1993年に結成されたニューヨーク州ロングアイランド出身のロックバンド。
ヴォーカリストのDaryl PalumboとギタリストのJustin Beckが中心となって結成されている。
Glassjawの音楽性はその歴史と共に変化し続けている。エクスペリメンタル・ロック、アフロビート、ポスト・ハードコア、ラップコア、ニュー・メタル、ハードコア・パンク、プログレッシブ・ロック、オルタナティブ・ロック、サイケデリック・ロックなど、彼らを構成する音楽的要素は多岐にわたり、一概にカテゴライズするのは非常に難しい。しかし、彼らのルーツは常にニューヨーク・ハードコアシーンに根ざしており、特にBad Brainsの影響は大きい。初期のレコーディングでは1980年代後期のユースクルースタイルが大きな要素を占めており、Youth of Todayの絶大な影響を受けている。Justin BeckはFaith No Moreの音楽に対する姿勢に影響を受けており、Daryl PalumboもMike Pattonに影響を受けたということを公言している。
2ndアルバム『Worship and Tribute』ではハードコア以外の様々なジャンルにも敬意が表されており、様々な実験的サウンドをポスト・ハードコアという形で(1stアルバムからその嫌いはあったのだが)一つの形にした。彼らの最近の楽曲「(You Think You're) John Fucking Lennon」「Jesus Glue」「and Natural Born Farmer」については東海岸のハードコアの色濃い影響を反映しており、エキゾチックなメロディやラテン/アフリカンのリズムという点でDeftonesやWill Havenの影響を窺える。
バンドは2004年に活動休止を宣言するも、EPを何枚かリリースしながらライブ活動を行っている。
1stアルバムをリリースしたRoadrunner Recordsと問題があることでも知られ、長期に亘ってバンドが作品のリリースから遠ざかっていることについてDaryl Palumboは「21歳の時に我々が下した決断」によるものだと発言し、暗にRoadrunnerか移籍先のWarner Bros. Recordsのどちらかとの法的な契約による可能性を示唆している。
Current members
Daryl Palumbo – lead vocals (1993–present)
Justin Beck – lead guitar, keyboard (live) (1998–present), percussion (1993–1998), bass guitar (1998)
Travis Sykes – bass guitar (2015–present)
Chad Hasty – drums, percussion (2015–present)