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Killing Machine (Hell Bent for Leather) / JUDAS PRIEST
cozy_ima ★★ (2006-06-18 17:31:00)
ジューダスの偉大さは、私ごときが、くどくど言うまでもなく、
今となっては、ヘヴィメタル好きであれば、誰もが認めること
だろう。
78年当時、ジューダスがいまいちメジャーになりきれなかった
のは、そのサウンドプロダクションと、わかりにくい楽曲にあった
ように思う。
既に2NDアルバムで、その様式美を完全に構築しきってしまった
あまり、じゃ次はどうなる、というものがなかなか見えてこな
かった。一部の熱狂的なマニア受けで終わっていたのが現実
だった。
メジャーになればこそ、過去の優れた作品も日の目をみるが、
メジャーにならなければ、どんなに素晴らしい作品を作っても
幻の名盤、隠れた名盤で終わってしまう。
前置きが長くなったが、このKILLING MACHINEは、彼らを一気に
メジャーに押し上げる第1ステップのような作品だ。
当時、伊藤氏もそれこそ、音楽評論家生命をかけて大絶賛した。
次作のライブアルバム、そしてBRITISH STEELで完全にブレイク
するが、楽曲重視の本作の持つ意味合いは、ターニングポイント
としても極めて大きい。
個人的には、SCREAMING FOR VENGEANCE以降の大仰な作品には
いまいち付いていけないが、本作の煮え切らないクールな、
英国ならでのヘヴィメタルソングは、大好きだ。
後々のLAメタル陣に与えた影響も極めて大きい。
→同意