'84年発表の1st。「人を見かけで判断しちゃいけません」というのが正しいことだとわかる良い見本。見かけはバッチくてお馬鹿だが、音は大層格好良いHR。今聴いてもほとんど古臭さを感じさせない。時代を感じさせないというのは名盤であることの証であると思う。どうせ聴くなら'98年に出されたリミックス盤を。「ANIMAL(FUCK LIKE A BEAST)」が1曲目に据えられ、他にボーナス曲2曲も入ってお得。
I WANNA BE SOMEBODYのプロモ・ビデオを見たときの感動は忘れられません。 メンバーそれぞれのステージ動作は、見た目の通りかなり狂暴なものでした。特に、クリス・ホームズがギターをぶんぶんに揺さぶって弾いている様、ブラッキー・ローレスのかえるみたいなガニマタ開きの足と、ちょっと滑稽なカエル飛び(?)などなど。 この作品には、この曲以外にも実に素晴らしいナンバーが収められています。当時の外見を嫌って聞かず嫌いの人もいるかと思いますが、聞いて見てください。
W.A.S.P.の疾走感があってキャッチーで直球勝負のロックンロールが詰まっている傑作。 私も一番上のクーカイさんと同じく、今から買うならリミックス盤をオススメします。 ブラッキーが死ぬほど入れたかったANIMAL(FUCK LIKE A BEAST)が、本来入るべき1曲目にボーナストラックとして入っています。
何故か今更WASPの1stです。というのも、最近CDで買い直しまして、久々に聴き込んでおる次第です。見た目のケバサに比例するブラッキーの個性的なVoと反比例するキャッチーな音楽性。「I WANNA BE SOMEBODY」がそのすべてを語っているんじゃないかな?古きよき時代のアメリカンHRですが、聴いたことのない若い人達にもおすすめしたい作品ですね。因みに私は先の曲よりも「HELLION」が一番好きです。
股間にノコギリの歯をつけ、過激なライブパフォーマンスで人気を博したブラッキー・ローレンス率いるW.A.S.Pのデビューアルバム。そのキワモノ系の路線を維持する過激で猥雑な歌詞とワイルドだがポップで親しみやすい音楽性は実に魅力的で(日本人なんでワシは歌詞の意味がわからん)CD化された際には、先行シングルでアルバムには未収録だったAnimal (Fuck Like A Beast)を一曲目にもってきたりと、今作の魅力は倍増。乾いてはいるが欧州的なメロディが映える王道HM/HRサウンドが素直に耳に飛び込んでくる心地よさに満ち溢れている。 ロックの持っているワイルドさと、洗練されたポップセンスと快活な楽曲の数々は聴き応え十分。メジャー感満載ながらも毒気のあるブラッキー節を存分に堪能してもらいたいですね。ゴシップ雑誌並みの話題性を引っ提げ、イメージ戦略を巧みに仕掛けた彼らは、色んな意味でショックロックでしたよ。