流石に18分は長いなと思いますが、序盤のピアノのメロディーに惹かれました。この曲は、1930年に北フランスに墜落した英国の飛行船「R101」のことを歌っており、歌詞を読んでいる内に18分も長くなったのも無理はないと思いました。この事故を歌った理由は、パイロットとしても活躍しているブルースの尊敬や思い入れが強かったからなのかなと思います。 ここから先は感想とはかけ離れた話になりますが、この曲の題名"empire of the clouds"を訳すと、「雲の帝国」になります。アイアン・メイデンの作品で雲を連想すると"brave new world"のエディが浮かんで来ます。勿論、あり得ませんが、あのエディ雲がこの曲に於ける"empire of the clouds"の正体であり、飛行船を墜落させた張本人だとしたらゾッとしますね(笑)。でも、シングル「イカロスの飛翔」の表紙は、エディが火炎放射機でロウで作られた翼を溶かしイカロスを落とし、「太陽の熱が翼を溶かした」という神話をぶち壊した内容ですので、エディ雲が飛行船を落としても違和感はないかも? 後半、無駄な文章が続きましたが、とにかく言えることはこの曲がアイアンメイデン史上最も長い作品であり、最も感動的な叙事詩的作品ということです。