綺麗過ぎるバラード、狂気じみたオペラ、単調なロック。切り離してみるとさほどでもないパーツが一つになると、この世のものとは思えないような奇跡の歌になるからあら不思議。メドレーじゃなくて完全な一曲になっている事が何といってもこの曲の醍醐味だろう。それに乗る歌詞も絶品。演奏は言わずもかな。ブライアンのソロやギターオーケストレーションとともに高音パートを支えたロジャーのコーラスによる貢献も大きい。まさにクイーンにしか出来ない、おそらく人類始まって以来の最高傑作がこの曲だろう。個人的には最後のanywhere the wind browのくだりは要らなかったのでは?と思えるのだが、それ以外は完璧。フレディーの精神世界を表現したこれは見事なまでの芸術作品だ。