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ATTAQUE (1984年)
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ATTAQUE
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解説 - ATTAQUE
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 失恋船長 ★★★ (2015-09-25 15:43:42)

元祖フレンチメタルのその名を残す彼らが1984年にリリースした1stにて唯一のフルアルバム。疾走するメロディと重量感のあるリズムが小気味よく進むスタイルはNWOBHMの影響下だしジューダス・プリースの影響が大きい正統派の剛毅なHM/HRサウンドを披露。どこか漂う華麗なフレーズに母国の残り香を感じさせますが、欧州産の湿り気と翳りのあるメロディが古典的な手法に乗っ取り力強く打ち鳴らされる様に胸が熱くなります。かつては当たり前に存在したスタイルも今では絶滅危惧種、未消化な部分はあれど1stとしては申し分ない若さ溢れる演奏は美しく力強い響きがありますね。特段優れている部分はなくとも水準以上の楽曲を用意しているし、ヨーロピアンフレーバーたっぷりのメロディはマニアならずともグッと引き寄せるものがあるでしょう。



2. 火薬バカ一代 ★★ (2016-04-13 23:55:23)

核戦争後の荒廃した世界をイメージしたのか、メンバー全員が息絶えている(!)B級SF映画チックなアートワークが秀逸な、'84年発表の1stフル・アルバム。
BURRN!!誌創刊号の輸入盤レビューにおいて、マサ伊藤からエールを送られていた本作(点数はさておき)。元々演奏はタイトなバンドでしたが、ここではリズムのテンポを抑え気味に、その分、Voはパンチの効いた声質を活かしてより起伏に富んだメロディを歌うようになり、またツインGも随所でドラマティック且つ印象的なハーモニーを重ねる等、勢い勝負の荒々しさ漲るデビューEPに比べ、そのサウンドからは格段に練り込みの跡が伺えます。
中でも、「サイレン音をフィーチュアした楽曲にハズレなし」の自説を補強してくれるOPナンバー①や、レコードB面の幕開け役を担う疾走ナンバー⑥は、H-BOMBが類型的NWOBHMスタイルから脱し、本格派の正統派HMバンドとして第一歩を踏み出した証明と言うべき逸品ではないでしょうか。
…だったのですが、その後メンバー・チェンジが勃発。オリジナル・シンガーのディディエ・イザールが脱退し、その後任には何とCLOVEN HOOFの初代シンガー、WATERことパトリック・ダイアモンドが加入。'86年にはその編成でシングルとEPを発表しているのですが、どちらもサウンドの覇気の衰え著しく…。バンドは間もなく解散してしまった模様。



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