1st。 メンバーはVitalij Kuprij(key)、Roger Staffelbach(Gt)、John West(Vo)、Mike Terrana(Dr)、Kevin Chown(Ba)。 なんというか、ARTENSIONは私にとって長い間「鬼門」だった。 なぜなら、楽曲の雰囲気が苦手だ(個人的に)。そんなわけで敬遠していたバンドである。 まあでも個々のメンバーのスキルは相当なものだし、テク重視派は聴いてみては? ただ、一応私も昔はテク重視派だった(今はそんなに気にしてない)んですが・・・。 まだまだ聴き込みが足りてないんかな?とりあえず30回くらい聴いているんですけど。 Smoke And Fire、Song of The Desert、Let It Rideが好き。
B!誌のレビューで確か92点だったので結構期待していて、昨年ようやく機会があったので購入しました。 確かに良い作品ですね!音楽的にはSYMPHONY Xが良く比較対照として挙げられてますが、個人的にはDREAM THEATER:SYMPHONY X=6:4っていう感じです。(大して変わらねぇ、なんて言わないで下さい/笑) 1曲目『WORLD OF ILLUSION』はミステリアスな感じでミドル・テンポの曲で、疾走曲から始まった方が良い!って言う人も少なくなさそうだけど、俺はこういうオープニングも良いんじゃないか、と思いますね。少なくともバンドのイメージには合ってるんじゃないか、と。ジョン・ウェストの力強い歌唱が非常に映える曲ですね。 そう、仮にメロディ的に面白味に欠けても彼の歌唱でカヴァーし得ると思うんですよね、俺は。それだけ上手いと思うし、俺は好きだし。力強い歌唱は勿論、しなやかで伸びやかな歌唱も魅力的!ROYAL HUNTの『THE MISSION』の時よりは多少力んで歌う場面が多いように感じられるけど、やっぱりアグレッシヴな歌唱はカッコいい!!(勿論ROYAL HUNTでのしなやかな歌唱も良いですよ!) 他の曲に関しては、多少メロディがイマイチに感じる曲もあるにはあるんですが、テクニカルな間奏よりも、楽曲展開の面白味よりも、先程言ったようにジョン・ウェストの歌で乗り切れるっていう感じです。印象的なメロディがあったのは②INTO THE EYE OF THE STORM、⑦SONG OF DESERT。この2曲なんかはかなり良い印象です。他にも①WORLD OF ILLUSION,④THE WIND AND THE RAIN,⑤LOST MEMORY,⑨LET IT RIDEも良い感じです。 ただ、インスト曲⑧RED'S RECOVER,⑩I DON'T KNOWはあまり……。⑧は曲自体が悪い、というんじゃなくて⑦で盛り上がった気持ちをニョロニョロしたイントロで盛り下げられてしまったので…。⑩はクープリ先生の華麗なるキーボード捌きを堪能できるんですが、「自由にインプロしました」的な空気がちょっと"日本盤ボーナス"的。(しかし、しっかり本編!)でも、やっぱりクープリ先生は凄いわ…。 勿体無いのが音質で、ライヴ的で生々しいと言えば聞こえは良いけど、スタジオ盤と知った上でCDで聴くとなるとイマイチ。マイク・テラーナの折角の良いプレイもRAGEのアルバムで聴けるほど躍動感が得られずかなり残念。 まぁ、そこまで高い質を求めるのも音楽の質が高いから。 ⑦⑨以外はスピード・チューンはない、と言える内容なのでメロスピ大好き!!な人はその辺を踏まえて。 あぁそうそう、質は高いんですが、個人的に90点行くほどではないかなぁ…。(笑)