1998年6月9日、American Recordingsよりリリースされた7thアルバム。邦題は『悪魔の鎮魂歌(レクイエム)』
原題の「Diabolus in Musica」とはラテン語の音楽用語で「音楽の中の悪魔」と呼ばれる不協和音から取られている(この音程を聞くと性欲が掻き立てられ悪魔を呼び出せるという伝説もあり、中世ヨーロッパの音楽では使用が禁止された)。楽曲が実験的要素が多分に含まれており、Slayerとして初めてC#までチューニングを落としたり、ボーカルにエフェクト音をかけたり、当時メタルシーンを席巻していたニュー・メタルをかなり意識した曲作りなどがされている。
アルバム製作に当たってほとんどの曲がギターのJeff Hannemanが作曲しており、Hannemanは「メンバーで曲を書き始めた時に、何かぶっ飛ばしたいもの作りたかったがうまく思いつかず、印象に残るものもなく、攻撃的でへヴィなものを自分にインスパイヤしてくれるものがなかったので、自分で全部書かなければならなかった」と話している。
1週間で46,000枚を売り上げ、Billboard 200において31位を記録した。
Recorded:1997–1998, Oceanway Studios, Hollywood Sound, Los Angeles, California, U.S.
Producer:Rick Rubin, Slayer