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Bone Collector (2025年)
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Bone Collector
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解説 - Bone Collector
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1. 失恋船長 ★★★ (2025-01-17 10:40:01)

先行公開された曲からも放たれていた正当背の強い強靱なサウンド。今作はコンセプトアルバムでは無いと言うこともあり、お得意のアイリッシュフレーバーは封印。その判断は大正解で、ド派手に鳴るリードギターのテクニカルなプレイ、近年のメタルはギターソロなんかいらないと言われた時代もあるだけの、ここまで自己主張の強いリードギターは古参マニアにはたまらんでしょう。
また、この打ち鳴らされる剛毅なリズム。その重金属サウンドを叩き出すウネリとヘヴィグルーブに圧倒されます。先行公開された④のようなストレートなロックンロールソングまで飛び出せば、今作の持つ特色を理解できるでしょう。

今作は昔気質のメタルバンドが現代的なテクノロジーとマッシブさを従え、いにしえのクラシックサウンドを再興している。それは過去の焼き回しではない、今を生きるバンドによる過去と向き合い現代に再提示したサウンドだ。年齢を重ね器用さも身につけた、パワーヴォイスの持ち主でありバンドの首謀者であるクリス・ボルテンダール。この声が聞こえてきたら、それはもうGRAVE DIGGERだ。
デビュー当時雑誌の低評価により苦戦したバンド。しかし物事の分別を自分で決める自我のあるメタルファンからは、あのバカバカしいまでの剛直な姿勢を評価した。今作には、あの時代のテイストが色濃くある。しかし原点回帰など安直な言葉では表現したくない、新説古典メタルと読んでも差し支えのない活きのいいサウンド。個人的には、このストレートな作りは大賛成である。新しい相棒となるトビアス・カースティングの貢献に注目である。



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