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Universe Ⅲ / UNIVERSE (失恋船長)
踊り子のように / ALMIGHTY / THE ALFEE (MK-OVERDRIVE)
A Sultan's Ransom / CLOVEN HOOF (火薬バカ一代)


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Universe Ⅲ / UNIVERSE

今日のオススメと言うことで今作に出会えました。雑誌読んでいないので何がリリースされているのかサッパリわからない。また、その時は覚えていても、後回したら忘れてしまうと言うが配信生活の欠点でもある。それだけ豊富で充実した作品を日々、AIが空気を読んで選択してくれるから、情報を処理できていない自分がいる。もう完全にAI任せなんですよね。そう言えばケント・リッヒもアルバム出しているんだよなぁ。オススメされているのだが、後回し、そして忘れる。


知らんウチにバンド名も変わりアルバムをリリース、ラインナップは現ラインナップは、アンドレアス・エクルンド(vo)、ペル・ニルソン(g)、ハッセ・ハグマン(b)、アンダース(アンデシュ)・ヴェッテシュトレム(dr)、フレディ・クリストレム(key)という5人。バンドのブレインであるミカエル・クリングがいないのには驚いたが、質の高い音楽性は健在、ミカエル不在は杞憂に終りました。

1stのような厳つさはないのだが、北欧メロディックメタルとしてのブランド力には、些かの陰りもなく北欧ならではのクリスタルサウンドを構築、往年のスタイルを見つめながらも現代的なフィルターを通すことで古くささを排除。洗練されたメロディアスサウンドは色彩美豊か、その鮮やかな情景に心が洗われます。繊細なメロディを紡ぐバンドサウンド、古くて新しい北欧メロディックメタル。奇をてらわないアレンジが功を奏している。皆がシェアするアイデアを丁寧につなぎ合わせる事で、また一つに新しい物語を作り上げた。
定番の強み。メロディ派のマニアならば心も躍るでしょう。でも類似性を吊し上げ、悦に浸りたい人は出入り禁止ですね。

失恋船長 ★★★ (2025-03-14 12:46:02)



踊り子のように / ALMIGHTY / THE ALFEE
サビの"フラレ フラリ フラレ フラリ フラリ"というフレーズが耳に残りますね。動画はUP主が"府中捕物控"をカウントしたらしく5thとなっていますが、実際に世に出たものとしては1979年4月発売の4thシングルです。前作"ラブレター"が少し売れたのに気を良くしたのか、本作は趣向を変えたタンゴ調で男女の最後の夜を歌った意欲作。言わばニューミュージック的なアプローチですがそれはそれで折しもライバル乱立のご時世で逆に売れず。でもご安心を、5年後に高樹澪がカバー、まさに捨てる神ありゃ拾う神ありですよ。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2025-03-14 01:40:06)



A Sultan's Ransom / CLOVEN HOOF

NWOBHM勃発と時を同じくして結成され、既に活動開始から40年以上を数える現在も唯一残るオリジナル・メンバー、リー・ペイン(B)を中心にアルバム・リリースを重ねている英国はミッドランド出身の古豪CLOVEN HOOFが’89年に発表した3rdアルバム。
前作からメンバー・チェンジなく制作されている本作で披露されているのは、これまでの作風を順当に受け継いだ、湿り気とドラマ性を兼ね備えつつ決して大仰にならない「嗚呼、ブリティッシュ」なHMサウンド。'89年ったら既にメタル・バブルを通り越してHR/HMシーンが飽和・拡散を始めていた時期ですが、そうした流行り廃りにまるで頓着を感じさせない、頑固なのか天然なのかよう分からんがともかくその意気や良し!な仕上がりとなっています。強いて言えばプロダクションに関しては若干の向上が図られてはいるものの、これが今聴き直すと、安普請だった前2作よりも80年代然とした本作の音作りの方がずっと古臭く感じられてしまうのですから皮肉な話。
とはいえ、収録楽曲はそうしたハンデをモノともしない強力な出来栄えを提示してくれており、特に『聖闘士星矢』主題歌〝ペガサス幻想“を彷彿とさせる②、パワフルに押し出す③、〝千夜一夜”のタイトルに相応しくエキゾチックな雰囲気を纏った⑤、IRON MAIDENからの影響を伺わせる⑦、本編フィナーレをドラマティックに盛り上げる⑩等は、聴き手がCLOVEN HOOFに求めるものをきっちり提供してくれる頼もしい名曲に仕上がっています。
バンドはこれを最後に一旦解散し、2000年代に入って再評価の声に後押しされ再結成。それも当然と思わせてくれるだけのポテンシャルが備わった(ひとまずの)最終作ですよ。

火薬バカ一代 ★★★ (2025-03-14 00:45:24)