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Unleashed in the East: Live in Japan / JUDAS PRIEST
dave rodgers ★★ (2005-06-17 13:15:00)
PRIESTが発表したライヴ盤のなかでも、1979年のこの初期のライヴ盤こそ、なりふり構わず勢いあり、スタジオ盤を遙かに凌ぐ迫力、雰囲気、そして張り詰めた緊張感‥あらゆる面でへヴィ・メタルのライヴ盤にして大傑作と挙げたい素晴らしいものだと思う。最強で、最高のライヴ・アクトでありもはや敵なしといったエネルギーを発散していく。空調機によるロブの喉の不調もあり、後にヴォーカルはスタジオで録り直しそれを被せる形になったが、しかしそんなことで文句をつけるのがしょうがないくらい圧倒される。気にならない、というかむしろ驚異的な絶唱たるものを叩き付けてくるロブが素晴らしい。違和感なし。当時リアルタイムで経験した方々曰く「ロブの声があまりに酷い」とのことなので、商品としてこれを使って当たり前かと‥だからこれは正解、これでいい(笑)K.K.&グレンの演奏も初期の勢いに満ちた突進力、ここぞとばかりに引き倒してくるギターソロはまさに「凄まじい」に尽きる、とにかく興奮した。選曲面でも本当にベストといっても差し支えない、といったところ。「Exciter」に始まり‥そしてどの繋ぎも本当に劇的に繰り広げられる。文句なしの展開、圧倒的な歌唱、最高の演奏、これが怒濤に畳み掛けてくる。
ともあれ初期PRIESTの名ライヴ盤、そしてHM/HR史上の名作なので是非聴いて頂きたい。
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