今の私があるのはこのアルバム、そしてパープルとの出会いがあったからこそです。10年とちょっと前、中学時代に学校の先生がパープル好きのギタリストでした。あっという間に私の周囲の人間は洋楽にはまったわけです。そして…(以下略、語れば最低でも3日はかかる)とにかくこのアルバムをききましょう。BURNだけでも、できればハイウェイスターも。そしてこの後に続くハードロック、へヴィメタルの歴史を可能な限り記憶し、後世に伝えようではありませんか。どのバンドをみても「元ディープパープルのメンバーで…」という人がいるぐらいですよ。天才、奇人達が入れ替わり立ち代り参加したのです、このバンドに。すべての正統派ハードロック、へヴィメタルの頂点にして原点、ディープパープル。このバンドを語れない者にハードロックの歴史を語る資格はありません。そのためにもこのアルバム、便利ですよ。

DPといえばLive in Japan。で、スタジオ録音ならMachine Head…というのが一般的ですが、ほんとに?Machine Headは個人的にはそんなに…In Rockの方がいいなぁ。それかこのベスト。とりあえずDPの代表曲はみんな聴ける。で、今聴くと「ハードロック、ヘビメタの元祖」みたいなありがちのDP像がぜんぜんウソなのがよくわかる。DPはDPにしかできなかったロックをやってます。DPの後にDPなし!
オトナになってから聴きなおすとイアン・ペイスのドラムのかっこよさにびっくり!ジョン・ロードのハモンドオルガンの音の古臭さにびっくり!DPは第Ⅱ期しか認めん!とか思ってたけど、Burnとかすごくかっこよくてびっくり!昔のヘビメタ少年時代とは違った楽しみが見つかります。