2000年7月12日、UNIVERSAL Jよりリリースされた7th Album。
SUGIZOの提案による期間無期限レコーディングの下に製作され、結果として1999年夏から制作期間1年というLUNA SEAのアルバムの中では最も時間をかけて作られた作品である。SUGIZOは最初1999年内にはリリースする予定のつもりだったが、他のメンバーの反対に遭い断念したという。
アルバムのタイトル名は結成当時の自身のバンド名のスペルであるが、これは結成10年が過ぎて「改めて初心に戻る」「新たな第一歩」という意味を込めてこのタイトルになったという。しかし結果的に終幕以前においてはオリジナルアルバムとしては最後の作品となり、実際今作リリース時のインタビューでも「ラストアルバムになってもいいくらい、やりきった感がある」「LUNA SEAはいつまでも続く存在とは限らない。もしかしたら明日、解散してもおかしくない」などといった発言がいくつか見られていた。INORANも「いつでも始まりだし、今、終わってもいい。そのぐらいのアルバムになったと思います。ラストアルバムにしていいぐらいの出来」と語っていた。
「Sweetest Coma Again」と「KISS」の2曲にはDJ KRUSHが参加している。DJ KRUSHは1997年にSUGIZOとINORANのソロ作品製作に関わっていた人物である。また、同時期にJが参加していた期間限定のライブバンド、GAZAのメンバーでもある
このアルバムが発売される以前の2000年5月23日に日本武道館でライブ「PREMIERE of LUNACY 2000」が行われた。このライブではアンコール含め2000年リリースの曲のみ披露され、のちの『LUNACY』収録曲も全て披露した”新曲お披露目ライブ”となった。しかしその内容はライブ前には関係者含め全く知らせられず、『LUNACY』という新作のタイトルもこのライブの終演後に発表された。
初回限定盤は特殊ジャケット仕様。
2007年12月7日に、最新リマスタリング音源、DVDとの2枚組でユニバーサルミュージックより再発された。DVD内容は「gravity」「TONIGHT」「LOVE SONG」のPV。
チャート最高順位
週間最高順位3位(オリコン)