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オルタナティブ/グランジ | ニューウェーブ/ポストパンク | ロック/ブルースU2
No Line on the Horizon (2009年)
解説
2009年2月27日、Interscope Recordsよりリリースされた12thアルバム。
制作作業は2007年に始まり、モロッコのフェズとダブリン、ニューヨーク、ロンドンのスタジオを経由して行われた。フェズは、メンバーが宗教行事を見学するため訪問した際、アルバムの着想を得た地であり、ここにスタジオを設立して、最初のセッションを行った。
ジャケットに使われているモノクロの水平線の写真は、杉本博司の作品で、ボーデン湖で撮影された『海景』シリーズの1枚「Boden Sea, Uttwil」である。以前から、Bonoが同シリーズを気に入っていたことから採用された。杉本からは、作品提供の条件として、金銭の代わりに杉本が今後プロジェクトを行う際、本作に収録されている曲を使用出来ること、ジャケットの写真には何も入れないことの2点が提示され、Bonoはすぐに快諾したという。
このため、ジャケットにはタイトルもバンド名も記されておらず、水平線上の「=(イコール)」もシールにしてケースに貼られている。
なお、上記を加味せずとも、公式日本語訳はタイトル曲の「ホライゾン」を「地平線」としているが元歌詞が明らかに「水平線」を意図した歌詞であり水と空との間という訳にしないと本来の意味を成さない。
Recorded:May 2007 – December 2008, Riad El Yacout (Fez, Morocco), Hanover Quay Studios (Dublin), Platinum Sound Recording Studios (New York City, NY), Olympic Studios (London)
Producer:Brian Eno, Daniel Lanois, Steve Lillywhite
外部リンク
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1. No Line on the Horizon, 1. Magnificent, 1. Moment of Surrender, 2. Unknown Caller, 2. I’ll Go Crazy If I Don’t Go Crazy Tonight, 2. Get On Your Boots, 3. Stand Up Comedy, 4. Fez - Being Born, 5. White as Snow, 6. Breathe, 7. Cedars of Lebanon, 8. No Line on the Horizon 2
コメント・評価
Recent 20 Comments
1. アース ★★ (2009-02-27 22:22:00)
2009年発表。
2000年代のU2でずば抜けて完成度が高いです。
最近のようなキャッチーな曲はないです。
なので2000年代の2つのファンには「?」かも。
しかし、Magnificentのような80年代を彷彿とさせる曲もあり、
本当の「原点回帰」なのかも。
先行シングルは、あまり良い曲ではないです。
とっつきやすいタイトルトラック、「magnificent」等から、
聴けば聴くほどよくなる「fez-being born」、「breathe」
まであり、飽きにくい感じ。
U2のなかでもかなりの傑作だと思います。
おすすめは、最初の5曲と「fez~」、「breathe」
→同意(0)
2. o ★★ (2009-04-12 16:58:00)
昔の傑作よりは...。ってところもあるけど、
まあまあかっこいい。
グラミー賞2、3部門は取るんじゃない?
→同意(0)
3. 名無し (2014-06-13 23:14:23)
買おう買うまいか迷ってるけど、どうもよくなさそうな気がしてきた・・・
それとも聞けば聞くほどいいアルバムなのか?
アートワークはかっこいいね。日本人のアーティストが作ったらしいが、
ボノも日本に好きなところがあってよかったです。
4. 帰ってきたクーカイ ★★★ (2014-11-02 01:21:56)
なんか上の方々のコメントを見ると評判はあまり芳しいとは言えない。実際、セールス的にも期待されていたほどには良くなかったようなことを伝え聞く。
だが、私は本作が結構好きで、良く聴く。
U2というバンドの、どのような点が気に入っているのかというと、安全な道(方法論)を避けるという、音楽への接し方の徹底してストイックな態度だ。これまで、“ヌルイ”作品を発表したことは一度もなく、本作もそうだ。
それだけではなく、本作が好きな理由の一つとして、作品に薄いヴェールのような神秘的な雰囲気が被せられていることも挙げられよう。
どうしてそのような雰囲気を纏うことが可能だったのか、そしてどのようなメロディもしくはアレンジだとそうなるのか、具体的に挙げられないのだが、とにかくそのように感じられて仕方がない(間違っても楽曲を無視し、ジャケットのアートワークの印象
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