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DYSTOPIA (2016年)
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DYSTOPIA
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解説 - DYSTOPIA
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. ヤングラジオ ★★★ (2016-01-23 22:34:22)

前作から、約2年半ぶりの新作である。

結局は、マーティーやニック・メンザがもたらしたものと同じ効果を生むための、キコとクリス・アドラーの起用だった事が、サウンドを聞けば分かる。
言い方を変えれば、4th~6th辺りの再現を試みているから、この人選だったとも言えるのかも知れない。

僕は、クリス・ブロデリックが居た3枚の作品の出来自体は、今でも決して悪くないと思っていて、特に前作と前々作はミキシングが違っていたならば、もっと違った感触になっていた気がする。
確かにポップになりすぎていて、シリアスさや緊張感に欠ける作風は、昔からのコアなファンからすれば、物足りなく感じたに違いない。

この新作、前作や前々作で感じた弱点が、上手く巧みにカバーされている。
キコに関しては、非常に賢い人という印象だったけど、その通りの器用さを感じるし、クリスの実力は既に証明済みなので、まあそつなくこなしているという印象である。
前任者との違いはいろいろあるけど、それは一線級としてのキャリアの違いと言えるのかも知れない。

やっぱり、デイヴ...いやメガデスはすごいね。
キャッチーさは多少減ってはいるけれど、僕は00年代以降の作品は全部好きです。
典型的ならしさで言っても、「エンドゲーム」をも上回っている気がします。




2. ヤングラジオ ★★★ (2016-01-26 18:17:39)

今の音楽シーンに、かつての80年代のような勢いはない。
アーティストが、必死で名作と呼ばれるような作品を作ったとしても、HR/HMバンドの場合、その売り上げはたかがしれている。
よって、現代ではそこに何のおいしさも感じないだろうし、逆にリスクは伴う。
全く無名の新人ならいざ知らず、ある程度のキャリアや代表作を数多く持つ彼らのようなバンドが、新作を出す意味や意義を真剣に考えた時、それを躊躇したとしても何の不思議さも無い。

適当に......という言葉は決して発しないだろうけど、私利私欲を最優先に考えながら、それを上手くごまかしてファンの為と言いながら、惰性で活動しているバンドも実は多かったりする。

活動を停止しない.......それを現代風に言えば、創作活動を停止しない事である。
言い方を変えれば、新作を出すという事である。
ライブ中心でしか収益が上がらない事なんて、百も承知である。
それでも、僕は強く主張したい。

デイヴ・ムステインの凄さは、ここにある。
現代でこのキャリアで、このクオリティである。
今や孤高の存在感である。




3. 銘菓ひよこ ★★ (2016-01-27 22:04:54)

楽曲の質的には、近年の作品と大して変わらず。
誰でもそうだと思うけど、MEGADETHは初期~マーティ期までが黄金時代で、
その後の作品は質は落ちるけど、まぁ、そこそこの作品を作ってきてくれるんで惰性で買ってる、
みたいな人、けっこう多いんじゃないか、って気がする。
もう歴史の長いバンドだから、勿論、盛衰があるのは仕方ない。
でも自分、近年の作品も割と嫌いじゃないんだよね。
今作もキコ・ルーレイロの流麗なギターワークっていう新味があるし。
まだ3回しか聴いてないからアレだけど、聴き込めばこの作品も好きになれそうだ。




4. アクセルブルー ★★★ (2016-02-02 21:03:32)

私も、Megadethの黄金期はマーティがいたころまでだと考えている。一度解散し再結成した後、ベテランでありながら約2年おきにコンスタントに新作をリリースする彼らにはほんとに頭が下がる。
今作、メンバーチェンジの効果もあってかリフのキレがよい。また、キコが加入したというのもあってか、楽曲によってはギターソロがよりメロディアスになっているものもある。アドラーのドラムも決して違和感がない。個人的には「Endgame」より気に入ったかも。




5. 帰ってきたクーカイ ★★★ (2016-02-20 15:36:24)

 久々に何の留保もなく、素直に「これ良いね」と言える作品が届けられた。
 古い革袋に注がれた汲んだばかりの新しい水。
 良く冷えていて美味しい。

 冒頭3曲のインパクトが絶大な前半が最高だが、インストゥルメンタルやFEARのカヴァーが良いアクセントになっている後半も味わい深い。




6. 火薬バカ一代 ★★★ (2016-03-05 09:40:04)

新GとしてANGRAのキコ・ルーレイロ(あとドラマーの座にLAMB OF GODのクリス・アドラー)が加入したことでも話題のMEGADETHのニュー・アルバム。
まず結論を述べさせて貰うと、三ツ星級の力作です。コマーシャルな方面にも大胆に踏み込んだ前作『SUPER COLLIDER』(’14年)が、「こういうのもありだよね」と一歩引いて俯瞰で楽しむ作品だったとするならば、角張った攻撃性や緊迫感、ニヒリズムが復活した今作は、「これが聴きたかった!」とファンの身を一歩前に乗り出させる仕上がりというか。
特に冒頭3曲の畳み掛けは強力。エキゾチックな女性コーラスに導かれ、研ぎ澄まされたGリフが冷ややかに滑り出すイントロだけでハート鷲掴みな①、キレッキレに乱舞するツインGが放つアグレッションと、シングル・カットされたのも当然のキャッチネスが同居する②、そして80年代のMEGADETHを現行メンバーで再構築したかのような③と、この隙のない序盤の流れだけで「名盤」の太鼓判を押したくなりましたからね。
刺々しさを取り戻した楽曲と、逆にシニカルさの薄れた気がするデイヴ・ムスティンのVoのギャップに当初は違和感を覚えたりもしたものですが、何度も聴くうちにすっかり慣れた…と言うか、このギャップが楽しめるようになりました。前作を経て更なる歌心を獲得したムスティンの歌唱力が映える、ダークでメランコリックな⑦は後半戦のハイライトですね。
キコが初手から曲作りに関わるであろう、次作以降に早くも期待が膨らむ1枚。




7. スラッシャー一佐 ★★★ (2016-10-10 05:57:33)

やはりアーティストはtwitter等でファンの反応を見ることによっても曲の方向性を考えるのでしょうか。
"Endgame"以来の「ドンピシャ」でハマった作品です。
テンポが一定でなく細かいリズム、複雑かつキャッチーなギターリフ。
わたしはMetallicaよりMegadeth派なのですが、その理由はこんなところにあったりします。



8. ふぁびお ★★★ (2016-12-07 11:48:31)

すばらしい。久々にやってくれました



9. めがです ★★★ (2017-03-30 08:03:30)

アーティストの技量で曲のクオリティが変わるというのを、このレベルの人達でもあるというのを
まざまざと見せつけられました。
特にドラムの差は相当でかいですね。
これはイコール、ライブのクオリティも上がることになる。
(クリス・アドラーの後任、ダークもうまいです。)

デイブの声は変わってしまったけど、それを逆手に取ってヘビーさを出した現代版カウントダウンといった感じでしょうか。
有り余る才能に、聴くたびに衝撃を受けてます。



13. ずなきち ★★★ (2018-01-19 14:54:29)

久々にかっこいいメタルを聴かせてくれました。素直に良い!



14. しょちゅ飲んごろ ★★★ (2019-07-16 12:51:55)

カッコイイですね!ほれぼれ



15. kamiko! ★★★ (2020-05-19 22:50:33)

米産テクニカルスラッシュ2016年作
80年代後半、クロスオーバーブームをモノともせず、コマーシャル要素など無く硬派にテクニカルスラッシュをやっていたのは
音楽性やステージパフォーマンスを含めても、Megadeth、Coroner、Forbiddenがボクの中で3大バンドだった。
90年代以降、各々のバンドの音楽性が変化・深化していくが、どうもMegadethだけCountdown to Extinction(1992年作)以降、
ボクの感性にフィットする進化を遂げたとは言い難く、そのワリに変化を受け入れるリスナーが意外と多く、当時は理解不能だった。
Rust in Peace(1990年作)までがボクのツボにハマったが、その後の脱スラッシュやギターのメンバーチェンジ、音楽の志向性など
どの盤も良い作品を捻り出そうと試行錯誤していただろうが、初期作品の衝撃を上回るモノは感じられず、1枚も買わずにずーっと静観してきた。
新作リリースの間隔が短く、佳作を乱発するイメージが固定してしまい、作品リリース毎に一応チェックはするんだけど
期待感はどんどん薄くなっていく、ボクにとってMegadethはそういう位置づけにあったのが正直なところだ。
ところが、この盤には、初期の緊張感溢れるリフ・理に叶った複雑な曲展開という元来あった持ち味が蘇った、と感じさせる内容だ。
この盤からチェンジしたギタリストはボクには馴染みのないバンド(ANGRA?一般では超有名バンドみたいだが)の出身みたいだが
Megadethの音楽性にものすごーくフィットしているように思う。収録曲終盤までその緊張が続くとまでは言えないが、少なくとも
前半の曲構成とギターの雰囲気はホント素晴らしいと思ったよ。Megadethに求めるのは、キャッチーにヴォーカルを前面に出す歌モノでもなく
Endgameのようなまるでギターヒーローに特化したかのようなテクニカルさでもない。
今作のような、ヒリヒリした危機感を感じる空気の中、次々に繰り出す曲展開、全パートが有機的に絡み合う硬派な作風がイイんだよ。




16. ムッチー ★★ (2020-06-07 23:11:21)

2016年発表の15thアルバム。
これは久々の会作ではないでしょうか。
って『ENDGAME』の時も言った気がするけどもあれは正直しばらくしたら飽きてしまったのに対して、これはシミジミと良いなぁと感じています。
個人的には、2017年の来日公演に参加した時にこのアルバムから"The Threat Is Real"・"Dystopia"・"Post American World"・"Poisonous Shadows"・"Conquer Or Die!"と5曲も披露されて、それが凄く良かったので後追いで買ったのですが、全編でMEGADETHらしいHMで嬉しくなりました。




17. 失恋船長 ★★★ (2020-11-26 18:06:06)

ライブでは、過去のギタリストのプレイを意識しつつも自分のカラーも上手く出していたクリス・ブロデリック。日本ではいまだにマーティー・フリードマンに対する根強い人気もあり、腕利きのクリスが過小評価されていたように感じる。
しかし、今作でムステインの相棒を務めるのは、あのキコ・ルーレイロである。あの超絶技巧派ギタリストの参加である。これには驚いたが、彼の凄さはHangar18キコヴァージョンとも言える②の登場にグッと掴まれる。新生メガデスが進むべき方向性、それは教養溢れるギターテクニックを駆使したスラッシュサウンドという事なのだろう。
多様性を盛り込んだ前作は何だったんだと首を傾げたくなるような方向転換、丸くはなったが、俺はまだまだキレているんだぞとムステインが誇らしげに大見得を切る。
だったら最初からこういうの作ってよ、前作は何で作ったの?くっつきそうになってはすれ違う、女子高生が好きそうな恋愛ドラマを見せられている気分だよ。

本分とも言うべきアグレッションが無理なく戻っている。昔を意識しているわけではない。むしろ、新しい血の導入が刺激を与え変異を起こしているようだ。無理無駄のないアレンジと有機的な絡み。なんでも唄えるムステインの歌声は、モダンヘヴィメスもポップスも取り込み自らの糧にしていた。新たなるムステイン劇場の始まり。純粋はスラッシュサウンドではないが、今作の完成度は往年の作品と比肩しても遜色のないものだろう。
キコにはマーティーの影を追い求めるファンを納得させるだけのフレージングの上手さがある。あとはムステインとどこまで共存できるかがカギだろう。




18. AMASAG ★★★ (2022-04-11 22:53:29)

デイヴ大佐、顔は老いるがセンスは健在


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