この曲を聴け!
The Funeral Album / SENTENCED
かづき ★★ (2005-07-21 01:32:00)
日本盤を購入しました。解散発表からどれだけこの日を待ち侘びたことか…いや、本当はこの日が来て欲しくなかったのかも…まあとりあえず学校休んでひたすら聴き続けているので、軽く20回以上はリピートしてます。ようやく冷静にコメントできそうです。
始めから苦言で申し訳ないのですが、批判で終わるのは嫌なのでマイナス面から先に。まず、個人的には曲順に疑問があります。ノリのイイ#1,#2が並ぶのは良いとしても、その後に共にバラード調の#3,#4が続くのがちょっと…それに、デスメタルの#5と序盤がブルースっぽい#6は共にアルバムのアクセントになると思うので、この2曲を続けたのも悔やまれます。似た曲調で2曲ずつ並ぶ#7-#10辺りに変化を持たせるために使っても良かったと思います。実際に初聴後は、今まで以上に楽曲が似通った印象を持ちました。あと、ボーナストラックの選曲も、悪いとは思いませんができれば今のヴィレの歌唱力で"Sun Won't Shine"を聴きたかったです。まあ、どちらも慣れればどうってことないようなことなんですが…
しかしとりあえず、1曲1曲の出来は素晴らしい。大袈裟ではなく本当に過去最高だと思います。どの曲も紛れも無くSENTENCEDです!悲哀と慟哭に満ちたメロディ、ニヒリズムに溢れる歌詞、アルバム全体から感じられる神々しいまでの冷たさとその裏に秘められた優しい温かさ。少なくとも、私がこうあって欲しいと思う彼らの全てがこのアルバムにはあります。メランコリックに疾走する#1,#2、物悲しく美しい#3,#4,#10、タネリのシャウトが聞こえてきそうな#5、エモーショナルこの上ない#6も心を揺さぶるし、彼らが「極北の殺し屋」であることを思い出させる#7、「FROZEN」のような冷たさを持つ#8,#9,#11、そしてなにより、小曲#12に続く#13"End Of The Road"…どんなに曲順に違和感を感じても、この"End Of The Road"が始まると言い表せない気持ちで胸が一杯になって、本当に涙が出ます。ヤングギター誌のレビューでは、"Killing Me~"や"Cross My Heart~"程の名曲は無いと言ってましたが、どうしてこの曲はSENTENCEDの新しい、そして最後を飾るに相応しい代表曲だと思います。"Mourn"や"No One There"と共に、自分の葬式で流して欲しいと思います。間違いなく、一生聴き続けるでしょう。最後の最後にこんなに素晴らしいアルバムを作ってくれて…本当に感謝してます。出逢ってたったの3年ですが、愛してやまない本当に大好きなバンドでした。何十年後かに振り返った時、彼ら無しには青春を語れないほどに…これから先もずっと大好きです。ありがとう、SENTENCED!!
ああ、また涙出そう…これで本当に最後なんですよね…
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