解説 1979年、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコにて結成されたロックバンド。 当初のバンド名はSharp Young Menだったが、後にFaith No Manと名乗るようになる。さらに名前をFaith No Moreに変えるとレーベルとの契約がないまま、自分たちで貯めた資金で1stアルバムのレコーディングを開始。5曲レコーディングした時点で、Mordam Recordsの設立者Ruth Schwartzに注目され財政支援を受けてレコーディングを完了。1985年11月に『We Care a Lot』でデビューする。その後、Slash Recordsと契約し、2ndアルバム『Introduce Yourself』でメジャーデビュー。再録された「We Care a Lot」がMTVでも注目を集める。1988年、ヴォーカルのChuck Mosleyが解雇されMike Pattonが加入すると、更に音楽性の幅を広げ、奇天烈ファンク・メタルからカントリー・バラードまでこなすようになっていく。翌1989年にリリースされた3rdアルバム『The Real Thing』はBillboard 200において全米11位を記録、シングルカットされた「Epic」はBillboard Hot 100において9位を記録するなどのヒットにつながる。1992年の4thアルバム『Angel Dust』は自己最高の全米10位を記録し、結果的にRIAAにゴールド認定(50万枚)され、世界でも250万枚のセールスを記録するヒットとなった。その後、リリースを重ねながらもメンバー交代を繰り返し、1998年に解散。 しかし、2009年に解散前のラインナップで再結成し、Download Festival 2009に出演。メインステージのトリを務める。2015年、18年ぶりとなる7thアルバム『Sol Invictus』を発表し、全米15位を記録した。 バンドの音楽性は主に、オルタナティヴメタル、オルタナティヴロック、ファンクメタルなどにカテゴライズされるが、他にもヒップホップ、プログレッシヴロック、ハードコアパンク、ソウル、ゴルペルなど様々な音楽をヘヴィメタルに融合させており、一概に言い表すのが困難な音楽性を持っている。他のロックミュージシャンに与えた影響も多大であり、NirvanaのKrist Novoselicは「Nirvanaにとっての道を開いてくれた」、SlipknotのCorey Taylorは「もしFaith No Moreがなかったら自分は今日ここにいない」などとコメントしている。他にもMetallica、Alice in Chains、Anthrax、Guns N' RosesをはじめFaith No Moreを称賛するバンドは多い。
Current members (リーダーはBilly Gould) Mike Bordin – drums (1982-1998, 2009-present) Roddy Bottum – keyboards, vocals (1982-1998, 2009-present) Billy Gould – bass guitar (1982-1998, 2009-present) Jon Hudson – guitar (1997-1998, 2009-present) Mike Patton – vocals (1988-1998, 2009-present)