2001年9月5日、Ki/oon Recordsよりリリースされた21st Single。
作詞・作曲:hyde 編曲:L'Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano)
20thシングル「STAY AWAY」以来1年2ヶ月、8thアルバム『REAL』から1年振りのリリースとなったシングル。同年にリリースされたシングルベストアルバム『Clicked Singles Best 13』に新曲として「Anemone」が収録されているが、完全な新曲且つシングルとしてリリースされたのは「STAY AWAY」以来である。
今回のシングルに付属している歌詞カードでは、通常掲載分のメンバー自身が普段担当しているパートと共に、過去ほとんどの場面で掲載されていなかった(普段はアルバムに全掲載しているため)「メンバーが担当したその他のパート・楽器」「メンバー以外のレコーディング参加メンバー(サポートミュージシャン)」も掲載されている。これは当時、新作アルバムのリリースすら不確定な状況にあったからだとされる。
過去の楽曲のレコーディングやライブではエレクトリックギターを演奏しているが、今回初めてアコースティックギターを担当。曲全体でアコギのパーカッションのようなサウンドが前面に押し出されている。また、随所にダブルストロークが用いられている。ギターのkenがスチールギターを担当した唯一の楽曲でもある。
今回2曲目に収録された「Spirit dreams inside」(「〜-another dream-」の全英語詞版)が映画『FINAL FANTASY』の世界版エンディングテーマとして起用され、マスコミでも取り上げられるなど話題を呼んだ。プロモーションビデオもフルCG映画である『FINAL〜』に合わせメンバーの演奏シーンもモーションキャプチャを用いて全てをCGで作成するという大掛かりなものになり、制作費が3億円、全てを一から作ったら60億円にもなるというプロモーションビデオの制作費としては破格の値段となった(ただしほとんどは映画のワンシーンからの映像で、CGラルクの出演シーンは僅か)。
映画『FINAL FANTASY』試写会のエンディングの際にはメンバー達本人によってサプライズ演奏され、kenのギターのヘッドから、映画の演出に合わせ花火が出るパフォーマンスが話題になった(後日ラジオで「火花がスタッフの方に行ってしまった」とkenは話している)。なお、このシングルの発売後ラルクの各メンバーは長期ソロ活動に入り、2004年2月発売のシングル「READY STEADY GO」まで2年4ヶ月、ラルクとしてのリリースはなかった。
初回限定紙ジャケット&スーパーピクチャーレーベル仕様。