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Reroute to Remain: Fourteen Songs of Conscious Insanity / IN FLAMES
knkngkgk ★★★ (2014-01-26 00:57:37)
多くの方がおっしゃられている通り、長年タッグを組んだフレドリックノルドストロームのもとを離れ、サウンドも「Clayman」までの典型的なメロディックデスメタルスタイルから脱却しましたが、相変わらず情緒を重んじる「In Flamesらしさ」は不変です。
これまでに比べギターメロディの音が引っ込んだプロダクションになっており、そこに不満を感じてしまう人は少なくないかもしれません。しかしこの靄のかかったようなサウンドプロダクションがこのアルバム独特の雰囲気を醸し出しています。
ただメタルバンドのアルバムに14曲というのは明らかに詰め込みすぎで全体としてやや散漫になってしまっている印象も受けますが、そこまで大きな問題ではありません。
モダン化というと一部のメタルファンにとっては聞こえが悪いでしょうし、確かに以前の作品のようなベタな「泣き」は希薄です。しかし本作を繰り返し聴いてもらえれば洗練されたサウンドの中にも米国産バンドにはない叙情味がそこかしこに塗されているのがお分かり頂けると思います。おすすめします。
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