1998年にフィンランドのユヴァスキュラ(Jyväskylä)で結成されたブラックメタルバンド。
2000年にWoodcut Recordsから1stアルバム『Pure Stanic Brasphemy』をリリースしデビュー。そのタイトルが示す通り、真性サタニックブラックを信条とする音楽性・歌詞であり、ブラストビート主体とするMardukや初期Mayhem、Impaled Nazareneと比較されるブルータルなブラックメタルであった。また、ブルータルな一方で、キーボードを導入したメロディラインにも特徴があり、Dracoの超高速ツーバスやTormentの凶悪なデス声も強烈なインパクトを誇り、たちまちバンドは知名度を上げていく。1stアルバムリリース後、オリジナルメンバーのGrimortが脱退、彼はウェブページの管理人もしていた。後任としてSin'equamnonが加入、2001年に2ndアルバム『From the Aspect of Darkly Illuminated』をリリース。よりシンセサイザーを効果的に生かしつつアレンジした楽曲が増え、曲によっては、ワルツのリズムを取り入れたり、ミドルテンポの楽曲も増えるなど、楽曲に幅が増えた。2002年には3rdアルバム『Code 666: Religion Syndrome Deceased』をリリース。2ndアルバムまでのブラックメタルの音楽性に加えて、エレクトロニック・ミュージック風の音色が加えられるなど、よりシンセサイザーの役割が大きくなり、メロディアスな楽曲が増え、サタニック色は徐々に減退傾向にあった。本作レコーディング直後にはDracoが脱退している。
2004年に解散し、先に脱退していたヴォーカルのTormentとキーボードのRuhoを除くメンバーがATAKHAMAを結成。
Band members
ImpresouvenairMort-nergal(Simo Rahikainen) - guitar (1999–2004)
Sin'equamnon(Jaakko-Ville Hintikka) - guitar (2000–2004)
Horgath(Matti Honkonen) - bass (1998–2004)
TMON(Timo Häkkinen) - drums (2002–2004)