HRとFUSIONが半々の割合で収録されている作品。78年発表。 HRサイドは、永遠の名曲「パリの散歩道」はじめ、切なさ一杯のバラード「ドナの歌」、嵐の如くギターが炸裂する「BACK ON THE STREETS」等、非常に充実した内容。 FUSIONサイドは、純粋にHR/HMだけを好んで聴いていた時期は良さが分からず「?」でしたが、今は大好きです。 GARY MOOREがいよいよHR/HM界に本気で入れ込もうとしている時期の作品で、気合いも充分。何故かこんなランクですけど、聴く順序としては上の上ですよ。
1978年に発表した、ゲイリー・ムーアの1stアルバム。全8曲で41分の作品。 ①"Back on the Streets"・③"Fanatical Fascists"のようなストレートなHRもあれば、 ④"Flight of the Snow Moose"・⑤"Hurricane"・⑦"What Would You Rather Bee or a Wasp"の3曲は、 COLOSSEUM Ⅱ時代を思わせるようなフュージョン的なインストチューンで、 更には、THIN LIZZYの曲を大幅にアレンジしてカヴァーした②"Don't Believe a Word"に、 バラードタイプの⑥"Song for Donna"・⑧"Parisienne Walkways"も収録。 …とまぁ、非常にバラエティに富んでいて、ごった煮のような印象もありますが、 どれも良い曲なので、それも良い個性として、とても楽しんで聴くことができますね。 ゲイリー・ムーアの魅力を感じることのできるアルバムです。
正直"Back on the Streets"と"Parisienne Walkways"ありゃ勝ちでしょ!っていっちゃえばそれまでだけど、この頃でしかないような複雑な曲(フュージョン系)があったりして、またこれが気持ちいい音してます。"What Would You Rather Bee or a Wasp"など個人的には最高です。...青臭いところありますがいいアルバムだと思います。