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DRASTIC MEASURES (1983年)
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DRASTIC MEASURES
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解説 - DRASTIC MEASURES
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. やまねこ ★★ (2001-08-21 23:42:00)

またしても問題作。ViolineのR.stainheart脱退後の作品であるから。
更に全9曲中6曲がJ.Elefante、Dino Elefante作なのだから。
ちなみに本作は83年作である。本作は、83年の時期に合わせたサウンド創りになっている。Elefanteの作品群は、その方向性にある。一方、K.livren作の3曲は、ドラマチックな作風であるが、全体的にElefanteの作品群と似た傾向をもつ。
R.stainheart脱退の痛手は大きい。84年にKANSASは一時的に自然消滅する。




2. オカケン ★★ (2003-04-12 09:47:00)

活動休止に追い込まれたアルバムですけど、前作のVINYL~より好きです。
今もライブの定番曲である、FIGHTFIREWITHFIREの他にもMAINSTREAM,ANDIと佳曲が揃ってます。より洗練されたサウンドです。




3. まろ ★★ (2006-03-20 22:33:00)

産業ロック好きにはたまらないアルバムで愛すべきアルバムです。Don't Take Your Love Awayは聴く価値あり。



4. 名無し(2014-07-09 02:20:50)

アルバムタイトルといいリヴグレンの自作曲の歌詞の内容といい、あんた大丈夫かと言いたくなるような不安に駆られる。
一方で、商業路線への適応のためにプロデューサーとエレファンテ兄弟に舵取りを任せたこと、フィドラー不在となったことでKANSASとしての個性が殆ど失われている。
佳曲も幾つか含まれているもののKANSASがこれをやる必要は感じられない。



5. 失恋船長 ★★★ (2022-07-07 18:49:05)

スティーヴ・ウォルシュが去り、今度はヴァイオリンのロビー・スタインハートもバンドを離れることとなる。前作から参加するジョン・エレファンテの存在感がグッと表に出てきています。完全にメロディアスな唄モノロックに変貌を遂げました。
時系列で追っかけたファンは度肝を抜かれたでしょうね。
これがロマン溢れるアメリカンプログレバンドの最終形態と言われたら下を向くしかないでしょう。

これはリッチー・ブラックモア率いるRAINBOWの変遷をどう捉えるかです。日本でのRAINBOW初CD化は、たしか酒井康氏監修の2枚組のベストだったと記憶している。その選曲はかなり偏ったモノであり、特にジョー・リン・ターナー時代のチョイスには、かなり疑問があった。推察するにジョー=ラジオ向けのポップバンドという図式なのだろう、だからラス・バラードの曲になる。
あのおかげで随分と後期RAINBOWはワリを喰った。何ならRAINBOWの軟弱化はジョーの仕業と言われる勢いだったが、世の中がアナログ盤からCDへ移行する際に、BURRN!の広瀬さんがジョーを激押し、インギーとの共演も功を奏し、ソロアルバムで低評価を喰らった汚名を雪ぐ事となります。
もし、広瀬さんがいなければ日本におけるRAINBOWの批評はどうなっていたのでしょう?個人的にはKILL THE KINGの後に、I SURRENDER聴かされたら殺意を覚えるもんね。それくらい違うバンドになりましたが、FIRE DANCEもあるぞ、SPOTLIGHT KIDもあるぞと成るわけですが、何故かベスト盤には、そちらの硬派なのは収録されず、軟弱=ジョーという悪意を感じる選曲と思うのは私だけでしょうか?もっとロマン溢れる曲もあるぞの中で、最もシングル向けを選曲です。考えるとゾッとしますね。ファンクロックが好きじゃない批評家が多く第3期DPの評価が低めなのが典型例です。

今作のどこにフォーカスを当てるのか?それが全てを結審します。結論から言えば、ポップロックとしては極上の品質を誇ります。耳馴染みの良い柔らかい感触、上手い歌を主軸に聴かせています。それでありながらも大衆性オンリーの音楽性に倒錯するのではない、IQの高さが音楽性に練り込まれており、カンサスという冠名をギリギリ守っています。
これは時代の流れの即した変遷であり、ワタクシのように、良い音楽を聴きたいが最優先であり、バンド名は二の次という感性の人ならば、驚きはあれど許容できるでしょう。
しかしロマン溢れる往年の姿を期待するならば無視するべきですね。つくづく罪作りなアルバムですよ。完全に賛否が分かれるでしょう。どちらかと言えば否が多いのですが、これが売れたらどうなったのかと思うと…ね。




6. 火薬バカ一代 ★★ (2024-04-11 00:28:27)

バンドの看板でもあったバイオリン奏者ロビー・スタインハートの去ったKANSASが、'83年に発表したジョン・エレファンテ加入2作目となる9thアルバム。
前作収録の名曲“PLAY THE GAME TONIGHT”のスマッシュ・ヒットに気を良くしたレコード会社の「もっとコマーシャルなアルバム作らんかい」との圧力により、曲作りの主導権がケリー・リヴグレン(G)から、フロントマンたるジョンと、彼の兄でプロデューサー/コンポーザーとして鳴らすディノ・エレファンテに移行。それに伴い、ニール・カーノンが手掛けた乾いた音作りといい、シンセを大々的にフィーチュアしてメロディから湿り気が、曲展開からはプログレ色が減じられた楽曲といい、今作は(まさしくアルバム・タイトルが示す通り)大胆な作風の刷新が図られた仕上がりとなっています。
正直、スティーヴ・ウォルシュ在籍時代のKANSASサウンドを期待すると肩透かしを食う可能性大ですが、「ディノ&ジョンのエレファンテ兄弟が取り仕切ったメロハー作品」と気持ちを切り替えて本作に接すると、GリフがSURVIVORの“EYE OF THE TIGER”みたいな①とか、後に続くカラッと明るくポップな②とかも「これはこれでありだね!」と思えてくるから不思議ですよ。またアルバム後半には、山あり谷ありの曲展開をアップテンポで駆け抜けていく⑦、ケリーのペンによる、タメを効かせつつ重厚に盛り上がっていく⑧&リズミカルな曲調に哀愁のメロディが乗せられた⑨といった、かつてのプログレ・ハード風味がさりげなく薫る逸品もちゃんと収められていることを付け加えておきます。
KANSAS入門盤にゃお薦めしかねますが、スルーは勿体なさ過ぎる。自分なりの曲順を考えてみると、より評価が高まる1枚かもしれませんね。



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