この間、某メタル系音楽雑誌にLost in Reverieのレビューが載っていましたが、随分点数が低かったです…(泣) しかもEMPERORのIhsahnを期待すると肩透かしを喰らうとか、眠くなるとか、難解すぎるとか…あのボードレールも謳った「肩にのしかかる時間の重み」を聴覚を通して具現化したような(←あくまで個人的な解釈ですが)「STILLNESS」なんて超名曲だし、これほどまで聴き手の想像力を刺激してくれる音楽ってなかなか出会えないと思うんだけどなぁ…こう言っては失礼かもしれないけれど、あのレビュアーさんは「EMPERORのIhsahnの作品」としてしかPECCATUMの音源を聴いてないんじゃないかな。ともかくあんなレビューじゃ全く購買意欲が湧きませんよ…もしも次にPECCATUMの作品をレビューするのなら「EMPERORのIhsahn」の過激さではなく、「PECCATUMのIhsahn」のクリエイティビティに惚れ込んだ人にレビューを担当してもらいたいものです。
IHRIELってあまり歌うまくないと思うのですが… Lost In Reverieでは前よりもかなり改善されているとはいえ、聞いていて危うさを感じてしまいます。なんかビブラートとか音響効果でごまかしているような。 Lost in Reverieはもはやブラックメタルとは言えない作品だと思いますが、前衛的でIhsahn卿の才能を堪能するにはとてもよいアルバムだと思います。IHRIELにはもっと頑張ってもらいたいです。