解説 1997年に結成されたアメリカ合衆国フロリダ州ジャクソンビル出身のポップパンク/オルタナティヴロックバンド。 ポップパンクにヴァイオリンをふんだんに取り入れたサウンドで知られ、シーンでも独特の存在感を放っている。ちなみに、バイオリン担当のSean Mackinは日本人の母を持つハーフであり、結成以来のオリジナルメンバーは現在では彼だけである。 元々は6人のメンバーで構成されていたが、ボーカルのBen Dobsonがバンドメンバーによって追放されており、新しいボーカリストを探していた。そこに1stアルバムにバッキングヴォーカルで参加していたRyan Keyが加入、制作されたEP『Still Standing』では、それまでのハードコアパンクスタイルに比べてテンポを控えたポップパンクサウンドとヴァイオリンをより前面に出した音楽性に変化。続く3rdアルバム『One for the Kids』で、このスタイルを確立している。 各地で数多くのライブをこなすうちに人気が高まり、後にCapitol Recordsとの契約に至って、メジャーデビューを果たす。メジャーデビュー作は4thアルバム『Ocean Avenue』で、全米で100万枚以上を売りあげた彼等の出世作である。また、タイトルトラックは200万枚を記録した、彼らの代表曲である。続く5thアルバム『Lights and Sounds』はポップパンクの要素が激減し、オルタナティブロックからの影響が伺える作風に変化した問題作になった。2008年に一度解散するも、Longineu W. Parsons IIIの呼び掛けで2010年に再結成。以後もポップパンクとオルタナティブロックをハイブリッドした作風でリリースを重ねてきたが、2014年リリースされた9thアルバム『Lift a Sail』では再び脱パンクを試みている。