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なんでメタルが廃れたのか
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なんでメタルが廃れたのか

解説 - なんでメタルが廃れたのか

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コメント



1. です子 (2003-07-06 02:01:00)

まだ僕は初心者ですのでよくわからないですが昔はイングヴェイとかが普通に日本のチャートに入ってたらしいですがそんなメタルってはやってたんですか。
もしそうなら何で廃れたと思います?いまはまだましだと思いますが



2. KUZU (2003-07-06 02:41:00)

なんとなく、これも理由の一つかな、と思ったのは
「パイは同じで、(そこそこ高品質な)バンドが増えた」「バンド増でファン層や指向も細分化」
かなあ・・・




3. GEORGE (2003-07-06 03:44:00)

廃れたのは、新しいシーンをつくり一般ファン層を開拓できるほどの核となるバンドがHR/HM界からでてこなかったからだと思います。
最初に数バンドがブレイクし、そのフォロワーが出てきてシーンを作ると、レコード会社による同系統バンドの青田買いが始まり飽和する。
飽和しているので、良質なバンドであってもよほど飛びぬけたものがないとそこそこのヒットで終わってしまうし一般ファンの記憶に残らない。
しかも青田買いされているので、良質なバンドに混じってどうしようもないバンドもいっぱい出てきてシーン自体が陳腐化してしまう。
そうなると結局コアなファン層だけが残り、一般的にみれば「廃れている」状態になると思います。
スラッシュメタルも最近でこそシーンが復興しつつありますが音楽性を変えずに生き残ってて知名度があるのってSLAYERぐらいですし、GUNSフォロワーのロックンロール系ってそろいも揃ってどこへ行ったの?という感じです。
他所に目をむけると、グランジだとNIRVANAとPEARL JAM、メロコアだとGREEN DAYやOFFSPRINGなんか以外は記憶に残ってないですもん。熱心なファンじゃない人間の目から見れば。
たぶんもうすぐHR/HMの時代が再びやって来ると思います。というか思いたいです。




4. です子2 (2003-07-06 12:04:00)


ありがとうございます。
確かに昔のようなスケールのバンドが少なくなったと思います
流行りすぎてもだめということですよね。又流行が来てもいずれ廃れるということですよね。
よくグランジのせいでメタルが廃れたといいますが何か関係あるのですか。



5. GEORGE (2003-07-06 13:10:00)

HR/HMが飽和して飽きられかかっているところに、たまたま次に流行ったのがグランジだった、という気がします。
あとは流行りもの好きなメディアがよくやるパターンで「古いものはダメ、新しいものはいい」というかたちでHR/HMが攻撃されグランジが持ち上げられたのではないでしょうか。(今ではグランジもメディアから見放されていますし)
音楽も嗜好品ですので流行り廃りがあるのは仕方ないと思います。
HR/HMは流行に左右されない固定ファンが多いから下火になることはあっても無くなってしまうことはないでしょう。
あ、あとはポリシーなく流行りものに路線変更してしまうバンド側にも問題があったと思います。'92年頃のHR/HMシーンってひどかったですもん、実際。
ロックンロール系はこぞってグランジっぽい音に変わるし、スラッシュ系はモッダ~ンになってしまうしで嫌でしたね。路線変更しても格好よければそれはそれでいいんですけど、付け焼刃なものだからしょぼくって…
あくまでも私見ですのでいろんな方の意見おきかせください。




6. 素人ギタリスト (2003-07-06 19:29:00)

↑凄く同感です!(いきなりすいません)



7. 麻里 (2003-07-06 20:45:00)

そんなにメタルって廃れてしまったんですか?
私に限っての事を言えば・・・
1.某MR/HM専門誌をかわなくなった。
2.昔のバンドで「これだけは、必聴!」と言われているものしか買わなくなってしま った。
3.新しいバンドでこれはいいといわれるアルバムを借りて聴いてもなんとも思わなく なってしまった。
4.その他いろいろ新しいものに対してネガティブになっている。
私のような人間がメタルを廃れさしているのかな?それともただ、年をとってしまって新しいバンドやシーンに対し興味が無くなってしまっているのか?
だって今聴いているアーティストでお気に入りは、「ウェザー・リポート」だもんな。生涯メタル野郎でいたかったけど・・・。


8. メフィストII世 (2003-07-06 22:02:00)

確かに、何年か前は、ひょっこりイングヴェイがヒットチャートに顔を出したりしていましたが、今でも、ひょっこりメタリカが顔を出したりしているので、そんなに状況は変わってないと思いますよ。
そういえば、笑っていいとも!にマイケルシェンカーやグラハムボネットが出た事がありましたが、今は どうなんでしょ。
Tatu騒動といい、タモリは 凄いですね。



9. なおき (2003-07-07 02:10:00)

へヴィメタルを音楽としてみた場合、終息に向かっているジャンルだとここ数年認識してます。新機軸はほとんど出てこなくなったし、新しいもので良いと言われるアルバムも昔のものの方が良かったと思えるし。
これにはテクノロジーの進化が大々的に関わっていると思われます。その人で無ければ出せない音というのが無くなりました。80年代後半ぐらいにその域に達してしまいました。
音楽性も同様です。へヴィメタルがジャンルとして確立されているので、へヴィメタルであることの意義があまり無くなってしまいました。
10年ぐらい前は古典と最新作(当時)を聞くと音にしろ音楽性にしろ明確な違いがあったんですが、21世紀になると、最新作と昔のものの違いがほとんどありません。
もともと、へヴィメタルは極めて限定的なジャンルです。他のジャンルの方がはるかに自由度が高い。その中で同じ事を繰り返していればだんだんと飽きられてしまいますやね。。。。。。
ポジティブに言うと、へヴィメタルは役割を終えつつあるのかもしれません。



10. GEORGE (2003-07-08 01:35:00)

すみません、ちょっと訂正します。
バンド側がポリシー無く路線変更した、という部分が軽率な発言でした。
メディアや流通からしめ出されるような環境下では、アーティストとはいえ人間ですから食べていくために止むを得ず路線変更しなければならないという事情があったのだと思います。
…とはいえファン心理からすると「日和りやがって」と思ってしまうんですよね。やっぱり。
麻里さんからは
「新しいバンドでこれはいいといわれるアルバムを借りて聴いてもなんとも思わなくなってしまった」
なおきさんからは
「新しいもので良いと言われるアルバムも昔のものの方が良かったと思えるし」
という発言がありました。
私もどちらかというと最近のバンドの小粒感は否めず昔のものを聴くことが多いです。
新譜を買うにしてもある程度キャリアのあるバンドがほとんどで純然たる新人を買うことはめったにないし。
長いこと聴きつづけていると、どうしても昔(自分の聴きはじめたころのもの)と較べてしまい、昔のほうが良いと思いがちになってしまうんですね。
なので本当に最近のものの質が落ちたのか、単なるノスタルジーなのか自分ではわかりません。
最近HR/HMを聴き始めた人(できれば最近のバンドから聴きだした人)の意見を聞いてみたいです。




11. ikt@会社 (2003-07-08 10:34:00)

>GEORGEさん
ノスタルジーとかではないと思います、
俺はGAMMA RAYから聴き始めていわゆるモダンへヴィネスやら
最近のメタルとかメロデスとか聴いていて、後追いと言う形で
昔のもの、judas,maiden,riot,ac/dcを聴き始めましたが
やはり最近のものと違うパワーを感じてはまりました。
ac/dcにいたってはリマスターのデジパックCDを買い揃えてます。
でもやはり、同年代(20代前半)の人に薦めても古いものとか
hardrockとかには抵抗があるようでなかなか聴こうとはしてくれないですね。


12. 5150 (2003-07-08 10:57:00)

僕はメタル歴は7年くらいですが、確かに90年代以降、メタルは終息にむかっていると思います。全ての手法が演り尽くされ、飽和状態ですね。今は昔のものと現代のものを合わせたような音楽が流行ってるんだと思います。
80年代のは良かったですね。バーンの88年くらいのレヴューが本になったやつ(わかりますか?)を読んでみました。あの頃は毎月のように「名盤」と呼ばれるアルバムが出て・・・・HELLOWEENの「KEEPER2」が出たら次の月は「SKID ROW」その次はQUEENSRYCHの「オペレーション~」だったり。ガンズやモトリーあたりのLAメタルも凄かったですね!
まったくうらやましい限り!まさにメタルバブルですね。
でも個人的には流行・廃りは関係ないです。自分が好きで聴いていればいいんですから。しかし、全ての手法が演り尽くされた今、みんなを驚かすようなすごいバンドが出てくるのは難しい気がします。
80年代か、それ以前から活躍しているアーティストは、今ほとんどが全盛期をすぎています。だから80年代のような素晴らしいアルバムを作ることはできないかもしれません。それどころかあまり彼らばかりと頼りにしていると、年齢的に引退するアーティストも増えていくでしょう。
ここはやはり新人バンドを応援していかないと。そのためには有望なバンドがどんどん出てきてもらわないと。そうしないとシーンは盛り上がらない(なんかバーンの人みたいだ)笑。

おれの知り合いにも、「新人は聴くきがしない、パクリがおおい」って言って発掘しようともしない。自分の好きな大物バンドも「最近のはあまりよくないみたい」だの言ってアルバムをかわない。ライブも、「マイケル・キスクのが聴きたい」「ロブはもう年だ」とか贅沢言って行かない。じゃー何聴くんだよ!?テメーは永遠に80年代巡りしてろって感じですが、こういう人が増えると、メタル界・ミュージシャンにとって良くないと思います。




13. デブレパード (2003-07-08 21:20:00)

私は聴いていて安心できるお気に入りの古いバンドが4~5もあれば一生、生きていけると思っていますが。
その中には一貫して同じスタイルを保持しているバンドもあれば、可能性を最大限に広げチャレンジしてきたバンドもあります。20~30年やってる現役バンドが時代と共に路線変更(?)していくのは一つの流れでもあります。それすらも受け入れられずに「昔は良かった・・・」としか思えないなら、もはやノスタルジーに浸っていると言っても間違いではないしょう。
当然、新しいものにも背を向けがちなわけです。
あえて発掘しようとは思いませんが、受け入れられるだけの柔軟性は持っていたいものです。


14. JOE吉田 (2003-07-08 22:38:00)

若い人もメタルが廃れたと思っていたのですか・・・・
私のようなおじさんが最近のメタルにときめかなくなったのは、ただ年をとって新しい音楽を受け付ける感性が鈍っただけだと思っていましたが・・・




15. SADA (2003-07-08 22:44:00)

メタルが廃れようが、最近のバンドがどうのこうの言われても俺は最近のも古いのもメタルが好きだ!誰がなんと言おうとも、パクりだとののしられても、俺はメタルを愛している。それだけで十分だ。



16. 5150 (2003-07-09 10:16:00)

SADAさんのような柔軟な感受性を持つ若者が増えるといいですね。ぼくも若者ですが。
ぼくは80年代は全然リアルタイムではないのですが、今と80年代を比べてみると、やはり80年代のほうがいいアルバム・バンドが多くて、衝撃度もあり、メタルにとっていい時代だったのだなあと憧れます。
とはいえ最近のもいいバンドもたくさんいると思います。
SADAさんの言われるとおり、自分が好きで聴いてりゃいい!ってわけなんですが、「なんでメタルが廃れたのか」って考えると、そういう論議になってしまいますよね。




17. ボールタップス (2003-07-09 13:04:00)

メタルは本当に廃れたんですか?非常に寂しいですね・・・
ただ、80年代男の耳からすると、確かに90年代以降メタルは廃れたというより大きく変貌したと感じます。
私はそのきっかけとなったのが、80年代にデビューしたイングベイとハロウインのような気がして仕方がないのですが・・・


18. です子 (2003-07-09 14:10:00)

確かにあのあたりが出てきてからメタルはメロディックやらモダンやらジャンルわけが激しくなったと思います



19. 白狐 (2003-07-09 20:19:00)

☆一般人からすればメタル系は「うるさい」だけに聴こえるそうです。(メタル好きな人を普通じゃないって言っているわけではないので注意)
日本って平和な国だから「うるさい」ものよりも「まったり」としたものの方が好まれやすいんじゃないでしょうか?
自分の勝手な想像なんですけど、元々日本にあった音楽って演歌か歌謡曲、何百年もさかのぼると神道系の宗教音楽じゃないですか。
今の日本で一般大衆にウケる曲、90年代からに入って売れた(ミリオンヒットした曲)ってバラードとかおとなしめのものが多いですよね。
メタルが廃れたというよりは、メタルが一時的な流行だったと感じます。
逆に疾走系で知られる北欧メタル。彼らの祖先はバイキングだったりするじゃないですか。オーディンとかで知られる戦いの一族。闘いの時にはウォクライ(War Cry=槍などを地面に叩きつけ鎧をじゃらじゃら鳴らし、心のそこから叫び散らす。)やって。
そういう歴史をもったところってどちらかというと激しいものが好まれたりするんじゃないでしょうか?(北欧では何が流行ってるとかわからないんですけどね…)




20. 空飛ぶ鍛冶屋 (2003-07-09 23:24:00)

メタルといえばテクニックあってなんぼの世界、というイメージも崩れつつありますね。よくわからないのが、ギター・ソロがない曲を是としない人。ギターは本来リズム楽器であり、ヌーノも「ギターは95%がバッキング。ソロばかりに注目するのはナンセンスだよ」と言っています。
最近のバンドって、ギターソロないですよね。ギターソロがないとちょっと…と思った時点で、既に感性が古いということも出来るのではないのでしょうか?
テクニックがあろうがなかろうが重要なのはいつでも曲ですね。LED ZEPPELINがその証拠ですね。



21. SADA (2003-07-09 23:31:00)

そうそう。ギターソロ云々いってるからなんか堅苦しい音楽だとかのりのわるい音楽だとか思われるんですよね。



22. GEORGE (2003-07-09 23:42:00)

ファン側の保守的な体質が自分の首を絞めているのも多少あるんでしょうね。
新機軸を打ち出したら「そんなのHR/HMじゃない!」みたいな。




23. です子 (2003-07-10 08:00:00)

BURRNのインタビューでもレコード会社がコマーシャル性を求めている一方
ファンに叩かれるのを恐れているといったバンドがかわいそうなものもありました。
実際そこの折り合いも大事ですよね。
それも廃れたと思われる原因だと思われます



24. デブレパード (2003-07-10 13:30:00)

スラッシュメタルは卒業しているのに「スラッシュしてくれ!」とファンに言われ続け、90年代にはニューアルバムを出しては叩かれ続けたMETALLICAはある意味、根性があると思う。METALLICAらしさを根底に据えて自分達のセンスを信じて幅を広げていったのだから。誰にも媚びることなく・・・。
新作についても、バラードもなければギターソロもないと問題視すること自体つまらない。
ヘヴィメタルとはこうだ!という保守的概念が時代に置きざりにされているのでないだろうか。


25. 白狐 (2003-07-11 00:14:00)

☆質問に質問するようで申し訳ないのですが、「本当にメタルは廃れているのか?」って思いました。
本当に廃れているのではなく、聴く側やファンが「廃れてる」と思い込んでるだけなのでは?
そして、その考えがアーティスト側を苦しめているのではないでしょうか?
あるバンドが新しいものにチャレンジすると「~らしくない」「昔のほうが良かった」「一般ウケを狙った」等言われるけど、
「自分たちの信念、音楽性を貫き通す」だけでは音楽活動どころか生活すら出来なくなってしまうでしょうし、
売れるためには(食べていくには)流行や時代の流れを読みそれを取り込まなければならざるを得ないことも出てくるでしょう。
己を貫き通すのは、「格好良い!」と思う方もいるでしょうけど、仕方の無いことだと思います。
ハードロックからヘヴィメタルへ進化し、HMもまた進化、細分化し続けてきた(いや、現在進行形かも)のに、
いつまでも「'80sは良かった」なんて囚われた概念を持っている人たちの意見もアーティストたちを困らせているのかもしれませんね…。
その人たちの考えを否定しているつもりはないのですが、そのは頃良いものが多かったというよりはむしろ、同ジャンル内でも比べるものがあまりなく、開拓中かつ急速な進化中だったから良いと思えた、のかもしれません。
ゲームで言うならファミコン時代はそれまで表立った家庭用ゲーム機は無く(実際色々ありましたけどいかんせんマイナーなので)すべてが新しく、ゲームをする方もすんなりと受け入れられ取っ付き易かった。
しかし、今のゲーム業界では新たなジャンルを見出すことは出来なくなり(色々とジャンルを作ってはいるけど実際は往来のものに当てはまってしまうのが現状)、ストーリー性やグラフィック面で勝負するようになってきた。
それと同じではないでしょうか??音楽は音楽だけ。ではなく、その時代全体を見るといいかも知れませんよ?
エンターテイメントの世界、特にゲームは時代遅れのものは見向きもされないし(レトロブームなんてあったりしますけどそれも流行りのうちの過ぎない)、
流れをつかんでいないと(流れだけではないのですが)売り上げは伸びず結果的に赤字になる。
流行に媚を売っているのは格好悪いと思われがちですけど、そうでもしないと生きていけないのが現状です。
何を言っているかわからなくなってきましたが、
「廃れた」ととるか「進化した」ととるかは受け手側一人ひとりで違ってくると思うのですよ。
それに、なんだかんだ言っても皆さんこれからもメタルは聴いていくんでしょうし、
もしかしたら何年か後になってまたメタルが盛り上がってくれば今の現状を
「今までの殻から抜け出そうと色んなものに挑戦していた時代」などと違った目で見ることができるかもしれませんね。
焦点がずれてしまいましたが、これは喋っておきたかったのでこの場をお借りしました。




26. 5150 (2003-07-11 11:38:00)

白狐さんわかります。確かにそうですね。
しかし80年代から以前はジャンル自体が細分化されておらず、新境地を開拓したミュージシャン例えばイングヴェイ、メイデン、ハロウィン、ヴァン・ヘイレン、キッス、メタリカなどなど出てきたときの衝撃ってのが凄かったんだろうなと想像できます。
今まで誰もやったことなかったことをやる人ってすごいですよね。
現在ひととおりジャンルが出し尽くされ、もはや新鮮味というのもなくなってきているのも、80年代を経験されてきた方々にとっても残念なことではないでしょうか。まあそれをミュージシャン側に求めても、ミュージシャンとしてもとても難しい問題だと思います。
メタルを盛り上げるには、若いバンドを応援していくってのも必要だと思うんですが、今出てくるバンドは一部を除いて、フォロワーのフォロワー、つまりB級コピーバンドがあまりに多く、レコード会社もこの方向性で売れるとわかったら、なりふり構わずの様にどんどんデビューさせることも問題でしょう。
なんだかよくわかりませんが、「廃れた」と言ってしまうのももったいないですね。90年代よりかはだいぶ良くなってきていると思うし。




27. クサメタラー (2003-07-11 19:03:00)

原因のひとつにカラオケの普及があると思います。
カラオケで歌われる曲=ヒットする曲
という図式が成り立っていて、
その点メタルは基本的に
技術・体力の追求をする=素人には歌えない
バンドスタイル=ソロが長いのでカラオケに不向き
カラオケで歌いやすいメタルが現れれば
少なくても日本では廃れることはないと思います。
セックスマシンガンズはその点で、ある程度の成功を収めたのではないでしょうか?


28. 空飛ぶ鍛冶屋 (2003-07-11 22:23:00)

LED ZEPPELINクラスでないと日本ではなかなかロック自体クローズアップされることは少ないですね。私もMETALLICAのMASTER OF PUPETTSの音像に最近ようやく慣れてきたところだし、う~ん、難しいですよ、日本でメタルを流行らすのは。
ゲームに関してはいまだにファミコンが中古ショップの店頭にゴロゴロ転がっている現状を見ると、あまり流行り廃りは感じませんけど。新しいゲームは情報は知っていても実際にやる機会がないというのが実際ではないでしょうか。



29. メフィストII世 (2003-07-11 23:03:00)

思うに、メタルの何が廃れたのかの定義が 人によって違っているように感じます。
「アルバムの販売枚数」か「知名度」か「楽曲の質」か・・・。
確かに、セックスマシンガンズは 3つとも高得点で 成功していますね。
メタル自体の知名度は今も昔も 好きな人は好きって感じで あまり変化ないみたいだし。

と少し、話題を整理してみました。



30. GEORGE (2003-07-12 00:58:00)

いまでもこれだけの数のバンドがいてアルバムが出回っているので廃れたとは思ってません。
バブリーだったあの当時も「ハードロック」ならまだしも「ヘヴィメタル」はネガティブな響きを持つ単語でしたし、今とそんなに環境は変わらないんじゃないかと思います。
ただ、HR/HM内部を見渡すとなんだか閉塞感を感じるんですよね。
HR/HMってこんなにレンジの狭い音楽だったっけ?とか思ってしまうんです。
ジャンルが細分化されてしまったためかも知れませんが、1バンド単位の楽曲の幅がえらく狭く感じます。まず曲のフォームありき、みたいな感じで。
革新的だから良い、とか、伝統的だから良い、というのはあまりなくて、個性的でかっこよければええやん、という私から見ると最近のバンドの小粒感はここらあたりからきてるのではないかと思います。
VADERがドゥーミーな曲やっても、BODOMがバラードやっても、CATHEDRALがのりのりなロックンロールをやっても別にええやん。個性的でかっこよければ。
だめですか?




31. です子 (2003-07-13 19:59:00)

いいものはいいですよね。確かに多くのファンはバンドが音楽性を変えるのを快くは思ってないでしょうが。
そういうCDを雑誌とかはむごくレビューするからこっちも買う気うせるし。
もしそれを無視してコマーシャル性だけ強くすれば売れるかもしれないし
バンドがファンに嫌われるかもしれないという、危ういことになる



32. KA'z (2003-07-15 00:26:00)

新参者ですが、自分はメタルが廃れたとは思っておりません。
確かに自分に限っていえば、学生時代や独身の時はB誌を愛読し、それこそレビューで気になるアルバムが発売されたらバイド代を全てつぎ込んでいました。現在は資金の面で一年に数枚が限度でなかなか新譜を買えない状況ですが、90年代前半までの知識しかない自分には、このサイトに発言されている90年代後半から現在に至るまでのアーチストは未知の秘宝のように感じます。いずれ宝くじを当てて全部買って聴くぞ・・・と密かに思っております。(笑)人気投票で高い支持を得ている最近の曲を何曲か聴いても決して80年代に劣っているとは思いません。(アーチストによっては昔の方が良かったと思うこともありますが)
話しが少々それましたが、毎日のように熱い思いをこのサイトに発言されている皆さんがこんなにたくさんいらっしゃるのを見ても決して廃れてはないと思います。確かにHMはマニアックな音楽かもしれません。(実際、自分の周りには一人もファンがいないし、他人だけでなく家族からも白い目で見られます。)しかし、自分は大好きな音楽を聴いていますし、不得手なジャンルでも一応耳を傾けて好き嫌いを判断しているつもりです。けれどHMを聴かない方々は“HM"というだけで毛嫌いしている人が昔に比べて多くなったのでは・・・と感じています。実際、曲よりもジャンルを優先しているのでは?と感じる時があります。(以前は曲よりもファッションという時代も少なからずあったと思います。)そのような部分も多少廃れた事と関係しているのではないでしょうか。
少なくてもHMは流行だけではなく、誤解を恐れずにいえばクラシックなどに通じる、時代を越えて愛され続ける音楽だと思います。




33. KUZU (2003-07-15 02:19:00)

Metalが廃れつつある、と思う瞬間・・・
今まで懇意にしていたメタル中心のCD屋さんの閉店や廃業を聞くとき。
例:
ワルツ堂梅田店、LPコーナー
・・・・・・いづれもキタなんだよなあ。販売経路が違ってきてるからかも知れないけど(店頭から通販へ)。他のジャンルも扱う量販店が進出してきたのは理由にならないな、客層が違うから。やはり、Metalのパイが小さくなってきてるからかな、と思いました。




34. 更迭の撃墜王 (2003-07-15 14:46:00)

他のジャンルに目を向けた場合どうでしょうか?
ポップスなどでも「80'Sは良かった」という現象は起こっていると思います。
(最近まで、雨後のタケノコのように80'S オムニバスCDが出ていたし)
これは、80'Sに青春を謳歌した世代(30-40歳くらい)が今の社会や文化の
中心になっているからだとも思われます。
例えばガンダムが未だにもてはやされているのも典型的な例だと思いますし。
(そういう私もこの世代の人間なのですが...)
文化の質が良かった?確かにそうかもしれませんが、だからといって今の
アーティスト達の楽曲の質が決して悪いという訳ではないと思います。
自分が熱中してのめりこんでいる時に聞いた音楽というのは、思い入れが深いものです。
しかし、昔は味の濃いラーメンを大盛りでガツガツ食べていたのに、今はそんな事は
とても出来ない。あっさり塩味の普通盛りを注文するでしょう。
音楽もこれと似たようなものです。ジャズやクラシック、ソウルなどを一通り聞いた後
ではなかなか「新たなメタルの発掘に挑戦しよう!」という意欲も起きません。
Wether Reportを聞いてるという方がいましたが、私もそんな心境です。
その意味では「若者向けの音楽」と言えるのではないでしょうか?
年は取りたくないですね。


35. 5150 (2003-07-15 16:04:00)

そういった昔、青春時代に夢中だったものに思い入れがあり、今のものはダメだって言う人は確かにいますよね。
今のアーティストの曲は決して悪いわけではないということですが・・・。どうなんでしょ?
僕はまだ若者ですが、その若者を惹きつけるようないいものが、今現在多いとは言いきれません。まあ80年代のものとくらべたりすることはいけないかもしれませんが。それに耳が肥えてしまったのかもしれませんね。
ジャンルにかかわらず、コピーのコピーが溢れてシーンの質を下げている現状は決していいとは言い切れません。
メタルの話に限りますと、僕よりもっと若くてこれからメタルを聴いてみようと思ってる人に、「これはいいよ!」って勧められるものといったら、やはりIRON MAIDENやJUDAS PRIEST、HELLOWEENやMETALLICAなどなど80年代かそれ以前から活躍している大物の、名盤などを勧めます。
要するにメタルを知らない、あるいは気嫌いしている一般のリスナーに、「メタルってかっこいい!」とか「最高!」とか思わせ、惹きつけるような素晴らしくて、独自性を持ったバンドは、明らかに今現在少ないでしょう。
かくいう私も、今は発掘はほとんどしてません。聴く前から想像つくから。聴いてみても「ああ、やっぱりか。またコレか。似たようなもんだな」と思うことが多く、よほどの事がない限り、買おうと思いません。まあこれは個人的趣向ですが(メロパワ、ネオクラ、ラウドロック系など)




36. ikt@会社 (2003-07-15 18:29:00)

一度、実験してみてはいかがでしょう?
15、6歳の少年少女をランダムに集めて新旧ごちゃ混ぜに30枚ほどHR/HMを聴かせてみて
5つくらい気に入ったアルバムを選んでもらうというのは?
音の古い、新しいで判断されないため昔のはディジタルリマスター盤を聴かせます。
でどの年代のアルバムに集中するか?とか。
突拍子もない話ですいませんけど是非、実験してみたいです。


37. SADA (2003-07-15 21:12:00)

自分的に、昔のほうがよかったと思うのは、なんとなく昔の思い出とかがあるからではないかと思います。メタルの話じゃなくて申し訳ないんですが、映画だって昔の(80年代ぐらいとかの)やつは本当によかったな~、って思いますけど、決して今のが悪いわけではなく、ただ、昔を懐かしむ特別な感情が移入してるから昔のもの至上主義みたいになってしまうんだと思います。ちなみに自分はまたこうゆうのか・・・、ってやつも全然大好きですし、今のメタルが駄目だとは思いません。昔のバンドのほうがすごいと思われるのは、昔は今ほど音楽の幅がなかったので、少しでも新しいことをすれば創始者だけあっていつまでも語り継がれます。しかし今に至っては、もうほとんどネタ切れなうえ、昔よりも多くの音楽があるから、そのようにバンドが伝説化することはありません。だから、そおゆう時代の背景も考えて、昔はよかったけど、今はどうだい?見たいなのはナンセンスだと思います。ソナタが80年代にデビューしてたら今の伝説的なバンドみたいに語られてるんだろうし。(80年代の先駆者がいてのソナタでもあるんですが(苦笑))とにかく昔は良かったばっかり言うのはよくないということです。ん?なんか話が脱線してるか?まぁ、いっか(汗)
長文、駄文で失礼しました~~~。




38. 5150 (2003-07-15 23:12:00)

SADAさん
じゃあただの好みってわけですね?昔のものが好きか今のものが好きか?
ならば、なぜ今メタルファンが(昔より)減り、CD売上げやコンサート動員数が激減しているのでしょうか?
あ、自分は70~80年代のものが大好きですが、もちろん今のメタルが嫌いなわけじゃないし
聴いてもいます。今のメタルが全然ダメだって言ってるわけじゃないんで・・・。




39. GEORGE (2003-07-15 23:43:00)

ikt@会社さん。
その実験、面白そうですね。
このサイトにきている中高生のかた、同級生相手に試してもらえませんか?
ジャンルもできるだけ幅広くしてみたら今の若者にとってどんなものが新鮮に聴こえるのかわかると思いますし。
私もどういう反応が返ってくるのか見てみたいです。
KUZUさん。
梅田EST-1にいったらワルツ堂がなくなっててマクドの前で5分くらいウロウロした経験があります。いい年して半泣きでしたね、あの時は。




40. 白狐 (2003-07-15 23:58:00)

>5150さんの意見に対してなんですけど、
「ならば、なぜ今メタルファンが(昔より)減り、CD売上げやコンサート動員数が激減しているのでしょうか?」
というのはメタルだけに言えた事ではないですよね。音楽業界全体の傾向でしょうし。
今の日本人って(大きな目で見た場合)なんだかんだで「癒し系」(未だにそうか微妙だけど)の音楽を求めてたりするじゃないですか。
feelだとかkissだとか爽やかなオムニバスが売れてるのもうなずける筈ですし。
昔より売れていないって言うのは固定ファンの減少ではなく、流行にちょっと手を出してみた一般人が減っただけと考えてしまうのですよ。
数年前にヴィジュアル系バンドが流行った時期があったのはご存知ですか?
オリコンチャートにも何グループも顔出してて、次々とデビューしていって…
でも結局TOP10に入るバンドは五本指で数えられるくらいになってしまいましたけど、
固定ファンはちゃんと残ってるし。
やっぱそれも流行りを追いかけてる人々が一時的に盛り上げていたわけと考えると、
HR/HM界にも同じことが言えるのではないでしょうか??
昔は固定ファン+αがいたから売れていて(流行っていて)、
いまはその+αが激減したから廃れたと見えるだけかもしれませんよ?




41. NIKE (2003-07-16 00:25:00)

個人的に今の時代は、流行り物に流されやすい傾向にあると思うんで
メタルはイメージで拒否してる人は少なくないでしょう。
メロコアでも「これ、メタルじゃん。ツーバスドコドコだし」と思うような曲も多々あります。
が、パンクファンはそれを「かっこいい!」と言っている光景を最近見ました。じゃー、メタル聞けよって思いますよねw
結局は「メタルの根本的なイメージ転換」が必要なんじゃないんでしょうか?
例えばsex MACHINEGUNSは、上手にメタルのイメージを崩したとも言えるのではないでしょうか。
まあ、みなさんは題名でいろんな廃り話を言ってるように見えますが
本題は「何故ランキングに載る程、メタルCDは売れなくなったのか?」ってことですよね?
これは廃ったとは意味が違うのではw まあ、それはそれでどうでもいいですけど・・・
別にメタルは廃ってないと思いますよ?CDの売上だけがメタルの人気の全てじゃないですからね。
メタルが廃ったと思う人は大体が80年代主義の人かと思います。
俺は最近のメタルの方が好きなんで、むしろ「栄えてる」ように感じます。
要するに「好きな音楽があればそれでいいんじゃないかと。」それ以上に音楽を聴く理由はないと思いますよ。
他の人が何を聴こうが、結局はその音楽があればいいじゃないですか。と、まとめてみる(ぉ
ではでは。




42. 5150 (2003-07-16 01:38:00)

白狐さん
いやいや、おっしゃるとおりでございます。すみません。
確かに80年代は(実体験ではありませんが)メタルが流行った時代でありました。やはり流行っていたのでそれだけたくさんのバンドがデビューして、創始者も生まれ、いいアルバムもたくさんあったように感じるのでしょう。
ファンにしても、流行ってるから大勢の人が聴いたのでしょう。しかし90年代になりメタルの流行が過ぎ去ると、形だけのファンは次の流行に向かってしまい、本当のファンだけが追いかけるようになりました。その頃に比べるとメタルファンが減ったように感じるのでしょう。と、いうことですよね。
なるほど。今までの自分の意見を考えなおさせられました。




43. cd (2003-07-16 03:44:00)

さまざまな意見が出ていますね。参考になりました。
ちょっと私の考えを述べさせてもらうと・・(皆さんの意見をまとめているだけな気がする)
メタル系の音楽は残念ながら今の時代に逆行してるような感じがしますね。(もちろんメタル好きの私も明らかに逆進してます) どっちかというと激しさが重要な要素だったメタルやHRは、現代の求めるたとえば癒しなんかの概念と相反していると感じます。ロックなんかのひとつの大きなバックグランドである反社会的思想(少し大げさ)なんかも、かなり昔と比べてみても薄くなっている気がします。
あと聴き手が求めてる部分が異なってきたって言うのも重要かなとか思いますね。今の音楽は、明らかに歌声中心、ボーカルが中心になってきていると思います。いろいろ話し聞いてみると、あの曲はいいけど、あの曲のバックの演奏が良いとか、間奏がすばらしいなどの感想を聞いたりすることは余りありません。やっぱりカラオケが普及したものですから、歌える、歌えないというところに着眼点が移ってしまうのはある意味不可避なことであったと感じますね。だからハイトーンボーカルのメロディックメタルやシャウト系が遠慮されてしまうわけですね。
あと、どうなんでしょう。一般の方々にかなりの偏見があることも事実ですね。ヘヴィメタ(この言葉を聞くだけで、皆さんかなりひく)=全身レザー、長髪、あつくるしい、などなど。ヴィジュアル系は一時期この偏見を打ち破ることができてチャート入りできましたね。これらをどうにかこうにかしないことには、って感じですね。
流行というのは数年~数十年単位で反復するらしいです。今度来るその日までずっとメタルを好きでいたいなと思います。


44. 更迭の撃墜王 (2003-07-16 14:10:00)

少し、話を変えますがバンドのプレイヤー(ミュージシャン)という観点では
どうでしょうか。
80'S(またこの話でもうしわけない)では、
PRIEST には、ロブがいた。
MAIDEN には、スティーブがいた。
オジーがいた。(笑)
VAN HALENには、エディーがいた。
イングベイがいた。
というように、(挙げればきりがないのですが)とにかく強烈な個性をもった
ミュージシャンがごろごろしていて、ファンは彼らに夢中になったものです。
特に、エディなどはかのアラン・ホールズワースにも影響を与えたりと、
他ジャンルの人からも一目置かれるような人でした。
最近のバンドで、これはすごい!という人はいますか?


45. です子 (2003-07-16 14:53:00)

友達にCDを聞かせても確かに80年代を好きという人はいませんでしたね。
売れ線はHELLOWEEN、ANGRA、FAIR WARNINGからLINKIN PARK、SONATA ARCTICA、SINNERGY
というメロ重視のバンドでした。確かに現代人はメロ重視ですね。
でも以外にもSLIPKNOTの人気がありましたね。
やっぱりいいものはいいのでしょうか



46. NIKE (2003-07-16 16:43:00)

>最近のバンドで、これはすごい!という人はいますか?
俺は更迭の撃墜王さんの挙げた人たちは好きではないんで
別に凄いとは感じないですね(凄いかもしれませんが。
そういう話題でメタルが廃っているとこじつけるのは良くないと思います。
昔が最高と言う人もいれば、今が最高という人もいますしね。
今のメタルが凄い好きという人にとって、そのような比較のされ方は低レベルと言われてる感じがします。
それに凄い人がいたからといって、廃っていないとイコールで結びつかないと思います。




47. 更迭の撃墜王 (2003-07-16 17:12:00)

どうも私の発言は誤解されやすいようで。。。
最近のバンド事情を知らなかったので単に質問をしたかっただけなんですがね。
ちょっと心外ですが、まあしょうがない。
皆さんの気分を害してしまったようなので、もう発言はしない事にします。
でも、これだけはわかっていただきたい。
私は、今でもメタルファンのはしくれのつもりです。
(実際、11月にはMETALLICA行きますし)
でなかったら、このページに来ないし、ましてや掲示板に書き込みなどしないでしょう。
皆さんが熱い議論をしていたので、仲間に加わりたかったのですがよくよく考えると
「私のような人間がメタルを廃らせている」ような気もしています。
でも、これからもROMはさせていただきますので、皆さんでこの話題をもっと盛り上げて
下さいネ。ではでは。


48. NIKE (2003-07-16 20:09:00)

今度は俺も誤解されたみたいで(^^;
フォローのつもりじゃないですが
俺は決して「私のような人間がメタルを廃らせている」とは思いませんよ。
考えが違っていたとしても、それは仕方のないことですし
同じジャンルの音楽を愛し合う仲間でもあるはずです。
メタルを好むことによってメタルが廃るなんてことはないですよ!
余談ですが、先ほどの本心を理解した上で返答します。
最近のメタルだったらSonata Arctica、Children of Bodomはメロディック界の双頭的な存在でしょうね~
人気の曲はこのサイトを利用する・・ということで(^^
ではでは。俺もしばし観察しますかね・・・。




49. 5150 (2003-07-16 20:37:00)

更迭の撃墜王さん
そんなこと言わずに(笑)気にする必要ないですって。そりゃあ意見の違う人もたくさんいますよ。だから「語る」意味があるってもんです。それにやはりここに載るのは文であって、直接話してるわけじゃないので、誤解されてしまうこともありますよ。
もったいなですよ!せっかく書き込んでくれてたのに。また参加してくださいよー!
どっちかっつーと僕は更迭の撃墜王さんに近い意見ですし。
NIKEさんがああいう発言をされたなら、もうあれが結論でしょう。廃っていると思ってる人もいて、廃ってないという人もいる。今のメタルが好きな人も昔のメタルが好きな人もいる。
ではこれ以上の話題は進展がありませんね。なんか80年代が最高で、今は廃れたって思ってた自分が、なんだか悪者のような気もしてきました。いや、今ものも好きですが。
で、「なんでメタルが廃れたのか」の結論は、「曲やアーティストの質が下がったわけではなく、80年代の流行が過ぎ去ったから、廃れたように感じるだけ。」「メタルは廃れてない!」ってゆう事になりますよね? むむむ・・・!難しい。
上にも書きましたが、下手なコピーが市場にたくさん出回っていて、シーンの質を下げているように思うんですが・・・。これは僕個人の意見なんですが、イングヴェイのようなクラシカルなギターソロを弾けるバンドがあったとします。聴いてみるとかなり超絶でまんまイングヴェイの様に弾いている。とくれば僕は「本家イングヴェイを聴いたほうがいいや」と思います。
そこまでなくても、あまりに似たようなバンドが多すぎだとおもいます。バンド特有の個性が見分けにくいのはあります。ザック・ワイルドだったか誰だったか「イングヴェイのソロは、イングヴェイ以外弾くな!!」って言ってたじゃないですか(笑)
僕の意見としては例えばメイデン・ジューダス・ハロウィン・メタリカ・イングヴェイなどをリスペクトしている若いバンドは、メジャーなものはソコソコいいものを作ってますが、今だ本家を超えるようなバンド・凄いアルバムはなかなかありません。(全部聴いたわけではないですが)やはりそのバンドなりの個性を強く出していかないと「一定水準」以上は良くならないと思います。弟子が一生師匠を超えられないのと一緒です。
メタルにハマッた何年か前、強烈にジャーマンメタル・メロパワに夢中になり、その手のCDを買い漁った時期がありました。でもしまいには飽きてしまいました。巡り巡って、ハロウィンやメイデンなどに戻ってきました!最高(笑)!




50. 5150 (2003-07-16 20:38:00)

NIKEさん!
おれはソナタはチルボドは大好きですよー!でもそれらは1部だと思うわけです。




51. 更迭の処女 (2003-07-17 03:12:00)

170-46です。
HN変えてみました。これで良い? (^-^;
5150さんのお言葉に甘え、もう少し言わせて下さい。この話題は話が尽きないです。
と、いう訳で、NIKEさんも出来れば復活して欲しいです。
私はNIKEさんのような方々が健在であれば、メタルは廃れないと確信出来ます。
(今度、ソナタとチルボドは聴いてみます)
私のケースですが、メタル離れした一番の原因は、バンドや楽曲の問題ではなくて
音楽を聴く時間が無くなったのと、体が受け付けなくなったという、個人の物理的な
理由によるものです。これはどうしようもありません。
学生時代は、それこそ色んなものを聴きあさり、またギターも弾いていました。
当時はスラッシュ全盛期で、Nuclear AssultやExodusのライブにも行った記憶が
あります。Moshも踊りました。(^^+
社会人になり、音楽を聴く機会が減った。でも、この頃はまだ良かった。
そして今、結婚しカミさん(非メタル)と子供もいる状態では、どうして家でメタル
が聴けましょう!はっきりいって無理です。
今は、せいぜい昔の音源をMDにとって、通勤でちょこっと聞くくらいです。
このようなパターンの人々は、私の世代で結構いるのではないでしょうか。
また他のジャンルも一通りがじったのですが、メタルほどのめり込めるものも無く、
かといってメタルに戻るにはどうも体が受け付けない。次に何処に進むべきか
わからない「音楽難民」になっているのが現状です。



52. 5150 (2003-07-17 10:17:00)

更迭の処女さん
いやいやたくさんいると思いますよ。僕も今彼女がいて、何年かあとに結婚したり子供ができたりしたら、やはりメタルが聴き辛くなるのかなあって、結構不安ですね(苦笑)
こういう話題は過去にもあった気がしますが、やはり結婚してもどうにかメタルは聴き続けていきたいものです。毎月バーン買って、CD1枚くらいはね。
でもメタルって若者の音楽なんでしょうかね。
「まだみんなメタルなんて聴いてんの?」というふうなオヤジにはなりたくないですねー。
メタルを「卒業」なんてする気はないですね。




53. たける (2003-07-17 12:09:00)

ずっとROMって皆さんの意見を読んできました。
私の意見を書き込む前に、年齢と素性を語っておいたほうが、意見が皆さんに伝わりやすいですかね。
1967年生まれの36歳。サラリーマン。既婚。HR/HM暦18年。現役(バンドはやりませんが)ライブも年に数回行きます。
まさに議論になっている、80年代中頃からHR/HMを聞き始めました。歳食ってもHR/HMを聞くのをやめるつもりはサラサラありません。
本題です。
私の感想・意見を一言で言うなら、ここに来ている皆さんが居る限り、メタルがなくなる心配はないな。ってことです。
言い換えるなら「今後(これ以上)廃れる心配はない」ということです。
「なぜ廃れたのか」という疑問については、他の方も書いていますが「現状を廃れていると考えるかどうか?」という疑問の個人個人の意見によって左右される問題かと思います。
「現状、廃れたと思っていない」人は、「なぜ廃れたか」の命題には解がない(命題不成立)ですよね。
私は「現状、廃れてない」と思っている一人です。むしろ、全体の人気としては上方に登っていると感じます。
確かに、80年代のアメリカを中心としたHMブームは、すごかったです。ビルボードやオリコン上位に常にそれ系のバンド名が並んでいました。
しかし、当時各レコード会社はやっきになってその手のバンドを掘り起こし、更には、「産業ロック」と呼ばれるような「売セン」重視の音楽嗜好をバンド側に押し付けるようなことまでして、「儲け」に走っていた事もまた事実です。
これは資本主義経済界においては至極自然で当たり前のことなのですが、バンド側にとっては本当にやりたい音楽と売れる音楽との相違に、悩み止めてしまったバンドも多かったでしょう。
この最もいい例が、ニュージャージーを作ったときのBON JOVIですね。
このブームが去り、90年代に入って「廃れた」感が漂っていた・・・この頃のことは多く語らなくても皆さんもよくご存知と思います。しかし、最近90年代後半~2000年以降、80年代のようなブームとまでは言いませんが、私の個人的な主観でいくと、明らかにHR/HMとしてくくられる音楽の知名度は上がっていますし、ただただうるさいだけの音楽という認識を超えた認知度があるように思います。
ただ、この考えはアメリカ・日本・ヨーロッパと各々別々に考える必要があり、特にヨーロッパではHR/HMに対する知名度はここ10年、廃れるどころか成長しているように感じます。現地に居ないので、聞こえてくる情報だけのイメージなのですが。
では、このトピの「廃れた?」とは日本においてということ限定のお話で考えてみます。たしかに、80年代のブームの後、廃れました。それはCD売上、来日アーティストの減少、コンサートのチケット売上全てのデータが物語っています。しかし、最近は来日アーティストの数も回数も増え、チケットも売れています。CD売上に関しても全体的に見れば伸びているのではないでしょうか?(その手の業界に疎いので分かりませんが)世界的に見ても異質なほど、J-POP界のCDの売上枚数はものすごく、それに比べるとHR/HMの人気の低さは・・・と認識されても仕方がないこのなのですが・・・。
それともう一つ、これが案外重要なのではないかな?と思っているのは、「レンタルCD屋」です。洋楽CDは著作権関連で、発売後暫くはレンタルできないように、何年か前から規制が変わりましたよね。(自分、レンタルしないので詳しくは分かりませんが・・・)。CDってやっぱり高いんです。特に学生さんにとっては、月に何枚も買えるような代物じゃないですね。自分が学生時代もそうでした。少ないバイト料を駆使して友達とは同じ物を買わないようにして・・・(以下自粛)。
レンタルで最新の音源が行き渡らない。これってHR/HM含め全ての洋楽が一時期に比べて日本国内で知名度が下がっている大きな要因になっている気がするのです。(グラミー受賞者の日本での人気の低さが例)
だらだらと思いつくまま書いてしまいましたが、繰り返し私の考えを言うと、「そんなに悲観するほど、HR/HMが廃れてるとは思ってませんよ」ということです。ここ数年、ライブ会場で見かける若い人たちのエネルギーに、HR/HMも捨てたもんじゃないぞ。ってね。
逆に、これ以上人気が出たりすると、自分が行きたいライブのチケットを取るのが大変になるので、このくらいでもいいかな??なんて冗談半分思ったりしていますが。(笑)



54. Jin (2003-07-18 19:03:00)

現役高校生からの一言。
中高生に限って言うとすれば僕はメディアからの影響が大きいと思うんですが。
今ってメディア(某メタル専門誌などはのぞく)が流行らせたいような音楽にはメタルなんて言葉ぜんぜん出てこないじゃないですか。中高生は特にテレビとか普通の(?)音楽雑誌とかによる影響が強い年代だと思います。
ただ、こういう音楽もあるんだ、みたいにメタル系の曲でも勧めれば聴いて「いいね!」って言う人も多いんで、周りの環境でメタルを取り上げる機会があればそれなりにシーン加熱して行くんじゃないかと思います。
大変読みにくい文ですみません。



55. たける (2003-07-18 19:20:00)

歳を取ると昔の記憶は薄れるものなのか。(笑)
>Jinさん
そういえばそうでした!忘れていました。
自分が高校生の頃、Sony MTVというひたすらPVを夜中何時間も延々と流しつづける番組がやっていて(もちろんCMは入ります)、それを毎週ビデオに取って見ていました。
その中で、MSGを知り、AC/DCを知り・・・メタルに目覚めたのでした。
目からウロコの発言です。すごく納得しました。



56. です子 (2003-07-18 22:09:00)

アメリカではラジオ局ごとに取り上げる音楽が違うとか。
日本ではテレビにせよラジオにせよすべてのジャンルを取り上げるじゃないですか。
そうなると新しいものがでてくるとすぐそっちに目がいって今までのものが廃れる
そこで雑誌があるのですがここ日本ではそこまで力のあるロック専門雑誌はBURRN!!くらいしかない。ですからファンは必ず存在はするが数が少なくなって行くのだと思います



57. METAL GALAXY (2003-07-18 23:30:00)

皆さんのカキコを全て精読していないので大変申し訳ないのですが、是非一言言わせて頂けないでしょうか。
一番納得できたのは、 GEORGEさんの「ファン側の保守的な体質が自分の首を絞めている」という発言です。HMほど「こうあらねばならない!」とファンが頑固に形にこだわるポピュラーミュージックはないと思いますよ。ジャズでもR&Bでもこんなことないと思います。
でもこれは、HMならではの宿命ともいえますね。少なくとも、ディストーションギターが入ってないとHMじゃないでしょ?これじゃあ出来上がる音楽はどうしても似たり寄ったりになってしまいますよね。マンネリになって袋小路になってしまうことは初めから分かっていたわけです。
それに、HMのビッグネームはもう40から50といったお年ですよね?ホントはまったりしたブルーズなんかをやりたいお年だと思うんですよ。でも生活していくために、特にジャパンマネーを獲得するために、ファンの言うことに耳を貸して、昔やってた音楽と大差ない作品を作らざるを得ない・・・。本当に気の毒です。
個人的にはHMはもはや過去の産物になってしまったと思います。でもそれが悪いことだとは思いません。HM自体がある意味「無理やり」作り上げた音楽だけに、クラシックやジャズ、はたまた民謡や演歌のように、自然体で作られた音楽でないだけに、長続きしないで廃れるのは必然といえます。
我々のハートを捕らえたのはたまたまHMというジャンルでしたが、今の若者のハートを捉えるのはまた別の音楽ジャンルだったりするわけです。それはそれでいいではないですか。我々HMファンは、我々をとりこにしたHMをずっと愛し、聴き続けるだけです。それでいい、と私は思います。



58. toyoo50Jr (2003-07-18 23:51:00)

私が中学生のとき、デヴィッド・ラフィンがL・VだったころのテンプテーションズのLPレコードは2000円だった。当時の大卒初任給は2万5千円くらいだろう。
数年後にアルバイトして買ったツェッペリンのアルバムも2000円くらいで、当時の日給は950円と記憶する。ディープパープルがハイウェイスターで大ブレイクしたころに我が国の初任給は大暴騰を始めた。しかしながらLP(今ではCD)の価格は約半世紀のあいだ、ほとんど値上がりしていない。
駅の立ち食い蕎麦が35円、ラーメンが70円の時代に2000円のLPレコードという重みをご理解いただけるだろうか。
申し遅れたが私は日本最年長のメタリカ・ファンを自認する。さっき勘定したらCDが24枚あったくらいで、嫁にいった長女が呆れかえるばかり。好きな曲は THE FRAYED ENDS OF SANITY とかFIXXXERとかCARPE DIEM BABY
ヘビメタが廃れた理由として、若者の生活に影響する「音楽の比重」が相対的に減ったことを挙げたい。我が国が貧しかった時代に海外情報でもっとも取り上げられやすいジャンルは音楽だった。
今も変わらないが我が国は世界に向けての情報発信力が低く、もっぱら情報受信国といえよう(註)さて我が国が世界の文化を受け入れるとき、全情報に占める音楽の比率は最近10年間で圧倒的に低下したと考えられる。音楽以外に楽しいことをいっぱい見つけられるようになったからだろう。その証拠にAV機器専業メーカーの株価は見るも無残な水準だ。赤井電機は倒産、サンスイは倒産寸前、ケンウッドもティアックもクラリオンも青息吐息。日本マランツはコロンビアのAV部門を引き取ってディーアンドエムホールディングスとなる。
1ヶ月の携帯電話料金でシステムコンポが買える時代になると、コンテンツとしての音楽媒体(CD、MD、テープ)は単価が安くても振り向かれなくなるのだろう。
音楽ジャンルにおいて若者文化の最先鋭化されたシンボルであったヘビメタは、若者の関心が多様化するなかで、音楽部門シェア低下を代表して受けてしまったと思われる。
(註)中南米のジャマイカはレゲェを全世界に文化輸出できたが、ニッポンの河内音頭はローカルなままだ)


59. メタユカ (2003-07-19 00:56:00)

toyoo50Jrさま! ステキです(#~~#)



60. JOE吉田 (2003-07-19 01:24:00)

皆さんの意見を見ていると次のように感じました
「メタルを廃れたと感じているのは主に(私も含めて)80年代派で、80年代のメタルにある べき姿を求めておりそれとは異質な90年代以降のメタルにときめかない。」
80年代、私たちメタルキッズ(当時はこう呼ばれていました)がメタルに熱狂している姿を見て、70年代からハードロックを聴いている人たちは、「今流行のハードロック(つまり80年代のメタルのこと)はつまらん。ロックは廃れたと」よく言っていたものです。
それと同じことでじゃないかと感じます。




61. 更迭の処女 (2003-07-19 05:01:00)

JOE吉田さん
全くその通りだと思います。
私は170-6麻里さんの1~4全てにあてはまるタイプですが、上で書かれている
「ときめかない」原因について考えると、こういう事ではないかという気がします。
最近の曲を聴いた時にまず過去の類似物と比較するというプロセスが無意識に働きます。
過去の何かと似ていた場合(たいがいはこのパターンだと思いますが)5150さんの
書かれている「弟子は師匠を超えられない」的な思考が働き、聴くのを拒んでしまうの
だと思います。また、類似が無いものについては、自分なりの「HR/HMの定義」と
外れているため、「受け入れ難いもの」と考え、聴こうという努力もなかなかしません。
もし、「過去の類似物」がない耳で純粋に聞いたら、「おおーこりゃスゲー!!」と
なるでしょう。楽しいでしょう。つまり言いたいのは、楽曲のレベル云々ではなく
聴く側の問題であると言えます。
端的に表現すると「耳年増」という事かと。新しいものを受け入れる柔軟性に欠けているかと。
それに追い討ちをかけるのが、「音楽に対する情熱」かと。
情熱を持てる音楽であれば、ジャンルを問わず追求していきたいというのが今でも
本音のはず、なのですが最近はどうも薄れてきて...「音楽難民」なわけです。
なかなか難しいものですね。



62. toyoo50Jr (2003-07-19 14:09:00)

メタユカさんは植草甚一というエッセイストをご存知だろうか?
1979年に亡くなったロック及びジャズの評論家だ。この人は若者文化を代表する雑誌「宝島」の編集長をやっていた。この「宝島」の軌跡をながめると若者文化のメインストリームが理解できるのではなかろうか。
植草氏が亡くなるまでの1970年代はロック一色である。1980年代中頃からグラビアのヘアーヌードを売り物にする「ズリねた雑誌」に変身した。今では当たり前になったヘアーヌードだが、当時としてはあまりにも革新すぎた雑誌だったから、公共図書館のなかには講読を中止したところも多かったという。
そして1990年末期から今日にいたるまでパソコンと携帯電話その他の情報雑誌に……
取材対象が文化の桧舞台から外れた場合、傍系誌として別に立ちあげながら安楽死を看取る。同社の場合でいえば「BANDやろうぜ」となるが栄枯盛衰を見定める非情な資本の論理であろう。
メジャーマスコミは大きなカネが飛び交う取材場面でしか動かない。先般のベッカム夫妻やTATUの馬鹿騒ぎで、ご理解できるだろう。ベッカム夫妻は本業のサッカーと何の関係もないところで、3日間のギャラ3億円を貰って帰ったという。
もうひとつ確信させられる「廃れた原因」として言葉の壁がある。
ヘビメタに限らずロックはアップテンポになればなるほど原語の発音が聴き取りにくくなり、多くの日本人にとって歌詞は楽器の音色と等しいもの、つまり単なる音符の一種を意味するようになる。
これは我が国のロック・ファンに決定的なハンディキャップを果たす。
1960年代のロックは中学3年生であろうと努力すれば歌詞を暗誦できた。
スラッシュメタルはあまりの早口で機関銃のように口走るからネーティブ・スピーカーでないと「ついていけない」
別掲リリック・サイトでメタリカの歌詞検索リクエストは2003年7月現在、ナンバーワンである。
http://www.lyricsfreak.com/
この掲示板で「なぜ廃れたか」と話しているあいだに、メタリカは全世界でエミネム(2位)やセリーヌ・ディオン(11位)やU2(21位)オアシス(23位)などを寄せ付けない断然トップの座を占めているのだ。


63. toyoo50Jr (2003-07-20 01:25:00)

メタリカはデビュー以来、約20年間怒りっぱなし(笑)
彼らの歌に「君が好きだ、愛してる、一緒に暮らそう……」という軟弱なものは少ない。しょっちゅう世の中の矛盾に怒りまくっているのだ。
日本の人口1億2千万人のなかでキリスト教徒は100万人いないという。
クリスチャンでヘビメタの好きな若者は数えるほどだろう。
メタリカの曲は聖書や神と人間の対話とか精神分裂病に題材をとったものが結構ある。
もっとも激しい曲が有名なマスター・オブ・パペットで、人は神の操り人形に過ぎず人生は神の手によるシナリオから逃れられない、という厭世的な歌詞。
クリーピング・デスは旧約聖書の『出エジプト記』を描いたもの。ファラオの圧制に苦しむユダヤ人がモーゼに導かれてイスラエルに帰る話だ。
リーパーメサイアは『マタイの福音書』の21章10節に題材をとったものだろう。ちなみにリーパーメサイアとは「ライ病患者の救世主」の意味でキリストを指す。
イエス・キリストがユダヤ人の会堂に出かけたとき、哀れな群集から奇跡を起こしてほしい、金を恵んでくれ、とせがまれる場面。歌詞にあるGive me money. Give me green のグリーンとは紙幣のこと。
メモリー・リメインズの歌詞にあるAsh to ash. Dust to dust は旧約聖書の『創世記』の3章19節から。あえて日本語に訳すると「所行無常の響きあり」
ファンが演奏者の訴える言葉に感情移入して曲全体を受け止めた場合と、単なる楽器の音色に等しいものと聞き流したケースでは大きな差が生じると思う。
この辛い負荷は日本のヘビメタを衰退させた大きな原因と考えられる。


64. toyoo50Jr (2003-07-20 01:53:00)

#170-62にある Give me money. Give me green は
Send me money, send me green の間違い。
謹んでお詫び訂正申し上げます。


65. 更迭の処女 (2003-07-21 01:11:00)

NIKEさん、5150さん
SONATA ARCTICAの「SILENCE」とCHILDREN OF BODOMの「HATE CREW DEATHROLL」
を聴きました。チルボドは確かに凄いですね!!
今日は、レンタルでLINKIN PARKの「HYBRID THEORY」とSLIPKNOTの「IOWA」を
借りました。これから聴いてみます。
上の方でつまんない事ダラダラ書いて申し訳ないです、ホント。
「ブーたれる暇があったらとにかく聴け!」って感じですか?
失われた10年を取り返すべく、リハビリ中です。
他にもこれは聴いとけ!っていうのがあれば教えて下さい。



66. toyoo50Jr (2003-07-24 20:16:00)

感情移入が出来るかどうかで、決定的に評価の分かれるロックがある。
ロックがメッセージを持つ音楽と言われるゆえんだろう
古いヒット曲でガンズンローゼスの『パラダイス・シティー』
この歌はパラダイス・シティーに住んでいる大金持ちを罵倒する内容である。
自分も何とかして、金持ちになろうと頑張ったが結局は人生の敗残兵となり、今では世の中を恨んで生きる境遇を嘆く。
Take me down To the paradise city
Where the grass is green
And the girls are pretty
Take me home
「パラダイス・シティーに入れてくれよー、豊かな草原には可愛い子ちゃんがいっぱい、うちに帰りてぇよー」
この繰り返しコーラス部分は聴き取りやすいし意味も分かりやすい。
この歌詞だけを口ずさむ限り、ルンルンに楽しそうな曲だ。
ところが冒頭から早口で歌われる内容は、深刻すぎて背中がジーンとくるものばかり。
<パラダイス・シティー>
とうとうホームレスになっちまったぜ
しぶとさの見本かな
あわれなもんだろ
よお!なんか食い物めぐんでくれよ
ゼニは後で返すからさ
お陀仏寸前なんだよ
金持ちは開き直るさ
「君たちもがんばれ! 富と名誉をめざして 人生は勝負だよ」
「人生は遊びじゃないんだよ」
てめぇらがやってる事は
経理のごまかしと使い込みじゃねえか
<コーラス>
パラダイスシティに入れてくれよー
豊かな草原には可愛い子ちゃんがいっぱい
うちに帰りてぇーよー
(俺たちは)ガス室の椅子に 縛りつけられたようなもんだ
なんでここにいるのか思い出せねえ
公衆衛生局長官はこう言った
大気汚染は限界レベルだとさ
ところでもう一本吸うかい
なーに、 俺にはわかるよ
誰が信じるもんか
Chorus
アメリカって国は貧乏人と金持ちが分かれちまうんだよ
道化師もどきが言ったとさ
「最初からやり直してみようよ」
俺は頭がブチ切れたぜ
てめえはメクラか?
俺は100万回も見てきたぞ(試訳:toyoo50Jr)


67. 空飛ぶ鍛冶屋 (2003-07-24 23:03:00)

パラダイス・シティーは色んな解釈が出来ますよね。私は単なるパラノイアソングだと思っていました。歌詞はダフ、曲はスラッシュが書いていたと思います。面白い歌詞ですよね。
EVERYBODY'S DOIN' THE TIMEは「みんな刑期をまっとうしているのさ」
THE SEGEION GENERAL SAYS IT'S HAZAROUS TO BREAZEはタバコのパッケージに書いてある警告ですね。「吸い過ぎるとあなたの健康を害する恐れがあります…」という箇所。
SO FAR AWAYは「こんなにも遠くへ=こんなにもハイに」
キャプテン・アメリカはアメコミのヒーロー。彼がバラバラになる=アメリカにもはや正義は存在しないという比喩。
A MILLION TIMESは一般的には「うんざりするほど、いやっていうほど」の意味。
現物がないので原詩は記憶に頼りました。



68. toyoo50Jr (2003-07-24 23:54:00)

>現物がないので原詩は記憶に頼りました。
無料リリック・サイトは山のようにあるが、若い人向けと思われるものを以下に。
上段の方が使いやすい。
ご参考までに。
http://www.reallyrics.com/Default.asp
http://www.leoslyrics.com/listlyrics.php?hid=QaFFhOdQ2sk%3D


69. toyoo50Jr (2003-07-25 00:04:00)

もう一個おまけ。
http://www.azlyrics.com/b.html


70. まっちょめん。 (2003-07-27 07:08:00)

初カキコです。高校生の女です。
メタルにハマッタのは、中学生の頃で、名前知ってたからレンタルしてみたsexMACHINEGUNSのHANABI-la大回転を聴いて、ハードで恐かったけど、メロディー綺麗だし、ギターとドラムが凄いなァ。と思って何度も聴いてたらハマってしまって。(でも、高音のボーカルには慣れるまで時間かかりましたよ)。更にマシンガンズのラジオ聴いてたら、いつもメタル流してて。そこで色々聴いてハマリました。他にはメタル聴ける場が無かったんで、ここで人生初メタルって感じでした。
今メタルが人気ないのは、高校生の同級生の話しとか聴いて思うのは、「ちゃんと音楽を聴いてる人が少ない」って感じですよ。少し前までパンクの話題なんか出なかったのに、流行ったらパンクの話しばっかりですもん。飽きれてしまいます。
なんだか「ちゃんと音楽を大事に聴かないよーな奴等に素敵な曲達を聴かせたくないっ」って最近思います(笑)。だから流行らなくたって。有名にならなくたってイイかなァって。あと中古屋CD探すライバル増えたら嫌だし。



71. メタル・ハンター (2004-04-14 13:22:00)

みなさん、はじめまして。
私は昨年の春からメタルを聴き始めた若輩メタラーです。
なのでそんなにCDは持っておらず、90~2000年代のアルバムを中心に聴いています。
自分はメタルは廃れていないと思っています。
確かに現在の日本において、ヘヴィ・メタルの情報媒体が他の音楽に比べ少ないという現状は否めません。
そして、へヴィ・メタルを聞いたことがない人は、へヴィ・メタルに対して陰鬱なイメージを持っていることもあると思います。
時代の変化に伴い、音楽のスタイルも変化していきます。
あるときはグランジが流行し、あるときはヒップ・ホップが流行する。
ただ、いつの時代においても時が来れば必ずブームは過ぎ去ります。
しかし、ヘヴィ・メタルは人の心に訴えかける力を持っています。
私が初めて聞いたメタル・アルバムはDREAM EVILの「EVILIZED」ですが、初めて聞いたときの衝撃というのは今でも忘れることが出来ません。
その後聴いたKAMELOTの「KARMA」やChildren Of Bodomの「Hate Crew Deathroll」も、「EVILIZED」を聴いた時と同じような衝撃を受けました。
個人的な意見になってしまいますが、80'sメタルの虜になった方も、恐らく同じような感覚であったのだと思います。
だからこそ、みなさんはへヴィ・メタルを愛しているのではないでしょうか?
そして、そこに愛されるものがある限り、ヘヴィ・メタルが廃れるということはないと思います。



72. たりスマン (2004-04-14 14:53:00)

僕なりの答えとしては、カラオケでなかなか歌えないからだと思う。なんといってもキーが高いし難しいし。こないだEAGLE FLY FREEを歌って死にました(笑)


73. Zodiark (2004-04-15 00:02:00)

僕もメタル・ハンターさんとほぼ同時期にメタルを聞き始めました。僕も廃れてはいないと思うのですが、今世間でさほど注目されていないのは事実です。で、それには二つの理由があると思います。一つ目は、メタルの多様化(または多様性)です。今メタルは、かなり幅広い分野があって、それに伴いアーティストは多岐に渡り増加しています。これにはファンを分散させる効果があり、一つの分野、そして一つのアーティストに流れが押し寄せる歯止めの効果があると考えます。ですから、これそのものにはファンの数を減少しうる力はほぼ無いと思います。二つ目は、今の流行(大衆に受け入れられやすいタイプ)です。こちらがファン数の減る具体的な要因であると思います。以上の二点の相乗効果により、表題の様な状態となった、と僕は解釈しました。



74. Tuka (2004-04-16 19:14:00)

はじめまして、俺はまだ18歳のメタル暦2,3年のプチメタラーです。
上にも様々な方が書いてますが、確かに日本でHMがメディアに出ることはほとんど
無いですね。
でも、僕はそれを「廃れた」とは受け取りません。
メディアに取り上げられる音楽なんてのはその時点での流行物ですからね。
「流行」と「繁栄」は違うと思います。
最近流行ってる青春パンクとかは、この流行が終わればほぼ誰も見向きもしないでしょう。
何故なら、今パンクを聞いてるやつらは、この流行が終わった時点で次の流行のジャンルを聞いてると思うからです。「流行」なんてそんなもんです。
80年代にHMがメディアに取り上げられたのも、やっぱりある種「流行」でしょう?
そしてその「流行」が終わると、「HM」を聞いていた奴ではなくHMを「流行の音楽」として聞いていた奴が抜けた、それだけの事だと思います
次に、俺はハロウィン、ガンズ等も聞きますし、ドラゴンフォースやラプソディ、ロストホライズン等最近のバンドも聞きます。
それで思うことですが、やっぱり最近のバンドも80年代にはない魅力がありますよ
昔は昔でいいし、最近のは最近のでいい。そう思います。
その点からも廃れてはいないと思うのです。
CDの売り上げが減ってるのはすべてのジャンルにおいてですから、HMにおける問題じゃないですしね。
それになにより、こんなに熱くHMを語る人がたくさんいるのに廃れてるわけないじゃないですかw 今「流行」のパンクをこんなに熱く語れる奴らなんかほとんどいませんってw



75. ターヴォ (2004-04-16 23:52:00)

様々な意見があって面白いですね。
僕は「廃れた」と思っています。(しかし「廃れた」事が悪い事態だとは思いません)
なぜなら「主流」から外れているから。
で、「主流」とは何なのか。それは、やっぱりアメリカ(と一応イギリス)のことです。
THE DARKNESSの登場とか、IN FLAMESがアメリカで商業的に成功するとか、
はっきり言って僕にとっては、そんなに面白い事じゃないんです。
グランジに影響を受けた世代や、GREEN DAY等のポップパンクに影響を受けた世代が
もう既に出てきて新しい時代になってきています。
僕は新しいロックが聴きたいんです。
あと、現在のJ-POPシーンとへヴィメタルを同じように語るのは、
少し無理があると思う。




76. ドライブシュート (2004-04-17 17:46:00)

80年代は子供だったのでよく知りませんがメタルは廃れてはいないと思います。オリコンを見てるとハロウィン、アイアンメイデン、ドリームシアターなどは新譜は10位以内、ソナタ、チルボド、アークエネミーなどの新勢力も20位あたりにはいります。ドラゴンフォースの新譜も34位と今後が期待できます。メタリカは1位も取りました(ST.ANGER)。ここのところJ-POPが不振気味なので上位に入るの以前よりは楽でしょう。悲しいのは日本はシングル中心なのでアルバムのランキングなんてほとんどやってないことです(Mステくらいかな?)。
メタルを敬遠するのはうるさいという先入観が強いんだと思います。聴いて嫌い、じゃなくて聴かなくて嫌いな人が多いと思います。メタルを敬遠してる友人でも聴かせてみると結構よい反応が返ってくる事が多いです。オリコンで上位にメタルがたくさん入ると聴く機会が増えて先入観も拭えると思います。
長くなりましたが、俺はメタルの将来が明るいと信じています。
追伸 オリコンのサイトで「検索」を使ってメタルのアーティストを調べると楽しいですよ。



77. ZSE (2004-04-18 21:15:00)

廃れていようが廃れていまいが、オレはメタルが好きです。



78. エストック (2004-04-18 22:12:00)

メタルは廃れていないと思います。
メタルはモダンへヴィネスロックバンドに姿を変えしっかりとチャートに食い込んでいると思います。エヴァネッセンスもアメリカだけで300万枚以上を売り上げて年間アルバム売り上げ2位ですし、ちょっと前にスリップノットがプラチナディスクを取ったこともありましたね。
老舗勢にしてもエアロ、やボンジョビ、メタリカもいまだに大健闘していますしプログレハードの先駆者ラッシュもビルボードDVDチャートでこの前一位取ってました。




79. けんしょー (2004-04-22 18:23:00)

お邪魔します。
俺はメタル歴は15年ですが、最近は確かに廃れてきたような気がします。
それは単にオリコンやら売り上げやらの話ではなくて、シーンがもう過渡期を迎えて久しいということ。
そのこころは、エネルギーがないしみんな似たり寄ったり。
たとえば「様式美」という言葉がありますが、容易に内容が想像できませんか?
「クラシカルで哀愁を帯びた疾走曲」とか。
これに「舞うようなギターソロ」「ギターとキーボードの壮絶なバトル」とかが加わってきたり。
要するに、細分化や定型化が進み、先細りしてきた感じがするのです。
昔は大まかに「HM/HR」だったんですよね。
DEEP PURPLEみたいな大御所がドッカといまして。
パイオニアには自由な創造が可能であって、フォロワーはパイオニアを模倣するから自然、狭い。
ロックやブルーズの根などがあって初めてHM/HRなのに、根をHM/HRに求めると先鋭化するしかない。
リッチーをフォローしたイングウェイ、イングウェイをフォローしたバンド、みたいに、
これからはフォロワーをさらにフォローする若者が出てくるのでしょうね。
コピーでもDNAでも、複製を重ねれば精度は落ちますよね。
同じように、HM/HRをコピーしたHM/HRってのは、やっぱりオリジナルには敵わない。
いくらコージー富田がタモさんを上手に模倣したって、所詮タモさんには敵わないように。
そうすると、今度はテクニックに走ったり。
でもそれも所詮イデオロギーのコピーという点では同じことでしょう。
さらに、テクニックをしこしこ研ぎだすと、こんどはロックがもともと持っていた
エネルギーの爆発が小さく小さくなっていくように感じます。
まあ、これは個人の趣向ですから、それはそれでいいと思いますが。
もしくは過激さを増したり。
まあ、これも個人の趣向ですから、それはそれでいいと思いますが。
それはそれでいいんですよ。念のため。
まあ、うだうだと愚痴ってしまいましたが、そんなこんなです。
ミュージシャンとしてのルーツをしっかり持ってて、「HM/HRしか聴かない」なんてことのない、
幹の太い若者が温故知新なHM/HRを展開してくれることを待ちわびておきます。
全部「音楽」だもんね。




80. スト系メタラー (2004-04-27 03:00:00)

僕の周りは皆ヒップホップやらパンクばかりです。ちょっと前までユーロビートみたいな縦のりの音楽が流行ってたのになんで横のりのヒップホップが急に売れ出すのかよくわからないっす。メタルはきっと暑苦しいとか思われてるから下火なんだと思うけどキムタクがメタル聞いてるとか言えばもしかしたら急に流行るかもしれないですね(笑)



81. 鬼眉毛 (2004-04-29 20:42:00)

>DEEP PURPLEみたいな大御所がドッカといまして
DEEP PURPLEもまったくのオリジナルだったわけではないと思う。たしかに凄まじい衝撃だったでしょうが、170-60、61あたりの方のおっしゃる通りだと思うので。でも「HM/HRしか聴かない」というのは視野を自ら狭めているのでいけないと思うので、そこは同感です。



82. ふくにー (2004-09-21 23:40:00)

廃れた。
んー、俺が思うにいいバンドが表に出てこれてない気がする。いい音楽が閉じこもってる気がするんだよね。あとはメガデスのムステインみたいな強烈なのがいない気がする。素が魅力的、かざらないかっこよさ、強烈にひきつけるものがねー。だってぶっちゃけ昔の映像みてるとたしかにかっこいいもん。いまのバンドださい。多様化しすぎて微妙なのが出てこれちゃうっつーのはあるかもね。



83. Owl (2004-09-22 07:38:00)

ファン気質が、メタルを廃れさせてるんじゃないかと思うことがあります。
メタルのファンって、他のジャンルと比べると「マニア以外はメタルを語
るな」みたいなノリがあるじゃないですか。すごーくマイナーなバンドを
知ってないとダメ、みたいな。「メタルは崇高なんだから、半端に手を出
すんじゃねぇよ」って感じっていうのかな。音楽なんだから、楽しむだけ
でいいじゃんってムードが、メタルにはない。そういうムードをファンが
作っていて、それが原因で新規参入ファンが少ない。だから廃れたように
感じる。そんな気がします。客観的に見て、何だかとっつきにくいジャン
ルじゃないですか。ジャズとかもそうだけど、楽器をやったこともないよ
うな人たちまでも「ここのギター・プレイは○○というテクニックを駆使
していて・・・」とか、そういうウンチクを語るファンが多くありません?
でも、メタルのカッコよさってメタル・ファンじゃなくても分かってると
思うんですよ。だから例えば「プロ野球珍プレー好プレー」の好プレーの
時に使われるBGMはメタルだし、K-1のような格闘技系番組でもメタルが使
われることが多い。バラエティー番組でも何気にかなりメタルは使われて
るし、J-POPも明らかにメタルの曲を参考にした(曲によってはパクッた)
物もありますよね、特にイントロで。
昔も今もいいバンドは確実に出て来ていると思うんですよ。でも、メタル・
ファンが作った「他の人たちからみたメタル(とメタルファン)のイメージ」
が邪魔して、新しいファンが増えない。アルバムをリリースできるバンドは
増えてきていて、毎月数え切れないほどのアルバムが発売されてる。だから
1アルバムあたりの売上が減る。そういう悪循環が出て来ているんだと思い
ます。
・・・でも、マニアになる面白さってのもあるから、一概にメタル・ファン
の気質を否定するのも気が引けるんですよ。僕もある部分マニアだと思うし。
でも、もうちょっと「音楽なんだから、ウンチクなんか語らないでもっと気
軽に楽しめばいいじゃん」ってのが前面に出てもいいと思う。



84. ウシオ (2004-09-27 05:20:00)

後やっぱり、お金がかかるってところも(私的に)メタルアルバム買い始めると他のものそっちのけになっちゃうところも(これは良い意味で)含めて気質的に凝り性の人しか残らない気が…。



85. 重金属塊 (2004-09-29 00:24:00)

自分は高校生ですが、周りはパンク好きしかいません。
そんな友達にメタルを聞かせると大体、
うるさい、複雑すぎる、速過ぎる、Vo.がいやだ
などと否定的です。
一方でパンクのよさを聞くと、
のりがいい、Vo.がいい、メロディー重視でいい(←?)
らしいです。
自分の世代の人たちはなにか根本が違うような気がします。
嗜好の違いが廃れる原因なのでしょうか・・・
ちなみに、メロスピ系は割合評判がよく、正統派、ネオクラ、ジャーマンは微妙で
スラッシュ、デス系は「無理」らしいですw


86. La France (2004-10-03 20:22:00)

メタルが廃れた?否、知ったこっちゃねぇよw
つい最近、サークルの飲みの後、カラオケでイングヴェイ歌ったら「デスメタルは歌うな!周りがひく!」とか言われた。



87. へるはまー (2004-10-09 15:44:00)

僕の考えを言わせて貰いますと、
デスメタルやブラックメタルが出現した事も関係あるんじゃないでしょうか。
例えば、一部のバンドメンバーが教会放火、殺人等の犯罪を犯す。
これは異常ですよね。
僕らリスナーは、メタルのどのジャンルがそういう事をするのかを理解していますが、見境の判らない一般の方々はそんなジャンルなんぞ知るわけもなく、
それによって、「メタル=キチガイの為の音楽」といった発想が成り立ってしまうのではないでしょうか。
だからいくらメタルをやっている人間がどんなに良い音楽をつくっても、その音楽を聴くことに抵抗してしまう。
少なくとも生まれた時からデス、ブラックが存在していた高校生、大学生などは、
何らかの影響を受けているのではないかと思います。
それからデス、ブラックの批判をして申し訳ありませんでした。


88. まんぞー (2004-10-09 16:30:00)

俺がメタル界に入門するのが遅れた理由としては、「取っ付き難さ」があります。
何となくバンド名も幾つかは知ってたりしたのですが(バスタードを読んでたのが大きい)、メタル全般に恐ろしいイメージがありましたね。
アイアンメイデン、メガデス、ハロウィン・・・
バンド名だけで、「どんな恐ろしい音楽なんだろう?」なんて思ってましたからね。怖い物見たさみたいな感覚で、聴いてみたいとは昔から考えてましたけど。ディルアングレイでさえ親に文句言われてたし、そんな状態で拷問危惧に大量死にって無理だったよ。
音的にはまさに、デスメタルやブラックメタル的なモノ、またはSLAYERのイカレたギターソロを想像してたな。とにかくうるさい邪悪なイメージ。
まあ昔のイメージはともかく、少なくとも俺は求めていた音に巡り会えたわけだ。
昔の俺みたいに何にも知らない人間は、そんなイメージ持ってる可能性大だと思う。




89. HATE66 (2004-10-13 02:00:00)

音楽におけるメタルの扱いは
映画における特撮、ホラー映画の扱いと同じ。色物ってこと。
それなりに評価はされるけど、どこか幼稚なイメージ。
ドラゴンがどうだとか、剣と魔法がどうだとかそんなの多すぎ。
「僕らの歌詞は現実の隠喩だ」なんていう人もいるけど。
メタルなんて聴かない人からしたらほとんど冗談にしか聴こえないだろうね。
デス、ブラックは言うに及ばず、その他のサブジャンルも似たようなもん。
メロスピのハイトーンVoもデスメタルの極悪Voも失笑をかうだけ。
メタルの暗いイメージが大幅にマイナス。


90. ウシオ (2004-10-13 09:57:00)

ドラマティックだからかな?
ラップが好きな友達に聞かせると「何でこいつ等こんなに必死やねん?」と笑われる始末。「お前等シブがってんじゃねーよ!」と言ってやりたくなる今日この頃…。




91. すなお (2004-10-13 11:36:00)

まあ、メタルがわからない人の価値観や意見なんて別にどうでもいいんじゃないですか?
HATE66さん、僕らからしたら一般の人が好むJ-POPやらのほうが明らかに色物であって、幼稚。
サブジャンルも似たようなもんって、じゃあ逆に王道のメタリカ聴いて幼稚って言うやついますかね?
少し話題からずれてませんか?誰も一般人の目線に立ってメタルの批判をしろとは書いてないわけです。メロスピもデスも、失笑をかうだけでもないですよ?自分ひとりの意見で現実を断定するのはよくないですね。メタルが廃れたかのように見える現状について、もっとレベル高い討論をしましょうよ。
だいたいイメージとかで言ったらもともとツェッペリンあたりから暗いイメージはあったわけで、そのあと80'sにメタルが流行ったときもすでにそのようなイメージはあったことから、それが今になってメタルのマイナスになるとは思えませんけどね。




92. ドクトル・メタル (2004-10-13 19:05:00)

"流行"とは作られるものだと思います(ついにこのスレに参入してしまった…押し付けがましいこと長々と書いちゃいそうで、入るまい入るまいって思ってたんですが)。
強いて言うなら…、
今、"流行を作る側の人間"に「メタルを売ってやろう」と思わさせるだけの"今の流行をひっくり返しそうなくらい分かりやすく、メタルのカッコ良さを体現しているアーティスト"がいない、もしくは少ないことに原因のひとつはあるような気がします。
もうひとつ言えるとすれば、そういう「もしかしたら…」と思わせるアーティストがいても、リスクをとって冒険するだけの情熱や余裕がないのかもしれません売る側に、…そんなこと言ったら怒られるか…プライド持ってそういう仕事されてる方に…。
いずれにせよ、音楽的な質の問題とか…そういう理由だけで「今メタルが廃れてる」とは思えません…個人的に。
ところで、メタルってホントに廃れてるの???
普通に1ジャンルとして存在してると思うのですが…ごく普通に。
「好きな音楽は?」って聞かれたら「メタルっ!」って答えてますけど…もしかして、コレってカッコ悪い?
>うしおさん
そのラップ好きのやつはとんでもない奴ですね。僕はヒップホップも聴きますが(最近のはあんまり聴かないですが)、まるでヒップホップが底の浅いくだらない音楽だって言われてるみたいで気分良くないです。




93. SCARECROW (2004-10-13 23:49:00)

音楽がビジネスとして成り立っている以上、ブームというものの流れが
ついて回ります。特に日本では音楽ビジネスが完全に塞がっているため
需要が少ないメタルというジャンルが表に出てこないのは当然とも言えるかも
しれません。メタルが好きな方は音楽一番!って方が多いと思いますが、
音楽に特に興味のない方にはあまり情報が入ってきません。一般的には邦楽と洋楽
みたいなジャンル分けになってしまってい、欧米のように確固たる地位がないのが
原因の1つでしょうね。(でも日本人のメタル好き率は結構高いと思う)
あとはやはりイメージでしょうか。長髪、大音量、世界感などのイメージから
ダサイ、うるさい、怖い、暗いというような印象をあたえてしまう感があると思います。
次に、これはメタルに限らず特殊なジャンルの音楽ファン全般に言えることですが、
自分の聞いている音楽が世界で一番!みたいな意見の人がいて、一般の人が寄りつけ
ないような雰囲気を作ってしまっていることも原因でしょう。
あともう一つ、新たな牽引者となり得る程の大物バンドがいないこと。未だに
代表バンドがMetalica、Maidenといった往年のバンドであることも変化の激しい現代
の音楽社会のなかにうもれている原因の1つではないでしょうか?
まぁでもいいんじゃないかな。好きなら好きで。
1つのジャンルとしては成り立ってるわけだし、消えてしまったわけではないし。
ちなみに自分は今一番好きな音がメタルではないですが、今でもMaidenとか
大好きですし、COBなんかもかっこいいと感じますよ。自分は特に好きな音楽が
はやって欲しいとは思いませんね。否定されるのはつらいですが....




94. ウシオ (2004-10-14 00:03:00)

>ドクトル・メタルさん
そうですね、「お前等…」って表現がちょっとオーバーだったと思います。ラップ聞いてる人がみんなそういう人間みたいな書き方しちゃったんでスミマセンでした。でもホントそのダチの言動は許し難かったんですね…。




95. ヒョードル (2004-10-14 03:40:00)

ネット上で音楽について語り合っている時点でマニアックな印象があります。
多分ほとんどの人は、このように議論をしたりしてないでしょう。
というか、普通の人は音楽のことをそれほど考えていないのだと思います。
メタルを聴いている人の多くは雑誌やインターネットなどで情報を集めたりしてるんだと思いますが、音楽が大好きだっていうわけでもない人からすれば「何でそんなに音楽のことで頑張ってんの?」って思われると思います。
例えば皆さんの中にも「世界の中心で~」の映画を見に行って感動した人も居るでしょうが、映画マニアは「あんなものはダメだ」って思っていて普通の人は全然知らないような監督のファンなのかもしれません。そしてその監督の作品を薦められても、映画好きでなければ特に見たいとは思わないでしょう。
音楽について詳しくなりたい、などと思ってない人からすれば、ヘヴィメタルなんてよく分からない音楽は興味ありませんよ。



96. ドクトル・メタル (2004-10-14 22:03:00)

>ウシオさん
「スミマセン」だなんて、こちらこそスミマセン(汗)。ウシオさんに「スミマセン」なんて言わせるつもりで書いたわけではありません。
ウシオさんの言われる通り、ホンットに許し難い発言するやつっていますよネ。言い返しても仕方がないので特に言い返しもしないですが。




97. ウシオ (2004-10-15 06:25:00)

>ドクトル・メタルさん
自分でも結構反省すべきところがあって、本当にその友達の発言でラップが好きな人全てに「無神経な人」のレッテルが芽生えようとしていたのは事実でした。これって世間の人から見たメタルリスナーに対する偏見に少し似てる気もしました。




98. ドリム (2004-10-15 13:20:00)

メタルファンって一般の音楽ファンと比べて知識で音楽を聴いているって感じることがたまにある。メタルリスナーはおたくに見られてる可能性があるのかも。



99. たかやん (2004-10-17 01:08:00)

すごいことで議論してますね。まず、この議題を与えた人に「阿呆!」といって入りたい。
クラッシックやジャズが好きな奴が「なんで廃れたか」なんて話をするかい!!
これこそが、マニアックでコアな世界であり、衰退の一途を辿っている。
はっきり言って置く。「ROCK IS NEVER DIE!!」
私の青春時代はディープパープルとレインボー一色だった。文化祭前になると必ず「スモーク・オン・ザ・ウォーター」や「キル・ザ・キング」が校舎から聞こえてきたものだ。
その頃は、はっきりとハードロックとへビィメタルのジャンル分けができていた。正しいかどうかはわからないが「HR=メロディ重視」「HM=リフ重視」という理論ができていて、
我らリッチー・フリークはメタルと呼ばれるのを極端に嫌った。それどころか「ヘビメタ」と
いうバカにした言葉をつくったのは我々の世代である。
明けても暮れてもギターばかり触って、仲間うちだけで音楽談議に花を咲かせた。他を一切寄せ付けない自分達だけの空間を楽しんだ。こうした風潮が音楽を独特でコアな世界を作り上げたのだと反省している。きっとこのタイトルを考えたのも同世代の人間ではないかと思う。
だけど、最近、HRの名曲がCMソングに使われているのを聞くと普通にうれしい。
我々と同世代が制作の権限を持ち、自分達が聞いてきた音楽を世の中に伝えようとしていることに「がんばってるな。俺もがんばろ!」とすごく励みになる。でもだ・・・・
すべては「思い出の中」である。思い出は絶対的なもので80年代を音楽とともに生きてきた者にとってこの先、どんなロックの名曲が出て来ても「パクリ」というだろう。若い世代は今を生きている。ロックが廃れたと思う奴は「耳年増」である。しかし、そいつらが40代になった時
「廃れた」というだろう。順番である。
でも、そういう意識がある限り「ROCK IS NEVER DIE」決して廃れないのである。長々と書いて申し訳なし。


100. kkハルフォード (2004-10-29 05:09:00)

>たかやんさん
HR世代はHMを嫌ってたんですか?
マメ知識どうもです。なんせ20歳でそのころはまだ生まれてません
今の一般の若者は「ヘビメタ」っていう言葉しか知りません。たぶん
自分もほとんど知らなくて負のイメージを持ってました
Xやセックスマシンガンズが好きになってから友達に教えてもらいました
えっ!!これがヘビメタなの?って感じで
そこからいろいろ広まっていきました。
個人的に意外にメタルはうけがいいと思う。メロディー重視なら
Mr.Bigとかかなり人気ですし


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