2000年10月30日、Nuclear Blastよりリリースされた9thアルバム。
アルバムの音楽性が、前作『Better Than Raw』までとは大きく異なり、よりダークなサウンドにダウンチューニングされたギター、荒々しいヴォーカルなどがフューチャーされている。
これは前作までプロデューサーを担当したTommy Hansenから離れ、Roy ZとCharlie Bauerfeindの両者にプロデュースを依頼したことにも起因した。従来のHelloweenサウンドに固執したTommyは実験的なサウンドや新しい影響を取り入れたがらなかったとのことである。
今作は弦楽器のダウンチューニングを採用して既存路線からの脱却を図り、混乱した制作になった。WeikathとRoland Grapowの対立が表面化し、当時としては珍しくWeikath作曲の楽曲が僅か2曲のみしか収録されていない。
本作はギタリストのRoland GrapowとドラマーのUli Kusch在籍時最後のスタジオアルバムである。
両者はアルバムのツアー後に解雇され、Masterplanを結成した。
なお、日本盤などいくつかの仕様で2曲目と3曲目の曲順が入れ替わっている。
Recorded:2000 at Mi Sueño Studio, Tenerife, Spain
Producer:Roy Z and Charlie Bauerfeind