'23年の2ndです。色々吹っ切れて、本格的に集中してバンド活動に勤しんでいるようで何よりです。 1stではJP色が過去を引きずっているように思えたのですが、2ndまできて、K.K.は「SINNER」や「THE SENTINEL」といったJPの曲世界の続きを描いていきたいんだなーというのがはっきりしました。 ここまでタイトルと歌詞を盛り込むんだもの、相当こだわりあるんですね(「SINNER」は手元のCDじゃK.K.のクレジットはないんだけど、もう自分の一部みたいなもんだったんでしょーか)。 前作にあったようなポップ曲を廃し、ひたすらヘヴィに攻め立てるところが良い感じ。うーん、メタルだ。 日本盤ボーナスのインスト・ヴァージョンを聴くと、(4)「ONE MORE SHOT AT GLORY」はショーンとトニーが主役級でギター隊がいぶし銀の働きをした曲、(9)「WASH AWAY YOUR SINS」はリッパーの歌が入らないと曲が成立しないアレンジになっていて、バンド全員が目立つようになっています。そういうところも仲良さそうで、なんか好き。 超名曲が入っているとか超名盤とかいう作品ではないのですが、凄まじい歌唱と熱いツイン・リード・ギターが入った高品質ピュア・メタルとして末永く愛聴するであろう宝物です。