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Day Out in Nowhere (2022年)
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Day Out in Nowhere
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解説 - Day Out in Nowhere
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1. 失恋船長 ★★★ (2022-12-14 17:15:04)

思いのほかアルカトラスの活動が続いたグラハム、多彩なゲストを迎えるも企画倒れに終わったアルカトラスのアルバム。せっかくメンツを揃えても統一感の無さが散漫な印象を色濃く残した、予定通りのグラハムは脱退。ドゥギー・ホワイトを入れてアルカトラスの名義に則った作風に回帰した。ドゥギーが、どの時点で参加したかは分からないが、グラハムが歌い出しそうな曲も多くありドゥギー・ホワイトが前提のように思えなかったのだが真相は分からない。
そしてパートナーと共に元サヤの収まりリリースされたのが今作でしょう。予定調和の楽曲と音楽性、グラハム・ボネット・バンドの名に相応しい多様性と王道路線を押さえた作風が刺激は薄いが安定感があり、グラハムも気持ちよさそうに歌っている。流石に衰えは隠せないが老獪なテクニックを駆使して成立させているのは流石である。

裏で鳴るリリカルな鍵盤プレイも耳を惹くしリードギターが弱くなったアルカトラス風もある、熟練されたメロディックメタルは、グラハムによく似合う。そういう意味ではグラハムがストレスを抱えずに活動する事が一番重要なのだろう。
思いのほか細部まで丁寧に作り込まれた楽曲とアレンジ、方向性も悪くない。気になるのはグラハムの唄ぐらいだろうが、年齢を考えれば文句も出ませんね。まぁグラハム関連で覇気のあるメタルを期待するのもアレなんで、この空気で十分頑張ったと言える。

個人的には前作よりもグラハムにフィットした仕切り直しの3枚目。古すぎないフレッシュな感性も散りばめられているのも現役感を強めていますね。
まぁでも、アルカトラスという伝家の宝刀を抜いた後に何をやっても厳しいよ。同じ土俵となると尚更ね。



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