このアルバムの発売当時、私は某ラジオ番組のディレクターをやっており、パーソナリティーの 推薦でゲストでやってきたのがティモ・トルキであった。バンド名はもちろん曲も知らない状態 でOn Airしたのがこのアルバムの1曲目「Father Time」、2曲目「Will the sun rise」で、 正直全身に鳥肌が立つほどの衝撃と感動を覚えた。BurnなんていうHM/HRを食い物にしているアホな評論家の言うことなんかに惑わされずに是非ストラトを未聴の方はその耳で体験して欲しい。
「FATHER TIME」,「WILL THE SUNRISE」,「SPEED OF THE LIGHT」などの疾走系の曲がこのアルバムの魅力ですね。彼らの中期の名盤だと思います。適度にクラシカルで適度に疾走しています。ヤリさんのベースがもう少し目立ってもいいと思います。バラードの「Forever」もいいぞ!!
5th。 Jens Johansson(Key)とJorg Michael(Dr)を迎えて、最強のメンバーが揃った第一弾。 今作は前半の曲に好印象を抱いたのに比して、後半はイマイチな印象を受けました。 そういうわけで、あまり通して聴くことが少ないアルバムです。 曲単位では名曲も収録されているので是非聴いてみてもらいたいけど、「買え!」とまでは言えないかな・・・。 Will The Sun Rise?、Season of Change、Foreverが好きです。
96年発表の5th。 アルバムの中にパターンがあって、次が予測できてしまうのが残念だけど、まあまあ聴ける作品。個人的にはティモのGの音色は好きだし、曲単位では“Tomorrow"を気に入っている。 がしかし声がひっくり返りそうな“Will The Sun Rise ?"やインストパートの必要以上の速弾き気味なKeyはどうなのかな?っと思ってしまう。 そして最大の欠点、ミディアムテンポの耳を引く曲がないのが大きくマイナス。それが全体の印象を平面的なモノにしてしまっているんじゃないかと思う。 僕は元来この手が苦手なので、ネガティブな意見が多くなってしまうけど、ネオクラ、メロスピ好きな人ならもっと評価が高いんじゃないかな。 こんな意見もある、っていう程度に読んでください。
北欧メロディック・スピード・メタルの開祖STRATOVARIUSの5th。 俺が初めて聴いた彼らのアルバムです。 これを聴いたのはメタルに興味を持ち始めた頃で、『FATHER TIME』というスピード・チューンには随分と興奮させてもらった覚えがあります。 しかし、その頃の俺ってば、速い曲を聴きたいだけだったのかも知れません。ここで勘違いして欲しくないのが「『FATHER TIME』は速いだけ」と言っているわけではないってことです。当時の俺が速い曲だけを求めていたってことですので。 で、話を戻しますが、結局当時の俺って、『FATHER TIME』ばっか聴いてたんですよね。その流れで『WILL THE SUN RISE?』も聴いたし『SPEED OF LIGHT』も聴いてた。結局疾走曲しか聴いてなかったんです。 しかしここ2,3年はアルバム単位で聴くことを覚え、ちょこちょここのアルバムを聴きますが…、正直「あれれ?」という感じです。 『FATHER TIME』、勢いはあるしメロディも悪くない。幕開けとしては最適。『WILL THE SUN RISE?』はコティペルトの調子っぱずれな歌が残念だけど歌メロは泣きが入っていて悪くない。 3曲目『ETERNITY』から一気につまらなくなるんですよねぇ。スロー~ミドル・テンポなんですが、とにかくメロディがつまらない。4曲目のタイトル曲もあまり面白味のないインストですが、その次の『SPEED OF LIGHT』(疾走曲だけど、これもメロディがイマイチ)への繋ぎなんで"流れ"としては良い役割を果たしてると思います。 ここから先は10曲目『TOMORROW』までノン・ストップでつまらない曲が並んでしまいます。で、この『TOMORROW』が個人的にはかなりツボ。なのに曲レビューが少な~い。(笑) 11曲目の『NIGHT TIME ECLIPSE』は基本は退屈な大作だけど5分半辺りからの叙情的なパートは結構好き。そしてラストを飾る名バラード『FOREVER』でしっとりとエンディング。良い曲です。 『NIGHT TIME ECLIPSE』の大半はつまらないけど、こうして見るとみなさんから評判の悪い後半(というか終盤)が結構好きだったりします。(笑)まぁ最初の疾走2曲も悪くないですしね。 ただ、とにかく圧倒的に中盤がつまらない!メロディに魅力がない。今までこのアルバムを褒めてる人であっても「疾走曲が良い」という意見しかない。前作には『GALAXIES』っていうミドル・テンポでもメロディが良い曲があった(でもミドル・テンポで良かったのはその曲だけだったりもする…)が、今回はそれが1つもなくアルバム通して聴くと……つまらん。 個人的に、ティモ・トルキの作るリフが好きじゃないんで(アルバム4枚聴いたけど、カッコいいと思えるリフは1つもない)このアルバムのように歌メロがつまらないとヤバいんです、俺にとっては。 ソリストとしてもこの頃は好きになれません。ただ速く弾いてるだけに聴こえてしまいます。 ヨルグ・マイケルのドラムは好きな方です。フレーズに関してはあまり芸はないかも知れませんが、力強いフィルやバスドラは聴いていてカッコいいです。スピード曲では前のめりに、ミドル・テンポの曲ではドシンドシンとヘヴィに。良いじゃないですか!(笑) とにかく、アルバムのトータルで言うとメロディにイマイチ魅力の足りない作品だと思ってます。そしてそれを補って余りあるモノ、それがない。ただし、個人的には『TOMORROW』という名曲があるのでそう簡単には「駄作!」なんて言いたくないんですよねぇ。(笑)B!誌風に点数を付けるならば、う~ん…、80~81点くらいかな?プラスになってる部分はドラム、ベースの達者っぷりでしょうか。あんまり目立たないけど。無論、コティペルトの調子っぱずれっぷりは個人的にマイナス!この頃でもなかなか上手い人なんだけどなぁ。 ファンなら買って損はないでしょう。アルバム前半の疾走曲は人気ありますし。