解説 1996年、イングランド、ロンドンにて結成されたロックバンド。 University College Londonの学生だったChris MartinとJonny Bucklandが学生寮で知り合ったことから結成につながっている。1997年までバンドはプロモーター向けのロンドンの小さなギグをStarfishというバンド名で続けていた。1998年初頭にメンバーが揃う頃、Philip Horkyの詩のタイトルにちなんだColdplayというバンド名を大学の友人から譲り受ける。1999年春にEMIの傘下パーロフォンと契約。翌年には、デビューアルバムの先行シングルとして「Shiver」「Yellow」がヒットし注目集める中、1stアルバム『Parachutes』は全英チャート1位を獲得。当時はRadioheadの『Bend』『OK Computer』に強く影響を受けたサウンドで、イギリスだけで160万枚のセールスを記録し、マーキュリー賞などイギリスの数々の音楽賞を総なめにする。プロモーションツアーをするうちにアメリカでも人気に火がつき、Billboard 200において全米51位を記録。2002年には、グラミー賞の「最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム」を受賞した。その後も、2002年の2ndアルバム『A Rush of Blood to the Head』、2005年の3rdアルバム『X&Y』、2008年の4thアルバム『Viva la Vida or Death and All His Friends』が1,000万枚を超えるセールスを記録し、2000年代に最も商業的に成功したロックバンドの一つにまで登り詰める。 Coldplayはさまざまなアーティストの影響を受けている。ギターとファルセットボーカル中心の曲が多いRadioheadの他、Travis、U2からも強い影響を受けているとされる。『Parachutes』以降は他方面からの影響を得たとされ、『A Rush of Blood to the Head』ではEcho & the BunnymenやGeorge Harriso、『X&Y』ではJohnny Cashからの影響やクラフトワーク的作風にも挑戦している。 また、Coldplayはフェアトレードやアムネスティ・インターナショナルなどの社会的・政治的運動を活発に支持している。さらにバンド・エイドやLIVE 8などの慈善コンサートにおいても公演を行っている。 これまでに、世界で8,000万枚以上のセールスを記録している。