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New Sensation (2023年)
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New Sensation
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解説 - New Sensation
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1. 失恋船長 ★★★ (2024-07-10 15:01:30)

スティーヴ・ジャネフスキーの娘というロック界のサラブレッドとなるのかと注目を集める彼女。先行配信された①がVIXENみたいだなぁで、すっかり忘れていたが、本日のオススメという事で思い出した。まぁ、とにかくサブスク生活の弊害は、お金を払っていないし、そもそも手元にないので思い入れが薄い。
連日、上書きされる情報の多さとワタクシ自身の節奏のない音楽的趣味のせいで、忘れてしまうのだ。なんか聴かなければいけないアルバム他にもあるのだが、もう思い出せない。
それでもストレスを感じないのは、それだけ毎日良質な作品に触れる機会が多いこと、そして一バンドクリックすれば、それに類似したバンドが更に登場と、もう完全に飽和状態ですね。嬉しい悲鳴ですが、まぁメインは古いバンドを検索して聞きこむ事が一番の楽しみなので、こういう音を聴くことに違和感がない。

むしろ③のようなバラードは、私にとっては新鮮で、既に古典となっているエバネッセンスやリジー・ヘイルあたりの雰囲気が漂うし、⑥なんて全世界が喜びそうなメインストリーム型オルタナサウンドで魅了、アヴリル・ラヴィーンみたいで、オジサンの慰み者では終わらない今を切り取っている。
こういう音を若い人に知って貰いたい。ただの80年代型ガールズロックではない。

彼女の問題は、美しさを前面に出したくないのかイマイチ魅力が伝わらないジャケットと、ある意味、お約束感が強い楽曲によって個性をスポイルされていることに尽きる。
これは個人の問題だが、ワタクシは、この手のメロディックサウンドをある程度、聞きかじっているので、どうしてもデジャブ感が漂う、また幸か不幸か、数少ないモダンなロックから知っている曲に似ているパーツを見つけてしまったのも良くなかったのだが、そういうくだらない偏見を捨てて、音そのものを楽しめば、これが20歳そこそこの女性シンガーによるパフォーマンスなのかと驚かされる。
シンセを控えめにしたのはレーベルのアイデアなのか、この手のサウンドとしては珍しい方法論を採っており、このあたりにも彼女のロッカーとしてのプライドを感じる。
個人的には、それだけに⑪が印象深く刻まれた。そのおかげで、またアルバムを頭からリピートしたくなる衝動に駆られる。
あまりオルタナメインストリームポップロックを知らんから、新鮮に聴けているのかも知れないが、老若男女問わずと訴えるだけの求心力のあるサウンドだ。

是非とも売れて欲しいですね。ロックの世界にスターは必要不可欠。女がハンデにならない時代もやってきた。



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