1995年7月、GUN Recordsよりリリースされた7thアルバム。
前作『Renewal』に伴うツアー(初来日を含む)の後、バンドはニューアルバムのための曲作りを開始した。
しかし、その後メンバーチェンジが発生する。
オリジナルメンバーであったベースのRob FiorettiとドラムのJürgen "Ventor" Reilが脱退し、Christian Giesler(ベース)と元WhiplashのJoe Cangelosi(ドラム)が加入した。
Mille Petrozza曰く、「バンドや音楽に対する情熱が失ってしまい、精神面がバンドの成長に追いついてこなかった」とのこと。
また、ヨーロッパのレコード会社をこれまでのNoise RecordsからGUN Recordsに変更した際の交渉や手続きもあり、結果的に2年7ヶ月のブランクが空いた。
今作の曲作りには1年かけ、前作程ではないが実験的要素を取り入れている。
「過去の作品の良いところを『Renewal』で打ち出したメロディアスなスタイルと組み合わせて一つものにした」「生々しく、パワフルで、安っぽくない“90年代の音”を目指した」「前作は方向性の迷いがあったのもあり、今回は完璧に方向性を定めてレコーディングした」とMilleは語っている。
プロデューサーにはMachine Headの「Burn My Eyes」などを手掛けたVincent Wojnoを迎え、カリフォルニアのOcean Studiosで4月15日にレコーディングを開始した。(Mille「地元でやると、しょっちゅう友達が顔を出したりして、どうも落ち着かないし、集中できない」)
アルバムのタイトル(『葛藤の原因』)に関して、Milleは「葛藤の最大の原因となるものは、人間関係だ。コミュニケーションや相互理解の欠如により平和を保つのが難しくなる。中でも一番難しいのが他人の信念を受け入れたり、考え方に対して寛容になることだ。このアルバムの曲は、どれもこのようなことを題材にしている」と述べている。
Recorded:Ocean Studios, Burbank, California
Producer:Kreator and Vincent Wojno