事もあり、メンバーと何度も衝突した事もあったという。
この一件に関し、サウンドプロデューサーであり通訳として関わっていたジョージ吾妻によると、LOUDNESS側から「ジョージさんはあいつの味方かよ」、Maxからは「LOUDNESSの肩を持ってどうするんだよ」と攻め立てられた為、双方の意見を纏めるのに苦労したが、そのおかげでメンバー(特に高崎)との絆は出来たと述懐している。
レコーディングは全12曲を録音したが、カットされた楽曲の一つは『THE BIRTHDAY EVE 〜誕生前夜〜』収録の「LOUDNESS」のリメイクであったが、Atlantic Records側との打ち合わせの結果未収録となった。
日本盤は1985年1月に発売。第1期LOUDNESSにとって、日本コロムビアからの最後のアルバムとなった(次作よりワーナーミュージック・ジャパンに移籍)。同年11月に発売されたアメリカ盤は、ビルボード誌アルバム・チャートの74位に達した。
二井原によると、本作のレコーディングとして利用したSound City Studiosには本作のプラチナディスクが飾られていたとの事。
2004年にリマスター再発された際、アニメ映画『オーディーン 光子帆船スターライト』に提供された「GOTTA FIGHT」・「ODIN」の2曲がボーナス・トラックとして追加されたが、2009年3月19日に発売されるデジタルリマスター(HQCD盤)はボーナストラックはカットされている。
2015年8月上旬、アルバム発売から30周年を記念して日本コロムビアより特設サイトがオープン。8月31日に「THUNDER IN THE EAST」の2015年版デジタルリマスター盤及び、USツアー、レコーディングの様子が収められた未発表の動画を収録したLIMITED EDITION盤、そこから更に未発表音源やアナログ盤、復刻版ツアーパンフレットなどを収録したULTIMATE EDITION盤の発売が公式に発表された。
Recorded:Sound City Studios, Los Angeles, California, USA, September–October 1984
Producer:Max Norman