このバンドを初めて聴いたのは2nd「STARGATE」でした。特に前知識も無く、CDショップの売り文句とジャケットの“それ"っぽさに惹かれて購入しましたが、そのドラマティックな楽曲と技量のある女性Voはかなり掘り出し物でした。 そんな彼らに、Myフェイバリット・ボーカリストであるトマス・ヴィクストロムが加入するということで大喜びしましたが、彼を迎えての3rd「HEAVEN CAN WAIT」は楽曲が起伏の無いイマイチなものばかりで、せっかくのVoがまるで活かされてない!と憤慨したもんです。そして4th「RESSURECTION」でようやく彼の絶品の歌唱を活かせる楽曲を揃えてきましたが、ここでも手放しで絶賛するには至らないもどかしさを感じました。曲の雰囲気もプロダクションも徐々に良くなっているのに、これだ!っていうキラーチューンが無いんですよね。メロディは十分に魅力的なのに、楽曲単位でみると盛り上がりそうで盛り上がりきらずに終わってしまう…という中途半端さが気になります。あと、やっぱりGソロいまいちですよねー。トーマス・ウルフには作曲とリズムGに専念してもらって上手いリードGを一人加入させれば、絶品の北欧様式美バンドが誕生すると思います。ゲストでもいいからアレキシ・ライホでも弾いてくれないかな…。 彼らに対する期待の大きさは甚大なので、ホントに頑張って欲しいです。5thは4thの焼き直しのような内容だったので、今度はリリースの間隔空いてもいいのでこちらの予想を上回る作品を引っさげてきて欲しいですね。