1986年3月3日、Elektra Recordsよりリリースされた3rdアルバム。
メジャーレーベル移籍後、初のスタジオアルバム。全米29位・全英41位を記録し、スラッシュメタル史上初めてRIAAからプラチナ認定(100万枚)され、ジャンルそのものを広く認知させた作品であり、Metallicaの代表作として、またヘヴィメタル史上屈指の名盤として人気が高い。現在までに、アメリカだけでも600万枚以上を売り上げた。同年9月27日にはツアーバスの事故で帰らぬ人となるCliff Burtonの在籍時としては最後のアルバムとなった。
音楽的な方向性は、アコースティックなギターパートで幕を開ける高速スラッシュメタルナンバー、そこに展開の入り組んだタイトルナンバーが続くなど、構造的には前作『Ride the Lightning』を引き継いでこそいるが、加えてより洗練された演奏・ソングライティング能力で、これまで以上にダイナミックで重厚なサウンドアレンジを聴くことができる。Lars Ulrichは「今回は、レコーディングは時間と金を気にすることなく自由にできたからあらゆることを試したみた」とコメントしていた。
本作発表から20年後の2006年、メタリカはライヴで本作を丸ごと再現した。2006年8月のサマーソニックでも、やはり完全再現された。
Recorded:September 1–December 27, 1985 at Sweet Silence Studios in Copenhagen, Denmark
Producer:Metallica, Flemming Rasmussen