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Blizny
/ TURBO
(失恋船長)
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Hyperactive
/ SAVAGE
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(失恋船長)
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Blizny
/ TURBO
バンドの顔であるヴォイチェフ・ホフマンの年齢を考えたら、もうそう作品は作れないだろうと思うと今作は誠に感慨深いモノがあります。ポーランドの生ける伝説、そう呼んでも大げさではない大ベテランが12年ぶりにリリースした最新作。いやー、まさかとは思いましたが今なお現役で活動して新譜を届けてくれた奇跡に感謝ですよ。
古典ハードロックそしてNWOBHMからのスラッシュメタル、最終的にはグランジ/オルタナムーブメントにも手を染めたバンド。常に時代の流れに即しながら音楽性を変遷してきましたが、今作で味わえるサウンドは全時代を網羅したような作風になっており、統一感というのはダークでシリアスな質感に委ねられているのだが、今更彼らが突拍子もないスタイルに走るわけでもないのでストレス概ね感じる事なく最後まで楽しめる。
ダークでメランコリックなナンバーや技巧的にはそうでもないのだが、メロディアスな旋律を紡ぐソロなど、このバンドの持ち味は十分に味わえる。リードヴォーカルの大役務めるトマシュ・ストルシュチクの声も前任者に似ている点も、こういうスタイルでは効果的に機能。豪華ゲストとヴォーカルバトルやギターでの客演などもある今作。
ある意味、現代的なエッセンスと古典サウンドの邂逅というのを過去イチ高次元で融合させてくれた。昔のようなキレッキレのスピードメタルはないのだが、おじいちゃんなヴォイチェフ・ホフマンと孫みたいな若いプシェミスワフ・ニェズゴツキとのツインギター編成を成立させているのは凄い事だと思っている。後半のハイライトとなる⑩など、そこまでの流れがあるからグッと染みてくる。そしてスローなクロージングソングは響かせる刹那な響き、アメリカでもドイツでも北欧でもないポーランドという固有のメロディというモノが存在しているのだと思う。
枯れた味わいのギターサウンド。巻き舌も全然に苦にならない。もっと聴いていたいと思わせるクロージングソングだ。もっと厳つい時代もあるし、やはり破れかぶれなKawaleria Szatanaや初期の名盤Dorosłe dzieciのようなスタイルに身を引き寄せられるのだが、ここで聴ける両極端の魅力、それを綱引きさせることで産みだした緊張感。これも現代のTURBOサウンドとして大いに支持できるでしょう。
お好みで摘まみ食いしながら聴くのが一番でしょう。④みたいなスピード感とエモーショナルなギターソロ、そしてベースソロも挟む、みたいな曲もあるしね。ドラマ性も上手く詰め込んだバンドサウンドを色んな角度からお楽しみください。
失恋船長
★★★
(2025-03-17 03:28:56)
Cardiac
/ Hyperactive / SAVAGE
非常にメロディアスで無駄のない展開。素晴らしい・・・染み入るわぁ
cri0841
★★★
(2025-03-16 06:39:22)
Hyperactive
/ SAVAGE
荒々しいスピードメタル曲「LET IT LOOSE」のイメージが強いけど、本来は普通のブリティッシュHMなんですよね、
この人たち。6曲目なんてたまらんですよ、まさにNWOBHM!ほんのりキーボード使っている。リフも結構凝ってるし、
荒々しいギターソロも煽情的で良い。ツインギターを最大限に生かした曲作りもツボ。しっかし、プロダクションが
1stに比べて向上したことが、パワーダウンと評されているのが皮肉・・・。実はいい曲揃ってますよ、大好き!
中途半端に薄暗いメロディも、頼りないヴォーカルも何だか愛おしい。こんな音楽を一生聴いていくのだろう、ボクは。
cri0841
★★★
(2025-03-16 06:29:58)
今日の10曲
『胸キュン/胸熱ロック 114』10選
①JOE LYNN TURNER - Endlessly
ロマンティックですねぇ
もったいぶった展開もジョーだから保たせられた
初々しい歌声も懐かしい
後年は渋みが増したからねぇ
②Alcatrazz - Skyfire
魅力的な歌メロ
バックを支えるメンバーの適切なサポートが実を結ぶ
グラハムの暑苦しさを上手く緩和した
空を突き抜ける壮快感と職人技のハードサウンド
難解ではないが小技が効いている
これもヴァイ効果か
③Guild Of Ages - Wicked Game
バンド名は変っても音楽性に変化無し
メロディックスタイルを堅守しつつも
活きのいいナンバーも使い分け見事に進化を遂げた
イイ曲だしコーラスワークもAXE印だろう
④EARTHSHAKER - 絆
再始動したアースシェイカー
サビメロで爆発する展開も素晴らしい
都会の喧騒に冷めた視線を投げつける
けだるいリズムとノイジーなギター
そしてサビでは弾ける刹那なメロディ
流石だなぁ
マーシーの歌声も素晴らしい
⑤NOB - Sweet Days
樋口宗孝プロジェクトからMAKE-UPへと
その歌の上手さ一本で生計を立てられるホンモノのシンガー
X-JAPANのPATAとバンド組んだりしたりするも
大成功とはいかなかった
ソロアルバムのラストを飾るロッカバラード
チョイ照れくさい歌詞もなんだか懐かしい
⑥Junko - Shadow
リリース当時は完全に色物扱いされた
今でもその評価は変らないだろう
しかし三原順子というイメージを抱かない
今の若い人が聴けば評価は変るだろう
後に永川敏郎が参加した時にEARTHSHAKERとしても取り上げた
マーシーが提供した曲
ギターは松本孝弘なのでシャラと聞き比べて欲しい
タックさんの野心に満ちあふれたギターワークにワクワクさせられる
⑦Cherie & Marie Currie - I Surrender
色んなアーティストが取り上げるラス・バラードの曲
RAINBOWヴァージョンが日本では馴染み深いでしょうね
1997年にCD化された際にボートラとして追加収録されたのですが
ランナウェイズの看板シンガーって双子だったんだに二度見ならず三度見しましたが
イイ曲はだれがやってもイイ曲です
⑧Tone Norum - This Time
Cherie & Marie Currieのカヴァー曲です
オリジナルに忠実ですが
北欧風の風を最大に吹かせているので
感触は違いますよね
是非とも聞き比べて欲しい
まぁ地味な曲だかなぁ
このシンプルさが欧米人にはウケるのだろう
⑨Russ Ballard - Since You've Been Gone
RAINBOWヴァージョンが大嫌いなワタクシはオリジナルや
Head Eastの方がシックリきます
コージー・パウエルの肩を持つわけじゃないが
売れようと必死になるリッチー・ブラックモアに愛想も尽きたろう
でもロニー・ジェイムズ・ディオが歌う姿もチョイと見たかったなぁ
究極のミスマッチだったろう
ラス・バラードのグラサン姿も良くなかったよな
アイツなんか胡散臭いんだよ
売れそうな空気感がないんだよ
曲は良いのに本人に魅力がたらん
ラス・バラードは裏方に回って正解だ
でもこの曲は演歌歌手なみに同時期多くのアーティストが取り上げてたぞ
なんかあったんか?
⑩Mazeran - Take me Away
ヴォーカルも変わり更に進化した一曲
オリジナルの外国人シンガーってパンチがたりんかったもんね
でもこのラインナップが長続きする予感がなかった
今でもそうなのに80年代に外国人と日本人が仲良くってのは無理がある
プロデューサーは今は亡きイケメンギタリストの白田一秀
そしてマゼランのギターは根本尚司
共にインディーズ時代が一番輝いていた
アメリカンで哀愁のあるへう゛ぃなミドルナンバー
繰り返されるサビのリフレインが好き
失恋船長
(2025-03-16 06:15:17)
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