1995年6月27日、Mercury Recordsよりリリースされた6th Album。
日本では6月12日発売。前作『Cross Road』の発表後にAlec John Such(Ba)がバンドを脱退した。その後、後任ベーシストは迎えずサポートメンバーとしてかねてからの旧友Hugh McDonaldを起用する(ただ、Bon Joviの深いファンはHughを含めた5人をBon Joviと認知している)。本作はHugh起用後初のアルバムである。サウンド的にはダークな曲やダウンビートな曲が多く収録されている。全米9位、全英1位を獲得し、日本のオリコンチャートでも1位を獲得した。
世界総売上は1,100万枚以上。
Recorded:December 1994- April 1995
Producer:Peter Collins, Jon Bon Jovi, Richie Sambora
1. 190 ★★ (2001-05-01 00:46:00)
以前のボン・ジョヴィのアルバムは「キャッチーで華やかな曲が多かったが、その分、疲れるし若干飽き安い部分も備わっていた」というのが(BON JOVIファンである)自分の正直な感想だった。
しかし、この「THESE DAYS」は違う!
聴けば聴くほど味の出るすばらしい作品に仕上がっているゾ!
何故か本国アメリカでは評価が低かった?このアルバム・・・。 (今までのボン・ジョヴィの前向きで明るい歌詞とは違って)全体的に心の痛手を綴ったものが多く、どちらかというとネガティヴな印象があるが、楽曲自体は相変わらず質の高いものがズラリと揃ってます!
このアルバムも「KEEP THE FAITH」同様、イギリスでは結構評価された作品でした。・・・さすがロックの本場の人々はわかってる!
華やかで爆発的なヒット要素を持った曲こそ無いかも知れないが、新鮮な明るく盛りあがる「If That's What It Takes」や、ヒットバラード「This Ain't A Love Song」
そして楽曲の良さが光るタイトルソング「These Days」なんかは、実にボン・ジョヴィらしいナンバーで見事な出来だ。
また「Something For The Pain」なんかも新鮮で、曲調的には「ボン・ジョヴィもなかなかやるなぁ!・・・」と思えたナンバーだった。
それから、何と言っても「Lie To Me」「Hearts Breaking Even」「Bitter Wine」などのバラードは過去のモノよりも「味」があり、「オトナ」を感じさせる新鮮味のある作品になっている!
しんみりと心から聴き入る事の出来る少々暗めのナンバー「(It's Hard) Letting You Go」もお気に入りのナンバー!
その他にも、へヴィなロックンロールナンバー「Hey God」等もあって、意外とバラエティーにも富んでいて良いアルバムに仕上がってます。
だたちょっと曲数が多いイメージがあるかな・・・少しだるい印象も残ってしまい、「スピード」「明るさ」「勢い」「パンチ」命の人は、途中でギブアップしてしまいそうな内容でもある・・・
多分一曲一曲が長めで、暗めの、深~い曲が多いせいで、余計にそういう印象が残ってしまうのかも知れない・・・
とにかく、根気強くじっくりと“音楽を感じ取って"聴きこんでほしい1枚です!!
是非!
6. すりっぷのっと ★★ (2002-10-23 00:36:00)
③の「THIS AIN'T A LOVE SONG」と④の「THESE DAYS」は超名曲。
どちらの曲も切ないメロディが泣けるほど素晴らしい。
しかしオレは⑦の「MY GUITAR LIES BLEEDING IN MY ARMS」が最高の傑作だと思っておりまする。
あのダークで哀愁たっぷりのメロディはもはや凄すぎる。
このアルバムは買いですよ、みなさん。
★★★
8. m.c.A.K. ★★ (2002-11-01 12:37:00)
ある大御所曰く「アレンジやサウンドはその時代を象徴するものだ・・・」と。
確かに世界的好景気期の乱痴気騒ぎが鎮まり、皆がようやく自分の足元見つめ始めた時期だったかな?
彼らも色んな事考えたんだろうなぁ。過去のこと、未来のこと・・・。
最近気付いたんだけど、BONJOVIのお好みテープ(最近はCD-R)を作る際、「THESE~」の楽曲が実にいい働きをしているのだ。具体的に説明できないけど、完成したCD-Rを通して聴いた時、「THESE~」からの作品が絶妙な「フック」になるんです。つまりはいい曲が多いって事!アルバムも1曲1曲をジックリ聞くと実に味わいがあります。特にこの時期(晩秋)に聴くとより一層味わい深いんじゃないでしょうか?お勧めです。
10. SCARECROW ★★ (2002-12-30 07:56:00)
1曲1曲の完成度も、アルバム全体の完成度も高く、まさに名盤。
アメリカンロックバンドらしさや大衆性は削ぎ落とされ、この時点での音楽性に
忠実に従って、本気でよい音を追求した結果がこの作品であるように思われます。
このアルバム、本人達がダークであると言っている歌詞も、どれもセンスのある
素晴らしいものだと思います。BON JOVIが優れたミュージシャンであるという事が
一番よく分かるのは、実はこの作品ではないでしょうか。
USでは人気がなく、UK、日本ではNo.1獲得。お国柄が出て面白いですねw
11. ロージー ★★ (2003-01-21 13:46:00)
ここ読んで知りました。
たしか某有名CD屋にてリリース直後だったのですが、輸入盤が安かったので買ってみたアルバム。
上の“ROCK!!"さんのおっしゃる通り、これはまぎれもなく硬派なROCKアルバムだと思う。
BON JOVIってロックアイドルだとばかり思っていたのですが、これ聴いて印象変りました。でもこれしか聴いたことありません。
“買って良かった"と今でもつくづく思います。
15. うにぶ ★★ (2003-02-19 00:09:00)
たしかに暗い、渋いアルバムで、歌詞もブルーになるようなのばかりなんですが、それを差し引いても、この哀愁のメロディの素晴らしさは恐ろしいまでにハイレベル。
ただし聴く時の気分は選びますね。
メロディの良さだけなら彼らの中でも最高の作品なのでは?
まあエアロスミスが今でもあんなに若々しいのに、いきなりここまで渋くなっちゃってどうするよっては思いますし、今の彼らにはもっと元気にロックしてて欲しいです。でも90年代半ばには、これは個人的にストライクゾーンど真ん中でした。
華やかではないけど、名盤です。
19. 5150 ★★ (2003-09-04 16:35:00)
個人的には、高校時代を思い出す、青春の1枚。
さすがBON JOVI!いい曲ばかりだ。
BON JOVIの中でもかなり好きなアルバムだな。
20. ヤング・ラジオ ★★ (2003-09-19 21:02:00)
23. STORMBRINGER ★★ (2003-10-27 17:51:00)
24. GEORGE ★★ (2003-11-02 23:51:00)
実際地味なんですけど、ルーツロックのBON JOVI流解釈なのかなーなんて思いました。
今でこそ、落ち着いた感じのエモーショナルな素のロックが聴ける好盤だと思えますが、当時は「BON JOVIならやっぱり派手でポップなハードロックやってくれよー」と嘆いたのを覚えています。
歳食うとこっちのが良くなってくるのですよ。ふふふ。
28. 酒とバラの日々 ★★ (2004-01-30 21:45:00)
にも関わらずこんなに素晴らしいアルバムを作り上げたというのは、間違いなくボン・ジョヴィというバンドが
素晴らしい曲を書ける、普遍的なバンドだということでしょう。
歌詞とか曲調における「円熟」さは前作「キープ・ザ・フェイス」から感じられるようになったけど、
本当にこの「ジーズ・デイズ」はどこへ出してもヒケをとらない、成熟した大人のロックです。
「ウォンテッド・デッド・オア・アライヴ」、またはアルバム「ニュージャージー」で見られた彼らのアメリカン・ロックバンドとしての
土臭さが非常に洗練された表現として昇華されたアルバムでもあります。歌詞の方も自身の内面と向き合ったり、アメリカ人にとって
重要な「宗教」と向き合ってみたり…とかなりシリアスな感じです。それもこの時期の彼らならではでしょうか。
曲はロック、バラードともに最高、こなれた演奏も最高な至福の1枚です。最高傑作。
29. marmyi ★★ (2004-02-03 21:20:00)
特に、②、④、⑨は大好きでかなり聴きまくったし、今聴くと、当時を思い出す
心に残る超名曲だ。④、⑨のバラードは、切なく、悲しく、泣けてくる感動的な曲で、
ジョン(リッチーも)の「歌心」が炸裂している素晴らしい楽曲。
まだこのアルバムを聴いてない人は、ぜひ聴いてみてください。
④の「These Days」と、⑨の「Hearts Breaking Even」は、必ず泣けます。
涙出てきます。号泣なさる方もいらっしゃると思います。 間違いなく名盤です。
31. あお ★★ (2004-05-13 21:25:00)
可もなく不可もなくって感じの曲だとは思うけど、お洒落なアルバムですね。
日頃違った西欧系もしくは北欧系のロックを聴きまくっていたりなんかすると、
こういった素朴でシンプルな米国ロックもなかなか良いなぁ~と思った一枚。
やっぱり本場、英語圏の方が歌うとVOはこんな感じになるんだな~。
32. メタラァ ★★ (2004-05-17 15:32:00)
自分の中でBON JOVIのアルバムというは"流れ"はあまり関係なく、どれだけ"良い曲"が詰まっているか、だ。そういった意味ではこのアルバムは"大成功"だ。上記以外の曲はあまり聴かないが、何せ上記の曲が『名曲』『超名曲』ばかりなので何の文句も出ない。"名盤"というよりは"名曲の集合体"といった感じでとらえている。まぁ、結局はそういったものが名盤なんだろうけど。
ついでだけど、個人的には「IF THAT WHAT IT TAKES」はもっと人気が出ていい曲だと思う。
追記:先日、本作の『Special Edition 2CD Set』なる輸入盤を買いました。
日本盤と同じ全14曲の本編CDに、デモ音源やライヴ音源で構成される全8曲のCDが付いているものです。
内容について触れておくと
1,Fields Of Fire(Demo):『KEEP THE FAITH』時のセッションから
2,I Thank You:カヴァー曲
3,Mrs Robinson:英国のTV番組"TFI Friday"に出演したときの音源
4,Let's Make It Baby(Demo):『NEW JERSEY』時のセッションから
5,I Don't Like Monday(Live):Bob Geldofというと一緒に演奏。作曲もそのBob Geldof
6,Crazy(Live):ティコが歌う
7,Tumblin' Dice(Live):ブライアンが歌うROLLING STONESの曲
8,Heaven Help Us(Live):リッチーが歌う
個人的には①が気に入りましたね。それにティコやブライアンのリード・ヴォーカルを初めて聴けたのも嬉しい収穫。特にティコの見た目から想像できる通りの渋すぎる御声を堪能できたのは良かった。(笑)
なかなか"発見"のある内容で、買って良かったと思える内容でしたね。(まぁ、中古でメチャクチャ安かったんだけどね/笑)
34. ギターの国から2002.遺言 ★★ (2004-07-04 06:00:00)
そして、最後におまけとして『Karaoke Days』と題し「Keep The Faith」「Bed Of Roses」「Saturday Night」「In These Arms」の4曲のヴォーカル抜きカラオケバージョンが収録されているCDが付いていた。
当時の雑誌ではなんだかんだ否定的な意見が出ていたけどファンの間ではそこまで悪い意見は聞かれなかったように思う。
曲単位ではなくアルバム思考で考えるとこれが一番まとまりがあって大好きです。
「Lie to me」のビデオがよかったなぁ~・・・。
35. フライングV ★★ (2004-07-07 17:45:00)
と思いきや一変して『This Ain't A Love Song』、『These Days』、『Lie To Me』では興奮冷めさせられ、切なくどこか淋しげな雰囲気を
漂わせ癒してくれる。
『My Guitar Lies Bleeding In My Arms』の間奏のギターソロは哀愁漂う泣きのソロで涙を誘います。感動しました。